JPH10140449A - パイル地を製造する方法及びそれに適した経編機 - Google Patents

パイル地を製造する方法及びそれに適した経編機

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JPH10140449A
JPH10140449A JP9314754A JP31475497A JPH10140449A JP H10140449 A JPH10140449 A JP H10140449A JP 9314754 A JP9314754 A JP 9314754A JP 31475497 A JP31475497 A JP 31475497A JP H10140449 A JPH10140449 A JP H10140449A
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    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B23/00Flat warp knitting machines
    • D04B23/08Flat warp knitting machines with provision for incorporating pile threads
    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B21/00Warp knitting processes for the production of fabrics or articles not dependent on the use of particular machines; Fabrics or articles defined by such processes
    • D04B21/02Pile fabrics or articles having similar surface features

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両側にループパイルを有する新規な経編地と
経編機を提供することを目的とする。 【解決手段】 パイル地を製造する方法及び経編機で使
用されるパイルシンカ(22)は、基布の編表面にループパ
イルを編成するために、グランド糸(12, 14)と編表パイ
ル(15)との間の隙間に導入される。編裏ループパイルを
生成するために糸は”1イン/1アウト”でガイドニー
ドル(8〜11)に引き入れられる。各第2編針(2) のみ
が編目編成に寄与する。パイルシンカ(22)の数は編針の
半数に等しい。基布の編裏面にループパイルを編成する
ために編裏パイル糸(13)が存在し、これらの編裏パイル
糸は編目編成に寄与しない編針の周りに給糸され、次に
ノックオーバされる。その際、パイルシンカは長手方向
で変位させることができる。こうして、パイル地の両面
にループパイルを生成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、(1).パイルシ
ンカを備えたシングルニードルベッド経編機を用いて、
パイル地を製造する方法であって、アンダラップ動作に
続いてガイドニードルがオーバラップ動作位置にスイン
グする最中に、まずグランド糸が、次に編表パイル糸
(左パイル糸)が、編針の背面に供給され、これらの糸
が相互に間隔を置いてこの背面側をそれに沿って走り、
スイング中又はスイング後にパイルシンカがグランド糸
と編表パイル糸との間の隙間に導入されて、編目脱出に
至るまでそこに留まるような工程を有する方法と、
(2).上記パイル地を製造する経編機であって、ニー
ドルバーと、グランド糸及び編表パイル糸用の長手方向
に直交する方向(スイング動作方向)に変位可能なガイ
ドバーと、パイル編成のために保持されたパイルシンカ
が針間に振り込まれて、グランド糸と編表パイル糸との
間の隙間にスイング動作するパイルシンカバーとを有す
る経編機とに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】編針
の間隙内に挿入可能なパイルシンカを備えた経編機およ
びパイルシンカが編針の間隙内に挿入されるような編成
方法は、ドイツ特許公報第 38 278 265号により公知で
ある。この公知技術では、パイルシンカは1針ピッチの
間隔で配置されている。また、ガイドバーはグランド糸
及びパイル糸を完全に給糸する。そして、生地の編表面
(左面)に密なパイルが生成される。
【0003】ドイツ特許公報第 11 88 754号では、パイ
ル糸を、第1編成サイクルのとき編目編成によって基布
内に固定し、後続の編成サイクルにおいて、基布の編成
に関与しなかった編針に給糸して、そこからノックオー
バすることが公知である。このことによって、半分のル
ープ密度の生地が得られる。パイルループが編地の編表
面にある場合、ループは付加的に機械的に、例えばブラ
シ装置によって、持ち上げられなければならない。
【0004】ドイツ特許公報第 42 23 226号では、ルー
プパイルを両面(左面及び右面)に有するパイル地を編
成することが公知である。編針の間隙内に常時残される
パイルシンカがこのために利用され、これらのパイルシ
ンカによってパイルループが編表面に生成され、付設さ
れたフックバーによって反対側にループが編成される。
しかし、後者は作業速度を低下させることになる。とい
うのも、オーバラップ動作工程のときフックによって予
備糸が形成されなければならず、そのことが編目編成工
程中に休止をもたらすからである。パイルシンカが編針
の間隙内に常時残されることから、若干のグランド糸に
よる編組織、例えばトリコット編、を考えることしかで
きないので、高い安定性は全機幅にわたって延びる付加
的緯糸を利用した場合のみ可能であり、そのことからそ
れ相応の給糸装置が別途必要となる。
【0005】本発明の目的は、両側にループパイルを有
する新規な経編生地の製造方法およびそれに好適な経編
機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するるための手段】この課題は、方法的に
は、糸が”1イン(フル)/1アウト(エンプテイ)”
でガイドニードルに供給され、各第2編針(第1編針と
第2編針が交互に配置されている該各第2編針をいう)
のみが編目編成に寄与し、パイルシンカの数が編針の半
数に等しく、編裏パイル糸(右パイル糸)が存在して、
これらの編裏パイル糸がグランド糸と共にパイルシンカ
によって上から把持されて、編目編成に寄与しない編針
の周りに給糸され、次にノックオーバされる一連の工程
を有する製造方法によって解決される。
【0007】この方法の場合、編表ループパイル(左ル
ープパイル)は、編針の間隙内に挿入可能なパイルシン
カにより、公知の手法によって生成される。これらの編
表ループパイルは直立しており、例えばベロアを生成す
るために、十分にシヤリングすることができる。編目編
成に関与しなかった編針のノックオーバによって生成さ
れる編裏ループパイル(右ループパイル)を編成するた
めに、糸は”1イン/1アウト”で付属のガイドニード
ルに供給され、パイルシンカは編針ピッチの倍の間隔で
配置されている。編表面(左面)と編裏面(右面)には
それぞれ各第2編成サイクル(編成に際し繰り返される
第1編成サイクルに続く第2編成サイクルのことをい
う)のときパイル糸が給糸され、その結果、−他の措置
が講じられない場合−、例えばタオル地用に望まれるよ
うに、生地の両面に同数のループパイルを有する経編地
が得られる。この結果、きわめて安定したパイル地を製
造することができる。
【0008】前記経編機に関する課題は、冒頭に指摘し
た経編機を前提に、構成上、”1イン/1アウト”編成
のとき、各第2編針毎に編目編成が行われるように、ガ
イドバーが制御可能であり、編裏パイル糸をパイルシン
カによって上から把持して、編目編成に寄与しない編針
の周りに給糸し且つ次にノックオーバするような制御装
置を有する編裏パイル糸用給糸手段が設けられており、
パイルシンカの数が編針の半数に等しい構成を有する経
編機によって解決される。
【0009】
【発明の実施の形態】前記パイル地の製造方法の発明に
かかる実施形態として、前記編表パイル糸と編裏パイル
糸が各1つの独自のパイル糸系によって編成されること
は、大抵の場合、最良の実施形態となる。そのことか
ら、編表パイル(左パイル)と編裏パイル(右パイル)
とを異なる色で編成することも可能となる。
【0010】また、他の実施形態では、前記編表パイル
糸と編裏パイル糸が同じパイル糸系を交互に部分的に使
用することによって編成されてもよい。この場合、生地
両側のパイル糸が2編成サイクル毎にループを編成する
ような形態となる。それ故に、2つのパイル糸系を用い
るときのように、この一つのパイル糸系によっても、両
側(両面)に同数のループパイルを生成することができ
る。
【0011】これに関連して、ノックオーバによって編
成されるループパイルを固定するために、パイル糸系が
二目編を有するのが好ましい。この二目編は、後続の編
成操作のとき編裏ループが引き戻されないよう機能す
る。
【0012】好ましい1つの実施形態では、連続する各
編成サイクルにおいてパイルシンカが1針ピッチだけ変
位するようにすることである。このパイルシンカの変位
によって、各編成サイクルのとき編表ループパイル(左
ループパイル)が生成される。それ故にこの経編地(パ
イル地)は、フルセットガイドニードルで編成される同
一ゲージの経編地と同じパイル密度を編表面(左面)に
有し、付加的に編裏面(右面)には半分の密度のパイル
編を有する。
【0013】その際、興味ある点として、ノックオーバ
によって編成されるループパイルを固定するために、パ
イルシンカを短時間2針ピッチだけ変位させ且つ戻すこ
とである。パイルシンカバーのこの制御によって、編裏
ループは技術的に基布の編表面に引張られることがな
い。
【0014】2編針間隙毎に動かないよう配置されたパ
イルシンカが、1の編成サイクルでパイルを編成し、次
の編成サイクルのときパイルを編成しないという構成
は、パイルシンカの変位制御によって選択的に編表面に
ループパイルを生成し又は抑制することによって、柄出
しができる。
【0015】他の柄出しの手法は、編表パイル糸用ガイ
ドバーの変位制御によって選択的に編表面にループパイ
ルを生成し又は抑制することである。
【0016】さらに他の可能性としては、編裏パイル糸
用ガイドバーの変位制御によって選択的に編裏面にルー
プパイルを生成し又は抑制することである。そのことか
ら、編地の幅方向に縞状の柄出しがそれぞれ得られる。
【0017】編表パイル糸用ガイドニードルのジャカー
ド制御によって選択的に編表面にループパイルを生成し
又は抑制することによって、それと共にあるいは編裏パ
イル糸用ガイドニードルのジャカード制御によって選択
的に編裏面にループパイルを生成し又は抑制することに
よって、各コース内での柄出しが可能である。
【0018】グランド糸が弾性部分緯糸であることは、
多くの場合望ましい。これらの部分緯糸によって経編地
が幅方向(編成方向に直交する方向)で収縮され、糸
が”1イン/1アウト”で付属のガイドニードルに引き
入れられるにもかかわらず、高い生地密度が得られる。
【0019】前記経編機の発明にかかる実施形態とし
て、好ましくは、パイルシンカバーが長手方向で変位可
能に構成されていることである。
【0020】更に、編表パイル糸及び/又は編裏パイル
糸用ガイドニードルがジャカード制御によって1針ピッ
チだけ変位可能に構成されていることが望ましい。
【0021】この経編機にかかる解決手段の利点は方法
に係わる解決手段の利点と同じである。
【0022】
【実施例】図面に示した好ましい実施例に基づいて、以
下、本発明を詳しく説明する。
【0023】図1においてニードルバー1は、多数の編
針2と付属のフック3とを具備する。
【0024】スライダバー4は、フック空間を閉じる多
数のスライダ5を担持している。しかし、これらフック
3付き編針2とスライダ4に代えて、ひげ針、べら針、
等も使用することができる。
【0025】図示するシンカバー6は、コンパウンドシ
ンカ7を担持している。
【0026】さらに、ガイドニードル8〜11のそれぞれ
を具備した4枚の各ガイドバーL1、L2、L3、L4がある。
各ガイドニードル8〜11はそれぞれ糸12〜15を案内し、
該ガイドニードル8〜11を具備した4枚のガイドバーL
1、L2、L3、L4のそれぞれは、変位制御装置16〜19から
の制御によって、長手方向(図1において紙面に直交す
る方向)に変位可能に構成されている。更に、ガイドバ
ーL1〜L4は矢印20の方向で図示するようにアンダラップ
動作位置からオーバラップ動作位置へとスイングし又ス
イングアウトすることができる。
【0027】パイルシンカバー21は多数のパイルシンカ
22を担持しており、該パイルシンカ22の配置間隔(ピッ
チ)は編針ピッチの2倍に一致している。パイルシンカ
バー21は、図2が示すように、変位制御装置23によって
やはりその長手方向に、つまり矢印24で示す方向に、往
復動可能に構成されている。更にこのパイルシンカバー
21は、図1において矢印25で示す方向に、該パイルシン
カバー21が編針2の間隙内に挿入されている図示する位
置から、該パイルシンカバー21が編針の間隙の外側に位
置する引戻し位置へと、及びその逆へと、スイング動作
可能に構成されている。ドイツ特許公報第 38 27 265号
に詳しく述べられているように、パイルシンカバー21が
オーバラップ動作位置にスイング動作し、前述の動作が
編針2の間隙内で起き、糸が相互に間隔を置いて編針の
背面に沿って走って、最も背後の単数(又は複数)の糸
15がパイルシンカ22の上方にあってパイルを編成する一
方で、残りの糸はパイルシンカ22の下で把持される。
【0028】図3〜図5の組織図は通常どおり下から上
へと読まねばならない。1編成段の各編針2は点(ドッ
ト:黒点)によって表され、パイルシンカ22は太線で表
されている。記号「+」は、1つのパイルシンカによっ
て編表面に編成されるループパイルを表す。記号「x」
は、編目を形成しない編針2のノックオーバによって編
裏面に編成されるループパイルを表す。”編表ループパ
イル”、”編裏ループパイル”と言うのは、基布の編表
面若しくは編裏面に編成されるループパイルのことを言
い、”編表パイル糸”、”編裏パイル糸”と言うのは、
前記ループパイルを編成するのに用いられるパイル糸の
ことを言う。
【0029】図3に示すパイル地の製造ではガイドバー
L1、L2、L3のみが動作し、下記の変位規則が実施され
る: パイルシンカバー21:0-0-0/1-1-1 // L1: 0-0-0/5-5-5 //グランド 1アウト/1イン L2: 0-2-2/3-4-3 //パイル(ループ) 1イン/1アウト L3: 1-0-0/0-1-1 //グランド 1イン/1アウト それ故に、ガイドバーL1は、第1グランド糸12を、5つ
の針間にわたって延びる弾性材料からなる部分緯糸の形
態で給糸する。ガイドバーL3はグランド糸14を、鎖編を
編成すべく給糸する。各第2編針2のみが編目編成に寄
与している。その間に配置されている編針(第1編針)
2'は編目編成に寄与しておらず、それらに給糸された糸
は次の編成サイクルのときノックオーバされる。ガイド
バーL2によってパイル糸13が単一の系で給糸されるだけ
である。これらのパイル糸13は最初の編成サイクルのと
き編目26を編成し、それに続く次の編成サイクルのとき
には、第2編針2上に生成される編目27を編成する。そ
れらの間に編表ループパイル28が生じるが、この編表ル
ープパイル28は、パイル糸部分29がパイルシンカ22によ
って下から把持された結果、生成される。引き続きパイ
ル糸13は、編目編成に関与していない編針2'に巻き掛け
ながら再び編針2上で編成される。その結果、パイル糸
13のこの第2部分30は基布の編裏面に、ノックオーバに
よって生成したループパイル31を有する。この第2部分
30に二目編が設けられている。この二目編によって、編
裏ループパイル31のループが固定され、その結果、後続
の編目編成工程の際に該ループが引き戻されることがな
い。第2の編成サイクル(第2編成サイクル)のときパ
イル糸13が付属のパイルシンカ22によって把持されては
ならない。そのため、パイルシンカバー21は制御装置23
によって長手方向に変位させられる。
【0030】各編成サイクルにおいて、1つのループパ
イルが編表面と編裏面に交互に生成されるので、図6a)
に示したようなパイル地32が得られる。
【0031】図4の組織図が示すパイル地33はパイル地
32の編裏面と編表面とにやはり同数のループパイルが示
されている。この場合、下記の変位規則が実施される: パイルシンカバー21:0-0-0/0-0-0 // L1: 0-0-0/5-5-5 //グランド 1イン/1アウト L2: 2-1-1/0-1-1 //編裏パイル 1イン/1アウト (右ループ) L3: 1-0-0/0-1-1 //グランド 1アウト/1イン L4: 1-0-0/2-3-3 //編表パイル 1アウト/1イン (左ループ) グランド糸は図3と同様にガイドバーL1とL3とによって
給糸される。パイルシンカ22は、ここでは長手方向に変
位可能ではない。その結果、ガイドバーL4によって給糸
された編表パイル糸15は第1の編目26から第2の編目27
に変化するときパイルシンカ22によってループパイル28
を編成するが、該第2の編目27からその次の編目26に変
化するときには編成しない。ガイドバーL2が編裏パイル
糸13用の給糸装置となり、これらの編裏パイル糸はそれ
ぞれ編目27の領域で編成され、次に、編目編成に関与し
ない編針(第1編針)2'の周りに給糸され、こうして編
裏ループパイル31が生成される。
【0032】図5の実施態様は、下記の変位規則に従っ
て製造される生地(パイル地)34を示す: パイルシンカバー21:0-0-0/2-1-1 // L1: 0-0-0/5-5-5 //グランド 1イン/1アウト L2: 0-1-1/4-4-4 //編裏パイル 1イン/1アウト (右ループ) L3: 1-0-0/0-1-1 //グランド 1アウト/1イン L4: 1-0-0/2-3-3 //編表パイル 1アウト/1イン (左ループ) この場合パイルシンカ22は各編成サイクルのとき1針ピ
ッチだけ変位させられる。各第2編成サイクルの開始時
に短時間回避運動が行われ、パイルシンカバー21が編針
間隙「0」から編針間隙「2」に変位され、そして編針
間隙「1」に戻される。ガイドバーL1は、やはりグラン
ド糸12を、5編針間にわたって部分緯糸として給糸す
る。ガイドバーL3は、他のグランド糸14を鎖編として給
糸する。ガイドバーL2によって給糸される編裏パイル糸
13は、一方で編針2上で結節され、他方で編目編成に関
与しない編針(第1編針)2'の周りに給糸され、こうし
て編裏ループパイル31が生成される。編表パイル糸15
は、ガイドバーL4によって、交互に、編目編成に寄与す
る編針(第2編針)2上で編成される。パイルシンカ22
がそれぞれ往復動するので、各編成サイクルのとき1つ
の編表ループパイル28、28' が生成される。パイルシン
カバーの前記回避運動によって、パイルシンカバーはホ
ールディングダウンシンカとして作用して、ガイドバー
L2によって給糸された編裏ループを押し下げて保持する
ことになり、この編裏ループは技術的に基布の編表面に
引張られることがない。
【0033】これは、図6b)に図示したパイル地34に相
当する。このように狭く(密に)生成されるループパイ
ル28、28' は容易にシヤリングすることもでき、こうし
て得られるパイル地35(図6c)参照)は片面にベロア3
6を備え、他の面には編裏ループパイル31を備えてい
る。これは図6c)に図示する製品である。
【0034】図6d)に示すパイル地37は編表ループパイ
ル28のみを担持している。ここでは、編目編成に寄与す
る編針(第2編針)2にのみパイル糸15を給糸するよう
に制御装置19がガイドバーL4を変位させることによっ
て、編裏ループパイル31は抑制されている。
【0035】図6e)に示すパイル地38は編裏ループパイ
ル31のみを有し、つまり編表ループパイルは抑制されて
いる。これは、編表パイル糸15がその他の糸と同様にパ
イルシンカ22によって上から把持されるように、ガイド
バーL2が制御装置16によって変位させられるか又はパイ
ルシンカバー21が制御装置23によって変位させられるか
のいずれかによって実施される。こうして、パイル中に
縞柄を生成することができる。
【0036】図6f)に示すパイル地39は、ループパイル
28若しくはループパイル31の編成又は抑制が個々におこ
なわれているので、任意の柄出しが可能である。これ
は、パイル糸13及び/又はパイル糸15をガイドするガイ
ドニードル9、11がジャカード制御装置を有し、該ガイ
ドニードル9、11を個々に変位させることができるよう
にすることによって達成される。
【0037】5編針間にわたって延びる部分緯糸を使用
することによって、さまざまな用途に、例えば浴衣用
に、寸法安定性のある生地(パイル地)が得られる。弾
性糸を使用した場合、衣服用及び運動着用生地(パイル
地)として使用することのできる高弾性生地が得られ
る。さまざまな組織の可能性を交互に適用することがで
きるので、さまざまなパイル編が多種得られる。生地編
表面のループ長即ちパイル高さは、高さの異なるパイル
シンカによって、及び/又は異なるアンダラップ長とそ
れが属するパイル糸ガイドバーの編成とによって、達成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明により実施可能な経編機の動作領域と
その構成を示す略示図である。
【図2】 図1のパイルシンカバーの略示平面図であ
る。
【図3】 本発明により製造することのできる一つのパ
イル地の組織図である。
【図4】 本発明により製造することのできる別の一つ
のパイル地の組織図である。
【図5】 本発明により製造することのできるさらに別
の一つのパイル地の組織図である。
【図6】 基布の両側にパイルを編成するさまざまな可
能性を示す組織図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨルク ブレドマイヤー ドイツ 63179 オーベルツハウゼン イ ム ニーダーフェルト 1 (72)発明者 ホルスト イエーガー ドイツ 63150 ホイゼンシュタム ガル テンシュトラーセ 21

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイルシンカを有するシングルベッド経
    編機を用いてパイル地を製造する方法であって、アンダ
    ラップ動作に続いてガイドニードルがオーバラップ動作
    位置にスイングしている間に、まずグランド糸が、次に
    編表パイル糸が、それぞれ編針の背面に給糸され、これ
    らの糸が相互に間隔を置いてそれぞれ編針の背面側を該
    編針に沿って走り、スイング中又はスイング後にパイル
    シンカがグランド糸と編表パイル糸との間の隙間に挿入
    されて、編目脱出に至るまでそこに留めておくような工
    程を有する、パイル地を製造する方法において、 糸が”1イン/1アウト”でガイドニードルに引き入れ
    られて、各第2編針のみが編目編成に寄与し、パイルシ
    ンカの数が編針の半数に等しく、編裏パイル糸が存在し
    て、これらの編裏パイル糸がグランド糸と共にパイルシ
    ンカによって上から把持されて、編目編成に寄与しない
    編針の周りに給糸され、次にノックオーバされることを
    特徴とするパイル地を製造する方法。
  2. 【請求項2】 前記編表パイル糸と編裏パイル糸が各1
    つの独自のパイル糸系によって構成されていることを特
    徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記編表パイル糸と編裏パイル糸が1つ
    のパイル糸系の相交互する部分で構成されていることを
    特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記ノックオーバによって編成されるル
    ープパイルを生地に固定するためにパイル糸系が二目編
    を有することを特徴とする請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記相連続する編成サイクルにおいてパ
    イルシンカが1針ピッチだけ変位されることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記ノックオーバによって編成されるル
    ープパイルを固定するためにパイルシンカが短時間第2
    針ピッチだけ変位され且つ戻されることを特徴とする請
    求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記パイルシンカの変位制御によって、
    選択的に、編表面にループパイルが生成又は抑制される
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の
    方法。
  8. 【請求項8】 前記編表パイル糸用ガイドバーの変位制
    御によって、選択的に、編表面にループパイルが生成又
    は抑制されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか
    1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記編裏パイル糸用ガイドバーの変位制
    御によって、選択的に、編裏面にループパイルが生成又
    は抑制されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか
    1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記編表パイル糸用ガイドニードルの
    ジャカード制御によって、選択的に、編表面にループパ
    イルが生成又は抑制されることを特徴とする請求項1〜
    9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記編裏パイル糸用ガイドニードルの
    ジャカード制御によって、選択的に、編裏面にループパ
    イルが生成又は抑制されることを特徴とする請求項1〜
    10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記グランド糸が弾性部分緯糸である
    ことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の
    方法。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれか1項に記載の
    パイル地を製造する経編機であって、ニードルバーと、
    グランド糸及び編表パイル糸用の長手方向に直交する方
    向に変位可能なガイドバーと、パイルシンカバーとを有
    し、パイル編成のためにパイルシンカバーのパイルシン
    カが編針間に振り込まれて、グランド糸と編表パイル糸
    との間の隙間に導入されるものにおいて、”1イン/1
    アウト”編成のとき、各第2編針(2) 上でのみ編目編成
    が行われるように、ガイドバー(L1〜L4)が制御可能で
    あり、編裏パイル糸(13)をパイルシンカ(22)によって上
    から把持して、編目編成に寄与しない編針(2')の周りに
    給糸し且つ次にノックオーバするような制御装置を有す
    る編裏パイル糸(13)用給糸手段が設けられており、パイ
    ルシンカ(22)の数が編針の半数に等しいことを特徴とす
    る経編機。
  14. 【請求項14】 前記パイルシンカバー(21)が長手方向
    で変位可能であることを特徴とする請求項13記載の経編
    機。
  15. 【請求項15】 前記編表パイル糸(15)及び/又は編裏
    パイル糸(13)用ガイドニードル(9,11)がジャカード制御
    によって1針ピッチだけ変位可能であることを特徴とす
    る請求項13又は14記載の経編機。
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