JPH10137811A - 走間接合装置 - Google Patents
走間接合装置Info
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- JPH10137811A JPH10137811A JP30160596A JP30160596A JPH10137811A JP H10137811 A JPH10137811 A JP H10137811A JP 30160596 A JP30160596 A JP 30160596A JP 30160596 A JP30160596 A JP 30160596A JP H10137811 A JPH10137811 A JP H10137811A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 累積誤差の影響を排除し、走行距離が長い場
合でも、先行圧延材と後行圧延材の重ね代と、この重合
せ部に対する金型位置とを正確に位置決めすることがで
きる走間接合装置を提供する。 【解決手段】 圧延方向に走行可能な前部台車12及び
後部台車14と、台車間に連結され両台車間の間隔を伸
縮させる伸縮装置16とを備える。前部台車には、先行
圧延材1の後端部を挟持する後端クランプ装置18と、
先行圧延材の後端を検出する後端検出器19とが取り付
けられ、後部台車には、後行圧延材2の先端部を挟持す
る先端クランプ装置21と、後行圧延材の先端を検出す
る先端検出器22と、が取り付けられ、更に、台車12
又は14のいずれかに、接合装置20が取り付けられて
いる。これにより、先行圧延材の後端部と後行圧延材の
先端部を挟持した後、両台車間の間隔を伸縮させて圧延
材を位置決めする。
合でも、先行圧延材と後行圧延材の重ね代と、この重合
せ部に対する金型位置とを正確に位置決めすることがで
きる走間接合装置を提供する。 【解決手段】 圧延方向に走行可能な前部台車12及び
後部台車14と、台車間に連結され両台車間の間隔を伸
縮させる伸縮装置16とを備える。前部台車には、先行
圧延材1の後端部を挟持する後端クランプ装置18と、
先行圧延材の後端を検出する後端検出器19とが取り付
けられ、後部台車には、後行圧延材2の先端部を挟持す
る先端クランプ装置21と、後行圧延材の先端を検出す
る先端検出器22と、が取り付けられ、更に、台車12
又は14のいずれかに、接合装置20が取り付けられて
いる。これにより、先行圧延材の後端部と後行圧延材の
先端部を挟持した後、両台車間の間隔を伸縮させて圧延
材を位置決めする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱間圧延設備にお
いて圧延材とともに走行しながら、先行圧延材の後端と
後行圧延材の先端とを接合する走間接合装置に係わり、
更に詳しくは、走間接合装置の位置決め装置に関する。
いて圧延材とともに走行しながら、先行圧延材の後端と
後行圧延材の先端とを接合する走間接合装置に係わり、
更に詳しくは、走間接合装置の位置決め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の熱間圧延設備(ホットストリップ
ミル)では、粗圧延機で圧延されたバー材を、それぞれ
別々に仕上圧延機に供給し、所望の板厚のストリップ材
を得ていた。しかし、かかる手段では、圧延材全体を均
一に圧延できず、圧延材の端部(前端部と後端部)に欠
陥が生じやすく圧延材の歩留りを低下させ、かつ噛込み
/尻抜け等のため圧延速度を高速化しにくい問題点があ
った。
ミル)では、粗圧延機で圧延されたバー材を、それぞれ
別々に仕上圧延機に供給し、所望の板厚のストリップ材
を得ていた。しかし、かかる手段では、圧延材全体を均
一に圧延できず、圧延材の端部(前端部と後端部)に欠
陥が生じやすく圧延材の歩留りを低下させ、かつ噛込み
/尻抜け等のため圧延速度を高速化しにくい問題点があ
った。
【0003】かかる問題点を解決するため、本願発明の
発明者等は、先行圧延材と後行圧延材を挟持したまま台
車が走行し、先行圧延材と後行圧延材の端部を還元状態
に保持したまま、接合面を切削加工し、加工面を重ね合
わせて圧接する走間接合装置を創案し出願した(特開平
7−323306号、特願平7−55488号,未公
開、等)。
発明者等は、先行圧延材と後行圧延材を挟持したまま台
車が走行し、先行圧延材と後行圧延材の端部を還元状態
に保持したまま、接合面を切削加工し、加工面を重ね合
わせて圧接する走間接合装置を創案し出願した(特開平
7−323306号、特願平7−55488号,未公
開、等)。
【0004】上述した走間接合装置では、圧延材の重ね
代と、圧延材に対する台車の位置とを正確に位置決めす
る必要がある。すなわち、先行圧延材の後端部と後行圧
延材の先端部を重ね合わせて圧接するため、圧延材の重
ね代の大小は重要であり、大きすぎると圧接装置の必要
圧縮力が過大になり、小さすぎると接合強度が不十分に
なるおそれがある。従って、圧延材の重ね代を最適範囲
(例えば20mm±5mm程度)に位置決めする必要が
ある。
代と、圧延材に対する台車の位置とを正確に位置決めす
る必要がある。すなわち、先行圧延材の後端部と後行圧
延材の先端部を重ね合わせて圧接するため、圧延材の重
ね代の大小は重要であり、大きすぎると圧接装置の必要
圧縮力が過大になり、小さすぎると接合強度が不十分に
なるおそれがある。従って、圧延材の重ね代を最適範囲
(例えば20mm±5mm程度)に位置決めする必要が
ある。
【0005】また、圧延材の重ね代を正確に位置決めし
ても、圧接装置の圧接部(上下の金型)をこの重ね合わ
部に正確に位置決めできなければ、十分な接合強度は得
られない。従って、圧延材に対する金型位置も正確に位
置決め(例えば±5mm程度)する必要がある。そこ
で、本願発明の発明者等は、先行圧延材、後行圧延材、
台車、それぞれを別々の駆動装置で移動(走行)しなが
ら先行圧延材と後行圧延材の重ね代と、この重合せ部に
対する金型位置とを位置決めすることができる走間接合
装置の位置決め方法及び装置を創案し既に出願した(特
願平7−261579号,未公開)。
ても、圧接装置の圧接部(上下の金型)をこの重ね合わ
部に正確に位置決めできなければ、十分な接合強度は得
られない。従って、圧延材に対する金型位置も正確に位
置決め(例えば±5mm程度)する必要がある。そこ
で、本願発明の発明者等は、先行圧延材、後行圧延材、
台車、それぞれを別々の駆動装置で移動(走行)しなが
ら先行圧延材と後行圧延材の重ね代と、この重合せ部に
対する金型位置とを位置決めすることができる走間接合
装置の位置決め方法及び装置を創案し既に出願した(特
願平7−261579号,未公開)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した走間
接合装置の位置決め方法及び装置では、先行圧延材,後
行圧延材,及び走間接合装置(台車)の位置をそれぞれ
所定の基準位置を通過後の時間tと速度vの積、或いは
距離から算出しているため、接合部の位置合わせ精度は
それぞれの制御精度で決まり、特に走行距離が長くなる
とその累積誤差が大きくなり、高精度の位置決めが困難
になる問題点があった。
接合装置の位置決め方法及び装置では、先行圧延材,後
行圧延材,及び走間接合装置(台車)の位置をそれぞれ
所定の基準位置を通過後の時間tと速度vの積、或いは
距離から算出しているため、接合部の位置合わせ精度は
それぞれの制御精度で決まり、特に走行距離が長くなる
とその累積誤差が大きくなり、高精度の位置決めが困難
になる問題点があった。
【0007】本発明はかかる問題点を解決するために創
案されたものである。すなわち、本発明の目的は、上述
した特願平7−261579号の方法及び装置を更に改
善し、累積誤差の影響を排除し、走行距離が長い場合で
も、先行圧延材と後行圧延材の接合位置と、接合装置に
対する接合位置を正確に位置決めすることができる走間
接合装置を提供することにある。
案されたものである。すなわち、本発明の目的は、上述
した特願平7−261579号の方法及び装置を更に改
善し、累積誤差の影響を排除し、走行距離が長い場合で
も、先行圧延材と後行圧延材の接合位置と、接合装置に
対する接合位置を正確に位置決めすることができる走間
接合装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、圧延方
向に走行可能な前部台車及び後部台車と、該台車間に連
結され両台車間の間隔を伸縮させる伸縮装置と、を備
え、前部台車には、先行圧延材の後端部を挟持する後端
クランプ装置と、先行圧延材の後端を検出する後端検出
器と、が取り付けられ、後部台車には、後行圧延材の先
端部を挟持する先端クランプ装置と、後行圧延材の先端
を検出する先端検出器と、が取り付けられ、更に、前部
台車或いは後部台車のいずれかに、先行圧延材と後行圧
延材を接合する接合装置が取り付けられ、これにより、
先行圧延材の後端部と後行圧延材の先端部を挟持した
後、両台車間の間隔を伸縮させて圧延材を位置決めす
る、ことを特徴とする走間接合装置が提供される。
向に走行可能な前部台車及び後部台車と、該台車間に連
結され両台車間の間隔を伸縮させる伸縮装置と、を備
え、前部台車には、先行圧延材の後端部を挟持する後端
クランプ装置と、先行圧延材の後端を検出する後端検出
器と、が取り付けられ、後部台車には、後行圧延材の先
端部を挟持する先端クランプ装置と、後行圧延材の先端
を検出する先端検出器と、が取り付けられ、更に、前部
台車或いは後部台車のいずれかに、先行圧延材と後行圧
延材を接合する接合装置が取り付けられ、これにより、
先行圧延材の後端部と後行圧延材の先端部を挟持した
後、両台車間の間隔を伸縮させて圧延材を位置決めす
る、ことを特徴とする走間接合装置が提供される。
【0009】本発明の好ましい実施形態によれば、前記
後端検出器及び先端検出器は、非接触式センサーであ
る。また、前記伸縮装置は、直動シリンダと変位検出器
からなる、ことが好ましい。
後端検出器及び先端検出器は、非接触式センサーであ
る。また、前記伸縮装置は、直動シリンダと変位検出器
からなる、ことが好ましい。
【0010】上記本発明の構成によれば、前部台車に、
先行圧延材の後端部を挟持する後端クランプ装置と、先
行圧延材の後端を検出する後端検出器(例えば非接触式
の光センサー)とが取り付けられているので、後端検出
器により先行圧延材の後端を検出し、この後端が所定の
接合位置に位置するときに後端クランプ装置により先行
圧延材の後端部を挟持(クランプ)することにより、走
行距離が長い場合でも、累積誤差の影響を排除して先行
圧延材の後端を接合装置(例えば圧接装置の金型)に対
して正確に位置決めすることができる。
先行圧延材の後端部を挟持する後端クランプ装置と、先
行圧延材の後端を検出する後端検出器(例えば非接触式
の光センサー)とが取り付けられているので、後端検出
器により先行圧延材の後端を検出し、この後端が所定の
接合位置に位置するときに後端クランプ装置により先行
圧延材の後端部を挟持(クランプ)することにより、走
行距離が長い場合でも、累積誤差の影響を排除して先行
圧延材の後端を接合装置(例えば圧接装置の金型)に対
して正確に位置決めすることができる。
【0011】また、後部台車に、後行圧延材の先端部を
挟持する先端クランプ装置と、後行圧延材の先端を検出
する先端検出器と、が取り付けられているので、先端検
出器により後行圧延材の先端を検出し、この先端が所定
の位置に位置するときに先端クランプ装置により後行圧
延材の先端部を挟持することにより、後行圧延材の先端
も累積誤差の影響を排除して正確に位置決めすることが
できる。
挟持する先端クランプ装置と、後行圧延材の先端を検出
する先端検出器と、が取り付けられているので、先端検
出器により後行圧延材の先端を検出し、この先端が所定
の位置に位置するときに先端クランプ装置により後行圧
延材の先端部を挟持することにより、後行圧延材の先端
も累積誤差の影響を排除して正確に位置決めすることが
できる。
【0012】更に、先行圧延材の後端部と後行圧延材の
先端部を挟持した際に、後端と先端の位置がそれぞれの
台車上で正確に検出されているので、伸縮装置(例え
ば、直動シリンダと変位検出器)により、両台車間の間
隔を必要量伸縮させることにより両圧延材の重ね代を正
確に位置決めすることができ、前部台車或いは後部台車
のいずれかに取り付けられた接合装置により正確に重ね
代部分を接合することができる。
先端部を挟持した際に、後端と先端の位置がそれぞれの
台車上で正確に検出されているので、伸縮装置(例え
ば、直動シリンダと変位検出器)により、両台車間の間
隔を必要量伸縮させることにより両圧延材の重ね代を正
確に位置決めすることができ、前部台車或いは後部台車
のいずれかに取り付けられた接合装置により正確に重ね
代部分を接合することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を図面を参照して説明する。なお、各図において共通す
る部分には同一の符号を付して重複した説明を省略す
る。図1は、本発明による走間接合装置の全体構成図で
ある。この図において、走間接合装置10は、圧延方向
に走行可能な前部台車12及び後部台車14と、この台
車12,14の間に連結され両台車間の間隔を伸縮させ
る伸縮装置16と、を備えている。前部台車12及び後
部台車14は、それぞれ複数の車輪を有し、この車輪は
圧延方向に延びたレール3上を図示しない駆動装置によ
り走行するようになっている。
を図面を参照して説明する。なお、各図において共通す
る部分には同一の符号を付して重複した説明を省略す
る。図1は、本発明による走間接合装置の全体構成図で
ある。この図において、走間接合装置10は、圧延方向
に走行可能な前部台車12及び後部台車14と、この台
車12,14の間に連結され両台車間の間隔を伸縮させ
る伸縮装置16と、を備えている。前部台車12及び後
部台車14は、それぞれ複数の車輪を有し、この車輪は
圧延方向に延びたレール3上を図示しない駆動装置によ
り走行するようになっている。
【0014】前部台車12には、先行圧延材1の後端部
を挟持する後端クランプ装置18と、先行圧延材1の後
端を検出する後端検出器19と、先行圧延材と後行圧延
材を接合する接合装置20とが取り付けられ、後部台車
14には、後行圧延材2の先端部を挟持する先端クラン
プ装置21と、後行圧延材2の先端を検出する先端検出
器22と、が取り付けられている。接合装置20は、こ
の実施形態では、先行圧延材1と後行圧延材2を圧接す
る圧接装置であるが、本発明はかかる重ね圧接形式に限
定されず、突き合わせ接合等の形式にも適用することが
できる。
を挟持する後端クランプ装置18と、先行圧延材1の後
端を検出する後端検出器19と、先行圧延材と後行圧延
材を接合する接合装置20とが取り付けられ、後部台車
14には、後行圧延材2の先端部を挟持する先端クラン
プ装置21と、後行圧延材2の先端を検出する先端検出
器22と、が取り付けられている。接合装置20は、こ
の実施形態では、先行圧延材1と後行圧延材2を圧接す
る圧接装置であるが、本発明はかかる重ね圧接形式に限
定されず、突き合わせ接合等の形式にも適用することが
できる。
【0015】後端検出器19と先端検出器22は、この
実施形態では、非接触式の光センサー(例えばレーザー
センサー)である。また、図に示すように、後端検出器
19は、先行圧延材1の後端部側面に設置され、水平な
レーザーにより後端位置を検出するようになっており、
先端検出器22は、後行圧延材2の先端部上部に設置さ
れ垂直なレーザーにより先端位置を検出するようになっ
ている。なお、本発明はかかる構成に限定されず、別の
配置であってもよく、或いは別の形式の非接触式センサ
ー、例えば磁気センサー、CCDカメラ、等を用いても
よい。更には、接触式センサーでもよい。例えばテコ方
式のリミットスイッチ等であってもよい。
実施形態では、非接触式の光センサー(例えばレーザー
センサー)である。また、図に示すように、後端検出器
19は、先行圧延材1の後端部側面に設置され、水平な
レーザーにより後端位置を検出するようになっており、
先端検出器22は、後行圧延材2の先端部上部に設置さ
れ垂直なレーザーにより先端位置を検出するようになっ
ている。なお、本発明はかかる構成に限定されず、別の
配置であってもよく、或いは別の形式の非接触式センサ
ー、例えば磁気センサー、CCDカメラ、等を用いても
よい。更には、接触式センサーでもよい。例えばテコ方
式のリミットスイッチ等であってもよい。
【0016】また、前部台車12には、図示しない加工
装置,還元保持装置,等を更に備え、加工装置により接
合面を加工し、還元保持装置により加工面を還元状態に
保持できるようにする。この構成により、加工面を還元
状態に保持しながら、圧接装置20の金型20a,20
bにより、先行圧延材1と後行圧延材2を圧接して接合
することができる。
装置,還元保持装置,等を更に備え、加工装置により接
合面を加工し、還元保持装置により加工面を還元状態に
保持できるようにする。この構成により、加工面を還元
状態に保持しながら、圧接装置20の金型20a,20
bにより、先行圧延材1と後行圧延材2を圧接して接合
することができる。
【0017】伸縮装置16は、図1の実施形態では、直
動シリンダ16aと変位検出器16bからなり、直動シ
リンダ16aの伸縮量を変位検出器16bで検出して前
部台車12と後部台車14の相対位置を正確に位置決め
できるようになっている。直動シリンダ16aは、例え
ば液圧シリンダであり、変位検出器16bには、例えば
マグネスケール等を適用することができる。なお、本発
明はこの構成に限定されず、例えばパルスモータ,サー
ボモータ等により回転駆動されるラックとピニオンの組
み合わせであってもよい。
動シリンダ16aと変位検出器16bからなり、直動シ
リンダ16aの伸縮量を変位検出器16bで検出して前
部台車12と後部台車14の相対位置を正確に位置決め
できるようになっている。直動シリンダ16aは、例え
ば液圧シリンダであり、変位検出器16bには、例えば
マグネスケール等を適用することができる。なお、本発
明はこの構成に限定されず、例えばパルスモータ,サー
ボモータ等により回転駆動されるラックとピニオンの組
み合わせであってもよい。
【0018】図2は、本発明による走間接合装置を用い
た圧延ラインの全体構成図である。この図に示すよう
に、図1に示した走間接合装置10は、粗ミル5(粗圧
延機)と仕上ミル6(仕上圧延機)の間に設置され、圧
延方向に走行できるようになっている。また、粗ミル5
と走間接合装置10との間には、粗ミル5側から、巻取
り巻戻し装置7、切断機9、等が設置されている。な
お、本発明はかかる配置に限定されず、例えば、巻取り
巻戻し装置7、切断機9、等がない場合にも適用でき
る。
た圧延ラインの全体構成図である。この図に示すよう
に、図1に示した走間接合装置10は、粗ミル5(粗圧
延機)と仕上ミル6(仕上圧延機)の間に設置され、圧
延方向に走行できるようになっている。また、粗ミル5
と走間接合装置10との間には、粗ミル5側から、巻取
り巻戻し装置7、切断機9、等が設置されている。な
お、本発明はかかる配置に限定されず、例えば、巻取り
巻戻し装置7、切断機9、等がない場合にも適用でき
る。
【0019】以下、図2に基づき本発明を説明する。走
間接合装置の位置決め装置として、走間接合装置10の
位置を検出する位置検出装置32と、基準位置Oに設置
され圧延材の端面を検出する端面検出器34と、先行圧
延材1の速度を検出する先行速度検出器36と、後行圧
延材2の速度を検出する後行速度検出器38と、走間接
合装置10の走行速度と後行圧延材の送り速度を制御す
る制御装置40とが設けられている。
間接合装置の位置決め装置として、走間接合装置10の
位置を検出する位置検出装置32と、基準位置Oに設置
され圧延材の端面を検出する端面検出器34と、先行圧
延材1の速度を検出する先行速度検出器36と、後行圧
延材2の速度を検出する後行速度検出器38と、走間接
合装置10の走行速度と後行圧延材の送り速度を制御す
る制御装置40とが設けられている。
【0020】また、図2において、圧延材1,2は右か
ら左に送られ、走間接合装置10は、待機状態におい
て、基準位置Oより左側に位置している。以下、基準位
置Oからの距離をLとし、待機位置における走間接合装
置10の位置をΔLとする。また、後行圧延材2は、切
断機9による先端切断後に下流側に送られるため、先行
圧延材1の後端が基準位置Oを通過する時点において、
先行圧延材の後端と後行圧延材の先端との間には、必ず
隙間ができている。従って、後行圧延材2の先端が基準
位置Oを通過する時点までには、時間遅れがあり、この
時間遅れをΔtとする。
ら左に送られ、走間接合装置10は、待機状態におい
て、基準位置Oより左側に位置している。以下、基準位
置Oからの距離をLとし、待機位置における走間接合装
置10の位置をΔLとする。また、後行圧延材2は、切
断機9による先端切断後に下流側に送られるため、先行
圧延材1の後端が基準位置Oを通過する時点において、
先行圧延材の後端と後行圧延材の先端との間には、必ず
隙間ができている。従って、後行圧延材2の先端が基準
位置Oを通過する時点までには、時間遅れがあり、この
時間遅れをΔtとする。
【0021】図3は、位置決め方法の説明図であり、図
4はこれに対応した作動説明図である。制御装置40に
より、(a)端面検出器34による先行圧延材1の後端
検出時からの経過時間を基準時間tとし、(b)先行速
度検出器36による先行圧延材1の速度と基準時間tか
ら先行圧延材1の後端位置を演算し、(c)走間接合装
置10の速度を調整して、走間接合装置10を先行圧延
材1に対して位置決めし、(d)端面検出器34による
後行圧延材2の先端検出時からの経過時間を参照時間
t′とし、(e)後行速度検出器38による後行圧延材
2の速度と参照時間t′から後行圧延材2の先端位置を
演算し、同時に後行圧延材2の速度を調整して、先行圧
延材1と走間接合装置10に対して後行圧延材2を位置
決めする、ようになっている。
4はこれに対応した作動説明図である。制御装置40に
より、(a)端面検出器34による先行圧延材1の後端
検出時からの経過時間を基準時間tとし、(b)先行速
度検出器36による先行圧延材1の速度と基準時間tか
ら先行圧延材1の後端位置を演算し、(c)走間接合装
置10の速度を調整して、走間接合装置10を先行圧延
材1に対して位置決めし、(d)端面検出器34による
後行圧延材2の先端検出時からの経過時間を参照時間
t′とし、(e)後行速度検出器38による後行圧延材
2の速度と参照時間t′から後行圧延材2の先端位置を
演算し、同時に後行圧延材2の速度を調整して、先行圧
延材1と走間接合装置10に対して後行圧延材2を位置
決めする、ようになっている。
【0022】図3における横軸は基準時間t及び参照時
間t′を示しており、縦軸は基準位置Oからの距離Lを
示している。上記(a)(b)において、先行圧延材1
の速度は、下流側の仕上ミル6によって通常一定に保持
されるため、先行圧延材1の後端位置は、図に1で示す
原点を通る直線で表示される。また、図4(A)は、基
準時間tがゼロにおける位置関係を示している。
間t′を示しており、縦軸は基準位置Oからの距離Lを
示している。上記(a)(b)において、先行圧延材1
の速度は、下流側の仕上ミル6によって通常一定に保持
されるため、先行圧延材1の後端位置は、図に1で示す
原点を通る直線で表示される。また、図4(A)は、基
準時間tがゼロにおける位置関係を示している。
【0023】次いで、上記(c)において、図3に破線
で示すように、走間接合装置10を高速で走行させて、
先行圧延材1に追いつき(a点)、速度を微調整して走
間接合装置10の金型位置と先行圧延材1の後端部とを
正確に位置決めする。
で示すように、走間接合装置10を高速で走行させて、
先行圧延材1に追いつき(a点)、速度を微調整して走
間接合装置10の金型位置と先行圧延材1の後端部とを
正確に位置決めする。
【0024】図1に示した本発明の構成によれば、走間
接合装置10の前部台車12に、後端クランプ装置1
8、後端検出器19、及び圧接装置20が取り付けられ
ているので、後端検出器19により先行圧延材1の後端
を検出し、この後端が所定の圧接位置に位置するときに
後端クランプ装置18により先行圧延材1の後端部を挟
持(クランプ)することにより、走行距離Lが長い場合
でも、累積誤差の影響を排除して先行圧延材1の後端を
圧接装置(特に金型20a,20b)に対して正確に位
置決めすることができる。図4(C)はこの状態におけ
る位置関係を示している。
接合装置10の前部台車12に、後端クランプ装置1
8、後端検出器19、及び圧接装置20が取り付けられ
ているので、後端検出器19により先行圧延材1の後端
を検出し、この後端が所定の圧接位置に位置するときに
後端クランプ装置18により先行圧延材1の後端部を挟
持(クランプ)することにより、走行距離Lが長い場合
でも、累積誤差の影響を排除して先行圧延材1の後端を
圧接装置(特に金型20a,20b)に対して正確に位
置決めすることができる。図4(C)はこの状態におけ
る位置関係を示している。
【0025】一方、上記(d)において、図3に実線で
示すように、端面検出器34により後行圧延材2の先端
を検出し(図4(B)に相当する)、次いで、(e)に
おいて、後行圧延材2を高速で移動させて、先行圧延材
1に追いつき(b点)、速度を微調整して走間接合装置
10の金型位置と後行圧延材2の先端部とを正確に位置
決めする。
示すように、端面検出器34により後行圧延材2の先端
を検出し(図4(B)に相当する)、次いで、(e)に
おいて、後行圧延材2を高速で移動させて、先行圧延材
1に追いつき(b点)、速度を微調整して走間接合装置
10の金型位置と後行圧延材2の先端部とを正確に位置
決めする。
【0026】図1に示した本発明の構成によれば、走間
接合装置10の後部台車14に、先端クランプ装置21
及び先端検出器22が取り付けられているので、先端検
出器22により後行圧延材2の先端を検出し、この先端
が所定の位置に位置するときに先端クランプ装置21に
より後行圧延材2の先端部を挟持することにより、後行
圧延材2の先端も走行距離Lによる累積誤差の影響を排
除して正確に位置決めすることができる。図4(D)は
この状態における位置関係を示している。
接合装置10の後部台車14に、先端クランプ装置21
及び先端検出器22が取り付けられているので、先端検
出器22により後行圧延材2の先端を検出し、この先端
が所定の位置に位置するときに先端クランプ装置21に
より後行圧延材2の先端部を挟持することにより、後行
圧延材2の先端も走行距離Lによる累積誤差の影響を排
除して正確に位置決めすることができる。図4(D)は
この状態における位置関係を示している。
【0027】更に図1に示した本発明の構成によれば、
図4(D)の状態において、先行圧延材1の後端部と後
行圧延材2の先端部を挟持した際に、後端と先端の位置
がそれぞれの台車上で正確に検出されているので、伸縮
装置16により、両台車間の間隔を必要量伸縮させるこ
とにより両圧延材の重ね代を正確に位置決めすることが
できる。
図4(D)の状態において、先行圧延材1の後端部と後
行圧延材2の先端部を挟持した際に、後端と先端の位置
がそれぞれの台車上で正確に検出されているので、伸縮
装置16により、両台車間の間隔を必要量伸縮させるこ
とにより両圧延材の重ね代を正確に位置決めすることが
できる。
【0028】その後、走間接合装置10(前部台車12
及び後部台車14)により走行しながら先行圧延材1の
後端と後行圧延材2の先端とを接合し、次いで、後端ク
ランプ装置18、先端クランプ装置21、及び圧接装置
20を開放し、前部台車12及び後部台車14が後退し
て待機位置に復帰する。なお、本発明は上述した実施形
態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
変更できることは勿論である。
及び後部台車14)により走行しながら先行圧延材1の
後端と後行圧延材2の先端とを接合し、次いで、後端ク
ランプ装置18、先端クランプ装置21、及び圧接装置
20を開放し、前部台車12及び後部台車14が後退し
て待機位置に復帰する。なお、本発明は上述した実施形
態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
変更できることは勿論である。
【0029】
【発明の効果】上述したように、本発明の走間接合装置
は、累積誤差の影響を排除し、走行距離が長い場合で
も、先行圧延材と後行圧延材の接合位置と、接合装置に
対する接合位置を正確に位置決めすることができる、等
の優れた効果を有する。
は、累積誤差の影響を排除し、走行距離が長い場合で
も、先行圧延材と後行圧延材の接合位置と、接合装置に
対する接合位置を正確に位置決めすることができる、等
の優れた効果を有する。
【図1】本発明による走間接合装置の全体構成図であ
る。
る。
【図2】本発明による走間接合装置を用いた圧延ライン
の全体構成図である。
の全体構成図である。
【図3】本発明の走間接合装置による位置決め方法の説
明図である。
明図である。
【図4】本発明による装置の作動説明図である。
1 先行圧延材 2 後行圧延材 3 レール 5 粗ミル 6 仕上ミル 7 巻取り巻戻し装置 9 切断機 10 走間接合装置 12 前部台車 14 後部台車 16 伸縮装置 18 後端クランプ装置 19 後端検出器 20 接合装置(圧接装置) 21 先端クランプ装置 22 先端検出器 32 位置検出装置 34 端面検出器 36 先行速度検出器 38 後行速度検出器 40 制御装置 O 基準位置 L 基準位置からの距離 t 基準時間 t′参照時間
フロントページの続き (72)発明者 田添 信広 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜エンジニアリ ングセンター内 (72)発明者 沖 正海 大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金 属工業株式会社内 (72)発明者 坂本 浩一 大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金 属工業株式会社内 (72)発明者 岡田 誠司 大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金 属工業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 圧延方向に走行可能な前部台車及び後部
台車と、該台車間に連結され両台車間の間隔を伸縮させ
る伸縮装置と、を備え、 前部台車には、先行圧延材の後端部を挟持する後端クラ
ンプ装置と、先行圧延材の後端を検出する後端検出器
と、が取り付けられ、 後部台車には、後行圧延材の先端部を挟持する先端クラ
ンプ装置と、後行圧延材の先端を検出する先端検出器
と、が取り付けられ、 更に、前部台車或いは後部台車のいずれかに、先行圧延
材と後行圧延材を接合する接合装置が取り付けられ、こ
れにより、先行圧延材の後端部と後行圧延材の先端部を
挟持した後、両台車間の間隔を伸縮させて圧延材を位置
決めする、ことを特徴とする走間接合装置。 - 【請求項2】 前記後端検出器及び先端検出器は、非接
触式センサーである、ことを特徴とする請求項1に記載
の走間接合装置。 - 【請求項3】 前記伸縮装置は、直動シリンダと変位検
出器からなる、ことを特徴とする請求項1又は2に記載
の走間接合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30160596A JPH10137811A (ja) | 1996-11-13 | 1996-11-13 | 走間接合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30160596A JPH10137811A (ja) | 1996-11-13 | 1996-11-13 | 走間接合装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10137811A true JPH10137811A (ja) | 1998-05-26 |
Family
ID=17898967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30160596A Pending JPH10137811A (ja) | 1996-11-13 | 1996-11-13 | 走間接合装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10137811A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007119145A (ja) * | 2005-10-26 | 2007-05-17 | Nippon Filing Co Ltd | 搬送台車 |
KR101204927B1 (ko) | 2010-06-30 | 2012-11-26 | 현대제철 주식회사 | 압연재 수평 이송 장치 및 방법 |
-
1996
- 1996-11-13 JP JP30160596A patent/JPH10137811A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007119145A (ja) * | 2005-10-26 | 2007-05-17 | Nippon Filing Co Ltd | 搬送台車 |
KR101204927B1 (ko) | 2010-06-30 | 2012-11-26 | 현대제철 주식회사 | 압연재 수평 이송 장치 및 방법 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20041116 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050301 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050623 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |