JPH10138797A - 車両の制御装置 - Google Patents

車両の制御装置

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JPH10138797A
JPH10138797A JP8294288A JP29428896A JPH10138797A JP H10138797 A JPH10138797 A JP H10138797A JP 8294288 A JP8294288 A JP 8294288A JP 29428896 A JP29428896 A JP 29428896A JP H10138797 A JPH10138797 A JP H10138797A
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JP
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clutch
lock
turning behavior
control means
control
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JP8294288A
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English (en)
Inventor
Atsushi Tabata
淳 田端
Kagenori Fukumura
景範 福村
Hideo Tomomatsu
秀夫 友松
Koji Taniguchi
浩司 谷口
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Control Of Fluid Gearings (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 旋回挙動制御手段によるロックアップクラッ
チの係合指令とその他の目的のためのロックアップクラ
ッチの係合指令との間の不一致に起因する不都合が解消
される車両の制御装置を提供する。 【解決手段】 旋回挙動制御作動中判定手段204によ
り旋回挙動制御手段200による車両の旋回挙動制御作
動中であると判定された場合には、ロックアップクラッ
チ係合制御優先手段210により、旋回挙動制御手段2
00により要求されたロックアップクラッチ32の係合
制御が、その旋回挙動制御手段200以外の制御手段に
よるロックアップクラッチ32の係合制御の要求に優先
させて実行させられるので、旋回挙動制御手段200に
よる旋回挙動安定化のためのロックアップクラッチ係合
作動とその旋回挙動制御手段以外の制御手段によるロッ
クアップクラッチ係合制御との間の不都合が好適に解消
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のエンジンお
よび自動変速機などの制御を行う車両の制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】路面摩擦抵抗が低い走行、高車速走行、
緊急回避操作時の走行などにおいて車両の旋回挙動のな
かで車輪の横方向のグリップ限界を越える不安定な状況
が発生するおそれがある。その不安定な状況としては、
たとえば後輪が前輪に対して相対的にグリップを失うこ
とにより操舵角に対して過剰な旋回角(スピン)を示す
オーバステア傾向となったり、前輪が後輪に対して相対
的にグリップを失うことにより操作角に対して過少な旋
回角を示すアンダーステア傾向となったりする場合であ
る。
【0003】これに対し、車両の旋回挙動が不安定とな
った場合には、車両の制動力或いはエンジン出力を制御
してその車両の旋回挙動を安定化させる旋回挙動安定化
制御装置が提案されている。たとえば、特開平4−26
6538号公報に記載された装置がそれである。そのよ
うな装置は、たとえばVSC(Vehicle Stability Cont
rol )システム或いはVSC制御装置とも称されるもの
であり、車両状態がオーバーステア傾向又はアンダース
テア傾向にあると判定された場合は、エンジン出力を低
下させるとともに、前輪または後輪或いはその一部に制
動力を与えてオーバーステア抑制モーメント又はアンダ
ーステア抑制モーメントを発生させ、車両の旋回挙動を
安定化させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記旋回挙
動安定化制御装置では、車両の旋回挙動を安定化させる
ために、エンジンブレーキ力に密接して関連するロック
アップクラッチの係合状態を制御する場合がある。この
ため、たとえば上記旋回挙動安定化制御装置に加えて、
降坂路において係合させたりスポーツモード時に係合領
域を拡大したりするなどのためのロックアップクラッチ
係合制御手段を備えた従来の車両では、その旋回挙動安
定化制御装置による旋回挙動安定化のためのロックアッ
プクラッチの係合指令と他の目的のためのロックアップ
クラッチの係合指令とが一致せず、不具合が発生する可
能性があった。
【0005】たとえば、旋回挙動安定化制御装置による
旋回挙動安定化のためのロックアップクラッチの係合指
令が出されているにも係わらず、他の目的のためのロッ
クアップクラッチの係合指令にしたがってロックアップ
クラッチを係合させない場合には、旋回中の挙動安定化
が損なわれてしまうおそれがあった。
【0006】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、旋回挙動制御手
段によるロックアップクラッチの係合指令とその他の目
的のためのロックアップクラッチの係合指令との間の不
一致に起因する不都合が解消される車両の制御装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、自動変速機とエンジ
ンとの間に設けられたロックアップクラッチ付流体伝動
装置とを備えた車両において、車両の旋回挙動が不安定
となった場合には、その車両の制動力或いはエンジン出
力を制御して車両の旋回挙動を安定化させる旋回挙動制
御手段と、前記ロックアップクラッチの係合状態を制御
するロックアップクラッチ係合制御手段とを備えた車両
の制御装置であって、(a) 前記旋回挙動制御手段による
車両の旋回挙動制御作動中であるか否かを判定する旋回
挙動制御作動中判定手段と、(b)その旋回挙動制御作動
中判定手段により前記旋回挙動制御手段による車両の旋
回挙動制御作動中であると判定された場合には、前記旋
回挙動制御手段により要求されたロックアップクラッチ
係合制御を、その旋回挙動制御手段以外の他の制御手段
による係合制御の要求に優先させて実行させるロックア
ップクラッチ係合制御優先手段とを、含むことにある。
【0008】
【発明の効果】このようにすれば、前記旋回挙動制御作
動中判定手段により前記旋回挙動制御手段による車両の
旋回挙動制御作動中であると判定された場合には、ロッ
クアップクラッチ係合制御優先手段により、旋回挙動制
御手段により要求されたロックアップクラッチ係合制御
が、その旋回挙動制御手段以外の他の制御手段によるロ
ックアップクラッチ係合制御の要求に優先させて実行さ
せられる。したがって、旋回挙動制御手段による旋回挙
動安定化のためのロックアップクラッチ係合作動とその
旋回挙動制御手段以外の制御手段によるロックアップク
ラッチ係合制御との間の不都合すなわち相互干渉が好適
に解消される。たとえば、上記旋回挙動制御手段により
旋回挙動安定化のためにロックアップクラッチをスリッ
プ係合させる指令が出されているときに、その旋回挙動
制御手段以外の制御手段からロックアップクラッチを完
全係合させる指令が行われても、旋回挙動制御手段によ
るロックアップクラッチの係合指令が優先される結果、
旋回挙動安定化のためのロックアップクラッチの係合が
行われて旋回挙動安定化動作が損なわれるおそれが解消
されるのである。
【0009】
【発明の他の態様】ここで、好適には、上記ロックアッ
プクラッチの係合制御は、ロックアップクラッチを完全
係合とする制御のみならず、ロックアップクラッチを所
定のスリップ量でスリップ係合させる制御を含むもので
ある。
【0010】また、好適には、自動変速モードおよび手
動変速モードのいずれが選択されているかを判定する変
速モード判定手段が備えられ、手動変速制御手段は、そ
の変速モード判定手段により手動変速モードが判定され
ているときに、手動変速操作体の操作により指示された
ギヤ段を選択し、そのギヤ段を保持するとともに、前記
ロックアップクラッチの係合領域を低速段まで拡大させ
るものである。
【0011】また、好適には、前記ロックアップクラッ
チ係合制御優先手段は、前記旋回挙動制御手段によるロ
ックアップクラッチの係合制御に関する指令が出されて
いる場合には、その旋回挙動制御手段以外の制御手段に
よるロックアップクラッチの係合制御に関する指令を無
効とすることにより、その旋回挙動制御手段によるロッ
クアップクラッチの係合制御を優先させるものである。
このようにすれば、旋回挙動制御手段以外の制御手段に
よるロックアップクラッチの係合制御に関する指令が無
効とされるため、旋回挙動制御手段によるロックアップ
クラッチの係合制御に関する指令の終了時或いは旋回挙
動制御の終了時には、その旋回挙動制御手段以外の制御
手段の指令に従うロックアップクラッチの作動が実行さ
れない利点がある。
【0012】また、好適には、前記ロックアップクラッ
チ係合制御優先手段は、前記旋回挙動制御手段によるロ
ックアップクラッチの係合指令が出されている場合に
は、その係合指令に従うロックアップクラッチのスリッ
プ量を算出するスリップ量算出手段と、そのロックアッ
プクラッチのスリップ量が予め設定された許容範囲内で
あるか否かを判定する許容範囲判定手段を含み、その許
容範囲判定手段によりロックアップクラッチのスリップ
量が予め設定された許容範囲内であると判定された場合
には、上記旋回挙動制御手段によるロックアップクラッ
チの係合指令に従ってロックアップクラッチを係合させ
るが、その許容範囲判定手段によりロックアップクラッ
チのスリップ量が予め設定された許容範囲内であると判
定されない場合には、許容範囲内となるように上記ロッ
クアップクラッチを係合させるものである。このように
すれば、旋回挙動安定化作動のためにロックアップクラ
ッチが係合されても、そのロックアップクラッチの耐久
性が損なわれ難い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0014】図1において、内燃機関であるエンジン1
0の出力は、流体式伝動装置としてのトルクコンバータ
12および自動変速機14から、図示しない差動歯車装
置などを経て駆動輪へ伝達される。トルクコンバータ1
2は、エンジン10のクランク軸16と連結されている
ポンプ翼車18と、自動変速機14の入力軸20に連結
されたタービン翼車22と、一方向クラッチ24を介し
て非回転部材であるハウジング26に固定されたステー
タ翼車28と、ダンパを介して上記入力軸20に連結さ
れたロックアップクラッチ32とを備えている。ロック
アップクラッチ32は、トルクコンバータ12内の係合
側油室34よりも解放側油室36内の油圧が高められる
と非係合状態となり、トルクコンバータ12の入出力回
転速度比に応じた増幅率でトルクが伝達される一方、解
放側油室36よりも係合側油室34内の油圧が高められ
ると係合状態となり、ロックアップクラッチ32を介し
てクランク軸16から入力軸20へエンジン出力が伝達
される。
【0015】自動変速機14は、同軸上に配設された3
組のシングルピニオン型遊星歯車装置40,42,44
と、前記入力軸20と、遊星歯車装置42のキャリヤお
よび遊星歯車装置44のリングギヤに連結された出力軸
46とを備えている。遊星歯車装置40,42,44の
構成要素の一部は互いに一体的に連結されているととも
に、他の一部は3つのクラッチC0 ,C1 ,C2 によっ
て互いに選択的に連結され、或いは4つのブレーキB
0 ,B1 ,B2 ,B3 によってハウジング26に選択的
に連結されるようになっている。また、3つの一方向ク
ラッチF0 ,F1,F2 によってその回転方向により相
互に若しくはハウジング26と係合させられるようにな
っている。なお、トルクコンバータ12および自動変速
機14は軸線に対して対称的に構成されているため、図
1では下側を省略して示してある。
【0016】上記クラッチC0 〜C2 およびブレーキB
0 〜B3 (以下、特に区別しない場合にはクラッチC,
ブレーキBという)は、多板式のクラッチやバンドブレ
ーキなど油圧アクチュエータによって係合制御される油
圧式摩擦係合装置であり、その油圧アクチュエータに
は、後述の油圧制御回路79から作動油が供給されるよ
うになっている。油圧制御回路79は多数の切換バルブ
等を備えており、後述の変速用電子制御装置78からの
信号に従ってソレノイド弁S1,S2の励磁,非励磁が
それぞれ切り換えられることにより、油圧回路が切り換
えられて上記クラッチCおよびブレーキBが選択的に係
合制御されると、図2に示されているように前進4段の
うちの何れかの変速段が成立させられる。運転席のシフ
トレバー72は操作レンジ「P」、「R」、「N」、
「D」、「3」、「2」へ操作されるものであり、
「D」レンジでは1STからO/D(4TH)までの4
段で変速制御が行われ、「3」レンジでは1STから3
RDまでの3段で変速制御が行われ、「2」レンジでは
1STおよび2NDの2段で変速制御が行われる。ま
た、上記シフトレバー72がエンジンブレーキレンジ
「3」、「2」へ操作されたり、或いは「D」レンジで
あっても手動変速モードが選択された1STおよび2N
Dの2段では、ソレノイド弁S3が励磁されるとともに
それぞれブレーキB1 ,B 3 が係合させられてエンジン
ブレーキが効くようになっている。ソレノイドの欄の
「○」は励磁,「×」は非励磁を意味しており、クラッ
チ,ブレーキの欄の「○」は係合,「×」は解放を意味
している。
【0017】図3に示すように、車両のエンジン10の
吸気配管には、アクセル操作量センサ52により検出さ
れたアクセルペダル50の操作量に基づいてスロットル
アクチュエータ54により駆動されるスロットル弁56
が設けられている。また、エンジン10の回転速度NE
を検出するエンジン回転速度センサ58、エンジン10
の吸入空気量Q/Nを検出する吸入空気量センサ60、
吸入空気の温度TA を検出する吸入空気温度センサ6
2、上記スロットル弁56の開度θTHを検出するスロッ
トルセンサ64、出力軸46の回転速度NOUT すなわち
車速Vを検出する車速センサ66、エンジン10の冷却
水温度TW を検出する冷却水温センサ68、ブレーキの
作動を検出するブレーキスイッチ70、シフトレバー7
2の操作位置PSHを検出する操作位置センサ74、入力
軸20すなわちクラッチC0 の回転速度NC0を検出する
クラッチC0 回転センサ73、油圧制御回路79の作動
油温度TOIL を検出する油温センサ75などが設けられ
ており、それらのセンサから、エンジン回転速度NE
吸入空気量Q/N、吸入空気温度TA 、スロットル弁の
開度θTH、車速V、エンジン冷却水温TW 、ブレーキの
作動状態BK、シフトレバー72の操作位置PSH、クラ
ッチC0 の回転速度NC0、作動油温度TOIL を表す信号
がエンジン用電子制御装置76或いは変速用電子制御装
置78に供給されるようになっている。
【0018】エンジン用電子制御装置76は、CPU、
RAM、ROM、入出力インターフェースを備えた所謂
マイクロコンピュータであって、CPUはRAMの一時
記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラ
ムに従って入力信号を処理し、種々のエンジン制御を実
行する。たとえば、燃料噴射量制御のために燃料噴射弁
80を制御し、点火時期制御のためにイグナイタ81を
制御し、アイドルスピード制御のために図示しないバイ
パス弁を制御し、トラクション制御のためにスロットル
アクチュエータ54によりスロットル弁56を制御す
る。このエンジン用電子制御装置76は、変速用電子制
御装置78およびVSC用電子制御装置82と相互に通
信可能に接続されており、一方に必要な信号が他方から
適宜送信されるようになっている。
【0019】変速用電子制御装置78も、上記と同様の
マイクロコンピュータであって、CPUはRAMの一時
記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラ
ムに従って入力信号を処理し、油圧制御回路79の各電
磁弁或いはリニヤソレノイド弁を駆動する。たとえば、
変速用電子制御装置78は、スロットル弁52の開度θ
THに対応した大きさのスロットル圧PTHを発生させるた
めにリニヤソレノイド弁SLT を、アキュム背圧を制御す
るためにリニヤソレノイド弁SLN を、ロックアップクラ
ッチ24の係合、解放、スリップ量を制御するためにリ
ニヤソレノイド弁SLU をそれぞれ駆動する。また、変速
用電子制御装置78は、予め記憶された変速線図から実
際のスロットル弁開度θTHおよび車速Vに基づいて自動
変速機14のギヤ段を決定し、この決定されたギヤ段お
よび係合状態が得られるように電磁弁S1、S2を駆動
する。
【0020】また、車両には、ヨーレートを検出するヨ
ーレートセンサ83、加速度センサ84、舵角センサ8
5、車輪回転速度センサ86が設けられており、それら
のセンサから、車体の鉛直軸まわりの回転角速度(ヨー
レート)ωY 、車体の前後方向の加速度G、ステアリン
グホイールの舵角θW 、4つの車輪の回転速度NW1〜N
W4を表す信号がVSC用電子制御装置82に供給される
ようになっている。このVSC用電子制御装置82も、
上記と同様のマイクロコンピュータであって、CPUは
RAMの一時記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶さ
れたプログラムに従って入力信号を処理し、スロットル
アクチュエータ54を介してスロットル弁56を駆動す
るとともに、ハイドロブースタアクチュエータ87に備
えられた図示しない電磁弁を駆動して4つの車輪のブレ
ーキ油圧をそれぞれ制御する。このハイドロブースタア
クチュエータ87は図示しない制動用油圧回路に組入れ
られており、必要に応じて4つの車輪の制動力が独立に
制御されるようになっている。上記VSC用電子制御装
置82も、エンジン用電子制御装置76および変速用電
子制御装置78と相互に通信可能に接続されており、一
方に必要な信号が他方から適宜送信されるようになって
いる。
【0021】さらに、図3には、予め記憶された変速線
図から車両の走行状態に基づいて自動的に変速を実行さ
せる自動変速モードと、手動操作に応答して所望のギヤ
段への変速を実行させる手動変速モードとに切り換える
ために操作されるモード切換装置として機能するスポー
ツモード選択スイッチ90と、スポーツモード選択スイ
ッチ90によりスポーツモード(手動変速モード)が選
択されたときに所望のギヤ段への変速のために操作され
る手動変速操作装置92と、手動変速操作が無効化され
たこと、およびVSC用電子制御装置82から指示され
た変速の実行或いはその変速による新ギヤ段を表示する
ための表示装置94とが設けられている。
【0022】前記シフトレバー72は、たとえば図4に
示す位置に操作されるようにその回動機構が構成されて
おり、シフトレバー72がDM位置へ操作されると、上
記スポーツモード選択スイッチ90が作動させられて、
スポーツモードが選択されるようになっている。また、
上記手動変速操作装置92は、たとえば図5に示すよう
に、ステアリングホイール96の左右部分にそれぞれ設
けられた一対のアップ変速スイッチ98と一対のダウン
変速スイッチ100とから構成されている。
【0023】図6は、上記油圧制御回路79の構成の要
部を示している。図において、マニュアル弁160は、
シフトレバー72と機械的に連結されることにより、そ
のシフトレバー72により選択操作されたP、R、N、
D、3、2のレンジ位置に対応する6位置に切り換えら
れ、それぞれの位置に応じて元圧であるライン圧PL
所定のポートから出力するようになっている。1−2シ
フト弁170は、第2ソレノイド弁S2からの信号圧が
制御ポート171に選択的に供給され、また第2クラッ
チC2 の油圧がホールドポート172に選択的に供給さ
れることにより、第1速では図の右半分に示す状態とさ
れ、また第2速乃至第4速では図の左半分に示す状態と
されて第1乃至第3のブレーキB1 乃至B3 に油圧を供
給し或いはその油圧を排出させる。
【0024】2−3シフト弁180は、第1ソレノイド
弁S1の信号圧がその制御ポート181に選択的に供給
されることにより、第1速および第2速では図の右半分
に示す状態とされ、また第3速および第4速では図の左
半分に示す状態とされて第2クラッチC2 に油圧を供給
し或いはその油圧を排出させる。3−4シフト弁190
は、第2ソレノイド弁S2の信号圧がその制御ポート1
91に選択的に供給され、またライン圧PL が2−3シ
フト弁180を経てホールドポート192に選択的に供
給されることにより、第1速乃至第3速では図の右半分
に示す状態とされ、また第4速では図の左半分に示す状
態とされて、クラッチC0 とブレーキB 0 とに択一的に
油圧を供給する。第3ソレノイド弁S3は、コーストブ
レーキカットオフ弁100を制御し、スポーツモード
(手動変速モード)で第1速若しくは第2速が選択され
た場合にオン(励磁)状態とされることにより、コース
トブレーキカットオフ弁194から2−3シフト弁18
0、1−2シフト弁170を介して第1ブレーキB1
しくは第3ブレーキB3 にライン圧PL が供給されるよ
うにし、エンジンブレーキ作用を発生させる。
【0025】図7は、前記変速用電子制御装置78など
の制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。
図において、ロックアップクラッチ係合制御手段196
は、解放側油室36に作動油を供給することによりロッ
クアップクラッチ32を解放状態としたり、係合側油室
34に作動油を供給することによりロックアップクラッ
チ32を係合状態とする。また、係合側油室34と解放
側油室36との圧力差を調節することによりスリップ量
を制御する。
【0026】変速制御手段198は、車速軸とスロット
ル弁開度(エンジン負荷)軸とから成る二次元座標に表
される予め記憶された変速線図から、車速Vおよびスロ
ットル弁開度θTHにより表される実際の車両状態に基づ
いて変速判断を行い、判断された変速を実現するための
変速出力を電磁弁S1およびS2へ出力する。なお、シ
フトレバー72が「3」レンジへ操作されている場合
は、第4速(O/D)への変速が阻止され、「2」レン
ジへ操作されている場合は、第3速および第4速への変
速が阻止されるようになっている。
【0027】旋回挙動制御手段200は、車両の旋回挙
動が不安定となった場合には、前記ハイドロブースタア
クチュエータ87を含む制動装置202を介して車両の
制動力を制御し、或いはスロットルアクチュエータ54
を介してスロットル弁56を変化させることによりエン
ジン出力を制御して、車輪の横すべりを抑制して車両の
旋回挙動を安定化させる。たとえば、旋回挙動制御手段
200は、車体の進行方向と車両重心の進行方向との間
のスリップ角βが設定スリップ角よりも大きく且つスリ
ップ角βの変化速度dβ/dtが設定スリップ角速度よ
りも大きい場合には車両走行状態がオーバーステア傾向
であると判定し、その傾向に応じて旋回外側の前輪に制
動をかけてオーバーステア抑制モーメントを発生させる
ことにより旋回挙動を安定化し、同時に制動力により車
速を低下させて車両の安定性を高める。また、旋回挙動
制御手段200は、実際の車両のヨーレートωY が操舵
角θW と車速Vとから設定される目標ヨーレートを下回
ったことに基づいて車両走行状態がアンダーステア傾向
にあると判定し、その傾向に応じてエンジン出力を抑制
し且つ後輪に制動力を与えてアンダーステア抑制モーメ
ントを発生させることにより、車両の旋回挙動を安定化
させる。
【0028】さらに、上記旋回挙動制御手段200は、
車両の旋回挙動が不安定となった場合には、その旋回挙
動の安定化に寄与する変速状態を成立させるために、自
動変速機14のギヤ段の固定を指示し或いは所定のギヤ
段への変速を指示する出力を行うとともに、旋回挙動を
安定化するためのエンジンブレーキ作用を高める必要に
応じて、ロックアップクラッチ32を係合或いはスリッ
プ係合させるために係合指令を出力する。
【0029】旋回挙動制御作動中判定手段204は、前
記旋回挙動制御手段200による車両の旋回挙動制御作
動中であるか否かを、前記VSC用電子制御装置82の
出力などに基づいて判定する。変速モード判定手段20
6は、自動変速モードから手動変速(スポーツ)モード
へ切り換えられたか否かを、スポーツモード選択スイッ
チ90からの信号に基づいて判定する。
【0030】手動変速制御手段208は、変速モード判
定手段206により手動変速(スポーツ)モードへ切り
換えられたことが判定された状態では、前記変速線図に
基づく変速判断に拘わらず、手動変速操作装置92の操
作に基づく変速指示に従って自動変速機14のギヤ段を
切り換えるための出力を行う。このような手動変速操作
による変速指示により切り換えられたギヤ段では、次の
手動変速操作による変速指示まで或いは手動変速モード
が解除されるまで固定されるようになっている。また、
上記スポーツモードにおいて手動変速操作により切り換
えられたギヤ段では、全ギヤ段においてエンジンブレー
キ作用を得るために、ロックアップクラッチ32の係合
領域が低速段すなわち第1速ギヤ段まで拡大されてい
る。
【0031】ロックアップクラッチ係合制御優先手段2
10は、前記旋回挙動制御作動中判定手段204により
旋回挙動制御手段200による車両の旋回挙動制御作動
中であると判定された場合には、その旋回挙動制御手段
200により要求されたロックアップクラッチ係合制御
を、該旋回挙動制御手段以外の制御手段たとえば手動変
速制御手段208からのロックアップクラッチ係合制御
の要求に優先させて実行させる。たとえば、ロックアッ
プクラッチ係合制御優先手段210は車両の旋回挙動制
御作動中において、旋回挙動制御手段200からロック
アップクラッチ32をスリップ係合させる指令が出され
ている状態で上記手動変速制御手段208からロックア
ップクラッチ32を完全係合させる指令が出された場合
には、旋回挙動制御手段200からのスリップ係合の指
令を優先し、手動変速制御手段208による係合指令を
無効化(リジェクト)することにより、ロックアップク
ラッチ32のスリップ係合を継続させる。
【0032】上記ロックアップクラッチ係合制御優先手
段210は、好適には、旋回挙動制御手段200による
ロックアップクラッチ32の係合(スリップ係合を含
む)指令が出されている場合には、その係合指令に従う
ロックアップクラッチ32のスリップ量NSLIPを旋回挙
動制御手段200からの指令に基づいて算出するスリッ
プ量算出手段212と、そのロックアップクラッチ32
のスリップ量NSLIPが予め設定された許容範囲内である
か否かを判定する許容範囲判定手段204とを含み、そ
の許容範囲判定手段214によりロックアップクラッチ
32のスリップ量NSLIPが予め設定された許容範囲内で
あると判定された場合には、上記旋回挙動制御手段20
0によるロックアップクラッチ32の係合指令に従って
ロックアップクラッチ32を係合させるが、その許容範
囲判定手段204によりロックアップクラッチ32のス
リップ量NSLIPが予め設定された許容範囲内であると判
定されない場合には、許容範囲内となるように上記ロッ
クアップクラッチ32を係合させる。上記許容範囲は、
ロックアップクラッチ32のスリップにより発生する熱
によりその耐久性が損なわれる状態を避けるために予め
実験的に求められたものである。
【0033】図8は、変速用電子制御装置78の制御作
動の要部を説明するフローチャートであって、旋回挙動
制御手段200による車両の旋回挙動制御作動中におい
て、旋回挙動安定化のためのロックアップクラッチ32
の係合指令を、他の制御手段たとえば手動変速制御手段
208のロックアップクラッチ32の係合指令に優先さ
せるロックアップクラッチ優先制御ルーチンを示してい
る。
【0034】図8において、先ずSB1では、入力信号
の読み込みなどのよく知られた入力信号処理が実行され
る。次いで、前記変速モード判定手段206に対応する
SB2では、スポーツモードが選択されているか否か
が、スポーツモード選択スイッチ90からの信号に基づ
いて判断される。このSB2の判断が否定された場合は
本ルーチンが終了させられるが、肯定された場合は、前
記旋回挙動制御作動中判定手段204に対応するSB3
において、VSC用電子制御装置82による旋回挙動制
御の作動中であるか否かが、そのVSC用電子制御装置
82からの出力信号などに基づいて判断される。
【0035】上記SB3の判断が否定された場合は、前
記手動変速制御手段208に対応するSB4において、
アップ変速スイッチ98やダウン変速スイッチ100の
操作があると、その操作により指示された変速を実行す
る通常の手動変速制御が実行される。たとえば、アップ
変速スイッチ98が1回操作された場合には、自動変速
機14のギヤ段が1段だけアップ変速され、ダウン変速
スイッチ100が1回操作された場合には、自動変速機
14のギヤ段が1段だけダウン変速される。
【0036】しかし、前記旋回挙動制御手段200によ
る旋回挙動安定化制御中であるときは上記SB3の判断
が肯定されるので、SB5において、旋回挙動安定化の
ために旋回挙動制御手段200からロックアップクラッ
チ32の完全係合或いはスリップ係合を示す係合指令が
出されているか否かが判断される。このSB5の判断が
否定された場合はSB11において旋回挙動制御中を示
す表示が行われた後、本ルーチンが終了させられるが、
肯定された場合は、前記スリップ量算出手段212に対
応するSB6において、ロックアップクラッチ32のス
リップ量NSLIPが、旋回挙動制御手段200からの係合
指令出力に基づいて算出される。
【0037】次いで、前記許容範囲判定手段214に対
応するSB7において、ロックアップクラッチ32のス
リップ量NSLIPが予め設定された許容範囲内であるか否
かが判定される。この予め設定された許容範囲は、ロッ
クアップクラッチ32のスリップにより発生する熱によ
りその耐久性が損なわれる状態を避けるために予め実験
的に求められたものである。
【0038】上記SB7の判断が肯定された場合は、S
B8において、旋回挙動制御手段200からの係合指令
出力の通りロックアップクラッチ32が係合させられ或
いはそのスリップ量NSLIPが制御されるとともに、手動
変速制御手段208からのロックアップクラッチ32の
係合指令が出された場合はそれが無効化(リジェクト)
される。そして、SB11において、旋回挙動制御の作
動中を示す表示と手動変速制御手段208からのロック
アップクラッチ32の係合指令が無効化されたことを示
す表示が、表示装置94において行われる。
【0039】しかし、上記SB7の判断が否定された場
合は、SB9において、ロックアップクラッチ32の耐
久性に影響が出ないように、ロックアップクラッチ32
の係合領域、或いはそのスリップ量が変更された後、S
B10において、その変更後の係合領域或いはそのスリ
ップ量にてロックアップクラッチ32の係合制御が実行
される。そして、SB11において、旋回挙動制御の作
動中を示す表示が、表示装置94において行われる。本
実施例では、上記SB6乃至SB10が、前記ロックア
ップクラッチ係合制御優先手段210に対応している。
【0040】上述のように、本実施例によれば、旋回挙
動制御作動中判定手段204(SB3)により旋回挙動
制御手段200による車両の旋回挙動制御作動中である
と判定された場合には、ロックアップクラッチ係合制御
優先手段210(SB6乃至SB10)により、旋回挙
動制御手段200により要求されたロックアップクラッ
チ32の係合制御が、その旋回挙動制御手段200以外
の制御手段によるロックアップクラッチ32の係合制御
の要求に優先させて実行させられる。したがって、旋回
挙動制御手段200による旋回挙動安定化のためのロッ
クアップクラッチ係合作動とその旋回挙動制御手段以外
の制御手段によるロックアップクラッチ係合制御との間
の不都合が好適に解消される。たとえば、上記旋回挙動
制御手段200により旋回挙動安定化のためにロックア
ップクラッチ32をスリップ係合させる係合指令が出さ
れているときに、その旋回挙動制御手段以外の制御手段
たとえば手動変速制御手段208からロックアップクラ
ッチ32を完全係合させる係合指令が行われても、旋回
挙動制御手段200によるロックアップクラッチ32の
係合指令が優先される結果、旋回挙動安定化のためのロ
ックアップクラッチ32の係合が行われて旋回挙動安定
化動作が損なわれるおそれが解消されるのである。
【0041】また、本実施例によれば、ロックアップク
ラッチ係合制御優先手段210(SB6乃至SB10)
は、旋回挙動制御手段200によるロックアップクラッ
チ32の係合制御に関する指令が出されている場合に
は、その旋回挙動制御手段以外の制御手段によるロック
アップクラッチの係合制御に関する指令を無効とするこ
とにより、その旋回挙動制御手段200によるロックア
ップクラッチ32の係合制御を優先させるものである。
このようにすれば、旋回挙動制御手段以外の制御手段に
よるロックアップクラッチ32の係合制御に関する指令
が無効とされるため、旋回挙動制御手段200によるロ
ックアップクラッチ32の係合制御に関する指令の終了
時或いは旋回挙動制御の終了時には、その旋回挙動制御
手段以外の制御手段の指令に従うロックアップクラッチ
の作動が実行されない利点がある。
【0042】また、本実施例によれば、ロックアップク
ラッチ係合制御優先手段210(SB6乃至SB10)
は、旋回挙動制御手段200によるロックアップクラッ
チ32の係合指令が出されている場合には、その係合指
令に従うロックアップクラッチ32のスリップ量NSLIP
を算出するスリップ量算出手段212(SB6)と、そ
のロックアップクラッチ32のスリップ量NSLIPが予め
設定された許容範囲内であるか否かを判定する許容範囲
判定手段214(SB7)を含み、その許容範囲判定手
段214によりロックアップクラッチ32のスリップ量
SLIPが予め設定された許容範囲内であると判定された
場合には、上記旋回挙動制御手段200によるロックア
ップクラッチ32の係合指令に従ってロックアップクラ
ッチ32を係合させるが、その許容範囲判定手段214
によりロックアップクラッチ32のスリップ量NSLIP
予め設定された許容範囲内であると判定されない場合に
は、ロックアップクラッチ32の耐久性が損なわれない
ようにたとえば上記許容範囲内となるように、ロックア
ップクラッチ32を係合させるものである。このように
すれば、旋回挙動安定化作動のためにロックアップクラ
ッチが係合されても、そのロックアップクラッチの耐久
性が損なわれ難い。
【0043】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明したが、本発明は他の態様で実施することも
できる。
【0044】たとえば、前述の実施例では、旋回挙動制
御手段200以外の制御手段として手動変速制御手段2
08が用いられていたが、降坂走行時においてエンジン
ブレーキ力を高めるために最高速ギヤ段を禁止する降坂
制御手段が用いられていてもよい。このような降坂制御
手段では、降坂走行時においてロックアップクラッチ3
2が完全係合させられることによりエンジンブレーキ力
が一層高められる。
【0045】また、前述の実施例では、前記ロックアッ
プクラッチ係合制御優先手段210に対応するものとし
て図8のSB6乃至SB10が用いられていたが、その
SB6乃至SB10に代えて、旋回挙動制御手段200
のロックアップクラッチ係合指令を単に優先させるステ
ップが設けられていてもよい。
【0046】前述の実施例では、シフトレバー72がD
M位置へ操作されることによりスポーツモード選択スイ
ッチ90が作動させられていたが、そのスポーツモード
選択スイッチ90は、手動操作のためにシーソースイッ
チ型或いは押釦型に構成されて、ステアリングホイール
96、それを指示するステアリングコラムなどにおいて
独立に設けられても差し支えない。
【0047】また、前述の実施例のアップ変速スイッチ
98およびダウン変速スイッチ100は、手動操作のた
めにステアリングホイール96に設けられていたが、シ
フトレバー72が所定の位置、たとえば図9の「+」位
置および「−」位置へ操作されることにより作動される
ものであってもよい。
【0048】また、前述の実施例の自動変速機14は、
前進4段の有段変速機であったが、ベルト駆動式無段変
速機やトラクション駆動式無段変速機などの変速比が無
段階に変化させられる無段変速機であっても差し支えな
い。
【0049】その他一々例示はしないが、本発明は当業
者の知識に基づいて、種々の変更、改良を加えた態様で
実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の制御装置が適用される車両
の自動変速機の構成を説明する骨子図である。
【図2】図1の自動変速機における、複数の摩擦係合装
置の作動の組合わせとそれにより成立するギヤ段との関
係を示す図表である。
【図3】図1の自動変速機を制御する制御装置の電気的
構成を説明するブロック線図である。
【図4】図3のシフトレバーの操作位置を説明する図で
ある。
【図5】図3の手動変速操作装置92を構成するダウン
変速スイッチおよびアップ変速スイッチを示す図であ
る。
【図6】図3の油圧制御回路の要部の構成を説明する図
である。
【図7】図3の変速用電子制御装置の制御機能の要部を
説明する機能ブロック線図である。
【図8】図3の変速用電子制御装置の制御作動の要部を
説明するフローチャートである。
【図9】本発明の他の実施例におけるシフトレバーの操
作位置を説明する図である。
【符号の説明】
14:自動変速機 200:旋回挙動制御手段 204:旋回挙動制御作動中判定手段 208:手動変速制御手段(他の制御手段) 210:ロックアップクラッチ係合制御優先手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 浩司 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動変速機とエンジンとの間に設けられ
    たロックアップクラッチ付流体伝動装置を備えた車両に
    おいて、車両の旋回挙動が不安定となった場合には、該
    車両の制動力或いはエンジン出力を制御して該車両の旋
    回挙動を安定化させる旋回挙動制御手段と、前記ロック
    アップクラッチの係合状態を制御するロックアップクラ
    ッチ係合制御手段とを備えた車両の制御装置であって、 前記旋回挙動制御手段による車両の旋回挙動制御作動中
    であるか否かを判定する旋回挙動制御作動中判定手段
    と、 該旋回挙動制御作動中判定手段により前記旋回挙動制御
    手段による車両の旋回挙動制御作動中であると判定され
    た場合には、前記旋回挙動制御手段により要求されたロ
    ックアップクラッチ係合制御を、該旋回挙動制御手段以
    外の他の制御手段のロックアップクラッチ係合制御の要
    求に優先させて実行させるロックアップクラッチ係合制
    御優先手段とを、含むことを特徴とする車両の制御装
    置。
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