JPH10139374A - タワークレーンの組立て、解体時における油圧ジャッキ転倒防止治具 - Google Patents

タワークレーンの組立て、解体時における油圧ジャッキ転倒防止治具

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JPH10139374A
JPH10139374A JP29614796A JP29614796A JPH10139374A JP H10139374 A JPH10139374 A JP H10139374A JP 29614796 A JP29614796 A JP 29614796A JP 29614796 A JP29614796 A JP 29614796A JP H10139374 A JPH10139374 A JP H10139374A
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JP
Japan
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hydraulic jack
jig
mast
tower crane
pair
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Application number
JP29614796A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Uchida
裕之 内田
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Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】タワークレーンの組み立て、又は解体時に油圧
ジャッキの転倒を確実に防止するとともに、装着作業が
簡単な油圧ジャッキ転倒防止治具を提供する。 【解決手段】マスト継ぎ足し用の油圧ジャッキのシリン
ダ外周を抱え込むことが可能な長さに設定された支持バ
ンド22と、油圧ジャッキのシリンダ外周を抱え込んだ
支持バンドの両端部と着脱自在に連結する治具本体24
と、この治具本体を油圧ジャッキの近くのマスト梁2a
に着脱自在に係合する係合部材とを備えている。そし
て、前記係合部材は、治具本体の下面から所定の間隔を
あけて平行に垂下する一対の挟持板26a、26bによ
り構成されており、これら一対の挟持板は、油圧ジャッ
キの近くに位置している角状のマスト梁に上方から係合
し、マスト梁を側面から挟持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、タワークレーン
を組立て又は解体するときにマスト継ぎ足し用油圧ジャ
ッキの転倒を防止するタワークレーンの組立て、解体時
の油圧ジャッキ転倒防止治具に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、塔状のマスト2の最上部に旋回
体4を設置したタワークレーン6を示すものであり、旋
回体4には、起伏自在なブーム8と操作室10とが搭載
されている。
【0003】このタワークレーン6は、マスト2に新た
なマストを継ぎ足し、その新たな継ぎ足しマストに沿っ
て旋回体4を上昇させるマストクライミング方式のクレ
ーンであり、マスト2に沿って昇降自在な上部昇降フレ
ーム12及び下部フレーム14と、これら上部及び下部
昇降フレーム12、14の間に配設された2本の油圧ジ
ャッキ16とを備えている。
【0004】ところで、このタワークレーン6の組み立
て時には、上部昇降フレーム12の装着が完了するまで
下部昇降フレーム12上に油圧ジャッキ16が自立した
状態となる。この状態では油圧ジャッキ16が不安定で
あり転倒のおそれがあるので、マスト2と油圧ジャッキ
16との間に当て板を配設し、油圧ジャッキ16及びマ
スト2の周囲を番線で結束することによって油圧ジャッ
キ16の転倒を防止するようにしている。
【0005】また、タワークレーン6の解体時にも、上
部昇降フレーム12をマスト2から取り外すと、下部昇
降フレーム12上に油圧ジャッキ16が自立した状態と
なり転倒のおそれがあるので、前述したように当て板と
番線によって油圧ジャッキ16の転倒を防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、当て板
及び番線による油圧ジャッキ16の転倒防止は、信頼性
の面で問題がある。また、当て板を配設し、番線を結束
する作業は多くの手間と時間を要するので、タワークレ
ーンの組立て作業、或いは解体作業の能率化の面で問題
がある。
【0007】そこで、タワークレーンの解体時に,油圧
ジャッキ16を連結させたまま上部昇降フレーム12を
取り外すことが考えられるが、上部昇降フレーム12と
油圧ジャッキ16の総重量が重いので解体用クレーンの
制限を受けやすい。また、上部昇降フレーム12を地面
に着地する際に、作業員が油圧ジャッキ16を引き出さ
ないと着地を行うことができず,作業安全性の面でも問
題がある。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、タワークレーンの組み立て、又は解体時において油
圧ジャッキの転倒を確実に防止するとともに、装着作業
が簡単なタワークレーンの組立て、解体時における油圧
ジャッキ転倒防止治具を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、タワークレーンを組立て、
又は解体する際に、マスト継ぎ足し用油圧ジャッキの転
倒を防止する治具であって、前記油圧ジャッキのシリン
ダ外周を抱え込むことが可能な長さに設定した可撓性を
有する支持バンドと、前記油圧ジャッキのシリンダ外周
を抱え込んだ前記支持バンドの両端部と着脱自在に連結
する治具本体と、この治具本体を前記油圧ジャッキの近
くのマスト部材に着脱自在に係合する係合部材とを備え
た治具である。
【0010】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のタワークレーンの組立て、解体時における油圧ジャ
ッキ転倒防止治具において、前記係合部材を、前記治具
本体の下面から所定の間隔をあけて平行に垂下する一対
の挟持板により構成し、これら一対の挟持板は、前記油
圧ジャッキの近くに位置している角状のマスト梁に上方
から係合させて前記マスト梁を側面から挟持する治具で
ある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明のタワークレーンの
組立て、解体時における油圧ジャッキ転倒防止治具の一
実施形態について、図面に基づいて説明する。なお、図
4に示した構成と同一構成部分には、同一符号を付して
その説明を省略する。
【0012】図1及び図2は、本実施形態の油圧ジャッ
キ転倒防止治具(以下、転倒防止治具と称する。)を示
すものであり、この転倒防止治具20は、可撓性を有す
る金属帯(支持バンド)22と、環状に曲げた金属帯2
2の両端部と着脱自在に連結する治具本体24と、治具
本体24の底面に互いに所定間隔をあけて平行に固定さ
れている一対の挟持板(係合部材)26a、26bとで
構成されている。
【0013】すなわち、金属帯22は、油圧ジャッキ1
6のシリンダ外周を抱え込むことが可能な長さに設定さ
れており、その両端部には、後述する連結ボルト28が
挿通する挿通孔22aが形成されている。
【0014】また、治具本体24はリップ付きチャネル
材からなるもので、フランジ24a、24bの長手方向
の一端側にねじ孔24cが形成されている。そして、こ
の治具本体24の長手方向の一端側の端面は、油圧ジャ
ッキ16のシリンダ外周面と略同一の曲率となるように
曲面形状に形成されている。
【0015】また、一対の挟持板26a、26bは、治
具本体24のウェブ24dから下方に向けて平行に固定
されており、これら一対の挟持板26a、26b間の距
離Lは、マスト2を構成しているマスト横梁2aの幅寸
法と略同一長さに設定されている。
【0016】そして、図2に示すように、治具本体24
は、一対の挟持板26a、26bでマスト梁2aの側面
を挟み込みながらマスト梁2aの上部に連結される。ま
た金属帯22は、環状に曲げてその両端部に形成した挿
通孔22aを治具本体24のねじ孔24cに対応させ、
挿通孔22aに挿通した連結ボルト28をねじ孔24c
にねじ込むことにより一体に連結される。
【0017】次に、図3は、タワークレーン6の解体途
中を示すものであり、既にブーム8、操作室10等の上
部構造体が解体撤去されている。そして、上部昇降フレ
ーム12を解体する直前に、油圧シリンダ16の近くに
位置しているマスト柱2b間のマスト梁2aに、一対の
挟持板26a、26bでマスト梁2aを側面から挟み込
み、治具本体24をマスト梁2aの上面に当接した状態
で転倒防止時治具20を装着する。そして、金属帯22
を油圧シリンダ16のシリンダ外周に回して抱え込み、
その両端部を連結ボルト28を介して治具本体24に連
結する。
【0018】そして、この転倒防止治具20により油圧
シリンダ16を支持した後、上部昇降フレーム12を解
体撤去していき、さらに、油圧シリンダ16、下部昇降
フレーム14等の下部構造体も順次撤去していく。
【0019】一方、タワークレーン6を組立てる場合に
は、下部昇降フレーム14上に油圧シリンダ16を立設
した後に、油圧シリンダ16の近くに位置するマスト梁
2aに転倒防止治具20を装着し、金属帯22で油圧シ
リンダ16のシリンダ外周を抱え込むことにより油圧シ
リンダ16を支持する。
【0020】このように、本実施形態の転倒防止治具2
0は、一対の挟持板26a、26bの挟持力で治具本体
24をマスト梁2aに確実に装着し、この治具本体24
に両端部が連結している金属帯22により油圧シリンダ
16のシリンダ外周を抱え込んでいるので、油圧シリン
ダ16の転倒防止を確実に行いながらタワークレーンの
組立て、解体作業を行うことができる。
【0021】また、本実施形態の転倒防止治具20は、
マスト梁2aを一対の挟持板26a、26bで挟み込む
だけて簡単に装着することができるので、装着の手間と
時間がほとんどかからず、タワークレーンの組立て作
業、或いは解体作業の能率、安全性を大幅に高めること
ができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明は、油圧ジャッキの近くのマスト部材に係合した係合
部材により治具本体を確実に装着し、この治具本体に両
端部が連結した支持バンドにより油圧シリンダのシリン
ダ外周を抱え込んでいるので、タワークレーンの組み立
て、又は解体時において、安全性を高めながら油圧ジャ
ッキの転倒を確実に防止することができる。
【0023】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明の効果を得ることができるとともに、前記係合
部材は、治具本体の下面から所定の間隔をあけて平行に
垂下する一対の挟持板により構成されており、これら一
対の挟持板を、油圧ジャッキの近くに位置している角状
のマスト梁に上方から係合して前記マスト梁を側面から
挟持するようにしているので、装着に要する手間と時間
がほとんどかからず、タワークレーンの組立て作業、或
いは解体作業の能率を大幅に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油圧ジャッキ転倒防止治具の構成部材
を示す斜視図である。
【図2】油圧ジャッキの近くに位置しているマスト梁に
治具本体を装着した状態を示す斜視図である。
【図3】タワークレーンの解体途中を示す斜視図であ
る。
【図4】タワークレーンの全体構成を示す概略構成図で
ある。
【符号の説明】
6 タワークレーン 12 上部昇降フレーム 14 下部昇降フレーム 16 油圧ジャッキ 20 油圧ジャッキ転倒防止治具 22 金属帯(支持バンド) 24 治具本体 26a、26b 挟持板(係合部材) 28 連結ボルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タワークレーンを組立て、又は解体する
    際に、マスト継ぎ足し用油圧ジャッキの転倒を防止する
    治具であって、 前記油圧ジャッキのシリンダ外周を抱え込むことが可能
    な長さに設定した可撓性を有する支持バンドと、前記油
    圧ジャッキのシリンダ外周を抱え込んだ前記支持バンド
    の両端部と着脱自在に連結する治具本体と、この治具本
    体を前記油圧ジャッキの近くのマスト部材に着脱自在に
    係合する係合部材と、を備えたことを特徴とするタワー
    クレーンの組立て、解体時における油圧ジャッキ転倒防
    止治具。
  2. 【請求項2】 前記係合部材を、前記治具本体の下面か
    ら所定の間隔をあけて平行に垂下する一対の挟持板によ
    り構成し、これら一対の挟持板は、前記油圧ジャッキの
    近くに位置している角状のマスト梁に上方から係合して
    前記マスト梁を側面から挟持することを特徴とする請求
    項1記載のタワークレーンの組立て、解体時における油
    圧ジャッキ転倒防止治具。
JP29614796A 1996-11-08 1996-11-08 タワークレーンの組立て、解体時における油圧ジャッキ転倒防止治具 Pending JPH10139374A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102275839A (zh) * 2011-06-10 2011-12-14 长沙中联重工科技发展股份有限公司 塔机爬升架及包含该塔机爬升架的塔式起重机
KR101250171B1 (ko) 2011-03-24 2013-04-04 이효근 과학 실험용 타워크레인 장치

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