JPH1013997A - 電子部品及び発音装置 - Google Patents

電子部品及び発音装置

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JPH1013997A
JPH1013997A JP8160063A JP16006396A JPH1013997A JP H1013997 A JPH1013997 A JP H1013997A JP 8160063 A JP8160063 A JP 8160063A JP 16006396 A JP16006396 A JP 16006396A JP H1013997 A JPH1013997 A JP H1013997A
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JP
Japan
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terminal
case half
case
electrode
peripheral wall
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Withdrawn
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JP8160063A
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Inventor
Masao Senoo
眞佐男 妹尾
Takeshi Yamashita
剛 山下
Tadao Sunahara
忠男 砂原
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Hokuriku Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokuriku Electric Industry Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/02Casings; Cabinets ; Supports therefor; Mountings therein
    • H04R1/025Arrangements for fixing loudspeaker transducers, e.g. in a box, furniture
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/02Constructional features of telephone sets
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R17/00Piezoelectric transducers; Electrostrictive transducers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半田付けを行わずに内部の電気的接続及び外
部回路との電気的接続を行うことができる電子部品を得
る。 【解決手段】 第1の電極部9a1 及び第2の電極部
(非接合電極層)9dを内側に向けるようにして表側ケ
ース7に振動子9を固定する。内側端子部11aと外側
端子部11bとを有する第1及び第2の端子部材11を
裏側ケース8に固定する。第1及び第2の端子部材11
の内側端子部11aをバネ性を利用して振動子9の第1
の電極部9a1 及び第2の電極部9dにそれぞれ押し付
けて第1の電極部9a1 及び第2の電極部9dに電気的
に接続する。第1及び第2の端子部材11の外側端子部
11bをそれぞれバネ性を利用して収納ケース7,8に
隣接して配置される回路の接続電極に押し付けて該接続
電極と電気的に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品及び発音
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、発明者が先に提案した電話の受
話器に用いる圧電受話器と呼ばれる発音装置(電子部
品)の断面を示している。この発音装置は、収納ケース
101の内部に、電気信号に応じて振動する振動子10
2が収納された構造を有している。収納ケース101の
底壁部には、漏洩孔103が形成されており、この漏洩
孔103の収納ケース101側の一端は、図示しない制
動布によって塞がれている。収納ケース101の周壁部
には、リード線引出用溝101aが形成されており、ま
た周壁部の内周部には振動子102を接合するためのリ
ブ101bが形成されている。このリブ101bには振
動子102が接着剤を用いて接合されている。振動子1
02は、板状の金属製振動板102aと、金属製振動板
102aの外周部に第1の電極部102a1 を残すよう
に金属製振動板102aの上に配置された圧電セラミッ
ク102bと、圧電セラミック102bの両面にそれぞ
れ設けられた接合電極層102c及び非接合電極層10
2dとから構成されている。そして、第1の電極部10
2a1 及び第2の電極部を構成する非接合電極層102
dには2本のリード線L,Lの一端が接続されている。
2本のリード線L,Lの他端には、収納ケース101に
隣接して配置された回路基板104の上に形成された接
続電極または接続端子に接続されるコネクタCが取り付
けられている。具体的には次のようにして接続を行う。
まず、コネクタC付きの2本のリード線L,Lの芯線の
一端を第1の電極部102a1 及び第2の電極部102
dに半田付けしたリード線付き振動子を用意する。次に
収納ケース101のリブ101bの上及びリード線引出
用溝101aの底部に接着剤を塗布した後に、リード線
L,Lをリード線引出用溝101aに嵌合させるととも
にリード線付き振動子の金属製振動板102aをリブ1
01bに押し付ける。その後リード線引出用溝101a
に嵌合されたリード線L,Lの上に接着剤を充填し、接
着剤を硬化させる。これにより、振動子102が収納ケ
ース101に接合されると共にリード線引出用溝101
aが接着剤により封止される。
【0003】この発音装置を受話器のハウジング本体1
05に取り付ける場合には、ハウジング本体105の内
壁部に一体に設けた取付部に収納ケース101を嵌合
し、2本のリード線L,Lの他端に設けたコネクタCを
回路基板104に設けた接続電極に接続する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようにリード線を
用いる発音装置では、第1の電極部102a1 及び第2
の電極部102dと回路基板104の電極との接続のた
めに、半田付け作業を必要とし、またコネクタを必要と
する。その上、リード線Lは収納作業が面倒な上、引き
回しを考慮しなければならなかった。また半田に含まれ
る鉛は公害を引き起こすため、最近は、半田を用いずに
電気的な接続をすることが要求され始めている。
【0005】なお、発音装置の収納ケースの外壁部に半
田付け端子を突出させ、回路基板から延びるリード線を
この半田付け端子に半田付けする半田付け端子方式と呼
ばれる構接続造を備えた発音装置も提案されているが、
この発音装置でも、半田付け及びリード線が必要にな
る。
【0006】また、回路基板側から延びるリード線の先
端に圧着端子を固定し、収納ケースに端子金具を固定し
て、圧着端子と端子金具とを接続するいわゆる圧着端子
方式を採用する発音装置も提案されているが、この圧着
端子方式では、発音装置が比較的大型になる。またこの
場合にもリード線が必要になって、しかも面倒な圧着作
業が必要になる。
【0007】本発明の目的は、リード線を用いずに、し
かも半田付けを必要とすることなく、内部の電気的接続
及び外部回路との電気的接続の両方を行うことができる
電子部品を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、第1のケース半部と
第2のケース半部とを組み合わせるだけで、内部の電気
的接続を行える電子部品を提供することにある。
【0009】本発明の別の目的は、リード線を用いず
に、しかも半田付けを必要とすることなく、内部の電気
的接続及び外部回路との電気的接続の両方を行うことが
できる発音装置を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、第1のケース半部と
第2のケース半部とを組み合わせるだけで、内部の電気
的接続を行える発音装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、収納ケースの
内部に電子素子が収納されている電子部品を対象にす
る。本発明では、内側端子部と外側端子部とを有する複
数の端子部材を収納ケースに固定する。端子部材の内側
端子部はバネ性を有しており、このバネ性を利用して電
子素子の電極部に押し付けられて電極部と電気的に接続
される構造を有している。また端子部材の外側端子部も
バネ性を有しており、このバネ性を利用して収納ケース
に隣接して配置される回路の接続電極に押し付けられて
接続電極と電気的に接続される構造を有している。この
ような接続構造を有する複数の端子部材を用いると、半
田付けを用いることなく(即ち半田レスで)、しかもリ
ード線を用いることなく、収納ケースの内部における電
気的な接続と電子部品と外部の回路との電気的な接続の
両方を行うことができる。したがって半田付け作業及び
リード線が不要になるだけでなく、リード線の収納また
は引き回しを考慮する必要がなくなって、組み立て及び
取付が容易になる。
【0012】収納ケースが第1のケース半部と第2のケ
ース半部が組合わされてなる二つ割りの収納ケースによ
り構成される場合には、複数の電極部を内側に向けるよ
うにして電子素子を第1のケース半部に固定し、収納ケ
ースの内部に位置する内側端子部と収納ケースの外部に
位置する外側端子部とを有する複数の端子部材を第2の
ケース半部に固定するのが好ましい。このようにすれ
ば、第1のケース半部と第2のケース半部とを組み合わ
せるだけで、電子素子の電極部と端子部材とが接触して
両者間の電気的接続が完了する。そのため、電子部品の
組立が容易になる。
【0013】本発明の電子部品は、圧電式または電磁式
の発音装置(ブザー、スピーカ等)等に適用することが
できる。即ち本発明は、第1のケース半部と第2のケー
ス半部が組合わされてなる二つ割りの収納ケースの内部
に、電気信号に応じて振動する振動子が収納されている
発音装置に適用することができる。この場合には、ま
ず、複数の電極部を内側に向けるようにして第1のケー
ス半部に振動子を固定し、収納ケースの内部に位置する
内側端子部と収納ケースの外部に位置する外側端子部と
を有する第1及び第2の端子部材を第2のケース半部に
固定する。そして、第1及び第2の端子部材の内側端子
部は、それぞれバネ性を有し且つ該バネ性を利用して振
動子の対応する電極部にそれぞれ押し付けられて対応す
る電極部と電気的に接続される構造を有している。ま
た、第1及び第2の端子部材の外側端子部は、それぞれ
バネ性を有し且つ該バネ性を利用して収納ケースに隣接
して配置される回路の接続電極にそれぞれ押し付けられ
て接続電極と電気的に接続される構造を有している。
【0014】このような接続構造を用いると、半田レス
で振動子の電極部と端子部材とを電気的に接続すること
ができ、さらに収納ケースの外部の回路と振動子とを電
気的に接続することができて、半田付け作業が不要にな
る。またリード線の収納または引き回しを考慮する必要
がなくなって、組み立てが容易になる上、発音装置の電
子機器への取付が容易になる。
【0015】振動子は、板状の金属製振動板と、金属製
振動板の外周部に第1の電極部を残すように金属製振動
板の上に配置された圧電セラミックと、圧電セラミック
の両面にそれぞれ設けられた接合電極層及び非接合電極
層とから構成することができる。ここで、接合電極層は
接着剤を介して金属製振動板と接合する。接合電極層の
表面の凸部が金属振動板と接触して両者は電気的に接続
する。非接合電極層は金属製振動板と接合せずに第2の
電極部を構成する。その場合、振動子は非接合電極層が
内側に向くように第1のケース半部に固定する。また第
1の端子部材は、内側端子部が第1の電極部の表面の外
周側端部と接触するように配置し、第2の端子部材は、
内側端子部が非接合電極層と接触するように配置する。
このようにすれば、第1の端子部材の内側端子部の接点
部が、金属製振動板上にはみ出た接着剤の上に位置しな
いようにすることができて、歩留まりを向上させること
ができる。
【0016】第1のケース半部及び第2のケース半部は
適宜に形状寸法を定めることができる。例えば、第1の
ケース半部は、金属製振動板を露出させる開口部を備え
た底壁部と該底壁部の外周部を囲むように該外周部から
延びる周壁部とを有し、第2のケース半部は、板状の底
壁部と該底壁部の外周部を囲むように該外周部から延び
る周壁部とを有するように形成することができる。この
場合、第1のケース半部の周壁部の内側に第2のケース
半部の周壁部が嵌合されるように第1のケース半部及び
第2のケース半部の形状寸法を定める。そして第1のケ
ース半部の周壁部には、圧電セラミックの金属製振動板
の外周部が接着剤で接合されるリブを形成する。このリ
ブは金属製振動板との間に接着剤が溜まる空間が形成さ
れる形状を有するように形成するのが好ましい。このよ
うにすれば、金属製振動板をリブに接合しても、リブと
金属製振動板との間に接着剤が溜まって、接着剤が第1
の電極部側に大量にはみ出てくることがない。リブと金
属製振動板との間に接着剤を溜まらせる具体的な構造と
しては、例えば、リブにテーパまたは傾斜面を形成すれ
ばよい。
【0017】また第2のケース半部の周壁部には、第1
の端子部材の内側端子部の接点部が入り込む接点収納用
凹部を形成する。そして第1の端子部材を、その内側端
子部の接点部が第2のケース半部の接点収納用凹部に収
納された状態で、金属製振動板の第1の電極部の表面の
外周側端部と接触するように構成する。このようにすれ
ば、収納ケースの寸法を小形化することができる上、金
属製振動板の第1の電極部上に接合電極層を接合する接
着剤がはみ出ても第1の端子部材の内側端子の接点を接
着剤と接触させずに金属製振動板の第1の電極部の表面
の外周側端部と確実に接触させることができる。
【0018】また、第1及び第2の端子部材の内側端子
部で振動子を押すと振動子の動きが規制される。したが
ってあまり強い力で、第1及び第2の端子部材の内側端
子部で振動子を押しつけないようにする必要がある。そ
こで、第1のケース半部の周壁部に複数の嵌合凹部を形
成し、第2のケース半部の周壁部の外周に複数の嵌合凹
部と嵌合する複数の嵌合凸部を一体に形成し、複数の嵌
合凹部と複数の嵌合凸部とが、第1のケース半部の周壁
部の内側に第2のケース半部の周壁部が嵌合されたとき
に嵌合されて、第1及び第2の端子部材の内側端子部に
付与されるバネ力が振動子の振動を著しく阻害しない程
度になるように第2のケース半部の周壁部の第1のケー
ス半部の周壁部内への進入寸法を規制することが好まし
い。
【0019】また第2のケース半部の周壁部の内壁面に
は、外側に向かって広がる向きのテーパを形成し、第2
のケース半部の周壁部の先端部が、金属製振動板と実質
的に接触しないように第2のケース半部の周壁部の突出
寸法を定めるのが好ましい。このような構造にすると、
第2のケース半部の周壁部が金属製振動板の振動を阻害
することがなくなる。
【0020】第1及び第2の端子部材は、内側端子部と
帯板状の外側端子部とを連結する帯板状の連結部を有す
るように形成し、この連結部が第2のケース半部に形成
された2つの貫通孔に嵌合され、連結部の周囲及び貫通
孔の内部に接着剤が充填されるように、第1及び第2の
端子部材を第2のケースに固定するのが好ましい。この
ようにすると、第1及び第2の端子部材を第2のケース
半部にしっかりと固定できて、収納ケース内の気密性を
維持できる。
【0021】第1及び第2の端子部材は、一枚の金属板
を加工して一体に形成するのが好ましい。そして端子部
材の少なくとも接点部の表面には金めっきを施こすのが
好ましい。このようにすると端子部材の形成が容易であ
る上、金めっきにより接触抵抗を下げることができる。
また、内側端子部を連結部よりも幅寸法が広い抜け止め
部分及び外側端子部よりも幅寸法が短く且つ外側端子部
よりも長さ寸法が長い腕部分を備える構造にすると、内
側端子部のバネ力を小さくすることができて、内側端子
部材が振動子の振動を阻害するのを極力防ぐことができ
る。またこのような構造にすると、外側端子部のバネ力
は大きくなり、大きな接触圧を得ることができて、外部
回路との電気的接触を確実なものとすることができる。
【0022】第2のケース半部の底壁部の外面または第
1のケース半部の周壁部の端面からは、第1及び第2の
端子部材の外側端子部の変形量を規制するスペーサ用突
起を突出させるのが好ましい。このようなスペーサ用突
起を設けると、外部回路が形成される回路基板が反って
しまった場合でも、発音装置と回路基板との間の間隔を
保持することができて、外側端子部がそのバネ性を発揮
できなくなるほどに変形させられることがなくなる。
【0023】また、第1のケース半部の周壁部の外周部
には、電子機器のハウジングに設けられた取付用嵌合部
に嵌合される際に、位置決めの規準となる位置決め用突
起を一体に設けるのが好ましい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施
の形態の一例の圧電式発音装置(圧電スピーカ)からな
る電子部品を内部に配置した電話の受話器(発音電子機
器)の概略部分断面図であり、図2は図1で用いる本発
明の実施の形態の一例の圧電式発音装置(圧電スピー
カ)の概略断面図である。なお図2においては、理解を
容易にするため、各部の厚みを誇張して描いている。ま
た図2は、図1において第2の端子部材12に隠れてい
る第1端子部材11を見せる断面指示線に沿って断面に
した図である。
【0025】この電話の受話器は、図1に示すようにハ
ウジング1に圧電式発音装置2及び回路基板3が取付け
られた構造を有している。ハウジング1はハウジング本
体4の内壁部に圧電式発音装置取付用の嵌合部(突出
部)5を一体に有している。この突出部5は円筒状をな
しており、圧電式発音装置2の第1のケース半部を構成
する表側ケース7の位置決め用突起7fが嵌合される切
欠凹部5aを有している。また、ハウジング本体4に
は、突出部5によって囲まれた内側部分に複数の放音孔
4a…が形成されている。突出部5の内周にはリング状
スペーサ6が配置されている。突出部5には、位置決め
用突起7fと切欠凹部5aとが嵌合された状態でリング
状スペーサ6を介して圧電式発音装置2の表側ケース7
の端部が嵌合されている。具体的には、表側ケース7の
開口部7cがハウジング本体4に形成した放音孔4a…
と対向するように即ち開口部7cがハウジング本体4の
壁部によって覆われるように、圧電式発音装置2は突出
部5に嵌合されている。この状態でハウジング本体4の
壁部と振動子9との間に前気室R1 が構成される。
【0026】圧電式発音装置2は、図2に詳細に示すよ
うに、第1のケース半部を構成する表側ケース7に第2
のケース半部を構成する裏側ケース8が嵌合されて構成
される二つ割りの収納ケースを有しており、この収納ケ
ースの内部には、電気信号に応じて振動する振動子9が
収納されている。なお本実施例では、表側ケース7と裏
側ケース8の嵌め合わせ部からの空気漏れを防ぐため
に、嵌め合わせ部を接着している。表側ケース7は、図
2及び図3(A)〜(C)に詳細に示すように、環状の
底壁部7aとこの底壁部7aの外周部を囲むようにこの
外周部から延びる円筒状の周壁部7bとを有しており、
絶縁樹脂材料により一体成形されている。なお図3
(A)〜(C)は、振動子9を取り付けた表側ケース7
の平面図、裏面図及び側面図である。底壁部7aには、
振動子9の金属製振動板9aを露出させる開口部7cが
形成されている。周壁部7bの内壁には、開口部7c寄
りの位置に周方向に連続して延びる環状のリブ7dが一
体に形成されている。このリブ7dの外面には傾斜面7
eが形成されている。傾斜面7eには、振動子9の金属
製振動板9aの外周部が接着剤を用いて接合されてい
る。この傾斜面7eは、振動子9の中心に向うに従って
金属製振動板9aの周縁部から徐々に離れるテーパ形状
または開口部7cに向かって縮径するテーパ形状を有し
ている。このような傾斜面7eを形成すると、表側ケー
ス7の底壁部7aを下側にして、リブ7dの上に接着剤
を塗布し、その上に振動子9の金属製振動子9aを載置
したときに、接着剤はリブ7dの傾斜面7eに沿って移
動し、傾斜面7eと金属振動子9aの裏面との間に接着
剤溜まりが形成される。その結果、接着剤が振動子9の
表面(収納ケースの内部に向く面)側に大量にはみ出る
のを防止できる。
【0027】また表側ケース7の周壁部7bには、2つ
の嵌合凹部7g1 ,7g1 及び4つの嵌合凹部7g2 …
が周方向に等間隔に形成されている。これらの嵌合凹部
7g1 ,7g2 は、底壁部7aから離れる方向と径方向
の両側に向かって開口するとスリットまたは切り欠き部
により形成されており、嵌合凹部7g1 は嵌合凹部7g
2 よりも大きく開口している。また周壁部7bの外周部
には、位置決め用突起7fが一体に設けられている。位
置決め用突起7fは直方体の形状を有しており、圧電式
発音装置2がハウジング本体4の突出部5に嵌合される
際に、突出部5の切欠凹部5aに嵌合されて位置決めの
規準となる。
【0028】第2のケース半部を構成する裏側ケース8
は、図2及び図4(A)〜(C)に詳細に示すように、
円板状の底壁部8aとこの底壁部8aの外周部を囲むよ
うに該外周部から延びる円筒状の周壁部8bとを有して
おり、表側ケース7と同様に絶縁樹脂によって一体成形
されている。なお図4(A)〜(C)は、第1及び第2
の端子部材11,12を取り付けた裏側ケース8の平面
図、裏面図及び側面図である。底壁部8aには、漏洩孔
8cと2つの貫通孔8d1 ,8d2 とが形成されてい
る。漏洩孔8cは底壁部8aの中心部に形成されてお
り、漏洩孔8cの裏側ケース8の内側に位置する一端の
開口部には、漏洩孔8cを覆うように制動布10が接合
または貼り付けられている。貫通孔8d1 ,8d2 は細
長いスリット状に形成されており、第1及び第2の端子
部材11,12の連結部11c,12cが嵌合されてい
る。また底壁部8aの外面からは、回路基板3側(周壁
部8bが延びる方向と反対の方向)に突出する3つのス
ペーサ用突起8e…が相互に等しい間隔あけて形成され
ている。これらスペーサ用突起8e…は、回路基板3が
反った場合にも、裏側ケース8と回路基板3との間の間
隔を所定寸法(スペーサ用突起8eの高さ寸法)に維持
して、第1及び第2の端子部材11及び12の外側端子
部が必要以上に変形することを防止している。また底壁
部8aの外壁の第1及び第2の端子部材11,12の外
側端子部11b,12bの端部に対応する部分には、凹
部8a1 ,8a2 が形成されている。凹部8a1 ,8a
2 は外側端子部11b,12bが強く押された場合に外
側端子部11b,12bの外側接点部11g,12gを
収容するいわゆる逃げの役割を果している。また底壁部
8aの外壁の貫通孔8d1 ,8d2 の周囲には貫通孔8
d1 ,8d2 を囲むように環状の突起部8a3 ,8a4
が回路基板3側(周壁部8bが延びる方向と反対の方
向)に突出するように形成されている。この突起部8a
3 ,8a4 により、第1及び第2の端子部材11,12
の底壁部8aに対する取付強度が高くなる。
【0029】周壁部8bの内壁面の外面には傾斜面即ち
テーパ8gが形成されている。このテーパ8gは径方向
外側に向かって広がる(即ち拡径する)向きに形成され
ている。なお周壁部8bの先端部(テーパ8gの端部)
が、金属製振動板9aと実質的に接触しないように周壁
部8bの突出寸法は定められている。また、周壁部8b
の外周には、表側ケース7に裏側ケース8が嵌合された
状態で表側ケース7の嵌合凹部嵌合凹部7g1 ,7g1
と嵌合する2つの嵌合凸部8h1 ,8h1 及び嵌合凹部
7g2 …と嵌合する4つの嵌合凸部8h2 …が一体に形
成されている。表側ケース7の嵌合凹部7g1 ,7g2
と裏側ケース8の嵌合凸部8h1 ,8h2 との嵌合によ
り、裏側ケース8の周壁部8bが表側ケース7の周壁部
7b内に進入する寸法が規制される。すなわち表側ケー
ス7と裏側ケース8との嵌め合わせによって第1及び第
2の端子部材11,12の内側端子部に付与されるバネ
力が、振動子9の振動を著しく阻害しない程度に、裏側
ケース8の周壁部8bの表側ケース7の周壁部7b内へ
の進入寸法を規制している。この例では、組み合わされ
る嵌合凹部7g1 及び嵌合凸部8h1 の寸法を他の嵌合
凹部7g2 及び嵌合凸部8h2 と変えているので、表側
ケース7と裏側ケース8との位置決めが図られる。
【0030】また周壁部8bには切り欠き状の接点収納
用凹部8iが形成されている。接点収納用凹部8iの内
部には、第1の端子部材11の内側接点部11fが入り
込んでいる。これによって収納ケースの小形化が図られ
るとともに、内側接点部11fと金属製振動板9aとの
接触が確実になる。
【0031】振動子9は図2に示すように板状の金属製
振動板9aと該金属製振動板9aの外周部に第1の電極
部9a1 を残すように金属製振動板9aの上に設けられ
た圧電セラミック9bと、圧電セラミック9bの両面に
それぞれ設けられた接合電極層9c及び非接合電極層9
dとからから構成されている。接合電極層9cは接着剤
を介して金属製振動板9aと電気的に接続されるように
接合している。非接合電極層9dは金属製振動板9aと
接合せずに第2の電極部を構成している。接合電極層9
c及び非接合電極層9dは圧電セラミック9bに比べて
小さい径半径を有している。振動子9は第1の電極部9
a1 及び第2の電極部(非接合電極層)9d間に与えら
れる電気信号に応じて振動する。また、振動子9は、第
2の電極部9dが収納ケースの内側(裏側ケース8側)
に向くように表側ケース7に固定されている。表側ケー
ス7に裏側ケース8が嵌合された状態で、収納ケース内
に振動子9が配置されることによって、振動子9と表側
ケース7と裏側ケース8とにより囲まれた後気室R2 が
形成される。
【0032】収納ケース(7,8)の内部の電極部(第
1の電極部9a1 及び第2の電極部9d)と回路基板3
とを電気的に接続する第1の端子部材11及び第2の端
子部材12は、いずれも同じ形状及び寸法を有してい
る。端子部材11及び12は、一枚のバネ用りん青銅板
を所定の形状に打ち抜き、その表面に金めっきを施して
作られている。また、第1及び第2の端子部材11,1
2は、図2及び図4(A)〜(C)に示すように、内側
端子部11a,12aと帯板状の外側端子部11b,1
2bとが帯板状の連結部11c,12cにより連結され
た構造を有している。これらの第1及び第2の端子部材
11,12は、裏側ケース8に取付けられる際に、内側
端子部11a,12a及び外側端子部11b,12bに
それぞれ相反する方向にバネ性が付与されように折り曲
げ加工されている。内側端子部11a,12aは、抜け
止め部分11d,12d、腕部分11e,12e及び内
側接点部11f,12fを有している。抜け止め部分1
1d,12dは抜け止めを図れるように連結部11c,
12cよりも幅寸法が広く形成されている。腕部分11
e,12eは抜け止め部分11d,12d及び外側端子
部11b,12bよりも幅寸法が短く且つ外側端子部1
1b,12bよりも長い長さ寸法に形成されており、円
弧状に湾曲している。腕部分11e,12eの形状は、
共通の端子部材を用いて、第1の電極部9a1 と第2の
電極部9dの外周部とに接触可能な形状である。内側端
子部11a,12aの腕部分11e,12eを直線状に
した場合よりも、湾曲させた場合のほうが、その長さを
長くすることができて、振動子9に対する接触圧力を下
げることができる。内側接点部11f,12fは、曲げ
加工が施されて形成されている。外側端子部11b,1
2bは、それぞれ凸状にプレスして形成した外側接点部
11g,12gを有している。
【0033】第1の端子部材11は、内側接点部11f
が第1の電極部9a1 の表面の外周側端部に接触し、外
側接点部11gが回路基板3の所定の電極に接触する。
具体的には、内側接点部11fが裏側ケース8の接点収
納用凹部8iに収納された状態で、内側端子部11aの
バネ性を利用して第1の電極部9a1 の表面の外周側端
部に押し付けられており、外側接点部11gが外側端子
部11bのバネ性を利用して回路基板3の所定の電極に
押し付けられている。第1の端子部材11により振動子
9が強く押えられると音声の特性が変化するおそれがあ
るが、本実施例のように内側接点部11fを第1の電極
部9a1 の外周寄りの位置で接触させると、音声の特性
の変化が大きくなるのを防止できる。また、このように
内側接点部11fを第1の電極部9a1 の外周寄りの位
置で接触させると、金属製振動板9aの第1の電極部9
a1 上に接合電極層9cを接合する接着剤がはみ出ても
第1の端子部材11の内側接点11fが接着剤に触れる
ことなく、第1の電極部9a1 の表面と確実に接触す
る。第2の端子部材12は、内側接点部12fが第2の
電極部9dと外周寄りの位置で接触しており、外側接点
部12gは回路基板3の電極3a(図1)に接触する。
具体的には、内側接点部12fが内側端子部12aのバ
ネ性を利用して第2の電極部9dの表面の外周寄りの位
置に押し付けられており、外側接点部12gが外側端子
部12bのバネ性を利用して回路基板3の電極3aに押
し付けられている。
【0034】この例では、第1の端子部材11及び第2
の端子部材12を次のようにして裏側ケース8に取り付
けている。まず抜け止め部分11d,12dが裏側ケー
ス8の底壁部8aに当接するまで外側端子部11b,1
2bを裏側ケース8の内側(後気室R2 が形成される
側)から貫通孔8d1 ,8d2 にそれぞれ挿入する。そ
して、連結部11c,12cを折り曲げてから連結部1
1c,12cの周囲、貫通孔8d1 ,8d2 の内部及び
突起部8a3 ,8a4 に接着剤を充填する。接着剤は、
貫通孔8d1 ,8d2 を完全に閉じるように充填してあ
る。なお、第1及び第2の端子部材11,12の折り曲
げ並びに接着剤の充填は自動機械を用いて自動に行うこ
とができる。また、第1及び第2の端子部材11,12
をインサート成形により裏側ケース8と一体成形しても
よいのは勿論である。
【0035】本実施例では、同じ形状及び寸法を有する
第1の端子部材11及び第2の端子部材12を用いるこ
とができるように、貫通孔8d1 ,8d2 及び電極部
(第1の電極部9a1 及び第2の電極部9d)の位置を
設定している。このように端子部材を一種類にすると圧
電式発音装置の部品点数を少なくできる。
【0036】なお、本実施例は、本発明を圧電式発音装
置に適用した例であるが、電磁式発音装置にも本発明を
適用することができる。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、半田レスで、内部の電
気的接続及び外部回路との電気的接続を行うことができ
るため、半田付け作業が不要になる。そのため、電子部
品及び発音装置の製造が容易になる上、半田による公害
を防ぐことができる。またリード線を用いないのでリー
ド線の収納または引き回しを考慮する必要がなくなり、
組み立てが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の一例の圧電式発音装置
(圧電スピーカ)からなる電子部品を内部に配置した電
話の受話器(発音電子機器)の拡大部分概略断面図であ
る。
【図2】 本発明の実施の形態の一例の圧電式発音装置
(圧電スピーカ)の拡大概略断面図である。
【図3】 (A)〜(C)は、振動子を取り付けた表側
ケースの正面図、裏面図及び側面図である。
【図4】 (A)〜(C)は、第1及び第2の端子部材
を取り付けた裏側ケースの正面図、裏面図及び側面図で
ある。
【図5】 電話の受話器に用いる従来の発音装置(電子
部品)の断面を示している。
【符号の説明】
2 圧電式発音装置(電子部品) 3 回路基板 7 第1のケース半部(表側ケース) 7a 底壁部 7b 周壁部 7e 位置決め用突起 7g1 ,7g2 嵌合凹部 8 第2のケース半部(裏側ケース) 8a 底壁部 8b 周壁部 8d1 ,8d2 貫通孔 8e… スペーサ用突起 8h1 ,8h2 嵌合凸部 9 圧電セラミック 9a 金属製振動板 9a1 第1の電極部 9b 圧電セラミック 9c 接合電極層 9d 非接合電極層(第2の電極部) 11 第1の端子部材 12 第2の端子部材 11a,12a 内側端子部 11b,12b 外側端子部 11c,12c 連結部 11f,12f 内側接点部 11g,12g 外側接点部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納ケースの内部に電子素子が収納され
    ている電子部品であって、 内側端子部と外側端子部とを有する複数の端子部材が前
    記収納ケースに固定され、 前記内側端子部はバネ性を有し且つ該バネ性を利用して
    前記電子素子の電極部に押し付けられて前記電極部と電
    気的に接続される構造を有し、 前記外側端子部はバネ性を有し且つ該バネ性を利用して
    前記収納ケースに隣接して配置される回路の接続電極に
    押し付けられて前記接続電極と電気的に接続される構造
    を有していることを特徴とする電子部品。
  2. 【請求項2】 第1のケース半部と第2のケース半部が
    組合わされてなる二つ割りの収納ケースの内部に電子素
    子が収納されている電子部品であって、 前記電子素子が複数の電極部を内側に向けるようにして
    前記第1のケース半部に固定され、 前記収納ケースの内部に位置する内側端子部と前記収納
    ケースの外部に位置する外側端子部とを有する複数の端
    子部材が前記第2のケース半部に固定され、 前記複数の端子部材の前記内側端子部は、それぞれバネ
    性を有し且つ該バネ性を利用して前記電子素子の対応す
    る電極部にそれぞれ押し付けられて前記対応する電極部
    と電気的に接続される構造を有し、 前記複数の端子部材の前記外側端子部は、それぞれバネ
    性を有し且つ該バネ性を利用して前記収納ケースに隣接
    して配置される回路の接続電極にそれぞれ押し付けられ
    て前記接続電極と電気的に接続される構造を有している
    ことを特徴とする電子部品。
  3. 【請求項3】 第1のケース半部と第2のケース半部が
    組合わされてなる二つ割りの収納ケースの内部に、電気
    信号に応じて振動する振動子が収納されている発音装置
    であって、 前記振動子が複数の電極部を内側に向けるようにして前
    記第1のケース半部に固定され、 前記収納ケースの内部に位置する内側端子部と前記収納
    ケースの外部に位置する外側端子部とを有する第1及び
    第2の端子部材が前記第2のケース半部に固定され、 前記第1及び第2の端子部材の前記内側端子部は、それ
    ぞれバネ性を有し且つ該バネ性を利用して前記振動子の
    対応する電極部にそれぞれ押し付けられて前記対応する
    電極部と電気的に接続される構造を有し、 前記第1及び第2の端子部材の前記外側端子部は、それ
    ぞれバネ性を有し且つ該バネ性を利用して前記収納ケー
    スに隣接して配置される回路の接続電極にそれぞれ押し
    付けられて前記接続電極と電気的に接続される構造を有
    していることを特徴とする発音装置。
  4. 【請求項4】 前記振動子は、板状の金属製振動板と、
    前記金属製振動板の外周部に第1の電極部を残すように
    前記金属製振動板の上に配置された圧電セラミックと、
    前記圧電セラミックの両面にそれぞれ設けられた接合電
    極層及び非接合電極層とからなり、 前記接合電極層は接着剤を介して前記金属製振動板と電
    気的に接続するように接合し、前記非接合電極層は前記
    金属製振動板と接合せず第2の電極部を構成し、 前記振動子は前記非接合電極層が内側に向くように前記
    第1のケース半部に固定され、 前記第1の端子部材は、前記内側端子部が前記第1の電
    極部の表面の外周側端部と接触するように配置され、 前記第2の端子部材は、前記内側端子部が前記非接合電
    極層と接触するように配置されている請求項3に記載の
    発音装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のケース半部は、前記金属製振
    動板を露出させる開口部を備えた底壁部と該底壁部の外
    周部を囲むように該外周部から延びる周壁部とを有して
    おり、 前記第2のケース半部は、板状の底壁部と該底壁部の外
    周部を囲むように該外周部から延びる周壁部とを有して
    おり、 前記第1のケース半部の前記周壁部の内側に前記第2の
    ケース半部の前記周壁部が嵌合されるように前記第1の
    ケース半部及び第2のケース半部の形状寸法が定めら
    れ、 前記第1のケース半部の前記周壁部には、前記振動子の
    前記金属製振動板の外周部が接着剤で接合されるリブが
    形成され、 前記リブは前記金属製振動板との間に前記接着剤が溜ま
    る空間が形成される形状を有しており、 前記第2のケース半部の前記周壁部には前記1の端子部
    材の前記内側端子部の接点部が入り込む接点収納用凹部
    が形成されており、 前記第1の端子部材は、前記内側端子部の前記接点部が
    前記第2のケース半部の前記接点収納用凹部に収納され
    た状態で、前記金属製振動板の前記第1の電極部の前記
    表面の前記外周側端部と接触している請求項4に記載の
    発音装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のケース半部の前記周壁部には
    複数の嵌合凹部が形成され、 前記第2のケース半部の前記周壁部の外周には前記複数
    の嵌合凹部と嵌合する複数の嵌合凸部が一体に形成さ
    れ、 前記複数の嵌合凹部と前記複数の嵌合凸部は、前記第1
    のケース半部の前記周壁部の内側に前記第2のケース半
    部の周壁部が嵌合されたときに嵌合されて、前記第1及
    び第2の端子部材の前記内側端子部に付与されるバネ力
    が前記振動子の振動を著しく阻害しない程度になるよう
    に、前記第2のケース半部の前記周壁部の前記第1のケ
    ース半部の前記周壁部内への進入寸法を規制することを
    特徴とする請求項5に記載の発音装置。
  7. 【請求項7】 前記第2のケース半部の前記周壁部の内
    壁面には、外側に向かって広がる向きのテーパが形成さ
    れており、 前記第2のケース半部の前記周壁部の先端部が、前記金
    属製振動板と実質的に接触しないように前記第2のケー
    ス半部の前記周壁部の突出寸法が定められている請求項
    5に記載の発音装置。
  8. 【請求項8】 前記第1及び第2の端子部材は、前記内
    側端子部と帯板状の前記外側端子部とを連結する帯板状
    の連結部を有しており、 前記連結部が前記第2のケース半部に形成された2つの
    貫通孔に嵌合され、前記連結部の周囲及び前記貫通孔の
    内部に接着剤が充填されて、前記第1及び第2の端子部
    材が前記第2のケースに固定されている請求項5に記載
    の発音装置。
  9. 【請求項9】 前記第1及び第2の端子部材は、一枚の
    金属板が加工されて一体に形成されており、しかも少な
    くとも接点部の表面に金めっきが施されており、 前記内側端子部は前記連結部よりも幅寸法が広い抜け止
    め部分及び前記外側端子部よりも幅寸法が短く且つ前記
    外側端子部よりも長さ寸法が長い腕部分を備えている請
    求項8に記載の発音装置。
  10. 【請求項10】 前記第2のケース半部の前記底壁部の
    外面または前記第1のケース半部の前記周壁部の端面か
    らは、前記第1及び第2の端子部材の前記外側端子部の
    変形量を規制するスペーサ用突起が突出している請求項
    5に記載の発音装置。
  11. 【請求項11】 前記第1のケース半部の前記周壁部の
    外周部には、電子機器のハウジングに設けられた取付用
    嵌合部に嵌合される際に、位置決めの規準となる位置決
    め用突起が一体に設けられている請求項5に記載の発音
    装置。
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