JPH10140008A - 架橋可能なオルガノポリシロキサン材料、成形体、および被覆の製造法 - Google Patents
架橋可能なオルガノポリシロキサン材料、成形体、および被覆の製造法Info
- Publication number
- JPH10140008A JPH10140008A JP9302745A JP30274597A JPH10140008A JP H10140008 A JPH10140008 A JP H10140008A JP 9302745 A JP9302745 A JP 9302745A JP 30274597 A JP30274597 A JP 30274597A JP H10140008 A JPH10140008 A JP H10140008A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- organopolysiloxane
- weight
- carbon
- group
- less
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06N—WALL, FLOOR, OR LIKE COVERING MATERIALS, e.g. LINOLEUM, OILCLOTH, ARTIFICIAL LEATHER, ROOFING FELT, CONSISTING OF A FIBROUS WEB COATED WITH A LAYER OF MACROMOLECULAR MATERIAL; FLEXIBLE SHEET MATERIAL NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06N3/00—Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof
- D06N3/12—Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof with macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. gelatine proteins
- D06N3/128—Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof with macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. gelatine proteins with silicon polymers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L83/00—Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L83/04—Polysiloxanes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D183/00—Coating compositions based on macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon, with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only; Coating compositions based on derivatives of such polymers
- C09D183/04—Polysiloxanes
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06N—WALL, FLOOR, OR LIKE COVERING MATERIALS, e.g. LINOLEUM, OILCLOTH, ARTIFICIAL LEATHER, ROOFING FELT, CONSISTING OF A FIBROUS WEB COATED WITH A LAYER OF MACROMOLECULAR MATERIAL; FLEXIBLE SHEET MATERIAL NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06N3/00—Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof
- D06N3/0056—Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof characterised by the compounding ingredients of the macro-molecular coating
- D06N3/0063—Inorganic compounding ingredients, e.g. metals, carbon fibres, Na2CO3, metal layers; Post-treatment with inorganic compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G77/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
- C08G77/04—Polysiloxanes
- C08G77/12—Polysiloxanes containing silicon bound to hydrogen
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G77/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
- C08G77/04—Polysiloxanes
- C08G77/20—Polysiloxanes containing silicon bound to unsaturated aliphatic groups
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Paper (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
弾性ゴムを製造するための架橋可能なオルガノポリシロ
キサン材料の提供。 【解決手段】 (1)脂肪族炭素−炭素−多重結合を有
するSiC−結合した基を有するオルガノポリシロキサ
ン、(2)Si結合した水素原子を有するオルガノポリ
シロキサン、または(3)脂肪族炭素−炭素−多重結合
を有するSiC結合した基およびSi結合した水素原子
を有するオルガノポリシロキサン、(4)脂肪族多重結
合へのSi結合した水素原子の付加を促進する触媒、
(5)補強充填剤、(6)非補強充填剤、ならびに他の
物質を含有する。 【効果】 閉塞性でなく、滑動性で、剥離的でなく、か
つつや消しの表面を生じ、さらに簡単に製造でき、良好
な処理性を有する。
Description
−多重結合にSi結合した水素を付加することによって
架橋可能なオルガノポリシロキサン材料、該化合物の製
造ならびに該化合物の使用に関する。
ッカー・シリコンズ社(Wacker Silicones Co.);1989年
5月24日発行)中には、縮合可能なオルガノポリシロキ
サン材料が記載されており、この場合、架橋後に得られ
る弾性ゴムの電気的性質を改善するため、付加的な成分
として表面処理された水酸化アルミニウムが使用され
る。さらに、欧州特許出願公開第586153号明細書(ゼネ
ラル・エレクトリック社(General Electric Co.);94年
3月9日発行)中には、付加的な充填剤、例えば珪酸カル
シウム、酸化アルミニウムおよびセラミック球を含有す
る架橋可能なシロキサン材料が開示されており、このシ
ロキサン材料はアルコキシシランと協働する場合に、シ
リコーン弾性ゴムの機械的性質、殊に後引裂強さを改善
すべきである。
欠点を排除することである。
脂肪族炭素−炭素−多重結合を有するSiC−結合した
基を有するオルガノポリシロキサン、(2)Si結合し
た水素原子を有するオルガノポリシロキサン、または
(1)および(2)に代わって、(3)脂肪族炭素−炭
素−多重結合を有するSiC結合した基およびSi結合
した水素原子を有するオルガノポリシロキサン、(4)
脂肪族多重結合へのSi結合した水素原子の付加を促進
する触媒、(5)補強充填剤、(6)30μm未満の平均
粒度および30m2/g未満のBET表面積を有する非補強
充填剤、ならびに場合によっては他の物質を含有する、
架橋可能なオルガノポリシロキサン材料である。
性ゴムである場合、本発明によるシリコーン弾性ゴムの
2つの成分は、全成分を任意の組合わせで含有していて
よく、この場合、1つの成分は脂肪族多重結合を有する
シロキサン、Si結合した水素を有するシロキサンと触
媒とを同時に含有することはなく、即ち、本質的に成分
(1)、(2)と(4)もしくは(3)と(4)とを同
時に含有することはない。
サンの概念から、ポリマーシロキサン、オリゴマーシロ
キサンと同じく二量体のシロキサンも包含されるべきで
ある。
は、有機溶剤の含量を有利に最大で3重量%、特に有利
に最大で2重量%有し、この場合、材料は殊に、有機溶
剤を有しない。
ン(1)および(2)もしくは(3)は、周知のように
架橋が可能であるように選択される。即ち例えばシロキ
サン(1)は少なくとも2個の脂肪族不飽和基を有し、
シロキサン(2)は少なくとも3個のSi結合した水素
原子を有するか、またはシロキサン(1)は少なくとも
3個の脂肪族不飽和基を有し、かつシロキサン(2)は
少なくとも2個のSi結合した水素原子を有するか、あ
るいはシロキサン(1)および(2)に代わって、脂肪
族不飽和基およびSi結合した水素原子を前記の割合で
有するシロキサン(3)が使用される。
C結合した基を有するオルガノポリシロキサン(1)と
して、有利に式:
る、1価の、脂肪族炭素−炭素−多重結合を有しない、
SiC結合した、場合によっては置換された炭化水素基
を表わし、R1は脂肪族炭素−炭素−多重結合を有す
る、1価の、SiC結合した炭化水素基を表わし、aは
0、1、2または3であり、bは0、1または2であ
り、この場合、a+bの合計は3以下であり、かつ1分
子当たり基R1が少なくとも2個である]で示される単
位からなる線状オルガノポリシロキサンまたは分枝鎖状
オルガノポリシロキサンが使用される。
基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−
ブチル基、イソブチル基、第3ブチル基、n−ペンチル
基、イソペンチル基、ネオペンチル基、第3ペンチル
基、ヘキシル基、例えばn−ヘキシル基、ヘプチル基、
例えばn−ヘプチル基、オクチル基、例えばn−オクチ
ル基およびイソオクチル基、例えば2,2,4−トリメ
チルペンチル基、ノニル基、例えばn−ノニル基、デシ
ル基、例えばn−デシル基、ドデシル基、例えばn−ド
デシル基、およびオクタデシル基、例えばn−オクタデ
シル基、シクロアルキル基、例えばシクロペンチル基、
シクロヘキシル基、シクロヘプチル基およびメチルシク
ロヘキシル基、アリール基、例えばフェニル基、ナフチ
ル基、アントリル基およびフェナントリル基、アルカリ
ール基、例えばo−トリル基、m−トリル基、p−トリ
ル基、キシリル基およびエチルフェニル基、およびアラ
ルキル基、例えばベンジル基、α−フェニルエチル基お
よびβ−フェニルエチル基である。
ル基、例えば3,3,3−トリフルオル−n−プロピル
基、2,2,2,2’,2’,2’−ヘキサフルオルイ
ソプロピル基、ヘプタフルオルイソプロピル基、および
ハロゲン化アリール基、例えばo−クロルフェニル基、
m−クロルフェニル基、p−クロルフェニル基である。
る、1価の、脂肪族炭素−炭素−多重結合を有しない、
SiC結合した炭化水素基であり、この場合、メチル基
は特に有利である。
ル基、5−ヘキセニル基、シクロヘキセニル基、1−プ
ロペニル基、アリル基、3−ブテニル基および4−ペン
テニル基、およびアルキニル基、例えばエチニル基、プ
ロパルギル基および1−プロニニル基である。
の場合、ビニル基が特に有利である。
ロキサン(1)は、式: R1 xSiR3- xO(SiR2O)n(SiR1RO)mSiR3- xR1 x (II) [式中、RおよびR1は前記された意味を表わし、xは
0、1、2または3、有利に1であり、mは0または1
〜50の数値であり、かつnは50〜100000の数
値であり、この場合、式(II)のシロキサンは、1分
子当たり少なくとも2個の基R1を有し、かつn個の単
位(SiR2O)ならびにm個の単位(SiR1RO)
は、任意に、例えばブロックとしてまたは統計的に分子
中に分布されていてよい]で示されるようなものであ
る。
れ25℃で、有利に100〜200000 mm2/s、特に有利に200〜
100000 mm2/sの平均粘度を有する。
有利に10〜80重量%、特に有利に15〜60重量%の量で含
有する。
リシロキサン(2)としては有利に、式:
を表わし、gは0、1、2または3であり、fは0、1
または2であり、この場合、g+fの合計は3以下であ
り、かつ1分子当たりSi結合した水素原子少なくとも
3個を有する]で示される単位からなる線状オルガノポ
リシロキサン、環状オルガノポリシロキサンまたは分枝
鎖状オルガノポリシロキサンが使用される。
この場合には、炭素原子1〜6個を有するアルキル基が
有利であり、メチル基およびフェニル基が特に有利であ
る。
では、Si結合した水素を有する単位がブロックで配置
されるているか、または統計的に分布されていてよい。
ノポリシロキサン(2)は、オルガノポリシロキサン
(2)の全重量に対して、Si結合した水素を0.01〜1.
5重量%、特に有利に0.05〜1.5重量%の範囲内で含有す
る。
れ25℃で、有利に20〜50000 mm2/s、特に有利に40〜500
0 mm2/sの平均粘度を有する。
サン(2)は、本質的に最大で1000シロキサン単位の鎖
長を有する線状シロキサンである。
有利に0.2〜30重量%、特に有利に0.5〜20重量%、殊に
1〜10重量%の量で含有する。
および(2)は、市販の製品であるか、もしくは化学工
業で慣用的な方法により製造可能である。
サン(1)および(2)に代わって、脂肪族炭素−炭素
−多重結合およびSi結合した水素原子を有するオルガ
ノポリシロキサン(3)を含有してよいが、しかしこれ
は有利ではない。
には、式:
を表わし、cは0、1、2または3であり、dは0、1
または2であり、eは0、1または2であり、この場
合、1分子当たり基R1少なくとも2個およびSi結合
した水素原子少なくとも3個、または基R1少なくとも
3個およびSi結合した水素原子少なくとも2個を有す
る]で示される単位からなるようなものである。
iO4/2単位、R3SiO1/2単位、R2R1Si
O1/2単位およびR2HSiO1/2単位からなるよ
うなもの、いわゆるMQ樹脂であり、この場合、このM
Q樹脂は付加的にRSiO3/2単位およびR2SiO
単位を含有してよく、かつRおよびR1は前記された意
味を表わす。
で、有利に10〜100000 mm2/s の平均粘度を有している
か、もしくは5000〜50000 g/モルの分子量を有する固体
である。
業で慣用的な方法により製造可能である。
の付加を促進する触媒(4)としては、これまでに公知
の、脂肪族炭素−炭素−多重結合へとSi結合した水素
を付加することによって架橋可能な材料の場合にも、架
橋を促進するため使用されることができた、同一の触媒
が使用されてよい。
状白金(白金ゾル)、ルテニウム、ロジウム、パラジウ
ムおよびイリジウムであり、この場合、これらの金属は
固体の担体、例えば二酸化珪素、酸化アルミニウム、活
性炭、セラミック材料または混合酸化物もしくは混合水
酸化物上に塗布されてもよいが、しかし好ましくはな
い。
合物または錯体、例えば白金ハロゲン化物、例えばPt
Cl4、H2PtCl6・6H2O、Na2PtCl4
・4H2O、白金−オレフィン錯体、白金−アルコール
錯体、例えばいわゆるスパイヤーズ触媒(Speyers Cata
lyst)、白金−アルコラート錯体、白金−エーテル錯
体、白金−アルデヒド錯体、H2PtCl6・6H2O
とシクロヘキサノンとからなる反応生成物を含めて白金
−ケトン錯体、白金−ビニルシロキサン錯体、殊に有機
結合したハロゲンの含量を有するかまたは有しない白金
−1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジ
シロキサン錯体、ビス−(γ−ピコリン)−白金ジクロ
リド、トリメチレンジピリジン白金ジクロリド、ジシク
ロペンタジエン白金ジクロリド、ジメチルスルホキシド
エチレン白金−(II)−ジクロリド、四塩化白金とオ
レフィンおよび第一アミンまたは第二アミンまたは第一
アミンおよび第二アミンとの反応生成物、例えば1−オ
クテン中に溶解された四塩化白金と第二ブチルアミン、
シクロオクタジエン−白金ジクロリドおよびノルボルナ
ジエン−白金ジクロリドとの反応生成物、ならびにアン
モニウム−白金錯体である。
て、有利に白金金属またはその化合物、もしくは錯体、
殊に白金化合物もしくは白金錯体が使用される。
の全重量に対して、0.5〜500重量ppm(=1/1000000重量
部)、殊に3〜300重量ppmの白金含量が生じるような量
で使用される。
填剤(5)は50 m2/gを上回るBET表面積、特に有利
に100 m2/gを上回り、殊に150 m2/gを上回るBET表面
積を有する。
の例は、50m2/gを上回るBET表面積を有する、熱分解
法により製造された珪酸、沈降珪酸または珪素−アルミ
ニウム−混合酸化物である。記載された充填剤は、例え
ばオルガノシランまたはオルガノシロキサンを用いて処
理することによって、またはヒドロキシル基をアルコキ
シ基へとエーテル化することによって、疎水性化されて
いてよい。
剤(5)は、100 m2/gを上回るBET表面積を有する、
熱分解法により製造された珪酸であり、この場合、150
m2/gを上回るBET表面積を有する、熱分解法により製
造された珪酸が特に有利である。
有利に5〜50重量%、特に有利に5〜40重量%、殊に5〜2
0重量%の量で含有する。
(6)の例は、30 m2/g未満のBET表面積および30μm
未満の平均粒度を有する、石英からなる粉末、クリスト
バル石、ケイソウ土、珪酸カルシウム、珪酸ジルコニウ
ム、モンモリロン石、例えばベントナイト、モレキュラ
ーシーブ、例えばナトリウムアルミニウム珪酸塩を含め
たゼオライト、金属酸化物、例えば酸化アルミニウムま
たは酸化亜鉛もしくはこれらの混合酸化物、金属水酸化
物、例えば水酸化アルミニウム、硫酸バリウム、炭酸カ
ルシウム、石膏、ガラスまたはプラスチックであり、こ
の場合、金属酸化物、珪酸塩、金属水酸化物ならびに炭
酸塩が有利であり、および酸化アルミニウム、水酸化ア
ルミニウムおよび石英粉末が特に有利である。
(6)の平均粒度は、有利に20μm未満、特に有利に0.1
〜20μmである。
(6)のBET表面積は、有利に20 m2/g未満、特に有
利に2〜20 m2/gである。
を有利に10〜80重量%、特に有利に20〜70重量%、殊に
30〜70重量%の量で含有する。
(6)と補強充填剤(5)との重量比は有利に20:1〜
2:1、特に有利に12:1〜4:1である。
(5)は市販の製品である。
来も脂肪族多重結合へとSi結合した水素を付加するこ
とによって架橋可能な材料中に使用された他の物質、例
えば抑制剤(7)、付着助剤(8)、他のシロキサン
(9)をシロキサン(1)、(2)または(3)および
添加剤(10)として含有してよい。
サン、例えば1,3−ジビニル−1,1,3,3−テト
ラメチルジシロキサン、ベンゾトリアゾール、ジアルキ
ルホルムアミド、アルキルチオ尿素、メチルエチルケト
オキシム、1012 hPaで少なくとも25℃の沸点および少
なくとも1個の脂肪族三重結合を有する有機化合物およ
び珪素有機化合物、例えば1−エチニルシクロヘキサン
−1−オール、3−メチル−1−ブチン−3−オール、
3−メチル−1−ペンチン−3−オール、2,5−ジメ
チル−3−ヘキシン−2,5−ジオールおよび3,5−
ジメチル−1−ヘキシン−3−オール、ジアリルマレイ
ネートおよび酢酸ビニルならびにマレイン酸モノエステ
ルからなる混合物である。
(7)は、有機アルキノールおよびビニル基含有シロキ
サンであり、この場合、1−エチニルシクロヘキサノー
ル、3−メチル−1−ブチン−3−オールおよびビニル
基含有ジシロキサンが特に有利である。
を含有し、この場合、本発明による材料に対して、有利
に0.01〜3重量%、特に有利に0.05〜2重量%の量であ
る。
は、加水分解可能な基およびSiC結合したビニル基、
アクリルオキシ基、メタクリルオキシ基、エポキシ基、
酸無水物基、酸基、エステル基またはエーテル基を有す
るシラン、ならびにこれらの部分加水分解物および混合
加水分解物であり、この場合、ビニル基を有するシラ
ン、および加水分解可能な基としてエトキシ基またはア
セトキシ基を含有するような、エポキシ基を有するシラ
ンが有利であり、およびビニルトリエトキシシラン、ビ
ニルトリアセトキシシラン、エポキシプロピルトリエト
キシシランもしくはこれらの部分加水分解物および混合
加水分解物が特に有利である。
利に0〜5重量%、特に有利に1〜3重量%の量で含有す
る。
(9)の例は、式(I)、または脂肪族不飽和基を有し
ないか、または1分子当たり2個未満を有する式(I
I)の単位からなるオルガノポリシロキサン、Si結合
した水素原子を有しないか、または1分子当たり3個未
満を有する式(III)の単位からなるオルガノポリシ
ロキサン、式:(R3 3SiO1/2)y(R3SiO3/2)z
のMT樹脂、および式:(R3 3SiO1/2)y(SiO
4/2)zのMQ樹脂であり、この場合、R3は基Rまたは
基R1に挙げられた意味を表わし、かつy:zの割合は
室温で液体樹脂または固体樹脂が存在するように選択さ
れてよい。
有利に0〜60重量%、特に有利に0〜40重量%の量で含有
する。
例は、可溶性染料、無機顔料または有機顔料、安定剤、
例えばUV安定剤、ラジカルスカベンジャーおよびUV
遮断剤であり、この場合には、これらの化合物はSi結
合した水素の脂肪族多重結合への付加を抑制する基を含
有しないか、もしくは触媒(4)として使用される金属
のための錯形成剤がない。
種類および量は、本質的に本発明による材料もしくは材
料から生じる硫化物の要件プロフィールに依存し、およ
び当業界において公知である。
分(1)〜(10)以外の成分を含有しない。
れぞれそのような成分の単一の種類、ならびにそのよう
な成分少なくとも2種類の異なった混合物であってよ
い。
未満、特に有利に50〜200000 mm2/sの粘度を有する。
炭素−炭素−多重結合を有するSiC−結合した基を有
する、式(I)の単位からなるオルガノポリシロキサ
ン、この場合、a+bの合計は3以下であり、かつ1分
子当たり基R1少なくとも2個を有する、(2)式(I
II)の単位からなる、Si結合した水素原子を有する
オルガノポリシロキサン、この場合、g+fの合計は3
以下であり、かつ1分子当たりSi結合した水素原子少
なくとも3個を有する、(4)白金金属または白金金属
化合物もしくは該化合物の錯体、(5)50 m2/gを上回
るBET表面積を有する補強充填剤、(6)30 μm未満
の平均粒度および30 m2/g未満のBET表面積を有する
非補強充填剤、ならびに(7)抑制剤、を含有するよう
なものである。
(1)脂肪族炭素−炭素−多重結合を有するSiC−結
合した基を有する、式(II)のオルガノポリシロキサ
ン、この場合、a+bの合計は3以下であり、かつ1分
子当たり基R1少なくとも2個を有するもの 10〜80重量
%、(2)Si結合した水素原子を有する、式(II
I)の単位からなるオルガノポリシロキサン、この場
合、g+fの合計は3以下であり、かつ1分子当たりS
i結合した水素原子少なくとも3個を有するもの 0.5〜
20重量%、(4)本発明による材料の全重量に対して、
有利に0.5〜500重量ppm(=1/1000000重量部)の白金含
量が生じるような量の白金金属または白金金属化合物も
しくは該化合物の錯体、(5)50 m2/gを上回るBET
表面積を有する補強充填剤 5〜50重量%、(6)30 μm
未満の平均粒度および30 m2/g未満のBET表面積を有
する非補強充填剤 10〜80重量%、ならびに(7)抑制
剤 0.01〜3重量%、を含有するようなものである。
より、例えば個々の成分の簡単な混合によって行われて
よい。
族多重結合への付加によって架橋可能な材料は、これま
でに公知の、加水分解反応によって架橋可能な材料と同
一の条件下に架橋されることができる。有利には、10〜
300℃、特に有利には20〜280℃、殊に20〜200℃の温度
であり、および900〜1100 hPaの圧力である。しかし、
さらに高い温度または低い温度およびさらに高い圧力ま
たは低い圧力も使用されてよい。
を架橋することによって製造される成形体である。
水素および脂肪族不飽和基を有するオルガノポリシロキ
サンを基礎とする材料が使用されていたあらゆる所で、
例えば電気装置または電子装置のための埋設材料とし
て、ひな形材料、被覆材料として、または、例えば射出
成形法、真空押出法、押出法、注入塑造および成形プレ
スで成形体を製造するために、使用されてよい。殊に、
本発明による材料は、要件プロフィールに基づき、シリ
コーン表面が有利に使用されてよいが、しかし典型的な
閉塞性表面は回避されるべきである場合、例えば鍵盤、
玩具、工具、医療用具、絶縁管、および被覆された織物
の表面の場合に常に使用される。
例えばプラスチック、ガラス繊維強化プラスチック、シ
リコーン弾性ゴム、木材、鉱物性材料、金属、磁器、ガ
ラス、鉱物性繊維、例えばガラス繊維または石綿、およ
び織物が被覆されてよい。有利に本発明による材料で被
覆されていてよい繊維担体の例は、織物、編物製品、フ
リース、編み細工、および天然繊維および/または合成
繊維、例えば木綿、ポリアミド、ポリエステル、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、絹およびビス
コースからなる織物である。本発明により被覆された織
物は、例えば電気遮断被覆、電気遮断管、断熱材、電気
絶縁材、スポーツ用衣服、スポーツ用品、例えばヨッ
ト、ボート用被覆、リュックサック、テントおよび保護
衣類、被覆の幌、コンベア・ベルト、補正装置、折りた
たみ式タンク、膨張式織物タンク、ブラインドまたは織
物構造物として使用されてよい。
例えば刷毛塗り、注型、噴霧、ローラー塗布、印刷、ド
クター塗布、捺染、浸漬塗布、篩い分け印刷によって、
いわゆるマイヤー棒またはエアーブラシを用いた塗布に
よって行われてよい。本発明による材料の塗布後、被覆
された担体は有利に高められた温度、例えば20〜280
℃で、有利に10〜600秒の滞留時間でさらされる。こ
れは連続的または非連続的に、相応する加温炉中で行わ
れる。この場合エネルギーは、熱風、放射、熱担体の形
で行われてよいか、または熱い担体との直接の接触によ
って行われてよい。
る方法であり、この方法は、本発明による材料を担体上
に塗布し、かつ20〜280℃の温度で架橋されることによ
って特徴づけられる。
の部の記載は、重量に関する。他に記載がない限り、下
記の例は周囲大気の圧力、即ち約1000 hPa、および室
温、即ち約20℃、もしくは反応成分を一緒にする際に、
室温で付加的な加温または冷却なしで生じる温度で、実
施される。
関する。
B−91 により測定される。
strie Norm(ドイツ工業規格))53505-87により測定さ
れる。
される。
測定される。
素指数)はASTM D2863−70により測定される。
れる。
ポリシロキサン 34.8kgと1000 mm2/s の粘度を有する
α,ω−ジビニルジメチルポリシロキサン 50 kgとから
なる混合物中に、300 m2/gのBET表面積を有する高分
散性珪酸 15.2 kg(バッカー・ヘミー社(Wacker-Chemie
GmbH)、ミュンヘン在、でWACKERHDK(登録商
標)T30の商標名下に市販により得られる)を均一に
分布させる。こうして得られた材料中に、1 μmの平均
粒度および10 m2/gのBET表面積を有する酸化アルミ
ニウム粉末 100 kgを均一に混入する。引続き、式:
(CH3)3SiO[SiO(CH3)2]3 r[SiO(C
H3)H]rSi(CH3)3 (但し、rは約20である)
で示されるシロキサン 4kg およびエチニルシクロヘキ
サノール 0.2kg とをこの混合物中で均一に分布する。
次に、この溶液の白金含量1重量%を有する、ジメチル
ポリシロキサン中に白金−テトラメチルジビニルジシロ
キサン錯体の溶液0.2 kgを添加する。
被覆する。この場合、箱式ドクターを用いて、材料を織
物上に50 μmの層厚にドクター塗布し、かつ150℃で3分
間空気循環炉中で架橋させる。
し表面を有し、かつ乾燥した手触りを有する。被覆され
たガラス織物の摩擦係数は、0.8である。
試験工程に相応する鋳型の中に材料を注入し、密閉した
鋳型を循環空気炉中、150℃で15分焼結させることによ
って、試験体を製造する。試験体は次の機械的性質を有
す: ショアーA硬度: 64 引裂強さ: 5.3N/mm2 破断時の伸び: 140% 後引裂強さ: 7.3N/mm2 LOI: 34% 比較例1 例1中に記載された処理法を繰り返すが、酸化アルミニ
ウム粉を使用しない点を変化させる。
ある表面を有し、かつ液体シリコーン弾性ゴムに典型的
なカエルの皮膚様で、閉塞的な手触りを有する。被覆さ
れたガラス織物の摩擦係数は1.3である。
す: ショアーA硬度: 45 引裂強さ: 4.8N/mm2 破断時の伸び: 230% 後引裂強さ: 4.3N/mm2 LOI: 24% 比較試験 2 例1中に記載された処理法を繰り返すが、1 μmの平均
粒度および10 m2/gのBET表面積を有する酸化アルミ
ニウム粉末 100 kgに代わって、40 μmの平均粒度およ
び2 m2/gのBET表面積を有する酸化アルミニウム粉末
100 kgを使用する点を変化させる。
しの表面を有し、かつ乾燥した手触りを有する。表面は
軽く剥離する性質を示す。被覆されたガラス織物の摩擦
係数は0.7である。
す: ショアーA硬度: 70 引裂強さ: 2.7N/mm2 破断時の伸び: 50% 後引裂強さ: 8.4N/mm2 LOI: 35% 例2 例1中に記載された処理法を繰り返すが、1 μmの平均
粒度および10 m2/gのBET表面積を有する酸化アルミ
ニウム粉末 100 kgに代わって、2 μmの平均粒度および
4 m2/gのBET表面積を有する石英粉 100 kgを使用す
る点を変化させる。
しの表面を有し、かつ乾燥した手触りを有する。被覆さ
れたガラス織物の摩擦係数は0.8である。
す: ショアーA硬度: 83 引裂強さ: 4.8N/mm2 破断時の伸び: 70% 後引裂強さ: 9.7N/mm2 LOI: 31% 比較例 3 例1中に記載された処理法を繰り返すが、1 μmの平均
粒度および10 m2/gのBET表面積を有する酸化アルミ
ニウム粉末 100 kgに代わって、50 μmの平均粒度およ
び2 m2/gのBET表面積を有する石英粉 100 kgを使用
する点を変化させる。
しの表面を有し、かつ乾燥した手触りを有する。表面は
軽く剥離する性質を示す。被覆されたガラス織物の摩擦
係数は0.9である。
す: ショアーA硬度: 81 引裂強さ: 5.2N/mm2 破断時の伸び: 50% 後引裂強さ: 2.5N/mm2 LOI: 30% 例 3 例1中に記載された処理法を繰り返すが、1 μmの平均
粒度および10 m2/gのBET表面積を有する酸化アルミ
ニウム粉末 100 kgに代わって、4 μmの平均粒度および
15 m2/gのBET表面積を有し、化学組成 Na[AlS
i3O8]を有するナトリウムアルミニウム珪酸塩 100
kgを使用する点を変化させる。
しの表面を有し、かつ乾燥した手触りを有する。被覆さ
れたガラス織物の摩擦係数は0.9である。
す: ショアーA硬度: 78 引裂強さ: 3.3N/mm2 破断時の伸び: 73% 後引裂強さ: 8.6N/mm2 LOI: 29% 例4 例1中に記載された処理法を繰り返すが、1 μmの平均
粒度および10 m2/gのBET表面積を有する酸化アルミ
ニウム粉末 100 kgに代わって、第1表中に記載した成
分(例4a 石英粉、4b-d 酸化アルミニウム、4e-f チョ
ーク) 100 kgを使用する点を変化させる。
質を第1表中にまとめた。
粒度および10 m2/gのBET表面積を有する酸化アルミ
ニウム粉末 100 kgに代わって、第2表中に記載した成
分(例V4a-b 石英粉、V4c-d 酸化アルミニウム、V4e か
焼した珪藻土、V4f 硫酸バリウムおよび滑石V4g) 100
kgを使用する点を変化させる。
質を第2表中にまとめた。
後、いわゆる“かえるの手触り(Froschgriff)”(=fro
ggy hand)を有しない、乾燥した手触りの表面を有する
硫化物が生じるという利点を有する。
く、滑動性で、剥離的でなく、かつつや消しの表面を生
じるという利点を有する。
簡単であり、かつ処理性に優れているという利点を有す
る。
溶剤を有しないという利点を有する。
減少を生じるという利点を有する。
は、実施の際に著しく簡単であり、かつ単に1工程で被
覆が製造されることができるという利点を有する。
る方法は、架橋の際に望ましくない溶剤の蒸気を生じな
いという利点を有する。
方法は、本発明による材料を処理するため、織物被覆工
業において常用の装置が使用されてよいという利点を有
する。
Claims (10)
- 【請求項1】 架橋可能なオルガノポリシロキサン材料
において、(1)脂肪族炭素−炭素−多重結合を有する
SiC−結合した基を有するオルガノポリシロキサン、
(2)Si結合した水素原子を有するオルガノポリシロ
キサン、または(1)および(2)に代わって、(3)
脂肪族炭素−炭素−多重結合を有するSiC結合した基
およびSi結合した水素原子を有するオルガノポリシロ
キサン、(4)脂肪族多重結合へのSi結合した水素原
子の付加を促進する触媒、(5)補強充填剤、(6)3
0μm未満の平均粒度および30m2/g未満のBET表面
積を有する非補強充填剤ならびに場合によっては他の物
質を有することを特徴とする、架橋可能なオルガノポリ
シロキサン材料。 - 【請求項2】 オルガノポリシロキサン(1)として、
式: 【化1】 [式中、Rは炭素原子1〜18個を有する、1価の、脂
肪族炭素−炭素−多重結合を有しない、SiC結合し
た、場合によっては置換された、炭化水素基を表わし、
R1は脂肪族炭素−炭素−多重結合を有する、1価の、
SiC結合した炭化水素基を表わし、aは0、1、2ま
たは3であり、bは0、1または2であり、この場合、
a+bの合計は3以下であり、かつ1分子当たり基R1
が少なくとも2個である]で示される単位からなる線状
オルガノポリシロキサンまたは分枝鎖状オルガノポリシ
ロキサンが使用されている、請求項1記載のオルガノポ
リシロキサン材料。 - 【請求項3】 オルガノポリシロキサン(2)として、
式: 【化2】 [式中、R2は前記の基Rに示された意味を表わし、g
は0、1、2または3であり、fは0、1または2であ
り、この場合、g+fの合計は3以下であり、かつ1分
子当たりSi結合した水素原子少なくとも3個を有す
る]で示される単位からなる線状オルガノポリシロキサ
ン、環状オルガノポリシロキサンまたは分枝鎖状オルガ
ノポリシロキサンが使用されている、請求項1または2
記載のオルガノポリシロキサン材料。 - 【請求項4】 使用される非補強充填剤(6)の平均粒
度が20μm未満である、請求項1から3までのいずれか
1項記載のオルガノポリシロキサン材料。 - 【請求項5】 使用される非補強充填剤(6)のBET
表面積が20m2/g未満である、請求項1から4までのいず
れか1項記載のオルガノポリシロキサン材料。 - 【請求項6】 非補強充填剤(6)と補強充填剤(5)
との重量比が20:1から2:1である、請求項1から5まで
のいずれか1項記載のオルガノポリシロキサン材料。 - 【請求項7】 (1)式: R1 xSiR3- xO(SiR2O)n(SiR1RO)mSiR3- xR1 x (II) [式中、RおよびR1は前記された意味を表わし、xは
0、1、2または3であり、mは0または1〜50まで
の数値であり、かつnは50〜100000の数値であ
り、この場合、式(II)のシロキサンは、1分子当た
り少なくとも2個の基R1を有し、かつn個の単位(S
iR2O)ならびにm個の単位(SiR1RO)は、任意
に分子中に分布されていてよい]で示されるオルガノポ
リシロキサン10〜80重量%、(2)g+fの合計が3以
下であり、かつ1分子当たり少なくとも3個のSi結合
した水素原子が存在している、式(III)の単位から
なるオルガノポリシロキサン0.5〜20重量%、(4)本
発明による材料の全重量に対して、白金含量0.5〜500重
量ppm(=1/1000000重量部)となるような量の白金金
属または白金金属化合物もしくは該化合物の錯体、
(5)50m2/gを上回るBET表面積を有する補強充填剤
5〜50重量%、(6)30μm未満の平均粒度および30m2/g
未満のBET表面積を有する非補強充填剤10〜80重量
%、ならびに(7)抑制剤0.01〜3重量%、を含有する
ものが重要である、請求項1から6までのいずれか1項
記載のオルガノポリシロキサン材料。 - 【請求項8】 請求項1から7までのいずれか1項記載の
材料を架橋することによって得られる成形体。 - 【請求項9】 被覆が重要である、請求項8記載の成形
体。 - 【請求項10】 被覆の製造法において、請求項1〜7
までのいずれか1項記載の材料を担体上に塗布し、かつ
20℃〜280℃の温度で架橋を生じさせることを特徴とす
る、被覆の製造法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19645721.1 | 1996-11-06 | ||
DE19645721A DE19645721A1 (de) | 1996-11-06 | 1996-11-06 | Vernetzbare Organopolysiloxanmassen |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10140008A true JPH10140008A (ja) | 1998-05-26 |
JP3083793B2 JP3083793B2 (ja) | 2000-09-04 |
Family
ID=7810803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09302745A Expired - Fee Related JP3083793B2 (ja) | 1996-11-06 | 1997-11-05 | 架橋可能なオルガノポリシロキサン材料、成形体、および被覆の製造法 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6670418B2 (ja) |
EP (1) | EP0841377B1 (ja) |
JP (1) | JP3083793B2 (ja) |
KR (1) | KR100253896B1 (ja) |
CN (1) | CN1098311C (ja) |
DE (2) | DE19645721A1 (ja) |
ES (1) | ES2146060T3 (ja) |
TW (1) | TW482809B (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004043815A (ja) * | 2002-07-09 | 2004-02-12 | Dow Corning Toray Silicone Co Ltd | 硬化性シリコーンレジン組成物およびその硬化物 |
JP2005162924A (ja) * | 2003-12-04 | 2005-06-23 | Ge Toshiba Silicones Co Ltd | シリコーンゲル成形体用表面処理剤およびシリコーンゲル成形体 |
JP2005530004A (ja) * | 2002-06-18 | 2005-10-06 | ロディア・シミ | とりわけ減摩用ワニスの製造に有用なシリコン組成物、前記ワニスの基材への塗布方法、及び処理された基材 |
JP2008530282A (ja) * | 2005-02-08 | 2008-08-07 | ワッカー ケミー アクチエンゲゼルシャフト | 有機ケイ素化合物をベースとする架橋可能なコンパウンド |
JP4849799B2 (ja) * | 2002-06-24 | 2012-01-11 | ダウ・コーニング・コーポレイション | 平面光学導波管組み立て品、およびこれの製造方法 |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB9808890D0 (en) * | 1998-04-28 | 1998-06-24 | Dow Corning | Silicone coated textile fabrics |
US6271280B1 (en) * | 2000-04-19 | 2001-08-07 | General Electric Company | Diacetylenic polyorganosiloxanes, intermediates therefor, and cured compositions prepared therefrom |
DE10211314A1 (de) | 2002-03-14 | 2003-10-02 | Wacker Chemie Gmbh | Vernetzbare Massen auf der Basis von Organosiliciumverbindungen |
DE10214137A1 (de) * | 2002-03-28 | 2003-10-16 | Wacker Chemie Gmbh | Siliconmassen mit verbesserter Hitzestabilität |
FR2843134B1 (fr) * | 2002-07-30 | 2006-09-22 | Ferrari S Tissage & Enduct Sa | Procede de traitement par impregnation de textiles architecturaux par une composition silicone reticulable en elastomere et textile architectural ainsi revetu |
FR2843119B1 (fr) | 2002-07-30 | 2006-10-06 | Rhodia Chimie Sa | Composition d'huiles silicone reticulables en elastomeres pour le traitement par impregnation de materiaux fibreux |
FR2854637B1 (fr) * | 2003-05-07 | 2006-08-11 | Rhodia Chimie Sa | Procede de collage de supports fibreux enduits de silicone |
US8257797B2 (en) | 2003-11-03 | 2012-09-04 | Bluestar Silicones France | Silicone composition and process that is useful for improving the tear strength and the combing strength of an inflatable bag for protecting an occupant of a vehicle |
FR2861753B1 (fr) * | 2003-11-03 | 2006-03-03 | Rhodia Chimie Sa | Composition silicone et procede utile pour ameliorer la resistance a la dechirure et au peinage de sac gonflable, destines a la protection d'un occupant de vehicule. |
CN100422264C (zh) * | 2004-05-07 | 2008-10-01 | 信越化学工业株式会社 | 硅氧烷凝胶组合物 |
DE102006031107A1 (de) * | 2006-07-05 | 2008-01-10 | Wacker Chemie Ag | Härtbare Organopolysiloxanmassen |
EP2170985B1 (en) * | 2007-07-19 | 2019-06-19 | Imerys Talc America, Inc. | Silicone coatings, methods of making silicone coated articles and coated articles therefrom |
DE102012220700A1 (de) * | 2012-11-13 | 2014-05-15 | Wacker Chemie Ag | Füllstoffhaltige Siliconzusammensetzungen |
TWI844552B (zh) * | 2018-09-10 | 2024-06-11 | 美商陶氏有機矽公司 | 用於生產光學聚矽氧總成之方法、及藉其生產之光學聚矽氧總成 |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55154354A (en) * | 1979-05-16 | 1980-12-01 | Toray Silicone Co Ltd | Silicone composition for treating glass fiber |
JPH0239981B2 (ja) * | 1983-05-25 | 1990-09-07 | Showa Electric Wire & Cable Co | Netsuteichakubuyokaatsuroora |
US4822830A (en) | 1987-11-09 | 1989-04-18 | Wacker Silicones Corporation | Organopolysiloxane elastomers having improved electrical properties and insulators coated therewith |
DE3825676A1 (de) | 1988-07-28 | 1990-02-15 | Wacker Chemie Gmbh | Verwendung von zu elastomeren haertbaren organopolysiloxanmassen als klebstoffe |
US4929669A (en) * | 1988-12-27 | 1990-05-29 | Dow Corning Corporation | Organosiloxane compositions yielding elastomers with improved recovery following prolonged compression |
DE59104822D1 (de) | 1990-04-26 | 1995-04-06 | Wacker Chemie Gmbh | Organo(poly)siloxane mit organyloxy- und hydrogengruppen aufweisenden, endständigen siloxaneinheiten. |
US5162480A (en) * | 1990-12-14 | 1992-11-10 | Union Carbide Chemicals & Plastics Technology Corporation | Self-curing ceramicizable polysiloxanes |
US5380770A (en) * | 1992-04-09 | 1995-01-10 | General Electric Company | Heat cured silicone rubber compositions containing a potassium aluminosilicate filler which provides resistance to hydrocarbon oils and adjustable shrinkage |
TW250486B (ja) | 1992-08-24 | 1995-07-01 | Gen Electric | |
DE4302393A1 (de) * | 1993-01-28 | 1994-08-04 | Wacker Chemie Gmbh | Zu Elastomeren vernetzende Organopolysiloxanmassen |
US5516823A (en) | 1994-05-10 | 1996-05-14 | Dow Corning Corporation | Adhesion promoting compositions and curable organosiloxane compositions containing same |
DE19541451A1 (de) | 1995-11-07 | 1997-05-15 | Wacker Chemie Gmbh | Vernetzbare Zusammensetzungen |
-
1996
- 1996-11-06 DE DE19645721A patent/DE19645721A1/de not_active Withdrawn
-
1997
- 1997-10-30 EP EP97118876A patent/EP0841377B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1997-10-30 ES ES97118876T patent/ES2146060T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1997-10-30 DE DE59701463T patent/DE59701463D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1997-10-30 CN CN97119990A patent/CN1098311C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1997-11-04 TW TW086116409A patent/TW482809B/zh not_active IP Right Cessation
- 1997-11-05 JP JP09302745A patent/JP3083793B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1997-11-05 KR KR1019970058160A patent/KR100253896B1/ko not_active IP Right Cessation
-
2003
- 2003-01-02 US US10/335,617 patent/US6670418B2/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005530004A (ja) * | 2002-06-18 | 2005-10-06 | ロディア・シミ | とりわけ減摩用ワニスの製造に有用なシリコン組成物、前記ワニスの基材への塗布方法、及び処理された基材 |
JP4849799B2 (ja) * | 2002-06-24 | 2012-01-11 | ダウ・コーニング・コーポレイション | 平面光学導波管組み立て品、およびこれの製造方法 |
JP2004043815A (ja) * | 2002-07-09 | 2004-02-12 | Dow Corning Toray Silicone Co Ltd | 硬化性シリコーンレジン組成物およびその硬化物 |
JP4663969B2 (ja) * | 2002-07-09 | 2011-04-06 | 東レ・ダウコーニング株式会社 | 硬化性シリコーンレジン組成物およびその硬化物 |
JP2005162924A (ja) * | 2003-12-04 | 2005-06-23 | Ge Toshiba Silicones Co Ltd | シリコーンゲル成形体用表面処理剤およびシリコーンゲル成形体 |
JP2008530282A (ja) * | 2005-02-08 | 2008-08-07 | ワッカー ケミー アクチエンゲゼルシャフト | 有機ケイ素化合物をベースとする架橋可能なコンパウンド |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE19645721A1 (de) | 1998-05-07 |
US6670418B2 (en) | 2003-12-30 |
EP0841377A1 (de) | 1998-05-13 |
US20030105262A1 (en) | 2003-06-05 |
CN1098311C (zh) | 2003-01-08 |
CN1182758A (zh) | 1998-05-27 |
KR19980042102A (ko) | 1998-08-17 |
TW482809B (en) | 2002-04-11 |
ES2146060T3 (es) | 2000-07-16 |
JP3083793B2 (ja) | 2000-09-04 |
DE59701463D1 (de) | 2000-05-25 |
EP0841377B1 (de) | 2000-04-19 |
KR100253896B1 (ko) | 2000-04-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3083793B2 (ja) | 架橋可能なオルガノポリシロキサン材料、成形体、および被覆の製造法 | |
JP5627941B2 (ja) | 光により架橋可能なシリコーン混合物からシリコーン被覆及びシリコーン成形品を製造する方法 | |
EP0186439B1 (en) | Heat-curable silicone compositions, use thereof and stabilizer therefor | |
US5401566A (en) | Coated fabrics for air bags | |
KR100680930B1 (ko) | 유지성이 향상된 실리콘 고무 조성물 | |
CA2195735C (en) | Crosslinkable compositions | |
JP4768389B2 (ja) | 処理されていない水酸化アルミニウムを充填剤として含むシリコーンゴム組成物 | |
JPH0435501B2 (ja) | ||
JP2011516626A (ja) | シリコーン組成物、シリコーン接着剤、被覆基板及び積層基板 | |
US6770700B2 (en) | Crosslinkable compositions based on organosilicon compounds | |
EP1764440B1 (de) | Textilbeschichtung | |
EP0409280B1 (en) | Silicone rubber composition for treatment of fiber structures | |
EP2427519B1 (de) | Zusammensetzungen für textilbeschichtungen | |
CN101029176B (zh) | 可交联的聚硅氧烷组合物 | |
EP1607444B1 (en) | Addition reaction-curable liquid silicone rubber compositions and process of preparing same | |
JPS6246669B2 (ja) | ||
KR20010049868A (ko) | 유리 섬유 편조 전선용 처리제 조성물 | |
JPS6021622B2 (ja) | 熱加硫型シリコ−ンゴム組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S633 | Written request for registration of reclamation of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313633 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080630 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090630 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100630 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100630 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110630 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120630 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130630 Year of fee payment: 13 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |