JPH10140771A - 太陽電池屋根構造および太陽電池パネル - Google Patents

太陽電池屋根構造および太陽電池パネル

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JPH10140771A
JPH10140771A JP8296359A JP29635996A JPH10140771A JP H10140771 A JPH10140771 A JP H10140771A JP 8296359 A JP8296359 A JP 8296359A JP 29635996 A JP29635996 A JP 29635996A JP H10140771 A JPH10140771 A JP H10140771A
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JP
Japan
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solar cell
solar battery
roof
eaves
panels
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JP8296359A
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English (en)
Inventor
Norikazu Sakai
則和 坂井
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣家からのもらい火を防止できるとともに、
充分な発電量を得ることができ、かつ、外観がよくなる
太陽電池屋根構造および太陽電池パネルを提供する。 【解決手段】 太陽電池屋根7を、建物の屋根面9Aに
棟部側から軒先先端部Aにわたって、太陽電池体17を
有する太陽電池パネル10を複数枚設けて形成し、これ
らの太陽電池パネル10のうち、少なくとも軒先先端部
Aに配置される太陽電池パネル10’に鉄板等の不燃部
材18を備えさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池屋根構造
および太陽電池パネルに係り、例えば住宅等の建物に利
用できる。
【0002】
【背景技術】従来より、環境や生態系に悪影響を与えな
いエネルギーとして太陽エネルギーが知られており、こ
の太陽エネルギーを利用するために、太陽電池を住宅等
の屋根に設置することが行われている。太陽電池の屋根
への設置にあたり、水等による漏電や短絡等の事故を防
止するため、内部に太陽電池であるソーラーセルを収め
た防水構造の太陽電池パネルが利用されている。このよ
うな太陽電池パネルは、一枚で所定の電圧および電力が
得られるように寸法等が規格化されており、所定枚数の
ソーラーセルが内部に配列されている。また、ソーラー
セルの上面には、太陽電池パネルの構成部材である例え
ばEVA(エチレンビニルアセテート)等の粘着部材を
介して太陽電池ガラスが配置されている。
【0003】このような太陽電池パネルは、屋根面との
間に隙間を形成した状態で屋根面に取り付けられてい
る。この隙間は外部と連通されており、隙間内部の空気
が外部の空気と循環可能とされている。このため、太陽
電池パネルは、高温になると隙間内部を循環する空気に
よって冷却され、太陽電池パネルの発電効率が低下しな
いようになっている。
【0004】従来、この隙間を確保するため、屋根下地
材の上に建物の棟から軒先に向け、かつ、建物の妻方向
に所定間隔でレールを配置し、このレール上に太陽電池
パネルを配置している。一方、太陽電池パネルを屋根面
に取り付けて太陽電池屋根を形成するに際しては、隣家
からのもらい火を防止するために、太陽電池パネルに不
燃部材を設けなければ、その太陽電池パネルを軒先端部
から所定寸法(具体的には800mm)離さなければなら
ないという法規上の規定がある。そこで、従来は、屋根
面の軒先端部から所定寸法の範囲に鉄板等の不燃部材を
張り、この不燃部材の建物の棟側に太陽電池パネルを配
置していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の太陽電
池屋根では、屋根面の軒先端部から所定寸法の範囲に鉄
板等の不燃部材が張られているので、その範囲内は太陽
電池パネルを配置できないデッドスペースとなり、その
太陽電池パネルの分の発電量を得ることができなくな
る。その結果、発電量の確保が充分でないという問題が
ある。また、建物の軒側では、太陽電池パネルに不燃部
材が続くことになり、外観が悪いという問題もある。
【0006】本発明の目的は、隣家からのもらい火を防
止できるとともに、充分な発電量を得ることができ、か
つ、外観がよくなる太陽電池屋根構造および太陽電池パ
ネルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る太陽電池屋
根構造は、図面を参照して説明すると、図2に示すよう
に、建物の屋根面9Aに棟部側から軒先先端部Aにわた
って、太陽電池体17を有する太陽電池パネル10を複
数枚設ける太陽電池屋根構造であって、前記複数枚の太
陽電池パネルのうち、少なくとも軒先先端部Aに配置さ
れる太陽電池パネル10’は不燃部材18を備えている
ことを特徴とするものである。
【0008】以上において、太陽電池体は、所定数のソ
ーラーセル(太陽電池)、EVA(エチレンビニルアセ
テート)、太陽電池ガラス等を含み構成されたものであ
り、防水構造となっていることが好ましい。また、不燃
部材としては、鉄板やステンレス板等を使用することが
好ましいが、例えばケイカル板(珪酸カルシュウム板)
や木質セメント板等を使用してもよい。さらに、太陽電
池屋根は、ユニット工法による建物、パネル工法による
建物および軸組工法による建物等に適用できる。
【0009】このような本発明では、軒先先端部に設け
られている太陽電池パネルは、不燃部材を備えているの
で、軒先端部から所定寸法範囲が耐火性を有することと
なり、これにより、隣家からのもらい火を防止できるよ
うになる。また、軒先先端部にも太陽電池パネルを設け
たので、この太陽電池パネルの発電量も利用することが
でき、これにより、充分な発電量を得ることができるよ
うになる。さらに、軒先先端部にまで太陽電池パネルを
設けたので、太陽電池パネルが連続することになり、外
観がよくなる。
【0010】本発明の太陽電池屋根構造において、図2
に示すように、軒先先端部Aの太陽電池パネル10’を
枠体16を含んで形成し、この枠体16に太陽電池体1
7を設けてもよい。このような本発明では、太陽電池体
を枠体に設ければよいので、太陽電池体の支持を容易か
つ確実に行える。
【0011】本発明の太陽電池屋根構造において、図2
に示すように、枠体16を不燃性とし、不燃部材18を
金属板で形成してもよい。以上において、枠体は例えば
アルミニュウム等で形成されることが好ましく、また、
金属板としては、鉄板、ステンレス等を使用することが
好ましい。このような本発明では、枠体が不燃部材とし
ての金属板を有する上に、枠体自身も不燃性となってい
るので、太陽電池パネルの耐火性能がより高まる。
【0012】本発明に係る太陽電池屋根パネル10’
は、図面を参照して説明すると、図2にすように、建物
の屋根面9Aに棟部側から軒先先端部Aにわたって太陽
電池パネル10を複数枚設けて形成する太陽電池屋根の
軒先先端部Aに配置される太陽電池パネルであって、太
陽電池体17と、この太陽電池体17の下方に配置され
る不燃部材18とを備えていることを特徴とするもので
ある。
【0013】このような本発明では、軒先先端部に設け
られる太陽電池パネルは、不燃部材を備えているので、
軒先端部から所定寸法範囲が耐火性を有することとな
り、これにより、隣家からのもらい火を防止できるよう
になる。また、軒先先端部にも太陽電池パネルを設けた
ので、この太陽電池パネルの発電量も利用することがで
き、これにより、充分な発電量を得ることができるよう
になる。さらに、軒先先端部にまで太陽電池パネルを設
けたので、太陽電池パネルが連続することになり、外観
がよくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態の
ユニット式建物1は、複数の下階建物ユニット2と、こ
れらの下階建物ユニット2の上に配置される上階建物ユ
ニット3を備え、上階建物ユニット3の上部には切り妻
屋根4が設けられている。切り妻屋根4の一面は複数枚
の屋根パネル5で形成され、他の1面は、複数枚の太陽
電池パネル10を並設して形成する太陽電池屋根7で形
成されている。
【0015】図2に示すように、太陽電池屋根7は、住
宅等の建物の棟側から軒側に向かって下り方向に傾斜し
た垂木8と、この垂木8に沿って張り付けた野地板9
と、この野地板9の上側に縦横に配列される前記複数の
太陽電池パネル10とを含んで構成されている。野地板
9は、表面にアスファルトルーフィング等の防水部材6
が張り付けられた合板であり、これにより、太陽電池屋
根7の防水性能を確保する屋根面9Aが形成されてい
る。
【0016】屋根面9Aの上には金属製の複数本のレー
ル部材11が取り付けられており、このレール部材11
は、細長い角パイプ部材で形成されるとともに、棟側先
端から軒側先端部Aまでにわたり、かつ、建物の妻方向
に、太陽電池パネル10の幅に対応する間隔をあけて平
行に敷設されている。そして、このようなレール部材1
1の上面の軒側先端、つまり、軒先先端部Aには、複数
の太陽電池パネル10のうちの先端側太陽電池パネル1
0’が配置されている。また、この太陽電池パネル1
0’を所定位置に位置決めするパネル位置決め部材であ
る屋根材12が設けられている。図示しないが、同じよ
うに、棟側頂部にも位置決め部材としての屋根材が設け
られている。さらに、レール部材11の下面には、上記
屋根材12と対向して下側屋根材12’が設けられてい
る。
【0017】太陽電池屋根7の妻側両端にも、図1に示
すように、パネル位置決め部材である屋根材13が設け
られており、このような各屋根材12、13には、立ち
上がり部12A,13Aがそれぞれ形成されている。屋
根材12、13のうち、例えば軒先先端部Aの屋根材1
2と、一方の妻側の屋根材13は、例えばレール部材1
1に明けた長穴(図略)と屋根材側のボルト等により、
それぞれ傾斜方向、妻方向に位置の微調整ができるよう
になっている。
【0018】従って、太陽電池屋根7の周囲には立ち上
がり部12A,13Aが連続した大きな四角枠が形成さ
れていることになり、複数の太陽電池パネル10、1
0’がこの四角枠内に収容されるようになっている。ま
た、軒先先端部Aの屋根材12と下側屋根材12’とで
形成される開口部には、通気、通水可能な蓋部材14が
取り付けられ、蓋部材14の下方には樋15が設けられ
ている。
【0019】太陽電池パネル10、10’は、所定高さ
寸法を有する前記レール部材11の上面に縦横に並設さ
れている。従って、太陽電池パネル10、10’と屋根
面9Aとの間には、レール部材11の高さ寸法の分だけ
の隙間50が形成されていることになり、この隙間50
内を空気が流通し、これにより、太陽電池パネル10、
10’が冷却されるようになっている。このような太陽
電池パネル10、10’には、図示しないが、電力を外
部に取り出すためのケーブルが設けられ、このケーブル
は、屋根面9Aに明けられた図示しない孔から室内に配
線されるようになっている。
【0020】図2、3に示すように、太陽電池パネル1
0、10’は、金属製のほぼ四角形の枠体16と、この
枠体16内に収納される太陽電池体17と、この太陽電
池体17の下方に太陽電池体17と間隔をあけて設けら
れる不燃部材18とを含んで一体的に構成されている。
太陽電池体17は、図3に示すように、通気性を有する
裏面封止部材19と、その内部に設けられたEVA等の
充填材20および所定数のソーラーセル(太陽電池)2
1と、充填材20の上部に設けられる表面カバー材とし
ての太陽電池ガラス22と、端子箱23とを含んで構成
され、防水構造となっている。
【0021】このような太陽電池体17は、例えばブチ
ルゴム、シリコン等で形成した端面封止部材24内に支
持されるようになっている。そして、この端面封止部材
24は、枠体16の内部に形成された上側段部16A内
に取り付けられている。
【0022】前記不燃部材18は、例えば鉄板、ステン
レス板等で形成され、上側段部16Aの下方に形成され
た下側段部16Bに取り付けられている。この不燃部材
18は、太陽電池パネル10、10’の大きさとほぼ等
しく形成されている。ここで、不燃部材18と太陽電池
体17との間には間隔51があけられており、この間隔
51は通気層となっている。従って、太陽電池体17の
製造(養生)時等に発生するガス等が上記通気層に抜け
るようになっている。
【0023】このような太陽電池パネル10、10’
は、規格化されたサイズを有しており、また、前述のよ
うな構造となっているため、水による漏電や短絡等の事
故、および表面にかかる負荷等からソーラーセル21が
保護されるようになっている。また、枠体16が金属等
の不燃性となっているとともに、枠体16の下部には不
燃部材18が取り付けられているので、下側からの火の
侵入を防止し、太陽電池パネル10、10’の太陽電池
体17を火災時の火から保護できるようになっている。
【0024】前述のような本実施形態によれば次のよう
な効果がある。すなわち、軒先先端部Aに設けられてい
る太陽電池パネル10’は、不燃部材18を備えている
ので、軒先端部から所定寸法範囲が耐火性を有すること
となり、これにより、隣家からのもらい火を防止できる
ようになる。
【0025】また、軒先先端部Aにも太陽電池パネル1
0’を設けたので、この太陽電池パネル10’の発電量
も利用することができ、これにより、充分な発電量を得
ることができるようになる。さらに、軒先先端部Aにま
で太陽電池パネル10’を設けたので、太陽電池パネル
10、10’が連続することになって、外観がよくな
る。
【0026】また、太陽電池パネル10、10’には、
太陽電池体17と不燃部材18とが間隔51をあけて取
り付けられており、この間隔51は通気層となっている
ため、太陽電池体17の製造(養生)時や使用時等に発
生するガス等を通気層に逃がせるという効果がある。
【0027】また、太陽電池パネル10、10’には、
不燃部材18が一体的に設けられているので、太陽電池
パネル10、10’を順次設置することにより、太陽電
池屋根7を容易に構成することができる。
【0028】次に、図3に基づき本発明の第2実施形態
の太陽電池屋根構造を説明する。この実施形態の屋根構
造は、前記図2の屋根面9Aの上に、太陽電池パネル3
0、30’を設けるものである。すなわち、この太陽電
池パネル30、30’は、前記第1実施形態で、不燃部
材18と太陽電池体17との間に間隔51をあけた太陽
電池パネル10としたものを、不燃部材28を太陽電池
体17に直接取り付けたものである。なお、この実施形
態および以下の実施形態で、前記第1実施形態と同一構
造および同一部材には同一符号を付すとともに、その詳
細な説明は省略または簡略化する。
【0029】この太陽電池パネル30、30’の枠体2
6内には、一つの段部36Aが形成され、この段部36
A内には前記端面封止部材24が取り付けられている。
そして、この端面封止部材24内に前記太陽電池体17
と通気性のある不燃部材28とが支持され、このとき、
不燃部材28は太陽電池体17の下面に直接取り付けら
れている状態となっている。
【0030】この不燃部材28は、例えば鉄板、ステン
レス板等で形成されるとともに、所定範囲内において、
通気孔としての貫通孔28Aが、平面内において所定ピ
ッチの三角形状に配列された状態で多数明けられてお
り、例えば、予め孔加工されたパンチングメタルが使用
されている。この貫通孔28Aの大きさは、火災時等に
火の侵入を防止でき、かつ、製造時等に発生するガス等
を通過させる程度の大きさとなっており、例えば直径D
が0.5mmの孔が1mmのピッチで明けられた程度となっ
ている。また、不燃部材28の全体の開口率は、火の侵
入を防止でき、かつ、ガス抜きが充分に行えるだけの貫
通孔28Aの数量があればよい。
【0031】このような第2実施形態によれば、前記第
1実施形態の、もらい火防止、発電量の確保、外観のよ
さ等の効果と同様の効果の他、不燃部材28が太陽電池
体17の下面に直接取り付けられているが、不燃部材2
8には、多数の貫通孔28Aが明けられているため、製
造時や使用時等のガス抜きを充分に行えるという効果が
ある。
【0032】また、太陽電池パネル30、30’には、
不燃部材28が一体的に設けられているので、太陽電池
パネル30を順次設置することにより、軒先または屋根
面側からの火の侵入を防止できる太陽電池屋根を、容易
に構成することができるという効果もある。
【0033】次に、図5に基づき本発明の第3実施形態
の太陽電池屋根7’を説明する。この太陽電池屋根7’
は、前記各実施形態で不燃部材18,28を太陽電池パ
ネル10,30の枠体16,26内に設けたものを、不
燃部材38を太陽電池パネル40、40’の枠体36と
は別体として製作し、かつ、この不燃部材38を太陽電
池体17の下方に設けたものである。
【0034】すなわち、この実施形態の太陽電池屋根
7’では、レール部材11、11の間、かつ、傾斜方向
に並設された太陽電池パネル40の全部にわたる大きさ
に、例えば断面L形の枠部材で組み立てられた支持フレ
ーム43が設けられており、この支持フレーム43に不
燃部材38が取り付けられている。従って、太陽電池パ
ネル40と屋根面9Aとの間の間隔50’は、支持フレ
ーム43の分だけ前記隙間50より狭くなっている。
【0035】また、不燃部材38は、前記第1実施形態
の不燃部材18と同様に鉄板、ステンレス板等で形成さ
れており、その大きさは、例えば幅寸法が太陽電池パネ
ル40の幅寸法とほぼ同じとされ、長さ寸法が傾斜方向
に並設された太陽電池パネル40の全部にわたる大きさ
に形成されている。そして、この不燃部材38は枠体3
6を取り付けるときに、支持フレーム43の上に載せら
れるようになっている。また、この不燃部材38は、所
定間隔で配置された押え部材44によって押えられ、弛
まないようになっている。
【0036】このような第3実施例によれば、前記第1
実施形態の、もらい火防止、発電量の確保、外観のよさ
等の効果を得ることができる他、不燃部材38は、太陽
電池パネル40、40’の下面にパネル40、40’と
は別体として形成されるので、不燃部材38を太陽電池
パネル40内に組み込まなくてもよいので、太陽電池パ
ネル40の枠体36の製作が容易となるという効果があ
る。
【0037】また、不燃部材38の大きさが、幅寸法が
太陽電池パネル40、40’の幅寸法とほぼ同じとさ
れ、長さ寸法が傾斜方向に並設された太陽電池パネル4
0、40’の全部にわたる大きさに形成されており、太
陽電池パネル40、40’ごとの大きさに形成しなくて
もよいので、製作の手間が少なくてすむという効果もあ
る。
【0038】なお、本発明は前述の各実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲であ
れば次に示すような変形形態を含むものである。例え
ば、前記第1実施形態で、不燃部材18として、穴の明
いていない鉄板、ステンレス板等を使用したが、これに
限らず、第2実施形態の貫通孔28Aの明いた不燃部材
28と同様の不燃部材を、太陽電池体17と間隔51を
あけて取り付けてもよい。このようにしても、前記第1
実施形態と同様の効果を得ることができる他、間隔51
の隙間と貫通孔とでガス抜きをより有効に行え、貫通孔
はさらに屋根面9A側の隙間50とも連通するため、ガ
ス抜きの効果は一層増加するという効果を得ることがで
きる。
【0039】また、前記第2実施形態で、不燃部材28
としてパンチングメタルが使用され、このパンチングメ
タルの貫通孔28Aは、丸孔が多数明けられたものとな
っているが、貫通孔の形状およびその配列状態は任意で
あり、例えば格子状の貫通孔、スリット状の貫通孔、ハ
ニカム状の貫通孔、丸孔と十字模様を組み合わせた形状
の貫通孔等でもよい。本発明の不燃部材28は、要する
に、通気性を有し、かつ、火災時等に火の侵入を防止で
きる程度の開口率を有しているものであればよい。
【0040】さらに、前記第3実施形態で、不燃部材3
8の大きさは、太陽電池パネル40の幅寸法と傾斜方向
に並設された太陽電池パネル40の全部にわたる長さ寸
法の大きさとなっているが、これに限らず、太陽電池パ
ネル40ごとの大きさに形成したものを、太陽電池パネ
ル40と別体として取り付けてもよい。
【0041】また、前記各実施形態で、屋根面に設けら
れる複数の太陽電池パネル10、10’と30、30’
と40、40’とには、それぞれ不燃部材18、28、
38が設けられるているが、これに限らず、軒先先端部
Aの太陽電池パネル10’、30’、40’のみに不燃
部材を設け、他の太陽電池パネル10、30、40には
不燃部材を設けなくてもよい。
【0042】また、前記各実施形態で、建物の切り妻屋
根4の一方の面のみを太陽電池屋根7、7’としたが、
これに限らず、両方の面を太陽電池屋根としてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明の太陽電
池屋根構造および太陽電池パネルによれば、軒先先端部
に設けられている太陽電池パネルは、不燃部材を備えて
いるので、軒先端部から所定寸法範囲が耐火性を有する
こととなり、これにより、隣家からのもらい火を防止で
きるようになる。また、軒先先端部にも太陽電池パネル
を設けたので、この太陽電池パネルの発電量も利用する
ことができ、これにより、充分な発電量を得ることがで
きるようになる。さらに、軒先先端部にまで太陽電池パ
ネルを設けたので、太陽電池パネルが連続することにな
り、外観がよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る太陽電池屋根を設けた
ユニット式建物を示す全体斜視図である。
【図2】第1実施形態に係る太陽電池屋根の軒先近傍を
示す縦断面図である。
【図3】第1実施形態に係る太陽電池屋根を構成する太
陽電池パネルを示す縦断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る太陽電池屋根を構
成する太陽電池パネルを示す縦断面図である。
【図5】本発明の第3実施形態に係る太陽電池屋根の軒
先近傍を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ユニット式建物 7 太陽電池屋根 10、30、40 太陽電池パネル 10’、30’、40’ 軒先部に配置される太陽電池
パネル 12 パネル位置決め部材としての屋根材 13 パネル位置決め部材としての屋根材(妻側) 16、36、46 不燃性の枠体 17 太陽電池体 18、28、38 不燃部材 21 ソーラーセル(太陽電池) 22 太陽電池ガラス 43 支持フレーム A 軒先先端部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の屋根面に棟部側から軒先先端部に
    わたって、太陽電池体を有する太陽電池パネルを複数枚
    設ける太陽電池屋根構造であって、前記複数枚の太陽電
    池パネルのうち、少なくとも前記軒先先端部に配置され
    る太陽電池パネルは不燃部材を備えていることを特徴と
    する太陽電池屋根構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の太陽電池屋根構造にお
    いて、前記軒先先端部の前記太陽電池パネルは枠体を含
    み形成され、この枠体に前記太陽電池体が設けられると
    ともに、この太陽電池体の下方に前記不燃部材が設けら
    れていることを特徴とする太陽電池屋根構造。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の太陽電池屋根構造にお
    いて、前記枠体は不燃性とされ、前記不燃部材は金属板
    で形成されていることを特徴とする太陽電池屋根構造。
  4. 【請求項4】 建物の屋根面に棟部側から軒先先端部に
    わたって太陽電池パネルを複数枚設けて形成する太陽電
    池屋根の前記軒先先端部に配置される太陽電池パネルで
    あって、太陽電池体と、この太陽電池体の下方に配置さ
    れる不燃部材とを備えていることを特徴とする太陽電池
    パネル。
JP8296359A 1996-11-08 1996-11-08 太陽電池屋根構造および太陽電池パネル Withdrawn JPH10140771A (ja)

Priority Applications (1)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006097460A (ja) * 2004-08-30 2006-04-13 Takiron Co Ltd 屋根構造
JP2007016445A (ja) * 2005-07-06 2007-01-25 Takiron Co Ltd 屋根構造
JP2012007296A (ja) * 2010-06-22 2012-01-12 Toyota Home Kk 屋根構造

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