JPH10136610A - エンジン駆動発電機 - Google Patents

エンジン駆動発電機

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JPH10136610A
JPH10136610A JP29190996A JP29190996A JPH10136610A JP H10136610 A JPH10136610 A JP H10136610A JP 29190996 A JP29190996 A JP 29190996A JP 29190996 A JP29190996 A JP 29190996A JP H10136610 A JPH10136610 A JP H10136610A
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engine
shaft
rotor
rotor core
outer periphery
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Masaru Narutomi
賢 成富
Masakazu Ashikawa
雅一 芦川
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Kokusan Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで作成できるエンジン駆動発電機を
得る。 【解決手段】 固定子3と回転子2とを備え、固定子3
をエンジン6のエンジンケース7に支持させ、回転子2
をエンジン6のエンジン軸5の回転で駆動させる。エン
ジン軸5の外周に、回転子2の積層構造の回転子鉄心9
を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば携帯発電機
等として用いられるエンジン駆動発電機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図6及び図7(A)(B)は、従来のこ
の種のエンジン駆動発電機の構造を示したものである。
【0003】このエンジン駆動発電機1は、界磁用の回
転子2とその外周に配置された発電用の固定子3とを備
え、回転子2は回転子軸4を介してエンジン6のエンジ
ン軸5に連結されて回転駆動されるようになっており、
固定子3はエンジンケース7側に支持されている。
【0004】回転子2は、打抜き品よりなる多数枚の鉄
板8を順層積層にて加締めて形成された回転子鉄心9
と、その2つの極部9aに樹脂ボビン10を介して巻装
されて含浸樹脂で固定された回転子巻線11とで構成さ
れている。回転子鉄心9は、各鉄板8に打ち出しで設け
たV型突起8aを、隣に積層される鉄板のV型突起8a
の突出側の面とは反対側の面に該V型突起8aの打ち出
しにより形成される図示しないV溝に嵌めることによ
り、層間でずれが生じないように順層積層にて加締めて
形成されている。またこの回転子2の中心には、その積
層方向に貫通させて軸嵌合孔12が設けられている。
【0005】このような回転子2は、その回転子鉄心9
の軸嵌合孔12を回転子軸4の外周の長手方向の中間部
分に嵌着することにより該回転子軸4に固定されてい
る。
【0006】回転子軸4は、その基端のテーパ孔13を
エンジン軸5の先端のテーパ部14に嵌め、回転子軸4
を貫通する取付けボルト15でエンジン軸5の先端に固
定されている。
【0007】回転子軸4の基端外周には、回転子2及び
固定子3を冷却する冷却ファン16のボス部16aが嵌
着されている。
【0008】固定子3は、回転子鉄心9と同様に、打抜
き品よりなる多数枚の鉄板を順層積層にて加締めて形成
された固定子鉄心17と、その内周の各溝部に絶縁紙1
8を介して挿入されて含浸樹脂で固定された固定子巻線
19とで構成されている。
【0009】冷却ファン16の全体と回転子鉄心9の一
端部とは、エンジンケース7の発電機収容筒部7aの発
電機収容室7b内に収容されている。この場合、冷却フ
ァン16の外径は発電機収容室7bの内径より小さく形
成されていて、冷却ファン16が発電機収容室7b内で
フリーに回転できるようになっている。発電機収容筒部
7aの先端内周には、発電機収容室7bの内径より大径
で、固定子鉄心17の一端部外周を密着嵌合させる密着
嵌合孔部7cが設けられ、この密着嵌合孔部7cに固定
子鉄心17の一端部外周のみが密着嵌合されている。
【0010】このようにして位置決めされた固定子鉄心
17の内周に回転子鉄心9の外周が対向するようにし
て、該回転子鉄心9は回転子軸4の外周に位置決めされ
ている。
【0011】発電機収容筒部7aの先端からの回転子2
及び固定子3の露出部分を覆うようにして、エンジンケ
ース7と反対側の部分にキャップ状の固定子カバー20
が配置されている。この固定子カバー20は、その開口
端側の外周の突部20aに取付けボルト21を通し、該
開口端側の内周の密着嵌合孔部20bに固定子鉄心17
の他端部外周を密着嵌合させた状態で、換言すれば固定
子鉄心17の両端部を発電機収容筒部7aと固定子カバ
ー20とで挟持した状態で、取付けボルト21の先端を
エンジンケース7に螺合させることにより該エンジンケ
ース7に固定されている。固定子カバー20の内面中央
には環状のボス部20cが突設され、このボス部20c
内に嵌合された軸受22で回転子軸4が回転自在に支持
されている。
【0012】冷却ファン16に隣接してエンジンケース
7に冷却風の吸込み口23aが複数設けられ、固定子カ
バー20には冷却風の排出口23bが設けられている。
【0013】このようなエンジン駆動発電機1では、エ
ンジン軸5の回転によりこれに連結されている回転子軸
4を介して界磁用の回転子2が回転駆動され、発電用の
固定子3の固定子巻線19から発電出力が得られる。こ
のとき回転子軸4の回転により冷却ファン16も一緒に
回転駆動されて、エンジンケース7の吸込み口23aか
ら冷却風を吸込み、固定子カバー20の排出口23bか
ら排出させることにより、回転子2と固定子3とを冷却
する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなエンジン駆動発電機では、回転子軸4を備え、該回
転子軸4の基端のテーパ孔13をエンジン軸5の先端の
テーパ部14に嵌め、回転子軸4を貫通する取付けボル
ト15で該回転子軸4をエンジン軸5の先端に固定し、
且つ回転子軸4は軸受22で回転自在に支持しているの
で、部品点数が増え、且つ回転子軸4とエンジン軸5の
連結部分の加工工数及び取付け工数が増え、コストアッ
プする問題点があった。
【0015】また、回転子軸4に対する回転子鉄心9の
回り止めは、一般に回転子軸4の外周と回転子鉄心9の
内周とにキー溝を設け、これらキー溝にキーを差し込ん
で行っているが、キーは寸法精度が厳しく、機能の割り
には高価で、全体としてコストアップする問題点があっ
た。
【0016】本発明の目的は、低コストで作成できるエ
ンジン駆動発電機を提供することにある。
【0017】本発明の他の目的は、回転子鉄心の回り止
めを低コストで行えるエンジン駆動発電機を提供するこ
とにある。
【0018】本発明の他の目的は、回転子鉄心のエンジ
ン軸に対する回り止めと位置決めとを低コストで簡単に
行えるエンジン駆動発電機を提供することにある。
【0019】本発明の他の目的は、冷却ファンを回転子
鉄心の押さえ手段として兼用できるエンジン駆動発電機
を提供することにある。
【0020】本発明の他の目的は、固定子鉄心の全体を
安定してエンジンケースに支持させることができるエン
ジン駆動発電機を提供することにある。
【0021】本発明の更に他の目的は、エンジンケース
の発電機収容筒部に対する回転子鉄心の取付けを容易に
行えるエンジン駆動発電機を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、固定子と回転
子とを備え、固定子がエンジンのエンジンケースに支持
されて、回転子がエンジンのエンジン軸の回転で駆動さ
れるエンジン駆動発電機を改良するものである。
【0023】本発明に係るエンジン駆動発電機において
は、エンジン軸の外周に回転子の積層構造の回転子鉄心
が固定されていることを特徴とする。
【0024】このようにエンジン軸の外周に積層構造の
回転子鉄心を固定すると、従来のように回転子軸を用い
て、その基端のテーパ孔をエンジン軸の先端のテーパ部
に嵌め、回転子軸を貫通する取付けボルトで該回転子軸
をエンジン軸の先端に固定し、且つ回転子軸は軸受で回
転自在に支持する構造が不要になり、部品点数が少なく
なり、且つ回転子軸とエンジン軸の連結部分の加工工数
及び取付け工数が不要になり、コストダウンを図ること
ができる。
【0025】本発明で、エンジン軸の外周に対する回転
子鉄心の回り止めは、エンジン軸の外周にその長手方向
に沿って設けた溝と、回転子鉄心の軸嵌合孔の内周に突
設してエンジン軸の溝に嵌めた回り止め突部とにより行
うことができる。
【0026】このように回転子鉄心の軸嵌合孔の内周に
突設した回り止め突部をエンジン軸の溝に嵌めて回転子
鉄心をエンジン軸に対して回り止めすると、回り止め突
部は回転子鉄心の積層鉄板の打抜き成形時に一緒に安価
に形成でき、高価なキーが不要になり、コストダウンを
図ることができる。
【0027】また、エンジン軸の外周に対する回転子鉄
心の固定は、エンジン軸の先端側に回転子鉄心を嵌合す
るための小径軸部をその元側の大径の大径軸部との境界
に段部を有するようにして設け、小径軸部の外周にはそ
の長手方向に沿って溝を設け、回転子鉄心の軸嵌合孔の
内周には回り止め突部を突設し、回転子鉄心の回り止め
突部を小径軸部の外周の溝に嵌め且つ回転子鉄心の一端
をエンジン軸の段部で位置決めした状態で行うことがで
きる。
【0028】このように回転子鉄心のエンジン軸に対す
る固定を、その軸嵌合孔の内周の回り止め突部をエンジ
ン軸の先端側の小径軸部の外周の溝に嵌め且つ回転子鉄
心の一端をエンジン軸の段部で位置決めした状態で行う
と、高価なキーを用いずに回転子鉄心の回り止をすると
共に別部品を用いずにエンジン軸の段部で軸方向の位置
決めして行うことができる。
【0029】また、エンジン軸の先端には回転子鉄心の
他端を押さえる押さえ手段を固定する。この押さえ手段
としては、ボス部で回転子鉄心の他端を押さえる冷却フ
ァンと、該冷却ファンをエンジン軸の先端に固定する取
付けボルトとにより構成することができる。
【0030】このようにすると、冷却ファンの構成部品
を用いて、回転子鉄心の軸方向に対する固定を行うこと
ができる。
【0031】また、固定子鉄心の外周にはその周方向に
所定間隔でボルト通し孔を設け、エンジンケースには固
定子鉄心の全体を収容する寸法で発電機収容筒部を設
け、固定子鉄心は発電機収容筒部に収容した状態でその
外周の各ボルト通し孔に通した取付けボルトでエンジン
ケースに固定することができる。
【0032】このようにエンジンケースに、固定子鉄心
の全体を収容する寸法で発電機収容筒部を設けると、固
定子鉄心の全体がエンジンケースの発電機収容筒部に収
容されるので、固定子鉄心の全体を安定させてエンジン
ケースに支持させることができる。
【0033】また、発電機収容筒部内の孔は、該孔の奥
側で固定子鉄心の挿入先端側を密着嵌合させる密着嵌合
孔部と、該孔の入口側で密着嵌合孔部の内径より大きく
て固定子鉄心の挿入先端側を密着させずに通らせる挿入
ガイド部とで構成することができる。
【0034】このように発電機収容筒部内の孔を形成す
ると、この孔内に固定子鉄心を挿入する際に挿入ガイド
部の存在により挿入抵抗が該発電機収容筒部内の入口側
ではほとんどかからず、容易に固定子鉄心の挿入先端側
を奥の密着嵌合孔部に密着嵌合させることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】図1〜図4は、本発明に係るエン
ジン駆動発電機における実施の形態の第1例を示したも
のである。
【0036】本例のエンジン駆動発電機においては、図
1に示すようにエンジン軸5の外周に回転子2の積層構
造の回転子鉄心9が固定されている。エンジン軸2の外
周に対する回転子鉄心9の固定は、図1及び図2に示す
ようにエンジン軸5の先端側に回転子鉄心9を嵌合する
ための小径軸部5aがその元側の大径の大径軸部5bと
の境界に段部5cを有するようにして設けられ、小径軸
部5aの外周にはその長手方向に沿って溝24が設けら
れ、図3(A)(B)に示すように回転子鉄心9の軸嵌
合孔12の内周には回り止め突部25が突設され、回転
子鉄心9の回り止め突部25が小径軸部5aの外周の溝
24に嵌められ且つ回転子鉄心9の一端がエンジン軸5
の段部5cで位置決めされて行われている。溝24は、
図2に示すように小径軸部5aの全長に渡って設けられ
ている。小径軸部5aの先端には、図2に示すようにネ
ジ孔26が設けられている。回転子鉄心9の回り止め突
部25は、回転子鉄心9を構成する積層鉄板8の打抜き
成形時に一緒に形成される。回転子鉄心9は、図3
(A)に示すように各鉄板8に打ち出しで設けたV型突
起8aを、隣に積層される鉄板のV型突起8aの突出側
の面とは反対側の面に該V型突起8aの打ち出しにより
形成される図示しないV溝に嵌めることにより、層間で
ずれが生じないように順層積層にて加締めて形成されて
いる。小径軸部5aの長さは、図1に示すように回転子
鉄心9の積層厚み寸法より若干長く形成されている。
【0037】回転子鉄心9から突出した小径軸部5aの
先端部には、図1に示すように冷却ファン16のボス部
16aがその基端に設けられた凹部16bを嵌め、該ボ
ス部16aを貫通する取付けボルト27を小径軸部5a
の先端のネジ孔26に螺合することにより取付けられて
いる。この場合には、冷却ファン16と取付けボルト2
7とにより、回転子鉄心9の他端を押さえる押さえ手段
28を兼ねている。
【0038】固定子鉄心17の外周には図4(A)
(B)に示すようにその周方向に所定間隔でボルト通し
孔29が該固定子鉄心17の外周に面する側を解放して
溝状に設けられている。固定子鉄心17の内周には固定
子巻線19を絶縁紙18を介して挿入する多数の溝部1
7aが設けられている。このような固定子鉄心17も、
図4(A)に示すように各鉄板30に打ち出しで設けた
V型突起30aを、隣に積層される鉄板のV型突起30
aの突出側の面とは反対側の面に該V型突起30aの打
ち出しにより形成される図示しないV溝に嵌めることに
より、層間でずれが生じないように順層積層にて加締め
て形成されている。
【0039】エンジンケース7には、図1に示すように
固定子鉄心17の全体を収容する寸法で発電機収容筒部
7aが設けられ、固定子鉄心17は発電機収容筒部7a
に収容された状態でその外周の各ボルト通し孔29に通
された取付けボルト31でエンジンケース7に固定され
ている。
【0040】発電機収容筒部7aの先端からの回転子2
及び固定子3の露出部分を覆うようにして、エンジンケ
ース7と反対側の部分にキャップ状のエンドカバー32
が配置されている。このエンドカバー32は、図示しな
い取付けボルトでエンジンケース7に固定されている。
【0041】冷却ファン16に隣接してエンドカバー3
2に冷却風の吸込み口23aが複数設けられ、発電機収
容室7bに連通させて該発電機収容室7bの奥に対応す
るエンジンケース7の部分には冷却風の排出口23bが
設けられている。
【0042】このように本例のエンジン駆動発電機で
は、エンジン軸5の外周に積層構造の回転子鉄心9を固
定しているので、図6に示す従来のように回転子軸4を
用いて、その基端のテーパ孔13をエンジン軸5の先端
のテーパ部14に嵌め、回転子軸4を貫通する取付けボ
ルト15で該回転子軸4をエンジン軸5の先端に固定
し、且つ回転子軸4は軸受22で回転自在に支持する構
造が不要になり、部品点数が少なくなり、且つ回転子軸
4とエンジン軸5の連結部分の加工工数及び取付け工数
が不要になり、コストダウンを図ることができる。
【0043】また、回転子鉄心9の軸嵌合孔12の内周
に突設した回り止め突部25をエンジン軸5の溝24に
嵌めて回転子鉄心9をエンジン軸5に対して回り止めし
ているので、回り止め突部25は回転子鉄心9の積層鉄
板8の打抜き成形時に一緒に安価に形成でき、高価なキ
ーが不要になり、コストダウンを図ることができる。
【0044】また、回転子鉄心9を、その軸嵌合孔12
の内周の回り止め突部25をエンジン軸5の先端側の小
径軸部5aの外周の溝24に嵌め且つ回転子鉄心9の一
端をエンジン軸5の段部5cで位置決めしているので、
高価なキーを用いずに回転子鉄心9の回り止めを行える
と共にエンジン軸5の段部5cで軸方向の位置決めも行
うことができる。
【0045】また、エンジン軸5の先端で回転子鉄心9
の他端を押さえる押さえ手段28を、ボス部16aで回
転子鉄心9の他端を押さえる冷却ファン16と、該冷却
ファン16をエンジン軸5の先端に固定する取付けボル
ト27とにより構成しているので、冷却ファン16側の
構成部品を用いて、回転子鉄心9の軸方向に対する固定
を行うことができる。
【0046】また、エンジンケース7には、固定子鉄心
17の全体を収容する寸法で発電機収容筒部7aを設け
ているので、固定子鉄心17の全体がエンジンケース7
の発電機収容筒部7aに収容され、このため固定子鉄心
17の全体を安定させてエンジンケース7に支持させる
ことができる。
【0047】図5は、本発明に係るエンジン駆動発電機
における実施の形態の第2例を示したものである。
【0048】本例のエンジン駆動発電機においては、発
電機収容筒部7a内の孔は、該孔の奥側で固定子鉄心1
7の挿入先端側を密着嵌合させる密着嵌合孔部7cと、
該孔の入口側で密着嵌合孔部7cの内径より大きくて固
定子鉄心17の挿入先端側を密着させずに通らせる挿入
ガイド部7dとで構成されている。その他の構成は、前
述した第1例と同様である。
【0049】このように発電機収容筒部7a内の孔を形
成すると、この孔内に固定子鉄心17を挿入する際に挿
入ガイド部7dの存在により挿入抵抗が該発電機収容筒
部7a内の入口側ではほとんどかからず、容易に固定子
鉄心17の挿入先端側を奥の密着嵌合孔部7cに密着嵌
合させることができる。
【0050】
【発明の効果】本発明に係るエンジン駆動発電機におい
ては、エンジン軸の外周に回転子の積層構造の回転子鉄
心を固定しているので、従来のように回転子軸を用い
て、その基端のテーパ孔をエンジン軸の先端のテーパ部
に嵌め、回転子軸を貫通する取付けボルトで該回転子軸
をエンジン軸の先端に固定し、且つ回転子軸は軸受で回
転自在に支持する構造が不要になり、部品点数が少なく
なり、且つ回転子軸とエンジン軸の連結部分の加工工数
及び取付け工数が不要になり、コストダウンを図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエンジン駆動発電機における実施
の形態の第1例の要部縦断側面図である。
【図2】第1例で用いているエンジン軸の斜視図であ
る。
【図3】(A)は第1例で用いている回転子鉄心の正面
図、(B)は(A)の縦断側面図である。
【図4】(A)は第1例で用いている固定子鉄心の正面
図、(B)は(A)の側面図である。
【図5】本発明に係るエンジン駆動発電機における実施
の形態の第2例の要部縦断側面図である。
【図6】従来のエンジン駆動発電機の要部縦断側面図で
ある。
【図7】(A)は従来の回転子鉄心の正面図、(B)は
(A)の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 エンジン駆動発電機 2 回転子 3 固定子 4 回転子軸 5 エンジン軸 5a 小径軸部 5b 大径軸部 5c 段部 6 エンジン 7 エンジンケース 8 鉄板 8a V型突起 9 回転子鉄心 9a 極部 10 樹脂ボビン 11 回転子巻線 12 軸嵌合孔 13 テーパ孔 14 テーパ部 15 取付けボルト 16 冷却ファン 16a ボス部 16b 凹部 17 固定子鉄心 17a 溝部 18 絶縁紙 19 固定子巻線 20 固定子カバー 20a 突部 20b 密着嵌合孔部 20c ボス部 21 取付けボルト 22 軸受 23a 吸込み口 23b 排出口 24 溝 25 回り止め突部 26 ネジ孔 27 取付けボルト 28 押さえ手段 29 ボルト通し孔 30 鉄板 30a V型突起 31 取付けボルト 32 エンドカバー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子と回転子とを備え、前記固定子が
    エンジンのエンジンケースに支持されて、前記回転子が
    前記エンジンのエンジン軸の回転で駆動されるエンジン
    駆動発電機において、 前記エンジン軸の外周に前記回転子の積層構造の回転子
    鉄心が固定されていることを特徴とするエンジン駆動発
    電機。
  2. 【請求項2】 前記エンジン軸の外周に対する前記回転
    子鉄心の回り止めは、前記エンジン軸の外周にその長手
    方向に沿って設けられた溝と、前記回転子鉄心の軸嵌合
    孔の内周に突設されて前記エンジン軸の前記溝に嵌めら
    れた回り止め突部とにより行われていることを特徴とす
    る請求項1に記載のエンジン駆動発電機。
  3. 【請求項3】 前記エンジン軸の外周に対する前記回転
    子鉄心の固定は、前記エンジン軸の先端側に前記回転子
    鉄心を嵌合するための小径軸部がその元側の大径の大径
    軸部との境界に段部を有するようにして設けられ、前記
    小径軸部の外周にはその長手方向に沿って溝が設けら
    れ、前記回転子鉄心の軸嵌合孔の内周には回り止め突部
    が突設され、前記回転子鉄心の回り止め突部が前記小径
    軸部の外周の前記溝に嵌められ且つ前記回転子鉄心の一
    端が前記エンジン軸の前記段部で位置決めされた状態で
    行われていることを特徴とする請求項1に記載のエンジ
    ン駆動発電機。
  4. 【請求項4】 前記エンジン軸の先端には前記回転子鉄
    心の他端を押さえる押さえ手段が固定されていることを
    特徴とする請求項2または3に記載のエンジン駆動発電
    機。
  5. 【請求項5】 前記押さえ手段はボス部で前記回転子鉄
    心の他端を押さえる冷却ファンと、該冷却ファンを前記
    エンジン軸の先端に固定する取付けボルトとにより構成
    されていることを特徴とする請求項4に記載のエンジン
    駆動発電機。
  6. 【請求項6】 前記固定子鉄心の外周にはその周方向に
    所定間隔でボルト通し孔が設けられ、前記エンジンケー
    スには前記固定子鉄心の全体を収容する寸法で発電機収
    容筒部が設けられ、前記固定子鉄心は前記発電機収容筒
    部に収容された状態でその外周の前記各ボルト通し孔に
    通された取付けボルトで前記エンジンケースに固定され
    ていることを特徴とする請求項1,2,3,4または5
    に記載のエンジン駆動発電機。
  7. 【請求項7】 前記発電機収容筒部内の孔は、該孔の奥
    側で前記固定子鉄心の挿入先端側を密着嵌合させる密着
    嵌合孔部と、該孔の入口側で該密着嵌合孔部の内径より
    大きくて前記固定子鉄心の挿入先端側を密着させずに通
    らせる挿入ガイド部とで構成されていることを特徴とす
    る請求項6に記載のエンジン駆動発電機。
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