JPH10140596A - 建設機械の作業機着脱装置 - Google Patents

建設機械の作業機着脱装置

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JPH10140596A
JPH10140596A JP31868596A JP31868596A JPH10140596A JP H10140596 A JPH10140596 A JP H10140596A JP 31868596 A JP31868596 A JP 31868596A JP 31868596 A JP31868596 A JP 31868596A JP H10140596 A JPH10140596 A JP H10140596A
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バケットやブレーカ等の作業具を確実に固定
して、転石等と衝突しても変形やボルトの折損すること
がなく耐久性が向上し、しかも、製作が簡単となる作業
機着脱装置とする。 【解決手段】 作業具11のブラケット11aに固設さ
れる連結ピン14,15に係合する、第1係合部材22
A,22Bと第2係合部材21,21とからなる作業機
着脱部材を介して作業具11を着脱自在に構成したもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル等の
建設機械の作業機のアーム先端部に、作業機着脱部材を
介してバケットやブレーカ等の作業具を着脱自在にした
油圧ショベルの作業機着脱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベルは、砂利・土の採取、道路
工事、圃場整備、土地造成、上下水道工事、建築基礎工
事などに幅広く使われている。これらの作業に用いる各
種バケットの他に、油圧ブレーカ、クラッシャなど各種
の作業機アタッチメントが開発、提供されている。一般
に小規模工事の場合は、投入する油圧ショベルの台数が
少なく、1台の油圧ショベルで幾通りもの作業を遂行す
る必要があり、これらの各種作業機アタッチメントを有
効に活用することによって効率的な工事を可能としてい
る。
【0003】従来の油圧ショベルについて、図9,図1
0により説明する。図9に示すように、油圧ショベル3
0は上部旋回体31(以下、車体31と言う。)を備え
ている。この車体31には作業機40を取着している。
作業機40はブーム41、アーム42およびバケット4
3を備え、各油圧シリンダ44,45,46により駆動
されるようになっている。次に、油圧ショベル30の使
い方について説明する。図9に示すように、アーム42
の先端にバケット43を取着し、土砂等の掘削作業を行
う場合が多く、この地盤を掘削中に岩塊等がでた場合は
図10に示すようにアーム42にブレーカ48を取着し
て岩塊小割り作業を行っている。このように、通常は1
台の油圧ショベルでバケット作業やブレーカ作業を行っ
ているので、バケットからブレーカへの交換を行うため
に作業が中断するとの問題がある。
【0004】最近は、バケットやブレーカ等の作業具の
交換を容易にするために、クイックカプラを用いられて
いる。このクイックカプラは図11に示すように、、ア
ーム51はリンク54を介してバケットシリンダ52お
よびリンク53と連結している。クイックカプラ50
は、アーム51の先端部とピン50aにより連結し、リ
ンク53とピン50bにより回動自在に連結すると共
に、バケット55のブラケット55aの一端とピン50
cにより連結し、ブラケット55aの他端とピン50d
により連結している。ところが、図11に示す4点支持
のクイックカプラは、クイックカプラ50を用いないと
きのバケット刃先までの回動半径R0 に対して、クイッ
クカプラ50を用いるとアーム51のピン50aを中心
としてバケット55が回動するので、回動半径Rとな
る。このため、クイックカプラを用いたときはバケット
刃先力FE は、R0 /Rに比例して低下し、クイックカ
プラを使用しない場合と同等の刃先力を得ることができ
ないとの問題がある。
【0005】このような問題点を解決するために、例え
ば、実開平2−5440号が出願されている。この出願
内容は、バケット等のエンドアタッチメントを建設機械
本体側のアームおよび操作リンクの先端に連結ピンを介
して着脱自在連結するようにしたエンドアタッチメント
取付装置において、アタッチメントの本体上部に溶接さ
れたブラケットにピンを介して前後2個の半割れボスを
回動自在に枢着し、該半割れボスをそれぞれ前記ブラケ
ットに対して開閉自在とすると共に、前記ブラケットに
は前後2個の半円形上向き凹部,前記2個の半割れボス
には半円形下向き凹部を設け、半割れボスを閉じたとき
該凹部によって前記連結ピンを支持することができるよ
うにしたことを特徴とする。また、ブラケットの半円形
上向き凹部の底部に嵌入孔を、半割れボスの半円形下向
き凹部に嵌入孔をそれぞれ設け、連結ピンの抜止用固定
ピンの上下両端部を該嵌入孔に嵌入固定できるようにし
たことを特徴とする、建設機械のエンドアタッチメント
取付装置が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図11
に示すクイックカプラを用いたときはバケット刃先力F
E は、R0 /Rに比例して低下し、クイックカプラを使
用しない場合と同等の刃先力を得ることができないとの
問題がある。また、回動半径が大きくなるに伴ってバケ
ット刃先の作動角度も大きくなるので、クイックカプラ
を用いないときの運転感覚で作業機を操作すると、ブー
ムの下面やアームの背面あるいは運転室にバケット刃先
を衝突させてしまうとの問題がある。したがって、クイ
ックカプラを用いないときと同等のバケット刃先の作動
角度とする必要がある。
【0007】前記実開平2−5440号に記載されてい
る、アタッチメントの本体上部に溶接されたブラケット
に取着する連結ピンを前後2個の半割れボスを閉じてボ
ルトで締結するだけの構造では、半割れボスに転石等が
衝突したときに過大な力が作用してボルトが折損する。
また、ブラケットに取着する連結ピンおよび半割れボス
に嵌入孔を設けて、この嵌入孔に抜止用固定ピンを挿入
する構造では、連結ピン径を大きくして強度不足を補う
必要がある。さらに連結ピンの嵌入孔のノッチ効果等に
より連結ピンが折損する等の問題がある。このようなバ
ケットとアームを連結する最も重要な連結ピンに嵌入孔
を設けることは安全上問題となる。
【0008】本発明は上記従来の問題点に着目し、バケ
ットやブレーカ等の作業具の回動半径が変わらないよう
にして、転石等と衝突しても変形やボルトの折損するこ
とがなく、バケットやブレーカ等の作業具を確実に固定
して耐久性が向上し、しかも、製作が簡単となる作業機
着脱装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用効果】上記目的
を達成するために、本発明に係るバケットやブレーカ等
の作業具を交換可能とする建設機械の作業機着脱装置の
第1発明は、車体より順次回動自在に連結するブームお
よびアーム12と、このアーム12先端に連結されるバ
ケットやブレーカ等の作業具11と、アーム12に回動
自在に取着され、かつ、バケットシリンダにより作業具
11を回動せしめる作業機リンク13と、アーム12お
よび作業機リンク13と作業具11に固着したブラケッ
ト11aとを作業機着脱部材により連結してなる建設機
械の作業機着脱装置において、前記作業機着脱部材は、
前記アーム12および作業機リンク13のそれぞれの先
端部に固着し、内側の合せ面に作業具に固設された連結
ピン14,15と係合する半円状の係合部22a,22
a、および、係合凹部21d,21dを有する半分割さ
れた第1係合部材22A,22Bと、この第1係合部材
22A,22Bに対向して、内側の合せ面に作業具に固
設された連結ピン14,15と係合する半円状の係合部
21a,21a、および、係合凸部22d,22dを有
し、第1係合部材22A,22Bに対して開閉自在で半
分割された第2係合部材21,21とを備え、前記第1
係合部材22A,22Bの係合凹部21d,21dと前
記第2係合部材21,21の係合凸部22d,22dと
を係合して作業具11をアーム12および作業機リンク
13に着脱自在に構成したものである。上記構成によれ
ば、第2係合部材21,21の係合凸部22d,22d
は、第1係合部材22A,22Bの係合凹部22d,2
2dに当接するまで開作動する。このため、第2係合部
材21,21は連結ピン14,15を挟んで、アーム1
2および作業機リンク13の先端部に固着する第1係合
部材22A,22Bに係合するようになっている。これ
により、第1係合部材21が確実に固定されるので、前
後方向に負荷が加わっても作業機着脱部材の変形等が防
止される。また、第1係合部材22A,22Bと第2係
合部材21,21を取付けるボルトに剪断力は作用しな
い。したがって、第1係合部材、第2係合部材の耐久性
が向上するので油圧ショベル等の建設機械の作業機着脱
装置に有用である。
【0010】第2発明は、第1発明の構成において、前
記第1係合部材22A,22Bの先端部に設けた係合突
起部21e,21eと、前記第2係合部材21,21の
先端部に設けた係合切欠部22e,22eとを有し、作
業具11を装着時に係合突起部21e,21eと係合切
欠部22e,22eとを当接して係合せしめる構成とし
たものである。上記構成によれば、第2係合部材21,
21の係合切欠部22e,22eは、アーム12および
作業機リンク13の先端部に固着する第1係合部材22
A,22Bの係合突起21e,21eと嵌着するように
なっている。このため、第1係合部材22A,22Bお
よび第2係合部材21,21に転石等が衝突して横荷重
が加わっても、係合切欠部22e,22eと係合突起2
1e,21eとで受け持つ構造となっている。これによ
り、係合切欠部22e,22eと係合突起21e,21
eとで確実に固定できる構造となっており、第1係合部
材22A,22Bと第2係合突起21,21を取付ける
ボルトに剪断力は作用しない。したがって、作業機着脱
装置の耐久性が向上すると共に、作業具の交換作業も容
易であり建設機械の作業機着脱装置として有用である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る建設機械の
作業機着脱装置の実施例を図1乃至図8により説明す
る。図1は本発明のアタッチメント着脱装置を用いてバ
ケットをアームおよび作業機リンクに結合した状態を示
す図である。図2は、バケットをアームおよび作業機リ
ンクから取外した状態を示す図である。先ず、図1,図
2に示す作業機着脱装置について説明する。アーム12
の先端部には、内側が半円状の係合部を有する第1係合
部材22Aが固着している。第1係合部材22Aに対向
して配設される第2係合部材21はヒンジピン23によ
り開閉自在となっている。バケット11にブラケット1
1aが固着している。このブラケット11aの下端部に
は連結用のピン14が配設されている。前記アーム12
の先端部は、第1係合部材22Aと第2係合部材21と
により前記ピン14を挟んでボルト19により締結し、
バケット11のブラケット11aと連結している。アー
ム12は作業機リンク12aと連結している。この作業
機リンク12aの上端部には図示しないバケットシリン
ダのロッド部と連結している。作業機リンク12aは作
業機リンク13と連結している。この作業機リンク13
の先端部には内側が半円状の係合部を有する第1係合部
材22Bが固着している。この第1係合部材22Bに対
向して配設される第2係合部材21はヒンジピン23に
より開閉自在となっている。バケット11のブラケット
11aの上端部には連結用のピン15が配設されてい
る。前記作業機リンク13の先端部は、第1係合部材2
2Bと第2係合部材21とにより前記ピン15を挟んで
ボルト19により締結し、バケット11のブラケット1
1aと連結している。作業機着脱部材は、アーム12お
よび作業機リンク13の先端部に固着する第1係合部材
22A,22B,この第1係合部材22A,22Bに対
向して配設される第2係合部材21,21,ヒンジピン
23,23,締結ボルト19,19からなっている。
尚、図1,図2はバケットおよび作業機着脱部材を左側
面から見た図で説明している。図に示すバケット11の
ブラケット11aは反対側にも固着してあり、2つのブ
ラケット11a,11aを有する。この作業機着脱部材
は、第1係合部材22A,22Bと、この第1係合部材
22A,22Bに対向する第1係合部材21,21とは
半割り状に構成されている。この作業機着脱部材は、ア
ーム12側と作業機リンク13側とは同一構成であるの
で、以下、作業機リンク13側の作業機着脱部材につい
てのみ説明する。
【0012】次に、図1の断面A−Aの図3に示すよう
に、バケット11の左右のブラケット11a、11aに
連結ピン15が配設されている。この連結ピン15には
ブラケット11a,11aから抜け出すのを防止する抜
止ピン16が取着されている。この連結ピン15の外周
にはブッシュ17,17が挿着している。このブッシュ
17,17は図1に示す作業機リンク13の先端に固着
する第1係合部材22Bの内筒部22aと第2係合部材
21の内筒部21aとにより挟着されている。このブッ
シュ17,17の外端部には環状のシール18,18を
嵌着している。シール18,18は連結ピン15の外周
部に当接し、ブッシュ17,17の内筒部17bに封入
するオイルの漏洩を防止している。このように構成され
ており、図1に示すバケット11は図示しないバケット
シリンダの推力が作業機リンク13を介して伝達されて
回動自在となっている。
【0013】次に、作業機着脱部材の詳細について図1
のY視図の図4,図4の断面B−Bの図5により説明す
る。図4,図5に示すように、ヒンジピン23は図1に
示す作業機リンク13の先端部に固着する第1係合部材
22Bのボス部22bと第2係合部材21の二股部21
bとを連結している。係合ピン24はボス部22bとヒ
ンジピン23とを係合させている。第2係合部材21は
ヒンジピン23を支点として開閉自在となっている。
【0014】図1のZ視図を図6により説明する。第2
係合部材21の係合切欠部22eおよび作業機リンク1
3の先端部に固着する第1係合部材22Bの係合突起2
1eとは嵌着するようになっている。これにより、第1
係合部材22Bおよび第2係合部材21に転石等が衝突
して横荷重が加わっても、この第1係合部材22Bの係
合係合突起21eと第2係合部材22Bの係合切欠部2
2eとで受け持つ構造となっている。これにより、第1
係合部材22Bおよび第2係合部材21を取着するボル
ト19に剪断力は作用しない。
【0015】図6の断面C−Cを図7,第1係合部材2
2Bおよび第2係合部材21の斜視図の図8により説明
する。作業機リンク13の先端部に固着する第1係合部
材22Bと第2係合部材21とはブッシュ17を介して
連結ピン15を挟んでボルト19により締結している。
第2係合部材21は、ヒンジピン23を支点として上方
へ回動すると2点鎖線で示す状態となる。これにより、
第2係合部材21と作業機リンク13の先端部に固着す
る第1係合部材22Bとは連結ピン15から離脱するこ
とができる。この第1係合部材22Bにはブッシュ17
の外周部が当接する内筒部22aの近傍に円弧状の切欠
部22cが形成されている。この切欠部22cから延設
する係合凹部21dが形成されている。第2係合部材2
1は2点鎖線で示す状態から押し下げると、同部材21
の係合凸部22dが前記切欠部22cに沿って係合凹部
21dに当接するまで回動する。このため、第2係合部
材21は連結ピン15およびブッシュ17を挟んで作業
機リンク13の先端部に固着する第1係合部材22Bに
係合し、ボルト19により締結するようになっている。
これにより、第1係合部材22Bに対向して配設される
第2係合部材21,21は、先端側はボルト19で締結
され、後端側は係合凸部22dが第1係合部材22Bの
係合凹部21dで係合されるので、ボルト19やヒンジ
ピン23には過大な曲げ力は作用しない。上記説明の第
1係合部材22Bを第1係合部材22Aに置換えるとア
ーム12側の作業機着脱装置と同じ構成となる。
【0016】次に、図1乃至図8に示す作業機着脱部材
の作動について説明する。バケットやブレーカ等の作業
具11は、下記の着脱装置を用いることにより、アーム
12および作業機リンク13との着脱が可能となってい
る。第2係合部材21,21の係合凸部22d,22d
は、第1係合部材22A,22Bの係合凹部22d,2
2dに当接するまで開作動する。このため、第2係合部
材21,21は連結ピン14,15を挟んで、アーム1
2および作業機リンク13の先端部に固着する第1係合
部材22A,22Bに係合するようになっている。これ
により、第1係合部材21が確実に固定されるので、前
後方向に負荷が加わっても作業機着脱部材の変形等が防
止される。また、第1係合部材22A,22Bと第2係
合部材21,21を取付けるボルトに剪断力は作用しな
い。
【0017】第2係合部材21,21の係合切欠部22
e,22eは、アーム12および作業機リンク13の先
端部に固着する第1係合部材22A,22Bの係合突起
21e,21eと嵌着するようになっている。このた
め、第1係合部材22A,22Bおよび第2係合部材2
1,21に転石等が衝突して横荷重が加わっても、係合
切欠部22e,22eと係合突起21e,21eとで受
け持つ構造となっている。これにより、係合切欠部22
e,22eと係合突起21e,21eとで確実に固定で
きる構造となっており、第1係合部材22A,22Bと
第2係合突起21,21を取付けるボルトに剪断力は作
用しない。このように、従来技術の実開平2−5440
号に記載の作業機着脱装置の問題点である、アタッチメ
ントの本体上部に溶接されたブラケットに取着する連結
ピンを前後2個の半割れボスを閉じてボルトで締結する
だけの構造では、半割れボスに転石等が衝突したときに
過大な力が作用してボルトが折損する。また、ブラケッ
トに取着する連結ピンおよび半割れボスに嵌入孔を設け
て、この嵌入孔に抜止用固定ピンを挿入する構造では、
連結ピン径を大きくして強度不足を補う必要がある。さ
らに連結ピンの嵌入孔のノッチ効果等により連結ピンが
折損する等の問題に対して、本発明の建設機械の作業機
着脱装置によれば、これらの問題点を全て解消すること
ができる。
【0018】本発明の作業機着脱装置を油圧ショベルを
一例として説明したが、これ以外のホイールローダやク
レーン車等の建設機械、産業車両等のブーム、またはア
ームの先端に作業具を着脱する作業機着脱装置に適用で
きることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る建設機械の作業機着脱装置の装着
状態を説明する図である。
【図2】同、作業具を作業機着脱装置から取外した状態
を説明する図である。
【図3】同、図1の断面A−A図である。
【図4】同、図1のY視図である。
【図5】同、図4の断面B−B図である。
【図6】同、図1のZ視図である。
【図7】同、図6の断面C−C図である。
【図8】同、作業機着脱装置の斜視図である。
【図9】従来の油圧ショベルのバケット作業の説明図で
ある。
【図10】従来の油圧ショベルのブレーカ作業の説明図
である。
【図11】従来のクイックカプラの説明図である。
【符号の説明】
11 作業具 11a ブラケット 12 アーム 13 作業機リンク 14,15 連結ピン 21a,22a 半円状の係合部 21 第2係合部材 21d 係合凹部 21e 係合突起部 22d 係合凸部 22e 係合切欠部 22A,22B 第1係合部材 22c 円弧状の切欠部 23 ヒンジピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体より順次回動自在に連結するブーム
    およびアーム(12)と、このアーム(12)先端に連結される
    バケットやブレーカ等の作業具(11)と、アーム(12)に回
    動自在に取着され、かつ、バケットシリンダにより作業
    具(11)を回動せしめる作業機リンク(13)と、アーム(12)
    および作業機リンク(13)と作業具(11)に固着したブラケ
    ット(11a) とを作業機着脱部材により連結してなる建設
    機械の作業機着脱装置において、前記作業機着脱部材
    は、前記アーム(12)および作業機リンク(13)のそれぞれ
    の先端部に固着し、内側の合せ面に作業具に固設された
    連結ピン(14,15) と係合する半円状の係合部(22a,22a)
    、および、係合凹部(21d,21d) を有する半分割された
    第1係合部材(22A,22B) と、この第1係合部材(22A,22
    B) に対向して、内側の合せ面に作業具に固設された連
    結ピン(14,15) と係合する半円状の係合部(21a,21a) 、
    および、係合凸部(22d,22d) を有し、第1係合部材(22
    A,22B) に対して開閉自在で半分割された第2係合部材
    (21,21) とを備え、前記第1係合部材(22A,22B) の係合
    凹部(21d,21d) と前記第2係合部材(21,21)の係合凸部
    (22d,22d) とを係合して作業具(11)をアーム(12)および
    作業機リンク(13)に着脱自在としたことを特徴とする建
    設機械の作業機着脱装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の建設機械の作業機着脱装
    置において、前記第1係合部材(22A,22B) の先端部に設
    けた係合突起部(21e,21e) と、前記第2係合部材(21,2
    1) の先端部に設けた係合切欠部(22e,22e) とを有し、
    作業具(11)を装着時に係合突起部(21e,21e) と係合切欠
    部(22e,22e) とを当接して係合せしめることを特徴とす
    る建設機械の作業機着脱装置。
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