JPH10135059A - 磁性体コアのスペーサ挿入接着装置 - Google Patents
磁性体コアのスペーサ挿入接着装置Info
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- JPH10135059A JPH10135059A JP28557196A JP28557196A JPH10135059A JP H10135059 A JPH10135059 A JP H10135059A JP 28557196 A JP28557196 A JP 28557196A JP 28557196 A JP28557196 A JP 28557196A JP H10135059 A JPH10135059 A JP H10135059A
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Abstract
た接着剤がスリットの端縁で削られるのを防止可能な磁
性体コアのスペーサ接着装置を提供する。 【解決手段】磁性体コア2のスリット3を拡幅する手段
12と、スリット3をスペーサ挿入位置に配置する手段
13と、スリット3を検出する手段14と、スペーサ4
の接着剤塗布面5、6を垂直又は水平に配置し、各面
5、6が垂直のときにはその状態を所定の時間だけ保持
し、水平のときにスペーサ4をスリット3に挿入する手
段15と、垂直な各面5、6に接着剤を塗布する手段1
6と、スリット3に挿入されたスペーサ4を切断する手
段17とを備えたことを特徴とする。
Description
ーサ挿入接着装置に関する。
たアモルファス金属からなる薄い帯板を環状に巻回し、
その一部にスリットを設けてC字状に形成した後、スリ
ットの間隔を保持するためにスリットにスペーサを介装
したものがある。
にスペーサを装着する場合、従来はスペーサを水平にし
てその上下面に接着剤を塗布し、このスペーサをトロイ
ダルコイルのスリットに挿入して余分な部分を切断する
方法が行われていた。また、スペーサに接着剤を塗布す
る前にスリットに挿入して余分な部分を切断した後、ス
ペーサの周囲に接着剤を塗布する方法も行われていた。
サに接着剤を塗布してからスリットに挿入する方法で
は、水平なスペーサの下面側に接着剤を塗布するためス
ペーサの下側に配置されたノズルから上側に向けて接着
剤が吐出されるため、吐出された接着剤が自重で垂れ下
がる「液垂れ」現象が発生するという問題があった。
剤を正確に塗布できなくなるだけでなく、場合によって
は接着剤がノズル孔に付着してノズル孔が閉塞したり、
或いはノズルの周囲にある他の部品に接着剤が付着して
汚れや動作不良が発生するおそれがあった。
に、スペーサに塗布されている接着剤がスリットの端縁
で削り取られて必要量の接着剤が確保できなくなり、ス
ペーサの接着強度が低下するという問題があった。
リットに挿入し、その後スペーサの周囲に接着剤を塗布
する方法では、スペーサの接着強度が弱くなるという問
題があった。
することにあり、接着剤の液垂れ現象の発生を防止する
と共に、スペーサに塗布された接着剤がスリットの端縁
で削り取られるのを防止することにより、スペーサに塗
布される接着剤の必要量を確保し、これによって、スペ
ーサを磁性体コアに確実に接着することが可能な磁性体
コアのスペーサ挿入接着装置を提供することにある。
ペーサ挿入接着装置であり、前述の技術的課題を解決す
るために以下のように構成されている。すなわち、本発
明は、C字状の磁性体コアのスリットにスペーサを挿入
して接着する磁性体コアのスペーサ挿入接着装置であっ
て、前記磁性体コアを保持して前記スリットを拡幅する
スリット拡幅手段と、前記スリット拡幅手段を回転させ
ると共に停止信号を受けて回転を停止させることにより
前記磁性体コアのスリットをスペーサ挿入位置に配置す
るスリット位置決め手段と、前記スリット位置決め手段
で回転されている前記磁性体コアのスリットを検出して
前記停止信号を前記スリット位置決め手段に供給するス
リット検出手段と、前記スペーサを90°旋回させて前
記スペーサの接着剤塗布面を垂直又は水平に配置すると
共に、前記接着剤塗布面が垂直のとき所定の時間だけ保
持し、前記接着剤塗布面が水平のとき前記スペーサを移
動させて前記スペーサ挿入位置にある前記スリットに挿
入するスペーサ旋回挿入手段と、前記スペーサ旋回挿入
手段によって垂直に保持されている前記接着剤塗布面に
接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、前記スリットに挿
入された前記スペーサを所定の位置で切断するスペーサ
切断手段とを備えたことを特徴とする。
は、スリットを拡幅してから接着剤が塗布されたスペー
サを挿入するので、スリットの端縁で接着剤が削り取ら
れるのを防止できる。また、接着剤塗布面を垂直にして
から接着剤を塗布するので、接着剤がスペーサから脱落
するのを防止することができる。
を塗布するノズルを設け、前記ノズルは前記接着剤を斜
め下側に吐出するようにできる。この場合には、ノズル
から吐出された接着剤が液垂れしてノズル孔が閉塞され
るのを防止できる。
移動させることにより、前記ノズルから吐出された前記
接着剤を前記接着剤塗布面の複数の位置に断続的に塗布
することができる。
少なくすることができるので、低粘度の接着剤を使用し
ても液垂れが発生するのを防止することができる。更
に、前記スリット拡幅手段によって前記磁性体コアの内
周面を全体的に押し広げることにより前記スリットの幅
を拡大するようにできる。
かかるのを防止できるので、磁性体コアの変形や磁気特
性の劣化を防止することができる。
スペーサ挿入接着装置を図示の実施の形態について詳細
に説明する。
サ挿入接着装置1の正面図である。この磁性体コアのス
ペーサ挿入接着装置1は、外部から供給されたC字状の
磁性体コア2のスリット3にスペーサ4(図2)を挿入
して接着し、磁性体コア2の外周面からはみ出したスペ
ーサ4を切断するように構成されている。
性に優れたアモルファス金属からなる薄い帯板を環状に
巻回し、その一部を径方向に切断してスリット3を設け
ることによりC字状に形成されている。スペーサ4は、
例えば樹脂などの非磁性体でスリット3と略同一厚さの
薄板状に形成されている。このスペーサ4は、その両側
の接着剤塗布面5、6に接着剤が塗布されてからスリッ
ト3に挿入される。
は、全体を支持する架台10と、外部から送られてきた
磁性体コア2を受け取って後述のスリット拡幅手段12
に供給するコア供給手段11と、磁性体コア2を保持し
てそのスリット3を拡幅するスリット拡幅手段12と、
スリット拡幅手段12を回転させると共に停止信号を受
けてその回転を停止させることにより、磁性体コア2の
スリット3をスペーサ挿入位置に配置するスリット位置
決め手段13とを備えている。
リット位置決め手段13で回転されている磁性体コア2
のスリット3を検出して、上述の停止信号をスリット位
置決め手段13に供給するスリット検出手段14と、ス
ペーサ4を90°旋回させてスペーサ4の接着剤塗布面
5、6を垂直又は水平にすると共に、接着剤塗布面5、
6が垂直になったときにはその状態を所定の時間だけ保
持し、接着剤塗布面5、6が水平になったときにスペー
サ4を移動させてスペーサ挿入位置にあるスリット3に
挿入するスペーサ旋回挿入手段15と、スペーサ4の接
着剤塗布面5、6に接着剤55(図6)を塗布する接着
剤塗布手段16と、スリット3に挿入されたスペーサ4
を所定の位置で切断するスペーサ切断手段17と、スペ
ーサ4が接着された磁性体コア2を排出するコア排出手
段18と、各部を制御する制御盤19とを備えている。
作用を詳細に説明する。コア供給手段11は図3に示す
ように、コアフィード部21、コア搬送部22、シリン
ダ23及びシャッター24を備えている。コアフィード
部21は凹溝状に形成され、出口25側が下になるよう
に適宜な角度で傾斜している。このコアフィード部21
にはコア製造装置(図示せず)から送られた複数の磁性
体コア2が挿入されて縦一列に並べられ、出口25から
一個ずつ排出される。
ら排出された磁性体コア2を受け取るため、コアフィー
ド部21側とスリット拡幅手段12側が開放されたL字
状のコア受け部27を有している。このコア搬送部22
は架台10に固定されたシリンダ23のロッド28に取
り付けられており、所定のタイミングでスリット拡幅手
段12側に移動される。
ット拡幅手段12側の開口を開閉可能に配置されてい
る。このシャッター24でスリット拡幅手段12側の開
口を閉鎖することによって、磁性体コア2がコアフィー
ド部21からコア受け部27に供給されたとき、スリッ
ト拡幅手段12側の開口から脱落するのを防止できる。
このシャッター24はその上方にあるシリンダのロッド
29に取り付けられており、所定のタイミングで上下移
動される。
にコレットチャック30と、アクチュエータ31と、コ
レット台座32とで構成されている。コレットチャック
30は磁性体コア2の内径と略同一径の円筒状に形成さ
れ、コレット台座32の内側に適宜な隙間を空けて固定
されている。コレットチャック30の先端には、放射方
向の複数の切り込み33で複数に分割されたチャック部
34が設けられている。このチャック部34は、コレッ
ト台座32から突出している。
設けられ、このテーパ35にアクチュエータ31のロッ
ド36の先端が出し入れされる。ロッド36の先端は先
細状になっており、この部分がテーパ35に挿入される
と、図5に示すようにチャック部34が徐々に押し広げ
られる。
が装着されている場合には、チャック部34の拡大によ
って磁性体コア2が内側から略全周に亘って均等に押し
広げられ、これに伴ってスリット3の最小幅が拡幅前の
寸法W(図4)から寸法W1に拡幅される。この場合、
スリット3の拡幅のために磁性体コア2に局部的に力が
作用することがないので、磁性体コア2が変形するのを
防止できると共に、磁気特性を劣化させることなく拡幅
することができる。なお、同図中の符号37は、アクチ
ュエータ31のロッド36のストローク量Lを調整する
シムである。
られ、このフランジ38がスリット位置決め手段13の
端面に取り付けられている。スリット位置決め手段13
は円筒状であり、例えばモータ(図示せず)によって両
方向にそれぞれ異なる回転速度で回転されると共に、停
止信号を受けて停止するようになっている。スリット位
置決め手段13の内側には、上述のアクチュエータ31
が固定されている。
はスリット拡幅手段12の側方に配置されている。この
スリット検出手段14は、適宜な水平駆動手段(一部の
み図示)40と、この水平駆動手段40に取り付けられ
た支持板41と、支持板41に取り付けられたフォトセ
ンサ42とで構成されている。このフォトセンサ42か
らスリット拡幅手段12に保持されている磁性体コア2
に向けて検出光が照射され、その反射光をフォトセンサ
42で検出することによってスリット3を検出するよう
になっている。
を水平移動させるスペーサ送り部45と、このスペーサ
送り部45を旋回させるため架台10に固定された旋回
駆動部46とで構成されている。スペーサ送り部45
は、旋回駆動部46に取り付けられた台座47と、この
台座47に二列に亘って取り付けられたそれぞれ複数の
回転ローラ48、49とを有している。
ーサ4が脱落しないように挟まれ、回転ローラ48、4
9が互いに反対方向に所定の角度だけ回転されることに
よって、スペーサ4が所定の距離だけ水平移動させられ
る。旋回駆動部46は例えばモータ(図示せず)などの
回転駆動手段を有し、所定のタイミングでスペーサ送り
部45を90°旋回させる。これによって、スペーサ送
り部45の回転ローラ48、49に挟まれているスペー
サ4、すなわち、接着剤塗布面5、6が垂直又は水平に
配置される。
1、52と、これを支持する支持板53、54とを有し
ている。ノズル51、52は、図6にも示すように所定
の間隔をあけて対向配置されている。これらのノズル5
1、52はノズル孔が下になるように適宜な角度で配置
され、接着剤55を斜め下側に向けて吐出することによ
り、スペーサ4の接着剤塗布面5、6に塗布するように
なっている。接着剤55の吐出量は調整可能である。支
持板53、54は、適宜な駆動手段(図示せず)によっ
て所定のタイミングで水平移動及び上下移動される。
は、例えば円盤状の回転カッターなどを使用することが
できる。このスペーサ切断手段17は上下移動可能であ
り、上昇したときにスペーサ4を所定の位置で切断する
ようになっている。
能な駆動手段(一部のみ図示)60と、この駆動手段6
0に取り付けられた保持板61と、保持板61の両側に
取り付けられた挟持部62、63とで構成されている。
挟持部62、63は磁性体コア2の外周面を挟持するも
のであり、その挟持圧力を調整できるようになってい
る。また、挟持部62、63は保持板61の回転によっ
て磁性体コア2を排出位置に搬送し、ここで磁性体コア
2を開放して回収ボックス64に排出するようになって
いる。
を説明する。このスペーサ挿入接着装置1においては、
まず、図3に示すようにコア供給手段11のコアフィー
ド部21に整列されている磁性体コア2が、例えば自重
によってコアフィード部21内を降下し、待機位置にあ
るコア搬送部22のコア受け部27に投下される。この
ときには、シャッター24によってコア受け部27のス
リット拡幅手段12側の開口が閉じられている。
上昇してコア受け部27のスリット拡幅手段12側の開
口が開けられる。続いて、図8に示すようにシリンダ2
3が動作してコア搬送部22がコア拡幅部12側に水平
移動される。そして、コア受け部27に載置されている
磁性体コア2がコア拡幅部12のコレットチャック30
(図4)のチャック部34に嵌め込まれる。この後、チ
ャック部34が拡大されて磁性体コア2が保持される。
は、コアフィード部21内の最下端の磁性体コア2がス
トッパ(図示せず)によって止められており、不用意に
落下しないようになっている。磁性体コア2がスリット
拡幅部12のチャック部34で保持された後、図9に示
すようにコア搬送部22が水平移動されて待機位置に戻
され、続いてシャッター24が降下される。そして、コ
アフィード部21のストッパが開放され、内部の磁性体
コア2がコア搬送部22のコア受け部27に投下され
る。
手段14の水平駆動手段40が動作して、これに取り付
けられている支持板41がコア拡幅部12側に水平移動
される。これによって、支持板41上のフォトセンサ4
2が、コア拡幅部12のチャック部34に保持されてい
る磁性体コア2に所定の距離まで接近する。次に、スリ
ット位置決め手段13によってコア拡幅部12が例えば
反時計回転方向に高速で回転される。
とによって、これに保持されている磁性体コア2が回転
される。そして、磁性体コア2が回転している最中にス
リット検出手段14のフォトセンサ42から磁性体コア
2の外周面に向けて検出光が照射され、磁性体コア2で
反射した検出光がフォトセンサ42で受光される。この
検出光の強弱を測定することによって、スリット3の有
無を検出することができる。
42で検出されると、フォトセンサ42から停止信号が
送出されてスリット位置決め手段13に供給される。こ
の停止信号を受けてスリット位置決め手段13が停止す
る。次に、図11に示すようにスリット位置決め手段1
3が、今度は前と逆方向、すなわち、時計回転方向に比
較的低速で回転する。そして、フォトセンサ42でスリ
ット3が検出されたとき、停止信号が送出されてスリッ
ト位置決め手段13が停止する。これによって、スリッ
ト3が所定の位置、すなわち、スペーサ挿入位置に配置
される。
する際に磁性体コア2の回転方向と回転速度を変えるの
は、先ず高速で反時計回転方向に回転させることによっ
てスリット3をできるだけ速く検出すると共に、高速回
転が急停止されたときに慣性でオーバランした磁性体コ
ア2を逆方向に低速で回転させることによって、スリッ
ト3を所定の位置に正確に配置するためである。
るのと同時、又はその前若しくは後に、同図に示すよう
にコア旋回挿入手段15の旋回駆動部46によってスペ
ーサ送り部45が90°旋回され、台座47が水平に配
置される。これによって、台座47上の回転ローラ4
8、49が垂直に立てられて、その間に挟まれているス
ペーサ4、したがって、接着剤塗布面5、6が垂直に配
置され、この状態で所定の時間だけ保持される。
サ4が垂直に立てられた後、図12に示すように接着剤
塗布手段16の支持板53、54が互いに接近する方向
に水平移動される。そして、図6に二点鎖線で示すよう
に支持板53、54に取り付けられたノズル51、52
がスペーサ4の接着剤塗布面5、6に所定の距離まで接
近し、ノズル51、52から斜め下側に向けて所定量の
接着剤55が断続的に吐出されて接着剤塗布面5、6に
塗布される。
1、52が接着剤塗布面5、6に沿った第1の方向、本
例では上下方向に移動すると共に、スペーサ4が回転ロ
ーラ48、49によって接着剤塗布面5、6と平行で第
1の方向と直角な第2の方向、本例では水平方向に移動
される。そして、ノズル51、52の移動方向とスペー
サ4の移動方向が適宜組み合わせられて、図13に示す
ように接着剤塗布面5、6の適宜な間隔をあけた複数の
位置に接着剤55が例えば点状に塗布される。本例で
は、縦に3箇所、横に2箇所ずつの合計6箇所に接着剤
55が塗布される。
5、6に接着剤55が塗布された後、図14に示すよう
にスリット検出手段14のフォトセンサ42が元の待機
位置に戻されると共に、スペーサ旋回挿入手段15のス
ペーサ送り部45が90°旋回されてスペーサ4が水平
状態に戻される。また、接着剤塗布手段16の支持板5
3、54が互いに離れる方向に水平移動されて、ノズル
51、52が元の待機位置に戻される。
め手段13が所定の距離だけ降下し、スリット拡幅手段
12に保持されている磁性体コア2のスリット3が、ス
ペーサ旋回挿入手段15に保持されているスペーサ4の
先端の真横に配置される。続いて、図16に示すように
スペーサ旋回挿入手段15の回転ローラ48、49が回
転され、これによってスペーサ4が水平移動されて磁性
体コア2のスリット3に所定の長さだけ、本例ではチャ
ック部34に突き当たるまで挿入される。
動手段60によってスペーサ旋回挿入手段15側に水平
移動され、保持板61に取り付けられている一方の挟持
部62によって磁性体コア2が上下から挟持される。こ
の後、スリット拡幅部12のアクチュエータ31(図
4)が動作して、そのロッド36がチャック部34のテ
ーパ35から引き抜かれる。これによって、チャック部
34の直径が縮小し、磁性体コア2をチャック部34か
ら抜き取り可能になる。
くなり、磁性体コア2が所定の圧力で押圧される。これ
によって、磁性体コア2のスリット3の両端面がスペー
サ4に所定の力で押し付けられ、磁性体コア2とスペー
サ4とが確実に接着される。この後、図17に示すよう
にスペーサ切断手段17が回転しながら上昇され、スペ
ーサ4が所定の位置から切断される。本例では、磁性体
コア2の外周面に沿ってスペーサ4が切断される。
ようにコア排出部18の保持板61が水平移動されて元
の待機位置に戻される。この後、保持板61が180°
回転される。これによって、図19に示すように保持板
61の両側の挟持部62、63が入れ替えられ、挟持部
62に挟持されている磁性体コア2が排出位置に配置さ
れる。
磁性体コア2が開放され、回収ボックス64に排出され
る。なお、このときに適宜な良否判定手段(図示せず)
によって磁性体コア2の良否を判定し、良品と不良品と
を区別して排出することができる。
ト位置決め手段13が上昇されて待機位置に戻される。
これによって、スペーサ挿入接着装置1全体が初期位置
に復帰し、これ以降上述と同様にスペーサ4の接着処理
が繰り返して行われる。
1は、磁性体コア2のスリット3を拡幅手段12で拡幅
してから、接着剤55が塗布されたスペーサ4をスリッ
ト3に挿入するので、スリット3の端縁で接着剤が削り
取られるのを防止することができる。したがって、スペ
ーサ4に塗布された接着剤55の必要量を確保して、ス
ペーサ4を磁性体コア2に確実に接着することができ
る。また、スリット3の設定幅より厚いスペーサ4を挿
入することができるので、スリット3及びスペーサ4の
加工精度を下げて加工を容易にすることができる。
(図6)から接着剤55が斜め下側に向けて吐出される
ので、接着剤55が液垂れしてノズル孔が閉塞された
り、ノズル51、52の周辺部が接着剤で汚されて動作
不良を起こしたりするのを防止することができる。
着剤55は、垂直に配置されたスペーサ4の接着剤塗布
面5、6の複数の位置に断続的に塗布されるので、一箇
所に塗布する接着剤55の量を少なくすることができ
る。したがって、低粘度の接着剤55を使用しても液垂
れが発生するのを防止できるので、接着剤塗布手段16
の構成を簡略化することができる。
アのスペーサ挿入接着装置によれば、スリットを拡幅し
てから接着剤が塗布されたスペーサを挿入するので、ス
リットの端縁で接着剤が削り取られるのを防止すること
ができ、これによって、必要量の接着剤を確保してスペ
ーサを磁性体コアに確実に接着することができる。ま
た、接着剤塗布面を垂直にしてから接着剤を塗布するの
で、接着剤がスペーサから脱落するのを防止することが
できるから、スペーサの下側にある各部分が接着剤で汚
されて動作不良を起こすのを防止することができる。
ノズルを設け、このノズルから接着剤を斜め下側に吐出
するようにした場合は、ノズルから吐出された接着剤が
液垂れしてノズル孔が閉塞されるのを防止することがで
きる。
ることにより、ノズルから吐出された接着剤を接着剤塗
布面の複数の位置に断続的に塗布するようにした場合
は、一箇所当たりの接着剤量を少なくすることができる
ので、低粘度の接着剤を使用しても液垂れが発生するの
を防止することができる。したがって、取り扱いが容易
な低粘度の接着剤を使用することにより、接着剤塗布手
段の構成を簡略化することができる。
アの内周面を全体的に押し広げることによりスリットの
幅を拡大するようにした場合は、磁性体コアに局部的な
力がかかるのを防止できるので、磁性体コアの変形や磁
気特性の劣化を防止することができる。
置を示す正面図である。
図である。
置の主要部を示す斜視図である。
置のスリット拡幅手段及びスリット位置決め手段を示す
部分断面図である。
置のスリット拡幅手段の作用を説明する部分断面図であ
る。
置の接着剤塗布手段を示す側面図である。
置の作用(1/12)を示す斜視図である。
置の作用(2/12)を示す斜視図である。
置の作用(3/12)を示す斜視図である。
装置の作用(4/12)を示す斜視図である。
装置の作用(5/12)を示す斜視図である。
装置の作用(6/12)を示す斜視図である。
示す正面図である。
装置の作用(7/12)を示す斜視図である。
装置の作用(8/12)を示す斜視図である。
装置の作用(9/12)を示す斜視図である。
装置の作用(10/12)を示す斜視図である。
装置の作用(11/12)を示す斜視図である。
装置の作用(12/12)を示す斜視図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 C字状の磁性体コアのスリットにスペー
サを挿入して接着する磁性体コアのスペーサ挿入接着装
置であって、 前記磁性体コアを保持して前記スリットを拡幅するスリ
ット拡幅手段と、 前記スリット拡幅手段を回転させると共に停止信号を受
けて回転を停止させることにより前記磁性体コアのスリ
ットをスペーサ挿入位置に配置するスリット位置決め手
段と、 前記スリット位置決め手段で回転されている前記磁性体
コアのスリットを検出して前記停止信号を前記スリット
位置決め手段に供給するスリット検出手段と、 前記スペーサを90°旋回させて前記スペーサの接着剤
塗布面を垂直又は水平に配置すると共に、前記接着剤塗
布面が垂直のとき所定の時間だけ保持し、前記接着剤塗
布面が水平のとき前記スペーサを移動させて前記スペー
サ挿入位置にある前記スリットに挿入するスペーサ旋回
挿入手段と、 前記スペーサ旋回挿入手段によって垂直に保持されてい
る前記接着剤塗布面に接着剤を塗布する接着剤塗布手段
と、 前記スリットに挿入された前記スペーサを所定の位置で
切断するスペーサ切断手段とを備えたことを特徴とする
磁性体コアのスペーサ挿入接着装置。 - 【請求項2】 前記接着剤塗布手段は前記接着剤を塗布
するノズルを有し、前記ノズルは前記接着剤を斜め下側
に吐出することを特徴とする請求項1に記載の磁性体コ
アのスペーサ挿入接着装置。 - 【請求項3】 前記ノズルと前記スペーサとを相対移動
させて前記ノズルから吐出された前記接着剤を前記接着
剤塗布面の複数の位置に断続的に塗布することを特徴と
する請求項2に記載の磁性体コアのスペーサ挿入接着装
置。 - 【請求項4】 前記スリット拡幅手段によって前記磁性
体コアの内周面を全体的に押し広げることにより前記ス
リットの幅を拡大することを特徴とする請求項1に記載
の磁性体コアのスペーサ挿入接着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28557196A JP3680449B2 (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | 磁性体コアのスペーサ挿入接着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28557196A JP3680449B2 (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | 磁性体コアのスペーサ挿入接着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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---|---|---|---|---|
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1996
- 1996-10-28 JP JP28557196A patent/JP3680449B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|---|---|---|
WO2007132878A1 (ja) * | 2006-05-16 | 2007-11-22 | Hitachi Metals, Ltd. | トランスコアおよびその製造方法 |
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