JPH10133604A - 可撓性発光表示シート - Google Patents

可撓性発光表示シート

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JPH10133604A
JPH10133604A JP28558996A JP28558996A JPH10133604A JP H10133604 A JPH10133604 A JP H10133604A JP 28558996 A JP28558996 A JP 28558996A JP 28558996 A JP28558996 A JP 28558996A JP H10133604 A JPH10133604 A JP H10133604A
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JP
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sheet
light
emitting
flexible
emitting display
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JP28558996A
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Takeshi Imai
猛 今井
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】設置自由度に優れるとともに視認性及び訴求性
に優れた可撓性発光表示シートを提供することを目的と
する。 【解決手段】遮光性を有する可撓性のベースシート1の
開口領域11に配設される可撓性の発光シート2が、軟
質ELシートを所定形状に切断して形成される。また、
これらベースシート1及び発光シート2を防湿フィルム
3、4で全面的に封止する。このようにすれば、例えば
グラビア印刷された紙などの安価な表示媒体で構成され
た非透明なベースート1の一部の表示パターンだけを発
光させることができ、視認性、訴求性に優れた表示媒体
を形成することができる。なお、上記ベースシート1を
開口せずにその上にこの発光する発光シート2を重ねる
ことも考えられるが、この場合には、表示媒体の表示面
に凹凸が生じたり、発光シート2の側面が見えたり、こ
の発光シート2への給電線や非発光部分が見えてしまっ
たりするので、美観が著しく低下してしまう。このよう
な問題は本発明のシートにより解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光型画像表示装
置に関し、特にポスターやカタログやメニューなどに形
成された表示パターンの一部を発光表示させてその視認
性の向上を図った可撓性発光表示シートに関する。
【0002】
【従来の技術】画像(文字を含む)すなわち表示パター
ンを発光させる発光型画像表示装置として、光透過性パ
ネルに描写、印刷、貼着などにより表示パターンを形成
して表示板を形成し、更にこの光透過性の表示板の裏側
にELパネルのようなバックライト装置を設けて、この
表示板を発光させることが知られている。また、表示パ
ターンまたは背景パターンの一部のみを発光させる場合
には、表示パターンの一部領域を遮光板あるいは遮光シ
ート膜を設けることが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の発光型
画像表示装置はフレキシビリティ(可撓性)に欠け、例
えば、平面状の掲示板などとしては使用可能であるもの
の種々の曲面形状の壁面や柱面などには設置しにくく、
これらの部位に配設するにはこの発光型画像表示装置自
身に充分な剛性を付与しなければならず、大型、大重量
でなって使い勝手が低下し、製造費用も増大した。
【0004】一方、ポスターなど、表面に所定の表示パ
ターンをもつ可撓性発光シートは、移動性、収納性に富
み、安価でもあるので、印刷物として社会生活における
あらゆる情報提供場面に使用されているが、このような
可撓性発光シートはそれ自身では低照度環境で視認しに
くく、上記した発光型画像表示装置に比較して視認者へ
の訴求性が劣るという問題があった。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、設置自由度に優れるとともに視認性及び訴求性に
優れた可撓性発光表示シートを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の可撓性発
光表示シートによれば、遮光性を有する可撓性のベース
シートの開口領域に配設される可撓性の発光シートが、
軟質ELシートを所定形状に切断して形成される。ま
た、これらベースシート及び発光シートを防湿フィルム
で全面的に封止する。このようにすれば、以下の作用効
果を奏することができる。
【0007】まず、例えばグラビア印刷された紙などの
安価な表示媒体で構成された非透明なベースシートの一
部の表示パターンだけを発光させることができ、視認
性、訴求性に優れた表示媒体を形成することができる。
なお、上記ベースシートを開口せずにその上にこの発光
する発光シートを重ねることも考えられるが、この場合
には、表示媒体の表示面に凹凸が生じたり、発光シート
の側面が見えたり、この発光シートへの給電線や非発光
部分が見えてしまったりするので、美観が著しく低下し
てしまう。このような問題は本請求項のシートにより解
決される。特に、発光シートを開口領域の周囲のベース
シートに重ねる場合、発光シートの余分な発光はベース
シートで遮光されるので、開口領域全面を均一に発光さ
せることができる。
【0008】また、この可撓性発光表示シートのベース
シートは、通常のベースシートを紙や樹脂フィルムラミ
ネートフィルムや樹脂シートを切り抜くだけで作成する
ことができ、材料費を低減でき、製造及び構造が簡素と
なる。また、この可撓性発光表示シートは可撓性をもつ
ので、平坦でない被着面に配設する場合でも、この可撓
性発光表示シートが被着面に応じて変形することができ
る。このため、可撓性発光表示シート自体の保持のため
に高剛性のフレームやパネルを特別に設ける必要がな
く、構造が簡単となる。
【0009】更に、発光シートは所定形状に切り抜かれ
て形成されるためにその側面からの水分の侵入による輝
度低下が問題となるが、この可撓性発光表示シートでは
発光シートは表面側の防湿フィルムと裏面側の防湿フィ
ルムとで密封されるので、発光シートの耐湿性の向上を
図ることができる。請求項2記載の可撓性発光表示シー
トによれば、互いに独立する複数の開口領域を共通の発
光シートにより囲覆するので、各開口領域に別々の発光
シートを設ける場合に比べて配線が容易となる。
【0010】請求項3記載の可撓性発光表示シートによ
れば、発光シートの表面に有色、透光性の画像シートを
配設するので、開口領域から出る発光シートの発光を所
望の特性に調節することができる。請求項4記載の可撓
性発光表示シートによれば、裏面側の防湿フィルムに発
光シート給電用のケーブルを導入するためのコンタクト
開口を設け、このコンタクト開口をおいて給電ケーブル
の先端を発光シートの電極に接続し、更にこの開口を電
気絶縁性の被覆樹脂体で封止するので、防湿性を低下す
ることなく発光シートに給電することができ、更に、給
電ケーブルの断線を抑止することができる。
【0011】請求項5記載の可撓性発光表示シートによ
れば、防湿フィルム内、好ましくはベースシートの裏側
にシート状のバッテリと発光制御回路とを設けたので、
バッテリを充電するだけで又はそれを交換するだけで所
定時間の各種発光パターンの発光を実現することができ
る。また、防湿フィルムはこれらバッテリや発光制御回
路や配線の保持や防湿も行うことができる。
【0012】請求項6記載の可撓性発光表示シートによ
れば、発光制御回路が外部照度を検出してそれが低下す
る時にだけ発光シートを発光させるので、蓄電電力の浪
費を回避することができる。請求項7記載の可撓性発光
表示シートによれば、発光シートに断続給電するので、
蓄電電力を節約しつつ、表示パターンの視認性を向上す
ることができる。
【0013】請求項8記載の可撓性発光表示シートによ
れば、防湿フィルム内部に表面側の防湿フィルムを透過
して受光するシート状の太陽電池を設けたので、バッテ
リの消耗を抑止したり、外部給電の不要な可撓性発光表
示シートを実現することができ、外部よりの給電が困難
でかつバッテリ交換も容易でない環境下での使用利便性
を向上することができる。
【0014】請求項9記載の可撓性発光表示シートによ
れば、太陽電池からの出力電流が所定値以下に低下後、
又は、それから所定時間経過後、発光シートに給電する
ので、蓄電電力を節約しつつ、夜間における表示パター
ンの視認性を向上することができる。なお、夜間でも外
部電気照明により照明される表示位置では、バッテリ給
電及び外部給電を省略して太陽電池から直接、発光シー
トに給電することができる。
【0015】請求項10記載の可撓性発光表示シートに
よれば、所定の表示パターンを有する光透過性かつ可撓
性の差し替え表示シートを表面側の防湿フィルムの外表
面に剥離自在に密着したので、例えば、この差し替え表
示シートを差し替えるだけで発光パターンやその他の表
示パターンを変更することができる。
【0016】
【発明を実施するための形態】表面側の防湿フィルム及
び裏面側の防湿フィルムは同素材で一体に形成でき、例
えば折り曲げたり、袋状に形成することができ、このよ
うにすれば熱融着などの面積を減らすことができ、発光
シートの側縁からの吸湿を低減することができる。ま
た、ベースシートとして遮湿性に劣る紙などを用いても
発光シートの耐久性の低下を抑止することができる。
【0017】ベースシートは、紙、樹脂フィルムコーテ
ィングされた紙、樹脂シートなどを用いることができ
る。ベースシートは開口領域との表示の差異を生じさせ
るために遮光性を有するべきである。ただし、このベー
スシートの表面は任意の表示パターンをもつことがで
き、この表示パターンは印刷、貼着、塗着などで形成さ
れることができる。
【0018】発光シートは、可撓性を有する軟質ELシ
ート(可撓性を有するエレクトロルミネッセンスシー
ト)を所定形状に切り抜いて形成できる。この軟質EL
シートは表面側の透明樹脂フィルム層と、基体となる裏
面側の樹脂シート層と、これら両層間に設けられた電界
発光粒子(例えばZnSなど)を含む誘電体層、誘電体
層の両側に形成された一対の電極層とをもち、表面側の
電極層はITO膜などの透明電極層となっている。発光
シートの各部の発光を制御するためにこれら各部毎に電
極を分割することができ、これら各電極は裏面側の樹脂
シート層の外表面に配設された配線層を通じて所定のリ
ード線接続用のパッド電極部に接続されている。もちろ
ん、軟質ELシートの両側電極は任意の接続手段により
電源に接続されることができる。
【0019】前記表面側の防湿フィルムや裏面側の防湿
フィルムはポリエステル樹脂、アクリル樹脂、スチレン
樹脂、ポリオレフィン樹脂等の防湿性に優れた樹脂フィ
ルムを用いることができ、裏面側の防湿フィルムとして
金属箔乃至それをラミネートした樹脂フィルムを用いる
ことができる。吸湿層としては、酸化カルシウム(Ca
O)、ゼオライト粉末等を含むことができる。
【0020】シート状の太陽電池としてはアモルファス
形式や多結晶形式の太陽電池が好適であり、シート状の
バッテリは当然、充電可能な二次電池とすることが好ま
しい。差し替えベースシートとしては所定色、所定形状
に着色された透明乃至着色樹脂シートを採用することが
好ましい。
【0021】これらバッテリ、太陽電池、発光制御回路
IC(集積回路)はそれらの間及びそれらと発光シート
の電極とを接続する配線とともにベースシートの裏側に
固定されることが好ましい。ただし、太陽電池又は外部
照度検知用の光センサはベースシートに設けた窓から受
光面を露出させることが好ましい。これら素子や配線は
固定、防湿のためにベースシートの裏側に液状樹脂を固
化して被覆することが好ましい。この工程とおいて同時
に発光シートの少なくとも側端縁を固化、防湿フィルム
すれば、工程延長を抑止しつつ防湿効果を向上すること
ができる。
【0022】表面側の防湿フィルムは最も外側に位置し
て紫外線吸収フィルムを有することができる。
【0023】
【実施例】本発明の好適な態様を以下の実施例によりさ
らに詳細に説明する。 (実施例1)ポスターとして用いる実施例1の可撓性発
光表示シートの断面図を図1に示す。この可撓性発光表
示シートは、ベースシート1と、発光シート2と、表面
側の防湿フィルム3と、裏面側の防湿フィルム4とを有
している。
【0024】ベースシート1は、表面に所定の画像パタ
ーンがグラビア印刷された厚手の紙であって、所定の表
示形状に切り抜かれた開口領域11を有している。発光
シート2は、内側に透明電極層が形成された透明なポリ
エステルフイルム(表面側樹脂層)と、ZnSなどを蛍
光物質として含む発光体層と、高誘電体よりなる絶縁層
と、金属乃至カーボンを主体とする裏側の電極層と、ポ
リエステルフイルム(裏面側樹脂層)とを順次重ねて形
成されている。この発光シート2は正方形状の大きな軟
質ELシートを所定形状に切断して形成され、その切断
端面はシール被覆等を形成せず、切断したものをそのま
ま使用した。ただし、発光シート2は開口領域11を覆
うように所定形状に切断して形成されている。なお、発
光シート2の使用量を減らすために又はその他の理由に
より発光シート2をベースシート1の開口領域11内に
嵌め込むこともできる。
【0025】表面側の防湿フィルム3は、厚さ約40〜
100μm程度のポリエステル樹脂フィルムであるが、
透明であれば、素材及び厚さは自由である。裏面側の防
湿フィルム4は、厚さ約40〜100μm程度のポリエ
ステル樹脂フィルムであり、防湿フィルム3、4の外周
縁は熱や超音波などで溶着されて互いに溶着されてベー
スシート1や発光シート2を封止しており、更に、これ
ら防湿フィルム3、4はベースシート1や発光シート2
に透明な接着剤にて接着されている。
【0026】この可撓性発光表示シートの裏面を図2に
示す。裏面側の防湿フィルム4には2つの開口(コンタ
クト開口)41、42が形成されている。開口41に露
出した発光シート2の裏面には、発光シート2の裏面に
印刷された配線層21の一部が露出しており、この配線
層21は発光シート2の上記透明電極層に接続されてい
る。同様に、開口42に露出した発光シート2の裏面に
は、発光シート2の裏面に印刷された配線層22の一部
が露出しており、この配線層22は発光シート2の上記
裏側の電極層に接続されている。更に、この開口41を
通じて、配線層21はリード線5の一端に接続され、配
線層22はリード線6の一端に接続され、これらリード
線5、6を通じて図示しない発光制御回路(単なるスイ
ッチでもよい)から給電されている。
【0027】また、図3に示すように、これらリード線
5、6を配線層21、22に接続した後、開口41、4
2は液状接着剤のような硬化可能樹脂で被覆される。ま
たは、図3のように、開口41、42を覆うように、裏
面側の防湿フィルム4の外表面あるいは発光シート2の
裏側に、シール用の樹脂シート7を接着してもよい。更
に、裏面側の防湿フィルム4に開口41、42を設ける
代わりに、裏面側の防湿フィルム4に例えば図4に示す
ようなH形などの切断パターン43を形成してそれを開
き、リード線5、6のはんだ付け後、このH形の部分に
接着剤を塗って元通りにしてもよい。
【0028】このようにすれば、所定の表示パターン
(例えば人物の目や、自動車のヘッドライトなど)が発
光するという従来、全くなかった新奇な訴求効果をもつ
ポスターやカタログを実現することができる。また、こ
の実施例の可撓性発光表示シートは、単なるやや厚手の
シートの形状を有し、形状、表示パターンが自由かつ容
易に形成でき、可撓性をもつので、例えば柱などの曲面
形状をもつ構造物の表面に支障なく固定することができ
る。
【0029】また、表面側の防湿フィルム3及び裏面側
の防湿フィルム4を袋状としてベースシート1及び発光
シート2と剥離可能な別体構成とすれば、この袋の一端
を開口してベースシート1及び発光シート2を差し替え
ることができる。なお、この実施例では、発光シート2
の透明電極層の電極へ給電する配線層21、22を発光
シート2の裏側に配設したが、その代わりに発光シート
2の表側に配設してもよいことはもちろんである。 (実施例2)本発明の可撓性発光表示シートの他の実施
例を図5を参照して説明する。
【0030】この実施例の可撓性発光表示シートは、実
施例1(図1参照)のそれに対して、発光シート2の表
側に、発光シート2とほぼ同形の画像シート8を設けた
ものである。この画像シート8は、透光性の画像(表示
パターン)を有するシートであり、例えばクロマリン
(商品名)やビューカラー(商品名)などと呼ばれるも
のとすることができる。このようにすれば、開口領域1
1に任意の表示パターンを形成することができる。 (実施例3)本発明の可撓性発光表示シートの他の実施
例を図6を参照して説明する。
【0031】この実施例の可撓性発光表示シートは、実
施例2(図5参照)のそれに対して、発光シート2及び
画像シート8を、裏面側の防湿フィルム4に設けた開口
45に嵌め込み、その後、封止用の樹脂フィルム9をこ
の開口45に貼り付けたものである。開口45は図2に
設けた開口41、42と同一工程で形成することがで
き、封止用の樹脂フィルム9は図3に示すシール用の樹
脂シート7と共通とすることができ、製造工程を簡素化
することができる。 (実施例4)本発明の可撓性発光表示シートの他の実施
例を図7を参照して説明する。
【0032】この実施例の可撓性発光表示シートは、実
施例3(図6参照)のそれに対して、シール用の樹脂シ
ート7を省略して樹脂シール部91を開口45で被覆す
るものである。樹脂シール部91は例えば液状接着剤乃
至熱溶融樹脂を開口45に垂らした後、固化させて形成
される。この実施例でも、開口45は図2に設けた開口
41、42と同一工程で形成することができ、樹脂シー
ル部91は、実施例1における開口41、42も被覆す
ることができ、製造工程を簡素化することができる。 (実施例5)本発明の可撓性発光表示シートの他の実施
例を図8を参照して説明する。
【0033】この実施例の可撓性発光表示シートは、実
施例1(図1参照)のそれに対して、所定の表示パター
ンを有する差し替え発光シート10を表面側の防湿フィ
ルム3の外表面に剥離可能に接着したものである。この
ようにすれば更に多様な表示効果を得ることができる。
ただし、この差し替え表示シート10は、少なくとも開
口領域11上において少なくとも一部は透光可能となっ
ているべきである。
【0034】なお、この実施例の変形として開口領域1
1を所定形状の表示窓とし、主要な表示パターンをこの
差し替え表示シート10で形成するようにすれば、差し
替え表示シート10の貼替えにより随時、表示を変更す
ることができて便利である。 (実施例6)本発明の可撓性発光表示シートの他の実施
例を図9を参照して説明する。
【0035】この実施例の可撓性発光表示シートは、実
施例1(図1参照)のベースシート1の裏面に発光制御
回路を内蔵するIC(集積回路)100を固定したもの
である。このIC100は、入力端子I1、I2と、出
力端子E1、E2、E3とをもち、外部から入力端子I
1、I2間に必要な電源電圧が印加され、発光シート2
の裏側電極層に出力端子ECが接続され、発光シート2
の第1の透明電極層に出力端子E1が接続され、発光シ
ート2の第2の透明電極層に出力端子E2が接続され
る。なお、この実施例では図2に示すリード線5、6は
IC100の入力端子I1、I2に接続される。このよ
うにすれば、発光制御回路を可撓性発光表示シートと別
に配設する必要がなく構成が簡素となる。
【0036】IC100は、発光シート2を点滅させる
ことが望ましく、更には、外部の照度を検出する光ダイ
オードを内蔵乃至付加して、外部の照度が低下した後、
乃至、それから所定時間経過した後、発光を開始するこ
とが望ましい。このような機能を有する回路自体は極め
て周知のものであり、その詳細説明は省く。 (実施例7)本発明の可撓性発光表示シートの他の実施
例を図10を参照して説明する。
【0037】この実施例の可撓性発光表示シートは、実
施例6(図9参照)のベースシート1の裏面に発光制御
回路を内蔵するIC(集積回路)100とともに更に可
撓性を有するアモルファス太陽電池200及びシート状
のバッテリ300を固定したものである。図11に、こ
の実施例の可撓性発光表示シートの表面を示し、その断
面を図12に示す。発光シート2の上部には表示用の窓
である開口領域11が形成され、その下部には受光用の
窓16が開口されている。窓16には太陽電池200が
露出している。太陽電池200は発電してシート状のバ
ッテリ300に蓄電し、バッテリ300はIC100に
制御されて発光シート2に給電する。
【0038】図13に、発光制御回路すなわちIC10
0の動作の一例を示す。まず、ステップ100にて、太
陽電池200からの入力電流乃至その発電電圧を検出
し、それに基づいて発電が所定レベル以下(実質停止状
態)となったかどうかを調べ、そうなるまで待機する。
発電が所定レベル以下(実質停止状態)となれば、その
後、所定時間だけ待機し(S102)、その後、発光シ
ート2に所定周波数の電圧を印加し、それを点滅させ
る。
【0039】このようにすれば、可撓性発光表示シート
の外部に配線を引き出す必要がなく、かつ、外部電源
(商用交流電源や車両用バッテリ)を利用できない所で
も自由に用いることができ、更に移動性にも富むという
特徴がある。 (変形態様)なお、上記実施例では太陽電池200をバ
ッテリとして用いたが、外部照度が低い環境下(例えば
屋内)ではその効果が限られる。この場合には、この可
撓性発光表示シートの裏側に電池収容ケースを設置し、
この電池収容ケースに電池を交換可能に挿入して電源と
することができる。このようにすれば、配線が不要とな
り、移動性に富む可撓性発光表示シートを低照度下でも
用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の可撓性発光表示シートの断
面図である。
【図2】本発明の実施例1の可撓性発光表示シートの裏
面側の平面図である。
【図3】本発明の実施例1の可撓性発光表示シートの変
形例を示す裏面側の平面図である。
【図4】本発明の実施例1の可撓性発光表示シートの変
形例を示す裏面側の平面図である。
【図5】本発明の実施例2の可撓性発光表示シートの断
面図である。
【図6】本発明の実施例3の可撓性発光表示シートの断
面図である。
【図7】本発明の実施例4の可撓性発光表示シートの断
面図である。
【図8】本発明の実施例5の可撓性発光表示シートの断
面図である。
【図9】本発明の実施例6の可撓性発光表示シートの回
路図である。
【図10】本発明の実施例7の可撓性発光表示シートの
回路図である。
【図11】本発明の実施例7の可撓性発光表示シートの
表面側の平面図である。
【図12】本発明の実施例7の可撓性発光表示シートの
断面図である。
【図13】本発明の実施例7の発光制御回路の動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1はベースシート、2は発光シート、3は表面側の防湿
フィルム、4は裏面側の防湿フィルム、5、6はリード
線、11は開口領域、100はIC(発光制御回路)、
200は太陽電池、300はバッテリ。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の表示パターンに切り抜かれた開口
    領域をもつ遮光性かつ可撓性のベースシートと、 前記開口領域を覆って前記ベースシートの裏側に配設さ
    れるか又は前記開口領域に嵌め込まれる表示用の発光シ
    ートと、 前記ベースシート及び発光シートの裏面側に被着される
    裏面側の防湿フィルムと、 前記ベースシート及び発光シートの表面側に被着される
    とともに、前記ベースシート及び前記発光シートの外周
    側において全周にわたって前記裏面側の防湿フィルムと
    一体化されて前記ベースシート及び発光シートを囲覆、
    封止する透明な表面側の防湿フィルムとを備え、 前記発光シートは、可撓性を有する軟質ELシートを所
    定形状に切り抜いて形成されていることを特徴とする可
    撓性発光表示シート。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の可撓性発光表示シートに
    おいて、 互いに独立する複数の前記開口領域は共通の前記発光シ
    ートにより囲覆されることを特徴とする可撓性発光表示
    シート。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の可撓性発光表示シートに
    おいて、 前記発光シートの表面に被着されて前記開口領域からの
    前記発光シートの発光を変調する有色、透光性の画像シ
    ートを有することを特徴とする可撓性発光表示シート。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の可撓性発光表示シートに
    おいて、 前記裏面側の防湿フィルムに形成されて前記発光シート
    の電極部を露出するコンタクト開口と、先端部が前記コ
    ンタクト開口を貫通して前記電極部に接続される給電ケ
    ーブルと、前記コンタクト開口を被覆して前記裏面側の
    防湿フィルム上に配設されて前記コンタクト開口の封止
    と前記給電ケーブルの先端部の固定とをなす被覆樹脂体
    とを有することを特徴とする可撓性発光表示シート。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4記載の可撓性発光表示シ
    ートにおいて、 前記両防湿フィルムの内部に収容されたシート状のバッ
    テリ及び発光制御回路を有し、この発光制御回路は前記
    バッテリから前記発光シートへの給電を制御することを
    特徴とする可撓性発光表示シート。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の可撓性発光表示シートに
    おいて、 前記発光制御回路は、外部照度を検出するとともに外部
    照度の低下時に前記発光シート部に給電する機能を有す
    ることを特徴とする可撓性発光表示シート。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6記載の可撓性発光表示シ
    ートにおいて、 前記コントローラは、前記発光シート部に断続給電する
    ことを特徴とする可撓性発光表示シート。
  8. 【請求項8】 請求項5乃至7記載の可撓性発光表示シ
    ートにおいて、 外部より受光可能に前記両防湿フィルムの内部に収容さ
    れて前記バッテリを充電するシート状の太陽電池を備え
    ることを特徴とする可撓性発光表示シート。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の可撓性発光表示シートに
    おいて、 前記発光制御回路は、前記太陽電池からの出力電流が所
    定値以下に低下後、又は、それから所定時間経過後、前
    記発光シート部への給電を開始することを特徴とする可
    撓性発光表示シート。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9記載の可撓性発光表示
    シートにおいて、 前記開口領域に重なって所定の表示パターンを有すると
    ともに前記表面側の防湿フィルムの外側の表面に剥離自
    在に密着される光透過性かつ可撓性の差し替え発光シー
    トを有することを特徴とする可撓性発光表示シート。
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