JPH10139095A - ドラム缶の開缶装置 - Google Patents

ドラム缶の開缶装置

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JPH10139095A
JPH10139095A JP31298196A JP31298196A JPH10139095A JP H10139095 A JPH10139095 A JP H10139095A JP 31298196 A JP31298196 A JP 31298196A JP 31298196 A JP31298196 A JP 31298196A JP H10139095 A JPH10139095 A JP H10139095A
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JP
Japan
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drum
mounting plate
rotator
cutter blade
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP31298196A
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English (en)
Inventor
Noboru Takahashi
登 高橋
Koichi Uchiyama
弘一 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINETSU KASEI KK
Original Assignee
SHINETSU KASEI KK
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 機枠(1)の天井部(1a)の下側にロ
ーテーター(18)を回動可能に取り付けると共に、こ
のローテーター(18)にカッター刃(25)を水平方
向移動可能に設け、かつ上記機枠(1)の下部に載置板
(2)を設けてなり、上記載置板(2)上にドラム缶
(A)を載置し、上記カッター刃(25)を内方に移動
させてドラム缶(A)の上側部にその刃先を突入させ、
上記ローテーター(18)を回動させることによりこれ
と一体にカッター刃(25)を回動させてドラム缶
(A)の上側部を切開するように構成したことを特徴と
するドラム缶の開缶装置。 【効果】 本発明によれば、カーバイド等の内容物が収
容されたドラム缶の上側部を、その側面に起伏のある凹
凸があってもスムーズに簡単かつ確実に切断、開缶する
ことができると共に、構成も簡単で安価に製作し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドラム缶の開缶装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ドラム缶の開缶装置としては、ド
ラム缶をターンテーブルやローラに乗せ、ドラム缶を回
転させながらドラム缶の天板や側部をカッターによって
開缶する装置(特開昭56−123292号、同57−
37587号公報)、或いは特公昭58−19557号
公報に示されているような、コンベアによって搬送され
てきたドラム缶をドラム缶押上げ用シリンダの作動によ
りコンベアの上方へ押上げて回転可能に載置する受台
と、スイングアーム回動用シリンダによって水平回動せ
られるスイングアームの先端部に回転可能に装着される
と共に真空ポンプに連結され、上記のように押上げられ
たドラム缶の蓋を吸着するパッドと、移動用シリンダの
作動により上記受台上のドラム缶の胴部に向かって前
進、後退する移動枠と、この移動枠に、モータによって
回動せられるように軸架されかつギアーを嵌着したメス
ロータ軸と、このメスロータ軸の先端に固着されたメス
ロータと、回転刃軸回動用シリンダによって上下回動せ
られるように上記移動枠に枢支されかつ上記メスロータ
軸に従動して回転するようにそれのギアーに噛合するギ
アーを嵌着した回転刃軸と、この回転刃軸の先端に固着
されその上方回動にともない上記ドラム缶の上周縁の耳
部の下側に入り込んでその耳部を上記メスロータとで挟
みそれと協働してドラム缶を回転させながらその耳部を
切断する回転刃と、上記移動枠とは反対側において押え
用シリンダの作動によりドラム缶の胴部に向かって前
進、後退する押え移動体と、この押え移動体に軸支され
その前進にともないドラム缶の胴部を押圧する押えロー
ラと、上記移動枠に軸支されその前進にともないドラム
缶の胴部を押圧して上記押え移動体側の押えローラとで
ドラム缶の胴部を挟持する押えローラとを備えてなるこ
とを特徴とするドラム缶の自動開封機が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
装置は、ターンテーブルやローラにドラム缶を乗せ、ド
ラム缶を回転させながら開缶するもので、ドラム缶が固
定されていないので、特にドラム缶が古く、天板や側面
の凹凸がはなはだしいものでは開缶し難いものである。
また、後者の特公昭58−19557号公報記載の装置
も、その構成が複雑で、製作上高価なものになる上、天
板の凹凸が激しいものは同様に開缶し難い。
【0004】最近において、カーバイドなど種々の鉱物
はドラム缶に密封されて海外から移送される場合が多い
が、このようなドラム缶はその天板や側面に起伏の激し
い凹凸があるものが殆んどであり、天板が平坦なものは
少ない。このため、その天板を従来のドラム缶開缶装置
でスムーズに開缶することは困難である。この場合、ド
ラム缶の側部を切断して開缶することが有効と考えられ
るが、ドラム缶内にはカーバイドなどの内容物が収容さ
れているので、ドラム缶を立てた状態でドラム缶の上側
部、特に上端縁より若干下側を切断することが要望され
る。しかしながら、上述した装置は、ドラム缶を立てた
状態でドラム缶の上側部を切断することもまた困難であ
る。
【0005】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
カーバイド等の内容物が収容されたドラム缶の上側部
を、その側面に起伏の激しい凹凸がある場合にもスムー
ズに簡単かつ確実に切断、開缶することができ、しかも
構成も簡単で安価に制作することができるドラム缶の開
缶装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、機枠の天井部の下側にローテーターを回動
可能に取り付けると共に、このローテーターにカッター
刃を水平方向移動可能に設け、かつ上記機枠の下部に載
置板を設けてなり、上記載置板上にドラム缶を載置し、
上記カッター刃を内方に移動させてドラム缶の上側部に
その刃先を突入させ、上記ローテーターを回動させるこ
とによりこれと一体にカッター刃を回動させてドラム缶
の上側部を切開するように構成したことを特徴とするド
ラム缶の開缶装置を提供する。
【0007】この場合、より好適な態様として、機枠の
天井部の下側に支持板を上下方向移動可能に取り付ける
と共に、この支持板の下側に固定爪取付板を設け、この
取付板下面に複数個の固定爪を突設すると共に、上記支
持板にローテーターを回動可能に取り付け、このローテ
ーターにカッター刃を水平方向移動可能に設け、かつ上
記機枠の下部に載置板を設けてなり、上記載置板上にド
ラム缶を載置し、上記支持板を下降させることによりこ
れと一体に上記固定爪取付板並びにローテーター及びカ
ッター刃を下降させ、上記固定爪をドラム缶の天板に刺
通させると共に、上記カッター刃を内方に移動させてド
ラム缶上側部にその刃先を突入させ、上記ローテーター
を回動させることによりこれと一体にカッター刃を回動
させてドラム缶の上側部を切開するように構成したこと
を特徴とするドラム缶の開缶装置を提供する。
【0008】本発明の装置によれば、ローテーターを回
動可能に設けると共に、このローテーターにカッター刃
を水平方向移動可能に設け、開缶時にカッター刃を内方
に移動させてその刃先をドラム缶上側部に突入させ、こ
の状態でローテーターを回動することにより、これと一
体にカッター刃がその刃先をドラム缶上側部に食い込ま
せたまま回動するので、ドラム缶の上側部が容易にしか
も確実に切断されて開缶する。この際、上記固定爪をド
ラム缶天板に刺通しておくことにより、ドラム缶が固定
され、上記ローテーター及びこれと一体にカッター刃が
回動してドラム缶上側部を切断するときにドラム缶も回
動するおそれもなく、ドラム缶上側部がスムーズに切
断、開缶する。
【0009】特に、上記載置板の下側に、基端側を支点
として揺動可能なドラム押えをその先端側が常時は載置
板下方に位置し、揺動することにより載置板より上方に
突出するように設けると共に、上記ドラム押えの先端側
が突出したときにこれと先端面が対向し、かつドラム缶
の外径に相応する距離だけ離間するようにドラム押し捧
を設けて、ドラム缶の下側部を上記ドラム押え先端面と
ドラム押し捧先端面とで挟持することにより、ドラム缶
の下部が固定されて、スムーズで確実な開缶動作が行わ
れ、ドラム缶側部に起伏があっても支障なく開缶され、
とりわけ天板に上述したように固定爪を刺通させた場合
には、ドラム缶が上下でしっかりと固定されるので、カ
ッター刃によるドラム缶上側部の切断がよりスムーズに
行われるものである。
【0010】更に、上記ドラム押し棒を水平方向移動可
能に設けて、その先端面でドラム缶を一側方に押圧し、
上記載置板より一側方に排出し得るようにすることによ
り、開缶後のドラム缶の排出が容易に行われる。
【0011】本発明によれば、以上のように、ドラム缶
の上側部を簡単かつ確実に切断、開缶し得ると共に、こ
のように上側部が切断、開缶されたドラム缶は、その内
容物の全量をスムーズにしかも確実に排出することがで
きる。即ち、ドラム缶の天板の周囲を切断した場合、天
板外周縁よりわずかに内方に切断されないリング状耳部
がどうしても残るが、このようなリング状耳部が存在す
ると、内容物を排出する際に、内容物の一部が該耳部に
引っ掛かり、スムーズに内容物の全量が排出されないと
共に、内容物の一部がドラム缶内に残存してしまうおそ
れがある。これに対し、本発明の上側部が切断されたド
ラム缶は、上記のようなリング状耳部は生じず、内容物
を排出する際に内容物が引っ掛かるものではないので、
スムーズに内容物の全量を取り出すことができ、このた
め内容物の無駄が生じないと共に、内容物を排出した後
のドラム缶の廃棄などにおいて、取り扱いが容易であ
る。
【0012】
【発明の実施の形態及び実施例】以下、本発明の一実施
例につき図面を参照して説明する。
【0013】図中1は、機枠であり、その床面の上方に
ドラム缶載置板2が設置されていると共に、この床面と
ドラム缶載置板2との間に長板状のドラム押え3が揺動
可能に配設されている。このドラム押え3は、常時は上
記床面とドラム缶載置板2との間に存し、作動盤7のド
ラム押え用の突出ボタンスイッチを押すことにより、ド
ラム押え3の基端部に連結され、正逆回動装置(図示せ
ず)によって正逆回動せしめられる回動軸3aを中心に
図1中時計回りに回動してその先端側が起き上がり、上
記載置板2に開設された開口部より載置板2上方に垂直
に突出すると共に、ドラム押え用没入ボタンスイッチを
押すことにより、上記回動軸3aを中心に図1中反時計
回りに回動してその先端側が載置板2下方の元の位置に
戻るようになっている。また、4は、その先端面が常時
は上記ドラム押え3の先端側が載置板2より垂直に突出
した時に該ドラム押え3の先端面とドラム缶Aの外径に
相当する距離を持って離間して水平方向移動可能に配設
されたドラム押し棒であり、このドラム押し棒4は、上
記載置板2上に配設された支持台5上に摺動可能に支持
されていると共に、図示していない油圧シリンダーのピ
ストンロッドと連結されており、上記操作盤7のドラム
押し棒用の進出ボタンスイッチを押すことにより、この
油圧シリンダーが作動して上記常態位置から一側方(図
1中左方向)に移動すると共に、ドラム押し棒用の退入
ボタンスイッチを押すことにより、上記と逆方向に移動
し、元の常態位置に戻るようになっている。なお、6
は、上記機枠1外に存して上記載置板2の一側方に配設
された移動ローラである。
【0014】10は上記機枠1の天井部1aの下側に配
設された支持板、11は該天井部1a上に配設された昇
降用油圧シリンダー、12,13はそれぞれ支持用シリ
ンダーで、上記昇降用油圧シリンダー11のピストンロ
ッド11a、両支持用シリンダー12,13のそれぞれ
のピストンロッド12a,13aは、それぞれ上記天井
部1aを貫通して下方に突出し、これらの突出下端部に
上記支持板10が連結されており、上記昇降用油圧シリ
ンダー11の作動によりそのピストンロッド11aが往
復動し、これと一体に支持板10が上下動すると共に、
上記両支持用シリンダー12,13のピストンロッド1
2a,13aも上下動するようになっている。
【0015】上記支持板10の下面中央部には、図4に
示すように、支持軸14が取り付けられ、その先端部に
は固定爪取付板15が連結されていると共に、この固定
爪取付板15の下面に複数個の逆錐形状の固定爪16が
突設されており、また上記支持軸14の上側部にはリン
グ状歯車17が固定されている。18はリング状に形成
されたローテーターで、その内周面には上記リング状歯
車17と噛合するギア部19が形成され、このギア部1
9により上記歯車17と噛合していると共に、上記ロー
テーター18の上面に突設したフック状突起20が上記
支持板10の下面に形成された摺動溝に摺動可能に係合
することにより、上記支持板10に対し回動可能に支持
されている。また、上記ローテーター18の下面には、
複数本の支持柱21を介してリング状の回動載置板22
が取り付けられ、この回動載置板22上には2台のカッ
ター刃用油圧シリンダー23,23が載置されている。
これら油圧シリンダー23,23のピストンロッド23
a,23aの先端下部には、それぞれ連結片24,24
を介して偏平円錐台状のカッター刃25,25が互いに
所定間隔離間して対向した状態で回転可能に取り付けら
れており、上記油圧シリンダー23,23の作動により
そのピストンロッド23a,23aが往復動すると、こ
れと一体にカッター刃25,25が水平方向(図4中左
右方向)に移動し得るようになっている。なお、カッタ
ー刃25,25の配設位置は、上記昇降用油圧シリンダ
ー11のピストンロッド11aが下降し、これと一体に
支持板10、ローテーター18、回動載置板22、そし
てカッター刃25,25が下降した場合における上記ピ
ストンロッド11aの下降限位置において、カッター刃
25,25の刃先が上記ドラム缶載置板2上にドラム缶
Aが載置された際、このドラム缶Aの上側部(ドラム缶
Aの上端部から10〜100mm、特に30〜50mm
下側部分)に相対する位置である。
【0016】そして、上記ローテーター18の外周面の
所定2箇所には、ベルト26の両端部がそれぞれ固着さ
れていると共に、このベルト26は図示していない回動
装置の回動軸に巻回され、この回動軸が正逆回転すると
これと一体にベルト26が一体に走行してベルト26の
一端26a又は他端26bがローテーター18を正転又
は逆転する方向に引張り、ローテーター18が正逆回転
すると共に、これと一体に支持柱21を介して回動載置
板22及び油圧シリンダー23,23のピストンロッド
23a,23aに取り付けられたカッター刃25,25
が正逆回転し得るようになっている。
【0017】なお、図中30は、上記油圧シリンダー1
1,23等を作動させる油圧ポンプである。
【0018】次に、以上のように構成されたドラム缶開
缶装置の使用方法につき図5〜12を参照して説明する
と、まず、昇降用シリンダー11のピストンロッド11
aが常態の上昇限位置にあり、従って支持板10、ロー
テーター18、固定爪取付板15が上昇限位置にあり、
かつカッター刃用油圧シリンダー23,23のピストン
ロッド23a,23aが常態の進出限位置にあり、従っ
てカッター刃25,25が外側方に最大限に進出し、カ
ッター刃25,25の離間距離が最大である状態(最大
開き位置)にあり、更にドラム押え3の先端側がドラム
缶載置板2より上方に突出せず、ドラム押し棒4が常態
位置にある状態において、ドラム缶Aを例えばクランプ
リフトで運搬してドラム缶載置板2の所定の位置に載置
する。この状態で、操作盤7のドラム押え用突出ボタン
スイッチを押すことにより、ドラム押え3が回動し、そ
の先端側が載置板2より上方に垂直に突出し、この際、
該先端面がドラム缶A下側部をドラム押し棒方向に押圧
し、ドラム押え3先端面とドラム押し棒4先端面との間
にドラム缶Aを挟持、固定する(図5)。
【0019】次いで、操作盤7の昇降用油圧シリンダー
下降ボタンスイッチを押す。これにより昇降用油圧シリ
ンダー11が作動し、そのピストンロッド11aが下降
し、これと一体に支持板10、ローテーター18、回動
載置板22、及び固定爪取付板15が下降し、上記ピス
トンロッド11aの下降限位置において、上記固定爪取
付板15に突設された固定爪16がドラム缶Aの天板を
刺通し、固定爪取付板15が該天板を下方に押圧するよ
うに作用する。従って、これによってドラム缶Aが天板
側からも固定される。なお、この状態において、両カッ
ター刃25,25は上述したように、その刃先がドラム
缶A上側部に相対し、但し、ドラム缶A上側部とは離間
した位置に存する(図6)。
【0020】更に、操作盤7のカッター刃用閉ボタンス
イッチを押すことにより、カッター刃用油圧シリンダー
23,23のピストンロッド23a,23aがそれぞれ
内方に移動し、これと一体にカッター刃25,25が内
方に移動し、その離間距離が短くなり、上記ピストンロ
ッド23a,23aの内方移動限位置において(カッタ
ー刃25,25の離間距離が最小になる位置におい
て)、カッター刃25,25の刃先がドラム缶Aの上側
部にそれぞれ突入する(図7)。
【0021】この状態で、操作盤7のローテーター正転
(又は逆転)ボタンスイッチを押すことにより、ローテ
ーター18は所定角度〔カッター刃を1個しか配設して
いない場合は360°以上、特に380〜420°、カ
ッター刃を複数個n配設した場合は360/n度、特に
(360/n)+10〜30度の角度とすることがで
き、好適にはカッター刃は2〜4個配設する。図面に示
す2個のカッター刃を配設した実施例においては200
°の角度〕正(又は逆)回転し、これと一体に回動載置
板22、その上に載置されたカッター刃用油圧シリンダ
ー23,23、そしてこれらシリンダー23,23に取
り付けられたカッター刃25,25が同角度正(又は
逆)回転し、ドラム缶Aの上側部を切開する(図8)。
【0022】その後、操作盤7のカッター刃用開ボタン
スイッチを押すことにより、カッター刃用油圧シリンダ
ー23,23のピストンロッド23a,23aが外側方
に移動し、これと一体にカッター刃25,25がそれぞ
れ外側方に移動してドラム缶A側面から離れ、元のカッ
ター刃最大離間位置に戻る(図9)。
【0023】更に、操作盤7の昇降用油圧シリンダー上
昇ボタンスイッチを押すことにより、昇降用油圧シリン
ダー11のピストンロッド11aが上昇し、これと一体
に支持板10、ローテーター18、回動載置板22、そ
して固定爪取付板15が上昇し、該取付板15及び固定
爪16がドラム缶Aの天板から離間し、ドラム缶Aの天
板に対する固定状態が解除される(図10)。
【0024】次いで、操作盤7のドラム押え用没入ボタ
ンスイッチを押すことにより、ドラム押え3が回動して
その先端側が載置板2の下方に引っ込み、元の状態に戻
る(図11)。
【0025】最後に、操作盤7のドラム押し棒用進出ボ
タンスイッチを押すことにより、ドラム押し棒4が一側
方に突出するように移動してドラム缶Aの下側部を押圧
し、ドラム缶Aを移動ローラ6上に移動させる。これに
より、ドラム缶Aは移動ローラ6上を滑動して開缶装置
より排出される。その後、ドラム押し棒用退入ボタンス
イッチを押すことにより、ドラム押し棒4は他側方に移
動し、元の位置に戻る。
【0026】更に、上述した一連の開缶動作を繰り返
す。なお、以上の操作は手動的に行う場合を説明した
が、勿論上記一連の動作を自動的に行わせることができ
る。
【0027】上記排出されたドラム缶Aは、上述したよ
うに上側部が全周に亘って切開されているので、切断さ
れた天板部分を除去し、この状態で例えばクランプリフ
トにより開缶したドラム缶を所定位置に運搬し、クラン
プリフトを操作してドラム缶をひっくり返し、内容物を
排出する。この場合、ドラム缶は上側部が切断され、内
容物が引っ掛かるような耳部などはないため、内容物の
全量がスムーズに排出される。
【0028】上述したドラム缶の開缶装置によれば、ド
ラム缶Aの下側部をドラム押え3とドラム押し棒4とで
挟持して固定すると共に、固定爪16をドラム缶A天板
に刺通させて天板を固定し、更には固定爪取付板15と
ドラム缶載置板2との間にドラム缶Aを挟持するように
したので、カッター刃25,25を回動してドラム缶A
上側部を切開する際に、ドラム缶Aがカッター刃25,
25の回動によって回動することが全くなく、ドラム缶
Aが確実に固定されているので、ドラム缶A上側部をス
ムーズにかつ確実に切開することができる。特に、ドラ
ム缶Aが使い古しなどで起伏の激しい凹凸が天板や側面
にあっても全く支障なく開缶し得るものである。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、カーバイド等の内容物
が収容されたドラム缶の上側部を、その側面に起伏のあ
る凹凸があってもスムーズに簡単かつ確実に切断、開缶
することができると共に、構成も簡単で安価に製作し得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部省略正面図であ
る。
【図2】同例の左側面図である。
【図3】同例の平面図である。
【図4】同例の一部省略拡大部分断面図である。
【図5】同例の使用態様を示すもので、ドラム缶をセッ
トした状態の一部省略断面図である。
【図6】同ドラム缶の天板に固定爪を刺通した状態の一
部省略断面図である。
【図7】同ドラム缶の上側部にカッター刃の刃先を突入
させた状態の一部省略断面図である。
【図8】同ドラム缶の上側部をカッター刃で切開した状
態の一部省略断面図である。
【図9】同ドラム缶の上側部よりカッター刃を離間させ
た状態の一部省略断面図である。
【図10】同ドラム缶の天板より固定爪を離間した状態
の一部省略断面図である。
【図11】同ドラム缶に対するドラム押えによるセット
状態を解除させた状態の一部省略断面図である。
【図12】同ドラム缶を開缶装置から排出した状態の一
部省略断面図である。
【符号の説明】
1 機枠 1a 天井部 2 ドラム缶載置板 3 ドラム押え 4 ドラム押し棒 5 支持台 6 移動ローラ 7 操作盤 10 支持板 11 昇降用油圧シリンダー 11a ピストンロッド 12 支持用シリンダー 12a ピストンロッド 13 支持用シリンダー 13a ピストンロッド 14 支持軸 15 固定爪取付板 16 固定爪 17 リング状歯車 18 ローテーター 19 ギア部 20 フック状突起 21 支持柱 22 回動載置板 23 カッター刃用油圧シリンダー 23a ピストンロッド 24 連結片 25 カッター刃 26 ベルト 26a ベルト一端部 26b ベルト他端部 30 油圧ポンプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機枠の天井部の下側にローテーターを回
    動可能に取り付けると共に、このローテーターにカッタ
    ー刃を水平方向移動可能に設け、かつ上記機枠の下部に
    載置板を設けてなり、上記載置板上にドラム缶を載置
    し、上記カッター刃を内方に移動させてドラム缶の上側
    部にその刃先を突入させ、上記ローテーターを回動させ
    ることによりこれと一体にカッター刃を回動させてドラ
    ム缶の上側部を切開するように構成したことを特徴とす
    るドラム缶の開缶装置。
  2. 【請求項2】 機枠の天井部の下側に支持板を上下方向
    移動可能に取り付けると共に、この支持板の下側に固定
    爪取付板を設け、この取付板下面に複数個の固定爪を突
    設すると共に、上記支持板にローテーターを回動可能に
    取り付け、このローテーターにカッター刃を水平方向移
    動可能に設け、かつ上記機枠の下部に載置板を設けてな
    り、上記載置板上にドラム缶を載置し、上記支持板を下
    降させることによりこれと一体に上記固定爪取付板並び
    にローテーター及びカッター刃を下降させ、上記固定爪
    をドラム缶の天板に刺通させると共に、上記カッター刃
    を内方に移動させてドラム缶上側部にその刃先を突入さ
    せ、上記ローテーターを回動させることによりこれと一
    体にカッター刃を回動させてドラム缶の上側部を切開す
    るように構成したことを特徴とするドラム缶の開缶装
    置。
  3. 【請求項3】 上記載置板の下側に、基端側を支点とし
    て揺動可能なドラム押えをその先端側が常時は載置板下
    方に位置し、揺動することにより載置板より上方に突出
    するように設けると共に、上記ドラム押えの先端側が突
    出したときにこれと先端面が対向し、かつドラム缶の外
    径に相応する距離だけ離間するようにドラム押し捧を設
    けて、ドラム缶の下側部を上記ドラム押え先端面とドラ
    ム押し捧先端面とで挟持するようにした請求項1又は2
    記載の開缶装置。
  4. 【請求項4】 上記ドラム押し棒を水平方向移動可能に
    設けて、その先端面でドラム缶を一側方に押圧し、上記
    載置板より一側方に排出し得るようにした請求項3記載
    の開缶装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010002203A (ko) * 1999-06-12 2001-01-05 박우성 캔뚜껑 분리방법 및 그 장치
CN102133951A (zh) * 2011-02-22 2011-07-27 山东省路桥集团有限公司 桶装沥青开桶机
CN104860250A (zh) * 2015-03-31 2015-08-26 泸州市慧江机械制造有限公司 切盖设备
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