JPH1013323A - 基地局の試験方法及び試験支援システム - Google Patents

基地局の試験方法及び試験支援システム

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JPH1013323A
JPH1013323A JP8167057A JP16705796A JPH1013323A JP H1013323 A JPH1013323 A JP H1013323A JP 8167057 A JP8167057 A JP 8167057A JP 16705796 A JP16705796 A JP 16705796A JP H1013323 A JPH1013323 A JP H1013323A
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JP8167057A
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Inventor
Noboru Hirabayashi
昇 平林
Yasuyo Okada
靖代 岡田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体通信システムの基地局の試験方法及び
試験支援システムに関し、基地局の障害を迅速に検出す
る。 【解決手段】 移動体端末7との間で無線通信を行う基
地局1と、この基地局1を複数個接続した移動体交換機
2とを含む移動体通信システムに於いて、移動体交換機
2又は保守管理装置3に設けた試験支援部5により、基
地局1対応又はこの基地局のチャネル対応に通話状態を
監視し、所定時間以上通話開始しない基地局を試験対象
基地局とし、この試験対象基地局に隣接する基地局の端
末4を起動して疑似端末6に対して発信させ、試験対象
基地局がこの発信を受信処理できた時は正常は判定し、
受信処理できなかった時は障害発生と判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信システ
ムに於ける基地局の試験方法及び試験支援システムに関
する。移動体通信システムは、複数の基地局を分散配置
して移動体交換機に接続し、携帯電話又は自動車電話等
の移動体端末は、基地局のサービスエリア内に於いてそ
の基地局を介して固定端末等との間で通話を行うもので
あり、移動体端末と基地局との関係は固定されないもの
である。従って、基地局の障害発生の検出が遅れること
になる。
【0002】
【従来の技術】一般の電話交換網は、電話機等の固定端
末と交換機との間を加入者線を介して接続している。従
って、交換機の通話路や加入者回路の障害等に於いて
は、固定端末による通話が不能となるから、電話交換網
の保守管理部門に通知することにより、交換機と固定端
末との間のダイヤル試験等の試験を行って障害箇所を切
分けて、障害復旧を行うことになる。
【0003】移動体通信システムは、移動体交換機に分
散配置された多数の基地局が接続され、移動体端末はそ
の基地局を介して通話を行うものであり、従って、移動
体端末の移動に伴って基地局との関係が切替えられる。
その為に、或る基地局に障害が発生して通話状態が悪化
しても、他の基地局のサービスエリアに移動することに
より正常に通話が可能となるから、移動体端末側から基
地局障害の通知は遅れることになる。
【0004】又各種の通信システムに於いては、各部の
正常性を確認する為の試験方法が各種提案されている。
一般的には、特定のパターンの試験信号の送受信による
パターン照合を行い、照合一致により正常と判定するこ
とになる。この場合に、相手側装置に折返回路を形成し
て、折返試験を行う方法も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、移動体
通信システムに於いては、移動体端末と基地局とは、固
定端末のように1対1の関係で接続されるものではな
く、移動体端末の移動に伴って基地局が切替えられるか
ら、基地局の障害発生により通話状態が悪化しても、他
の基地局のサービスエリアに移動すると、通話状態が回
復するから、電波の伝搬状態の変化が大きいものと判断
し、基地局の障害ではないと認識されることになる。従
って、基地局の障害検出が遅れることになり、それによ
るサービス低下が問題となる。又基地局の正常性を確認
する為の試験用の移動体端末を走行させることも考えら
れるが、分散配置された基地局の総てに対して正常性を
確認する為には長時間を要し、又多数の試験用の移動体
端末を使用すると、経済的な問題があり、実現は不可能
に近いものとなる。本発明は、基地局の障害発生を迅速
に検出して、サービス低下を防止することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の基地局の試験方
法は、図1を参照して説明すると、(1)移動体端末7
との間で無線通信を行う基地局1と、この基地局1を複
数個接続した移動体交換機2とを含む移動体通信システ
ムに於ける基地局の試験方法に於いて、基地局対応又は
基地局のチャネル対応に通話状態を監視し、所定時間以
上通話を開始しない基地局又はチャネルの基地局を試験
対象基地局とし、この試験対象基地局に隣接する基地局
に設けた無線発信機能を有する端末4を起動して疑似端
末6に対して発信させ、この無線発信を試験対象基地局
が受信処理するか否かを判定して、試験対象基地局の障
害の有無を判定する過程を含むものである。
【0007】この場合、所定時間以上通話を行わない基
地局1は、移動体端末7からの発信を受信処理できない
か、又は移動体端末7への着信に対する応答を受信処理
できない障害発生の可能性がある。そこで、試験対象基
地局として、隣接基地局の端末4を起動して、試験対象
基地局が受信可能となる周波数,送信電力を選定して疑
似端末6に対して発信する。従って、試験対象基地局が
正常ならばこの発信を受信処理できるが、障害発生の場
合は受信処理できないから、基地局の受信機能の障害発
生の有無を判定することができる。
【0008】又(2)試験対象基地局に隣接する基地局
を選択し、この基地局に設けた無線発信機能を有する端
末4を起動して疑似端末6に対して発信させ、且つこの
端末4の無線発信信号を受信可能の試験対象基地局以外
の基地局の通話チャネルを閉塞し、試験対象基地局が端
末4の疑似端末6への無線発信を受信処理するか否かを
判定する。この場合、端末4の無線発信をその基地局1
も受信処理可能の場合に、試験対象基地局のみが受信処
理可能となるように、他の基地局の通話チャネルを閉塞
する。
【0009】又(3)基地局1対応又は基地局のチャネ
ル対応に通話状態を監視し、所定時間以上通話を開始し
ない基地局又はチャネルの基地局を試験対象基地局と、
この試験対象基地局に隣接する基地局を選択し、この基
地局に設けた無線着信機能を有する端末4を起動し、こ
の端末に対して疑似端末6から試験対象基地局を系有し
て発信し、端末4が受信可能か否かを判定して、試験対
象基地局の障害の有無を判定する。即ち、試験対象基地
局の送信機能の障害の有無を判定することができる。
【0010】又(4)本発明の試験支援システムは、移
動体端末7との間で無線通信を行う基地局1と、この基
地局1を複数個接続した移動体交換機2とを含む移動体
通信システムに於ける試験支援システムに於いて、基地
局1に少なくとも無線発信機能を有する端末4を設け、
移動体交換機2又はこの移動体交換機2の上位の保守管
理装置3に、疑似端末6の機能を含む試験支援部5を設
け、この試験支援部5は、基地局対応に通話状態を監視
する通話状態監視制御部と、所定時間以上通話を開始し
ない基地局を試験対象基地局とし、この試験対象基地局
に隣接する基地局の端末4を起動し、この端末4の無線
発信機能により疑似端末6に対して発信させ、この発信
を試験対象基地局が受信処理するか否かを判定する試験
制御部とを有するものである。
【0011】又(5)試験支援部5は、基地局1対応に
通話状態を監視する通話状態監視制御部と、基地局対応
に隣接基地局を管理する管理テーブルを有する基地局管
理部と、所定時間以上通話を開始しない基地局を試験対
象基地局とし、この試験対象基地局に隣接する基地局を
基地局管理部の管理テーブルを検索して識別し、この基
地局に設けた端末4を起動し、且つこの基地局の通話チ
ャネルを閉塞し、この基地局の端末4の無線発信機能に
よる発信を試験対象基地局が受信処理するか否かを判定
する試験制御部と、通話状態監視及び試験開始のタイミ
ングを制御するタイミング制御部とを備えている。
【0012】又(6)タイミング制御部は、タイマ部か
らのタイミング通知信号を基地局対応に加算し、通話状
態監視制御部からの基地局対応の通話開始通知に従って
クリアし、且つタイミング通知信号の加算値がタイマ閾
値制御部に設定された閾値を超えた時に、この閾値を超
えた加算値対応の基地局を試験制御部に通知する構成を
備えている。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の説明
図であり、1は分散配置された基地局、2は複数の基地
局を接続した移動体交換機、3は上位の保守管理装置、
4は端末、5,5’は試験支援部、6は疑似端末、7は
移動体端末を示す。基地局1は、A,B,Cとして3局
のみを示すが、更に多数の基地局が分散配置されるもの
であり、又複数の移動体交換機2の上位装置として保守
管理装置3が設けられている場合を示す。又点線で示す
試験支援部5’は、移動体交換機2に設けた試験支援部
5を、上位の保守管理装置3に設けることができること
を示している。
【0014】又基地局1の端末4は、隣接基地局との間
で無線発信や無線着信が可能の機能を有し、移動体通信
システムに於ける基地局1の送受信電力,送受信周波数
等に対応して、送受信電力や送受信周波数が選択されて
いる。又既設の基地局1に対しては、アダプタ等を介し
て移動体端末7と同様な発着信機能を有する移動体端末
を接続して、端末4とすることができる。
【0015】図2は本発明の実施の形態の試験支援部の
説明図であり、11は通話状態監視制御部、12は試験
制御部、13は基地局管理部、14は管理テーブル、1
5はタイミング制御部、16はタイマ部、17はタイマ
閾値制御部である。この試験支援部は、前述のように、
移動体交換機2又はその上位の保守管理装置3に設ける
ものである。又各部は、移動体交換機2又は保守管理装
置3のプロセッサ等による演算処理機能を用いて実現す
ることも可能である。又基地局管理部13の管理テーブ
ル14は、上方に示すように、基地局番号と隣接基地局
番号との関係を示すテーブルであり、例えば、基地局番
号2の隣接基地局番号は1,4であり、又基地局番号4
の隣接基地局番号は2のみの場合を示している。又移動
体通信システムの基地局の増設等の変更に伴って、管理
テーブル14も更新される。
【0016】又通話状態監視制御部11は、基地局対応
の通話開始,通話終了の通知を収集してタイミング制御
部15を制御し、このタイミング制御部15により基地
局が所定時間以上通話を開始しない場合に、試験制御部
12に試験指示を送出する。又タイミング制御部15
は、タイマ部16からの一定時間間隔のタイミング通知
を、基地局対応のカウンタ等によって加算し、通話状態
監視制御部11により通話開始通知を受信することによ
り、その基地局対応のカウンタをクリアし、通話終了通
知を受信することにより、その基地局対応のカウンタの
カウントを開始させ、そのカウント値がタイマ閾値設定
部17に設定された閾値を超えた時に、所定時間以上通
話を開始しないタイマ値オーバーの基地局として、通話
状態監視制御部11は試験制御部12に試験指示を送出
する。又タイミング制御部15は、試験開始時の応答タ
イマとしての機能も備えている。
【0017】又タイマ閾値制御部17は、基地局対応に
閾値を設定するか或いは各基地局に対して同一の閾値を
設定することができる。この閾値は、基地局が通話開始
を行わない所定時間を定めるものであり、例えば、時間
帯に応じて自動的に閾値を更新することもできる。即
ち、夜間と昼間とに於いて閾値を更新することができ
る。又基地局のエリア毎に通話量が相違するから、それ
に対応して保守者等によって閾値を更新することも可能
である。
【0018】又試験制御部12は、通話状態監視制御部
11からの試験指示により試験対象基地局を決定し、基
地局管理部13の管理テーブル14を参照して、試験対
象基地局に隣接する基地局を選択し、その基地局に対し
てその基地局の端末4を起動して、疑似端末6に対する
発信を指示する。又タイミング制御部15に於いては応
答タイマを起動する。そして、試験対象基地局が疑似端
末6に対する発信を受信処理したか否かを判定し、応答
タイマの設定時間内に受信処理した場合は、試験対象基
地局は正常と判定し、又応答タイマの設定時間内に受信
処理しない場合は、その試験対象基地局は障害発生基地
局と判定する。
【0019】図3,図4及び図5は本発明の実施の形態
のシーケンス説明図であり、図3に於いては、基地局管
理部13と、通話状態監視制御部11と、タイミング制
御部15と、タイマ部16と、タイマ閾値制御部17
と、基地局Cとの関連を示す。この基地局Cは、図1に
於ける基地局1(A,B,C)の基地局Cに相当するも
のである。
【0020】基地局管理部13は、前述のように、試験
支援システムによってカバーすべき移動体通信システム
内の基地局について管理テーブル14を用いて管理する
ものであり、通話状態監視制御部11は、基地局管理部
13に実装基地局情報収集容器をを行い、管理テーブル
14等を基にした情報を受信して、タイミング制御部1
5に、基地局対応のタイミング開始依頼を行う。
【0021】タイミング制御部15は、基地局対応にタ
イミング開始処理を行い、タイマ部16からの一定時間
間隔のタイミング通知によりタイマの加算処理を行う。
この場合、基地局対応のレジスタ領域等によるカウンタ
を構成し、タイミング通知をカウントアップすることが
できる。又基地局の通話チャネル対応にタイマの加算処
理を行うこともできる。
【0022】又タイマ閾値制御部17は、タイマ値変更
指示により、通話無しの時間を監視するタイマ値(閾
値)を変更し、このタイマ値をタイミング制御部15に
通知する。タイミング制御部15はデフォルト値を変更
し、加算処理による値がタイマ値(閾値)を超えるか否
かを監視する。
【0023】この時、移動体端末7の発信又は着信応答
或いは通話中の移動により基地局Cを介して通話を行う
と、基地局Cから通話状態監視制御部11に通話開始通
知が送出され、通話状態監視制御部11は、タイミング
制御部15に、基地局C対応のタイミング停止指示を行
う。それにより、タイミング制御部15の基地局C対応
のカウンタはクリアされる。この場合、通話チャネル対
応に通話開始の有無を監視する場合は、基地局番号と通
話チャネル番号とを含む通話開始の通知を行うことにな
り、通話チャネル対応のカウンタのクリアが行われる。
【0024】そして、移動体端末7の通話終了或いは移
動体端末7が他の基地局のサービスエリアに移動する
と、基地局Cから通話状態監視制御部11に通話終了通
知が送出され、通話状態監視制御部11は、タイミング
制御部15にタイミング開始指示を行う。それにより、
タイミング制御部15は、タイマ部16からのタイミン
グ通知に従って、基地局C対応のカウンタのカウントア
ップを開始する。
【0025】前述のように、タイマ閾値制御部17に設
定された閾値(タイマ値)以内の時間で通話が開始され
る基地局は、タイミング制御部15に於いてタイマ値オ
ーバーが生じないので、正常と判断して試験は行わな
い。
【0026】又図4は基地局Bに障害が発生した場合を
示し、移動体端末7が基地局Bを介して通話できない場
合、基地局Bから試験支援部の通話状態監視制御部11
に通話開始通知を送出できないので、通話状態監視制御
部11からタイミング制御部15にタイミング停止指示
ができないことになる。その為に、タイミング制御部1
5の基地局B対応のカウンタは、タイマ部からのタイミ
ング通知のカウント継続するから、タイマ閾値制御部1
7に設定された閾値を超えることになる。即ち、基地局
Bのタイマ値オーバーとなる。
【0027】この基地局Bのタイマ値オーバー通知がタ
イミング制御部15から通話状態監視制御部11に送出
され、通話状態監視制御部11は、試験制御部12に基
地局Bの試験指示を送出する。試験制御部12は、基地
局管理部13に、試験対象基地局の基地局Bの隣接基地
局の情報収集要求を送出する。基地局管理部13は、管
理テーブル14を検索して、基地局Bの隣接基地局情報
を試験制御部12に送出する。
【0028】試験制御部12は、基地局Bの隣接基地局
を特定し、試験の指示を行うもので、この場合に、基地
局Aを選択したとすると、基地局Aに対して端末電源投
入指示を行う。それにより、基地局Aは端末4の電源を
投入する。又試験制御部12は、基地局Aに対して通話
チャネル閉塞を指示し、電源投入された端末に対して疑
似端末への発信指示を行い、且つタイミング制御部15
に応答タイマを設定する。この場合、基地局Aの端末が
起動されて発信した時に、この発信信号を受信できる基
地局で、試験対象基地局の基地局B以外は通話チャネル
を閉塞するように制御することができる。
【0029】図5は図4のシーケンスの続きを示し、タ
イミング制御部15は、設定された応答タイマについ
て、タイマ部16からの一定時間間隔のタイミング通知
の加算処理を行い、又基地局Aの端末から基地局Bの受
信が可能となるように、疑似端末への発信を行う。この
場合、基地局Bに於ける受信可能の周波数及び送信電力
を設定することになる。即ち、基地局Bのサービスエリ
ア内に基地局Aの端末4が移動体端末として発信した状
態とする。
【0030】基地局Bが正常の場合は、この発信を受信
処理して疑似端末との間の通話チャネルを設定するか
ら、基地局Bから通話状態監視制御部11に対して通話
開始通知を送出することになり、タイミング制御部15
の応答タイマは、タイマ値オーバーとなる前に、クリア
されて、基地局Bが正常であると判定される。
【0031】しかし、基地局Bに障害が発生した場合
は、基地局Aの端末の発信を受信できないか、又は受信
しても移動体交換機に通知できないような場合、通話状
態監視制御部11に対しても通話開始通知を送出できな
いので、タイミング制御部15の応答タイマはタイマ値
オーバーとなり、試験制御部12にこの応答タイマ値オ
ーバーを通知する。それにより、試験制御部12は基地
局Bに障害が発生したと判定する。
【0032】前述のように、基地局で通話を開始しない
時間が、タイマ閾値制御部17に設定した閾値を超えた
時に、試験対象基地局として試験を開始するものであ
り、この閾値(タイマ値)以内の時間で基地局の障害を
検出することができる。従って、障害発生の基地局を長
時間放置するようなことがなく、障害発生によるサービ
ス低下を最小限とすることができる。
【0033】前述の実施の形態は、基地局の受信機能を
試験する場合に相当する。そこで、試験支援部5から前
述の試験対象基地局Bを指定し、且つ隣接基地局Aの端
末4を起動して、疑似端末6から端末4に対して発信さ
せ、端末4による受信情報を基地局Aを介して試験支援
部5に転送させることにより、試験対象基地局Bの送信
機能を試験することができる。即ち、正常に端末4によ
り基地局Bを介した疑似端末6からの発信を受信できれ
ば、基地局Bの送信機能は正常であり、若し、受信でき
なければ、基地局Bの送信機能に障害が発生したと判定
することができる。
【0034】又各基地局1のサービスエリアの重なりが
僅かで、且つ各隣接サービスエリアの周波数が異なる移
動体通信システムが一般的であるが、試験対象基地局と
その隣接基地局の端末4との間で通話が可能となるよう
に、送信電力又は受信感度並びに送受信周波数の選定を
行うことなり、送信電力を一時的に大きくする場合があ
るが、試験は短時間で済むから、他のサービスエリアに
与える影響は最小限とすることができる。又隣接基地局
のサービスエリアが殆ど重なり、送受信周波数を相違さ
せた移動体通信システムに於いては、起動された端末4
の送受信周波数の選定により容易に試験対象基地局の試
験を行うことができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の基地局の
試験方法は、所定時間以上通話を開始しない基地局は、
障害が発生している可能性があるとして、試験対象基地
局とし、この試験対象基地局の隣接基地局に設けた端局
4を起動し、試験対象基地局が受信処理できるように、
疑似端末6に対して発信させて、試験対象基地局がこの
発信を受信処理できた場合は、試験対象基地局は正常は
判定し、受信処理できない場合は、障害が発生した判定
する。従って、少なくとも所定時間以内に基地局の障害
を検出することができるから、サービス低下を最小限に
抑えることができる利点がある。
【0036】又本発明の試験支援システムは、基地局1
に無線送受信機能を有する端末4を設け、移動体交換機
2又は保守管理装置3に疑似端末6機能を有する試験支
援部5を設け、試験支援部5の通話状態監視制御部とタ
イミング制御部とにより、基地局対応に所定時間以上通
話を開始しないか否かを監視し、通話を開始しない基地
局を試験対象基地局とし、基地局管理部の管理テーブル
に参照して試験対象基地局の隣接基地局を選択し、その
基地局の端末4を起動して、試験対象基地局を試験する
構成を有するもので、障害発生の基地局を所定時間以内
に、自動的に試験を行って検出することができる利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明図である。
【図2】本発明の実施の形態の試験支援部の説明図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態のシーケンス説明図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態のシーケンス説明図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態のシーケンス説明図であ
る。
【符号の説明】
1 基地局 2 移動体交換機 3 保守管理装置 4 端末 5,5’ 試験支援部 6 疑似端末 7 移動体端末

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体端末との間で無線通信を行う基地
    局と、該基地局を複数個接続した移動体交換機とを含む
    移動体通信システムに於ける基地局の試験方法に於い
    て、 前記基地局対応又は該基地局のチャネル対応に通話状態
    を監視し、所定時間以上通話を開始しない基地局又は通
    話を開始しないチャネルを有する基地局を試験対象基地
    局とし、該試験対象基地局に隣接する基地局に設けた無
    線発信機能を有する端末を起動して疑似端末に対して発
    信させ、該無線発信を前記試験対象基地局が受信処理す
    るか否かを判定して、前記試験対象基地局の障害の有無
    を判定する過程を含むことを特徴とする基地局の試験方
    法。
  2. 【請求項2】 前記試験対象基地局に隣接する基地局を
    選択し、該基地局に設けた無線発信機能を有する端末を
    起動して疑似端末に対して発信させ、且つ該端末の無線
    発信信号を受信可能の前記試験対象基地局以外の基地局
    の通話チャネルを閉塞し、前記試験対象基地局が前記端
    末の前記疑似端末への無線発信を受信処理するか否かを
    判定する過程を含むことを特徴とする請求項1記載の基
    地局の試験方法。
  3. 【請求項3】 移動体端末との間で無線通信を行う基地
    局と、該基地局を複数個接続した移動体交換機とを含む
    移動体通信システムに於ける基地局の試験方法に於い
    て、 前記基地局対応又は該基地局のチャネル対応に通話状態
    を監視し、所定時間以上通話を開始しない基地局又は通
    話を開始しないチャネルを有する基地局を試験対象基地
    局とし、該試験対象基地局に隣接する基地局を選択し、
    該基地局に設けた無線着信機能を有する端末を起動し、
    該端末に対して疑似端末から前記試験対象基地局を経由
    して発信し、該端末が受信可能か否かを判定して、前記
    試験対象基地局の障害の有無を判定する過程を含むこと
    を特徴とする基地局の試験方法。
  4. 【請求項4】 移動体端末との間で無線通信を行う基地
    局と、該基地局を複数個接続した移動体交換機とを含む
    移動体通信システムに於ける試験支援システムに於い
    て、 前記基地局に少なくとも無線発信の機能を有する端末を
    設け、 前記移動体交換機又は該移動体交換機の上位の保守管理
    装置に、疑似端末の機能を含む試験支援部を設け、 該試験支援部は、前記基地局対応に通話状態を監視する
    通話状態監視制御部と、所定時間以上通話を開始しない
    基地局を試験対象基地局とし、該試験対象基地局に隣接
    する基地局の前記端末を起動し、該端末の無線発信機能
    により前記疑似端末に対して発信させ、該発信を前記試
    験対象基地局が受信処理するか否かを判定する試験制御
    部とを有することを特徴とする試験支援システム。
  5. 【請求項5】 前記試験支援部は、前記基地局対応に通
    話状態を監視する通話状態監視制御部と、前記基地局対
    応に隣接基地局を管理する管理テーブルを有する基地局
    管理部と、所定時間以上通話を開始しない基地局を試験
    対象基地局とし、該試験対象基地局に隣接する基地局を
    前記基地局管理部の管理テーブルを検索して識別し、該
    基地局に設けた前記端末を起動して疑似端末に対して発
    信させ、且つ該端末の無線発信を受信識別できる前記試
    験対象基地局以外の基地局の通話チャネルを閉塞し、該
    基地局の前記端末の無線発信機能による発信を前記試験
    対象基地局が受信処理するか否かを判定する試験制御部
    と、通話状態監視及び試験開始のタイミングを制御する
    タイミング制御部とを備えたことを特徴とする請求項4
    記載の試験支援システム。
  6. 【請求項6】 前記タイミング制御部は、タイマ部から
    のタイミング通知信号を基地局対応に加算し、前記通話
    状態監視制御部からの基地局対応の通話開始通知に従っ
    てクリアし、且つ前記タイミング通知信号の加算値がタ
    イマ閾値制御部17に設定された閾値を超えた時に、該
    閾値を超えた加算値対応の基地局を前記試験制御部に通
    知する構成を備えたことを特徴とする請求項4又は5記
    載の試験支援システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100357704B1 (ko) * 2000-01-25 2002-10-25 주식회사 하이닉스반도체 이동통신 교환기의 신호 장비 에러 자동 검출방법
JP2013535137A (ja) * 2010-06-13 2013-09-09 ▲ホア▼▲ウェイ▼技術有限公司 セル検出のための方法、装置およびシステム
US8543104B2 (en) 2008-09-01 2013-09-24 Fujitsu Limited Radio device, state detection method and system

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