JPH10133078A - 自己支持型架空光ケーブル - Google Patents

自己支持型架空光ケーブル

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Publication number
JPH10133078A
JPH10133078A JP8304121A JP30412196A JPH10133078A JP H10133078 A JPH10133078 A JP H10133078A JP 8304121 A JP8304121 A JP 8304121A JP 30412196 A JP30412196 A JP 30412196A JP H10133078 A JPH10133078 A JP H10133078A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheath
cable
optical fiber
self
wire
Prior art date
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Pending
Application number
JP8304121A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Koyasu
修 子安
Akio Mogi
章夫 茂木
Suehiro Miyamoto
末広 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP8304121A priority Critical patent/JPH10133078A/ja
Publication of JPH10133078A publication Critical patent/JPH10133078A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 架線時に捻回を入れないでもダンシング発生
を防止でき、しかも製造容易な、自己支持型架空光ケー
ブルを提供する。 【解決手段】 円形断面のシース32の中心に支持線3
4が存在し、その両側にSUS管36内に光ファイバ心
線38をジェリー39とともに挿入した光ファイバユニ
ット40が存在し、シース32の上下側面に鋭いV溝状
のシース切裂き用溝33を設けた構造にする。こうする
と、丸型になるため、架線時に捻回しなくてもダンシン
グ発生を防止できる。また、機械的強度大きいため、直
接把持することができ、電柱等への固定が簡単になる。
またシース切裂き用溝33を利用してシース32を切り
裂き、支持線34や光ファイバユニット40を容易に取
出すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自己支持型架空
光ケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2に従来の自己支持型架空光ケーブル
を示した。このケーブルは周知であるが、簡単に説明す
ると、次のとおりである。(a)はSSD型と言われ、
間を離して平行に配置したケーブルコア12と支持線1
4に共通のシース16を施し、ケーブル18と首部20
と被覆支持線22を構成したものである。(b)はSS
S型と言われ、被覆支持線22の周りにケーブル18を
捻回したものである。(c)はSSF型と言われ、ケー
ブル18と被覆支持線22を平行に配置し、ラッシング
ワイヤ24で束ねたものである。(d)は吊り下げ型
で、被覆支持線22にケーブル18を吊下げ線26で吊
り下げる方式である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】架空ケーブルの問題点
の一つにダンシング発生がある。ダンシングが大きくな
ると、光ファイバの断心や隣のケーブルと絡み付いて断
線事故を起す危険がある。
【0004】ダンシング防止の観点から見るとき、上記
の従来型各ケーブルには、それぞれ次の問題がある。 ・図2(a)のSSD型の場合は、架線時に捻回を入れ
る必要がある。そのため、工事に余計な時間がかかる。 ・(b)のSSS型の場合は、ケーブル18が始めから
捻回してあるため、ダンシング防止特性は良好である
が、製造工程が多くなるという欠点がある。 ・(c)のSSF型の場合も、架線時に捻回を入れる必
要があり、かつラッシングワイヤ24の強度にも問題が
出る。 ・(d)の吊り下げ型の場合は、ケーブル18と被覆支
持線22との間が離れているためダンシング防止特性は
良好であるが、架線工事をケーブル18と被覆支持線2
2とに分けて2回行う必要がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、図1に例示するように(上下と横の方向は矢印30
のように決める)、 ・円形断面のシース32の中心に支持線34が存在する
こと、 ・当該支持線34の横の両側に、金属管36内に光ファ
イバ心線38を挿入した光ファイバユニット40が存在
すること、 ・前記シース32の上下側面から前記支持線34に向か
うシース切裂き用溝33が設けられているが、それは支
持線34には達しない深さであること、を特徴とする。
【0006】上記の構造をとると、円形断面のシース3
2内に支持線34も光ファイバユニット40も存在し、
全体として丸型になるから、ダンシング防止特性に優れ
るようになる。
【0007】シース切裂き用溝というのは、支持線34
に達するまで刃物を入れてシース32を切裂くための溝
という意味である。であるから、鋭利な(角度の小さ
い)V溝が適当である。広幅のU溝などは不適当であ
り、シース32の強度を損う点からも好ましくない。
【0008】光ファイバ心線38は金属管36により保
護されるため、ケーブル全体の機械的強度は大きくな
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図1に一例を示した。支持線34
は例えば鋼線である。光ファイバユニット40は、例え
ばポリエチレン被覆35を有する内径2.4mmのステンレ
ス製金属管36内に、12本の光ファイバ心線38が防水
用ジェリー39とともに挿入されたものである。光ファ
イバユニット40は、支持線34の左右両横に縦添えさ
れ、捻回されてはいない。シース32はポリエチレンか
らなる。シース切裂き用溝33は、鋭いV溝で、その深
さはシース32の厚みの2/3程度で、入口付近は少し丸
みをおびている。これらシース切裂き用溝33は、直線
状に作られ、らせん状ではない。
【0010】ちなみに、上記24心の架空光ケーブルは、
外径12mm、重量120g/mと、小型軽量に仕上ってい
る。
【0011】[製法]この丸形の自己支持型架空光ケー
ブルは、従来のSSD型(図2(a))の製法を応用
し、支持線34と光ファイバユニット40を横に並べて
成形機に送り、シース32を連続して被覆することによ
り製造できる。
【0012】[使用方法]従来のSSS型(図2
(b))と同じように、捻回することなく架線すること
ができる。架線に際しては、機械的強度が大きいため、
電柱等に直接把持させて固定することができる。また、
シース切裂き用溝33に刃物を入れてシース32を切り
裂くことにより、支持線34や光ファイバユニット40
を容易に取り出すことができる。
【0013】
【発明の効果】
(1)上記のように丸型なので、空力特性が良く、架線
時に捻回を入れなくてもダンシング発生を防止できる。 (2)機械的強度が大きいため、直接把持することがで
き、電柱等への固定が簡単になる。 (3)シース切裂き用溝33を利用してシース32を切
り裂き、支持線34や光ファイバユニット40を容易に
取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の説明図。
【図2】従来の自己支持型架空光ケーブルの説明図。
【符号の説明】
12 ケーブルコア 14 支持線 16 シース 18 ケーブル 20 首部 22 被覆支持線 24 ラッシングワイヤ 26 吊下げ線 30 矢印 32 シース 33 シース切裂き用溝 34 支持線 36 金属管 38 光ファイバ心線 39 防水用ジェリー 40 光ファイバユニット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形断面のシースの中心に支持線が存在
    し、当該支持線の横の両側に、金属管内に光ファイバ心
    線を挿入した光ファイバユニットが存在し、前記シース
    の上下側面から前記支持線に向って、当該支持線には達
    しない深さのシース切裂き用溝が設けられていることを
    特徴とする、自己支持型架空光ケーブル。
JP8304121A 1996-10-30 1996-10-30 自己支持型架空光ケーブル Pending JPH10133078A (ja)

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JP8304121A JPH10133078A (ja) 1996-10-30 1996-10-30 自己支持型架空光ケーブル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006317731A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Chubu Electric Power Co Inc 自己支持形光ケーブル
CN117666053A (zh) * 2024-01-29 2024-03-08 江苏中天科技股份有限公司 一种防扭曲多功能低衰减蝶形光缆

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