JPH10135479A - 薄膜トランジスタアレイ、およびこれを用いた画像表示装置 - Google Patents

薄膜トランジスタアレイ、およびこれを用いた画像表示装置

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JPH10135479A
JPH10135479A JP19138197A JP19138197A JPH10135479A JP H10135479 A JPH10135479 A JP H10135479A JP 19138197 A JP19138197 A JP 19138197A JP 19138197 A JP19138197 A JP 19138197A JP H10135479 A JPH10135479 A JP H10135479A
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substrate
display device
array substrate
array
liquid crystal
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Application number
JP19138197A
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English (en)
Inventor
Yumi Fukuda
由美 福田
Miki Mori
三樹 森
Atsuko Iida
敦子 飯田
Masayuki Saito
雅之 斉藤
Masaki Atsuta
昌己 熱田
Yoshifumi Ogawa
吉文 小川
Yukio Kizaki
幸男 木崎
Mitsushi Ikeda
光志 池田
Sumio Ashida
純生 芦田
Hitoshi Kobayashi
等 小林
Yutaka Onozuka
豊 小野塚
Kazuto Higuchi
和人 樋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貼り合わせ構造でも、非表示領域の面積が小
さく、かつ機械的強度が高いとともに高信頼性の大画面
の画像表示装置を提供する。 【解決手段】 複数のトランジスタ(203)および透
明導電膜(205)が形成された第1の透光性基板(2
00a)と、複数のトランジスタ(203)および透明
導電膜(205)が形成された第2の透光性基板(20
0b)とが側面で接合された薄膜トランジスタアレイで
ある。前記第1および第2の透光性基板の接合部(20
7)と、この接合部に最近接したトランジスタとの間に
は、透明導電膜が配置されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透光性基板上に共
通電極が形成された対向基板と、アレイ基板との間に液
晶が封入された画像表示装置に係り、特に複数の基板を
側面で貼り合わせて形成されたアレイ基板を具備する画
像表示装置に関する。
【0002】また、本発明は、X線二次元検出器やアク
ティブマトリックス型液晶表示装置に応用される薄膜ト
ランジスタ(TFT)アレイに関する。
【0003】
【従来の技術】従来の画像表示装置は、例えば図63に
示すように、透光性基板上の片面に透明電極で共通電極
14を形成した対向基板11と、半導体素子およびその
信号線13を形成したアレイ基板12との間隙にシール
用樹脂17を用いて液晶16を封入した構成である。対
向基板11とアレイ基板12との間には、間隙を一定に
保つため、スペーサ15として平均粒径のそろった樹脂
ビーズが適量散布されている。
【0004】このようなアレイ基板12上では、微細な
半導体素子を高精度に形成する領域には装置の制約によ
る限界があり、画像表示装置の大画面化を図るために
は、例えば、図64(a)および64(b)に示すよう
に、予め製造された2つの画像表示装置を側面で貼り合
わせる方法が考えられる。しかしながら、この方法で
は、2つの画像表示装置の隣接する領域には、図64
(b)に示すように中央のシール部およびその間隙部を
含む帯状の非表示領域(幅約6mm以上、図中に示す)
20が存在するうえに、接続部が構造的に弱いという欠
点があった。
【0005】また、従来の表示装置では、貼り合わせ部
分付近に線欠陥がでやすいことがわかった。これは、貼
り合わせ部分付近のTFTアレイにおいて、配線のオー
プン、ショートが起こっているためである。図65に、
従来の貼り合わせ部分のTFTアレイ構造の断面図を示
し、図66にその平面図を示す。図65に示すように、
アンダーコート層32が形成されたガラス基板31の上
には、ゲート電極33が形成されており、ゲート電極3
3上には、ゲート絶縁膜34を介してα−Si島35、
チャネル保護層36、n+ α−Siコンタクト層37、
信号線電極39bおよびソース電極39aが形成されて
TFTを構成している。さらに、ソース電極39aは、
ゲート絶縁膜34上に形成された画素電極38に接続さ
れており、TFTの上にはパッシベーション層40が形
成されている。最表面には、ポリイミドからなる配向膜
41が形成されて、アレイ基板を構成している。こうし
てTFTや画素電極が形成された2枚のガラス基板は、
貼り合わせ部42で接続されている。
【0006】このようなTFTアレイにおいては、図6
6に示すように貼り合わせ部分42付近には信号線電極
39bやTFTが存在している。
【0007】通常、TFTアレイは、アレイ基板を複数
枚作製してそれらを貼り合わせることによって、あるい
は、1枚の大判ガラス基板に複数のTFTアレイを作製
し、それらを切り出して複数枚のアレイ基板に分割した
後、貼り合わせることによって製造されている。いずれ
の方法においても、TFTアレイを切り出す工程や貼り
合わせる工程を含み、このような工程ではゴミが発生す
るおそれがある。
【0008】このため、図66のように貼り合わせ部分
42付近では、ゴミの影響により、信号線のオープン、
信号線・ゲート線のクロスショート、あるいはTFTの
欠損などが起こりやすい。信号線やTFTを貼り合わせ
部分(基板端)42から遠ざければ、このような不都合
は避けられるものの、この場合には非表示領域が大きく
なるので画面に筋が現れることになる。
【0009】なお、上述したような画像表示装置のアレ
イ基板には、スイッチング素子として薄膜トランジスタ
(TFT)が形成されているが、このTFTは画像表示
装置のみならず、種々のデバイスのスイッチング素子と
して用いられている。例えば最近では、TFTをスイッ
チング素子として構成したTFTアレイを、信号読み出
し装置として用いるX線二次元検出器が注目されてい
る。このような検出器を用いたX線診断装置は、画像デ
ータを直接デジタル処理できるために、従来用いられて
きたフィルムにより画像を記録するX線診断装置と比較
して、保存および処理が容易であるという利点を有して
いる。このようなX線二次元検出器に用いられるTFT
アレイは、薄膜堆積工程、フォトリソグラフィー工程お
よび薄膜エッチング工程等の工程を含む一連の製造工程
によって製造される。例えば、胸部全体を撮影するには
縦40cm×横60cm程度の大きさが必要である。し
かしながら、TFTアレイは、サイズが大型化するほど
製造歩留まりが低下することが知られている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、貼り合わせ
構造でも、非表示領域の面積が小さく、かつ機械的強度
が高いとともに高信頼性の大画面の画像表示装置を提供
することを目的とする。
【0011】また、本発明は、高い歩留まりで製造可能
な薄膜トランジスタアレイを提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数の
トランジスタおよび透明導電膜が形成された第1の透光
性基板と、複数のトランジスタおよび透明導電膜が形成
された第2の透光性基板とが側面で接合され、前記第1
および第2の透光性基板の接合部と、この接合部に最近
接したトランジスタとの間には、透明導電膜が配置され
ていることを特徴とする薄膜トランジスタアレイ提供さ
れる。
【0013】また本発明によれば、複数のトランジスタ
および透明導電膜が形成された第1の透光性基板と、複
数のトランジスタおよび透明導電膜が形成された第2の
透光性基板とが側面で接合され、前記第1の透光性基板
と第2の透光性基板との接続部に導電膜が設けられてい
ることを特徴とする薄膜トランジスタアレイが提供され
る。
【0014】さらに本発明によれば、複数のトランジス
タおよび導電性薄膜が形成された第1の透光性基板と、
複数のトランジスタおよび導電性薄膜が形成された第2
の透光性基板とが側面で接合され、この接合部上には、
平坦化のために配置された膜厚0.1μm以上の絶縁体
膜を介して導電性薄膜が形成されている薄膜トランジス
タアレイが提供される。
【0015】またさらに本発明によれば、表面に共通電
極が形成された対向基板、上述の薄膜トランジスタアレ
イを含むアレイ基板、および前記対向基板とアレイ基板
との間隙に、シール用樹脂を用いて封入された液晶を具
備する画像表示装置が提供される。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して、本発明の
画像表示装置および薄膜トランジスタアレイを詳細に説
明する。
【0017】(実施例I)本実施例においては、1枚の
対向基板に対して、複数枚のアレイ基板を配置した画像
表示装置を説明する。
【0018】(実施例I−1)図1は、本実施例の画像
表示装置の構成を模式的に示した断面図である。
【0019】図1に示す画像表示装置においては、アレ
イ基板102は、膜厚150nmの信号線103および
TFT(図示せず)が形成された厚さ0.7mmの透光
性基板2枚を、側面で接着して形成されたものである。
このアレイ基板102に対し、スペーサ105を間に介
して対向基板101が配置されている。ここで、スペー
サとしては、平均粒径5μmの樹脂ビーズを用いた。な
お、対向基板101は、厚さ0.7mmの基板上に膜厚
150nmのITO共通電極パターン104が形成され
ており、対向基板101の面積は、前述のようにして貼
り合わされたアレイ基板102とほぼ等しい。
【0020】アレイ基板102と対向基板101との間
隙には液晶106が封入されており、側面は樹脂107
によりシールされている。2つの透光性基板の側面同士
を接着しているので、アレイ基板102における透光性
基板間の接続部分の幅は極めて微小にとどまっている。
【0021】本実施例の画像表示装置は、以下のように
して製造した。
【0022】まず、厚さ0.7mmの基板に、スパッタ
法で膜厚150nmのITOを成膜し、ロールコータで
レジスト塗布後、フォトリソグラフィにより電極パター
ン104を形成して対向基板101を得た。一方、0.
7mmの厚さを有し、前記対向基板のほぼ半分の大きさ
の透光性基板を2枚用意し、それぞれの透光性基板上に
はスパッタ法およびCVD法でTFTを形成してアレイ
基板を2枚作製した。このアレイ基板のそれぞれの一辺
にトランスファ108を設け、トランスファ108を設
けた辺の反対側の側面には、エンプラ−ポリアセタール
を主成分とする樹脂109を塗布した。樹脂を塗布した
側面同士を接合し、120℃で1時間加熱して接着して
1枚のアレイ基板102を得た。
【0023】このアレイ基板102の外周端部、および
透光性の対向基板101の外周端部上に、ディスペンサ
ーを用いて熱硬化性樹脂でシール部107を形成した。
この際、基板端部には一部開口部を残した。配置された
熱硬化性樹脂は、80℃で仮乾燥した。その後、平均粒
径5μmのスペーサ105を対向基板101上に散布
し、アレイ基板102を位置合わせし加圧しながら16
0℃で8時間加熱して樹脂107を硬化した。形成され
たシール部はほぼ5μmの厚さで、その平均幅は1mm
であった。さらに端部に残した開口部から液晶106を
注入した後、前述と同様の熱硬化性樹脂107で開口部
を閉じて液晶を封入して画像表示装置を得た。
【0024】こうして作製した画像表示装置を、トラン
スファ108を設けた両辺より両側駆動で駆動し、画像
を表示させたところ、2枚のアレイ基板の貼り合わせ部
分はほとんど認識されず、良好な大型画面が得られた。
【0025】なお、本実施例において、2枚のアレイ基
板の接続部端面は、図1に示したように垂直でも構わな
いが、図2(a)および図2(b)に示すように端面を
加工してもよい。このようにすることによって、接続部
の機械的強度が増し、かつ接続部がより認識されにくく
なるのでより好ましい。また、2枚のアレイ基板の接続
部端面は、図2(c)に示すように加工して接続しても
よい。
【0026】(実施例I−2)図3は、本実施例の画像
表示装置の製造工程の一例を表わす断面図である。
【0027】まず、前述の実施例(I−1)の場合と同
様にして信号線113およびTFT(図示せず)を形成
した2枚の透光性基板のそれぞれ1辺に、2mm幅でポ
リビニルブチラールを主成分とする樹脂を塗布した。次
いで、重なり部が2mmとなるように透光性基板の塗布
部同士を合わせ、加圧しながら120℃で1時間加熱す
ることにより接着して、図3(a)に示すような形状の
1枚のアレイ基板112を形成した。
【0028】一方、アレイ基板112に離間・対向した
際の間隙寸法が一定となるように、図3(b)に示すよ
うな形状の透光性基板を用意し、この基板上にスパッタ
法で膜厚150nmのITOを成膜した。さらにITO
膜上にロールコータによりレジストを塗布し、フォトリ
ソグラフィにより電極パターン114を形成して、対向
基板111を作製した。
【0029】前述の貼り合わせ後のアレイ基板112の
外周端部と、対向基板111の外周端部上に、ディスペ
ンサを用いて熱硬化性樹脂でシール部117を形成し
た。この際、基板端部には一部開口部を残した。配置さ
れた熱硬化性樹脂は、80℃で仮乾燥した。その後、5
μmのスペーサ115を対向基板111上に散布し、ア
レイ基板112を位置合わせし加圧しながら、160℃
で8時間加熱して樹脂を硬化した。形成されたシール部
117は、ほぼ5μmの厚さで平均幅1mmとなった。
開口部から液晶116を注入した後、前述と同様の熱硬
化性樹脂117で開口部を閉じて液晶を封入して図3
(c)に示すような画像表示装置を得た。
【0030】こうして作製した画像表示装置を駆動し、
画像を表示した。その結果、アレイ基板における貼り合
わせ部はほとんど認識されず、良好な大画像が得られ
た。
【0031】(実施例I−3)図4(a)は、本実施例
の画像表示装置の製造工程の一例を模式的に示した平面
図であり、図4(b)は、本実施例の画像表示装置の製
造工程の一例を模式的に示した断面図である。
【0032】図4(a)に示すように、本実施例におい
ては、アレイ基板102を4枚構成としている。かかる
画像表示装置の製造に当たっては、まず、前述の実施例
(I−1)と同様にして共通電極パターン104を形成
して対向基板101を得た。一方、アレイ基板として
は、四辺の長さが対向基板の各辺のそれぞれ2分の1で
ある基板を4枚用意し、実施例(I−1)と同様にして
信号線103およびTFT(図示せず)を形成した。
【0033】4枚のアレイ基板102は、図4(a)に
示すように対向基板101の四隅と位置合わせして配置
し、対向基板101の外周端部上にディスペンサを用い
て熱硬化性樹脂で基板端部にシール部107を形成し
た。次いで、80℃で仮乾燥した後、平均粒径5μmの
スペーサ105を散布し、アレイ基板102を位置合わ
せし加圧しながら、160℃で8時間加熱して樹脂を硬
化した。形成されたシール部107はほぼ5μmの厚さ
であり、平均幅は1mmであった。
【0034】次いで、図5(a)および図5(b)に示
すようにシール部107の外周にトランスファ108を
設け、4枚のアレイ基板間に生じた十字型の開口部から
液晶106を注入した。その後、アクリル樹脂を主成分
とする紫外線硬化樹脂109を前記開口部に塗布し、8
0℃で仮乾燥した。ここで用いた紫外線硬化樹脂は、可
視領域での波長の透過率が95%以上のものである。次
いで、10秒間紫外線を照射した後、1時間100℃に
加熱して、開口部を封止して本実施例の画像表示装置を
得た。
【0035】こうして作製した画像表示装置を、トラン
スファ108を設けた四辺よりX軸およびY軸それぞれ
両側駆動で駆動し、画像を表示した。その結果、4枚の
アレイ基板の貼り合わせ部はほとんど認識されず、良好
な大型画像が得られた。
【0036】(実施例I−4)まず、実施例(I−1)
と同様して2枚のアレイ基板を作製し、この2枚のアレ
イ基板のそれぞれ一側面にポリシランを塗布した。ポリ
シランを塗布した側面同士を合わせ、加圧しながら10
〜100mJの光を照射した。さらに、120〜160
℃に加熱することにより接合して一枚の大型アレイ基板
を得た。このアレイ基板を用いる以外は、前述の実施例
(I−1)と同様の画像表示装置を作製した。
【0037】こうして作製した画像表示装置を、トラン
スファを設けた両辺より両側駆動で駆動し画像を表示し
た。その結果、2枚のアレイ基板の貼り合わせ部はほと
んど認識されず、良好な大型画像が得られた。
【0038】(実施例I−5)2枚のアレイ基板の側面
同士を合わせ、治具で固定しながら酸化ケイ素の過飽和
珪フッ化水素酸溶液中に約10時間浸漬した。これによ
り2枚のアレイ基板の間を、アレイ基板全体に液相成長
したSiO2 により接着して一枚の大型アレイ基板を形
成した。このアレイ基板を用いる以外は、前述の実施例
(I−1)と同様な画像表示装置を作製した。
【0039】こうして作製した画像表示装置を、トラン
スファを設けた両辺より両側駆動で駆動し画像を表示し
た。その結果、2枚のアレイ基板の貼り合わせ部はほと
んど認識されず、良好な大型画像が得られた。
【0040】このように、本実施例の画像表示装置は、
対向基板が一枚であることから、複数枚のアレイ基板の
貼り合わせの際に、従来生じていたアレイ基板接続部に
おける機械的強度の低下や劣化を抑制することができ
る。
【0041】なお、従来の構造では、個々のアレイ基板
と対向基板との間隙に液晶を封入した後、基板の貼り合
わせを行なうため、貼り合わせ部に大きな非表示領域が
発生するのを避けることができないという不都合を伴な
っていた。しかしながら、本実施例の構成とすることに
より、このような不都合も回避することができる。すな
わち、本実施例の画像表示装置の製造に当たっては、ま
ずアレイ基板同士を貼り合わせにより側面で接続し、そ
の後、アレイ基板および対向基板の最外周のみにシール
用樹脂を配置して液晶を封止している。このため、例え
ば、アレイ基板の側面を接着面として、かつその接続を
精度よく行なうことにより非表示領域を150μm以内
に抑えることが可能となる。結果として、基板を貼り合
わせたことによる画像表示装置の大画面化が容易に達成
できる。
【0042】(実施例II)本実施例においては、2枚の
基板を貼り合わせてなるアレイ基板において、TFTの
配置を特定した例を説明する。
【0043】(実施例II−1)図6に、本実施例の薄膜
トランジスタアレイの一例の平面概略図を示す。図6に
示す薄膜トランジスタアレイにおいては、200aおよ
び200bの2枚のアレイ基板は貼り合わせ部207に
よって接続されている。各アレイ基板には、ゲート線2
01、このゲート線と直交する方向に延び、絶縁膜を介
して設けられた信号線202、TFT203および画素
電極205が形成されている。また、ゲート線201お
よび信号線202には、それぞれの配線端部にゲート電
極パッド204および信号電極パッド206が形成され
ている。
【0044】図示するように、各アレイ基板200aお
よび200bにおいては、貼り合わせ部207と、この
貼り合わせ部に最近接するTFT203との間には、画
素電極205が配置されている。すなわち、TFT20
3は、貼り合わせ部から遠くに配置されることになるの
で、TFTが破壊される確率が著しく減少する。
【0045】(実施例II−2)図7は、本実施例の液晶
表示装置に用いられるアレイ基板の他の例を表わす平面
概略図である。図示するように、4枚のアレイ基板21
0a,210b,210cおよび210dが、貼り合わ
せ部231によって接続されている。各アレイ基板に
は、ゲート線211、ゲート線と直交する方向に延び、
絶縁膜を介して設けられた信号線212、TFT227
および画素電極216が形成されている。ゲート線21
1および信号線212には、それぞれの配線端部にゲー
ト電極パッド225および信号電極パッド226が形成
されている。
【0046】図7においては、個々のアレイ基板内での
画素電極216の横方向(ゲート線211に平行な方
向)のピッチをCとし、縦方向(信号線212に平行な
方向)の画素電極ピッチをDとしている。また、貼り合
わせ部231を介して隣接する画素電極216について
は、その横方向のピッチをEとし、縦方向のピッチをF
としている。本実施例で用いられるアレイ基板において
は、横方向の画素電極ピッチCとEとはほぼ等しくし、
縦方向のピッチDとFともほぼ等しくしたが、必ずしも
これらを等しくしなくともよい。
【0047】図示するように、貼り合わせ部231と、
この貼り合わせ部に最近接したTFT227との間に
は、いずれの基板においても画素電極216が形成され
ている。すなわち、各アレイ基板においては、貼り合わ
せ部231から画素電極216、TFT227の順に形
成されている。しかも、貼り合わせ部231を中心とし
て、画素電極216およびTFT227は、実質的に線
対称あるいは点対称の関係に配置されている。このよう
にすることで、TFTが貼り合わせ部から遠くに配置さ
れることになり、TFTが破壊される確率が著しく減少
する。また、画素間距離を狭くすることができるので、
より高精細の大型液晶表示装置を得ることができる。
【0048】ここで、前述の図7に示したアレイ基板を
用いて製造された液晶表示装置のG−Hにおける概略断
面図を図8に示す。図示するように、支持基板209上
には、貼り合わせ部231で接続されたアレイ基板21
0cおよび210dが設置されている。支持基板209
とアレイ基板との間には、金属薄膜または有機薄膜など
からなる反射層228、および反射層の保護膜229が
順次形成されている。各アレイ基板は、透明性基板上
に、ゲート電極211a、ゲート絶縁膜217、半導体
層214、ドレイン電極213aおよびソース電極21
3bからなるTFTと、ITO等の透明導電膜からなる
画素電極216とが形成された構成である。さらに、透
明性基板上に、カラーフィルター219、ブラックマト
リックス(遮光膜)220および配向膜221を形成し
てなる対向基板218が、液晶層222を介して配置さ
れている。なお、カラーフィルター219は、アレイ基
板側に設けてもよい。本実施例の液晶表示装置は、対向
基板側から入射した光が、支持基板上に形成された反射
層により反射されることにより画像表示を行なうので、
支持基板209は光透過性を有していなくともよい。
【0049】ここでは、反射型の液晶表示装置を例に挙
げたので228は反射層としたが、反射層および保護膜
229は必ずしも必要ではない。例えば、透過型とする
場合には反射層に代えて透明なものを、支持基板209
とアレイ基板との間に配置することができる。さらに透
過型の場合には、支持基板209としては光透過性を有
するものを使用する。また、支持基板209とアレイ基
板210c、210dとは、接着層(図示せず)を介し
て接続されていてもよい。例えば、合わせガラス用の中
間膜を介して支持基板とアレイ基板とを接続することが
できる。
【0050】本実施例の液晶表示装置において、2枚の
アレイ基板を接続している貼り合わせ部231は、複数
のアレイ基板の貼り合わせ部から液晶材料が浸み出るこ
とを防止し、かつアレイ基板同士を貼り合わせている。
なお、貼り合わせには、種々の接着剤を用いることがで
き、例えば、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリアセタ
ール、およびポリビニルブチラールなどガラス貼り合わ
せに用いられる有機系接着剤;無機接着剤;水ガラス;
亜麻仁油、カナダ・バルサム、グリセリンなどの光学用
樹脂などが挙げられる。さらに、研磨された側面同士を
光学接着してもよく、ここに挙げたような貼り合わせ
は、アレイ基板の側面、あるいは裏面で行なうこともで
きる。
【0051】また、反射層228は、アレイ基板表面、
画素電極216の表面またはそれ自体、あるいは支持基
板の裏面に形成しても同様の効果が得られる。アレイ基
板の表面に反射層を形成する場合は、反射層の保護膜が
絶縁膜としての効果を兼ね備える。このため、反射層上
に形成される複数の信号配線、ゲート配線同士が短絡す
るのを防止することができる。また、画素電極表面に反
射層を形成した場合には、TFTが形成されるアレイ基
板210、支持基板209は光の透過性を有する必要は
ない。さらに、金属箔を支持基板209とアレイ基板2
10で挟持しても同様の効果が得られる。
【0052】以上のように製造された液晶表示装置は、
それぞれのアレイ基板を独立して駆動することが可能と
なり、アレイ基板内の配線長を増加させることなく、大
型の液晶表示装置を製造することができる。また、それ
ぞれのアレイ基板の大きさは、最終的に得られる液晶表
示装置の1/4程度の大きさであるため、製造装置を大
型にする必要がない。さらに、アレイ基板は、その製造
工程の最終段階での良品のみを使用することができるの
で、一度に大面積のアレイ基板を形成する場合に比べ、
良品率を高めることができる。
【0053】上述した例では、貼り合わせ型の液晶表示
装置に用いられるアレイ基板において、TFTと画素電
極との配置を規定することにより貼り合わせ部に起因し
た欠陥を低減したが、このような配置の規定は薄膜トラ
ンジスタアレイにも応用することができる。
【0054】(実施例II−3)図9に、本実施例のアレ
イ基板の一例を表わす平面図を示す。
【0055】図示するように、4枚の基板240a,2
40b,240cおよび240dが接合部249を貼り
合わされた構成である。各基板には、ゲート線241、
このゲート線と直交する方向に延び、絶縁膜を介して配
置された信号線242、TFT244、および画素電極
243が形成されている。ゲート線241の端には、ゲ
ート電極パッド247および248が形成されており、
信号線242の端には、信号電極パッド245および2
46が形成されている。なお、本実施例においては、T
FT(アレイ)の構造や製造方法は、従来とほぼ同様で
あるので詳細については省略する。
【0056】図9に示すように、貼り合わせ面や配線と
の位置関係に応じて、4種類の大きさの画素電極が形成
されている。画素電極243aは、その周囲に貼り合わ
せ部が存在しない場合、画素電極243bは、ゲート線
241に平行な方向に貼り合わせ部を有する場合、画素
電極243cは、信号線242に平行な方向に貼り合わ
せ部を有する場合、画素電極243dは、ゲート線およ
び信号線のいずれの方向にも平行に貼り合わせ部を有す
る場合である。
【0057】これらの画素電極243a,243b,2
43cおよび243dの大きさは、電極パッド245、
246、247および248に与える信号や電圧、バッ
クライト、散乱板、反射の特性によって画質が最も優れ
るような大きさとすることができる。図示する例では、
画素電極243bおよび243cは、243aのほぼ半
分の大きさであり、243dは243aのほぼ1/4の
大きさである。なお、画素電極の画質は、例えば、明る
さが均一となるように散乱板の開口部のピッチやブラッ
クマトリックスの開口面積をそろえることによって調整
することができる。
【0058】液晶表示装置の駆動に関しても従来と同様
であるので詳細は略すが、順次ゲート線を選択し、信号
を書き込むことによって画像が表示される。この際、ゲ
ート線は、ゲート電極パッド247より上から下に順次
選択され、それに同期した信号電極パッド245から与
えられる映像信号が画素に書き込まれて表示される。本
実施例の液晶表示装置においては、貼り合わせ面249
に隣接するゲート電極パッド248には、同時または順
次同じ電圧が印加される。貼り合わせ面に隣接する信号
電極パッド246も同様に、同じ映像信号が供給され
る。したがって、貼り合わせ面に隣接していない画素電
極243aは1画素で1表示を行ない、一辺が貼り合わ
せ面に隣接している画素電極243bおよび243c
は、貼り合わせ面を介して隣接する2画素で同じ表示を
行なう。さらに、2辺が貼り合わせ面に隣接している画
素電極243dは4画素で1つの表示を行なう。このこ
とによって、貼り合わせ部249が視認されることなく
表示が行なわれる。
【0059】ここで、1枚のアレイ基板のサイズは、対
角25型であり、4枚のアレイ基板を貼り合わせたとき
の対角サイズは50型である。画素数は縦(信号線)1
200本、横(ゲート線)1000本である。画面サイ
ズを縦横9:16とすると画素ピッチは縦が約0.92
mm、横が約0.62mmとなる。
【0060】例えば、信号駆動ICの出力が300、ゲ
ート駆動ICの出力が250とすると、4枚のアレイ基
板240a、240b、240cおよび240dにはそ
れぞれ信号駆動ICとゲート駆動ICが2個ずつ接続さ
れる。なお、駆動ICは、一般的なTCPまたはCOG
実装により接続することができる。このとき、ゲート電
極246および信号電極248が共通であり、駆動IC
の出力とアレイ上の配線とが1:1に対応すると、例え
ば、アレイ基板240aの600本目の信号線には24
0aに接続された駆動ICより600番目(アレイ基板
240aに接続された2番目駆動ICの300番目)が
印加される。また、アレイ基板240bの1本目の信号
線には、この240bに接続された信号ICより1番目
の信号が印加され、それが前述のアレイ基板240aの
600本目の信号線に印加されるものと同じ信号であ
る。
【0061】したがって、実際には1199本の信号線
と、999本のゲート線とを有している場合と同等の駆
動となり、このときは、1200番目の信号および10
00番目のゲート電圧は印加されないように設計する。
あるいは、貼り合わせ面249を介して隣接する2本の
信号線242またはゲート線241に1つの駆動ICか
ら出力された信号(電圧)を接続すると、1200本の
信号線と、1000本のゲート線とを駆動することがで
き、このときは実際には信号線が1201本、ゲート線
が1001本となる。例えば、アレイ基板240aは信
号線600本、ゲート線が500本、アレイ基板240
bは信号線が601本、ゲート線が500本、アレイ基
板240cは信号線が600本、ゲート線が501本、
アレイ基板240dは信号線が601本、ゲート線が5
01本となる。なお、2本の信号線あるいはゲート線
は、ワイヤー、導電ペースト、異方性導電接着剤を用い
て接続することができる。
【0062】ここでは、駆動ICの1つの出力を共通す
る2本の信号線(ゲート線)に供給したが、専用のIC
を用いて駆動ICとアレイ上の配線とを1:1に対応さ
せてもよい。例えばこの場合、信号駆動ICの出力数を
301とし、4つのICのうち1つのみ301番目を接
続すると、1201本の信号線を駆動することができ
る。あるいは300出力のIC3個と301出力のIC
1個とを組み合わせてもよい。
【0063】前述の図8や図9に示すような構成を有す
るアレイ基板を用いて、種々の構造の液晶表示装置を製
造することができ、例えば、図10(a)から図10
(d)に示すような断面構造の液晶表示装置が挙げられ
る。図10(a)に示す液晶表示装置は、対向基板が1
枚で、アレイ基板のみを貼り合わせた構造であり、図1
0(b)は対向基板とアレイ基板とが、それぞれの側面
を接着面として1枚に貼り合わされた液晶表示装置であ
り、図10(c)は、対向基板とアレイ基板がそれぞれ
側面シール部材を介して1枚に貼り合わされた液晶表示
装置である。この場合、側面シール部材を使って液晶層
は分離されている。なお、画素ピッチが例えば0.92
mmと大きい場合には、アレイ基板の側面のみならず、
図10(d)に示すように、貼り合わせ部分の上面をシ
ール領域とすることもできる。さらに、これらの図10
(a)から図10(d)に示す液晶表示装置は、アレイ
基板を支持基板の上に設置した構成としてもよく、この
場合に機械的強度を高めることができる。
【0064】いずれの構造においても、2枚のアレイ基
板240は、貼り合わせ面249を介して1枚に貼り合
わされている。貼り合わせ部249は、複数のアレイ基
板の貼り合わせ部分から液晶材料がしみ出ることを防止
し、かつアレイ基板同士を貼り合わせている。貼り合わ
せにはエポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリアセタール、
およびポリビニルブチラールなどガラス貼り合わせに用
いられる有機系接着剤を用いる方法、無機接着剤・水ガ
ラスを用いる方法、研磨された側面同士を光学接着する
方法、亜麻仁油、カナダ・バルサム、グリセリンなどの
光学用樹脂を用いて接着する方法が挙げられる。さら
に、貼り合わせはアレイ基板の側面、あるいは裏面で行
なっても構わない。
【0065】以上のように、本実施例の液晶表示装置
は、貼り合わされたアレイ基板において、接続部に隣接
する画素電極の大きさを規定し、接続部を介して隣接す
る2つの画素電極で1つの画素表示を行なっている。こ
れにより、貼り合わせ部が視認されることを防止し、1
枚のアレイ基板からなる大型の液晶表示装置と同等の装
置が得られた。また、それぞれのアレイ基板の大きさ
は、最終的に得られる液晶表示装置の1/4程度の大き
さであるため、製造装置を大型にする必要がなくなる。
さらに、アレイ基板はその製造工程の最終段階での良品
のみを使用することができるので、一度に大面積のアレ
イ基板を形成する場合に比べて良品率を高めることがで
きる。
【0066】(実施例II−4)図11に本実施例のTF
Tアレイの断面図を示し、図12にその平面図を示す。
図11に示すTFTアレイにおいては、ガラス基板25
1上にTFTが形成されており、TFTの上には、第1
のパッシベーション層260aと第2のパッシベーショ
ン層260bとの2層のパッシベーション層が積層さ
れ、さらに第2のパッシベーション層260b上に画素
電極258が形成されている。画素電極258とソース
電極層259aとは、これらのパッシベーション層26
0aに設けられたコンタクトホール264a、パッシベ
ーション層260bに設けられたコンタクトホール26
4b、および2つのパッシベーション層の間に形成され
た画素接続電極263により接続されている。
【0067】かかるTFTアレイは、以下のようにして
製造した。まず、ガラス基板251上にSiOx などの
アンダーコート層252を形成した後、Mo、Taまた
はAl合金などの高融点・低抵抗金属からなるゲート電
極253を形成した。さらに、ゲート電極253の上に
SiOx ,SiNx 単層、あるいはそれらの積層からな
るゲート絶縁膜254を形成した。このゲート絶縁膜2
54上に、α−Si、多結晶Siなどの半導体層25
5、およびSiNx などからなるチャネル保護層256
を順次形成した。ここで、ゲート絶縁膜と254して
は、TaOx などの高誘電体、あるいはPbTiOx
BaTiOx などの強誘電体を用いることができる。チ
ャネル保護層256の上に、n+ α−Siなどからなる
コンタクト層257を形成した後、Mo,Alなどの低
抵抗金属からなる信号線金属層259bおよびソース電
極層259aを形成した。
【0068】この後、第一層目のパッシベーション層2
60aを形成し、スルーホール264aを設けた後、画
素接続電極263を形成した。また、画素接続電極26
3としては、ITOなどの透明な導電性材料が望ましい
が、不透明な金属や半導体などを用いてもよい。次い
で、第2層目のパッシベーション層260bを形成し、
スルーホール264bを設けた。パッシベーション層2
60a,260bとしては、SiNx およびSiOx
どの無機材料、あるいはアクリル、ポリイミドなどの有
機材料を用いることができる。さらに、ITOなどから
なる画素電極258を第2のパッシベーション層260
b上に形成し、ポリイミドを塗布して配向膜261を設
けてアレイ基板を得た。
【0069】このアレイ基板を2枚、信号線に平行な側
面において接着樹脂262で貼り合わせて大型の液晶表
示装置用のTFTアレイ基板を得た。なお、貼り合わさ
れるアレイ基板の枚数は2枚に限定されず、3枚以上の
任意の枚数を貼り合わせることができる。
【0070】一方、このTFTアレイ基板に離間して配
置される対向基板は、ガラス基板上にCr等の金属など
からなるブラックマトリックス層およびカラーフィルタ
ー層を形成した後、これらの上にITOなどの透明導電
膜からなる対向電極層を形成して得た。
【0071】このようにして得られた対向基板を、前述
のTFTアレイ基板と組み合わせ、それらの間に液晶と
スペーサとを注入した後、これをシール剤樹脂で封着し
て大型の画像表示装置を得た。
【0072】本実施例のアレイ基板においては、図12
に示すようにアレイ基板の接続部262に近接して配置
されているのは画素電極258であり、信号線259b
は、画素ピッチ分だけ接続部262から遠ざかってい
る。このため、信号線、ゲート線間のクロスショートな
どによる線欠陥、およびTFTの欠損による点欠陥がほ
とんど現れなくなり、良好な表示特性が得られた。
【0073】(実施例II−5)前述の実施例(II−4)
においては、信号線を画素電極に対して1周期ずらし
て、貼り合わせ部分262からTFTアレイを遠ざけた
が、図13に示すように、ゲート線253を画素電極2
58に対して1周期ずらして形成してもよい。これによ
って、ゲート線253方向に平行な辺を接続部として複
数のアレイ基板を貼り合わせても、ゲート線の線欠損お
よび信号線、ゲート線間のクロスショートによる線欠陥
や、TFTの欠損による点欠陥の数を激減することがで
きた。そのため、線欠陥、点欠陥のない良好な表示特性
を有する大型の画像表示装置が得られた。
【0074】(実施例II−6)図14は、信号線259
b方向およびゲート線253方向にそれぞれ1周期同時
に画素電極258に対してTFTをずらして形成した平
面図である。このように信号線259bおよびゲート線
253の両方に対して1周期ずらすことにより、信号
線、ゲート線がともに基板の貼り合わせ部262から遠
ざかる。すなわち、信号線方向、ゲート線方向にそれぞ
れ貼り合わせ部分を形成できるので、さらに画面の大き
さが大きくなり、かつ線欠陥、点欠陥の数も少ない画像
表示装置が得られる。
【0075】以上説明したように、本実施例において
は、貼り合わせ部分、すなわち基板端のTFTアレイに
おいて、配線およびTFTを画素電極と画素ピッチ程度
離して接続した。このような構成とすることにより、信
号線やゲート線の線欠陥、配線間のクロスショートを防
止することが可能となった。本実施例のようなTFTア
レイを用いて作製された液晶表示装置は、貼り合わせ部
分の非表示領域が少ないので筋の発生はなく、線欠陥、
点欠陥のない良好な表示特性を有する。
【0076】(実施例III )本実施例においては、2枚
のアレイ基板を貼り合わせ、この貼り合わせ部に導電膜
を配置した例を説明する。導電膜は、2枚の基板の貼り
合わせ部の上にまたがって設けてもよく、この場合は、
透明導電膜を用いて画素電極とすることができる。ある
いは導電膜は、2枚の基板の上に設けられた配線を、基
板の側面または表面で接続するためのものであってもよ
い。
【0077】(実施例III −1)図15は、本実施例の
画像表示装置の構成を模式的に示した断面図である。
【0078】図15に示す画像表示装置においてアレイ
基板322は、ITOパターン323が形成された厚さ
0.7mmの透光性基板2枚を、側面で接着して形成さ
れたものである。このアレイ基板322に対し、平均粒
径5μmの樹脂ビーズをスペーサ325として介して対
向基板321が配置されている。なお、対向基板321
は、厚さ0.7mmの透光性基板上に共通電極パターン
324が形成されており、対向基板321の面積は、前
述のようにして貼り合わされたアレイ基板322とほぼ
等しい。
【0079】アレイ基板322と対向基板321との間
隙には液晶326が封入されており、側面は樹脂327
によりシールされている。
【0080】なお、図示していないが、対向基板321
およびアレイ基板322には、カラーフィルター、ゲー
ト電極、ソース電極、アモルファスシリコン層、および
それらを相互に接続する絶縁層など、一般的な画像表示
装置として必要な構成が含まれている。また、対向基板
321とアレイ基板322との間隙に配置される液晶や
スペーサ、さらには、その側面をシールするシール剤も
一般的な画像表示装置に用いられるものと同様のものを
使用することができる。
【0081】例えば、液晶材料としては、TN液晶、お
よび強誘電性液晶などが挙げられ、表示モードによって
最適な材料を選択することができる。また、上述したよ
うな、数μm径のスペーサを散布する以外にも、接着性
を有する接着スペーサやレジスト柱を用いることができ
る。
【0082】画像表示装置を駆動する信号は、駆動IC
より供給されており、この駆動ICは、アレイ基板上に
駆動ICを直接搭載するCOG(Chip on Gl
ass)法や、TAB(Tape Automatic
Bonding)法により接続することができる。画
像表示装置がポリシリコンを用いて作製されている場合
には、駆動を予めアレイ基板作製時に作り込んでもよ
い。
【0083】本実施例の画像表示装置は、以下のように
して製造した。なお、対向基板やアレイ基板の製造等に
おけるごく一般的な工程に関する説明は省略する。
【0084】まず、対向基板321のほぼ半分の大きさ
の、厚さ0.7mmの透光性基板上に、スパッタ法およ
びCVD法でTFTを形成した。次いで、TFT上にス
パッタ法で膜厚150nmのITOを形成し、ロールコ
ータでレジストを塗布後、フォトリソグラフィにより
0.2mm×0.2mmピッチ(電極幅0.18mm、
電極間隔0.02mm)で画素電極パターン323を形
成してアレイ基板を2枚作製した。なお、2枚のアレイ
基板上の画素電極パターン323のうち、接続部331
に接する電極333は、図16に示すような寸法および
配置となるように形成した。具体的には、図16に示す
ように2枚のアレイ基板の接続部331に接する電極3
33は、接続部331の延びる方向においては0.18
mm、これに直交する方向においては0.09mmの矩
形とした。さらに、画素電極パターンは、接続部331
に対して直交する方向において揃うように配置した。
【0085】次に、この2枚のアレイ基板のそれぞれ一
辺にトランスファ328を設け、トランスファ328を
設けた辺の反対側の側面に、エンプラ−ポリアセタール
を主成分とする樹脂331を塗布した。2枚のアレイ基
板を120℃で1時間加熱して接着し、一枚の大型アレ
イ基板322を得た。この大型アレイ基板322の接続
部331上には、図17に示すように、他の画素との規
則性を崩さない位置に、ITO膜332(0.18mm
×0.18mm)をスパッタ法により150℃で150
nmの膜厚でマスク成膜し、その後、250℃でアニー
ル処理を施した。すなわち、大型アレイ基板322の接
続部331上には、2枚の基板を接続する前に形成され
ていた第1のITO画素電極パターン333と、2枚の
基板を貼り合わせた後に、この第1の画素電極パターン
の上に形成された第2のITO画素電極パターン332
との積層構造のITO電極が形成される。
【0086】一方、厚さ0.7mmの基板に、スパッタ
法により膜厚150nmのITO膜を成膜し、ロールコ
ータでレジストを塗布した後、フォトリソグラフィによ
り電極パターン324を形成して対向基板321を得
た。
【0087】上述のようにして作製されたアレイ基板3
22の外周端部と、対向基板321の外周端部の上に、
ディスペンサーを用いて熱硬化性樹脂でシール部327
を形成した。この際、基板端部に一部開口部を残した。
配置された熱硬化性樹脂は、80℃で仮乾燥した。その
後、平均粒径5μmのスペーサ325を散布し、アレイ
基板322を位置合わせし加圧しながら160℃で8時
間加熱して樹脂327を硬化した。形成されたシール部
はほぼ5μmの厚さで、その平均幅は1mmであった。
端部に残した開口部から液晶326を注入した後、前述
と同様の熱硬化性樹脂327で開口部を閉じることによ
り液晶326を対向基板とアレイ基板との間隙の封入し
て画像表示装置を作製した。
【0088】こうして作製した画像表示装置を、トラン
スファ328を設けた両辺より両側駆動で駆動し、画像
を表示させたところ、2枚のアレイ基板の接続部331
はほとんど認識されず、良好な大型画像が得られた。
【0089】(実施例III −2)まず、実施例(III −
1)と同様にして2枚のアレイ基板を作製し、同様にし
てそれらを側面で貼り合わせて大型のアレイ基板を得
た。その後、スパッタリングにより接続部331上にI
TO膜を成膜し、メタノール系ガスを用いたドライエッ
チングによりパターンを形成した。このアレイ基板を用
いる以外は、前述の実施例(III −1)と同様にして画
像表示装置を作製した。
【0090】こうして得られた画像表示装置を、トラン
スファ328を設けた両辺より両側駆動で駆動し、画像
を表示させたところ、2枚のアレイ基板の接続部331
はほとんど認識されず、良好な大型画像が得られた。
【0091】(実施例III −3)まず、実施例(III −
1)と同様にして2枚のアレイ基板を作製し、同様にし
てそれらを側面で貼り合わせて大型のアレイ基板を得
た。これとは別に、ガラス基板上に0.18mm×0.
18mmのITO膜を、スパッタ法により150℃で1
50nmの膜厚でマスク成膜した後、250℃でアニー
ル処理して仮成形した。このガラス基板を200℃まで
加温し、予め作製したアレイ基板接続部上の画素電極同
士が接続されている部分(図16および図17中の33
3)に位置合わせして押しつけた。10秒後、このガラ
ス基板をアレイ基板から離すと、ガラス基板に仮形成さ
れたITO膜がアレイ基板接続部上の画素電極同士が接
続されている部分に転写された。このアレイ基板を用い
る以外は、前述の実施例(III−1)と同様にして画像
表示装置を作製した。
【0092】こうして得られた画像表示装置を、トラン
スファ328を設けた両辺より両側駆動で駆動し、画像
を表示させたところ、2枚のアレイ基板の接続部331
はほとんど認識されず、良好な大型画像が得られた。
【0093】(実施例 III −4)まず、実施例(III
−1)と同様にして2枚のアレイ基板を作製し、同様に
してそれらを側面で貼り合わせて大型のアレイ基板を得
た。これとは別に、厚さ1μmのポリイミド等の有機フ
ィルム上に、ITO膜をスパッタ法により150℃で1
50nmの膜厚で成膜した後、250℃でアニール処理
した。これを0.18mm×0.18mmの大きさにカ
ットし、アレイ基板接続部上の画素電極同士が接続され
ている部分(図16および図17中の333)に位置合
わせして載置し、200℃で10分間アニールして貼り
付けた。このアレイ基板を用いる以外は、前述の実施例
(III −1)と同様にして画像表示装置を作製した。
【0094】こうして得られた画像表示装置を、トラン
スファ328を設けた両辺より両側駆動で駆動し、画像
を表示させたところ、2枚のアレイ基板の接続部331
はほとんど認識されず、良好な大型画像が得られた。
【0095】以上の実施例(III −1)〜(III −4)
においては、画素電極パターンが形成された2枚のアレ
イ基板を、画素電極パターンが貼り合わせ部を介して隣
接するように接続し、この接続部の上には、さらに画素
電極パターンが形成された画像表示装置を説明した。こ
のように接続部に積層構造の画素電極パターンを設けた
構成は、貼り合わせた2枚のアレイ基板の厚さが等しく
ない場合、すなわち、貼り合わせ部に段差が生じている
場合に特に有利である。予め画素電極を形成せずに、2
枚のアレイ基板を貼り合わせた後、接続部に画素電極パ
ターンを形成した場合には、貼り合わせ部に段差がある
と画素電極の段切れが生じるおそれがある。本実施例の
構成とすることにより、このような段切れは確実に防止
することができる。
【0096】なお、貼り合わせ部上の画素電極は、アレ
イ基板内に形成された他の画素電極より厚くなることを
考慮して、駆動電圧を印加すれば、より接続部が視認さ
れにくい均一な画像が得られ得る。
【0097】以上の例では、2枚のアレイ基板の接続部
に位置する画素電極パターンを、複数の層を積層するこ
とにより形成したが、実施例(III )の画像表示装置
は、これに限定されるものではない。以下に、実施例
(III )の画像表示装置の他の例を説明する。
【0098】(実施例III −5)図18に、本実施例の
画像表示素子の他の例の断面図を示す。
【0099】図示するように、本実施例の画像表示装置
においては、ガラス基板341上にTFTおよび画素電
極350等を形成してなるアレイ基板338と、ガラス
基板353上にCr等からなるブラックマトリックス層
354、カラーフィルター層355、ITO等の透明電
極356、およびポリイミド層からなる液晶配向膜35
7を形成してなる対向基板339との間に、液晶358
が封入されシール材により封止されている。
【0100】なお、図中、342はSiOx などからな
るアンダーコート層であり、343aおよび343b
は、それぞれゲート電極および補助容量電極を表わす。
これらの電極は、いずれもMo、MoTa、MoWおよ
びAl合金などの低抵抗・高融点金属により形成されて
いる。これらの電極の上には、ゲート絶縁膜層344、
α−Siなどの半導体層345、およびSiNx などか
らなるチャネル保護層346が順次形成されている。な
お、ゲート絶縁膜は、SiNx およびSiOx などの絶
縁膜の単層、あるいはそれらの積層により構成すること
ができる。半導体層345およびチャネル保護層346
の上には、P型不純物をドープしたn+ α−Siなどか
らなるコンタクト層347が2つ離間して設けられてい
る。それぞれのコンタクト層347の上には、Mo、A
lなどの低抵抗金属層からなるソース電極348b、お
よび信号線電極層348aが形成されている。さらに、
SiNx などの無機絶縁膜層あるいはアクリル樹脂、B
CB(ベンゾシクロブテン)などの有機絶縁膜層、ある
いはそれらの積層からなるパッシベーション層351、
ITO画素電極350、およびラビング処理されたポリ
イミド膜からなる液晶配向膜352が、ソース電極34
8bおよび信号線電極層348aの上に順次形成されて
いる。
【0101】図示するようにアレイ基板338において
は、2枚の基板が接続部349で接着樹脂により接続さ
れており、この接続部を覆うようにITO画素電極35
0が形成されている。すなわち、ITO画素電極350
およびこれより上の層は、TFTが形成された複数のア
レイ基板を、接着樹脂にて貼り合わせた後に形成された
ものである。
【0102】ここで、TFTが形成されたアレイ基板を
貼り合わせる工程を、図面を参照して説明する。まず、
画素部分以外のTFTアレイを大判ガラス基板上に複数
形成し、これを図19に示すように複数の基板に切断す
る。なお、このように切断されたアレイ基板を用いる以
外に、予め所定の寸法の複数のアレイ基板を別々に形成
しておいてもよい。複数の基板は、アレイテスターにか
けて欠陥の様子を調べておく。
【0103】図19中、361はゲート電極、補助容量
電極を表わしており、図18中の343aおよび343
bに相当する。また、362はTFT部を表わし、36
4a、364bおよび364cは、パッシベーションス
ルーホールを表わす。なお、364aは、ゲート電極・
補助容量電極の接続用のスルーホールであり、364b
はソース電極接続用のスルーホールであり、364cは
信号線接続用のスルーホールである。また、切断部以外
の領域にもTFTアレイの周期に応じてスルーホールを
設けてもよい。これらのスルーホールを通してアレイテ
スターの針を接触させ、パッドとして用いる。パッド
は、364a、364bを用いてもよいし、周期的に形
成された内側の開口部を用いてもよい。
【0104】このアレイテスターの結果、欠陥のないア
レイ基板、あるいは欠陥数の少ないアレイ基板を選び、
それらを図20に示すように接続部349で貼り合わせ
る。その後、ITOなどの透明電極膜を成膜、パターニ
ングする。これによって、貼り合わせ部分を介して隣接
する信号線、ゲート線および補助容量線を接続する。す
なわち、図21中に斜線で示すように、接続部349を
介して隣接するゲート電極・補助容量電極の上には、I
TO貼り合わせ接続電極365aが形成され、接続部3
49を介して隣接する信号線の上には、ITO貼り合わ
せ接続電極365cが形成される。さらに、接続部34
9を介して隣接する画素電極の上にはITO画素電極3
65bが形成される。
【0105】ここで、アレイ基板の貼り合わせ部349
におけるゲート線領域の断面図を図22に示し、アレイ
基板の貼り合わせ部349における信号線接続部の領域
の断面図を、図23に示す。図22に示すように、接続
部349を介して隣接するゲート線・補助容量線343
cは、その上に形成されたITO接続電極365aで接
続されており、一方、接続部349を介して隣接する信
号線348cは、図23に示すようにその上に形成され
たITO接続電極365cにより接続されている。
【0106】なお、本実施例の画像表示装置において
は、図24に示すようにパッシベーション膜を設けず
に、ITO画素電極350を形成してもよい。
【0107】図18および図24に示したような画像表
示装置は、実施例Iの画像表示装置に比べ、開口率を大
きく設計することができるという利点を有している。実
施例Iでは、複数の基板を貼り合わせたアレイ基板を用
いて画像表示装置を作製する場合には、画面に筋がはい
るのを防ぐため、画素電極パターンのピッチを考慮しな
ければならない。貼り合わせ部分を介して隣接する画素
電極パターンのピッチを、これ以外の部分の画素ピッチ
よりも大きく形成すれば筋は見えにくくなるものの、こ
のように構成された従来の画像表示装置は、画素の開口
率が大きく低下する。
【0108】この開口率について、以下に詳細に説明す
る。
【0109】図25に実施例Iのアレイの貼り合わせ部
分近傍の画素の平面構造を示し、このように貼り合わさ
れたアレイ基板を用いて製造された画像表示装置の断面
図を、図26に示す。図25中、斜線で示した領域37
5は、アレイ基板の接続部を表わしており、ここでは4
枚の基板を貼り合わせた構造であることがわかる。各ア
レイ基板には、ゲート線371、α−Si島372、信
号線電極373a、ソース線電極373b、およびIT
O画素電極374が形成されている。また、図25中、
x およびWy は、それぞれ信号線373aおよびゲー
ト線371の幅であり、Lは画素電極374のピッチ
幅、Zは貼り合わせ部分(接着樹脂)375を介しない
で隣接した画素電極374と信号線373aあるいはゲ
ート線371との距離、Vは貼り合わせ部分375を介
して隣接した画素電極374と信号線373aあるいは
ゲート線371との距離、Gは貼り合わせ部分375の
幅を表している。さらに、Dは基板端と基板に最近接す
る画素電極374との距離を示しており、これは、貼り
合わせを行なう場合に、各々の基板の端に存在するパタ
ーンを形成できない領域に相当する。いずれの符号にお
いてもxは、ゲート線371に並行な方向における距離
であり、yは信号線373aに並行な方向における距離
である。
【0110】単位画素当たりに占める画素電極374の
面積をS、開口率をK、P=K/Sとすると、開口率
は、下記数式(1)で表わされる。
【0111】 K=PS =P(Lx −Wx −Zx −Vx )(Ly −Wy −Zy −Vy )/Lx y 数式(1) ここで、V=G+2Dである。
【0112】数式(1)より、貼り合わせ部分のパター
ンのマージンDが大きいと開口率Kが低下することがわ
かる。実際にアレイ基板を作製したところ、このマージ
ンDを50μm未満にすると、基板端の画素電極パター
ンや信号線電極パターンが欠落する確率が著しく大きく
なることがわかった。
【0113】ここで、画素ピッチLx ×Ly を300μ
m×900μm、Zを5μm、Wを10μm、G=30
μmとすると、単純に見積もって画素面積率Sは、 (300-10-5-30-2×50)( 900-10-5-30-2×50) /(300×90
0)×100 =43% である。開口率は、これにPをかけて得られる。
【0114】画素上置き構造にした場合、画素電極を信
号線に重ねる設計を行なうことで、高開口率化が可能で
ある。この場合、Z=0とすることができるので、画素
面積率Sは、 (300-10-30-2×50)( 900-10-30-2×50) /(300×900)×
100 =45% となり、開口率も上がる。
【0115】次に、本実施例の貼り合わせ部に画素があ
る構造を有する画像表示装置についての開口率を、前述
した実施例Iの開口率と比較する。
【0116】本実施例の画像表示装置に用いられるアレ
イ基板における貼り合わせ部分の画素構造を図27に示
し、このアレイ基板を用いて製造した画像表示装置の断
面図を図28に示す。図27中、斜線で示した領域37
5は、アレイ基板の接続部を表わし、4枚の基板を貼り
合わせた構造である。各アレイ基板には、ゲート線37
1、α−Si島372、信号線電極373a、ソース線
電極373b、ITO画素電極374が形成されてい
る。その他の符号も、図25中と同様であるが、本実施
例の画像表示装置においては、貼り合わせ部375の上
をまたぐようにITO画素電極374が形成されてい
る。
【0117】まず、前述の図24に示したような、パッ
シベーション膜を介さないで画素電極が形成されたアレ
イ基板について考える。開口率Kは前述の数式(1)で
表される。この場合には、Vm =Zm ≧0である。すな
わち、本実施例では、ITO画素電極パターン374を
基板貼り付け後に形成することにより、貼り合わせ接続
部375での画素パターン374のマージンが、原理的
にはGやDの大きさに依存しなくなる。G,L,Zおよ
びWとして上述の計算値の値を採用すると、画素面積率
Sは、 (300-5×2-10)( 900-5×2-10)( 300×900)=91% と、従来の構造の場合より大きな値を得ることができ
る。したがって、開口率Kもこれに比例して大きくな
る。
【0118】また、アレイ構造を図18のように画素上
置き型にした場合には、信号線373aおよびゲート線
371と画素電極パターン374とを重なるように配置
した場合には、Vm =Zm =0とすることができ、下記
式で表わされるような大きな開口率を得ることができ
る。
【0119】 Kmax =P(Lx −Wx ) (Ly −Wy ) /Lx y この場合、Sについてのみ計算してみると、 (300−10)(900−10)/(300×90
0)=96% と著しく大きくなる。
【0120】ここで、図26に示した実施例Iの画像表
示装置の断面図と、図28に示した本実施例の画像表示
装置の断面図とを比較すると、本実施例により開口率が
高められたことがわかる。
【0121】また、Dを大きくしても開口率が下がらな
いので、基板端における配線パターンを基板端から遠ざ
けることができる。すなわち、Dmax ≦L/2=400
μmとすることができ、線欠陥を減少させる効果もあっ
た。さらに、接続部分にITOが形成されているため、
接続部分の接着樹脂から液晶中に入る不純物がブロッキ
ングされ、これにより結晶の劣化が少なくなることがわ
かった。このような理由から、表示特性のよい画像表示
装置を得ることができる。
【0122】なお、本実施例の画像表示装置は、上述し
た例に限定されるものではなく、種々の変更が可能であ
る。例えば、図29に示すように、ITO画素電極37
4は貼り合わせ部分375に重なるようにパターニング
し、一方、ブラックマトリックス386の開口部に貼り
合わせ部分375がはみ出るようにしてもよい。また、
図30に示すように貼り合わせ部分375にITO画素
電極374は重ね、かつブラックマトリックス386の
開口部から貼り合わせ部分375がはみ出ないようにす
ることもできる。あるいは、図31に示すように、IT
O接続電極374は貼り合わせ部分375に重ならない
ようにしてもよい。図31は、従来の例とほぼ同じ構成
であるが、従来の場合には、貼り合わせ部分375とI
TOパターン374との間に大きなマージンが必要であ
り、これに対し、本実施例は、貼り合わせ部分375と
ITOパターン374との間の距離を小さくすることが
できるため、従来よりも開口率を大きくすることができ
る。
【0123】(実施例III −6)図32に、本実施例の
液晶表示装置の一例の断面図を示す。
【0124】ここに示す液晶表示装置は、基本的には図
18の断面図に示したものと同様の構成であるが、アレ
イ基板のパッシベーション層351の形成方法が異な
る。本実施例においては、1枚の大判ガラス基板に複数
のTFTを形成し、ガラス基板を切断して良品のみを貼
り合わせた後、まず、パッシベーション層351をTF
T上に形成した。次いで、このパッシベーション層35
1の上に、透明導電膜により画素電極350を形成し
た。パッシベーション層351としては、SiNなどの
無機絶縁層を用いてもよいが、アクリル樹脂、ポリイミ
ド、BCB(ベンゾシクロブテン)およびSOG(スピ
ンオングラス)などの有機塗布絶縁膜を用いると、容易
に大面積に平坦なパッシベーション層を形成することが
できるので好ましい。
【0125】このようにして得られたアレイ基板を用い
て、前述の実施例(III −5)の場合と全く同様な対向
基板と組み合わせ、同様のプロセスで液晶表示装置を得
た。この構造では、基板貼り合わせ部分349がパッシ
ベーション層でカバーされるため、接着樹脂から液晶に
入り込む不純物をブロックすることができ、信頼性も向
上した。
【0126】前述の図18および図32に示した液晶表
示装置においては、対向基板側にブラックマトリックス
354が形成されているが、本実施例はこれに限定され
るものではない。例えば、図33に示すように、パッシ
ベーション膜351上に画素電極350を形成し、この
画素電極350上にブラックマトリックス層354を形
成しても同様の効果が得られた。
【0127】このようにブラックマトリックスをアレイ
基板側に形成することで、開口率がさらに上がり、低消
費電力の液晶表示装置を得ることができた。なお、ブラ
ックマトリックス層354としては、黒色レジストを用
いるとブラックマトリックス層での反射が少なく、高コ
ントラストの液晶表示装置を得ることができたが、Si
Geなどの高抵抗で不透明な半導体を用いてもよい。
【0128】また、ブラックマトリックス層354は、
画素電極350を形成する前のパッシベーション層35
1上に形成し、ITO画素電極350の下側に重なるよ
うに形成してもよい。
【0129】さらにまた、ブラックマトリックス354
のみならず、カラーフィルター層355もアレイ基板上
に形成すると、さらに開口率が上がり、低消費電力化お
よび低コスト化を実現することができた。カラーフィル
ター層355は、ITO画素電極350の上側あるいは
下側のいずれの側に形成してもよく、あるいは2層のI
TO画素電極の間に挟んでもよい。またさらに、パッシ
ベーション層351を着色してカラーフィルター層を兼
ねてもよい。
【0130】(実施例III −7)図34に、本実施例の
液晶表示装置の一例を表わす断面図を示す。
【0131】図示する液晶表示装置においては、ガラス
基板341上にTFTおよび画素電極350等を形成し
てなるアレイ基板338と、ガラス基板353上にCr
等からなるブラックマトリックス層354、カラーフィ
ルター層355、ITO等の透明電極356、およびポ
リイミド層からなる液晶配向膜357を形成してなる対
向基板339との間に、液晶358が封入されシール材
により封止されている。
【0132】なお、図中、342はSiOx などからな
るアンダーコート層であり、343aおよび343b
は、それぞれゲート電極および補助容量電極を表わす。
これらの電極は、いずれもMo、MoTa、MoWおよ
びAl合金などの低抵抗・高融点金属により形成されて
いる。これらの電極の上には、ゲート絶縁膜層344、
α−Siなどの半導体層345、およびSiNx などか
らなるチャネル保護層346が順次形成されている。ゲ
ート絶縁膜344は、SiNx およびSiOx などの絶
縁膜の単層、あるいはそれらを積層して構成することが
できる。半導体層345およびチャネル保護層346の
上には、P型不純物をドープしたn+ α−Siなどから
なるコンタクト層347が2つ離間して設けられてい
る。各コンタクト層347の上には、Mo、Alなどの
低抵抗金属層からなるソース電極348b、および信号
線電極層348aが形成されている。ソース電極348
bに接続して、第1の透明電極350aがゲート絶縁膜
344上に延びて形成されている。さらに、パッシベー
ション層351、第2の透明電極350、およびラビン
グ処理されたポリイミド膜からなる液晶配向膜352
が、ソース電極348b、信号線電極層348aおよび
第1の透明電極350aの上に順次形成されている。こ
こで、パッシベーション層351は、SiNx などの無
機絶縁膜層あるいはアクリル樹脂、BCB(ベンゾシク
ロブテン)などの有機絶縁膜層、あるいはそれらの積層
により構成することができる。
【0133】図示するようにアレイ基板338において
は、2枚の基板が接続部349で接着樹脂により接続さ
れており、この接続部を覆うように第2の透明電極35
0がパッシベーション層351の上に形成されている。
第2の透明電極の面積は、ソース電極に接続して形成さ
れた第1の透明電極より大きい。また、第1の透明電極
350aより上の層、例えば、パッシベーション層35
1、第2の透明電極350およびポリイミド膜352
は、TFTが形成された複数のアレイ基板を、接着樹脂
にて貼り合わせた後に形成されたものである。
【0134】アレイ基板338においては、パッシベー
ション層351上に形成された第2の透明電極350
は、スルーホールを介して第1の透明電極350aに接
続されている。第1の透明電極350はゲート絶縁膜3
44上に延びて形成されているので、スルーホールを形
成可能な領域が増加する。図示した例では、ソース電極
348bに重なるようにスルーホールが形成されている
が、これに限定されず、任意の位置にスルーホールを形
成することができる。
【0135】なお、ポリイミド膜352より上の部分を
除いたものが、薄膜トランジスタアレイとなる。
【0136】ここで、アレイ基板の貼り合わせについて
説明する。支持基板(図示せず)上に接着シールを重
ね、2つのガラス基板341がそれぞれの側面で貼り合
わされるようにシール上に載置した。次いで、プレスに
挟み込んで支持基板とアレイ基板とを接着するとともに
アレイ基板同士を貼り合わせた。接着シールとしては、
一般の合わせガラスに使われる中間膜を用いたが、これ
に限定されず、シート状や液状のもの等、種々の接着シ
ールを使用することができる。その材料としては、エポ
キシ樹脂、アクリル樹脂、ポリアセタール、ポリビニル
ブチラールなどの有機系接着剤の他に、無機接着剤ある
いは水ガラス等が挙げられる。
【0137】なお、支持基板を用いずにアレイ基板の側
面のみを貼り合わせてもよい。側面のみを貼り合わせる
場合には、上述した接着剤を用いる以外にも、研磨され
た側面同士を光学接着することができる。基板の側面同
士を光学接着した場合には、貼り合わされる基板の接着
しろはほぼ0とすることができるが、一般的には貼り合
わせしろは数十μmである。なお、本実施例において
は、貼り合わせしろの幅は平均35μmであった。
【0138】上述したように、支持基板を用いずにアレ
イ基板の側面同士を貼り合わせることもできるが、得ら
れる液晶表示装置の強度を考慮すると、アレイ基板の側
面同士を先に貼り合わせた場合でも、それらを支持基板
に接着することが望ましい。
【0139】本実施例に示したように、透明電極を2層
とし、スルーホールを介してそれらを接続することによ
って、開口率を大きくすることができるとともに、画素
を司る透明電極350とスイッチング素子(TFT)と
の位置合わせも容易になるという利点が得られる。しか
も、接続不良の低減を図ることができる。
【0140】アレイ基板上のソース電極に接続して第1
の透明電極を設け、この第1の透明電極と、パッシベー
ション層上に形成された第2の透明電極とを接続すると
いう構成は、上述した例に限定されるものではない。こ
のような構成は、1枚の基板からなるアレイ基板にも応
用することができる。この場合の例を図35に示す。
【0141】図35に示す液晶表示装置は、アレイ基板
338’が1枚の基板からなる以外は、図34に示した
ものと同様である。すなわち、ソース電極348bに接
続して第1の透明電極350aが設けられており、パッ
シベーション層351上には、第2の透明電極350が
形成されている。第2の透明電極350は、パッシベー
ション層351に設けられたスルーホールを介して第1
の透明電極350aに接続されている。
【0142】この場合も、開口率を大きくすることがで
きるとともに、透明電極とスイッチング素子との位置合
わせも容易になるという利点が得られる。
【0143】(実施例III −8)本実施例では、前述の
アレイ基板の製造方法と基本的には同様の方法で製造す
るが、パッドの形成方法が異なる。すなわち、上述の例
では、貼り合わせるアレイ基板のアレイテスター用パッ
ドは画素中に作り込み、それを貼り合わせて大判の液晶
表示装置を完成させていたが、本実施例では、以下のよ
うにパッドを形成してアレイ基板を得た。
【0144】まず、図36(a)に示すように、アレイ
基板を作製するに当たって、ゲート電極391a、α−
Si島392、信号線電極393aおよびソース電極3
93bとともに、パッド電極391bを所定の形状に形
成した。なお、図中、394aは、ソース電極/画素電
極コンタクト部のパッシベーションスルーホールを表わ
し、394bおよび394cは、それぞれ、ゲートパッ
ド電極のパッシベーションスルーホール、およびゲート
電極接続用パッシベーションスルーホールを表わす。こ
のパッド電極391bを用いてアレイテスターで欠陥数
を調べた後、大判基板からアレイ基板を切断部396で
切り離す際に、パッド電極391bも同時に切り離す。
【0145】そして、図36(b)に示すように、欠陥
のない良品アレイ基板を接続部397で貼り合わせ、こ
の接続部397を跨ぐようにITOを成膜して画素電極
395aを形成する。さらに、ゲート電極接続用パッシ
ベーションスルーホール394cには、ITO貼り合わ
せ接続電極395bを形成して、接続部397を介して
隣接するゲート線を接続する。なお、図36(b)には
示されていないが、接続部397を介して隣接する信号
線もゲート線と同様にしてITO貼り合わせ接続電極で
接続することができる。
【0146】その後、上述の実施例と同様のプロセスで
大型液晶表示装置を完成する。この場合、貼り合わせ部
分や画素部分にパッドが残らないので、開口率が高く、
すなわち、消費電力が小さく、かつ筋に見えにくい良好
な画質の液晶表示装置を低コストで提供することができ
る。
【0147】以上、貼り合わせ型の液晶表示装置におい
て、アレイ基板の接続部を跨ぐように画素電極や配線を
形成した例を説明したが、このような構成を応用して、
大型の薄膜トランジスタアレイを製造することも可能で
ある。
【0148】次に、2枚のアレイ基板を貼り合わせて、
これらの基板上に形成された配線を2枚のアレイ基板の
貼り合わせ部において接続した例を説明する。
【0149】(実施例III −9)図37に本実施例の画
像表示装置の一例を表わす断面図を示す。図示する画像
表示装置においては、3枚のアレイ基板を一列に貼り合
わせて大型のアレイ基板を構成している。また、図38
は、中央のアレイ基板と両側の2枚のアレイ基板との貼
り合わせ部分近傍を示した概略図である。
【0150】図37に示すように、3枚のアレイ基板4
30a,430bおよび430cには、ゲート線43
1、絶縁膜を介してこのゲート線と交差する信号線43
2、TFT(図示せず)、および画素電極(図示せず)
がそれぞれ形成されている。なお、図37および図38
の両図を通して、434は貼り合わせ部分、435は異
方性導電性樹脂、436はスペーサー、437はシール
部、438は液晶、439はゲート線の駆動IC、44
0は信号線の駆動ICを表している。図示するように、
中央のアレイ基板430bは、その一方の側面434b
がアレイ基板430aの側面434aに対向しており、
他方の側面434cは、アレイ基板430cの側面43
4dに対向している。中央のアレイ基板430bの両側
面434bおよび434cには、上面に形成されている
ゲート線431が延長して縞状に形成されており、両側
のアレイ基板430aおよび430cの側面434a、
434dにも、同様にゲート線431が延長して縞状に
形成されている。隣接する2つのアレイ基板430aと
430b、および430bと430cは、それぞれ前述
の側面に形成された縞状のゲート線431同士が向かい
合うように位置合わせされ、異方性導電性樹脂435に
より電気的および機械的に接続されている。
【0151】信号線432の駆動は、個々のアレイ基板
の一端に配置されている駆動IC440で行なうが、ゲ
ート線431に関しては、ゲート線が貼り合わせた基板
間で接続されているので、図に示す右端のアレイ基板4
30cの右端に配置された駆動IC439のみによっ
て、3枚のアレイ基板を連動することができる。
【0152】上述の例では、ゲート線のみを連動にした
が、信号線のみ、あるいはゲート線と信号線との両者の
連動も可能である。なお、図37には、貼り合わされた
アレイ基板と1枚の対向基板とからなる画像表示装置を
示したが、本実施例はこれに限定されるものではない。
例えば、支持基板の上にアレイ基板を配置して強度の向
上を図ることもでき、この場合には、各アレイ基板上に
形成された配線同士をメッキあるいは固相拡散により接
続することによってアレイ基板を接続することが可能と
なる。また、アレイ基板のみならず対向基板も同様に側
面で貼り合わせてもよい。さらに、駆動回路の実装方法
は、COG(Chip on Glass)に限定され
ず、TAB、ワイヤボンディング等を用いて駆動回路を
実装することもできる。
【0153】図37に示した画像表示装置は、次のよう
にして製造した。まず、厚さ0.7mmの基板にスパッ
タ法により膜厚150nmのITO膜を成膜し、次い
で、PEP工程およびエッチングにより電極パターンを
形成して対向基板433を作製した。一方、厚さ0.7
mm、前記対向基板の3分の1の大きさの透光性基板を
用意し、この上に、ゲート線431、信号線432、T
FTおよび画素電極等を形成して、アレイ基板を3枚
(430a,430b,430c)作製した。このと
き、中央に配置されるアレイ基板430bは、4辺のう
ちの向かい合う2辺の側面434bおよび434cにゲ
ート線431を延長して形成しておき、他の2枚のアレ
イ基板430aおよび430cは、前述のアレイ基板4
30bの2辺と等しい長さを有する1辺の側面434a
および434dに、ゲート線431を延長して形成し
た。なお、アレイ基板の側面に配線を形成する方法とし
ては、スパッタ、蒸着およびメッキ等の方法が挙げられ
る。
【0154】上述のようにして得られた3枚のアレイ基
板430a,430bおよび430cを、配線431が
形成された側面同士434aと434b、434cと4
34dとが向かい合うようにして一列に並べ、異方性導
電性樹脂435でこの側面同士を貼り合わせて一枚のア
レイ基板を得た。接着に異方性導電性樹脂435を用い
ることによって、個々の基板内で隣接する配線同士の絶
縁は維持しつつ、貼り合わされた基板同士の配線間の電
気的接続が可能となる。なお、基板の側面に配線を延長
して形成したことによって側面に凹凸が生じているの
で、2枚の基板を側面で貼り合わせた際には配線の形成
されていない部分が空隙となるが、接着に用いられた異
方性導電樹脂435がこの空隙に入り込んで液晶が外部
に浸み出ないためのシール剤として作用する。このた
め、アレイ基板の下に支持基板を配置する必要がない。
【0155】貼り合わせ後のアレイ基板430の外周部
と対向基板433の外周部上に、ディスペンサを用い
て、熱硬化性樹脂で基板端部に一部開口部を残してシー
ル部437を形成し、80℃で仮乾燥した。その後、平
均粒径5μmのスペーサ436を配置し、アレイ基板を
位置合わせし加圧しながら、160℃で8時間加熱して
樹脂を硬化した。形成されたシール部437は、ほぼ5
μmの厚さで平均幅1mmとなった。開口部から液晶4
38を注入した後、前述と同様の熱硬化性樹脂で開口部
を閉じて液晶438を封入して画像表示装置を得た。
【0156】このようにして得られた画像表示装置に駆
動回路を実装し、3枚のアレイ基板を連動して画像を表
示されたところ良好な画像が得られた。
【0157】以上、実施例(III −9)では、アレイ基
板の貼り合わせ部分の側面に予め配線を形成した後、異
方性導電性樹脂により側面同士の貼り合わせを行なって
いるので、多数枚のパネル貼り合わせが可能となった。
しかも、非表示領域が小さくなり、画質の低下を人間の
目にはほとんど感じさせない大画面の画像表示装置が得
られる。
【0158】(実施例III −10)本実施例の画像表示
装置の一例の概略断面図を、図39に示す。図39に示
す画像表示装置においては、2枚のアレイ基板440a
および440bにはゲート線441、絶縁膜を介してゲ
ート線と交差している信号線442、TFT(図示せ
ず)、および画素電極(図示せず)等が形成されてい
る。2枚のアレイ基板440aおよび440bは、貼り
合わせ部分444で接続されており、こうして形成され
た1枚の大型アレイ基板には、対向基板443が離間し
て配置されている。アレイ基板と対向基板との間隙に
は、スペーサー445、液晶447が封入され、側面を
シール剤446でシールして画像表示装置が構成されて
いる。本表示装置において、ゲート線441はアレイ基
板に配置された駆動IC448により駆動される。
【0159】図39には明確には示されていないが、2
つのアレイ基板440aおよび440b上に形成されて
いるゲート線441は、各々が貼り合わせ部で接続さ
れ、一本のゲート線として基板上を横断している。
【0160】なお、スペーサ、シールおよび液晶として
は、一般の液晶表示装置と同様のものを用いることがで
きる。例えば、液晶としては、TN液晶および強誘電性
液晶等が挙げられ、表示モードによって最適な材料を選
択することができる。また、スペーサとしては、一般的
な数μm径のスペーサを用いる以外にも、接着性を有す
る接着スペーサやレジスト柱を用いることができる。
【0161】信号線442の駆動は、個々のアレイ基板
の一端に配置されている駆動ICで行なうが、ゲート線
441の駆動に関しては、ゲート線441が貼り合わさ
れた基板間で接続されているので、右端のアレイ基板4
40bの右側に配置された駆動IC448のみによっ
て、2枚のアレイ基板を連動することができる。
【0162】図39に示した画像表示装置は、次のよう
にして製造した。まず、厚さ0.7mmの基板にスパッ
タ法により膜厚150nmのITO膜を成膜し、次い
で、PEP工程およびエッチングにより電極パターンを
形成して対向基板443を作製した。一方、厚さ0.7
mm、前記対向基板の半分の大きさの透光性基板を用意
し、この上に、ゲート電極441、信号線442、TF
Tおよび画素電極等を形成し、アレイ基板を2枚(44
0a,440b)作製した。このとき、ゲート線および
信号線は、ガラス基板の端から約4μm内側まで形成し
た。
【0163】このようにして製造した2枚のアレイ基板
を、図40(a)に示すように側面444を接着面とし
て位置合わせを行なって有機接着剤を用いて貼り合わ
せ、図40(b)に示すような1枚の基板とした。接合
部における接着剤厚さは平均30μmであったので、2
枚のアレイ基板は平均30μmの接着領域を介して1枚
となった。なお、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリア
セタール、ポリビニルブチラールなど、ガラス貼り合わ
せに用いられる有機系接着剤を用いる方法、無機接着剤
・水ガラスを用いる方法、研磨された側面同士を光学接
着する方法などにより2枚のアレイ基板を貼り合わせて
もよい。これらの方法のうち、光学接着にで基板を接着
した場合には、2枚のアレイ基板の接着領域をほぼ0と
することができる。
【0164】こうして貼り合わせたアレイ基板の表面
に、標準的なPEP工程によりレジストマスクを形成し
た後、電気メッキ装置に設置してメッキ処理を施すこと
により、2つのアレイ基板上の配線を接続した。メッキ
を行なうに当たっては、電気メッキ装置の陰極に、基板
上に形成された配線を接続し、陽極としてはリン含有量
(0.03〜0.08重量%)の高純度銅板を使用し
た。
【0165】図41に、電気メッキ装置の一例を表わす
概略図を示す。電気メッキ装置450は、メッキ槽45
1中にメッキ液452が収容されており、この中に陽極
453と陰極が設置されている。空気吹き出し口455
から空気を吹き出して、メッキ液の流れ456を作り出
す。なお、図41中、454は定電流源を表している。
【0166】メッキ液452としては、下記の組成の溶
液を使用することができる。
【0167】 硫酸銅5水和物 75g/L 硫酸(比重1.84) 180g/L 塩酸 0.15mL/L ポリエチレングリコール(分子量約 400,000) 80ppm チオキサンテート−s−プロスルホン酸 40ppm メッキ処理条件は、液温25℃、電流密度1〜5A/d
2 とし、空気吹き出し口によりメッキ液を攪拌しなが
らメッキ処理を施した。空気吹き出し用送気ポンプの回
転数を増減させて空気吹き出し量を制御し、陰極表面の
メッキ液の流れ156の流速を2リットル/分に調節し
た。メッキ時間を調節して配線表面に銅膜を4μm堆積
させるとメッキは等方的に成長するため、図40(c)
に示すように両基板440a,440b上に形成された
配線端の間のギャップ約8μmが銅で充填されて、これ
により配線441同士が接続された。
【0168】上述のようにして配線を接続したアレイ基
板440の外周端部と対向基板443の外周端部上に、
ディスペンサを用いて熱硬化性樹脂でシール部446を
形成した。この際、基板端部に一部開口部を残した。配
置された熱硬化性樹脂は、80℃で仮乾燥した。その
後、平均粒径5μmのスペーサ445を散布し、アレイ
基板を位置合わせし加圧しながら、160℃で8時間加
熱して樹脂を硬化した。形成されたシール部446はほ
ぼ5μmの厚さで、平均幅1mmとなった。開口部から
液晶447を注入した後、前述と同様の熱硬化性樹脂で
開口部を閉じて液晶447を封入した。なお、液晶の封
入は、排気の後注入する一般の方法の他に、遠心法、塗
布法、あるいは液晶滴下法を用いてもよい。
【0169】これに駆動回路を実装し、2枚のアレイ基
板を連動して画像を表示させたところ、良好な画像が得
られた。
【0170】以上説明した例では、ゲート線のみを連動
にしたが、信号線のみ、あるいはゲート線と信号線との
両者の連動も可能である。なお、図39には、貼り合わ
されたアレイ基板と1枚の対向基板とからなる画像表示
装置を示したが、本実施例はこれに限定されるものでは
ない。例えば、支持基板の上にアレイ基板を配置して強
度の向上を図ることもでき、また、アレイ基板のみなら
ず対向基板も同様に側面で貼り合わせることも可能であ
る。さらに、駆動回路の実装方法として本実施例ではC
OG(Chip on Glass)を用いたが、TA
B、ワイヤボンディング等により駆動回路を実装しても
構わない。なお、画像表示装置がポリシリコンを用いて
作製されている場合には、駆動部を予めアレイ基板作製
時に作り込むこともできる。
【0171】実施例(III −9)および(III −10)
の液晶表示装置は、個々のアレイ基板上に形成された配
線が接続されているのでアレイ基板を連動することが可
能となり、アレイ基板内の配線長を増加させることな
く、大型の画像表示装置を製造することができる。ま
た、一枚のアレイ基板を駆動する駆動系で複数枚のパネ
ルを一括駆動することができるので駆動系を簡略化する
ことができ、狭額縁の大画面画像表示装置が得られる。
【0172】さらに、それぞれのアレイ基板の大きさ
は、最終的に得られる液晶表示装置の数分の1の大きさ
であるため、製造装置を大型にする必要がなくなる。加
えて、アレイ基板はその製造工程の最終段階での良品の
みを使用できるので、一度に大面積のアレイ基板を形成
する場合に比べ、良品率を高めることができる。
【0173】以上、貼り合わせ型の画像表示装置におい
て、アレイ基板の接続部において配線を接続した例を説
明したが、このような構成を応用して、大型の薄膜トラ
ンジスタアレイを製造することも可能である。
【0174】(実施例IV)本実施例においては、アレイ
基板を貼り合わせた際に生じる接続部の段差の影響を解
消して、製造歩留りが向上する薄膜トランジスタアレイ
について説明する。
【0175】通常、TFTアレイ製造工程に投入するガ
ラス基板上には、例えば、図42に示すような配置でT
FTアレイユニット529が形成される。この際、ユニ
ット529は基板内で同一のものである必要はなく、異
なる種類のユニットを1つのガラス基板上に形成するこ
とも可能である。TFTアレイユニットが完成した段階
でユニットの良・不良を検査し、個々のユニットを切り
出す。
【0176】切断されたユニットは、例えば、図43に
示すように台基板521の内側に配置される。なお、各
ユニットは、TFTアレイの使用目的に応じて、任意に
配置することができる。図43において、ユニット52
2は4辺のうちの2辺が他のユニットと接触しており、
ユニット527は4辺全てにおいて他のユニットと接触
している。ここで、TFTアレイユニットを製造する際
に使用する基板の厚さの規格を1000μm±25μm
とすると、例えば、ユニット522とユニット523の
ように隣接したユニットが異なる基板から切り出された
ものである場合には、これら2つのユニットの間に最大
で50μmの段差が生じるおそれがある。
【0177】したがって、このように段差を有する2つ
のユニット522および523の上に配線を直接形成す
ると、図44に示すように段差部分において配線525
が断線し、いわゆる段切れが生じて不良の原因となる。
【0178】本実施例においては、図45に示すよう
に、厚さの異なる2つのTFTアレイユニットの接合部
には、SOG膜等の絶縁体膜524を形成した。絶縁体
膜524の端部は、フォトリソグラフィ工程において、
フッ化水素溶液によるウエットエッチングを行なうこと
によりテーパ形状に形成した。この絶縁体膜524の上
には、ユニット522からユニット523にわたって金
属配線525としてのAl膜と、パッシベーション膜と
しての窒化珪素膜526とを順次形成した。
【0179】このように本実施例においては、SOG膜
524を形成することにより段差が緩和され、電極配線
525が段切れするのを防止することができる。
【0180】なお、本実施例は、以上説明した例に限定
されるものではなく、例えばアレイ基板としてシリコン
基板を使用することもでき、また、TFTアレイユニッ
トの段差部に配置される絶縁体524としてポリイミ
ド、アクリル樹脂、BCBなどの有機膜やシリコン窒化
膜等を用いることもできる。さらに、配線525として
Al以外の導電体を用いたり、シリコン酸化膜によりパ
ッシベーション膜526を形成することも可能である。
また、実施例では段差の近傍のみを平坦化したが、図4
6に示すように、ユニット522、523全体にわたっ
て平坦化膜524を形成してもよい。平坦化膜524
は、上述のものが適用できるが、ここではBCBを用い
た。
【0181】このように、アレイ基板をつなぎ合わせ、
つなぎ部分に絶縁体を配置することにより、ガラス基板
間の段差を平滑化することができる。したがって、各T
FTアレイ基板を接続する金属薄膜配線の段切れを防止
することができ、このようにしてユニットを組み合わせ
ることにより対角サイズが40インチの大型アレイを歩
留まりよく製造することが可能となる。
【0182】(実施例V)本実施例においては、非表示
領域の面積が小さく、画質の高い大画面が得られる貼り
合わせ型の液晶表示装置を説明する。
【0183】(実施例V−1)図47は、本実施例の液
晶表示装置の一例を模式的に示した平面図であり、この
A−A′における断面図を図48に示す。図48に示す
ように本実施例の液晶表示装置は、2枚の対向基板66
0と2枚のアレイ基板661を貼り合わせてなる構成で
あり、662はシール、663は液晶を表わし、スペー
サ(図示せず)が配置されている。対向基板とアレイ基
板とは、それぞれ側面664を接着面とした接着により
1枚に接続されている。図示していないが、対向基板お
よびアレイ基板は、カラーフィルター、共通電極、ゲー
ト電極、ソース電極、画素電極、アモルファスシリコン
層、およびそれらを相互に絶縁する絶縁層など、一般的
な液晶表示装置として必要な構成が含まれている。ま
た、対向基板660とアレイ基板661との間隙に配置
される液晶やスペーサ、さらにはその側面をシールする
シール剤も、一般的な液晶表示装置に用いられるものを
使用することができる。例えば、液晶材料としては、T
N液晶や強誘電液晶などが挙げられ、表示モードによっ
て最適な材料を選択することができる。また、スペーサ
としては、数μm径の樹脂ビーズ等を散布する以外に
も、接着性を有する接着スペーサやレジスト柱を用いる
ことができる。
【0184】かかる液晶表示装置を駆動する信号は、駆
動IC(図示せず)により供給されており、この駆動I
Cは、アレイ基板上に駆動ICを搭載するCOG(Ch
ipon Glass)法や、TAB(Tape Au
tomated Bonding)法により接続するこ
とができる。なお、液晶表示装置がポリシリコンを用い
て作製されている場合には、駆動ICを予めアレイ基板
作製時に作り込んでもよい。
【0185】本実施例の液晶表示装置は、以下のように
して製造した。なお、対向基板やアレイ基板の製造等に
おけるごく一般的な工程の説明は省略する。まず、信号
線やTFTなどが形成されたアレイ基板上に接着性を有
するスペーサを散布した後、シール用樹脂662を印刷
またはディスペンスによって、貼り合わせる側面を除い
た3方向に供給した。次いで、アレイ基板と対向基板と
の位置合わせを行なって封着した。上述のようにスペー
サは接着性を有するものを用いているので対向基板とア
レイ基板の間隙に存在し、シールの施されていない1方
向から外に出ることはほとんどない。
【0186】このようにして製造した2枚の基板を側面
664を接着面として位置合わせを行ない、有機接着剤
で貼り合わせて1枚の基板とした。この際、接着剤厚さ
は30μmとなり、対向基板およびアレイ基板は、それ
ぞれ30μmの接着領域を介して1枚となった。なお、
貼り合わせには、種々の接着剤等を用いることができ、
例えば、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリアセター
ル、ポリビニルブチラールなどガラス貼り合わせに用い
られる有機系接着剤、無機接着剤・水ガラスなどを用い
てもよい。あるいは、研磨された側面同士を光学接着し
てもよく、この場合には接着領域をほぼ0とすることが
できる。
【0187】次に、注入口より液晶を注入した。注入に
当たっては、排気の後注入する一般的な方法の他に、遠
心法、塗布層、液晶滴下法を用いることができる。最後
に、液晶表示装置を駆動するための駆動系を接続し、画
像を表示したところ、良好な画像が得られた。
【0188】本実施例の液晶表示装置における基板の接
続部端面は、図48のように主面に対し垂直とする以外
にも、図49(a)、図49(b)および図49(c)
に示すような形状にすることができる。このようにアレ
イ基板または対向基板の一方、および両方の端面を主面
に対し鋭角または鈍角を有するように加工し、貼り合わ
せることで貼り合わせ部の機械的強度が増し、貼り合わ
せ部が認識されにくくなるので、より好ましい。
【0189】以上の例では、2枚の基板同士を貼り合わ
せた後、液晶を封入して得られた液晶表示装置について
説明したが、上述した方法と同様の方法によって4枚の
基板を貼り合わせ、図50に示すような液晶表示装置と
してもよい。
【0190】(実施例V−2)図51は、本実施例の液
晶表示装置の一例を模式的に示した平面図であり、この
B−B′における断面図を図52に示す。図52に示す
ように本実施例の液晶表示装置は、2枚の対向基板67
0と2枚のアレイ基板671を貼り合わせてなる構成で
あり、672はシール、673は液晶を表わし、スペー
サ(図示せず)が配置されている。対向基板とアレイ基
板とは、それぞれ側面シール部材674を介して1枚に
接続されている。図示していないが、対向基板およびア
レイ基板は、カラーフィルター、共通電極、ゲート電
極、ソース電極、画素電極、アモルファスシリコン層、
およびそれらを相互に絶縁する絶縁層など、一般的な液
晶表示装置として必要な構成が含まれている。また、対
向基板670とアレイ基板671との間隙に配置される
液晶やスペーサ、さらにはその側面をシールするシール
剤も、一般的な液晶表示装置に用いられるものを使用す
ることができる。例えば、液晶材料としては、TN液晶
や強誘電液晶などが挙げられ、表示モードによって最適
な材料を選択することができる。また、スペーサとして
は、数μm径の樹脂ビーズ等を用いる以外にも、接着性
を有する接着スペーサやレジスト柱を用いることができ
る。
【0191】かかる液晶表示装置を駆動する信号は、駆
動IC(図示せず)により供給されており、この駆動I
Cは、アレイ基板上に駆動ICを搭載するCOG(Ch
ipon Glass)法や、TAB(Tape Au
tomated Bonding)法により接続するこ
とができる。なお、液晶表示装置がポリシリコンを用い
て作製されている場合には、駆動ICを予めアレイ基板
作製時に作り込むこともできる。
【0192】本実施例の液晶表示装置は、以下のように
して製造した。なお、対向基板やアレイ基板の製造等に
おけるごく一般的な工程の説明は省略する。まず、信号
線やTFTなどが形成されたアレイ基板上に接着性を有
するスペーサを散布した後、シール用樹脂672を印刷
またはディスペンサによって、貼り合わせる側面を除い
た3辺に供給した。次いで、アレイ基板と対向基板との
位置合わせを行なって封着した。このような構成の半完
成液晶表示装置を2組作製し、その一方のシールが施さ
れていない側に、側面シール部材674としての厚さ
0.1mmのガラスを有機接着剤で貼り合わせた。な
お、側面シール部材674としては、ガラス以外にも、
プラスチックなどを用いることができ、貼り合わせに
は、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリアセタール、ポ
リビニルブチラールなどガラス貼り合わせに用いられる
有機系接着剤、無機接着剤、水ガラスを用いてもよい。
あるいは、研磨された側面同士を光学接着する方法など
が挙げられる。
【0193】次に、もう一方の半完成液晶表示装置と位
置合わせを行ない、側面シール部材を介して貼り合わせ
たところ、接着剤厚さは平均30μmとなり、その結
果、対向基板およびアレイ基板を構成するそれぞれ2枚
の基板は、平均30μmの接着領域、側面シール部材、
0.1mm、接着領域を介して1枚となった。
【0194】上述の説明では、貼り合わされる基板のい
ずれか一方の側面に側面シール部材を予め貼り付け、こ
の側面シール部材を他方の基板の側面に貼り合わせた
が、これに限定されるものではない。それぞれの基板の
側面に側面シール部材を貼りつけ、その後に2枚の基板
を貼り合わせてもよい。
【0195】最後に、排気の後注入する一般的な方法を
用いて、対向基板とアレイ基板との間隙に注入口から液
晶を注入した。本実施例の液晶表示装置においては、対
向基板とアレイ基板との間隙は、側面シール部材により
2つに分かれているため、2カ所から液晶を注入するこ
とができる。しかも液晶の注入距離は、前述の実施例
(V−1)の液晶表示装置の1/2であるので、液晶の
注入はより容易に行なうことができた。最後に、液晶表
示装置を駆動するための駆動系を接続し、画像を表示し
たところ良好な画像が得られた。
【0196】前述の実施例(V−1)および(V−2)
の液晶表示装置は、図53に示すように、支持基板67
7上にアレイ基板を設置してもよく、このように支持基
板を設けられることにより、強度を高めることができ
る。また、支持基板に位置合わせマーク等を設けること
によりアレイ基板、対向基板との位置合わせや、2枚の
液晶表示装置との位置合わせ、貼り合わせが容易にな
る。また、支持台677と基板671との接続は、全面
にフィルム状のシート(接着剤)や液状の接着剤を介し
て行なってもよい。なお、図52などにおいても予め支
持台と複数のアレイ基板とを同時に貼り合わせ、その後
に対向基板を貼り合わせることもできる。
【0197】(実施例VI)本実施例においては、画質の
高い大画面の液晶表示装置について説明する。
【0198】(実施例VI−1)図54に、本実施例の液
晶表示装置に用いられるアレイ基板の平面概略図を示
す。図示するように、ここでは、4枚のアレイ基板71
0a,710b,710cおよび710dが、貼り合わ
せ部731によって接続されている。各アレイ基板に
は、ゲート線711、絶縁膜を介してゲート線と交差す
る信号線712、TFT727および画素電極716が
形成されている。また、ゲート線711および信号線7
12には、それぞれの配線端部にゲート電極パッド72
5および信号電極パッド726が形成されている。
【0199】図54においては、個々のアレイ基板内で
の画素電極716の横方向(ゲート線711に平行な方
向)のピッチをCとし、縦方向(信号線712に平行な
方向)の画素電極ピッチをDとしている。また、貼り合
わせ部731を介して隣接する画素電極716について
は、その横方向のピッチをEとし、縦方向のピッチをF
としている。個々の基板内で隣接する画素電極、および
貼り合わせ部731を介して隣接する画素電極のいずれ
についても、本実施例に用いられるアレイ基板において
は、横方向の画素電極ピッチCとEとはほぼ等しく、縦
方向のピッチDとFともほぼ等しい。
【0200】なお、ここで用いた1枚のアレイ基板のサ
イズは、対角25型であり、4枚のアレイ基板を貼り合
わせた際の対角サイズは50型となる。また、画素数は
縦(信号線)1200本、横(ゲート線)1000本で
あり、画面の縦横比が9:16の場合、縦方向および横
方向の画素ピッチは、それぞれ約0.92mmおよび約
0.62mmとなる。
【0201】前述の図54に示すような構成を有するア
レイ基板を用いて、種々の構造の液晶表示装置を製造す
ることができ、例えば、図55(a)、図55(b)、
図55(c)および図55(d)に示すような断面構造
とすることができる。図55(a)は対向基板が1枚
で、アレイ基板のみを貼り合わせた液晶表示装置であ
り、図55(b)は対向基板とアレイ基板とが、それぞ
れの側面を接着面として1枚に貼り合わされた液晶表示
装置であり、図55(c)は、対向基板とアレイ基板が
それぞれ側面シール部材を介して1枚に貼り合わされた
液晶表示装置である。なお、画素ピッチが例えば0.9
2mmと大きい場合には、アレイ基板の側面のみなら
ず、図55(d)に示すように、貼り合わせ部分の上面
をシール領域とすることもできる。さらに、これらの図
55(a)〜図55(d)に示す構成を支持基板の上に
設置してもよく、この場合には機械的強度を高めること
ができる。
【0202】ここで、前述の図54に示したアレイ基板
を用いて製造された液晶表示装置の、G−Hにおける概
略断面図を図56に示す。図示するように、支持基板7
09上には、貼り合わせ部731で接続されたアレイ基
板710cおよび710dが設置されている。各アレイ
基板は、透明性基板上に、ゲート電極711a、ゲート
絶縁膜717、半導体層714、ドレイン電極713a
およびソース電極713bからなるTFTと、ITO等
の透明導電膜からなる画素電極716とが形成されてい
る。さらに、透明性基板上に、カラーフィルター71
9、ブラックマトリックス(遮光膜)720および配向
膜721を形成してなる対向基板718が、液晶層72
2を介して配置されている。なお、カラーフィルター7
19は、アレイ基板側に設けてもよい。また、支持基板
709は、液晶表示装置のタイプに応じて選択し、透過
型の場合には透明基板とするが、反射型の場合には任意
の材料を用いることができる。
【0203】2枚のアレイ基板を接続している貼り合わ
せ部731は、複数のアレイ基板の貼り合わせ部から液
晶材料が浸み出ることを防止し、かつアレイ基板同士を
貼り合わせている。なお、貼り合わせには、種々の接着
剤を用いることができ、例えば、エポキシ樹脂、アクリ
ル樹脂、ポリアセタール、ポリビニルブチラールなどガ
ラス貼り合わせに用いられる有機系接着剤;無機接着
剤;水ガラス;亜麻仁油、カナダ・バルサム、グリセリ
ンなどの光学用樹脂などが挙げられる。さらに、研磨さ
れた側面同士を光学接着してもよく、ここに挙げたよう
な貼り合わせは、アレイ基板の側面、あるいは裏面で行
なうこともできる。
【0204】なお、上述の例では、画素電極716の大
きさを概略同じとしたが、画素の大きさ、必要とされる
開口率、貼り合わせ方法によっては、貼り合わせ部の上
に形成される画素面積が、貼り合わせ部分以外に形成さ
れる画素面積より小さくてもよい。この場合、貼り合わ
せ部の画素で表示される画像は、貼り合わせ部以外と比
較して若暗くなるが、バックライトや拡散板を調整して
貼り合わせ部分のみを、他より若干光量が得られるよう
にすれば、貼り合わせ部の画質が劣化することは避けら
れる。
【0205】以上のように作製された液晶表示装置は、
それぞれのアレイ基板を独立して駆動することが可能と
なり、アレイ基板内の配線長を増加させることなく、大
型の液晶表示装置を得ることができる。また、それぞれ
のアレイ基板の大きさは、最終的に得られる液晶表示装
置の1/4程度の大きさであるため、製造装置を大型に
する必要がなくなる。さらに、アレイ基板はその製造工
程の最終段階での良品のみを使用することができるの
で、一度に大面積のアレイ基板を形成する場合に比べ、
良品率を高めることができる。
【0206】(実施例VII)図57に、本実施例の液晶
表示装置の一例を模式的に表した断面図を示す。
【0207】図示する液晶表示装置は、2枚の対向基板
810と2枚のアレイ基板812を貼り合わせて作製さ
れたものである。814はシール用樹脂、816は液晶
を表し、スペーサ(図示せず)が配置されている。対向
基板とアレイ基板とは、それぞれ側面818を接着面と
した接着により1枚に接続されている。アレイ基板81
2の最上層は、絶縁膜820でコーティングされてい
る。
【0208】本実施例の液晶表示装置は、図58および
図59に示すように変更することができる。図58に示
す液晶表示装置においては、822は側面シール部材を
表わし、アレイ基板の最上層は絶縁膜824でコーティ
ングされている。図59の例では、1枚の対向基板に対
して貼り合わされて構成されたアレイ基板を配置した構
造である。2枚のアレイ基板は、側面826で接続さ
れ、アレイ基板の最上層は絶縁膜828でコーティング
されている。
【0209】ここで、絶縁膜820、824および82
8は、ガラス端面のチッピングやクラッキングを抑える
効果のあるものであれば、全て適用することができる。
具体的には、SiNなどの無機膜、アクリル樹脂、PI
(ポリイミド)、BCB(ベンゾシクロブチレン)など
の高分子膜を用いることができ、これらは単層で、また
は複数層積層してもよい。ここでは、アレイ基板表面
は、平均膜厚300nmのSiN膜と平均膜厚60nm
のPI膜とでコーティングされている。SiNは画素部
分の一部ではパターニングが施され、例えばITO画素
電極上にPIがコーティングされた構造となっている。
以上、アレイ基板の最上層に絶縁膜をコーティングした
構造について述べたが、対向基板もチッピングやクラッ
キングを抑えるために、貼り合わせ端面近傍まで同様に
絶縁膜でコーティングしてもよい。
【0210】なお、図には詳細に示していないが、対向
基板およびアレイ基板は、カラーフィルター、共通電
極、ゲート電極、ソース電極、画素電極、アモルファス
シリコン層、およびそれらを相互に絶縁する絶縁層な
ど、一般的な液晶表示装置としての必要な構成を含んで
いる。また、対向基板810とアレイ基板812との間
隙に配置される液晶やスペーサ、さらにはその側面をシ
ールするシール剤も一般的な液晶表示装置と同様のもの
を使用することができる。例えば、液晶材料としては、
TN液晶・強誘電液晶などが挙げられ、表示モードによ
って最適な材料を選択することができる。スペーサとし
ては、一般的な数μm径のものを散布する以外にも、接
着性を有する接着スペーサやレジスト柱を用いることが
できる。また、液晶表示装置を駆動する信号は、アレイ
基板上に駆動ICを搭載するCOG(Chip on
Glass)法や、TAB(Tape Automat
edBonding)法により接続された駆動ICから
供給されている。液晶表示装置がポリシリコンを用いて
作製されている場合には、駆動回路を予めアレイ基板作
製時に作り込むこともできる。
【0211】図59に示した液晶表示装置は、次のよう
にして製造した。なお、対向基板やアレイ基板の製造の
ごく一般的な工程は説明を省略する。まず、信号線、T
FT、および画素電極などが形成されたアレイ基板の最
上層に、CVD法によってSiN膜を形成し、さらにこ
の上に印刷によってPI膜を形成した。このように信号
線、TFT、画素電極、SiN膜およびPI膜が形成さ
れたアレイ基板は、所定の領域から切断した。
【0212】切断する部分近傍を拡大した平面図を図6
0に示す。図60中、830はソース線、832はゲー
ト線、834はTFT、836は画素電極であり、2枚
のアレイ基板は、端面838で貼り合わされる。画素部
分を除いてSiN、PI膜が形成されており、画素部で
は、例えば図60中の画素840の斜線部で示すよう
に、その部分のSiN膜が取り除かれている。PI膜
は、アレイ基板を切断後に形成してもよいが、ここでは
切断する前に形成した。
【0213】次に、アレイ基板の切断時の保護のため
に、アレイ基板にPVA(ポリビニルアルコール)膜を
形成し、アレイ基板の裏側から端面が838近傍となる
ように切断した。その後、838に沿った面がでるよう
に、必要に応じて面取りを行なった。
【0214】なお、図59に示す液晶表示装置において
は、アレイ基板の貼り合わせ部826は、主面に対して
ほぼ垂直な面となっているが、主面に対し鋭角や鈍角と
なってもよい。その場合、図61に示すように、鋭角の
端面と鈍角の端面とを貼り合わせて1枚のアレイ基板と
することができる。図60に示すように、切断後の面取
りを考慮して、貼り合わせる部分の画素(端面838に
近接した画素)は、他の画素よりも大きく形成していた
が、アレイ基板を切断した後、面取りを行なったことに
より全ての画素の大きさは等しくなった。なお、ダイサ
ー等の切断精度の優れた部材によりアレイ基板を切断す
る場合には、面取りは特に必要ではない。
【0215】先に形成したPVA膜は温水などにより容
易に除去することができ、除去のプロセスは面取り前、
面取り後、あるいは基板を貼り合わせた後でもよい。こ
のようにしてPVA膜を除去した後でも、アレイ基板最
上層、特に貼り合わせ端面338には、その近傍まで絶
縁膜が形成されているので、チッピングやクラッキング
が発生することはない。
【0216】次に、2枚のアレイ基板を有機接着剤で貼
り合わせて、1枚の大型アレイ基板とした。接着剤厚さ
は平均30μmであり、2枚の基板は平均30μmの接
着領域を介して1枚となった。なお、エポキシ樹脂、ア
クリル樹脂、ポリアセタール、ポリビニルブチラールな
どガラス貼り合わせに用いられる有機系接着剤を用いる
方法、無機接着剤・水ガラスを用いる方法、研磨された
側面同士を光学接着する方法、亜麻仁油、カナダ・バル
サム、グリセリンなどの光学用樹脂を用いて接着する方
法などにより基板を貼り合わせてもよい。これらの方法
のうち、光学接着を用いると、2枚の基板の接着領域は
ほぼ0とすることができる。
【0217】本実施例の液晶表示装置は、図62に示す
ように、支持基板843上に設置してもよく、この場合
には機械的強度を高めることができる。また、支持基板
に位置合わせマーク等を設けることにより、アレイ基
板、対向基板との位置合わせや、2枚の位置合わせ、貼
り合わせが容易になる。
【0218】続いて、貼り合わされたアレイ基板上にス
ペーサを散布し、シール剤を用いてディスペンスし、対
向基板を重ね合わせ封着した。さらに、対向基板とアレ
イ基板との間隙に液晶を注入し、注入口をシールして液
晶表示装置を得た。注入は、排気の後注入する一般の方
法の他に、遠心法、塗布法、液晶滴下法を用いても良
い。最後に、液晶表示装置を駆動するための駆動系を接
続し、画像を表示したところ良好な画像が得られた。
【0219】なお、図57および図58に示す液晶表示
装置は、それぞれ次のようにして製造した。
【0220】図57に示す液晶表示装置の製造に当たっ
ては、まず、アレイ基板に接着性を有するスペーサを散
布し、シールを印刷またはディスペンスによって供給し
た後、アレイ基板と対向基板との位置合わせを行なって
重ね合わせ封着した。このようにして製造した2枚の基
板を側面を接着面として位置合わせを行ない、貼り合わ
せ1枚の基板とした。次に、注入口から液晶を注入し、
注入口を塞いで液晶表示装置を得た。
【0221】図58に示した例は、2枚の対向基板と2
枚のアレイ基板とを貼り合わせた液晶表示装置であり、
対向基板とアレイ基板は、それぞれ側面シール部材を介
して1枚に接続されている。この液晶表示装置は、次の
ようにして製造することができる。すなわち、まず、信
号線やTFT、および最上層としての絶縁膜が形成され
たアレイ基板に接着性を有するスペーサを散布し、シー
ル用樹脂をディスペンスによって貼り合わせる側面を除
いた3辺に供給した。次いで、アレイ基板と対向基板と
の位置合わせを行なって封着した。このような構成の半
完成液晶表示装置を2組作製し、その一方のシールが施
されていない側に、側面シール部材を貼り合わせた。
【0222】続いて、もう一方の半完成液晶表示装置と
の位置合わせを行い、側面シール部材を介して貼り合わ
せた後、注入口から液晶を注入した。ここで得られた液
晶表示装置においては、対向基板とアレイ基板との間隙
は、側面シール部材により2つに分かれているため、液
晶の注入は2カ所から行なうことができる。しかも、液
晶の注入距離は、図57に示した液晶表示装置の1/2
であるので、より容易に注入することができる。最後
に、液晶表示装置を駆動するための駆動系を接続し、画
像を表示したところ、良好な画像が得られた。
【0223】なお、以上の例で説明したように2枚の基
板を貼り合わせて1枚の基板とする以外にも、同様の方
法を用いて4枚の基板を貼り合わせて1枚の基板として
液晶表示装置を製造してもよい。
【0224】上述の例では、切断前のアレイ基板の最上
層に、切断部の近傍まで絶縁膜を予め形成しておき、こ
れを切断して貼り合わせることにより、ガラス端面のチ
ッピングやクラックキングを防止したが、本実施例は、
種々の変更が可能である。例えば、絶縁膜の代わりに画
素を形成する電極を、同様にして切断部の近傍まで形成
してもよく、さらには、画素電極と絶縁膜との積層構造
としても、ガラス端面のチッピングやクラッキングを有
効に防止することができる。
【0225】このように、本実施例によれば、貼り合わ
されるアレイ基板の最上層に、概略貼り合わせられる基
板端部まで絶縁膜または画素電極を形成し、その後、所
定の領域から切断して貼り合わせることによりアレイ基
板を作製しているので、ガラス端面でのチッピングやク
ラッキングの発生を抑えることができる。かかるアレイ
基板を用いることにより、画質の高い大画面の液晶表示
装置を得ることができる。
【0226】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
非表示領域の面積が小さく、かつ機械的強度が高いとと
もに高信頼性の大画面の貼り合わせ型の液晶表示装置が
提供される。また、本発明によれば、高い歩留まりで製
造可能な薄膜トランジスタアレイが提供される。かかる
薄膜トランジスタアレイは、アクティブマトリックス型
液晶表示装置やX線二次元検出器等に有効であり、その
工業的価値は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例(I−1)の画像表示装置の一例を示す
断面図である。
【図2】実施例(I−1)の画像表示装置の他の例を示
す断面図である。
【図3】実施例(I−2)の画像表示装置の製造工程の
一例を示す断面図である。
【図4】実施例(I−3)の画像表示装置の構成の一例
を示す図である。
【図5】実施例(I−3)の画像表示装置の構成の一例
を示す図である。
【図6】実施例(II−1)の薄膜トランジスタアレイの
一例を示す平面図である。
【図7】実施例(II−2)の液晶表示装置に用いられる
アレイ基板の一例を表わす平面図である。
【図8】実施例(II−2)の液晶表示装置の一例を表わ
す断面図である。
【図9】実施例(II−3)の液晶表示装置に用いられる
アレイ基板の一例を表わす平面図である。
【図10】実施例(II−3)の液晶表示装置の他の例を
模式的に表わす断面図である。
【図11】実施例(II−4)の画像表示装置に用いられ
る薄膜トランジスタアレイの一例を示す断面図である。
【図12】実施例(II−4)の画像表示装置に用いられ
る薄膜トランジスタアレイの一例を示す平面図である。
【図13】実施例(II−5)の画像表示装置に用いられ
る薄膜トランジスタアレイの一例を示す平面図である。
【図14】実施例(II−6)の画像表示装置に用いられ
る薄膜トランジスタアレイの一例を示す平面図である。
【図15】実施例(III −1)の画像表示装置の一例を
示す断面図である。
【図16】実施例(III −1)の画像表示装置の接続前
の個々のアレイ基板上に予め形成された画素電極パター
ンを模式的に示した図である。
【図17】実施例(III −1)の画像表示装置のアレイ
基板の接続部の上に形成された第2の画素電極を模式的
に示した図である。
【図18】実施例(III −5)の画像表示装置の一例を
表わす断面図である。
【図19】実施例(III −5)の画像表示装置に用いら
れるアレイ基板の切断された状態を示す平面図である。
【図20】実施例(III −5)の画像表示装置に用いら
れるアレイ基板の貼り合わせ後の状態を示す平面図であ
る。
【図21】実施例(III −5)の画像表示装置に用いら
れるアレイ基板の貼り合わせ後の状態を示す平面図であ
る。
【図22】実施例(III −5)の画像表示装置に用いら
れるアレイ基板の一例を表わす断面図である。
【図23】実施例(III −5)の画像表示装置に用いら
れるアレイ基板の一例 を表わす断面図である。
【図24】実施例(III −5)の画像表示装置の他の例
を表わす断面図である 。
【図25】実施例Iのアレイ基板の貼り合わせ部分近傍
の画素の平面構造を示す図である。
【図26】図25に示すアレイ基板を用いて製造された
画像表示装置の断面図である。
【図27】実施例(III −5)に用いられるアレイ基板
の貼り合わせ部分近傍の画素の平面構造を示す図であ
る。
【図28】実施例(III −5)の画像表示装置の断面図
である。
【図29】実施例(III −5)に用いられるアレイ基板
の貼り合わせ部分近傍の画素の平面構造を示す図であ
る。
【図30】実施例(III −5)に用いられるアレイ基板
の貼り合わせ部分近傍の画素の平面構造を示す図であ
る。
【図31】実施例(III −5)に用いられるアレイ基板
の貼り合わせ部分近傍の画素の平面構造を示す図であ
る。
【図32】実施例(III −6)の画像表示装置の一例を
表わす断面図である。
【図33】実施例(III −6)の画像表示装置の他の例
を表わす断面図である。
【図34】実施例(III −7)の画像表示装置の一例を
表わす断面図である。
【図35】実施例(III −7)の画像表示装置の他の例
を表わす断面図である。
【図36】実施例(III −8)の画像表示装置に用いら
れるアレイ基板の製造工程の一例を示す平面図である。
【図37】実施例(III −9)の液晶表示装置の一例を
表わす断面図である。
【図38】実施例(III −9)の液晶表示装置に用いら
れるアレイ基板の貼り合わせ部分を示す概略図である。
【図39】実施例(III −10)の液晶表示装置の一例
を表わす断面図である。
【図40】実施例(III −10)の液晶表示装置に用い
たアレイ基板の製造工程を表わす断面図である。
【図41】実施例(III −10)で用いた電気メッキ装
置の一例を模式的に表わす図である。
【図42】アレイ製造工程時のユニット配置を示す平面
図である。
【図43】最終的なユニット配置を示す平面図である。
【図44】従来の接続されたアレイユニットを示す断面
図である。
【図45】本実施例の接続されたアレイユニットを示す
断面図である。
【図46】本実施例の接続されたアレイユニットを示す
断面図である。
【図47】実施例(V−1)の液晶表示装置の一例を模
式的に表わした平面図である。
【図48】実施例(V−1)の液晶表示装置の一例を表
わす断面図である。
【図49】実施例(V−1)の液晶表示装置の他の例を
表わす断面図である。
【図50】実施例(V−1)の液晶表示装置の他の例を
表わす断面図である。
【図51】実施例(V−2)の液晶表示装置の一例を模
式的に表わした平面図である。
【図52】実施例(V−2)の液晶表示装置の一例を表
わす断面図である。
【図53】実施例(V−2)の液晶表示装置の他の例を
表わす断面図である。
【図54】実施例(VI−1)の液晶表示装置に用いられ
るアレイ基板の一例を表わす平面図である。
【図55】実施例(VI−1)の液晶表示装置の一例を概
略的に表わす断面図である。
【図56】実施例(VI−1)の液晶表示装置の一例を表
わす断面図である。
【図57】実施例(VII−1)の液晶表示装置の一例を
模式的に表わす断面図である。
【図58】実施例(VII−1)の液晶表示装置の他の例
を模式的に表わす断面図である。
【図59】実施例(VII−1)の液晶表示装置の他の例
を模式的に表わす断面図である。
【図60】実施例(VII−1)の液晶表示装置に用いら
れるアレイ基板を模式的に示した平面図である。
【図61】実施例(VII−1)の液晶表示装置の他の例
を模式的に表わす断面図である。
【図62】実施例(VII−1)の液晶表示装置の他の例
を模式的に表わす断面図である。
【図63】従来の液晶表示装置を表わす断面図である。
【図64】従来の貼り合わせ型液晶表示装置を表わす図
である。
【図65】従来の液晶表示装置に用いられるアレイ基板
を表わす断面図である。
【図66】従来の液晶表示装置に用いられるアレイ基板
を表わす平面図である。
【符号の説明】
11…対向基板 12…アレイ基板 13…信号線 14…共通電極 15…スペーサー 16…液晶 17…シール用樹脂 20…非表示領域 32…アンダーコート層 33…ゲート電極 34…ゲート絶縁膜 35…α−Si島 36…チャネル保護層 37…n+ α−Siコンタクト層 38…画素電極 39a…ソース電極 39b…信号線電極 40…パッシベーション層 41…配向膜 42…貼り合わせ部 101,111…対向基板 102,112…アレイ基板 103,113…信号線 104,114…ITO共通電極パターン 105,115…スペーサー 106,116…液晶 107,117…シール樹脂 108,118…トランスファ 109,119…樹脂 200,210,240…アレイ基板 201,211,241…ゲート線 202,212,242…信号線 203,227,244…TFT 204,225,247,248…ゲート電極パッド 205,216,243…画素電極 206,226,245,246…信号電極パッド 207,231,249…貼り合わせ部 209…支持基板 213…ソース・ドレイン電極 214,255…半導体層 217,254…ゲート絶縁膜 218…対向基板 219…カラーフィルター 220…ブラックマトリックス 221,261…配向膜 222…液晶層 228…反射層 229…保護膜 251…ガラス基板 252…アンダーコート層 253…ゲート線 256…チャネル保護層 257…コンタクト層 258…画素電極 259a…ソース電極層 259b…信号線 260…パッシベーション層 262…接着樹脂 263…画素接続電極 264…コンタクトホール 321,339…対向基板 322,338,338’…アレイ基板 323…ITOパターン 324…共通電極パターン 325…スペーサ 326…液晶 327…樹脂 328…トランスファ 329…樹脂 331…接続部 332…ITO膜 333…画素電極パターン 341,353…ガラス基板 342…アンダーコート層 343a…ゲート電極 343b…補助容量電極 343c…ゲート線・補助容量線 344…ゲート絶縁膜層 345…半導体層 346…チャネル保護層 347…コンタクト層 348a…信号線電極層 348b…ソース電極 349…接続部 350…ITO画素電極 352…液晶配向膜 354…ブラックマトリックス層 355…カラーフィルター層 356…透明電極 361…ゲート電極、補助容量電極 362…TFT 364…パッシベーションスルーホール 365…ITO貼り合わせ接続電極 371,391a…ゲート線 372,392…α−Si島 373a,393a…信号線電極 373b,393b…ソース線電極 374,395a…ITO画素電極 375…貼り合わせ部 386…ブラックマトリックス 391b…パッド電極 394…パッシベーションスルーホール 395b…ITO貼り合わせ接続電極 396…切断部 397…接続部 430,440…アレイ基板 431,441…ゲート線 432,442…信号線 433,443…対向基板 434,444…貼り合わせ部 435…異方性導電性樹脂 436,445…スペーサー 437,446…シール部 438,447…液晶 439,440,448…駆動IC 451…メッキ槽 452…メッキ液 453…陽極 454…定電流源 455…空気吹き出し口 456…メッキ液の流れ 521…台基板 522,523,527,529…ユニット 524…絶縁体膜 525…配線 526…パッシベーション膜 528…ガラス基板 529…TFTアレイユニット 660,670,718,810…対向基板 661,671,710,812…アレイ基板 662,672…シール 663,673,816…液晶 664,674…接着面 677,709,843…支持基板 711,832…ゲート線 712…信号線 713…ソース・ドレイン電極 714…半導体層 716,836,840…画素電極 717…ゲート絶縁膜 719…カラーフィルター 720…ブラックマトリックス 721…配向膜 725…ゲート電極パッド 726…信号電極パッド 727,834…TFT 731,838…貼り合わせ部 814…シール用樹脂 818,826…接着面 820,824,828…絶縁膜 822…側面シール部材 830…ソース線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 29/78 621 626Z 627A (72)発明者 斉藤 雅之 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 熱田 昌己 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術研究所内 (72)発明者 小川 吉文 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 木崎 幸男 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術研究所内 (72)発明者 池田 光志 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術研究所内 (72)発明者 芦田 純生 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 小林 等 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術研究所内 (72)発明者 小野塚 豊 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術研究所内 (72)発明者 樋口 和人 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術研究所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のトランジスタおよび透明導電膜が
    形成された第1の透光性基板と、複数のトランジスタお
    よび透明導電膜が形成された第2の透光性基板とが側面
    で接合され、前記第1および第2の透光性基板の接合部
    と、この接合部に最近接したトランジスタとの間には、
    透明導電膜が配置されていることを特徴とする薄膜トラ
    ンジスタアレイ。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2の透光性基板上に形
    成されたトランジスタおよび導電性薄膜は、前記第1お
    よび第2の透光性基板の接合された辺を軸として、線対
    称となるように配置されている請求項1に記載の薄膜ト
    ランジスタアレイ。
  3. 【請求項3】 前記第1の透光性基板と第2の透光性基
    板との接合部に最近接して形成された透明導電膜の面積
    は、他の透明導電膜の面積より小さい請求項1または2
    に記載の薄膜トランジスタアレイ。
  4. 【請求項4】 複数のトランジスタおよび透明導電膜が
    形成された第1の透光性基板と、複数のトランジスタお
    よび透明導電膜が形成された第2の透光性基板とが側面
    で接合され、前記第1の透光性基板と第2の透光性基板
    との接合部に導電膜が設けられていることを特徴とする
    薄膜トランジスタアレイ。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2の透光性基板の接合
    部に設けられた導電膜は、前記第1および第2の透光性
    基板にまたがって、接合部の上に設けられている請求項
    4に記載の薄膜トランジスタアレイ。
  6. 【請求項6】 前記第1および第2の透光性基板にまた
    がって形成された導電膜は、透明導電膜である請求項5
    に記載の薄膜トランジスタアレイ。
  7. 【請求項7】 前記第1および第2の透光性基板にまた
    がって形成された透明導電膜は、複数の層を積層してな
    る請求項6に記載の薄膜トランジスタアレイ。
  8. 【請求項8】 前記第1および第2の透光性基板にまた
    がって形成された導電膜はメッキであり、それぞれの基
    板上に形成された配線を接続している請求項5に記載の
    薄膜トランジスタアレイ。
  9. 【請求項9】 前記第1および第2の透光性基板にまた
    がって設けられた導電膜は、絶縁膜を介してこれらの基
    板上に形成されている請求項5に記載の薄膜トランジス
    タアレイ。
  10. 【請求項10】 前記第1および第2の透光性基板の接
    合部に設けられた導電膜は、第1および第2の基板の側
    面に設けられた異方性導電性接着剤からなり、この異方
    性導電性接着剤よって、それぞれの基板上に形成された
    配線が接続されている請求項4に記載の薄膜トランジス
    タアレイ。
  11. 【請求項11】 表面に共通電極が形成された対向基
    板、請求項1ないし10のいずれか1項に記載の薄膜ト
    ランジスタアレイを含むアレイ基板、および、前記対向
    基板とアレイ基板と間隙に、シール用樹脂を用いて封入
    された液晶を具備する画像表示装置。
  12. 【請求項12】 複数のトランジスタおよび導電性薄膜
    が形成された第1の透光性基板と、複数のトランジスタ
    および導電性薄膜が形成された第2の透光性基板とが側
    面で接合され、この接合部上には、平坦化のために配置
    された膜厚0.1μm以上の絶縁体膜を介して導電性薄
    膜が形成されている薄膜トランジスタアレイ。
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