JPH10137929A - ろう付け方法、および、ろう付け装置 - Google Patents

ろう付け方法、および、ろう付け装置

Info

Publication number
JPH10137929A
JPH10137929A JP8300170A JP30017096A JPH10137929A JP H10137929 A JPH10137929 A JP H10137929A JP 8300170 A JP8300170 A JP 8300170A JP 30017096 A JP30017096 A JP 30017096A JP H10137929 A JPH10137929 A JP H10137929A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brazing
joined
brazing material
parts
image data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8300170A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Matsuoka
康博 松岡
Shunichi Kawabe
俊一 川邊
Masato Uno
正人 宇野
Nobuo Inagaki
信夫 稲垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP8300170A priority Critical patent/JPH10137929A/ja
Publication of JPH10137929A publication Critical patent/JPH10137929A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ろう材不足、ろうだれ、加熱の偏向によるろう
付け不良が抑止される、ろう付け方法、および、ろう付
け装置を提供する。 【解決手段】被接合部品2a、2bのそれぞれを加熱す
る加熱装置3と、被接合部品間にろう材を供給するノズ
ル4と、ろう付けされた被接合部品の画像を画像データ
として出力するビジョンカメラ1a、1bと、ビジョン
カメラ1a、1bから出力された画像データをもとに、
被接合部品2a、2bに形成されたろう材部の形状を認
識する、位置認識部11およびろう材抽出部9と、認識
されたろう材部の形状から、被接合部品に対してろう材
が不足しているか否かを判定するろう不足判定部10
と、被接合部品2a、2bに対してろう材が不足してい
ると判定された場合に、ろう材の供給を再開する制御部
6とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被接合部品をろう
付けにより接合するに好適な方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビジョンカメラを用いてろう付けを制御
する従来の技術としては、たとえば、特開平6-126438号
公報や特開平6-285625号公報に開示されているものがあ
る。
【0003】特開平6-126438号公報では、近赤外線領域
の一部を透過するフィルタを付けたビジョンカメラを用
いて、加熱した被接合金属から放射される電磁波を検出
し、この検出結果を用いて被接合金属の最高温度を算出
し、最高温度が所定の温度に達した場合に、ろう付け完
了とする装置が開示されている。
【0004】一方、特開平6-285625号公報に記載の発明
では、ビジョンカメラを用いて、加熱した被接合金属と
溶けたろうから放射される電磁波を検出し、ろうと被接
合金属の放射率が異なることを利用してろうが溶けたこ
とを検知し、ろう付けを完了するものである。
【0005】また、特開平7-88639号公報には、赤外線
領域検出用カメラで撮影した画像データをもとに、ろう
材の溶融部分を抽出する手段が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】さて、通常のろう付け
作業では、接合部品の間にできる隙間の容量等をもと
に、ろう材の供給量を決めるが、ろう付け製品を大量生
産する過程においては、ろう材が隙間から流れ出たり、
また、隙間の容量が設計値通りになっていない接合部品
をろう付けしなければならないこともある。ろう材が隙
間から流出したり、隙間の容量が大きい部品を接合しな
ければならない場合、接合部品に対してろう材が不足
し、ろう付けの信頼性が低下する。また、ろう材が隙間
から流出する、いわゆる、ろうだれは、ろう材供給量に
対して、接合部品の隙間の容量が小さすぎる場合はもち
ろんのこと、接合部品の温度が低すぎる場合等にも発生
する。
【0007】しかしながら、従来の技術においては、こ
のようなろう材の過不足による信頼性の低下という問題
についてまで考えが及んでいない。
【0008】このような問題点に鑑み、本発明の目的
は、ろう付けの信頼性をより向上させることが可能なろ
う付け方法および装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のろう付け装置の一態様によれば、被接合部品のそれぞ
れを加熱して、被接合部品間にろう材を供給するろう付
け装置において、ろう付けされた被接合部品の画像を画
像データとして出力する撮影手段と、前記撮影手段から
出力された画像データをもとに、前記被接合部品に形成
されたろう材部の形状を認識する認識手段と、認識され
たろう材部の形状から、前記被接合部品に対してろう材
が不足しているか否かを判定するろう不足判定手段と、
前記被接合部品に対してろう材が不足していると判定さ
れた場合に、前記ろう材の供給を再開する制御手段と、
を備えたことを特徴とするろう付け装置が提供される。
【0010】上記目的を達成するためのろう付け装置の
その他の態様によれば、被接合部品のそれぞれを加熱装
置で加熱して、被接合部品間にろう材を供給するろう付
け装置において、前記加熱装置の位置を調整する位置決
め手段と、ろう付けされた被接合部品の画像を画像デー
タとして出力する撮影手段と、前記撮影手段から出力さ
れた画像データをもとに、前記被接合部品に形成された
ろう材部の形状に基づくろう材部情報を生成するろう材
部情報生成手段とを備え、前記位置決め手段は、前記ろ
う材部情報に基づいて、前記被接合部品に対する加熱の
偏りが減ずる方向に、前記加熱装置を移動させることを
特徴とするろう付け装置が提供される。
【0011】上記目的を達成するためのろう付け装置の
さらに別の態様によれば、被接合部品のそれぞれを加熱
して、被接合部品間にろう材を供給するろう付け装置に
おいて、ろう付けされた被接合部品の画像を画像データ
として出力する撮影手段と、前記撮影手段から出力され
た画像データをもとに、前記被接合部品に形成されたろ
う材部の形状を認識する認識手段と、認識されたろう材
部の形状から、前記被接合部品にろうだれが発生してい
るか否かを判定するろうだれ判定手段と、前記被接合部
品にろうだれが発生していると判定された場合に、ろう
だれの発生を示す情報を外部に出力する出力手段と、を
備えたことを特徴とするろう付け装置が提供される。
【0012】上記目的を達成するためのろう付け方法の
一態様によれば、被接合部品のそれぞれを加熱して、被
接合部品間にろう材を供給するろう付け方法において、
ろう付けされた被接合部品をビジョンカメラで撮影して
画像データを生成し、前記画像データをもとに、前記被
接合部品に形成されたろう材部の形状を認識し、認識し
たろう材部の形状から、前記被接合部品にろう不足が発
生しているか否かを判定し、前記被接合部品にろう不足
が発生していると判定した場合に、前記ろう材の供給を
再開することを特徴とするろう付け方法が提供される。
【0013】上記目的を達成するためのろう付け方法の
その他の態様によれば、被接合部品のそれぞれを加熱装
置で加熱して、被接合部品間にろう材を供給するろう付
け方法において、ろう付けされた被接合部品をビジョン
カメラで撮影して画像データを生成し、前記画像データ
をもとに、前記被接合部品に形成されたろう材部の面積
および/または重心を計算し、その計算結果に応じて、
前記被接合部品に対する前記加熱装置の位置を調整する
ことを特徴とするろう付け方法が提供される。
【0014】上記目的を達成するためのろう付け方法の
さらに別の態様によれば、被接合部品のそれぞれを加熱
して、被接合部品間にろう材を供給するろう付け方法に
おいて、ろう付けされた被接合部品をビジョンカメラで
撮影して画像データを生成し、前記画像データをもと
に、前記被接合部品に形成されたろう材部の形状を認識
し、認識したろう材部の形状から、前記被接合部品にろ
うだれが発生しているか否かを判定し、前記被接合部品
にろうだれが発生していると判定した場合に、ろうだれ
が発生したことを示す情報を外部に出力することを特徴
とするろう付け方法が提供される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。
【0016】図1は、本発明に係るろう付け装置の第1
の実施形態を示したブロック図である。このろう付け装
置は、接合対象2を加熱する加熱装置3と、接合対象2
の接合部に向けてろう材5を送り出す供給ノズル4と、
接合対象2がろう付けされる様子を撮影する撮影手段
(ビジョンカメラ1a、1b)と、装置本体100とを
備える。加熱装置3は、接合対象2の周囲に配置された
コイル部に高周波電流を流して磁界を発生させ、接合対
象内にうず電流を生じさせて発熱させる、いわゆる高周
波誘導加熱装置である。ろう付け方法としては、このよ
うな高周波ろう付けのほか、トーチろう付け、電気抵抗
ろう付けなどを採用しても構わない。ビジョンカメラ1
a、1bは、接合対象2を介して対向するように配置さ
れており、接合対象2を2方向から撮影する。ろう材5
は、ワイヤ状の部材で、ここでは図示省略したリールに
巻かれた状態で蓄えられている。ろう材5の種類は、接
合対象2の材質等に応じて決定する。本実施形態では、
接合対象2に銅を、ろう材5にりん銅ろうを用いてい
る。接合対象2の構造は、図2に示されている。本実施
形態では、接合対象2として、熱交換器に用いられる配
管を採用した。同図において、銅製のパイプ2aは、一
端が拡管された銅製のパイプ2bに挿入されており、こ
れらの被接合部品をろう付けによる接合する。
【0017】装置本体100は、ビジョンカメラ1a、
1bのそれぞれで撮影した接合対象2(パイプ2a、2
b)の画像を記憶する画像記憶装置7と、画像記憶装置
7に記憶されたカメラ画像から、接合対象2の位置を認
識する位置認識部11と、位置認識部11の認識結果を
記憶する座標値メモリ8と、画像記憶装置7に記憶され
たカメラ画像から、接合対象2に形成されたろう材部を
抽出し、その抽出結果を画像記憶装置7に格納するろう
材抽出部9と、ろう材部を抽出する際に用いるしきい値
を記憶するしきい値メモリ12と、画像記憶装置7に格
納されたろう材抽出部9の抽出結果と、座標置メモリ8
に記憶されている位置認識部11の認識結果に基づい
て、パイプ2aとパイプ2bとの嵌合部におけるろう材
の浸透量が不足しているか否かを判定するろう不足判定
部10と、加熱装置3の加熱開始/停止と、ろう材の供
給/停止を制御し、そして特に、ろう不足判定部10で
ろう材が不足していると判定された場合は、ろう材5の
供給を再開する制御部6とを備える。位置認識部11お
よび材抽出部9は、特許請求の範囲でいう認識手段に相
当するものである。なお、図1に示されている、ろうだ
れ判定部13と、ろうだれ表示器14については、本発
明の第3の実施形態で使用する。
【0018】つぎに、このろう付け装置の概略動作を図
3のフローチャートを中心に説明する。
【0019】まず、ビジョンカメラ1aで撮影した画像
(カメラ画像)を装置本体100内に取り込み(ステッ
プ1(S1))、これを画像記憶装置7に格納する(S
2)。位置認識部11は、画像記憶装置7に格納された
カメラ画像に基づいてパイプ2a、2bの位置を検出す
る(S3)。
【0020】続いて、制御部6は、加熱装置3の出力を
オンにし、加熱を開始する(S4)。加熱は、パイプ2
a、2bがろう付けに適した温度になるまで継続する
(S5)。予熱温度は、このように加熱時間で制御して
もよいが、パイプ2a、2bの温度を熱電対等により実
際に計測して制御しても構わない。予熱が完了したら、
ろう材5の供給を開始する(S6)。ろう材5を所定量
供給したら(S7、S8)、パイプ2a、2bの嵌合部
にろう材が十分に浸透するよう、所定時間待機し(S
9)、その後、加熱装置3による加熱を停止する(S1
0)。
【0021】次に、ろう付けされたパイプ2a、2bを
ビジョンカメラ1a、1bで撮影し、これらのカメラ画
像を装置本体100内に取り込んで(S11)、画像記
憶装置7に格納する(S12)。ろう材抽出部9は、画
像記憶装置7に格納された、これらのカメラ画像を順次
読み出し、読み出したカメラ画像の中から、ろう材部を
抽出する(S13)。ろう不足判定部10は、ろう材で
形成されたフィレット(図2の5a)の形状から、ろう
材が不足しているか否かを判定する。ろう材が不足して
いる場合、制御部6は、加熱装置3の出力をオンにし、
加熱を再開する(S15)。加熱は、先程と同様、パイ
プ2a、2bがろう付けに適した温度になるまで継続す
る(S16)。予熱が完了したら、ろう材5の供給を開
始する(S17)。ろう材5を所定量供給したら(S1
8、S19)、パイプ2a、2bの嵌合部にろう材が十
分に浸透するよう、所定時間待機し(S20)、その
後、加熱装置3による加熱を停止する(S10)。
【0022】このように、本ろう付け装置によれば、ろ
う材不足が解消されるまで、ろう材が自動的に供給され
る。なお、S14にて、ろう材が不足してない(すなわ
ち、ろう材が十分に足りている)と判定された場合は、
ろう付け作業を終了し、つぎの接合対象がセットされる
まで待機する。
【0023】以上が、ろう付け装置の概略動作である
が、その詳細は以下の通りである。
【0024】S1〜S3の処理の詳細は、図4に示され
ている。
【0025】同図に示すように、ビジョンカメラ1aか
ら出力された信号はA/D変換され、そのデジタル信号
が、カメラ画像として、カメラ画像記憶部7aに格納さ
れる。つぎに、位置認識部11は、カメラ画像記憶部7
aに格納されているカメラ画像に含まれている、接合対
象2の代表部分(本実施形態では、接合対象2を横から
観察した場合に台形に見えるパイプ2bの上端部16)
と、パターン登録部7cに予め登録されている複数の形
状パターン(パイプ2bの上端部16とほぼ同じ大きさ
を有するものであるが、各辺の長さが少しずつ異なる複
数の台形パターン)とのパターンマッチングを行う。同
一に設計したとしても、拡管の度合いが他とは異なるパ
イプも中には存在するため、このように複数に形状パタ
ーンを用意しておくことが好ましい。パターン登録部7
cに登録されている台形パターン16’は、それぞれ、
予め定められた座標系上に描かれており、台形パターン
16’と、接合対象2の台形部16とのパターンマッチ
ングを行うことで、カメラ画像のある部分に対して所定
の座標系を設定することができる。カメラ画像のどの部
分に座標系が設定されたかを示す設定情報は、座標値メ
モリ8に格納される。なお、座標値メモリ8には、あら
かじめ、台形部16’の上辺のZ座標(Zm)、台形部
16’の上辺の両端のX座標(X0、X3)、および、挿
入されるべきパイプ2aの外径を示すX座標(X1
2)も格納されている。
【0026】S4〜S10では、実際のろう付け作業が
行われる。適正温度下において、供給されたろう材5
は、毛細管現象によりパイプ2a、2bの隙間に吸い込
まれ、隙間が満たされた後、その余分量でフィレット5
aを形成する。図2(a)には、パイプ2a、2bの嵌
合部の隙間が正常である場合のフィレット5aの様子が
示されている。
【0027】一方、ろう付け製品を大量生産する過程に
おいては、図2(b)に示すような、通常より大きく拡
管されて隙間の容積が増えているパイプが混在している
こともあり、このようなパイプを通常のパイプと同様に
ろう付けした場合、ろう材5が不足して、ボイド15a
やすき間15b等が発生する。
【0028】S11〜S13の処理の詳細は、図5に示
されている。
【0029】ここでは、ろう付けされたパイプ2a、2
bを、ビジョンカメラ1a、1bの双方で撮影する。ビ
ジョンカメラ1aから出力された信号は、A/D変換さ
れたのち、カメラ画像としてカメラ画像記憶部7aに格
納される。また、ビジョンカメラ1bから出力された信
号は、A/D変換されたのち、カメラ画像としてカメラ
画像記憶部7bに格納される。ろう材抽出部9は、ま
ず、カメラ画像記憶部7aに格納されているカメラ画像
の各画素の輝度値と、しきい値メモリ12に予め格納さ
れているしきい値とを比較し、しきい値以上の輝度値を
持つ画素が白、その他の画素が黒に設定された2値化画
像を生成する。この2値化画像は、ろう材画像として、
ろう材画像記憶部7dに格納する。つぎに、ろう材抽出
部9は、カメラ画像記憶部7bに格納されているカメラ
画像から、ろう材画像を生成し、これをろう材画像記憶
部7eに格納する。
【0030】一般に、ろう付けに使用するろう材は、接
合する部品よりも融点が低くなければならず、また、接
合する部品に対するぬれ性も良くなければならないが、
これらの条件を満足させるため、作業者は、通常、特定
の微少成分をろう材に混ぜたり、接合する部品と全く違
う材質のろう材を使用する。ろう材に微少成分を混ぜた
場合、微少成分の燃焼等の理由により、接合する部品と
ろう材とは、同一温度下であっても、その放射強度につ
いては互いに異なることになる。また、接合する部品と
ろう材とが材質的に異なっていれば、部材の放射率自体
が異なることとなるため、前述と同様、同一温度下であ
っても、接合する部品とろう材とは放射強度が相違する
ことになる。本実施形態では、パイプ2aが銅、ろう材
5がりん銅ろうであり、ろう付けを行う際、同一温度下
であっても、パイプ2aよりも溶融したりん銅ろうの方
が放射強度が高くなる。この放射強度の違いは、画像上
では、輝度の差となって現れ、ろう材抽出部9は、各画
素の輝度差を用いて、カメラ画像の中からろう材部を抽
出しているのである。なお、接合する部品が銅で、ろう
材が銀ろうであるときは、各部材の色調自体が異なるの
で、色調の違いで接合する部品とろう材を認識するよう
にしてもよい。
【0031】つぎに、S14の処理の詳細を説明する。
【0032】ここでは、ろう材のフィレット形状によ
り、ろう材が不足しているか否かが判定されるが、フィ
レット形状の認識は、図6に示すように、X0〜X1、X
1〜X2、X2〜X3の3つ領域のそれぞれについて、パイ
プ2bの上面(Zm)を基準としたフィレット5aの高
さを計測することにより行う。X0、X1、X2、X3、Z
mのそれぞれの値は、前述したように、あらかじめ座標
値メモリ8に格納されており、それを使用する。
【0033】S14の詳細フローを図8に示す。
【0034】S140では、ビジョンカメラ1aで撮影
したカメラ画像をもとに生成したろう材画像を処理対象
として選択する。S141〜S144では、まず、X1
〜X2に関する処理が行われる。ここでは、X1からX2
の間に存在する座標(Xn,Zm)を小さい方から順次
選択し、座標選択を行った、それぞれの時点において、
座標(Xn,Zm)からZ座標の正方向に向けてフィレ
ット5a以外の領域を探索する。領域端を検出したら、
この領域端のZmに対する高さ(以下、座標(Xn,Z
m)のフィレット高さH(n)と呼ぶ)を算出する。図
7では、一例として、座標(X1+1,Zm)のフィレ
ット高さH(X1+1)が図示されている。算出したフィレッ
ト高さH(n)は、それぞれ、予め定めたしきい値Ht
hと比較する。X1〜X2の間に、しきい値Hth以下と
なるフィレット高さH(n)が一つでも存在する場合
は、S15以降のろう材供給処理が行われる。例えば、
図6に示すような、ろう切れ欠陥5bについては、ここ
で発見され、その後、ろう材供給が行われることとな
る。
【0035】S145では、X0〜X1に関する処理が行
われる。ここでは、座標((X0+X1)/2、Zm)の
フィレット高さH(n)が、しきい値Hthの1/3の
値と比較され、フィレット高さH(n)が、この値以下
であるならば、S15以降のろう材供給処理が行われ
る。
【0036】S146では、X1〜X2に関する処理が行
われる。ここでは、座標((X1+X2)/2、Zm)の
フィレット高さH(n)が、しきい値Hthの1/3の
値と比較され、フィレット高さH(n)が、この値以下
であるならば、S15以降のろう材供給処理が行われ
る。例えば、図6に示すような、ろう切れ欠陥5cにつ
いては、ここで発見され、その後、ろう材供給が行われ
ることとなる。
【0037】なお、しきい値Hthや、しきい値Hth
の1/3という値については、目的とするフィレットの
特定部分の外形曲線(図7の50aと50bとを結ぶ曲
線)に合わせて随時設定する。フィレットの外形曲線を
決定付ける主な要因としては、ろう材のぬれ性が挙げら
れるが、このぬれ性自体も、母材やろう材の種類、表面
粗さ、洗浄具合により様々に変化する。
【0038】ビジョンカメラ1aのろう材画像に関する
処理が終了したら、つぎに、ビジョンカメラ1bのろう
材画像を処理対象として選択する(S147、S14
8)。
【0039】このように本実施形態によれば、接合部品
の全周に渡ってフィレット形状が監視され、ろう材が不
足している場合は、ろう材が自動的に供給される。
【0040】次に、本発明の第2の実施形態を説明す
る。
【0041】図9は、第2の実施形態のろう付け装置の
ブロック図である。
【0042】本実施形態では、第1の実施形態で用い
た、ろう不足判定10および制御部6に代えて、加熱偏
向検出部20、移動機構40、および、制御部30を備
えている。これら以外の構成は、第1の実施形態とほぼ
同様であるため、説明は省略する。加熱偏向検出部20
は、特許請求の範囲でいう、ろう材部情報生成手段に、
移動機構40、および、制御部30は、位置決め手段に
相当する。加熱偏向検出部20は、ビジョンカメラ1
a、1bのカメラ画像をもとに、接合対象2に対して位
置的に偏った加熱が行われていないかを監視する。偏っ
た加熱が行われている場合、制御部30は、移動機構3
0を通じて、接合対象2に対する加熱装置3の相対位置
を調整して、加熱に最適な位置決めを実施する。
【0043】図11に、第2の実施形態の動作フローを
示す。
【0044】まず、ビジョンカメラ1aで撮影した画像
(カメラ画像)を装置本体100内に取り込み(ステッ
プ30(S30))、これを画像記憶装置7に格納する
(S31)。位置認識部11は、画像記憶装置7に格納
されたカメラ画像に基づいてパイプ2a、2bの位置を
検出する(S32)。
【0045】続いて、制御部30は、加熱装置3の出力
をオンにし、加熱を開始する(S33)。加熱は、パイ
プ2a、2bがろう付けに適した温度になるまで継続す
る(S34)。予熱が完了したら、ろう材5の供給を開
始する(S35)。ろう材5を所定量供給したら(S3
6、S37)、パイプ2a、2bの嵌合部にろう材が十
分に浸透するよう、所定時間待機し(S47)、その
後、加熱を停止する(S48)。そして、本実施形態で
は、この間、ビジョンカメラ1a、1bのカメラ画像か
ら、ろう材がどのようにぬれ広がっているかを検出し、
その結果に応じて、接合対象2に対する加熱装置3の相
対位置を調整する。
【0046】つぎに、S38〜S46について説明す
る。
【0047】ここでは、まず、ろう付けされたパイプ2
a、2bをビジョンカメラ1a、1bで撮影し、これら
のカメラ画像を装置本体100内に取り込んで(S3
8、S38’)、画像記憶装置7に格納する(S39、
S39’)。
【0048】ろう材抽出部9は、画像記憶装置7に格納
された、これらのカメラ画像を順次読み出し、読み出し
たカメラ画像の中から、ろう材部を抽出し、ろう材画像
として画像記憶装置7に格納する(S40、S4
0’)。
【0049】つぎに、加熱偏向検出部20は、画像記憶
装置7に格納された各ろう材画像をもとに、ろう材の面
積S1、S2を算出し(S41、S41’)、これらの
差Cyを求める。このCyを求めることで、ろう材5が
Y方向(図9参照)においてどのようにぬれ広がってい
るのかを把握することができる。図12(a)は、ビジ
ョンカメラ1aで撮影したカメラ画像の一例を示した図
であり、図12(b)は、ビジョンカメラ1bで撮影し
たカメラ画像の一例を示した図である。この場合、前者
のろう材面積S1よりも後者のろう材面積S2のほうが
大きいため、ろう材は、Y軸の負の方向に偏った状態で
ぬれ広がっていると判断することができる。
【0050】ここで、ろう材のぬれ広がりと加熱の偏り
との関係について、図10を用いて説明する。
【0051】図10(a)において、表面粗さと洗浄度
が均一な平板60は、ろう付け適正温度まで加熱された
状態にあり、また、その温度勾配は、図面左から右に向
かうにつれて、温度がしだいに高くなるようになってい
る。平板30がこのような状態にあるとき、平板30上
で溶融状態にあるろう材60aは、温度が低いほうから
高い方、すなわち、図面左から右に移動する。このよう
な性質は、図10(b)に示すパイプの側面70のよう
な曲面上でも変わることはなく、その温度勾配にしたが
って、溶融ろう材70aは移動する。
【0052】つまり、ろう材が接合対象に対してどのよ
うにぬれ広がっていくのかを検出できれば、接合対象各
部の温度の高低、ひいては、接合対象各部の温度の高低
を左右する加熱の偏りを知ることができるのである。
【0053】つぎに、加熱偏向検出部20は、面積が大
きい方のろう材を選択し(S43)、選択したろう材の
重心(XG1またはXG2)を計算する(S44、S4
4’)。外乱の影響を受にくい安定した検出を行うた
め、重心XGXは、ろう材5のぬれ広がり面積の大きい方
の画像から求めるのが望ましい。重心XGXを計算した
ら、この重心XGXとXmとの差分を算出する。Xmは、
接合対象のX方向の中心位置で、前述した通り、あらか
じめ座標メモリ8に格納されている。例えば、図12
(b)では、ろう材5の重心XG1が、中心位置Xmより
もX軸の正方向側にあるので、X軸の正方向の加熱量が
多いと判断することができる。
【0054】制御部30は、S42、S45で求めた差
分Cx、Cyに定数(−α)、(−β)を乗じることで
制御信号を生成し、該信号を移動機構40に与え、加熱
装置3の位置をフィードバック制御する。これにより、
加熱装置3を、加熱の偏向が修正される方向に移動させ
ることができる。高周波誘導加熱やガストーチ加熱をは
じめ、通常の加熱方法においては、加熱の偏向は、加熱
装置と接合部品2の相対位置に起因するものであるた
め、このような加熱装置3の位置制御は、その適用範囲
が非常に広いものと言える。
【0055】以上述べたように本発明の第2の実施形態
によれば、加熱の偏向が自動的に修正されるため、信頼
性の高いろう付けが可能となる。
【0056】つぎに、本発明の第3の実施形態について
説明する。
【0057】第3の実施形態は、第1の実施形態に、ろ
うだれ検出部13と、ろうだれ表示器14を加えた形態
となっている。
【0058】第3の実施形態の動作フローは、図3に示
した第1実施形態の動作フローとほぼ同様であるが、ス
テップ12のろう不足判定とともに、ろうだれ検出部1
3による、ろうだれ判定が行なわれる点で相違する。
【0059】図14は、ろうだれ判定に関するフローが
示されている。
【0060】S240では、ビジョンカメラ1aで撮影
したカメラ画像をもとに生成したろう材画像を処理対象
として選択する。S241〜S244では、X5〜X6
関する判定処理が行われる。X5、X6のそれぞれの値
は、パイプ2bの外径を表すもので、これらは、座標メ
モリ8にあらかじめ格納されている。そして、X5から
6の間に存在する座標(Xn,Zm)を小さい方から
順次選択し、座標選択を行った各時点において、座標
(Xn,Zm)からZ座標の負方向に向けてろう材5以
外の領域を探索する。領域端を検出したら、この領域端
とZmとの距離(以下、座標(Xn,Zm)のろうだれ
長さL(n)と呼ぶ)を算出する。算出したろうだれ長
さL(n)は、それぞれ、予め定めたしきい値Lthと
比較する。X5〜X6の間に、しきい値Hth以下となる
ろうだれ長さL(n)が一つでも存在する場合は、ろう
だれ表示器を点灯させる(S245)。ビジョンカメラ
1aのろう材画像に関する処理が終了したら、つぎに、
ビジョンカメラ1bのろう材画像を処理対象として選択
する(S246、S247)。
【0061】このように本実施形態によれば、ろうだれ
検出も可能となり、信頼性の高いろう付けが可能とな
る。なお、ろうだれは、ろう材供給時の接合部品の温度
が低すぎる場合、ろう材の供給量が大すぎた場合、ろう
材の供給速度が速すぎた場合に等に発生するものなの
で、ろうだれの発生を検出できれば、これらの問題の早
期解決にも役立つこととなる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ろ
う不足、ろうだれ、加熱の偏向によるろう付け不良が抑
止され、信頼性の高いろう付けが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示したブロック図。
【図2】接合部品間に充填されたろう材の様子を示した
説明図。
【図3】本発明の第1の実施形態の動作フローを示した
説明図。
【図4】ビジョンカメラで撮影された画像の処理フロー
を概念的に表した説明図(その1)。
【図5】ビジョンカメラで撮影された画像の処理フロー
を概念的に表した説明図(その2)。
【図6】本発明の第1の実施形態で用いる座標値に関す
る説明図。
【図7】図6の接合対象の一部の拡大図。
【図8】本発明の第1の実施形態の動作フローの一部を
詳細に表した図。
【図9】本発明の第2の実施形態を示したブロック図。
【図10】ろう材のぬれ広がりと部材温度との関係を示
したの説明図。
【図11】本発明の第2の実施形態の動作フローを示し
た説明図。
【図12】本発明の第2の実施形態で用いるろう材の重
心に関する説明図。
【図13】本発明の第3の実施形態で用いる座標値に関
する説明図。
【図14】本発明の第3の実施形態の動作フローの一部
を詳細に表した図。
【符号の説明】
1a、1b…ビジョンカメラ、 2、2a、2b、70
…接合する部品、 3…加熱装置、 4…ろう材供給ノ
ズル、 5…ろう材、 5a…フィレット、5b、5c
…ろう切れ欠陥、 50a、50b…フィレット上の2
点、 6、30…制御部、 7…画像記憶装置、 7
a、7b…カメラ画像記憶部、 7c…パターン登録
部、 7d、7e…ろう材画像記憶部、8…座標値メモ
リ、 9…ろう材抽出部、 10…ろう不足判定部、
11…位置認識部、 12…しきい値メモリ、 13…
ろうだれ判定部、 14…ろうだれ表示器、 15a…
ボイド、 15b…すき間、 16、16’…台形、
20…加熱偏向検出部、 40…移動機構、 60…平
板、 100…装置本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲垣 信夫 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所冷熱事業部内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被接合部品のそれぞれを加熱して、被接合
    部品間にろう材を供給するろう付け装置において、 ろう付けされた被接合部品の画像を画像データとして出
    力する撮影手段と、 前記撮影手段から出力された画像データをもとに、前記
    被接合部品に形成されたろう材部の形状を認識する認識
    手段と、 認識されたろう材部の形状から、前記被接合部品に対し
    てろう材が不足しているか否かを判定するろう不足判定
    手段と、 前記被接合部品に対してろう材が不足していると判定さ
    れた場合に、前記ろう材の供給を再開する制御手段と、
    を備えたことを特徴とするろう付け装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記認識手段は、 前記画像上における前記被接合部品の位置を基準として
    定めた基準線と、前記画像上における前記ろう材部の外
    形線の上に定めた複数のポイントとの、各距離に応じて
    前記ろう材部の形状を認識することを特徴とするろう付
    け装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、 前記撮影手段は、前記被接合部品を互いに異なる方向か
    ら撮影する複数台のビジョンカメラを含んで構成され、 前記認識手段は、前記各カメラから出力された画像デー
    タのそれぞれに対して、前記ろう材部の形状認識を行
    い、 前記ろう不足判定手段は、認識された各ろう材部の形状
    をもとに前記被接合部品に対してろう材が不足している
    か否かを判定することを特徴とするろう付け装置。
  4. 【請求項4】被接合部品のそれぞれを加熱装置で加熱し
    て、被接合部品間にろう材を供給するろう付け装置にお
    いて、 前記加熱装置の位置を調整する位置決め手段と、 ろう付けされた被接合部品の画像を画像データとして出
    力する撮影手段と、 前記撮影手段から出力された画像データをもとに、前記
    被接合部品に形成されたろう材部の形状に基づくろう材
    部情報を生成するろう材部情報生成手段とを備え、 前記位置決め手段は、 前記ろう材部情報に基づいて、前記被接合部品に対する
    加熱の偏りが減ずる方向に、前記加熱装置を移動させる
    ことを特徴とするろう付け装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、 前記撮影手段は、 相互に対向するように配置され、前記被接合部品を2方
    向から撮影する2台のビジョンカメラを含んで構成さ
    れ、 前記ろう材部情報生成手段は、 前記各カメラから出力された画像データのそれぞれを用
    いて、2方向から撮影されたろう材部の各面積を算出
    し、その差分を求め、 前記位置決め手段は、 前記面積の差分に応じて、前記2台のビジョンカメラの
    対向方向とほぼ平行に前記加熱装置を移動させることを
    特徴とするろう付け装置。
  6. 【請求項6】請求項5において、 前記ろう材部情報生成手段は、さらに、 前記各カメラから出力された画像データのうち、ろう材
    部の面積が大きい方の画像データを用いて、該ろう材部
    の重心を算出し、 前記位置決め手段は、 前記ろう材部の重心に応じて、前記2台のビジョンカメ
    ラの前記対向方向とほぼ垂直に前記加熱装置を移動させ
    ることを特徴とするろう付け装置。
  7. 【請求項7】被接合部品のそれぞれを加熱して、被接合
    部品間にろう材を供給するろう付け装置において、 ろう付けされた被接合部品の画像を画像データとして出
    力する撮影手段と、 前記撮影手段から出力された画像データをもとに、前記
    被接合部品に形成されたろう材部の形状を認識する認識
    手段と、 認識されたろう材部の形状から、前記被接合部品にろう
    だれが発生しているか否かを判定するろうだれ判定手段
    と、 前記被接合部品にろうだれが発生していると判定された
    場合に、ろうだれの発生を示す情報を外部に出力する出
    力手段と、を備えたことを特徴とするろう付け装置。
  8. 【請求項8】請求項7において、 前記認識手段は、 前記画像上における前記被接合部品の位置を基準として
    定めた基準線と、前記画像上における前記ろう材部の外
    形線の上に定めた複数のポイントとの、各距離に応じて
    前記ろう材部の形状を認識することを特徴とするろう付
    け装置。
  9. 【請求項9】請求項7または8において、 前記撮影手段は、前記被接合部品を互いに異なる方向か
    ら撮影する複数台のビジョンカメラを含んで構成され、 前記認識手段は、前記各カメラから出力された画像デー
    タのそれぞれに対して、前記ろう材部の形状認識を行
    い、 前記ろうだれ判定手段は、認識された各ろう材部の形状
    をもとに前記被接合部品にろうだれが発生しているか否
    かを判定することを特徴とするろう付け装置。
  10. 【請求項10】被接合部品のそれぞれを加熱して、被接
    合部品間にろう材を供給するろう付け方法において、 ろう付けされた被接合部品をビジョンカメラで撮影して
    画像データを生成し、 前記画像データをもとに、前記被接合部品に形成された
    ろう材部の形状を認識し、 認識したろう材部の形状から、前記被接合部品にろう不
    足が発生しているか否かを判定し、 前記被接合部品にろう不足が発生していると判定した場
    合に、前記ろう材の供給を再開することを特徴とするろ
    う付け方法。
  11. 【請求項11】被接合部品のそれぞれを加熱装置で加熱
    して、被接合部品間にろう材を供給するろう付け方法に
    おいて、 ろう付けされた被接合部品をビジョンカメラで撮影して
    画像データを生成し、 前記画像データをもとに、前記被接合部品に形成された
    ろう材部の面積および/または重心を計算し、 その計算結果に応じて、前記被接合部品に対する前記加
    熱装置の位置を調整することを特徴とするろう付け方
    法。
  12. 【請求項12】被接合部品のそれぞれを加熱して、被接
    合部品間にろう材を供給するろう付け方法において、 ろう付けされた被接合部品をビジョンカメラで撮影して
    画像データを生成し、 前記画像データをもとに、前記被接合部品に形成された
    ろう材部の形状を認識し、 認識したろう材部の形状から、前記被接合部品にろうだ
    れが発生しているか否かを判定し、 前記被接合部品にろうだれが発生していると判定した場
    合に、ろうだれが発生したことを示す情報を外部に出力
    することを特徴とするろう付け方法。
JP8300170A 1996-11-12 1996-11-12 ろう付け方法、および、ろう付け装置 Pending JPH10137929A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8300170A JPH10137929A (ja) 1996-11-12 1996-11-12 ろう付け方法、および、ろう付け装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8300170A JPH10137929A (ja) 1996-11-12 1996-11-12 ろう付け方法、および、ろう付け装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10137929A true JPH10137929A (ja) 1998-05-26

Family

ID=17881595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8300170A Pending JPH10137929A (ja) 1996-11-12 1996-11-12 ろう付け方法、および、ろう付け装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10137929A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2397791A (en) * 2003-01-29 2004-08-04 Vitronics Soltec B V Method and Apparatus for Corrective soldering
JP2016034665A (ja) * 2014-08-04 2016-03-17 デラウェア キャピタル フォーメーション インコーポレイテッド 自動半田付け接続検査を伴う半田ごて
JP2016147308A (ja) * 2015-02-06 2016-08-18 株式会社EBox研究所 アルミニウム製封入管およびろう付け方法
JP6029039B1 (ja) * 2015-07-08 2016-11-24 オーケー インターナショナル,インコーポレイティド 自動はんだ接続検証のためのインテリジェントはんだ付けカートリッジ
WO2019058916A1 (ja) * 2017-09-21 2019-03-28 株式会社日立製作所 接合工程ライン監視システム
CN110174050A (zh) * 2019-05-28 2019-08-27 郑州铁路职业技术学院 基于机器视觉的立面检测装置和检测方法
JP2020022979A (ja) * 2018-08-07 2020-02-13 株式会社日立製作所 ろう付け装置及びろう付け異常検出方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2397791A (en) * 2003-01-29 2004-08-04 Vitronics Soltec B V Method and Apparatus for Corrective soldering
GB2397791B (en) * 2003-01-29 2006-04-19 Vitronics Soltec B V Apparatus and method for corrective soldering
JP2016034665A (ja) * 2014-08-04 2016-03-17 デラウェア キャピタル フォーメーション インコーポレイテッド 自動半田付け接続検査を伴う半田ごて
JP2017070999A (ja) * 2014-08-04 2017-04-13 オーケー インターナショナル,インコーポレイティド 自動半田付け接続検査を伴う半田ごて
JP2016147308A (ja) * 2015-02-06 2016-08-18 株式会社EBox研究所 アルミニウム製封入管およびろう付け方法
JP6029039B1 (ja) * 2015-07-08 2016-11-24 オーケー インターナショナル,インコーポレイティド 自動はんだ接続検証のためのインテリジェントはんだ付けカートリッジ
WO2019058916A1 (ja) * 2017-09-21 2019-03-28 株式会社日立製作所 接合工程ライン監視システム
JP2019056622A (ja) * 2017-09-21 2019-04-11 株式会社日立製作所 接合工程ライン監視システム
US11150196B2 (en) 2017-09-21 2021-10-19 Hitachi, Ltd. Joining process line monitoring system
JP2020022979A (ja) * 2018-08-07 2020-02-13 株式会社日立製作所 ろう付け装置及びろう付け異常検出方法
CN110174050A (zh) * 2019-05-28 2019-08-27 郑州铁路职业技术学院 基于机器视觉的立面检测装置和检测方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH029538B2 (ja)
JPH10137929A (ja) ろう付け方法、および、ろう付け装置
CN104339080B (zh) 用于钢材接合的方法
JPH11104833A (ja) 溶接中の溶接線倣い方法
JP3719764B2 (ja) レーザ溶接製管法におけるシーム倣い方法
US20160039046A1 (en) Method of Beam-Type Joining
JP3198817B2 (ja) 固定管の狭開先突合せ溶接における積層溶接方法
JP3579788B2 (ja) 裏波溶接制御方法及びその装置
KR100671024B1 (ko) 레이저 비전 센서를 이용한 용접 로봇의 스텝 용접 방법 및시스템
JP4090620B2 (ja) 自動溶接装置
JPH08150474A (ja) ビード形状の自動制御方法
JP3463142B2 (ja) 溶接装置
JP2000351071A (ja) 自動溶接システム
JP3263631B2 (ja) 初層溶接方法
JP3408749B2 (ja) 自動溶接装置
JPH1177307A (ja) 自動溶接方法及び自動溶接装置
KR20200089742A (ko) 용접 조업 감시 시스템 및 용접 조업 감시 방법
TW202215177A (zh) 焊接作業程式創建系統、焊接作業程式創建設備和焊接機器人
CN115279531A (zh) 铜构件用自动火焰钎焊装置及铜构件用自动火焰钎焊方法
JP2895289B2 (ja) 溶接自動倣い装置
JP4532977B2 (ja) 溶接品質に優れた電縫鋼管の溶接方法
JPH0788639A (ja) ろう付け装置
JPH0647541A (ja) アークの状況判断方法
JPH06285625A (ja) 自動ろう付け装置
JP3464902B2 (ja) 開先倣い装置