JP2000274302A - 内燃機関の吸気量検出装置 - Google Patents

内燃機関の吸気量検出装置

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JP2000274302A
JP2000274302A JP11075248A JP7524899A JP2000274302A JP 2000274302 A JP2000274302 A JP 2000274302A JP 11075248 A JP11075248 A JP 11075248A JP 7524899 A JP7524899 A JP 7524899A JP 2000274302 A JP2000274302 A JP 2000274302A
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intake air
intake
amount
internal combustion
combustion engine
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English (en)
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Akihiko Kamiyama
章彦 上山
Akito Oonishi
明渡 大西
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】バルブタイミング制御機構を備える内燃機関に
あっても、制御量によらない高い精度並びに信頼性をも
って吸気量を検出することのできる内燃機関の吸気量検
出装置を提供する。 【解決手段】エンジン1は、その吸気通路8に熱線式エ
アフロメータ73を、またそのカムシャフト10先端に
バルブタイミング制御機構25を備えて構成される。電
子制御装置80は、エアフロメータ73の出力する測定
信号中、吸入空気の逆流に起因するものの占める割合
を、吸気バルブ8のバルブタイミングと、そのときのス
ロットル開度及びエンジン回転数から推定(算出)し、
測定信号の過大評価分として、最終的に検出される吸気
量から排除することとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内燃機関の運転
中、吸気通路を通過する吸入空気の流量、すなわち吸気
量を検出する内燃機関の吸気量検出装置に関し、特にバ
ルブタイミング制御機構を搭載する内燃機関に採用され
て好適な吸気量検出装置の具現に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内燃機関(エンジン)が搭載さ
れる自動車等の車両には、吸気通路等を介してエンジン
に導入される吸入空気の流量、いわゆる吸気量を検出す
るための吸気量検出装置が設けられている。
【0003】そして従来、この種の装置としては、例え
ば特許第2789005号公報に記載の装置が知られて
いる。同公報にも記載されているように、こうした装置
にあっては一般に、通電により発熱する金属線(熱線)
を検出素子として内部に備えた熱線式エアフロメータが
エンジンの吸気通路に設けられ、同センサ内を通過する
吸入空気が検出素子から奪っていく熱量に応じた大きさ
の測定信号を出力する。そしてその測定信号を、そのと
きのスロットルバルブの開度やエンジン回転数に応じて
補正することにより、吸気量を演算する。
【0004】ちなみに、こうして求められた吸気量は、
燃料噴射制御等、機関運転に関わる各種制御にとって不
可欠なパラメータとしてその制御量等の演算に用いられ
ることとなる。
【0005】一方、エンジンの運転状態に応じてその出
力軸に対するカムシャフトの相対回転位相(バルブタイ
ミング)を可変制御するバルブタイミング制御機構が知
られている。このバルブタイミング制御機構は、例えば
吸気バルブの作動タイミングをスロットルバルブの開度
やエンジン回転数等に応じて適宜進角或いは遅角させる
ものである。このように少なくとも一方のバルブの作動
タイミングを制御することにより、吸・排気バルブの開
閉タイミングが変更され、またさらにこの変更によりバ
ルブオーバラップ期間(量)が変更される。この作用に
より、エンジンの広い負荷範囲で、燃費やトルク性能が
好適に維持されるようになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こうしたバ
ルブタイミング制御機構を備えるエンジンにあっては、
燃焼室に導入されるべく吸気通路を通過する吸入空気の
流れは、その都度可変設定されるバルブタイミング、す
なわち制御進角値によって少なからず影響を受けること
となる。例えば、吸・排気バルブのバルブオーバラップ
量が大きくなると、燃焼室内から吸気通路への燃焼ガス
の吹き返し量が増加する。そしてこの場合には、吸気通
路を通過する吸入空気の脈動が大きくなり、エアフロメ
ータの近傍で吸入空気の逆流が生じることにもなる。
【0007】ところが、上記熱線式エアフロメータのよ
うに、吸入空気の流量をその方向によらない絶対値とし
て測定するタイプの流量センサでは、このように吸入空
気の流れに逆流が生じた場合、その流れの向きが反対で
あるにも関わらず、同等量の吸気の流入があったかのよ
うに測定信号を出力するようになる。この結果、バルブ
タイミング制御機構の制御進角値に応じて吸入空気の脈
動の態様が変動すると、吸気量を検出する装置として十
分な精度や信頼性が得られなくなってしまう。
【0008】この発明は、こうした実情に鑑みてなされ
たものであり、バルブタイミング制御機構を備える内燃
機関にあっても、その制御量によらない高い精度並びに
信頼性をもって吸気量を検出することのできる内燃機関
の吸気量検出装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、内燃機関の出力軸に対する
カムシャフトのカムの相対回転位相を変更せしめて吸気
バルブ及び排気バルブの少なくとも一方の作動タイミン
グを可変制御するバルブタイミング制御機構を備えた内
燃機関に設けられて、その吸気通路を介して供給される
吸入空気の流量検出を行う内燃機関の吸気量検出装置で
あって、前記吸気通路を通過する吸入空気の流量をその
方向によらない絶対値として測定するエアフロメータ
と、前記測定される吸入空気の流量を前記バルブタイミ
ング制御機構の制御進角値に基づいて補正をする補正手
段とを備えることを要旨とする。
【0010】同構成によれば、バルブタイミング(制御
進角値)の変更に起因して、吸気脈動の度合い、すなわ
ち吸気変動量が変わることにより、吸入空気の逆流等が
発生して実質的な吸気量に対応しない測定信号をエアフ
ロメータが出力する場合であれ、そのような測定信号値
の過大評価分を的確に排除することができるようにな
る。このため、上記補正される吸気量の精度並びに信頼
性も高く維持されるようになる。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の内
燃機関の吸気量検出装置において、前記補正手段は、前
記バルブタイミング制御機構の制御進角値を求めるとと
もに、この求めた制御進角値に基づいて前記吸気通路を
通過する吸入空気の流量変動量を演算し、該演算した吸
入空気の流量変動量に応じて前記測定される吸入空気の
流量を補正するものであることを要旨とする。
【0012】バルブタイミング(制御進角値)及び吸気
変動量の間には高い相関性がある。同構成によれば、制
御進角値に基づいて流量変動量を演算することにより、
エアフロメータの測定信号値の過大評価分の定量的な見
積りを高い精度でおこなえるようになり、吸気量の補正
にかかる信頼性も一層向上する。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1記載の内
燃機関の吸気量検出装置において、前記補正手段は、前
記バルブタイミング制御機構の制御進角値を求めるとと
もに、この求めた制御進角値と内燃機関の機関負荷に関
するパラメータとに基づいて前記吸気通路を通過する吸
入空気の流量変動量を演算し、該演算した吸入空気の流
量変動量に応じて前記測定される吸入空気の流量を補正
することを要旨とする。
【0014】バルブタイミング(制御進角値)の変更に
起因して発生する吸気脈動は、エアフロメータに過大な
測定信号の出力を生じせしめる現象であり、その吸気脈
動の度合いは、機関負荷の大きさに応じて変化する。こ
の点、同構成によれば、バルブタイミングの変更に起因
して発生する吸気脈動の度合い、すなわち吸気変動量の
変化を、バルブタイミング及び機関負荷を併せ参照する
ことにより、吸気量に関する測定信号値の過大評価分を
より正確に把握してこれを排除することができるように
なる。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項3記載の内
燃機関の吸気量検出装置において、前記補正手段が参照
する前記機関負荷に関わるパラメータは、機関回転数
と、前記吸気通路の通路断面を調節するスロットルバル
ブの開度とを含むことを要旨とする。
【0016】同構成によれば、バルブタイミング(制御
進角値)の変更に起因して発生する吸気脈動の度合い、
すなわち変動量の把握が一層正確に行われるようにな
る。請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに
記載の内燃機関の吸気量検出装置において、前記エアフ
ロメータは、前記吸気通路を通過する吸入空気が検出素
子から奪う熱量を、前記吸入空気の流量に関する測定信
号として出力する熱式エアフロメータであることを要旨
とする。
【0017】熱式エアフロメータは、吸気通路を通過す
る吸入空気の流量をその方向によらない絶対値として測
定するにあたり、その測定範囲や測定値の再現性に優れ
る。同構成によれば、熱式エアフロメータの適用によ
り、吸気変動量に追従対応して出力される測定信号の変
化態様に高い再現性を期待することができ、もって検出
される吸気量の偏差、すなわちばらつきも小さくなる。
よって補正による検出精度の向上が、広い適用範囲で且
つ効果的に行われるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態について、詳細に説明する。図1は、本実施形態に
かかる吸気量検出装置が設けられた自動車のガソリンエ
ンジン(内燃機関)の概略構成を示している。
【0019】エンジン1は、複数のシリンダ2を備えて
構成されており、各シリンダ2にそれぞれ設けられたピ
ストン3は、出力軸としてのクランクシャフト1aにつ
ながり、各シリンダ2の中で上下動可能となっている。
各シリンダ2においてピストン3の上側は燃焼室4を構
成する。各燃焼室4のそれぞれに対応して設けられた点
火プラグ5は燃焼室4に導入された混合気を点火する。
各燃焼室4に対応して設けられた吸気ポート6a及び排
気ポート7aのそれぞれは吸気通路6及び排気通路7の
一部を構成する。各燃焼室4に対応して設けられた吸気
バルブ8及び排気バルブ9のそれぞれは各ポート6a、
7aをそれぞれ開く。これらのバルブ8、9のそれぞれ
は異なるカムシャフト10、11の回転に基づいて作動
する。各カムシャフト10、11の先端にそれぞれ設け
られたタイミングプーリ12、13はタイミングベルト
14を介してクランクシャフト1aにつながる。
【0020】エンジン1の運転時には、クランクシャフ
ト1aの回転力がタイミングベルト14及び各タイミン
グプーリ12、13を介して各カムシャフト10、11
に伝達される。各カムシャフト10、11が回転するこ
とにより、各バルブ8、9が作動する。各バルブ8、9
はクランクシャフト1aの回転に同期して、すなわち各
ピストン3の上下動に応じた吸気行程、圧縮行程、爆発
・膨張行程及び排気行程に同期して、所定のタイミング
で作動可能となっている。
【0021】吸気通路6の入口に設けられたエアクリー
ナ15は同通路6に取り込まれる外気を清浄化する。各
吸気ポート6aの近傍にそれぞれ設けられたインジェク
タ16は吸気ポート6aへ向かって燃料を噴射する。エ
ンジン1の運転時には、外気がエアクリーナ15を介し
て吸気通路6に取り込まれる。そして、吸気バルブ8が
吸気ポート6aを開く吸入行程において、その対応する
気筒のインジェクタ16が燃料を噴射することにより、
その噴射された燃料と外気との混合気が燃焼室4に吸入
される。燃焼室4に吸入された混合気は、点火プラグ5
によって点火されることにより、爆発・燃焼する。その
結果、ピストン3が作動してクランクシャフト1aが回
転し、エンジン1に出力が得られる。燃焼後の排気ガス
は、排気バルブ9が排気ポート7aを開く排気行程にお
いて燃焼室4から導出され、排気通路7を通って外部へ
排出される。
【0022】吸気通路6に設けられたスロットルバルブ
17は図示しないアクセルペダルの操作に対応して開閉
駆動される。このスロットルバルブ17の開度が調節さ
れることにより、吸入空気が通過する吸気通路6の有効
通路面積が調節される。スロットルバルブ17の下流側
に設けられたサージタンク18は吸入空気の脈動を平滑
化する。エアクリーナ15の近傍に設けられた吸気温セ
ンサ71は吸気温度thaを測定し、その測定値に応じ
た測定信号を出力する。スロットルバルブ17の近傍に
設けられたスロットルセンサ72は、同スロットルバル
ブ17の開度(スロットル開度)taを測定し、その測
定値に応じた測定信号を出力する。また、スロットルバ
ルブの上流に設けられた熱線式エアフロメータ73は、
通電により発熱する金属線(熱線)を検出素子として内
部に備えており、同エアフロメータ73内を通過する吸
入空気が検出素子から奪っていく熱量に応じた大きさの
電圧を、吸気通路6内を通過する吸入空気の流量(AF
M通過吸気量)gaafmに対応する測定信号として出
力する。
【0023】一方、排気通路7の途中に設けられた触媒
コンバータ19は内蔵された三元触媒20により排気ガ
スを浄化する。排気通路7に設けられた酸素センサ74
は排気ガス中の酸素濃度Oxを測定し、その測定値に応
じた測定信号を出力する。また、エンジン1に設けられ
た水温センサ75は、エンジン1を冷却するための冷却
水の温度(冷却水温度)thwを測定し、その測定値に
応じた測定信号を出力する。
【0024】ディストリビュータ21は、イグナイタ2
2から出力される高電圧を、各点火プラグ5を点火作動
させるための点火信号として各点火プラグ5へ分配す
る。各点火プラグ5の作動タイミングは、イグナイタ2
2が高電圧を出力するタイミングによって決定される。
【0025】ディストリビュータ21に内蔵されたロー
タ(図示しない)は、クランクシャフト1aに同期して
回転するカムシャフト11により回転させられる。ディ
ストリビュータ21に設けられた回転速度センサ76
は、エンジン1の回転速度(エンジン回転数)neをロ
ータの回転に基づいて測定し、その測定値をパルス信号
として出力する。ディストリビュータ21に設けられた
気筒判別センサ77はクランク角度(°CA)の基準位
置gpをロータの回転に応じて所定の割合で測定し、そ
の測定値を同じくパルス信号として出力する。この実施
形態において、エンジン1の一連の4行程に対してクラ
ンクシャフト1aは2回転する。クランクシャフト1a
が2回転する間に、回転速度センサ76は30°CA毎
に1パルスの信号を出力する。気筒判別センサ77は3
60°CA毎に1パルスの信号を出力する。
【0026】また、本実施形態の装置において、カムシ
ャフト10の先端には、タイミングプーリ12と一体
に、周知のバルブタイミング制御機構25が設けられて
いる。バルブタイミング制御機構25の作動にあたって
は、オイルパン28に備蓄されているエンジン1の潤滑
油を、オイルポンプ29で汲み上げて機構25内に供給
するとともに、その油圧をオイルコントロールバルブ5
5によって調節する。オイルコントロールバルブ55
は、電子制御装置80からの指令信号に基づいて開閉制
御される。バルブタイミング制御機構25は、その外郭
がタイミングプーリ12と一体に形成されている一方、
その内部にはカムシャフト10と一体に形成された内部
回転体(図示略)を備えており、機構内に供給される油
圧の作用で、外部回転体としての外郭と内部回転体とが
相対回動することにより、カムシャフト10とタイミン
グプーリ12とが相対回動するように構成されている。
こうしたカムシャフト10及びタイミングプーリ12間
の相対回動により、結果として吸気バルブ8のバルブタ
イミングが変更される。
【0027】一方、こうして変更される吸気バルブ8の
バルブタイミングは、カムセンサ78を通じて検出され
る。すなわち、カムシャフト10に設けられたカムセン
サ78は、カムシャフト10の回転にかかる実際のカム
角度(回転位相)g2を測定し、その測定値に応じた信
号を出力する。ちなみにこのカムセンサ78は、カムシ
ャフト10上に等角度間隔をもって配置された複数の突
起と、各突起に対向可能に配置されたピックアップコイ
ルを横切ることにより、ピックアップが起電力を発生す
る。カムセンサ78はその起電力を上記カム角度g2を
示すパルス信号として出力する。
【0028】同図1に示したシステムにおいて、このカ
ムセンサ78をはじめ、上記吸気温センサ71、スロッ
トルセンサ72、エアフロメータ73、酸素センサ7
4、水温センサ75、回転速度センサ76、及び気筒判
別センサ77の各センサ出力は、電子制御装置80に入
力される。
【0029】電子制御装置80は、これら各センサの出
力に基づきエンジン1に吸入される吸気量、エンジン回
転数、スロットル開度等各種運転状態を認識(検出)す
る。そして、これら各種運転状態に基づいて上記インジ
ェクタ16やイグナイタ22を駆動してエンジン1の燃
料噴射量や点火時期を統括制御するとともに、吸気バル
ブ8のバルブタイミングの可変制御も行う。
【0030】図2には、こうした電子制御装置80の電
気的な構成を示す。同図に示されるように、同電子制御
装置80は、中央処理装置(CPU)81、読み出し専
用メモリ(ROM)82、ランダムアクセスメモリ(R
AM)83及びバックアップRAM84等を具え、これ
ら各部81〜84と、A/D変換器を含む外部入力回路
85と、外部出力回路86等とがバス87によって接続
されてなる論理演算回路として構成されている。そし
て、外部入力回路25には、スロットルセンサ72、エ
アフロメータ73、回転速度センサ76、気筒判別セン
サ77、及びカムセンサ78等の各種センサ71〜78
が接続され、また外部出力回路には、インジェクタ1
6、イグナイタ22、及びオイルコントロールバルブ5
5が接続されている。
【0031】次に、本実施形態の吸気量検出装置による
吸気量の検出動作について、バルブタイミング制御機構
25の作動状態やエンジン1の各種運転状態との対応の
もとに説明する。
【0032】吸気通路6を介してエンジン1の各気筒に
供給される吸入空気の流量、すなわち吸気量gaは、上
記燃料噴射量や点火時期の制御等、エンジン1の運転に
必要な各種制御を行うために不可欠なパラメータの一つ
である。この吸気量gaの検出にあたり、電子制御装置
80は、上記エアフロメータ73の出力する測定信号に
基づいて、吸気通路6内を通過する吸入空気の流量(A
FM通過吸気量)gaafmを先ず検出する。
【0033】ここで、上述したように、エアフロメータ
73は、吸入空気が検出素子から奪っていく熱量に応じ
た大きさの測定信号を出力するといった特性を有する。
この特性上、AFM通過吸気量は、吸気通路6内におい
てエアフロメータ73が設けられた部位を通過する吸入
空気の流量の方向によらない絶対値に相当するものであ
る。言い換えれば、吸入空気が吸気通路6の上流側へ逆
流したとしても、エアフロメータ73は順方向(燃焼室
4への方向)に流れる吸入空気の流量に対応するものと
同様の測定信号を出力する。吸入空気の逆流は、吸入空
気の流れに生じる脈動に起因して発生するものである
が、その大きさや頻度は脈動の幅や周波数に応じて変動
する。
【0034】一方、本実施形態のエンジン1では、バル
ブタイミング制御機構25により吸気バルブ8のバルブ
タイミング(制御進角値)が適宜変更されることは上述
した通りである。吸気バルブ8のバルブタイミングが変
更されると、吸気バルブ8及び排気バルブ9の開弁する
期間が重複する、いわゆるバルブオーバラップの期間
(バルブオーバラップ量)が変更されることとなる。こ
のバルブオーバラップ量が大きくなるほど燃焼ガスの吸
気通路6への吹き返し量が増し、吸入空気の逆流が生じ
易くなる。そして更に、この燃焼ガスの吹き返し量は、
スロットル開度ta等に代表されるエンジン負荷や、エ
ンジン回転数neによっても変動する。例えば、吸気バ
ルブ8のバルブタイミングが所定値で一定していても、
スロットル開度taが大きくなるほど吹き返し量は増大
し、またエンジン回転数neが大きくなるほど吹き返し
量は小さくなる傾向にある。この吹き返し量が大きくな
るほど吸入空気の流れの脈動幅も大きくなり、エアフロ
メータ73の出力する測定信号中に吸入空気の逆流に起
因するものの占める割合が大きくなる。すなわち、最終
的に算出される吸入空気の流量が過大評価されるように
なる。
【0035】そこで、電子制御装置80は、エアフロメ
ータ73の出力する測定信号中、吸入空気の逆流に起因
するものの占める割合を、吸気バルブ8のバルブタイミ
ングと、そのときのスロットル開度ta及びエンジン回
転数neとから推定(算出)し、測定信号の過大評価分
として、最終的に算出される吸気量から排除することと
する。
【0036】ちなみに、任意のバルブタイミング(制御
進角値)において、エンジン負荷(例えばスロットル開
度ta)及びエンジン回転数neから規定されるそのよ
うな測定信号の過大評価の度合いは、バルブタイミング
制御機構やそれが搭載されるエンジンの特性によって多
少異なるものの、実験等によって容易に設定できること
が発明者により確認されている。
【0037】次に、本実施形態の吸気量検出装置による
その具体的な吸気量の検出手順について、図3に示すフ
ローチャートを参照して説明する。同図3に示されるル
ーチンは、電子制御装置80を通じてエンジン1の始動
と同時にその実行が開始されるとともに、所定時間毎に
周期的に実行される。
【0038】同ルーチンに処理が移行すると、電子制御
装置80は先ず、ステップS101において、エアフロ
メータ73の出力する測定信号を読み込み、この測定信
号に基づいて、吸気通路6内を通過する吸入空気の流量
に相当するAFM通過吸気量gaafmを検出する。
【0039】続くステップS102においては、エンジ
ン回転数ne、及びスロットル開度taを認識するとと
もに、バルブタイミング(制御進角値)vtの読み込み
を行う。
【0040】エンジン回転数ne及びスロットル開度t
aは、上述したように、それぞれ回転速度センサ76及
びスロットルセンサ72から出力される測定信号に基づ
いて求められる。
【0041】一方、バルブタイミングvtは、回転速度
センサ76及びカムセンサ78から出力される測定信号
に基づき、図示しない別途のルーチンを通じて以下のよ
うにして求められている。
【0042】すなわち、回転速度センサ76及びカムセ
ンサ78のパルス信号の出力タイミングは、それぞれク
ランク角度とカム角度(g2)とに対応するものである
ため、両出力タイミングの偏差に基づいて、両角度の位
相差、すなわち実際のバルブタイミングvtを求める。
【0043】ちなみに、電子制御装置80は、エンジン
1のその都度の運転状態に応じて適宜目標となるバルブ
タイミングを決定し、実際のバルブタイミングvtがこ
の目標バルブタイミングと一致するようにフィードバッ
ク制御を常時実行している。このため、電子制御装置8
0の制御指令に基づいてバルブタイミング制御機構25
が駆動され、バルブタイミングvtは常時変更されてい
る。
【0044】続くステップS103においては、先のス
テップS102で求めたエンジン回転数ne、スロット
ル開度ta、及びバルブタイミングvtに基づき、予め
用意される3次元マップを参照して、脈動補正係数kf
lcを算出する。
【0045】ここで、脈動補正係数kflcとは、エア
フロメータ73が出力する測定信号のうち、吸気通路8
内での吸入空気の逆流に起因する過大評価分を排除した
信号の割合に相当するものであり、最終的な吸気量ga
の演算にあたりAFM通過吸気量gaafmに乗算され
る係数である。また、この脈動補正係数kflcは、
「1」以下の正の値として、バルブオーバラップによっ
て発生する吸入空気の脈動の推定幅が大きくなるほど小
さくなる(「0」に近づく)ように、逆に、脈動の推定
幅が小さくなるほど大きくなる(「1」に近づく)よう
に設定しておく。
【0046】例えば、上記予め設定される3次元マップ
上において、バルブタイミングvtが進角側、すなわち
バルブオーバラップ量を増大させるタイミングになるほ
ど、脈動補正係数は小さく(補正度合いが大きく)設定
されている。
【0047】図4に、こうした3次元マップの一部とし
て、任意のバルブタイミングvtにおけるエンジン回転
数ne及びスロットル開度taと、脈動補正係数kfl
cとの関係を示す。
【0048】同図に示すように、バルブタイミングvt
を一定とする条件下では、エンジン回転数neが高くな
るほど脈動補正係数kflcは大きく(補正度合いは小
さく)なる傾向にある。これは、エンジン回転neが低
いほど吸入空気の流れも遅く、逆流が生じ易い状態とな
るためである。一方、スロットル開度taが大きくなる
ほど脈動補正係数kflcは小さく(補正度合いは大き
く)なる傾向にある。これは、スロットル開度taが小
さくなると、吸気通路8内が閉塞状態に近づいて吸入空
気の逆流も抑制されるようになるためである。このよう
なエンジン回転数neとスロットル開度taとの関係に
基づいて規定される脈動補正係数kflcの相対的な増
減傾向は、任意のバルブタイミングvtにおいてほぼ同
様である。なお、バルブタイミング(制御進角値)vt
が進角するほど脈動補正係数kflcは大きく、またバ
ルブタイミングvtが遅角するほど脈動補正係数kfl
cは小さくなる傾向に設定されていることは上述した通
りである。バルブオーバラップ量が大きくなるほど吸入
空気の逆流が生じやすくなり、吸入空気の流量変動量も
増してAFM通過吸気量gaafmの過大評価分が増大
する傾向にあるためである。すなわち、脈動補正係数k
flcが基本的には図4の増減傾向を示すように設定さ
れた2次元マップを適宜のバルブタイミングvt毎に複
数用意する態様によって、全体としては3次元マップを
構成することとなる。
【0049】続くステップS104においては、このよ
うにして求めた脈動補正係数kflcをAFM通過吸気
量gaafmに乗算し、この結果を最終的な吸気量ga
として認識する。この吸気量gaの最新値は、燃料噴射
量や点火時期の制御等、エンジン1の運転に必要な各種
制御を行うために不可欠なパラメータの一つとして用い
られることは前述の通りである。ちなみに、上述したよ
うに、エンジン回転数neが低回転領域にある場合に
は、通常空気通路内を通過する吸入空気が吹き返しによ
る影響を受け易く大きな脈動も生じやすい。このため、
上記脈動補正係数kflcを適用することによる吸気量
の検出精度の向上は、燃料噴射量の制御等を通じ、低回
転領域での運転状態を安定させることにも役立つ。結果
として、エンジン1のアイドル回転数を低く設定するこ
とも可能となる。
【0050】同ステップS104を経た後、電子制御装
置80は本ルーチンでの処理を一旦終了する。このよう
な態様で吸入空気量の検出を行う本実施形態の吸気量検
出装置によれば、以下のような効果が奏せられるように
なる。
【0051】(1)バルブタイミングの変更に起因して
吸入空気の流れに生じる脈動や逆流の発生やその変動が
エアフロメータ73の測定信号に及ぼす影響を、的確に
推定(算出)し、その影響を最終的な吸気量検出値から
排除することができるようになる。
【0052】(2)上記脈動の態様に影響の大きいエン
ジン回転数neやスロットル開度ta、すなわちエンジ
ン負荷に関わるパラメータを併せて考量するようにした
ことにより、吸気量検出の精度及び信頼性を一層向上さ
せることができるようになる。
【0053】(3)本来より吸気流量の測定範囲が広く
感度も良い熱線式エアフロメータの測定信号の特性を活
用すること、言い換えると、吸気通路を通過する吸入空
気の流量をその方向によらない絶対値として測定すると
いった意味では再現性の高い測定信号を安定して出力す
る特性を活用することにより、吸気量検出の精度が一層
向上するようになる。
【0054】(4)エンジンのアイドル回転数を低く設
定することができるようになる。なお、本実施形態で
は、バルブタイミングvtに加え、エンジン回転数ne
及びスロットル開度taに基づいて脈動補正係数kfl
cを算出することとしたが、バルブタイミングvtの
み、或いはバルブタイミングvt及びエンジン回転数n
e、或いはバルブタイミングvt及びスロットル開度t
aに基づいて脈動補正係数kflcを算出することとし
ても、本実施形態に準ずる効果を奏することはできる。
さらに、スロットル開度taにかえて、例えば燃料噴射
量やエンジン負荷率(現在の吸気量の最大吸気量に対す
る比率)等エンジン負荷を代表する他のパラメータを適
用することもできる。
【0055】また、実際のバルブタイミングvtにかえ
て、バルブタイミングのフィードバック制御等において
目標値とする目標バルブタイミングを適用してもよい。
また、脈動補正係数kflcの算出にあたっては、(3
次元)マップに基づく演算の態様にかえ、バルブタイミ
ングvtやエンジン回転数ne等を独立変数とし、脈動
補正係数kflcを従属変数とした関数を予め設定して
おき、この関数に従って脈動補正係数kflcを演算す
るようにしてもよい。
【0056】また、本実施形態では、エアフロメータと
して、検出素子から奪われる熱量に応じた測定信号を出
力する熱線式エアフロメータを採用することとした。こ
れにかえ、例えば吸入空気の流れに発生するカルマン渦
の周波数等に応じた測定信号を出力するカルマン渦エア
フロメータなども同様に採用することができる。要は、
吸入空気の流量を絶対値として測定するタイプのエアフ
ロメータであればよい。
【0057】また、本実施形態で採用したバルブタイミ
ング制御機構25は、(吸気)カムシャフト10に設け
られて吸気バルブ8のバルブタイミングを制御するもの
であったが、同様の機構を排気カムシャフト側に、或い
は吸気カムシャフト及び排気カムシャフトの両方に設け
る仕様に対しても本発明を適用することはできる。
【0058】また、本実施形態において、バルブタイミ
ング制御機構25の内部構造についての詳細な説明は割
愛したが、その外部回転体及び内部回転体の作動態様に
よって分類されるベーン式やヘリカルスプライン式とい
ったものが現在広く知られている。それら何れのタイプ
の機構を採用しても、上記実施形態で説明した効果は同
等に奏せられる。さらにこの他、吸気カム及び排気カム
の何れか一方又は両方の外形を、適宜形状の異なるカム
に切り替えるといった態様で実質的にはバルブタイミン
グ或いはバルブオーバラップ量を変更させる機構を採用
する場合にも、本発明を適用することはできる。
【0059】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、バル
ブタイミング(制御進角値)の変更に起因して、吸気脈
動の度合い、すなわち吸気変動量が変わることにより、
吸入空気の逆流等が発生して実質的な吸気量に対応しな
い測定信号をエアフロメータが出力する場合であれ、そ
のような測定信号値の過大評価分を的確に排除し、高い
精度及び信頼性をもって吸気量を検出できるようにな
る。。
【0060】請求項2に記載した発明によれば、エアフ
ロメータの測定信号値の過大評価分の定量的な見積りを
高い精度でおこなえるようになり、吸気量の補正にかか
る信頼性も一層向上する。
【0061】請求項3に記載した発明によれば、バルブ
タイミングの変更に起因して発生する吸気脈動の度合
い、すなわち吸気変動量の変化を、バルブタイミング及
び機関負荷を併せ参照することにより、吸気量に関する
測定信号値の過大評価分をより正確に把握してこれを排
除することができるようになる。
【0062】請求項4に記載した発明によれば、バルブ
タイミング(制御進角値)の変更に起因して発生する吸
気脈動の度合い、すなわち変動量の把握が一層正確に行
われるようになる。
【0063】請求項5に記載した発明によれば、検出さ
れる吸気量の偏差、すなわちばらつきが小さくなり、も
って補正による検出精度の向上が広い適用範囲で且つ効
果的に行われるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸気量検出装置の一実施形態の概要を
示す略図。
【図2】同実施形態の電子制御装置構成を模式的に示す
ブロック図。
【図3】同実施形態の吸気量検出手順を示すフローチャ
ート。
【図4】同実施形態の脈動補正係数算出のための3次元
マップの一部を示すグラフ。
【符号の説明】
1…エンジン(内燃機関)、1a…クランクシャフト、
2…シリンダ、3…ピストン、4…燃焼室、5…点火プ
ラグ、6…吸気通路、7…排気通路、8…吸気バルブ、
9…排気バルブ、10、11…カムシャフト、12、1
3…タイミングプーリ、14…タイミングベルト、15
…エアクリーナ、16…インジェクタ、17…スロット
ルバルブ、18…サージタンク、19…触媒コンバー
タ、20…三元触媒、21…ディストリビュータ、22
…イグナイタ、25…バルブタイミング制御機構、26
…シリンダヘッド、27…ベアリングキャップ、28…
オイルパン、29…オイルポンプ、55…オイルコント
ロールバルブ、71…吸気温センサ、72…スロットル
センサ、73…エアフロメータ、74…酸素センサ、7
5…水温センサ、76…回転速度センサ、77…気筒判
別センサ、78…カムセンサ、80…電子制御装置、8
1…CPU、82…ROM、83…RAM、84…バッ
クアップRAM、85…外部入力回路、86…外部出力
回路、87…バス。
フロントページの続き Fターム(参考) 3G084 AA00 BA04 DA04 EA08 EB08 FA00 FA08 FA10 FA33 3G092 AA05 AA11 AA13 BA09 BB01 DA01 DA02 DA09 DA12 DC03 DF06 DG05 EB09 EC01 FA06 FA44 HA02Z HA04Z HA06Z HA11Z HA13X HA13Z HD05Z HE01Z HE03Z HE05Z HE08Z 3G301 HA01 HA19 JA13 NB05 PA04Z PA11Z PE01Z PE04Z PE05Z PE10Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の出力軸に対するカムシャフトの
    カムの相対回転位相を変更せしめて吸気バルブ及び排気
    バルブの少なくとも一方の作動タイミングを可変制御す
    るバルブタイミング制御機構を備えた内燃機関に設けら
    れて、その吸気通路を介して供給される吸入空気の流量
    検出を行う内燃機関の吸気量検出装置であって、 前記吸気通路を通過する吸入空気の流量をその方向によ
    らない絶対値として測定するエアフロメータと、 前記測定される吸入空気の流量を前記バルブタイミング
    制御機構の制御進角値に基づいて補正をする補正手段と
    を備えることを特徴とする内燃機関の吸気量検出装置。
  2. 【請求項2】前記補正手段は、前記バルブタイミング制
    御機構の制御進角値を求めるとともに、この求めた制御
    進角値に基づいて前記吸気通路を通過する吸入空気の流
    量変動量を演算し、該演算した吸入空気の流量変動量に
    応じて前記測定される吸入空気の流量を補正するもので
    ある請求項1記載の内燃機関の吸気量検出装置。
  3. 【請求項3】前記補正手段は、前記バルブタイミング制
    御機構の制御進角値を求めるとともに、この求めた制御
    進角値と内燃機関の機関負荷に関するパラメータとに基
    づいて前記吸気通路を通過する吸入空気の流量変動量を
    演算し、該演算した吸入空気の流量変動量に応じて前記
    測定される吸入空気の流量を補正するものである請求項
    1記載の内燃機関の吸気量検出装置。
  4. 【請求項4】前記補正手段が参照する前記機関負荷に関
    わるパラメータは、機関回転数と、前記吸気通路の通路
    断面を調節するスロットルバルブの開度とを含む請求項
    3記載の内燃機関の吸気量検出装置。
  5. 【請求項5】前記エアフロメータは、前記吸気通路を通
    過する吸入空気が検出素子から奪う熱量を、前記吸入空
    気の流量に関する測定信号として出力する熱式エアフロ
    メータである請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関
    の吸気量検出装置。
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