JP5273060B2 - 内燃機関の空燃比ばらつき検出装置 - Google Patents

内燃機関の空燃比ばらつき検出装置 Download PDF

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Description

この発明は、内燃機関の空燃比ばらつき検出装置に係り、特に、車両に搭載される内燃機関について、気筒間の空燃比のばらつきを検出するのに好適な内燃機関の空燃比ばらつき検出装置に関する。
従来、例えば特許文献1に開示されるように、複数気筒に接続された排気通路の合流部より下流に設けられた空燃比センサを備えた内燃機関が知られている。また、本公報には、定常状態において空燃比センサにより検出される空燃比と気筒毎の燃料供給量との関係により定義されるモデルに基づいて、気筒間の空燃比ばらつきを検出することが開示されている。
特開2004−36473号公報 特開2007−211654号公報
しかしながら、上記従来の内燃機関では、定常状態において空燃比センサにより検出される空燃比の変動幅が小さいストイキ周辺の領域においては、気筒間の空燃比ばらつきの検出精度が悪化してしまう。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、定常状態において、全域で気筒間の空燃比ばらつきを精度高く検出できる内燃機関の空燃比ばらつき検出装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、内燃機関の空燃比ばらつき検出装置であって、
複数気筒に設けられた筒内圧センサと、
前記複数気筒に接続された排気通路の合流部より下流に設けられた空燃比センサと、
定常状態において検出された前記筒内圧センサの検出値から各気筒の燃焼速度を算出する燃焼速度算出手段と、
定常状態において検出された前記空燃比センサの検出値から排気空燃比の変動幅を算出する変動幅算出手段と、
各気筒について燃焼速度が閾値よりも高いか否かを判定する判定手段と、
燃焼速度が前記閾値よりも高い場合に、排気空燃比の変動幅を用いて筒内の空燃比相当値を算出する第1算出手段と、
燃焼速度が前記閾値以下の場合に、燃焼速度を用いて筒内の空燃比相当値を算出する第2算出手段と、を備えることを特徴とする。
第1の発明によれば、各気筒について燃焼速度が閾値以下の場合に、燃焼速度を用いて気筒の空燃比相当値を算出することができる。筒内圧センサの検出値から算出される燃焼速度が低い領域(空燃比センサの検出値から算出される変動幅が小さいストイキ周辺の領域を含む)では、燃焼速度に対して空燃比がユニークに定まる。そのため、空燃比センサにより検出される変動幅が小さい領域であっても、各気筒の空燃比相当値を精度高く算出することができる。
一方で、燃焼速度は、上記閾値以上となるリッチ側の領域で最大速度となる放物線特性を有する。放物線特性を有するリッチ側の領域では、1つの燃焼速度に対して2つの空燃比が想定されるため空燃比の検出精度が悪化する。そこで、第1の発明によれば、各気筒について燃焼速度が閾値よりも高い場合には、排気空燃比の変動幅を用いて筒内の空燃比相当値を算出する。ある気筒がリッチとなる場合には、空燃比センサの検出値から算出される排気空燃比の変動幅が大きくなるため、筒内の空燃比を精度高く算出することができる。そのため、燃焼速度が放物線特性を有するリッチ側の領域であっても、筒内の空燃比相当値を精度高く算出することができる。
このため、本発明によれば、全域において気筒間の空燃比ばらつきを精度高く検出することができる。
本発明の実施の形態1のシステム構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態1の筒内圧センサ24及び空燃比センサ37の特性を説明するための図である。 本発明の実施の形態1における気筒間の空燃比ばらつきの検出性について説明するための図である。 本発明の実施の形態1において、ECU50が実行する制御ルーチンのフローチャートである。 本発明の実施の形態1において用いられる、高燃焼速度インバランス率マップについて説明するための図である。 本発明の実施の形態1において用いられる、中低燃焼速度インバランス率マップについて説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。尚、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
実施の形態1.
[実施の形態1のシステム構成]
図1は、本発明の実施の形態1のシステム構成を説明するための図である。図1に示すように、本実施形態のシステムは、車両の動力源として用いられる内燃機関(以下、単に「エンジン」という。)10を備えている。エンジン10には、吸気通路12および排気通路14が接続されている。
エンジン10は、複数の気筒を有しており、図1には、そのうちの一つの気筒の断面が示されている。各気筒には、吸気通路12に連通する吸気ポートと、排気通路14に連通する排気ポートとが設けられている。吸気ポートには、その内部に燃料を噴射するためのインジェクタ16が配置されている。なお、エンジン10は、図示の構成に限らず、燃料を筒内に直接噴射する方式のものでもよい。
また、各気筒には、吸気ポートと燃焼室との間を開閉する吸気バルブ18と、排気ポートと燃焼室との間を開閉する排気バルブ20と、燃焼室内の混合気に点火するための点火プラグ22と、筒内圧を検出する筒内圧センサ24とが設けられている。筒内圧センサとして、例えばCPS(Combustion Pressure Sensor)が用いられる。
各気筒のピストンの往復運動は、クランク機構を介して、クランク軸26の回転運動に変換される。クランク軸26の近傍には、クランク軸26の回転角を検出するためのクランク角センサ28が取り付けられている。クランク角センサ28の出力によれば、エンジン回転数を検出することもできる。
吸気通路12には、吸入空気量を検出するエアフローメータ30が配置されている。エアフローメータ30の下流には、スロットルバルブ32が配置されている。スロットルバルブ32は、後述するECU50からの指令に従い、スロットルモータ34によって開閉駆動される電子制御式スロットルバルブである。スロットルバルブ32の近傍には、スロットル開度を検出するスロットルポジションセンサ36が配置されている。
また、各気筒に連通する排気通路14の合流部の下流には、排気ガスの空燃比を検出する空燃比センサ37が設けられている。空燃比センサ37の下流の排気通路14には、排気ガスを浄化するための触媒38が設置されている。触媒38としては、例えば、三元触媒、NOx触媒等が用いられる。
本実施形態のシステムはECU(Electronic Control Unit)50を備えている。ECU50の入力側には、上述の筒内圧センサ24、クランク角センサ28、エアフローメータ30、スロットルポジションセンサ36、空燃比センサ37の他、エンジン10の冷却水の温度を検出する冷却水温センサ52等の各種センサが接続されている。また、ECU50の出力側には、前述のインジェクタ16、点火プラグ22、スロットルモータ34の他等の各種アクチュエータが接続されている。ECU50は、各種センサからの入力情報に基づいて所定のプログラムを実行し、各種アクチュエータを作動させることにより、エンジン10の運転状態を制御する。なお、目標空燃比は理論空燃比(ストイキ)に設定されているものとする。
[実施の形態1における特徴的制御]
図2は、筒内圧センサ24及び空燃比センサ37の特性を説明するための図である。図2(A)は筒内圧センサ24の特性を表している。図2(A)の横軸には1つの気筒についての空燃比が示されており、縦軸にはその空燃比に応じた燃焼速度が示されている。図2(A)に示すように、筒内圧センサ24の検出値に基づく燃焼速度は、燃焼特性上、リッチ側(領域a)で最大速度となる放物線特性を有する。
放物線特性を有する領域aでは、1つの燃焼速度に対して2つの空燃比が想定される。そのため、燃焼速度のみで正確な空燃比を求めることはできず、空燃比の検出精度は低い。一方、領域aよりも燃焼速度の低い領域、即ち、ストイキよりも僅かにリッチ側の弱リッチ領域〜リーン領域では、筒内の空燃比がリーンであるほど燃焼速度が小さい関係にあり、1つの燃焼速度に対して1つの空燃比が定まる。そのため、燃焼速度から筒内の空燃比を精度高く検出することができる。
図2(B)は空燃比センサ37の特性を表している。図2(B)の横軸には1つの気筒についての空燃比が示されている。縦軸には排気通路14の合流部の下流に設けられた空燃比センサ37の検出値について1サイクル内の変動幅が示されている。全気筒の目標空燃比がストイキに設定されている場合に、吸気系の経年変化などによりある気筒の吸入空気量等にずれが生じ、図2(B)に示すようにリッチ側の領域b又はリーン側の領域cで運転される場合には、空燃比センサ37の検出値の変動幅は大きな値となる。変動幅は、リッチ側又はリーン側に大きくなるほど大きくなる。
本実施形態のシステムにおいて、一部の気筒の吸気系・動弁系の経年変化や、インジェクタ16の経時劣化などにより、吸入空気量や燃料噴射量が目標量とずれる場合がある。この場合、気筒間に空燃比のばらつきが生じうる。空燃比にばらつきが生じると、触媒浄化性能が低下してエミッション性能の低下を招く。また、気筒間に大きなトルク差が生じるため、ドライバビリティの低下を招く。そのため、このような空燃比のばらつきを検出し、適切に吸入空気量や燃料噴射量を補正することが望まれる。
図3は、気筒間の空燃比ばらつき(以下、単にインバランスともいう。)の検出性について説明するための図である。図2(A)で説明した通り、燃焼速度が領域aよりも低い弱リッチ〜リーン領域においては、燃焼速度から各気筒の空燃比を精度高く推定することができる。そのため、図3に示すように、弱リッチ〜リーン領域においては、筒内圧センサ24を用いてインバランスを精度高く検出することができる。
一方、図2(A)で説明した通り、燃焼速度が高いリッチ側の領域aにおいては、空燃比に対する燃焼速度が放物線を描くため空燃比の検出精度は悪化する。そのため、インバランスの検出性も悪くなる。これに対して、図2(B)で説明した通り、空燃比センサ37の検出値の変動幅は、気筒の空燃比がリッチ側(領域b)に大きいほど大きくなる。リッチ側の領域bでは、この変動幅から筒内の空燃比を精度高く推定することができる。また、領域bの範囲は領域aの範囲に相当する(図2)。そのため、図3に示すように、領域aにおいては、筒内圧センサ24と空燃比センサ37とを用いてインバランスを精度高く検出することができる。
そこで、本実施形態のシステムでは、燃焼速度が高いリッチ側の領域aでは筒内圧センサ24と空燃比センサとを用いて、領域aよりも燃焼速度が低い領域では筒内圧センサ24を用いて、全域において気筒間の空燃比ばらつきを検出し、適切に吸入空気量や燃料噴射量を補正することとした。
図4は、上述の動作を実現するために、ECU50が実行する制御ルーチンのフローチャートである。図4に示すルーチンでは、まず、ステップ110において、気筒間の空燃比ばらつきを検出するための条件が成立しているか否かが判定される。例えば、エンジン回転数、スロットル開度、冷却水の温度等に基づいて、暖機後かつ中負荷定常状態であることを判定条件とする。条件不成立と判定された場合には、本ルーチンの処理は終了される。
一方、条件成立と判定された場合には、次にステップ120において、気筒毎に燃焼速度CSが算出される。燃焼速度CSは、例えば式(1)と式(2)から算出される。式(1)に示すkは比熱比、Vは筒内の容積であり予めECU50に記憶されている。Pは筒内の燃焼圧であり、筒内圧センサ24により気筒毎に検出される。また、式(2)に示すfは予め実験により求められた関数であり、熱発生率dQ、点火時期Tsa、エンジン回転数Neをパラメータとする。
熱発生率 dQ(θ)=1/(k-1)*(k*P(θ)dV(θ)+V(θ)dP(θ) …(1)
燃焼速度 CS=f(dQ,Tsa,Ne) …(2)
続いて、ステップ130において、全気筒が1サイクルする間に、空燃比センサ37により検出された空燃比の変動幅AFaを算出する。変動幅AFaは、例えば式(3)から算出される。式(3)に示すAFmaxとAFminは、それぞれ1サイクル内の最大空燃比と最小空燃比である。なお、全気筒が1サイクルする間のクランク角26の回転角は、クランク角センサ28により検出される。
変動幅 AFa=AFmax−AFmin …(3)
ステップ140において、所定のサイクル数が経過しているか否かが判定される。サイクル数として例えば50サイクルを設定する。所定のサイクル数が未だ経過していないと判定された場合には、本ルーチンの処理は終了され、ステップ110の処理から再度実行される。
所定のサイクル数が経過していると判定された場合には、ステップ120及びステップ130において、所定サイクル数分の燃焼速度CS及び変動幅AFaが算出されている。ステップ150では、燃焼速度CSの平均値である平均燃焼速度CSaveが気筒毎に算出される。また、変動幅AFaの平均値である平均変動幅AFaaveが算出される。
ステップ160において、各気筒について平均燃焼速度CSaveが閾値よりも大きいか否かが判定される。閾値は、上述した図2(A)に示す領域a(異なる空燃比で同一の燃焼速度となるリッチ領域)とそれ以外の領域の境界を示す値である。
平均燃焼速度CSaveが閾値よりも大きいと判定される場合には、次に、ステップ170において、平均燃焼速度CSaveと平均変動幅AFaaveからインバランス率が気筒毎に算出される。具体的には、ECU50は、平均燃焼速度CSaveと平均変動幅AFaaveとに応じたインバランス率を定めた「高燃焼速度インバランス率マップ」を記憶している。
図5は、「高燃焼速度インバランス率マップ」について説明するための図である。図5(A)に示すように、高燃焼速度インバランス率マップには、平均燃焼速度CSave(x1、x2、・・・)と平均変動幅AFaave(y1、y2、・・・)とに応じたインバランス率(z11、z12、z21、z22、・・・)が定められている。インバランス率は実験等により予め定められている。
図5(B)を用いて、インバランス率を求める具体例を挙げる。図5(B)において、領域aでは放物線特性により1つの平均燃焼速度CSaveの値x2に対して2つの空燃比が想定される(図2(A))。ここで、平均変動幅AFaaveを用いることで1つのインバランス率を求めることができる。例えば、平均燃焼速度CSaveがx2のとき平均変動幅AFaaveがy4ならばインバランス率はz42に一意に定まる。
一方、ステップ160において、平均燃焼速度CSaveが閾値以下であると判定される場合には、次に、ステップ180において、平均燃焼速度CSaveからインバランス率が算出される。具体的には、ECU50は、平均燃焼速度CSaveに応じたインバランス率を定めた「中低燃焼速度インバランス率マップ」を記憶している。
図6は、「中低燃焼速度インバランス率マップ」について説明するための図である。図6に示すように、中低燃焼速度インバランス率マップには、平均燃焼速度CSave(xc1、xc2、・・・)に応じたインバランス率(z1、z2、・・・)が定められている。インバランス率は実験等により予め定められている。
ステップ170又はステップ180において算出された各気筒のインバランス率に応じてインバランス補正処理が実施される。インバランス補正処理として、例えば、燃料噴射量や吸入空気量の増減処理が実施される。上述したインバランス率は、例えば、各気筒のリッチ・リーンの程度に応じて定められており、図2に示すリッチ側に大きいほど燃料噴射量を減少させる値が定められており、リーン側に大きいほど燃料噴射量を増大させる値が定められている。
以上説明したように、図4に示すルーチンによれば、平均燃焼速度CSaveが閾値よりも大きい場合には、筒内圧センサ24の検出値から算出される燃焼速度に応じた各気筒の空燃比を精度高く算出することができる。そのため、インバランス率も精度高く算出することができる。一方、平均燃焼速度CSaveが閾値以下の場合には、筒内圧センサ24の検出値から算出される燃焼速度と、空燃比センサ37により検出される空燃比の変動幅とに応じた各気筒の空燃比を精度高く算出することができる。そのため、インバランス率も精度高く算出することができる。
これらより、本実施形態のシステムによれば、全域において気筒間の空燃比ばらつきを精度高く検出することができる。また、気筒間の空燃比ばらつきに応じて、適切にインバランス補正処理を実施することができる。その結果、エミッション性能の低下を抑止し、好適なドライバビリティを維持することができる。
ところで、上述した実施の形態1のシステムにおいては、ステップ110における条件を、特定の運転領域であることとしているが、この条件はこれに限定されるものではない。例えば、定常状態において常時検出することとしても良い。
また、上述した実施の形態1のシステムにおいては、燃焼速度CSと変動幅AFaとについて所定のサイクル数の平均値を用いてインバランス率を算出することとしているが、インバランス率の算出方法はこれに限定されるものではない。例えば、ステップ140、ステップ150の処理を省略し、サイクル毎の燃焼速度CSと変動幅AFaとに基づいてインバランス率を算出することとしてよい。
また、上述した実施の形態1のシステムにおいては、燃焼速度CSを用いてインバランス率を算出することとしているが、筒内圧センサ24を用いた筒内状態を表現する状態量でありさえすればよい。
また、上述した実施の形態1のシステムにおいては、変動幅AFaを用いてインバランス率を算出することとしているが、空燃比センサ37の検出値を情報処理したもので、インバランス率と相関のある状態量・変数でありさえすればよい。
尚、上述した実施の形態1においては、筒内圧センサ24が前記第1の発明における「筒内圧センサ」に、空燃比センサ37が前記第1の発明における「空燃比センサ」に、それぞれ相当している。
また、ここでは、ECU50が、上記ステップ120の処理を実行することにより前記第1の発明における「燃焼速度算出手段」が、上記ステップ130の処理を実行することにより前記第1の発明における「変動幅算出手段」が、上記ステップ160の処理を実行することにより前記第1の発明における「判定手段」が、上記ステップ170の処理を実行することにより前記第1の発明における「第1算出手段」が、上記ステップ180の処理を実行することにより前記第1の発明における「第2算出手段」が、それぞれ実現されている。
更に、実施の形態2においては、上記ステップ170及びステップ180において算出されるインバランス率が前記第1の発明における「空燃比相当値」に対応している。
10 エンジン
14 排気通路
16 インジェクタ
22 点火プラグ
24 筒内圧センサ
26 クランク軸
28 クランク角センサ
30 エアフローメータ
32 スロットルバルブ
36 スロットルポジションセンサ
37 空燃比センサ
38 触媒
52 冷却水温センサ
50 ECU
a、b、c 領域
AFa 変動幅
AFaave 平均変動幅
CS 燃焼速度
CSave 平均燃焼速度

Claims (1)

  1. 複数気筒に設けられた筒内圧センサと、
    前記複数気筒に接続された排気通路の合流部より下流に設けられた空燃比センサと、
    定常状態において検出された前記筒内圧センサの検出値から各気筒の燃焼速度を算出する燃焼速度算出手段と、
    定常状態において検出された前記空燃比センサの検出値から排気空燃比の変動幅を算出する変動幅算出手段と、
    各気筒について燃焼速度が閾値よりも高いか否かを判定する判定手段と、
    燃焼速度が前記閾値よりも高い場合に、排気空燃比の変動幅を用いて筒内の空燃比相当値を算出する第1算出手段と、
    燃焼速度が前記閾値以下の場合に、燃焼速度を用いて筒内の空燃比相当値を算出する第2算出手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の空燃比ばらつき検出装置。
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