JPH101377A - 軽量気泡コンクリートパネルの表面処理方法 - Google Patents

軽量気泡コンクリートパネルの表面処理方法

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JPH101377A
JPH101377A JP17567096A JP17567096A JPH101377A JP H101377 A JPH101377 A JP H101377A JP 17567096 A JP17567096 A JP 17567096A JP 17567096 A JP17567096 A JP 17567096A JP H101377 A JPH101377 A JP H101377A
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resin
cellular concrete
lightweight cellular
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panel
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JP17567096A
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Takahisa Hattori
貴久 服部
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Clion Co Ltd
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Onoda ALC Co Ltd
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
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    • C04B41/45Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表面引張り強度がすぐれ、塗装などの仕上げ加
工層の剥離・脱落を生じることのない軽量気泡コンクリ
ートパネルを、短時間で安定かつ効率的に製造できる表
面処理方法を提供する。 【解決手段】本発明の表面処理方法は、絶乾かさ比重
0.6以下の軽量気泡コンクリートパネルの表面に、水
系エマルジョン樹脂を0.1〜0.5Kg/m2塗布す
ることにより、前記パネルの表面を強化することを特徴
とする。本発明においては、軽量気泡コンクリートパネ
ルの少なくとも切削または切断面の表面に水系エマルジ
ョン樹脂を塗布すること、水系エマルジョン樹脂の樹脂
成分が、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、スチレン樹脂お
よびウレタン樹脂から選ばれた少なくとも1種であるこ
と、水系エマルジョン樹脂の粘度が10dpa.s以
下、樹脂固形分濃度が3〜20重量%であること、およ
び軽量気泡コンクリートパネルの表面に、水系エマルジ
ョン樹脂を塗布した後、さらにその表面にフィラー塗装
および/または接着剤塗装を行うことが望ましい条件で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として建物の内
外壁に使用される軽量気泡コンクリートパネルの表面特
性、特に表面引張り強度を安定かつ効率的に向上させる
ことができる表面処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】軽量気泡コンクリートパネルは、他のコ
ンクリートに比べて多孔質であるため、軽量性および断
熱性がすぐれており、これらの特性を生かして建築材
料、例えば建物の内外壁などの用途に広く使用されてい
る。しかるに、軽量気泡コンクリートパネルは、一般に
絶乾かさ比重0.6前後で使用されており、その表面引
張り強度は平均約4.0Kgf/cm2 以上であるが、
しばしば表面引張り強度4.0Kgf/cm2 以下の低
強度のものが存在し、しかもこれら軽量気泡コンクリー
トパネルは切削または切断加工した場合に、このパネル
の加工面の強度が著しく低下してしまうという問題があ
った。
【0003】そこで、軽量気泡コンクリートパネルにお
いては、表面に塗装またはタイル張りなどの仕上げ加工
が施工されているのが一般的であるが、その切削・切断
面などの脆弱面から仕上げ加工層が剥離し脱落するとい
う問題を依然として包含していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術における問題点の解決を課題として検討した結果
達成されたものである。したがって、本発明の目的は、
表面引張り強度がすぐれ、塗装などの仕上げ加工層の剥
離・脱落を生じることのない軽量気泡コンクリートパネ
ルを、短時間で安定かつ効率的に製造する方法を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の軽量気泡コンクリートパネルの表面加工
方法は、絶乾かさ比重0.6以下の軽量気泡コンクリー
トパネルの表面に、水系エマルジョン樹脂を0.1〜
0.5Kg/m2 塗布することにより、前記パネルの表
面を強化することを特徴とする。
【0006】なお、本発明の表面加工方法においては、
軽量気泡コンクリートパネルの少なくとも切削または切
断面の表面に水系エマルジョン樹脂を塗布すること、水
系エマルジョン樹脂の樹脂成分が、アクリル樹脂、エポ
キシ樹脂、スチレン樹脂およびウレタン樹脂から選ばれ
た少なくとも1種であること、水系エマルジョン樹脂の
粘度が10dpa.s以下、樹脂固形分濃度が3〜20
重量%であること、および軽量気泡コンクリートパネル
の表面に、水系エマルジョン樹脂を塗布した後、さらに
その表面にフィラー塗装および/または接着剤塗装を行
うことが望ましい条件であり、これらの場合には一層す
ぐれた効果を得ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の構成・効果を詳述
する。本発明において使用する軽量気泡コンクリートパ
ネルとは、コンクリートに公知の発泡剤と適量の水を添
加し、混練・成形・脱水して得られる、いわゆる軽量気
泡コンクリートおよび比重が軽量気泡コンクリート以下
のパネル状成型品であって、一般に約10〜20%の水
分を含み、その絶乾かさ比重が0.6以下、特に0.5
5(JIS規格)以下の範囲にあることが重要な条件で
ある。
【0008】本発明においては、上記軽量気泡コンクリ
ートパネルの表面改質剤として、水系エマルジョン樹脂
を使用する。水系エマルジョン樹脂の樹脂成分として
は、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、スチレン樹脂および
ウレタン樹脂が挙げられ、これらは2種以上の組合わ
せ、または相互反応体や複合体として使用することも可
能である。
【0009】水系エマルジョン樹脂とは、上記樹脂成分
を適宜の分散剤を使用して水に分散させた分散液を意味
し、その粘度は10dpa.s以下、特に5dpa.s
以下、樹脂固形分濃度は3〜20重量%、特に5〜15
重量%の範囲にあることが好ましい。水系エマルジョン
樹脂の粘度が10dpa.sを越える場合および樹脂固
形分濃度が20重量%を越える場合は、軽量気泡コンク
リートパネルに対する含浸性が低下して作業効率が悪化
し、また樹脂固形分濃度が3重量%未満では、これを塗
布したパネルの表面引張り強度改良効果が不十分となる
ため好ましくない。
【0010】軽量気泡コンクリートパネルの表面に対す
る水系エマルジョン樹脂の塗布量は、樹脂固形分換算で
0.1〜0.5Kg/m2 、特に0.2〜0.4Kg/
2の範囲とすることが重要であり、0.1Kg/m2
未満ではパネルの表面引張り強度改良効果が不十分であ
り、0.5Kg/m2 を越えると表面引張り強度改良効
果が飽和し、かえって不経済となるため好ましくない。
【0011】水系エマルジョン樹脂の軽量気泡コンクリ
ートパネル表面に対する塗布方法としては、従来公知の
刷毛塗り塗装、吹き付け塗装および浸漬塗装などを採用
することができる。
【0012】軽量気泡コンクリートパネルは水分を吸収
しやすいパネルであるため、水系エマルジョン樹脂を使
用する場合には、樹脂成分を短時間で塗布することがで
き、以降の仕上げ工程における中塗りや上塗りまでの作
業時間を著しく短縮することができる。また軽量気泡コ
ンクリートパネルは10〜20%程度の水分を含んでい
るため、水系エマルジョン樹脂との相溶性にすぐれてお
り、樹脂はパネル内部に吸収されると同時に、パネル外
側に蒸発されるため乾燥硬化が速くなり、パネルの表面
引張り強度を著しく向上させることができる。
【0013】一方、水系エマルジョン樹脂の代わりに溶
剤で希釈した樹脂溶液を使用する場合には、溶剤が予め
パネルに含まれている水分と反発して外側に蒸発するた
め、乾燥に時間がかかるとともに、パネル内部に浸透し
ないことから、表面引張り強度の向上効果を期待するこ
とができない。
【0014】なお、軽量気泡コンクリートパネルの表面
引張り強度は、前述のごとくそのパネルの絶乾かさ比重
と密接に関係し、絶乾かさ比重が0.6以下のものは表
面引張り強度がしばしば約4.0Kgf/cm2 以下と
なる。したがって、本発明の表面処理方法を絶乾かさ比
重0.6以下の軽量気泡コンクリートパネルの表面全体
に施した場合有用となるが、なかでも特に表面強度低下
が著しい切削または切断面の表面に選択的に水系エマル
ジョン樹脂を塗布することによって、パネルの全体強度
をさらに高めることが可能となり、本発明の効果が顕著
になる。
【0015】上記本発明の表面処理法により形成された
強化層上には、次いでさらにフィラー塗装および/また
は接着剤塗装などの仕上げ加工を行うことができ、この
場合には前記強化層の作用によってパネル表面と仕上げ
層との間の親和性が向上し、仕上げ層の剥離・脱落を効
果的に防止することができる。
【0016】なお、本発明の表面処理は、必ずしも仕上
げのための中間層形成に限られるものではなく、場合に
よってはパネルの仕上げ層を設けない面に水系エマルジ
ョン樹脂を塗布することにによって、パネルの欠け、破
損、表面粉落ちなどを効果的に防止することができる。
また、本発明の表面処理によれば、パネル表面に対し、
表面引張り強度のみならず、表面撥水性をも併せて付与
することが可能である。
【0017】
【実施例】以下に、実施例により本発明の構成および効
果についてさらに説明する。 [実施例1]絶乾かさ比重:0.52、水分含量:20
%の軽量気泡コンクリートパネルの仕上げ表面、目地部
分および切削面に、スチレンアクリル樹脂(昭和高分子
(株)製“ポリゾール”)を樹脂成分とする粘度:3d
pa.s、樹脂固形分濃度:15重量%の水系エマルジ
ョン樹脂を、刷毛塗りにより0.2Kg/m2 の厚さで
塗布した。
【0018】塗布してから2〜3分後にさらにタイル用
モルタル接着剤(中部工業(株)製“K−tac”)を
2〜3mmの厚さでしごき塗りした後、タイルを貼り付
け、目地の通りを調整し、翌日目地埋めを行って仕上げ
た。このようにして得られたパネルの特に表面強度低下
の著しい切削面について、建研式接着力試験機を用いて
表面引張り強度を測定した結果、5.3Kgf/cm2
とすぐれた値を有していた。
【0019】[比較例1]実施例1と同様の軽量気泡コ
ンクリートパネルの表面に対し、水系エマルジョン樹脂
を塗布することなく、直接タイル用モルタル接着剤を塗
布し、次いでタイル貼りしたパネルの切削面の表面引張
り強度を測定した結果は、1.5Kgf/cm2 と劣る
ものであった。
【0020】[比較例2]実施例1において、水系エマ
ルジョンスチレンアクリル樹脂の塗布量を0.05Kg
/m2 とした以外は同様にして得られたパネルの切削面
の表面引張り強度を測定した結果は、2.3Kgf/c
2 と劣るものであった。
【0021】[実施例2]実施例1と同様の軽量気泡コ
ンクリートパネルの表面に対し、アクリル・エポキシ樹
脂(昭和高分子株式会社製)を樹脂成分とする粘度:5
dpa.s、樹脂固形分濃度:5重量%の水系エマルジ
ョン樹脂を、刷毛塗りにより0.2Kg/m2 の厚さで
塗布した。
【0022】塗布してから2〜3分後にさらに主材(菊
水化学工業(株)製“キクスイ弾性タイル”)を2mm
の厚さで塗装し、翌日仕上げ塗材(菊水化学工業(株)
製〓“キクスイ弾性一液仕上げ塗材”)を0.2mmの
厚さで吹付け塗装した。このようにして得られたパネル
の特に表面強度低下の著しい切削面について、建研式接
着力試験機を用いて表面引張り強度を測定した結果、
6.1Kgf/cm2 とすぐれた値を有していた。
【0023】[実施例3]実施例1と同様の軽量気泡コ
ンクリートパネルの表面に対し、スチレン・アクリル・
ウレタン樹脂(昭和高分子株式会社製“ポリゾール”)
を樹脂成分とする粘度:2dpa.s、樹脂固形分濃
度:5重量%の水系エマルジョン樹脂を、刷毛塗りによ
り0.2Kg/m2 の厚さで塗布した。
【0024】塗布してから2〜3分後にさらに主材(菊
水化学工業(株)製“キクスイ弾性タイル”)を2mm
の厚さで塗装し、翌日仕上げ塗材(菊水化学工業(株)
製〓“キクスイ弾性一液仕上げ塗材”)を0.2mmの
厚さで吹付け塗装した。このようにして得られたパネル
の特に表面強度低下の著しい切削面について、建研式接
着力試験機を用いて表面引張り強度を測定した結果、
4.9Kgf/cm2 とすぐれた値を有していた。
【0025】[実施例4]実施例1と同様の軽量気泡コ
ンクリートパネルの表面に対し、アクリル樹脂〓
((株)カネボウエヌエスシー製)を樹脂成分とする粘
度:0.5dpa.s、樹脂固形分濃度:15重量%の
水系エマルジョン樹脂を、刷毛塗りにより0.2Kg/
2 の厚さで塗布した。塗布してから2〜3分後にさら
に主材(菊水化学工業(株)製“キクスイ弾性タイ
ル”)を2mmの厚さで塗装し、翌日仕上げ塗材(菊水
化学工業(株)製〓“キクスイ弾性一液仕上げ塗材”)
を0.2mmの厚さで吹付け塗装した。このようにして
得られたパネルの特に表面強度低下の著しい切削面につ
いて、建研式接着力試験機を用いて表面引張り強度を測
定した結果、5.3Kgf/cm2 とすぐれた値を有し
ていた。
【0026】[比較例3]実施例1と同様の軽量気泡コ
ンクリートパネルの表面に対し、溶剤系アクリル・ウレ
タン(昭和高分子株式会社製)を樹脂成分とする粘度:
1dpa.s、樹脂固形分濃度:10重量%の溶剤溶解
樹脂を、刷毛塗りにより0.2Kg/m2の厚さで塗布
した。塗布してから1時間後にさらに主材(菊水化学工
業(株)製“キクスイ弾性タイル”)を2mmの厚さで
塗装し、翌日仕上げ塗材(菊水化学工業(株)製“キク
スイ弾性一液仕上げ塗材”)を0.2mmの厚さで吹付
け塗装した。このようにして得られたパネルの特に表面
強度低下の著しい切削面について、建研式接着力試験機
を用いて表面引張り強度を測定した結果は、1.3Kg
f/cm2 と劣るものであった。
【0027】また、溶剤溶解樹脂を塗布してから1日後
にさらに上記主材を同様に塗装し、翌日上記仕上げ塗材
を同様に吹付け塗装したパネルの切削面について、建研
式接着力試験機を用いて表面引張り強度を測定した結果
は、4.3Kgf/cm2 であった。上記の結果から明
らかなように、本発明の表面処理方法によれば、表面引
張り強度が4.0Kgf/cm2 以上のパネルを、短時
間でかつ効率的に得ることができる。
【0028】一方、水系エマルジョン樹脂を塗布しない
場合(比較例1)および水系エマルジョン樹脂の塗布量
が少ない場合(比較例2)は、本発明に比しきわめて表
面引張り強度の劣るパネルしか得られず、溶剤溶解樹脂
を使用する場合(比較例3)には、仕上げ加工までに1
日間を必要とし、それでもなお本発明よりも低レベルの
表面引張り強度のパネルしか得られないことから非効率
的である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の軽量気泡
コンクリートパネルの表面処理方法によれば、表面引張
り強度がすぐれ、塗装などの仕上げ加工層の剥離・脱落
を生じることのない軽量気泡コンクリートパネルを、短
時間で安定かつ効率的に製造することができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶乾かさ比重0.6以下の軽量気泡コ
    ンクリートパネルの表面に、水系エマルジョン樹脂を
    0.1〜0.5Kg/m2 塗布することにより、前記パ
    ネルの表面を強化することを特徴とする軽量気泡コンク
    リートパネルの表面処理方法。
  2. 【請求項2】 軽量気泡コンクリートパネルの少なく
    とも切削または切断面の表面に水系エマルジョン樹脂を
    塗布することを特徴とする請求項1記載の軽量気泡コン
    クリートパネルの表面処理方法。
  3. 【請求項3】 水系エマルジョン樹脂の樹脂成分が、
    アクリル樹脂、エポキシ樹脂、スチレン樹脂およびウレ
    タン樹脂から選ばれた少なくとも1種であることを特徴
    とする請求項1または2記載の軽量気泡コンクリートパ
    ネルの表面処理方法。
  4. 【請求項4】 水系エマルジョン樹脂の粘度が10d
    pa.s以下、樹脂固形分濃度が3〜20重量%である
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の軽
    量気泡コンクリートパネルの表面処理方法。
  5. 【請求項5】 軽量気泡コンクリートパネルの表面
    に、水系エマルジョン樹脂を塗布した後、さらにその表
    面にフィラー塗装および/または接着剤塗装を行うこと
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の軽量気
    泡コンクリートパネルの表面処理方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000256080A (ja) * 1999-03-10 2000-09-19 Asahi Chem Ind Co Ltd 無機塗膜層を有するalcパネル
JP2002012482A (ja) * 2000-06-22 2002-01-15 Matsushita Electric Works Ltd 窯業系基材切削部の補強方法

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