JPH1014108A - 並列形アクティブフィルタ - Google Patents

並列形アクティブフィルタ

Info

Publication number
JPH1014108A
JPH1014108A JP8164423A JP16442396A JPH1014108A JP H1014108 A JPH1014108 A JP H1014108A JP 8164423 A JP8164423 A JP 8164423A JP 16442396 A JP16442396 A JP 16442396A JP H1014108 A JPH1014108 A JP H1014108A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
load
compensation
harmonic
pwm converter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8164423A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2815572B2 (ja
Inventor
Asaki Watanabe
朝紀 渡邉
Takashi Maeda
孝 前田
Katsuji Iida
克二 飯田
Abdallah Mishi
ミシ・アブダラ
Takeshi Shioda
剛 塩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Railway Technical Research Institute
Toyo Electric Manufacturing Ltd
Original Assignee
Railway Technical Research Institute
Toyo Electric Manufacturing Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Railway Technical Research Institute, Toyo Electric Manufacturing Ltd filed Critical Railway Technical Research Institute
Priority to JP8164423A priority Critical patent/JP2815572B2/ja
Publication of JPH1014108A publication Critical patent/JPH1014108A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2815572B2 publication Critical patent/JP2815572B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/40Arrangements for reducing harmonics

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容量性非線形負荷の高調波を高性能に補償す
ることができる負荷出力電圧検出方式の並列形アクティ
ブフィルタを提供すること。 【解決手段】 容量性非線形負荷8と負荷リアクトル6
との接続点の高調波電圧VLHを検出し、検出した高調波
電圧VLHに、スイッチングリップル抑制用リアクトル3
のインダクタンス値LA と上記負荷リアクトル6のイン
ダクタンス値LLにより定まる補償定数K(=−LA /
LL )を掛け補償電圧指令を発生する。この補償電圧指
令はPWM変調されてPWM変換器4に与えられ、PW
M変換器4は上記高調波電圧VLHを補償する補償電流I
C を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、系統電源に接続さ
れる非線形負荷の高調波を系統電源に対して補償するア
クティブフィルタに関し、特にコンデンサインプット負
荷等の容量性(電圧源)非線形負荷の高調波を補償する
並列形アクティブフィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンデンサインプット負荷等の電圧源と
みなせる容量性非線形負荷の高調波を系統電源に対して
補償する従来の並列形アクティブフィルタ(以下並列形
A/Fという)は図22に示す如く構成される。図22
において、1は交流電源、2は電源インピーダンス、3
はスイッチングリップル抑制用リアクトル(以下A/F
リアクトルという)、4はPWM変換器、5は直流コン
デンサ、6は負荷リアクトル、8は容量性非線形負荷、
101はPWM変換器4の出力電流IC を検出する電流
検出器、102は負荷電流IL を検出する負荷電流検出
器であり、並列形A/Fは、A/F用リアクトル3、P
WM変換器4、および直流コンデンサ5から構成され
る。
【0003】PWM変換器4はスイッチング素子および
逆並列に接続されたダイオードから構成され、上記スイ
ッチング素子、ダイオード回路がブリッジ回路として接
続されている。上記並列形A/Fは負荷電流IL の高調
波分を検出して(制御回路は図示せず)、それを打ち消
すようにPWM変換器4を駆動して、補償電流IC を流
すものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】容量性(電圧源)非線
形負荷の高調波を系統電源に対して補償する並列形A/
Fは、図22に示すように負荷電流IL を検出して補償
する場合、容量性非線形負荷の系統電源側に直列に接続
された負荷リアクトル6が小さいと、その特性が悪くな
るという不具合があった。この不具合を解消するために
は、負荷リアクトル6を大きくすれば補償特性が良くな
るが、負荷リアクトルを他の制約や、経済上の制約によ
り大きくできない場合には対応できず、また、負荷リア
クトル6を大きくすると負荷リアクトルの電圧降下が生
じるという不具合があった。本発明は、かかる不具合を
解消するためになされたものであり、その目的とすると
ころは、容量性(電圧源)非線形負荷の負荷リアクトル
を大きくする事なく、高調波補償特性の向上を計れる並
列形A/Fを提供する事にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の負荷電圧
検出方式による並列形A/Fの基本構成およびその等価
回路を示す図であり、同図は高調波成分のみに着目した
構成を示している。同図(a)において、1は交流電
源、2は電源インピーダンス、3はA/F用リアクト
ル、4はPWM変換器、5は直流コンデンサ、6は負荷
リアクトル、8は容量性非線形負荷である。また、VLH
は負荷電圧の高調波成分電圧、VCHはPWM変換器4の
出力電圧の高調波成分、ICHは補償電流の高調波成分、
ISHは電源電流の高調波成分、ILHは負荷電流の高調波
成分である。20はPWM変換器4を制御する制御回路
であり、制御回路20は、上記高調波電圧VLHに、補償
定数Kを乗算し、該乗算結果に基づきPWM変換器4を
制御する。なお、上記補償定数Kは、後述するようにA
/F用リアクトル3と負荷リアクトル6のインダクタン
ス値LA とLL により定まる定数である。
【0006】図1(b)は図1(a)の等価回路であ
る。なお、同図は高調波のみに着目しているので、図1
の交流電源1は省いてある。同図において、ZS は電源
インピーダンス2のリアクタンス、ZL は負荷リアクト
ル6のリアタンス(インダクタンス=LL )、ZA はA
/F用リアクトル3のリアクタンス(インダクタンス=
LA )、VLHは容量性非線形負荷8が出力する電圧の高
調波成分、VCHはPWM変換器4が出力する補償電圧の
高調波成分、Kは上記した補償定数、Gは制御性能を表
す定数、ICHは補償電流の高調波成分、ISHは電源電流
の高調波成分、ILHは負荷電流の高調波成分を表す。な
お、上記制御性能を表す定数Gは1〜0の値を取り、1
は指令通りに高調波が補償されることを表す。
【0007】図1(b)により本発明の補償原理につい
て説明する。図1(b)において、負荷電流ILHの高調
波成分を電源に流さない、すなわち電源電流ISHを零に
するという事は、負荷とアクティブフィルタの接続点電
圧VT の高調波電位を零にする事である。したがって、
次式(1)を満足するように高調波電圧源VCH(PWM
変換器4の出力電圧の高調波成分)を制御すればよい。 VLH/LL =−VCH/LA (1) すなわち、負荷リアクタンスZL のインダクタンス値を
LL とし、A/F用リアクトル3のリアクタンスZA の
インダクタンス値をLA とすると、次の式(2)を満足
するように制御すれば良く、前記補償定数Kは次の
(3)式で表される。 VCH=−(LA /LL )×VLH (2) K=−(LA /LL ) (3) したがって、電源電流ISHは次の式(4)で表される。
【0008】
【数1】
【0009】一方、前記図22に示した従来の負荷電流
検出方式の並列形A/Fの等価回路は図2で表される。
図2においても、高調波のみに着目したので、図22の
交流電源1は省いてある。図2において、上記図1
(b)に示したものと同一のものには同一の符号が付さ
れており、ZS は電源インピーダンス2のリアクタン
ス、ZL は負荷リアクトル6のリアタンス、VLHは容量
性非線形負荷8の出力電圧の高調波成分、ICHはPWM
変換器が出力する補償電流の高調波成分、Gは制御性能
を表す定数(G=0〜1の値を取り、1は指令通りに高
調波が補償されることを表す)、ISHは電源電流の高調
波成分、ILHは負荷電流の高調波成分を表す。図2にお
いて、補償電流ICHをICH=G×ILHのように制御する
と、電源電流ISHは次式(5)で表される。
【0010】
【数2】
【0011】ここで、各値を単位法で表して、VLH=0.
1 、ZS =0.01、ZL =0.01、ZA=0.04、およびG=
0.9 とすると、式(4)および(5)より、電源電流の
高調波成分ISHは次のようになる。 負荷電圧検出方式の時 |ISH|=0.4 負荷電流検出方式の時 |ISH|=0.9 すなわち、電源電流の高調波成分ISHは上記の負荷電
圧検出方式の方が少なくなり、の負荷電流検出方式よ
りの負荷電圧検出方式が優れていることがわかる。こ
れは非線形負荷8が電圧源であるためであり、事実、負
荷リアクトルLL を大きくして非線形負荷8を電流源に
近づけると、負荷電圧検出方式の優位性が減少する。
【0012】本発明は上記原理により容量性非線形負荷
の高調波成分を補償するものであり、次のようにして前
記課題を解決する。 (1)PWM変換器を備え、該PWM変換器が出力する
補償電流により交流電源に接続される容量性非線形負荷
の高調波を抑制する並列形アクティブフィルタにおい
て、上記PWM変換器の交流電源側に直列に接続された
スイッチングリップル抑制用リアクトルと直列コンデン
サと、前記スイッチングリップル抑制用リアクトルに流
れる高調波電流を検出し、検出した高調波電流にダンピ
ング定数を掛けて、ダンピング指令を発生する手段と、
前記容量性非線形負荷と負荷リアクトルとの接続点の高
調波電圧を検出し、検出した高調波電圧に、上記スイッ
チングリップル抑制用リアクトルのインダクタンス値L
A と上記負荷リアクトルのインダクタンス値LL により
定まる補償定数(=−LA /LL )を掛けて補償電圧指
令を発生する手段と、上記補償電圧指令と前記ダンピン
グ指令との和を求める加算手段とを設け、上記加算手段
の出力を電圧指令としてPWM変換器に与え、PWM変
換器を駆動する。
【0013】(2)上記(1)において、電源電圧を検
出し、位相が進んだ進み電圧を発生する手段と、前記P
WM変換器の直流電圧偏差を増巾した信号と前記進み電
圧の積を直流電圧指令として発生する手段と、該直流電
圧指令を前記PWM変換器の電圧指令に加算する手段を
設ける。 (3)上記(1)において、容量性非線形負荷のPWM
変換器のゲートパルスと、該PWM変換器の直流側の電
圧との積より上記容量性非線形負荷電圧に相当した電圧
を得る掛算手段を設け、上記掛算手段の出力信号から容
量性非線形負荷が出力する高調波電圧を求め、該高調波
電圧に補償定数を掛けて補償電圧指令を発生する。こと
を特徴とする請求項1または請求項2の並列形アクティ
ブフィルタ。 (4)上記(1)(2)(3)において、交流電源に接
続される複数の容量性非線形負荷の高調波を抑制するに
際し、上記各容量性非線形負荷と各負荷リアクトルとの
接続点の高調波電圧を検出し、検出した高調波電圧の和
を求める手段を設け、上記高調波電圧の和に、スイッチ
ングリップル抑制用リアクトルのインダクタンス値LA
と上記各負荷リアクトルのインダクタンス値LL により
定まる補償定数(=−LA /LL )を掛けて補償電圧指
令を発生する。
【0014】(5)上記(1)(2)(3)において、
トランスの複数個の2次巻線に接続された複数台の容量
性非線形負荷の高調波を、スイッチングリップル抑制用
リアクトルと直列コンデンサの直列回路を介して上記ト
ランスの3次巻線に接続されたPWM変換器が出力する
補償電流により抑制するに際し、上記各容量性非線形負
荷とトランスとの接続点の高調波電圧を検出し、検出し
た高調波電圧の和を求める手段と、上記高調波電圧の和
に、スイッチングリップル抑制用リアクトルのインダク
タンス値LA と上記トランスの2次巻線の漏れインダク
タンスL2 と上記トランスの3次巻線の漏れインダクタ
ンスL3 により定まる補償定数〔=−(LA +L3 )/
L2 〕を掛けて補償電圧指令を発生する。
【0015】(6)PWM変換器を備え、該PWM変換
器が出力する補償電流により交流電源に接続される容量
性非線形負荷の高調波を抑制する並列形アクティブフィ
ルタにおいて、上記PWM変換器の交流電源側に直列に
接続されたスイッチングリップル抑制用リアクトルと、
前記容量性非線形負荷と負荷リアクトルとの接続点の高
調波電圧を検出し、検出した高調波電圧に、上記スイッ
チングリップル抑制用リアクトルのインダクタンス値L
A と上記負荷リアクトルのインダクタンス値LLにより
定まる補償定数(−LA /LL )を掛けて補償電圧指令
を発生する手段と、電源電圧を検出し、基本波電圧指令
を得る基本波指令出力手段と、上記補償電圧指令と前記
基本波電圧指令との和を求める加算手段とを設け、上記
加算手段の出力を電圧指令としてPWM変換器に与え、
PWM変換器を駆動する。
【0016】(7)上記(6)において、容量性非線形
負荷のPWM変換器のゲートパルスと、該PWM変換器
の直流側の電圧との積より上記容量性非線形負荷電圧に
相当した電圧を得る掛算手段を設け、上記掛算手段の出
力信号から容量性非線形負荷が出力する高調波電圧を求
め、該高調波電圧に補償定数を掛けて補償電圧指令を発
生する。 (8)上記(6)(7)において、交流電源に接続され
る複数の容量性非線形負荷の高調波を抑制するに際し、
上記各容量性非線形負荷と各負荷リアクトルとの接続点
の高調波電圧を検出し、検出した高調波電圧の和を求め
る手段を設け、上記高調波電圧の和に、スイッチングリ
ップル抑制用リアクトルのインダクタンス値LA と上記
各負荷リアクトルのインダクタンス値LL により定まる
補償定数(=−LA /LL )を掛けて補償電圧指令を発
生する。
【0017】(9)上記(6)(7)において、トラン
スの複数個の2次巻線に接続された複数台の容量性非線
形負荷の高調波を、上記トランスの3次巻線に接続され
たPWM変換器が出力する補償電流により抑制するに際
し、上記各容量性非線形負荷とトランスとの接続点の高
調波電圧を検出し、検出した高調波電圧の和を求める手
段と、上記高調波電圧の和に、上記トランスの2次巻線
の漏れインダクタンスL2 と上記トランスの3次巻線の
漏れインダクタンスL3 により定まる補償定数(=−L
3 /L2 )を掛けて補償電圧指令を発生する。
【0018】本発明の請求項1の発明は、上記(1)の
ように構成したので、ダンピング性能を備えた、補償特
性の良好な負荷電圧検出方式の並列形アクティブフィル
タを実現することができる。本発明の請求項2の発明
は、上記(2)のように構成したので、直流電圧制御機
能を備えた負荷電圧検出方式の並列形アクティブフィル
タを実現することができる。本発明の請求項3の発明
は、上記(3)のように構成したので、負荷電圧検出器
を用いることなく、負荷電圧に相当した電圧を検出する
ことができる。本発明の請求項4,5の発明は、上記
(4)(5)のように構成したので、複数台の容量性非
線形負荷から出力される高調波を抑制することができる
負荷電圧検出方式の並列形アクティブフィルタを実現す
ることができる。
【0019】本発明の請求項6の発明は、上記(6)の
ように構成したので、直列コンデンサを用いることなく
補償特性の良好な負荷電圧検出方式の並列形アクティブ
フィルタを実現することができる。本発明の請求項7の
発明は、上記(7)のように構成したので、請求項3の
発明と同様、負荷電圧検出器を用いることなく、負荷電
圧に相当した電圧を検出することができる。本発明の請
求項8,9の発明は、上記(8)(9)のように構成し
たので、請求項4,5の発明と同様、複数台の容量性非
線形負荷から出力される高調波を抑制することができる
負荷電圧検出方式の並列形アクティブフィルタを実現す
ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明は、以下に説明する(1)
交流電源の基本波電圧をカットする直列コンデンサを用
いた負荷電圧検出方式の並列形A/F、および、(2)
電源電圧の基本波を検出するローパスフィルタを用いた
負荷電圧検出方式の並列形A/Fとして実現することが
でき、以下、上記(1),(2)の実施例について説明
する。
【0021】(1)直列コンデンサを用いた負荷電圧検
出方式並列形A/F 以下、第1〜第5の実施例により、直列コンデンサを用
いた負荷電圧検出方式並列形A/Fについて説明する。
図3は本発明の第1の実施例の主回路、図4はその制御
回路であり、本発明の第1の実施例を図3および図4に
より説明する。図3において、7は負荷電圧VL を検出
する負荷電圧検出器、9は直列コンデンサ、10は補償
電流検出器であり、本実施例は、前記図22の負荷電流
検出器102に換え、上記負荷電圧検出器7を設け、ま
た、A/Fリアクトル3に直列に上記直列コンデンサ9
を設けたものであり、その他の構成は、前記図22と同
様である。直列コンデンサ9はA/Fリアクトル3の交
流電源側に直列に接続され、PWM変換器4に印加され
る交流電源1の基本波電圧をカットする。これによって
PWM変換器4は低い直流電圧によって高調波補償を行
う事ができる。また、補償電流検出器10は補償電流I
C を検出し、図4の制御回路に出力する。負荷電圧検出
器7は容量性非線形負荷8の電圧VL を検出し、図4の
制御回路に出力する。
【0022】図4において、21は負荷電圧検出器7に
より検出された負荷電圧VL から高調波成分VLHを取り
出す第1のハイパスフィルタ、22は前記した補償定数
(−LA /LL )を第1のハイパスフィルタ21の出力
VLHに掛け算する補償定数掛算器である。23は、補償
電流検出器10により検出された補償電流IC から高調
波成分ICHを取り出す第2のハイパスフィルタ、24は
ダンピング定数を第2のハイパスフィルタ21の出力I
CHに掛け算するダンピング定数掛算器、25は上記補償
定数掛算器21の出力VL * とダンピング定数掛算器2
4の出力VDM* を加算する加算器である。また、27は
比較器であり、比較器27は三角波発生器26が出力す
る三角波信号と上記加算器25の出力V* を比較して、
出力V* をPWM変調し、PWM変換器4を駆動するゲ
ートパルス信号GI を出力する。
【0023】図3、図4において、本実施例の並列形A
/Fは次のように動作する。第1のハイパスフィルタ2
1は容量性非線形負荷8の負荷電圧VL を入力し、その
高調波分VLHを補償定数掛算器22に出力する。ここ
で、高調波にとって直列コンデンサ9のリアクタンスは
十分に小さいとすると、直列コンデンサ9(=ZC )と
A/Fリアクトル3(=ZA )の合成リアクタンスは、
ZA +ZC ≒ZA となり、前記した補償定数−K1は−
LA /LLとなる。補償定数掛算器22は負荷電圧VL
の高調波成分VLHを入力として、前記式(2)に基づき
負荷出力電圧高調波VLHと、補償定数−K1(=−LA
/LL )を掛け算し、その積を電圧指令VL * として、
加算器25に出力する。一方、第2のハイパスフィルタ
23は補償電流IC を入力とし、その高調波成分ICHを
ダンピング定数掛算器24に出力する。
【0024】ダンピング定数掛算器24は補償電流の高
調波成分ICHを入力として、該高調波成分ICHと補償定
数−K2を掛け算し、その積をダンピング指令VDM*
して加算器25に出力する。加算器25は電圧指令VL
* とダンピング指令VDM* を加算し、その和を補償電圧
指令V* として比較器27に出力する。比較器27は三
角波発生器26からの三角波信号Sと補償電圧指令V*
を比較することにより、上記補償電圧指令V* をPWM
変調し、PWM変換器4を駆動するゲートパルス信号G
Iを出力する。PWM変換器4はゲートパルス信号GI
に応じて容量性非線形負荷8から出力される高調波成分
を補償する補償電流IC を出力し、この補償電流IC は
A/Fリアクトル3、直列コンデンサ9を介して電源ラ
インと並列形A/Fとの接続点に供給され、高調波成分
が補償される。ここで、上記ダンピング定数−K2 の作
用を、図5の等価回路により説明する。
【0025】図5において、VSHは、図1の交流電源1
の出力電圧の高調波成分、ZC は直列コンデンサ9のリ
アクタンス、またZA はA/F用リアクトル3のリアク
タンス、VCHはPWM変換器4が出力する補償電圧の高
調波成分、ICHは補償電流の高調波成分、10は前記し
た補償電流検出器であり、同図ではダンピング定数の作
用を説明するため、制御回路4における第1のハイパス
フィルタ21、補償定数22の部分は省略されている。
【0026】同図において、補償電流検出器10により
検出された補償電流の高調波成分ICHに、ダンピング定
数(=−K2 )、制御性能を表す定数(=G)が掛け算
され、PWM変換器4の出力電圧VCHが制御されるの
で、次の式(6)が成り立つ。 VCH=−G×K2 ×ICH (6) ここで、仮にPWM変換器4が指令通りに動作すると
し、G=1とすると、補償電流ICHは、図5の等価回路
および上記式(6)より、次の式(7)で表される。
【0027】
【数3】
【0028】上記式(7)から明らかなように、ダンピ
ング定数−K2はリアクタンスZS,ZA ,ZC のよう
に補償電流の高調波成分ICHに対して抵抗として作用す
るので、仮に、直列共振が起こりZS +ZA +ZC ≒0
となっても、ダンピング定数−K2により共振を抑制す
ることができる。以上のように本実施例においては、負
荷電圧の高調波成分VLHを検出し、検出した高調波成分
VLHと補償定数−K1 との積に基づき電圧指令VL *
得るとともに、補償電流の高調波成分ICHにダンピング
定数−K2を掛け算し、その積VDM* を上記電圧指令V
L * に加算して補償電圧指令V* 得てPWM変換器5を
制御しているので、ダンピング性能を備えた負荷電圧検
出方式の並列形A/Fを実現することができる。
【0029】図6、図7は本発明の第2の実施例を示す
図である。本実施例はPWM変換器4の直流コンデンサ
5の電圧を制御できるようにした実施例を示しており、
図6は主回路、図7はその制御回路である。図6の主回
路において、図3に示したものと同一のものには同一の
符号が付されており、本実施例においては、図3に示し
たものに、並列形A/Fと電源ラインの接続点の電圧V
T を検出する電源電圧検出器11と、直流コンデンサ5
の電圧VD を検出する直流電圧検出器12が付加されて
いる。また、図7の制御回路には、図4に示した制御回
路に上記直流電圧VD と直流電圧設定値VD * の偏差を
増幅する電圧制御アンプ28と、上記電源電圧検出器1
1の出力VS に対して進み位相を持つ電圧VTaを出力す
る進み信号発生器29と、掛算器30が付加されてい
る。
【0030】図6、図7において、直流電圧検出器12
により検出された直流コンデンサ5の電圧VD は電圧制
御アンプ28において直流電圧設定値VD * と比較さ
れ、その偏差増幅信号VDC* が掛算器30に与えられ
る。一方、電源電圧検出器11により検出された電圧V
S が進み信号発生器29に与えられ、進み信号発生器2
9は、上記電圧VS に対し位相進みを持つ進み電圧VTa
を出力する。掛算器30は上記電圧VDC* と進み電圧V
Taを掛け算し、その積を直流電圧指令V1 * として加算
器25に出力する。上記直流電圧指令V1 * は上記偏差
増幅信号VDC* が直流であり、また進み電圧VTaが電圧
VT より位相が進んだ正弦波であるので、大きさが上記
偏差増幅信号VDC* に比例した正弦波となり、上記直流
電圧指令V1 * により、後述するように直流電圧VD を
制御することができる。加算器25は上記直流電圧指令
V1 * と前記した補償電圧指令VL * およびダンピング
指令VDM* を加算して、補償電圧指令V* を比較器27
に出力する。比較器27は前記したように、三角波信号
Sと補償電圧指令V* を比較し、ゲートパルス信号GI
を出力し、PWM変換器4が駆動される。
【0031】次に、上記直流電圧VD の制御について図
8の基本波ベクトル図により説明する。電源電圧をVS
、PWM変換器4の出力電圧をVC 、PWM変換器4
が出力する補償電流をIC 、補償電流IC の電源電圧V
S と同相の成分をICD、直列コンデンサ9とA/Fリア
クトル3の合成電圧をVX とすると、図8に示すベクト
ル図が成立する。図8において、PWM変換器4の出力
電圧VC を、電源電圧VS より同図に示すように進ませ
て大きさを制御することにより、電源電圧VS と同相の
補償電流ICDが制御され、その結果、交流電源1からエ
ネルギーをもらって、PWM変換器4の直流側に接続さ
れている直流コンデンサ5の充電が行われる。一方、P
WM変換器4の出力電圧VC を電源電圧VS より遅らせ
て大きさを制御することにより、PWM変換器4の直流
側に接続されている直流コンデンサ5の放電が行われ
る。
【0032】すなわち、図7において、直流コンデンサ
5の電圧VD が直流電圧設定値VD * より小さいときに
は、掛算器30は上記電圧VD と直流電圧設定値VD *
の偏差に応じた大きさの進み位相の電圧V1 * を出力
し、その結果直流コンデンサ5が充電される。また、直
流コンデンサ5の電圧VD が直流電圧設定値VD * より
大きいときには、偏差増幅信号VDC* の符号が負になる
ので、掛算器30は上記電圧VD と直流電圧設定値VD
* の偏差に応じた大きさの遅れ位相の電圧V1 *を出力
し、その結果直流コンデンサ5が放電される。
【0033】上記のようにして、加算器25に加算する
電圧の位相を制御することにより、直流コンデンサ5の
電圧VD を制御することができる。なお、進み電圧VTa
の角度は、補償電流IC の中の無効分をあまり増やさな
いようにするために90°付近とするのが望ましい。本
実施例においては、上記のように構成しているので、ダ
ンピング性能を備えるとともに、PWM変換器4の直流
部の直流電圧制御機能を備えた電圧検出形並列形A/F
を実現することができる。
【0034】図9は本発明の第3の実施例を示す図であ
る。本実施例は2台の容量性非線形負荷の高調波成分を
制御できるようにした実施例を示しており、図9は主回
路、図10はその制御回路である。図9において、前記
図3、図6に示したものと同一のものには同一の符号が
付されており、本実施例においては、第1,第2の容量
性非線形負荷81,82と、第1の負荷リアクトル6
1、第2の負荷リアクトル62が設けられており、上記
第1,第2の容量性非線形負荷81,82の電圧VL を
検出する第1,第2の負荷電圧検出器71,72が設け
られている。また、図10の制御回路には、図4に示し
た制御回路に、上記負荷電圧検出器71,72の出力電
圧VL1,VL2を加算し、第1のハイパスフィルタ21に
出力する第2の加算器31が付加されている。
【0035】図9、図10において、第1,第2の負荷
電圧検出器71,72は第1の容量性非線形負荷81、
第2の容量性非線形負荷82の電圧VL1,VL2をそれぞ
れ検出し、制御回路の加算器31に送出する。第2の加
算器31は、上記電圧VL1,VL2の和を負荷出力電圧V
L として第1のハイパスフィルタ21に出力し、第1の
ハイパスフィルタ21はその高調波成分VLHを取り出
す。以下の動作は前記した図3、図4のものと同様であ
り、PWM変換器4は第1の容量性非線形負荷81、第
2の容量性非線形負荷82が出力する高調波を打ち消す
補償電流IC を出力する。ここで、第1の負荷リアクト
ル61および第2の負荷リアクトル62が同一の値LL
を有すると、前記図4で説明したように、定数K1とし
て、同様に(−LA /LL )とすることにより、2台の
容量性非線形負荷の出力電圧情報をもつ負荷出力VL で
2台の容量性非線形負荷81,82の高調波電流を抑制
することができる。
【0036】図11は本発明の第4の実施例を示す図で
あり、本実施例はトランスを介して2台の容量性非線形
負荷の高調波成分を補償する実施例を示している。図1
1において、前記図9に示したものと同一のものには同
一の符号が付されており、本実施例においては、図9の
ものにトランス13が付加されており、131は上記ト
ランス13の1次巻線漏れインダクタンス、132は第
1の2次巻線漏れインダクタンス、133は第2の2次
巻線漏れインダクタンス、134は3次巻線漏れインダ
クタンスである。そして、第1の容量性非線形負荷81
は第1の2次巻線に、第2の容量性非線形負荷82は第
2の2次巻線に、また、並列形A/Fは3次巻線に接続
され、トランス13の1次巻線は、電源インピーダンス
2を介して交流電源1に接続されている。
【0037】本実施例における制御回路は前記した図1
0に示したものを使用することができ、第1,第2の負
荷電圧検出器71,72により検出された第1および第
2の容量性非線形負荷81、82の電圧VL1,VL2が制
御回路の加算器31で加算され、前記したように、PW
M変換器4は第1の容量性非線形負荷81、第2の容量
性非線形負荷82が出力する高調波を打ち消す補償電流
IC を出力する。ここで、第1の2次巻線と第2の2次
巻線の漏れインダクタンス132と133の3次巻線換
算値を同一値のL2とし、3次巻線の漏れインダクタン
ス値をL3とすると、並列形A/Fに直列に3次巻線の
漏れインダクタンス134が接続されることとなり、前
記図4で説明したように、定数K1として、〔−(LA
+L3)/L2〕とすることにより、2台の容量性非線
形負荷の出力電圧情報をもつ負荷出力VL で2台の容量
性非線形負荷81,82の高調波電流を抑制することが
できる。
【0038】図12、図13は本発明の第5の実施例を
示す図である。本実施例は容量性非線形負荷のPWM変
換器のゲートパルスと上記PWM変換器の直流電圧の積
により負荷電圧を出力する実施例を示しており、図12
は主回路、図13は制御回路である。図12において、
113は負荷電力を制御するPWM変換器、114は直
流コンデンサ、115は負荷、116は直流コンデンサ
114の電圧を検出する直流電圧検出器である。負荷の
PWM変換器113のスイッチング素子は図示しない制
御回路が出力するゲートパルスGCにより制御され、P
WM変換器113は、直流コンデンサ116の負荷直流
電圧VD を一定に制御し、負荷115に交流電源1から
の電力を供給するように動作する。その他の構成は前記
図3に示したものと同様であり、本実施例においては、
負荷電圧検出器7が除去されている。
【0039】図13の制御回路においては、前記図4に
示した制御回路に、上記直流電圧検出器116の出力電
圧VD と上記ゲートパルスGCを掛け算し、負荷電圧に
相当した電圧VL を出力する掛け算器32が付加されて
いる。図12、図13において、直流電圧検出器116
により検出された負荷のPWM変換器113の直流電圧
VD が掛算器32に入力される。一方、上記負荷のPW
M変換器113のゲートパルスGCが上記掛算器32に
入力され、掛算器32は上記直流電圧VD とゲートパル
スGCより負荷出力電圧VL に相当する電圧VL を第1
のハイパスフィルタ21に出力する。
【0040】図14は上記掛算器32の作用を説明する
図であり、負荷のPWM変換器113のゲートパルスG
C1,GC2が例えば同図に示すように出力され、ま
た、直流電圧検出器116により直流コンデンサ114
の電圧VD が検出されると掛算器32は、同図に示すよ
うに、負荷電圧に相当した電圧VL を出力する。以下の
動作は前記図3、図4のものと同様であり、PWM変換
器4は上記PWM変換器113から構成される容量性非
線形負荷が出力する高調波を打ち消す補償電流IC を出
力する。本実施例は、上記のように構成しているので、
図3、図6に示した負荷電圧検出器7を用いることな
く、負荷電圧VL に相当した電圧を検出することができ
る。
【0041】(2)電源電圧の基本波を検出するローパ
スフィルタを用いた負荷電圧検出方式の並列形A/F 以下、第6〜第9の実施例により、ローパスフィルタを
用いた負荷電圧検出方式の並列形A/Fについて説明す
る。
【0042】図15は本発明の第6の実施例の主回路、
図16はその制御回路を示しており、本発明の第6の実
施例を上記図15および図16により説明する。図15
において、7は負荷電圧VL を検出する負荷電圧検出
器、11は電源電圧検出器であり、本実施例は、前記図
3の直列コンデンサ9を除去し、電源電圧検出器11を
設けたものであり、その他の構成は、前記図3と同様で
あり、同一のものには同一の符号が付されている。図1
6において、21は負荷電圧検出器7により検出された
負荷電圧VL から高調波成分VLHを取り出すハイパスフ
ィルタ、22は前記した補償定数(−LA/LL )をハ
イパスフィルタ21の出力VLHに掛け算する補償定数掛
算器である。33は、電源電圧検出器11により検出さ
れた電源電圧VT から基本波成分を取り出すローパスフ
ィルタ、25は上記補償定数掛算器21の出力VL *
ローパスフィルタ33の出力VT1* を加算する加算器で
ある。また、27は比較器であり、比較器27は三角波
発生器26が出力する三角波信号と上記加算器25の出
力V* を比較して、出力V* をPWM変調し、PWM変
換器4を駆動する信号GI を出力する。
【0043】図15、図16において、本実施例の並列
形A/Fは次のように動作する。ハイパスフィルタ21
は容量性非線形負荷8の負荷電圧VL を入力し、その高
調波分VLHを補償定数掛算器22に出力する。補償定数
掛算器22は負荷電圧VL の高調波成分VLHを入力とし
て、前記式(2)に基づき負荷出力電圧高調波VLHと、
補償定数−K1(=−LA /LL )を掛け算し、その積
を電圧指令VL * として、加算器25に出力する。一
方、ローパスフィルタ33は電源電圧VT を入力とし、
その基本波成分を基本波電圧指令VT1* として、加算器
25に出力する。加算器25は電圧指令VL * と基本波
電圧指令VT1* を加算し、その和を補償電圧指令V*
して比較器27に出力する。比較器27は三角波発生器
26からの三角波信号Sと補償電圧指令V* を比較し、
PWM変換器4のゲートパルス信号GIを出力する。
【0044】PWM変換器4はゲートパルス信号GIに
応じて容量性非線形負荷8から出力される高調波成分を
補償する補償電流IC を出力し、この補償電流IC はA
/Fリアクトル3を介して電源ラインと並列形A/Fと
の接続点に供給され、高調波成分が補償される。以上の
ように本実施例においては、負荷電圧の高調波成分VLH
を検出し、検出した高調波成分VLHに補償定数−K1 と
の積に基づき電圧指令VL * を得るとともに、電源電圧
の基本波成分VT1* を得て、上記電圧指令VL * に加算
して補償電圧指令V* 得てPWM変換器5を制御してい
るので、容量性非線形負荷8より出力される高調波成分
を直列コンデンサを用いることなく抑制することができ
る。
【0045】図17、図18は本発明の第7の実施例を
示す図である。本実施例は2台の容量性非線形負荷の高
調波成分を制御できるようにした実施例を示しており、
図17は主回路、図18はその制御回路である。図17
において、前記図15に示したものと同一のものには同
一の符号が付されており、本実施例においては、第1,
第2の容量性非線形負荷81,82と、第1の負荷リア
クトル61、第2の負荷リアクトル62が設けられてお
り、上記第1,第2の容量性非線形負荷81,82の電
圧VL を検出する第1,第2の負荷電圧検出器71,7
2が設けられている。また、図18の制御回路には、図
16に示した制御回路に、上記負荷電圧検出器71,7
2の出力電圧VL1,VL2を加算し、第1のハイパスフィ
ルタ21に出力する第2の加算器31が付加されてい
る。
【0046】図17、図18において、第1,第2の負
荷電圧検出器71,72は第1の容量性非線形負荷8
1、第2の容量性非線形負荷82の電圧VL1,VL2をそ
れぞれ検出し、制御回路の加算器31に送出する。第2
の加算器31は、上記電圧VL1,VL2の和を負荷出力電
圧VL として第1のハイパスフィルタ21に出力し、第
1のハイパスフィルタ21はその高調波成分VLHを取り
出す。以下の動作は前記した図15、図16のものと同
様であり、PWM変換器4は第1の容量性非線形負荷8
1、第2の容量性非線形負荷82が出力する高調波を打
ち消す補償電流IC を出力する。ここで、第1の負荷リ
アクトル61および第2の負荷リアクトル62が同一の
値LL を有すると、前記したように、定数K1として、
同様に(−LA /LL )とすることにより、2台の容量
性非線形負荷の出力電圧情報をもつ負荷出力VLで2台
の容量性非線形負荷の高調波電流を抑制することができ
る。
【0047】図19は本発明の第8の実施例を示す図で
あり、本実施例はトランスを介して2台の容量性非線形
負荷の高調波成分を補償する実施例を示している。図1
9において、前記図17に示したものと同一のものには
同一の符号が付されており、本実施例においては、図1
7のものにトランス13が付加されており、131は上
記トランス13の1次巻線漏れインダクタンス、132
は第1の2次巻線漏れインダクタンス、133は第2の
2次巻線漏れインダクタンス、134は3次巻線漏れイ
ンダクタンスである。そして、第1の容量性非線形負荷
81は第1の2次巻線に、第2の容量性非線形負荷82
は第2の2次巻線に、また、並列形A/Fは3次巻線に
接続され、トランス13の1次巻線は、電源インピーダ
ンス2を介して交流電源1に接続されている。
【0048】本実施例における制御回路は前記した図1
8に示したものを使用することができ、第1,第2の負
荷電圧検出器71,72により検出された第1および第
2の容量性非線形負荷81、82の電圧VL1,VL2が制
御回路の加算器31で加算され、前記したように、PW
M変換器4は第1の容量性非線形負荷81、第2の容量
性非線形負荷82が出力する高調波を打ち消す補償電流
IC を出力する。ここで、第1の2次巻線と第2の2次
巻線の漏れインダクタンス132と133の3次巻線換
算値を同一値のL2とし、3次巻線の漏れインダクタン
ス値をL3とすると、並列形A/Fに直列に3次巻線の
漏れインダクタンス134が接続されることとなり、定
数K1として(−L3/L2)とすることにより、2台
の容量性非線形負荷の出力電圧情報をもつ負荷出力VL
で2台の容量性非線形負荷81,82の高調波電流を抑
制することができる。
【0049】図20、図21は本発明の第9の実施例を
示す図である。本実施例は容量性非線形負荷のPWM変
換器のゲートパルスと上記PWM変換器の直流電圧の積
により負荷電圧を出力する実施例を示しており、図20
は主回路、図21は制御回路である。図20において、
113は負荷電力を制御するPWM変換器、114は直
流コンデンサ、115は負荷、116は直流コンデンサ
114の電圧を検出する直流電圧検出器である。前記図
12と同様、負荷のPWM変換器113のスイッチング
素子は図示しない制御回路が出力するゲートパルスGC
により制御され、PWM変換器113は、直流コンデン
サ116の負荷直流電圧VD を一定に制御し、負荷11
5に交流電源1からの電力を供給するように動作する。
その他の構成は前記図15に示したものと同様であり、
本実施例においては、図15に示した負荷電圧検出器7
が除去されている。
【0050】図21の制御回路においては、前記図16
に示した制御回路に、上記直流電圧検出器116の出力
電圧VD と上記ゲートパルスGCを掛け算し負荷電圧に
相当した電圧VL を出力する掛け算器32が付加されて
いる。図20、図21において、直流電圧検出器116
により検出された負荷のPWM変換器113の直流電圧
VD が掛算器32に入力される。一方、上記負荷のPW
M変換器113のゲートパルスGCが上記掛算器32に
入力され、掛算器32は、前記図14で説明したよう
に、上記直流電圧VD とゲートパルスGCより負荷出力
電圧VL に相当する電圧VL を第1のハイパスフィルタ
21に出力する。
【0051】以下の動作は前記図15、図16のものと
同様であり、PWM変換器4は上記PWM変換器113
から構成される容量性非線形負荷が出力する高調波を打
ち消す補償電流IC を出力する。本実施例は、上記のよ
うに構成しているので、負荷電圧検出器7を用いること
なく、負荷電圧VL に相当した電圧を検出することがで
きる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は以下の効
果を得ることができる。 (1)PWM変換器の交流電源側にスイッチングリップ
ル抑制用リアクトルと直列コンデンサが直列に接続され
た容量性非線形負荷の高調波を抑制する並列形アクティ
ブフィルタにおいて、上記スイッチングリップル抑制用
リアクトルに流れる高調波電流を検出し、検出した高調
波電流にダンピング定数を掛けて、ダンピング指令を発
生する手段と、前記容量性非線形負荷と負荷リアクトル
との接続点の高調波電圧を検出し、検出した高調波電圧
に、上記スイッチングリップル抑制用リアクトルのイン
ダクタンス値LA と上記負荷リアクトルのインダクタン
ス値LL により定まる補償定数(=−LA /LL )を掛
けて補償電圧指令を発生する手段と、上記補償電圧指令
と前記ダンピング指令との和を求める加算手段とを設け
上記加算手段の出力を電圧指令としてPWM変換器に与
えるようにしたので、ダンピング性能を備えた、補償特
性の良好な負荷電圧検出方式の並列形アクティブフィル
タを実現することができる。
【0053】(2)上記(1)において、電源電圧を検
出し90°位相が進んだ進み電圧を発生する手段と、前
記PWM変換器の直流電圧偏差を増巾した信号と前記進
み電圧の積を直流電圧指令として発生する手段と、該直
流電圧指令を前記PWM変換器の電圧指令に加算する手
段を設けたので、直流電圧制御機能を備えた負荷電圧検
出方式の並列形アクティブフィルタを実現することがで
きる。 (3)上記(1)において、容量性非線形負荷のPWM
変換器のゲートパルスと、該PWM変換器の直流側の電
圧との積より上記容量性非線形負荷電圧に相当した電圧
を得る掛算手段を設け、上記掛算手段の出力信号から容
量性非線形負荷が出力する高調波電圧を求め、該高調波
電圧に補償定数を掛けて補償電圧指令を発生するように
したので、負荷電圧検出器を用いることなく、負荷電圧
に相当した電圧を検出することができる。
【0054】(4)上記(1)(2)(3)において、
交流電源に接続される複数の容量性非線形負荷の高調波
を抑制するに際し、上記容量性非線形負荷と各負荷リア
クトルとの接続点の高調波電圧を検出し、検出した高調
波電圧の和を求める手段を設け、上記高調波電圧の和
に、スイッチングリップル抑制用リアクトルのインダク
タンス値LA と上記各負荷リアクトルのインダクタンス
値LL により定まる補償定数(=−LA /LL )を掛け
て補償電圧指令を発生するようにしたので、複数台の容
量性非線形負荷から出力される高調波を抑制することが
できる負荷電圧検出方式の並列形アクティブフィルタを
実現することができる。
【0055】(5)上記(1)(2)(3)において、
トランスの複数個の2次巻線に接続された複数台の容量
性非線形負荷の高調波を、スイッチングリップル抑制用
リアクトルと直列コンデンサの直列回路を介して上記ト
ランスの3次巻線に接続されたPWM変換器が出力する
補償電流により抑制するに際し、上記各容量性非線形負
荷とトランスとの接続点の高調波電圧を検出し、検出し
た高調波電圧の和を求める手段と、上記高調波電圧の和
に、スイッチングリップル抑制用リアクトルのインダク
タンス値LA と上記トランスの2次巻線の漏れインダク
タンスL2 と上記トランスの3次巻線の漏れインダクタ
ンスL3 により定まる補償定数〔=−(LA +L3 )/
L2 〕を掛けて補償電圧指令を発生するようにしたの
で、複数台の容量性非線形負荷から出力される高調波を
抑制することができる負荷電圧検出方式の並列形アクテ
ィブフィルタを実現することができる。
【0056】(6)PWM変換器の交流電源側にスイッ
チングリップル抑制用リアクトルが接続された容量性非
線形負荷の高調波を抑制する並列形アクティブフィルタ
において、容量性非線形負荷と負荷リアクトルとの接続
点の高調波電圧を検出し、検出した高調波電圧に、上記
スイッチングリップル抑制用リアクトルのインダクタン
ス値LA と上記負荷リアクトルのインダクタンス値LL
により定まる補償定数(−LA /LL )を掛けて補償電
圧指令を発生する手段と、電源電圧を検出し、基本波電
圧指令を得る基本波指令出力手段と、上記補償電圧指令
と前記基本波電圧指令との和を求める加算手段とを設
け、上記加算手段の出力を電圧指令としてPWM変換器
に与えるようにしたので、直列コンデンサを用いること
なく補償特性の良好な負荷電圧検出方式の並列形アクテ
ィブフィルタを実現することができる。
【0057】(7)上記(6)において、容量性非線形
負荷のPWM変換器のゲートパルスと、該PWM変換器
の直流側の電圧との積より上記容量性非線形負荷電圧に
相当した電圧を得る掛算手段を設け、上記掛算手段の出
力信号から容量性非線形負荷が出力する高調波電圧を求
め、該高調波電圧に補償定数を掛けて補償電圧指令を発
生するようにしたので、負荷電圧検出器を用いることな
く、負荷電圧に相当した電圧を検出することができる。
【0058】(8)上記(6)(7)において、交流電
源に接続される複数の容量性非線形負荷の高調波を抑制
するに際し、上記容量性非線形負荷と各負荷リアクトル
との接続点の高調波電圧を検出し、検出した高調波電圧
の和を求める手段を設け、上記高調波電圧の和に、スイ
ッチングリップル抑制用リアクトルのインダクタンス値
LA と上記各負荷リアクトルのインダクタンス値LL に
より定まる補償定数(=−LA /LL )を掛けて補償電
圧指令を発生するようにしたので、複数台の容量性非線
形負荷から出力される高調波を抑制することができる負
荷電圧検出方式の並列形アクティブフィルタを実現する
ことができる。
【0059】(9)上記(6)(7)において、トラン
スの複数個の2次巻線に接続された複数台の容量性非線
形負荷の高調波を、上記トランスの3次巻線に接続され
たPWM変換器が出力する補償電流により抑制するに際
し、上記各容量性非線形負荷とトランスとの接続点の高
調波電圧を検出し、検出した高調波電圧の和を求める手
段と、上記高調波電圧の和に、上記トランスの2次巻線
の漏れインダクタンスL2 と上記トランスの3次巻線の
漏れインダクタンスL3 により定まる補償定数(=−L
3 /L2 )を掛けて補償電圧指令を発生するようにした
ので、複数台の容量性非線形負荷から出力される高調波
を抑制することができる負荷電圧検出方式の並列形アク
ティブフィルタを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の並列形A/Fの基本構成およびその等
価回路を示す図である。
【図2】従来の並列形A/Fの等価回路を示す図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施例の主回路を示す図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施例の制御回路を示す図であ
る。
【図5】ダンピング定数−K2 の作用を説明する等価回
路である。
【図6】本発明の第2の実施例の主回路を示す図であ
る。
【図7】本発明の第1の実施例の制御回路を示す図であ
る。
【図8】直流電圧制御を説明するための基本波ベクトル
図である。
【図9】本発明の第3の実施例の主回路を示す図であ
る。
【図10】本発明の第3の実施例の制御回路を示す図で
ある。
【図11】本発明の第4の実施例の主回路を示す図であ
る。
【図12】本発明の第5の実施例の主回路を示す図であ
る。
【図13】本発明の第5の実施例の制御回路を示す図で
ある。
【図14】第5の実施例における掛算器32の作用を説
明する図である。
【図15】本発明の第6の実施例の主回路を示す図であ
る。
【図16】本発明の第6の実施例の制御回路を示す図で
ある。
【図17】本発明の第7の実施例の主回路を示す図であ
る。
【図18】本発明の第7の実施例の制御回路を示す図で
ある。
【図19】本発明の第8の実施例の主回路を示す図であ
る。
【図20】本発明の第9の実施例の主回路を示す図であ
る。
【図21】本発明の第9の実施例の制御回路を示す図で
ある。
【図22】従来の負荷電流検出方式の並列形A/Fを示
す図である。
【符号の説明】
1 交流電源 2 電源インピーダンス 3 スイッチングリップル抑制用リアクト
ル 4 PWM変換器 5 直流コンデンサ 6,61,62 負荷リアクトル 7,71,72 負荷電圧検出器 8,81,82 容量性非線形負荷 9 直列コンデンサ 10 補償電流検出器 11 電源電圧検出器 12 直流電圧検出器 20 制御回路 21 第1のハイパスフィルタ 22 補償定数掛算器 23 第2のハイパスフィルタ 24 ダンピング定数掛算器 25 加算器 26 三角波発生器 27 比較器 28 電圧制御アンプ 29 進み信号発生器 30 掛算器 31 加算器 32 掛算器 33 ローパスフィルタ 13 トランス 131 1次巻線漏れインダクタンス 132 2次巻線漏れインダクタンス 133 2次巻線漏れインダクタンス 134 3次巻線漏れインダクタンス 113 負荷のPWM変換器 114 直流コンデンサ 116 直流電圧検出器 115 負荷
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯田 克二 神奈川県大和市上草柳338番地1 東洋電 機製造株式会社技術研究所内 (72)発明者 ミシ・アブダラ 神奈川県大和市上草柳338番地1 東洋電 機製造株式会社技術研究所内 (72)発明者 塩田 剛 神奈川県海老名市東柏ケ谷四丁目6番32号 東洋電機製造株式会社相模製作所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PWM変換器を備え、該PWM変換器が
    出力する補償電流により交流電源に接続される容量性非
    線形負荷の高調波を抑制する並列形アクティブフィルタ
    であって、 上記PWM変換器の交流電源側に直列に接続されたスイ
    ッチングリップル抑制用リアクトルと直列コンデンサ
    と、 前記スイッチングリップル抑制用リアクトルに流れる高
    調波電流を検出し、検出した高調波電流にダンピング定
    数を掛けて、ダンピング指令を発生する手段と、 前記容量性非線形負荷と負荷リアクトルとの接続点の高
    調波電圧を検出し、検出した高調波電圧に、上記スイッ
    チングリップル抑制用リアクトルのインダクタンス値L
    A と上記負荷リアクトルのインダクタンス値LL により
    定まる補償定数(=−LA /LL )を掛けて補償電圧指
    令を発生する手段と、 上記補償電圧指令と前記ダンピング指令との和を求める
    加算手段とを設け、 上記加算手段の出力を電圧指令としてPWM変換器に与
    え、PWM変換器を駆動することを特徴とする並列形ア
    クティブフィルタ。
  2. 【請求項2】 電源電圧を検出し、位相が進んだ進み電
    圧を発生する手段と、 前記PWM変換器の直流電圧偏差を増巾した信号と前記
    進み電圧の積を直流電圧指令として発生する手段と、 該直流電圧指令を前記PWM変換器の電圧指令に加算す
    る手段を設けたことを特徴とする請求項1の並列形アク
    ティブフィルタ。
  3. 【請求項3】 容量性非線形負荷のPWM変換器のゲー
    トパルスと、該PWM変換器の直流側の電圧との積より
    上記容量性非線形負荷電圧に相当した電圧を得る掛算手
    段を設け、 上記掛算手段の出力信号から容量性非線形負荷が出力す
    る高調波電圧を求め、 該高調波電圧に補償定数を掛けて補償電圧指令を発生す
    ることを特徴とする請求項1または請求項2の並列形ア
    クティブフィルタ。
  4. 【請求項4】 交流電源に接続される複数の容量性非線
    形負荷の高調波を抑制する並列形アクティブフィルタで
    あって、 上記各容量性非線形負荷と各負荷リアクトルとの接続点
    の高調波電圧を検出し、検出した高調波電圧の和を求め
    る手段を設け、 上記高調波電圧の和に、スイッチングリップル抑制用リ
    アクトルのインダクタンス値LA と上記各負荷リアクト
    ルのインダクタンス値LL により定まる補償定数(=−
    LA /LL )を掛けて補償電圧指令を発生することを特
    徴とする請求項1,2または請求項3の並列形アクティ
    ブフィルタ。
  5. 【請求項5】 トランスの複数個の2次巻線に接続され
    た複数台の容量性非線形負荷の高調波を、スイッチング
    リップル抑制用リアクトルと直列コンデンサの直列回路
    を介して上記トランスの3次巻線に接続されたPWM変
    換器が出力する補償電流により抑制する並列形アクティ
    ブフィルタであって、 上記各容量性非線形負荷とトランスとの接続点の高調波
    電圧を検出し、検出した高調波電圧の和を求める手段
    と、 上記高調波電圧の和に、スイッチングリップル抑制用リ
    アクトルのインダクタンス値LA と上記トランスの2次
    巻線の漏れインダクタンスL2 と上記トランスの3次巻
    線の漏れインダクタンスL3 により定まる補償定数〔=
    −(LA +L3)/L2 〕を掛けて補償電圧指令を発生
    することを特徴とする請求項1,2または請求項3の並
    列形アクティブフィルタ。
  6. 【請求項6】 PWM変換器を備え、該PWM変換器が
    出力する補償電流により交流電源に接続される容量性非
    線形負荷の高調波を抑制する並列形アクティブフィルタ
    であって、 上記PWM変換器の交流電源側に直列に接続されたスイ
    ッチングリップル抑制用リアクトルと、 前記容量性非線形負荷と負荷リアクトルとの接続点の高
    調波電圧を検出し、検出した高調波電圧に、上記スイッ
    チングリップル抑制用リアクトルのインダクタンス値L
    A と上記負荷リアクトルのインダクタンス値LL により
    定まる補償定数(−LA /LL )を掛けて補償電圧指令
    を発生する手段と、 電源電圧を検出し、基本波電圧指令を得る基本波指令出
    力手段と、 上記補償電圧指令と前記基本波電圧指令との和を求める
    加算手段とを設け、 上記加算手段の出力を電圧指令としてPWM変換器に与
    え、PWM変換器を駆動することを特徴とする並列形ア
    クティブフィルタ。
  7. 【請求項7】 容量性非線形負荷のPWM変換器のゲー
    トパルスと、該PWM変換器の直流側の電圧との積より
    上記容量性非線形負荷電圧に相当した電圧を得る掛算手
    段を設け、 上記掛算手段の出力信号から容量性非線形負荷が出力す
    る高調波電圧を求め、該高調波電圧に補償定数を掛けて
    補償電圧指令を発生することを特徴とする請求項6の並
    列形アクティブフィルタ。
  8. 【請求項8】 交流電源に接続される複数の容量性非線
    形負荷の高調波を抑制する並列形アクティブフィルタで
    あって、 上記各容量性非線形負荷と各負荷リアクトルとの接続点
    の高調波電圧を検出し、検出した高調波電圧の和を求め
    る手段を設け、 上記高調波電圧の和に、スイッチングリップル抑制用リ
    アクトルのインダクタンス値LA と上記各負荷リアクト
    ルのインダクタンス値LL により定まる補償定数(=−
    LA /LL )を掛けて補償電圧指令を発生することを特
    徴とする請求項6または請求項7の並列形アクティブフ
    ィルタ。
  9. 【請求項9】 トランスの複数個の2次巻線に接続され
    た複数台の容量性非線形負荷の高調波を、上記トランス
    の3次巻線に接続されたPWM変換器が出力する補償電
    流により抑制する並列形アクティブフィルタであって、 上記各容量性非線形負荷とトランスとの接続点の高調波
    電圧を検出し、検出した高調波電圧の和を求める手段
    と、 上記高調波電圧の和に、上記トランスの2次巻線の漏れ
    インダクタンスL2 と上記トランスの3次巻線の漏れイ
    ンダクタンスL3 により定まる補償定数(=−L3 /L
    2 )を掛けて補償電圧指令を発生することを特徴とする
    請求項6または請求項7の並列形アクティブフィルタ。
JP8164423A 1996-06-25 1996-06-25 並列形アクティブフィルタ Expired - Fee Related JP2815572B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8164423A JP2815572B2 (ja) 1996-06-25 1996-06-25 並列形アクティブフィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8164423A JP2815572B2 (ja) 1996-06-25 1996-06-25 並列形アクティブフィルタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1014108A true JPH1014108A (ja) 1998-01-16
JP2815572B2 JP2815572B2 (ja) 1998-10-27

Family

ID=15792876

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8164423A Expired - Fee Related JP2815572B2 (ja) 1996-06-25 1996-06-25 並列形アクティブフィルタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2815572B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020092283A (ko) * 2002-10-29 2002-12-11 구성회 전기난방장치의 전압제어방법
KR20030003606A (ko) * 2001-07-03 2003-01-10 학교법인 포항공과대학교 전원 시스템에 있어서 능동 전력 필터 기능을 갖는 복합형펄스폭 변조 ac/dc 컨버터
WO2007129456A1 (ja) * 2006-04-25 2007-11-15 Mitsubishi Electric Corporation 電力変換装置
CN101939898A (zh) * 2007-10-11 2011-01-05 太阳架技术公司 用于最小化单相功率调节器中的双频纹波功率的方法
WO2011148526A1 (ja) * 2010-05-28 2011-12-01 三菱電機株式会社 電力変換装置
CN102916430A (zh) * 2012-11-15 2013-02-06 国电南京自动化股份有限公司 一种针对容性负载的并联型有源电力滤波器谐波补偿方法
CN104993487A (zh) * 2015-07-09 2015-10-21 泰州学院 用于电压源型非线性负载谐波补偿的sapf控制方法
KR20190040424A (ko) * 2017-10-10 2019-04-18 엘지전자 주식회사 전력 품질 보상 장치
CN110808593A (zh) * 2019-11-18 2020-02-18 国网四川省电力公司电力科学研究院 弱联系电网中多控制器引发电磁振荡的阻尼分析方法及装置
CN111313423A (zh) * 2019-11-27 2020-06-19 天津瑞能电气有限公司 一种优化的有源电力滤波器电流线性控制方法
JP2021029070A (ja) * 2019-08-09 2021-02-25 国立大学法人東京工業大学 電力系統用アクティブフィルタ装置

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030003606A (ko) * 2001-07-03 2003-01-10 학교법인 포항공과대학교 전원 시스템에 있어서 능동 전력 필터 기능을 갖는 복합형펄스폭 변조 ac/dc 컨버터
KR20020092283A (ko) * 2002-10-29 2002-12-11 구성회 전기난방장치의 전압제어방법
EP2012419A4 (en) * 2006-04-25 2012-03-21 Mitsubishi Electric Corp POWER CONVERTER
WO2007129456A1 (ja) * 2006-04-25 2007-11-15 Mitsubishi Electric Corporation 電力変換装置
JPWO2007129456A1 (ja) * 2006-04-25 2009-09-17 三菱電機株式会社 電力変換装置
US8223517B2 (en) 2006-04-25 2012-07-17 Mitsubishi Electric Corporation Power converting apparatus with main converter and sub-converter
EP2012419A1 (en) * 2006-04-25 2009-01-07 Mitsubishi Electric Corporation Power converter
JP2011501635A (ja) * 2007-10-11 2011-01-06 ソーラーブリッジ テクノロジーズ,インコーポレイテッド 単相電力調整装置における二倍周波数リップル電力を最小にする方法
CN101939898A (zh) * 2007-10-11 2011-01-05 太阳架技术公司 用于最小化单相功率调节器中的双频纹波功率的方法
WO2011148526A1 (ja) * 2010-05-28 2011-12-01 三菱電機株式会社 電力変換装置
JP5400961B2 (ja) * 2010-05-28 2014-01-29 三菱電機株式会社 電力変換装置
CN102916430A (zh) * 2012-11-15 2013-02-06 国电南京自动化股份有限公司 一种针对容性负载的并联型有源电力滤波器谐波补偿方法
CN104993487A (zh) * 2015-07-09 2015-10-21 泰州学院 用于电压源型非线性负载谐波补偿的sapf控制方法
KR20190040424A (ko) * 2017-10-10 2019-04-18 엘지전자 주식회사 전력 품질 보상 장치
JP2021029070A (ja) * 2019-08-09 2021-02-25 国立大学法人東京工業大学 電力系統用アクティブフィルタ装置
CN110808593A (zh) * 2019-11-18 2020-02-18 国网四川省电力公司电力科学研究院 弱联系电网中多控制器引发电磁振荡的阻尼分析方法及装置
CN111313423A (zh) * 2019-11-27 2020-06-19 天津瑞能电气有限公司 一种优化的有源电力滤波器电流线性控制方法
CN111313423B (zh) * 2019-11-27 2023-11-28 天津瑞能电气有限公司 一种优化的有源电力滤波器电流线性控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2815572B2 (ja) 1998-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3221828B2 (ja) 電力変換方法及び電力変換装置
US9136759B2 (en) DC-DC converter with circuit for reproducing a current flowing through a storage inductor
US20060133120A1 (en) Three-phase ac-to-dc-to-ac converter
JPH06502294A (ja) 高力率倍電圧整流器
JP2815572B2 (ja) 並列形アクティブフィルタ
US9214815B2 (en) Power supply system including a battery, a DC/DC converter, and an inverter
US11637493B2 (en) Electrical circuits for power factor correction by measurement and removal of overtones and power factor maximization
JP3530359B2 (ja) 3相力率改善形コンバータ
EP4012909A1 (en) Control circuit for power converting device, and power converting device
EP2369724A2 (en) Active switching ripple filter
JP3181859B2 (ja) 電力変換装置
JPH07131984A (ja) 直流電源装置
JPH05292741A (ja) 電源高調波特性を改善するフォワードコンバータ
JPH0628517B2 (ja) 電力変換装置
JP3167314B2 (ja) インバータ装置
JPH05176553A (ja) 無停電電源装置のインバータ制御方法及び無停電電源装置
JP3590175B2 (ja) Pwmコンバ−タ
CN112019081B (zh) 半导体功率开关器件集成电路及其控制方法、控制电路
US20230208284A1 (en) Systems and Methods of Unwanted Harmonic Content Removal for Power Conversion
JP2878779B2 (ja) パッシブ併用アクティブフィルタ
JP3425220B2 (ja) 電力用アクティブフィルタ
JP3235711B2 (ja) スイッチング電源
JPH10336896A (ja) パッシブフィルタのダンピング回路
JP2023163359A (ja) スイッチング電源装置
JPH0974765A (ja) 静止型電力変換装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070814

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080814

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees