JPH10132908A - 半導体装置および半導体装置の内部機能識別方法 - Google Patents

半導体装置および半導体装置の内部機能識別方法

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JPH10132908A
JPH10132908A JP8292695A JP29269596A JPH10132908A JP H10132908 A JPH10132908 A JP H10132908A JP 8292695 A JP8292695 A JP 8292695A JP 29269596 A JP29269596 A JP 29269596A JP H10132908 A JPH10132908 A JP H10132908A
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circuit
signal
semiconductor device
potential
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正之 池谷
Shigeki Obayashi
茂樹 大林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボンディングパッドの電位に従って内部機能
が設定されるボンディングオプション機能を外から非破
壊で検出することを目的とする。 【解決手段】 活性化時特定パッド(22)の電位に従
って内部回路が接続されるパッドを基準電位源ノードへ
選択的に電気的に接続するチェック用回路(30)を設
ける。このチェック用回路(30)はバーンインモード
検出信号(BI)の活性化時活性状態とされる。この回
路が接続されるパッドが電気的に接続されるピン端子
(28)のリーク電流を検出することにより、特定パッ
ドの電位、すなわち設定された内部機能を外部で同定す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内部機能を特定
パッドの電位に応じて切換えることのできる半導体装置
に関し、特に、データ出力波形を特定パッドの設定電位
により決定するスルーレートコントロール(Slew Rate
Control )機能を有する半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置、特に半導体記憶装置はさま
ざまな用途に用いられており、用いられる用途に応じて
要求される性能/機能が異なる。たとえば、半導体記憶
装置においては、用いられる用途に応じて語構成が異な
る。このような語構成が異なる場合、たとえば×8ビッ
ト構成の記憶装置と×16ビット構成の記憶装置におい
ては、内部で有効とされるアドレスビットおよび動作可
能状態に置かれる入出力バッファ回路の数が異なる。内
部回路の構成は同じである。単に語構成のみが異なり、
要求される動作特性が同じである場合、個々の語構成に
合わせて記憶装置を設計した場合、内部回路の動作特性
が同じである場合、設計効率が悪くなる。このような場
合、両方の語構成を実現する記憶装置を設計し、用途に
応じて語構成を切換えることが行なわれる。複数種類の
記憶装置を1つのチップで実現可能とすることにより、
複数種類の記憶装置を同一製造工程で作製することがで
き、また設計効率も改善される。このような語構成の切
換は、特定のパッドの電位を要求される語構成に応じて
設定することにより行なわれる。
【0003】このような特定のパッド電位をボンディン
グワイヤやマスク配線を用いて設定することにより語構
成変更などの仕様を変更する構成は、他の搭載される動
作モードおよび性能/機能の設定においても用いられて
いる。以下の説明においては、「内部機能」という用語
は、このような語構成、EDO(エクステンディッド・
データ・アウトプット)とスタティックコラムモードの
ような動作モード、8Kリフレッシュサイクルおよび4
Kリフレッシュサイクルのような仕様で定められる構成
に加えて、以下に説明するような記憶装置のデータ出力
時のデータの変化速度の設定などの構成をすべて含む。
すなわち、「内部機能」は、特定のパッド電位に従って
そのモード/態様が設定される「ボンディングオプショ
ン」の機能/構成のすべてを示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図15は、パッド電位
により内部機能を設定する構成を概略的に示す図であ
る。図15においては、パッドPDが内部配線INLを
介してボンディングオプション機能回路BOFに電気的
に接続される。ここで、「電気的に接続される」は、接
続される両者間に電流が流れる経路が形成されることを
示す。ボンディングオプション機能回路BOFは、パッ
ドPDの電位に従って実現する機能が決定される。パッ
ドPDはボンディングワイヤB1を介して第1の基準電
位である電源電圧Vddを供給するフレームリード端子
VFdに電気的に接続されるかまたは、第2の基準電位
または接地電圧Vssを伝達するフレームリード端子V
FsにボンディングワイヤB2を介して電気的に接続さ
れる。パッドPDが電源電圧Vddのレベルまたは接地
電圧Vssのレベルに設定されることにより、ボンディ
ングオプション機能回路BOFは、その実現する機能が
決定される。
【0005】半導体装置は、機械的損傷を保護するため
に、樹脂封止されるかまたはパッケージに実装される。
この場合、パッドPDは外部からは接触することができ
ない。フレームリードVFdおよびVFsが外部ピン端
子であり外部接触が可能なだけである。したがって、半
導体装置をパッケージに実装した後(樹脂封止の後)、
パッドPDの電位が電源電圧Vddレベルにあるのか、
接地電圧Vssレベルにあるのかを外部から知ることは
できない。このパッドPDの設定電位を外部から知るこ
とができないため、ボンディングオプション機能回路B
OFが、要求どおりの内部機能を実現しているかどうか
を容易に判定することができない。このボンディングオ
プション機能回路BOFが実現する内部機能を判定する
ためには、この封止樹脂を取除き、パッドPD部分を露
出させる必要がある。この場合、その半導体装置は再び
使用することができない。
【0006】したがって、製品出荷時において、間違っ
た内部機能を有する半導体装置が出荷される可能性があ
った。
【0007】それゆえ、この発明の目的は、ボンディン
グオプション機能を実現する特定のパッドの設定電位を
外部から容易に測定することのできる半導体装置を提供
することである。
【0008】この発明の他の目的は、データ出力時のそ
の出力端子の信号波形を変更するスルーレートコントロ
ール機能が要求どおり正確に設定されているか否かを外
部から容易に識別することのできる半導体記憶装置を提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る半導体装
置は、内部機能を決定する電位を与える特定パッドと別
に設けられ、内部回路に電気的に接続される通常パッド
と、チェック指示信号とこの特定パッドの電位とを受
け、チェック指示信号の活性化時活性化され、特定パッ
ドの電位に応じて通常パッドを基準電位源ノードに電気
的に接続するチェック用手段とを備える。
【0010】請求項2に係る半導体装置は、請求項1の
装置において、通常パッドは第1の内部回路に電気的に
接続される第1のパッドと、この第1のパッドと別に設
けられかつ第2の内部回路と電気的に接続される第2の
パッドとを含む。またこの請求項2に係る装置は、チェ
ック用手段が、チェック指示信号と特定パッドの電位と
を受け、チェック指示信号の活性化時第1のパッドを特
定パッドの電位に従って第1の基準電位源ノードへ電気
的に接続する第1の手段と、チェック指示信号の活性化
時、特定パッドの電位に応じて第1の手段と相補的に動
作して第2のパッドを基準電位源ノードへ電気的に接続
する第2の手段とを備える。
【0011】請求項3に係る半導体装置は、請求項1の
装置において、チェック用手段が、チェック指示信号の
活性化時通常パッドを第1の基準電位源ノードへ電気的
に接続する第1の手段と、チェック指示信号の活性化時
特定パッドの電位に応じて第1の手段と相補的に動作し
て通常パッドを第1の基準電位源ノードの電位レベルと
異なる電圧レベルの第2の基準電位源ノードへ電気的に
接続する第2の手段とを備える。
【0012】請求項4に係る半導体装置は、請求項1か
ら3のいずれかの装置において、半導体装置がデータを
検索自在に格納する記憶装置であり、内部機能は、デー
タを装置外部へ出力する出力回路の出力ノードの電位変
化速度である。この電位変化速度が、特定パッドの電位
に応じて設定される。
【0013】請求項5に係る半導体装置は、請求項1か
ら4のいずれかの装置において、記憶装置が装置外部か
ら繰返し与えられるクロック信号に同期して外部からの
信号およびデータを取込むクロック同期型スタティック
・ランダム・アクセス・メモリであり、チェック指示信
号は、バーンインモード検出手段からのバーンインモー
ド検出信号が共用される。
【0014】請求項6に係る半導体装置の内部機能識別
方法は、特定パッドの電位に従って内部機能が設定され
る半導体装置の内部機能識別方法であり、この半導体装
置へチェック指示信号を与えるステップと、この半導体
装置の予め定められた内部回路に電気的に接続されるピ
ン端子に生じるリーク電流を測定するステップと、測定
されたリーク電流値に従ってこの半導体装置の設定され
た内部機能を同定するステップとを備える。半導体装置
は、チェック指示信号が与えられると特定パッドの電位
に応じて予め定められたピン端子を装置内部の基準電位
源ノードへ選択的に接続する手段を含む。
【0015】チェック指示信号の活性化時、特定パッド
の電位に応じて通常パッドが基準電位源ノードに選択的
に電気的に接続される。通常パッドは内部回路に電気的
に接続されており、したがって外部ピン端子に電気的に
接続されている。この外部ピン端子を介して通常パッド
に生じるリード電流を測定することにより、通常パッド
が基準電位源ノードに電気的に接続されているか否かを
識別することができる。この通常パッドと基準電位源ノ
ードとの間の電気的な接続/非接続は、特定パッドの電
位に対応する。したがって、リーク電流値を測定するこ
とにより、特定パッドの電位を同定することができ、応
じて設定された内部機能を同定することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]図1は、この発明の実施の形態1に従
う半導体装置の全体構成を概略的に示すブロック図であ
る。図1においては、半導体装置として、クロック信号
CLKに同期して外部からの制御信号およびデータを取
込むクロック同期型スタティック・ランダム・アクセス
・メモリが示される。
【0017】図1において、半導体装置は、スタティッ
ク型メモリセルが行列状に配列されるメモリセルアレイ
1と、与えられた行アドレス信号に従ってメモリセルア
レイ1の対応の行(ワード線)を選択状態へ駆動する行
選択回路2と、与えられた列アドレス信号に従ってメモ
リセルアレイ1の対応の列(ビット線対)を選択する列
選択回路3とを含む。この行選択回路2は、与えられた
アドレス信号をデコードするロウデコーダおよびロウデ
コーダからのデコード信号に従って対応の行に配設され
たワード線を選択状態へ駆動するワード線ドライバを含
む。列選択回路3は、与えられた列アドレス信号をデコ
ードし、列選択信号を生成するコラムデコーダと、コラ
ムデコーダからの列選択信号に従ってメモリセルアレイ
1の対応の列(ビット線対)を選択し、内部データバス
(書込/読出データバス)へ接続する列選択ゲートを含
む。
【0018】半導体装置は、さらに、入力端子4a〜4
fへ与えられる書込制御信号/GW、/MBW、/BW
1、/BW2、/BW3、および/BW4をクロック入
力端子5を介して与えられるクロック信号CLKの立上
がりに同期して取込み内部書込制御信号を発生する書込
制御バッファ6と、書込制御バッファ6からの内部書込
制御信号に従ってメモリセルアレイ1に対する書込動作
を制御する書込制御回路7と、書込制御回路7からの書
込制御信号と入力レジスタ8から与えられる書込データ
とに従って、メモリセルアレイ1の選択メモリセルへデ
ータを書込む書込ドライバ9を含む。
【0019】信号/GWは、グローバルライト信号であ
り、入力レジスタ8から与えられる32ビットのデータ
すべてを同時に書込む動作を指示する。信号/MBW
は、マスタバイトライト信号であり、その活性化時32
ビットの入力レジスタ8から与えられるデータをバイト
単位で書込の制御が可能となる。信号/BW1、/BW
2、/BW3および/BW4は、バイトライト信号であ
り、32ビットデータのそれぞれ第1バイト、第2バイ
ト、第3バイトおよび第4バイトに対するデータの書込
を制御する。書込制御回路7は、この書込制御バッファ
6から与えられる書込制御信号をクロック信号CLKの
立上がりに同期してラッチし、バイト単位で書込を制御
する。入力レジスタ8は、データ入力端子10を介して
与えられる32ビットデータをクロック信号CLKに同
期して取込み、書込ドライバ9へ与える。書込ドライバ
9においては、この書込制御回路7からの書込制御信号
に従って、書込が指定されたバイトに対して設けられた
ドライバ回路が活性化され、この入力レジスタ8から与
えられる書込データを対応のメモリセルバイトへ書込
む。
【0020】半導体装置は、さらに、入力端子11a、
11b、および11cを介して与えられる信号/CS、
/ADSC、および/ADSPをクロック信号CLKの
立上がりに同期して取込み、信号/CSの活性化時、信
号/ADSCおよび/ADSPをデコードし、そのデコ
ード結果に従ってアドレス取込指示およびアドレス取込
タイミングを与えるアドレス制御バッファ12と、アド
レス制御バッファ12からのアドレス取込指示に応答し
て信号/CSをラッチするチップセレクトレジスタ13
と、アドレス制御バッファ12からのアドレス取込指示
の活性化時活性化され、外部からのアドレス信号をラッ
チするアドレスレジスタ14と、アドレス制御バッファ
12からのアドレス取込指示およびアドレス取込タイミ
ング指示信号に従ってアドレスレジスタ14からのアド
レスを取込み内部アドレス信号を発生するアドレス発生
回路15を含む。
【0021】信号/CSは、チップセレクト信号であ
り、この半導体装置が選択状態に置かれたことを示す。
チップセレクトレジスタ13からの内部チップセレクト
信号ZCSの活性化時、この半導体装置の内部回路が動
作して、データの書込/読出が行なわれる。信号/AD
SCは、アドレスステータスコントローラ信号であり、
メモリコントローラから、アドレスが与えられたことを
示す。信号/ADSPは、アドレスステータスプロセサ
信号であり、プロセサからアドレス取込指示が与えられ
たことを示す。アドレス制御バッファ12は、この信号
/ADSCおよび/ADSPの一方が活性状態のとき、
アドレス取込タイミングおよびアドレス取込指示を与え
る。アドレス発生回路15は、このアドレス制御バッフ
ァ12からアドレス取込指示が与えられたときにアドレ
スレジスタ14からの内部アドレス信号を取込んで、そ
の取込んだアドレス信号を行選択回路2および列選択回
路3へ与える。
【0022】アドレス制御バッファ12は、また入力端
子11dへ与えられるアドレスアドバンス指示信号/A
DVをクロック信号CLKの立上がりに同期して取込
み、アドレス発生回路15へ与える。アドレス発生回路
15は、このアドレスアドバンス指示信号/ADVがク
ロック信号CLKの立上がり時に活性状態のときには、
取込んだアドレスを変化させて内部アドレス信号を生成
して行選択回路2および列選択回路3へ与える。このア
ドレス発生回路15がアドレスアドバンス指示信号/A
DVに従って自動的にアドレス信号を生成するとき、ア
ドレスの変化シーケンスは、入力端子16へ与えられる
信号MODEにより決定される。この信号MODEがH
レベルまたはLレベルに設定されるときに、そのアドレ
ス変化態様はインターリーブモードまたはリニアモード
に設定される。リニアモードにおいては、アドレス発生
回路15は、取込んだアドレスを初期アドレスとして順
次アドレスを変化させる。インターリーブモードのとき
には、アドレス発生回路15は、下位2ビットを交互に
反転させて内部アドレス信号を生成する。ここで、アド
レス発生回路15は連続的にアドレスを発生させること
ができるのは4つのアドレスのみである構成を想定して
いる。このアドレス発生回路15が順次内部アドレス信
号を生成するモードは、「バーストモード」と呼ばれ
る。
【0023】半導体装置は、さらに、接続端子17から
与えられるフォールスルー指示信号FTに従ってデータ
出力モードが設定され、かつメモリセルアレイ1の列選
択回路3により選択されたメモリセルデータを受ける出
力レジスタ18と、入力端子19に与えられる出力イネ
ーブル信号/OEの活性化時活性化され、出力レジスタ
18から与えられるデータをバッファ処理して入出力端
子10へ出力する出力バッファ20を含む。出力レジス
タ18は、フォールスルー指示信号FTが活性状態のと
き(Hレベル)スルー状態に設定され、メモリセルアレ
イ1における選択メモリセルデータを単にバッファ処理
して伝達する。一方、このフォールスルー指示信号FT
が非活性状態に設定されると、出力レジスタ18は、ク
ロック信号CLKに同期してメモリセルアレイ1から読
出されたデータをラッチして出力バッファ20へ与え
る。出力バッファ20は、特定のパッド22の電位レベ
ルに従って出力ノード(データ入出力端子10)の駆動
速度が設定される。これにより、処理用途に応じたデー
タ出力速度を有する半導体記憶装置が実現される。
【0024】半導体装置は、さらに、クロック信号CL
Kとモード信号MODEに従ってバーンインモードが指
定されたか否かを検出するバーンイン検出回路24と、
バーンイン検出回路24からのバーンイン検出信号BI
の活性化時行選択回路2および列選択回路3の活性期間
を変更するセル選択制御回路26と、パッド22の設定
電位SR(スルーレートコントロール信号)とバーンイ
ンモード検出信号BIに従って内部回路に接続される端
子28を基準電位源ノードへ選択的に接続するチェック
用回路30を含む。
【0025】セル選択制御回路26は、このバーンイン
モード検出信号BIの活性化時、行選択回路2および列
選択回路3を常時動作状態とする。一方、このバーンイ
ン検出信号BIの非活性化時には、セル選択制御回路2
6はアドレス発生回路15からのアドレス信号の変化を
検出し、その変化検出時点から所定の期間のみ行選択回
路2および列選択回路3を活性状態とする。
【0026】この本実施の形態1においては、パッド2
2の設定電位(スルーレートコントロール信号SR)に
より規定される内部機能は出力バッファ20の出力ノー
ド駆動速度である。
【0027】図2は、図1に示すバーンイン検出回24
の構成の一例を示す図である。図2において、バーンイ
ン検出回路は、モード信号MODEを所定時間遅延しか
つその論理を反転する反転遅延回路24aと、モード信
号MODEと反転遅延回路24aの出力信号を受けるA
ND回路24bと、クロック信号CLKの立上がりエッ
ジでAND回路24bの出力信号を取込むDラッチ24
cを含む。このDラッチ24cの出力Qからバーンイン
モード検出信号BIが出力される。次に動作について図
2(B)に示す波形図を参照して説明する。
【0028】モード信号MODEは、クロック信号CL
Kと同じ周期でHレベルおよびLレベルを交互に繰返
す。この場合、モード信号MODEは、クロック信号C
LKの立上がり時に、Hレベルとされる。反転遅延回路
24aは、このモード信号MODEの論理を反転しかつ
所定時間遅延している。したがって、AND回路24b
からは、モード信号MODEの立上がりに応答して反転
遅延回路24aが有する遅延時間Hレベルとされる信号
がD型フリップフロップ24cのD入力へ与えられる。
このAND回路24bの出力信号は、クロック信号CL
Kの立上がりエッジでD型フリップフロップ24cによ
り取込まれる。したがって、AND回路24bの出力信
号がHレベルとなる間、すなわちモード信号MODEが
LレベルからHレベルへ立上がる動作が繰返される期
間、このD型フリップフロップ24cからのバーンイン
モード検出信号BIはHレベルに保持される。モード信
号MODEがLレベルに固定されると、AND回路24
bの出力信号もLレベルに固定される。したがってこの
状態においては、クロック信号CLKの立上がり時にお
いてAND回路24bの出力信号がLレベルであり、D
型フリップフロップ24cからのバーンインモード検出
信号BIはLレベルとされ、バーンインモード終了が指
示される。
【0029】この半導体装置は、適用される用途が決定
されると、アドレスシーケンスが固定的に設定される
(このバーストアドレスシーケンスは、適用されるプロ
セサの種類により設定されるためである)。したがっ
て、モード信号MODEをHレベルとLレベルの間でト
グルする動作モードにより、バーンインモードを検出す
ることにより、ユーザが誤ってバーンインモードを設定
することがない。バーンインモードは、製品出荷前に行
なわれる最終テストであり、ユーザはこのようなモード
を用いることはなく、ユーザが使用しない動作モードで
バーンインモードを設定することにより、ユーザの半導
体装置の実際の使用時において誤ってバーンインモード
が設定されるのを防止することができる。
【0030】なお、この図2(A)に示すバーンイン検
出回路20の構成は単なる一例であり、ユーザが通常動
作時に使用しない信号の状態の組合せでバーンインモー
ドが設定される構成が利用されればよい。
【0031】[セル選択列制御回路の構成]図3(A)
は、図1に示すセル選択制御回路26の構成の一例を概
略的に示す図である。図3(A)において、セル選択制
御回路26は、アドレス発生回路15から与えられる内
部アドレス信号の変化を検出するアドレス変化検出回路
26aと、アドレス変化検出回路26aからのアドレス
変化検出信号ATDに応答して所定の時間幅を有するワ
ンショットのパルス信号PUを発生するワンショットパ
ルス発生回路26bと、バーンインモード検出信号BI
とワンショットパルス発生回路26bからのワンショッ
トパルスPUを受けるOR回路26cを含む。OR回路
26cから、図1に示す行選択回路2および列選択回路
3を活性状態とする信号ACTが与えられる。この信号
ACTが活性状態のとき、行選択回路2および列選択回
路3は動作状態とされる。図3(B)は、図3(A)に
示すセル選択制御回路26の動作を示す波形図である。
以下、この図3(B)に示す波形図を参照して図3
(A)に示すセル選択制御回路26の動作について説明
する。
【0032】内部アドレスが変化すると、この変化を検
出して、アドレス変化検出回路26aは、所定の時間幅
を有するワンショットのパルス信号のパルス変化検出信
号ATDを生成する。ワンショットパルス発生回路26
bは、このアドレス変化検出信号ATDの立上がりに応
答してワンショットのパルス信号を生成する。バーンイ
ンモード検出信号BIがLレベルのときには、OR回路
26cからは、活性化信号ACTとして、このワンショ
ットパルス発生回路26bからのパルス信号PUが与え
られる。したがって、バーンインモード検出信号BIが
Lレベルの非活性状態のとき、すなわち通常動作モード
時においては、アドレス変化に従ってクロック信号CL
Kのサイクル期間にかかわらず、一定の時間の間のみ行
選択回路2および列選択回路3は活性状態とされる。
【0033】一方、バーンインモード検出信号BIがH
レベルとされると、アドレス変化検出信号ATDに従っ
てパルス信号PUは生成されるが、このパルス信号PU
にかかわらず、活性化信号ACTはHレベルの活性状態
に固定される。バーンインモード時においては、各回路
構成要素に電圧ストレスを印加する。したがって、クロ
ック信号の周期が長いときには、このクロック周期の長
い期間列選択回路3および行選択回路2を動作させ、各
回路に十分電圧ストレスが印加されるようにする。
【0034】なお、この図3(A)に示すセル選択列制
御回路26の構成において、アドレス変化検出回路26
aは、内部チップセレクト信号ZCSの活性化時のみア
ドレス変化検出信号ATDを生成するように構成されて
もよい。アドレス変化検出回路は、たとえばアドレス信
号の各ビットに対し、遅延回路を設け、この遅延回路出
力と対応のアドレス信号ビットを受ける一致検出回路を
用いることにより容易に実現することができる。
【0035】[出力バッファの構成]図4は、図1に示
す出力バッファ20の構成を概略的に示す図である。図
4においては、1ビットのデータ入出力端子10aに対
して設けられる出力バッファ回路の構成を示す。図4に
おいて、出力バッファ20は、出力イネーブル信号/O
Eの活性化時活性化され、内部からの読出データRDを
バッファ処理してデータ入出力端子10aへ伝達するバ
ッファ回路20aと、図1に示すパッド22の設定電位
(信号SRで示す)に従ってこのバッファ回路20aに
対する供給電流量を調整する駆動力調整回路20bおよ
び20cを含む。
【0036】バッファ回路20aは、その駆動力調整回
路20bおよび20cから供給される電流量に従って、
そのデータ入出力端子10aを内部読出データRDに応
じた電位レベルへ駆動する。駆動力調整回路20bは、
内部電源ノードとバッファ回路20aの一方動作電源ノ
ードの間に接続され、そのゲートが接地電圧Vssを受
けるように接続されるpチャネルMOSトランジスタP
Q1と、このMOSトランジスタPQ1と並列に設けら
れ、パッド22の設定電位の論理を反転した信号ZSR
をゲートに受けるpチャネルMOSトランジスタPQ2
を含む。MOSトランジスタPQ2の電流供給力は、M
OSトランジスタPQ1のそれによりも大きくされる。
MOSトランジスタPQ1は、常時導通状態にあり、ゲ
ート幅とゲート長の比により与える電流供給力をもって
電源ノードからバッファ回路20aの一方動作電源ノー
ドへ電流を供給する。
【0037】駆動力調整回路20cは、バッファ回路2
0aの他方電源ノードと接地ノードの間に接続されかつ
そのゲートに電源電圧Vddを受けるnチャネルMOS
トランジスタNQ1と、このMOSトランジスタNQ1
と並列に接続されかつそのゲートがパッド22(図1参
照)の設定電位(信号SR)を受けるnチャネルMOS
トランジスタNQ2を含む。MOSトランジスタNQ2
の電流供給力は、MOSトランジスタNQ1の電流供給
力よりも大きくされる。MOSトランジスタNQ1は、
そのゲートに電源電圧Vddを受けており、常時導通し
て、バッファ回路20aの放電電流を吸収する。
【0038】パッド22が電源電圧Vddレベルに固定
されると、信号SRがHレベルの信号となる。この状態
においては、駆動力調整回路20bにおけるpチャネル
MOSトランジスタPQ2および駆動力調整回路20c
におけるnチャネルMOSトランジスタNQ2がともに
オン状態となる。したがって、駆動力調整回路20b
は、MOSトランジスタPQ1およびPQ2を介して電
源ノードから電流をバッファ回路20aの一方動作電源
ノードへ供給し、一方、駆動力調整回路20cは、バッ
ファ回路20aの他方動作電源ノードから接地ノード
へ、MOSトランジスタNQ1およびNQ2を介して電
流を放電する。したがって図5に示すように、バッファ
回路20aのデータ入出力端子10aの駆動力が大きく
され、データ入出力端子10aのデータDQaが高速で
変化する。
【0039】一方、パッド22が接地電圧レベルに設定
されると、信号SRがLレベルとなり、MOSトランジ
スタPQ2およびNQ2はともにオフ状態となる。この
状態においては、駆動力調整回路20bは、MOSトラ
ンジスタPQ1を介してのみバッファ回路20aへ電流
を供給し、駆動力調整回路20cは、MOSトランジス
タNQ1を介してバッファ回路20aからの放電電流を
接地ノードへ放電する。したがってこの状態において
は、バッファ回路20aの電流駆動力が小さくされ、図
5に示すように、このデータ入出力端子10a上のデー
タDQaは比較的緩やかに変化する。
【0040】したがってこのパッド22の電位と電源電
圧Vddレベルまたは接地電圧Vssレベルに設定する
ことにより、出力バッファ20の動作速度を設定するこ
とができる(出力負荷が同程度のとき)。
【0041】このパッド22の電位(信号SR)のレベ
ルを固定することにより、1つのチップで、高速でデー
タを出力するチップおよび比較的低速でデータを出力す
るチップを実現することができる。特に、クロック同期
型半導体装置の場合、クロック信号に同期してデータの
サンプリングが行なわれる。したがってこのクロック信
号の立上がりエッジにおいて、データは確実に確定状態
とする必要がある。したがって、このクロック信号に対
する読出データのセットアップ時間およびホールド時間
を確保する必要がある。このパッド22の電位を選択的
に設定することにより、用いられる動作環境(クロック
周波数)に応じて、この出力ノード駆動速度およびセッ
トアップ時間を設定することができる。
【0042】また、図6に示すように、半導体記憶装置
40とプロセサ50とが、回路基板上の配線BILで相
互接続される場合、このボード上配線BILの抵抗およ
び容量はボード上の半導体記憶装置40およびプロセサ
50の配置により異なる。したがってこのボード上配線
BILの負荷が比較的小さい場合には、出力バッファの
駆動力を小さくし、このボード上配線BILの負荷が大
きい場合には、この出力バッファの駆動力を大きくす
る。この場合、ボード上配線BILの負荷に応じた出力
バッファ20の電流供給力(出力ノード駆動力)が達成
される。したがって、同じシステムクロック周波数で動
作する環境において、ボード上配線BILの負荷に合わ
せて出力バッファの駆動力を調整することにより、リン
ギングなどの発生を伴うことなく確実に正確なデータを
生成することができ、システム性能に応じた半導体記憶
装置を実現することができる。
【0043】[チェック用回路の構成1]図7は、図1
に示すチェック用回路の構成を示す図である。図7にお
いては、内部回路に電気的に接続される通常パッド28
として、バイトライト信号/BW1を受ける端子4cに
接続されるパッドが一例として示される。したがって、
このパッド28に内部配線51を介して電気的に接続さ
れる内部回路50は、図1に示す書込制御バッファ6に
対応する。内部回路50は、その入力初段に、pチャネ
ルMOSトランジスタおよびnチャネルMOSトランジ
スタで構成されるCMOSインバータ50aを含む。
【0044】チェック用回路30は、バーンインモード
検出信号BIとパッド22上の電位(信号SR)を受け
る2入力AND回路30aと、内部配線51と接地ノー
ドVssの間に接続されかつそのゲートにAND回路3
0aの出力信号を受けるnチャネルMOSトランジスタ
30bを含む。パッド22は、図7において破線で示す
ボンディングワイヤにより電源電圧Vddレベルまたは
接地電圧Vssレベルに設定される。次に動作について
説明する。
【0045】通常動作モード時においては、バーンイン
モード検出信号BIはLレベルであり、AND回路30
aの出力信号はLレベルに固定される。したがってこの
状態においては、MOSトランジスタ30bはオフ状態
にあり、内部回路50(書込制御バッファ6)は、この
ピン端子4cのパッド28および内部配線51を介して
与えられる信号に応じて動作する。
【0046】バーンインモードが指定されると、バーン
インモード検出信号BIがHレベルとなり、AND回路
30aがバッファ回路として動作する。パッド22が電
源電圧Vddレベルに設定される場合には、信号SRが
Hレベルであり、AND回路30aの出力信号がHレベ
ルとなり、MOSトランジスタ30bがオン状態とな
る。一方、パッド22が接地電圧Vssレベルに設定さ
れている場合には、信号SRがLレベルとなり、AND
回路30aの出力信号がLレベルとなり、MOSトラン
ジスタ30bがオフ状態となる。内部回路50の入力初
段バッファ50aは、構成要素であるMOSトランジス
タのゲートが内部配線51に接続されている。したがっ
てこの内部配線51から入力初段バッファ50aを介し
ての電流経路は存在しない。したがって、このピン端子
4cにHレベルの信号を与えることにより、MOSトラ
ンジスタ30bのオン状態/オフ状態に応じて、パッド
28から内部配線51を介して接地ノードVssに選択
的に電流が流れる経路が生成されれば、外部のテスタ
で、このピン端子4cのリーク電流の有無を測定するこ
とにより、MOSトランジスタ30bがオン状態にある
かまたはオフ状態にあるか、すなわちパッド22の設定
電圧レベルを識別することができる。パッド22の設定
電位レベルが識別されることにより、出力バッファのス
ルーレートが低減されているか否かを識別することがで
きる。
【0047】バーンインモード設定時において、半導体
装置は初期状態に設定されており、バイトライト信号/
BW1はHレベルである。したがって通常のテスタを用
いてバーンインモード時に、この半導体装置の設定され
た内部機能(出力ノード駆動速度)を識別することがで
きる。
【0048】図8は、半導体装置の内部機能の識別を行
なうテスト環境の構成を概略的に示す図である。図8に
おいては、半導体装置40のピン端子40a、40bお
よび4cへそれぞれ所定のシーケンスでテスタ60から
信号(電圧)が印加される。このテスタ60は、この半
導体装置40のテスト時に印加される信号波形を記憶し
かつ所定のシーケンスで信号(電圧)を印加するテスト
制御回路60aと、このテスト制御回路60aの出力信
号と通常パッド28に電気的に接続されるピン端子4c
の間に接続される電流計60bを含む。バーンインモー
ド設定はテスト制御回路60aにより行なわれる。この
とき、テスト制御回路60aは、ピン端子4cに対しH
レベルの信号を出力する。この電流計60bに流れる電
流量を測定することにより、半導体装置40のピン端子
4cのリーク電流の有無を測定することができ、応じて
この半導体装置40のスルーレートが調整されているか
否かを識別することができる。
【0049】ピン端子4cにおいては、スタンバイ時に
許容される電流リークが存在する。この許容リーク電流
値よりも大きな電流をMOSトランジスタ30bが供給
すればよく、MOSトランジスタ30bはそれほど大き
な電流駆動力は要求されない。また、通常、バーンイン
モードにおいては、複数の半導体装置が同時にテストさ
れる。したがって、同じ製造工程で製造された半導体装
置を同時にバーンイン試験を行なう場合、チェック用回
路30におけるリーク電流が小さくても、これらの複数
の同時にバーンインテストされる半導体装置のピン端子
のリーク電流が加算されるため、この電流値が高くな
り、個々の半導体装置40におけるチェック用回路30
におけるMOSトランジスタ30bの電流駆動力が小さ
くても、十分にこの電流計60bにより、半導体装置4
0において、チェック用回路30により通常パッド28
が接地ノードに電気的に接続されているか否かを識別す
ることができる。
【0050】[チェック用回路2]図9は、チェック用
回路の変更例の構成を示す図である。図9に示すチェッ
ク用回路は、バーンインモード検出信号ZBIとパッド
22上の電位(信号SR)を受けるNOR回路30c
と、NOR回路30cの出力信号の活性化時、内部配線
51を接地ノードへ電気的に接続するnチャネルMOS
トランジスタ30bを含む。バーンインモード検出信号
ZBIは、バーンインモード設定時、Lレベルとされ、
通常動作モード時にはHレベルとされる。他の構成は、
図7に示す構成と同じであり、対応する部分には同一参
照番号を付し、それらの説明は省略する。
【0051】この図9に示すチェック用回路の構成の場
合、通常動作モード時においては、バーンインモード検
出信号ZBIがHレベルであり、NOR回路30cの出
力信号がLレベルとなり、内部配線51は、接地ノード
から電気的に切離される。この状態においては、内部回
路50は、パッド28に与えられる信号に応じた信号を
出力する。バーンインモード設定時においては、バーン
インモード検出信号ZBIがLレベルとなり、NOR回
路30cが、インバータとして動作する。したがって、
パッド22の電位が電源電圧Vddレベルの場合には、
信号SRがHレベルとなり、NOR回路30cの出力信
号がLレベルとなる。一方、パッド22が、接地電圧V
ssレベルに設定されると、信号SRはLレベルとな
り、NOR回路30cの出力信号はHレベルとなる。
【0052】したがって、このMOSトランジスタ30
bが、信号SRの電位レベルに応じてオン状態またはオ
フ状態に設定される。これにより、外部ピン端子4cに
電気的に接続されるパッド28に電流経路が形成され
る。ピン端子4cにHレベルの信号を与えてそのピン端
子4cにおけるリーク電流を測定し、そのリーク電流の
大きさ(有無)に応じてパッド22の設定電位レベルを
識別することができる。すなわちパッド22が電源電圧
Vddレベルに設定されているときには、ピン端子4c
におけるリーク電流は生じず(または極めて小さい:内
部回路50におけるリーク電流のみ)、パッド22が接
地電圧Vssレベルに設定されている場合には、ピン端
子4cに大きなリーク電流が流れる。
【0053】[チェック用回路3]図10は、この発明
に従うチェック用回路の第3の構成を示す図である。図
10において、図9に示す構成と同様、内部配線51に
対して、パッド22の電位(信号SR)とバーンインモ
ード検出信号ZBIに従って、内部配線51の接地ノー
ドへ電気的に接続するチェック用回路30が設けられ
る。この内部配線51は、内部回路50を外部ピン端子
4aに接続されるパッド28に電気的に接続する。この
ピン端子4aへは、図1に示すグローバルライト信号/
GWが与えられる。チェック用回路30は、バーンイン
モード検出信号ZBIとパッド22上の電位(信号S
R)を受けるNOR回路30cと、NOR回路30cの
出力信号に従って、内部配線51を接地ノードへ電気的
に接続するnチャネルMOSトランジスタ30bを含
む。
【0054】図10に示す構成においては、さらに、内
部回路50と別に設けられた内部回路54を別のパッド
52に電気的に接続する内部配線56に対し、第2のチ
ェック用回路62が設けられる。パッド52は、マスタ
バイトライト信号/MBWを受けるピン端子4bに電気
的に接続される。
【0055】チェック用回路62は、パッド22上の電
位(信号SR)を受けるインバータ62aと、インバー
タ62aの出力信号とバーンインモード検出信号ZBI
を受けるNOR回路62bと、NOR回路62bの出力
信号に従って内部配線56を接地ノードへ電気的に接続
するnチャネルMOSトランジスタ62cを含む。次に
動作について説明する。
【0056】通常動作モード時においては、バーンイン
モード検出信号ZBIはHレベルであり、NOR回路3
0cおよび62bはともにLレベルの信号を出力し、M
OSトランジスタ30bおよび62cはともにオフ状態
にある。したがって内部配線51および56はともに接
地ノードから電気的に切離され、内部回路50および5
4は、ピン端子4aおよび4bからパッド28および5
2をそれぞれ介して与えられる信号に従って動作する。
【0057】バーンインモード時においては、バーンイ
ンモード検出信号ZBIはLレベルであり、NOR回路
30cおよび62bはインバータとして動作する。NO
R回路30cへは信号SR(パッド22上の電位)が与
えられ、NOR回路62bへは、インバータ62aを介
して信号SRが与えられる。したがって、このチェック
用回路30および62は、バーンインモード時において
は、互いに相補的に動作する。すなわち、パッド22が
電源電圧Vddレベルに設定され、信号SRがHレベル
のときには、チェック用回路62のMOSトランジスタ
62cがオン状態となり、内部配線56が接地ノードに
電気的に接続される。一方、チェック用回路30のMO
Sトランジスタ30bはオフ状態であり、内部配線51
は、接地ノードから電気的に分離される。したがって、
パッド22が電源電圧Vddレベルに設定されている場
合には、ピン端子4bにリーク電流が流れ、ピン端子4
aにはリーク電流が流れない(または極めてわずか流れ
る)。
【0058】一方、パッド22が接地電圧Vssレベル
に設定されているときには、信号SRがLレベルであ
り、チェック用回路30のMOSトランジスタ30bが
オン状態となり、一方チェック用回路62のMOSトラ
ンジスタ62cはオフ状態となる。したがって、この状
態においては、内部配線51が接地ノードに電気的に接
続され、内部配線56が接地ノードから電気的に分離さ
れているため、ピン端子4aにリーク電流が流れ、ピン
端子4bには、リーク電流は生じない(または極めてわ
ずかのリーク電流が生じる)。ここで、パッド電位検出
時においては、ピン端子4aおよび4bには、Hレベル
の信号が印加される。したがって、このピン端子4aお
よび4bのいずれにリーク電流が流れるかを識別するこ
とにより、パッド22の設定電位を同定することができ
る。
【0059】図11は、図10に示すチェック用回路を
有する半導体装置のテストを行なう構成を概略的に示す
図である。図11において、半導体装置40のピン端子
4a,4b,…,40cに対しテスタ60から所定のシ
ーケンスに従った信号(電圧)が与えられる。テスタ6
0は、半導体装置40の各ピン端子4a,4b,…,4
0cへ所定のシーケンスで信号を印加するテスト制御回
路60aと、ピン端子4aおよび4bとテスト制御回路
60aの出力との間に設けられる電流計60baおよび
60bbを含む。ピン端子4aおよび4bへは、テスト
制御回路60aからの信号が電流計60baおよび60
bbを介して与えられる。バーンインモード設定時に、
この電流計60baおよび60bbで流れる電流を測定
し、いずれのピン端子に許容リーク電流以上の大きさを
有するリーク電流が流れているかを識別し、この半導体
装置40のパッド22の電位、すなわち半導体装置40
の内部機能(スルーレート調整)を同定する。
【0060】図10に示すチェック用回路を用いても、
何ら余分のパッドおよびピン端子は必要とされず、従来
のテスタに電流計を付加するだけで、半導体装置40の
設定された内部機能(スルーレート調整機能)を同定す
ることができる。
【0061】[チェック用回路4]図12は、チェック
用回路の第4の構成を示す図である。図12において、
チェック用回路30は、内部回路50をパッド28を介
して外部ピン端子65へ電気的に接続する内部配線51
を、バーンインモード指定時パッド22の設定電位に従
って電源ノードまたは接地ノードのいずれかへ選択的に
電気的に接続する。すなわち、チェック用回路30は、
バーンインモード検出信号ZBIとパッド22上の電位
(信号SR)とを受けるNOR回路30cと、NOR回
路30cの出力信号に従って内部配線51を接地ノード
へ電気的にかつ選択的に接続するnチャネルMOSトラ
ンジスタ30bと、パッド22上の電位(信号SR)の
論理を反転するインバータ30dと、バーンインモード
検出信号ZBIとインバータ30dの出力信号とを受け
るOR回路30eと、OR回路30eの出力信号に従っ
て内部配線51を電源ノードへ電気的にかつ選択的に接
続するpチャネルMOSトランジスタ30fを含む。次
に動作について説明する。
【0062】通常動作モード時においては、バーンイン
モード検出信号ZBIはHレベルであり、NOR回路3
0cの出力信号がLレベル、OR回路30eの出力信号
がHレベルとなり、MOSトランジスタ30bおよび3
0fはともにオフ状態になる。内部回路50は、ピン端
子65から与えられる信号に従って動作する。
【0063】バーンインモードが指定されると、バーン
インモード検出信号ZBIがLレベルに設定され、NO
R回路30cがインバータとして動作し、OR回路30
eがバッファ回路として動作する。パッド22が電源電
圧Vddレベルに設定されると、NOR回路30cの出
力信号がLレベル、OR回路30eの出力信号がLレベ
ルとなる。したがってMOSトランジスタ30bがオフ
状態、MOSトランジスタ30fがオン状態となり、内
部配線51は電源ノードに電気的に接続される。
【0064】一方、パッド22が接地電圧Vssレベル
に設定されると、NOR回路30cの出力信号がHレベ
ル、OR回路30eの出力信号がHレベルとなり、MO
Sトランジスタ30fがオフ状態、MOSトランジスタ
30bがオン状態となる。この状態においては、内部配
線51は、接地ノードに電気的に接続される。この図1
2に示すチェック用回路30の場合、パッド22の設定
電位を識別する方法としては次の方法が考えられる。
【0065】まず1つの方法としては、ピン端子65に
まずHレベルの信号を印加し、リーク電流の有無を検出
する。MOSトランジスタ30fがオン状態の場合に
は、内部配線51が電源ノードに電気的に接続されてお
り、ピン端子65のリーク電流は許容値以下である。M
OSトランジスタ30bがオン状態の場合には、大きな
リーク電流が流れる。これにより、パッド22の設定電
位を識別することができる。このとき、次いでピン端子
65にLレベルの信号を印加し、リーク電流の有無を検
出するステップが追加されてもよい。MOSトランジス
タ30fがオン状態のときには、端子65に対してチェ
ック用回路30から電流が流出する。MOSトランジス
タ30bがオン状態の場合には、リーク電流は許容値以
下である。したがって、ピン端子65への印加電圧がL
レベルのときに、ピン端子65から電流が流出するか否
かを識別する。2回のステップが必要とされるものの、
確実にパッド22の設定電位を識別することができる。
【0066】また、別の方法としては、ピン端子65
に、電源電圧Vddと接地電圧Vssの中間電圧の信号
を印加する。この状態において、ピン端子65を介して
流れるリーク電流の大きさおよび方向を検出する。MO
Sトランジスタ30fがオン状態の場合には、チェック
用回路30からピン端子65へ電流が流出する。一方、
MOSトランジスタ30bがオン状態の場合にはピン端
子65からチェック用回路30へリーク電流が流れる。
したがって、このリーク電流の大きさおよびその方向を
識別することにより、パッド22の設定電位、したがっ
て設定された内部機能(スルーレート調整機能)を識別
することができる。
【0067】この場合に用いられるテスト環境は、図1
に示すそれと同じとなる。なお、上述の実施例において
は、内部回路は信号入力回路を用いている。この入力回
路は、その入力初段がCMOSインバータで構成されて
おり、内部配線51から内部回路の入力初段を介しての
電流経路は存在しないため、確実にパッドの設定電位に
応じて電流経路が形成されたか否かを識別することがで
きる。信号出力回路を用いていないのは、バーンインモ
ード時、チェック用回路が動作するため、信号出力回路
の最終出力段に余分な電流経路が形成されるのを抑制す
るためまた最終出力段の電流経路によるリーク電流のパ
ッド電位同定への悪影響を防止するためである。しかし
ながら、このチェック指示信号としてバーンインモード
検出信号を用いず、別の信号(専用の信号)が用いられ
る場合、チェック指示信号の活性化時において出力バッ
ファが出力ハイインピーダンス状態に設定される場合、
このような出力バッファに接続されるパッドに対し電流
経路を選択的に形成するように構成してもよい。
【0068】[他の適用例]図13は、この発明の半導
体装置の変更例の要部の構成を概略的に示す図である。
この図13に示す構成においては、外部からの信号、チ
ップセレクト信号/CS、アウトプットイネーブル信号
/OE、ライトイネーブル信号/WEおよび特定のアド
レス信号ビットAd(複数ビットでもよい)を受けて、
これらの信号が所定の状態に設定されたときにチェック
指示信号TEを活性状態とするチェック指示信号発生回
路70と、このチェック指示信号発生回路70からのチ
ェック指示信号TEの活性化時活性化され、パッド22
上の電位(信号SR)に従って内部配線51およびパッ
ド28を接地ノード(基準電位源ノード)に電気的に接
続するチェック用回路30を含む。
【0069】このチェック指示信号発生回路70は、ユ
ーザが通常使用しない状態に外部信号/CS、/OE、
/WEおよびAdが設定されたときに、チェック指示信
号TEを活性化する。このような信号状態の組合せとし
ては、たとえばチップセレクト信号/CSをHレベルと
し、信号/OEおよび/WEをともにLレベルとし、か
つ複数のアドレス信号ビットAdを特定の論理レベルに
設定する。
【0070】この図13に示す構成では、チェックモー
ド指示のために専用の信号TEを用いてチェック用回路
30を活性/非活性化している。したがって、パッド2
2近傍のパッド28にチェック用回路30を設け、この
チェック用回路30の傍にチェック指示信号発生回路7
0を配置することができ、このチェック用回路系のレイ
アウトが容易となる。
【0071】また、この半導体装置は、クロック信号に
同期して動作するクロック同期型スタティック・ランダ
ム・アクセス・メモリでなく、通常のスタティック・ラ
ンダム・アクセス・メモリであってもよい。また、ダイ
ナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)で
あってもよく、他のメモリ(たとえばフラッシュメモ
リ)であってもよい。
【0072】[他の適用例2]図14は、この発明の半
導体装置の他の構成を概略的に示す図である。図14に
おいて、半導体装置は、パッド80の設定電位に従って
その実現する内部機能が設定されるボンディングオプシ
ョン機能回路82を含む。このボンディングオプション
機能回路82は、パッド80の設定電位に応じて語構成
が決定されるデータ入出力回路であってもよく、またリ
フレッシュサイクル数(DRAMの場合)を設定するリ
フレッシュアドレス系回路成分であってもよく、またデ
ータ出力モード(EDOモードまたはスタティックコラ
ムモード、またはその動作モードすなわちラッチ出力モ
ード、レジスタ出力モードおよびトランスペアレント出
力モードのようなデータ出力タイミングを設定するモー
ド)が設定される回路であってもよい。
【0073】半導体装置は、さらに、出力信号の状態に
従ってチェック指示信号TEを発生するチェック指示信
号発生回路84と、パッド80上の電位(信号PS)と
チェック指示信号発生回路84からのチェック指示信号
TEを受け、このチェック指示信号TEの活性化時活性
化され、信号PSの論理に従って内部配線89を所定の
基準電位源(電源電圧Vdd供給ノードまたは接地電圧
Vss供給ノード)へ電気的に接続するチェック用回路
86を含む。この内部配線89は、内部回路88をパッ
ド90を介して外部ピン端子92に電気的に接続する。
内部回路88は、このチェック用回路86の活性化時、
内部配線89から内部回路88を介して電流経路が形成
されない回路であればよい。したがって内部回路88
は、信号入力回路のみならず、非動作時、出力ハイイン
ピーダンス状態に設定される出力回路であってもよい。
【0074】この図14に示す半導体装置のように、パ
ッド80の設定電位に従って内部機能が決定される場
合、チェック用回路86を用いることにより、この半導
体装置が所定の内部機能に設定されているか否かすなわ
ち、その内部機能が実現されているかを外部から容易に
同定することができる。
【0075】なお、パッド22または80の電位の設定
において、パッド22または80が、電源ピン端子また
は接地ピン端子に択一的に電気的にボンディングワイヤ
を介して接続される構成が用いられてもよい。また、こ
れに代えて、パッド22または80の近傍には、1つの
ピン端子(電源ピンまたは接地ピン)のみが設けられ、
この近傍のピン端子に対するボンディング接続の有無に
従って特定パッドの電位が設定される構成が用いられて
もよい。すなわち、たとえば、パッド22または80の
電位は、ボンディングワイヤがない場合には電源電位レ
ベルに設定され、近傍に接地端子が設けられており、ボ
ンディングワイヤによりパッド22または80が接地端
子に接続されたときにこのパッド22または80の電位
が接地電位レベルに設定される構成が用いられてもよ
い。ボンディング工程時にこれらのパッド22または8
0の電位が設定され、応じて内部機能が設定されればよ
い。
【0076】
【発明の効果】以上のように、この発明に従えば、特定
のパッドの電位に従って内部機能が設定される構成にお
いて、この特定のパッドの電位とチェックモード指示に
従って、予め定められた内部回路が接続される通常パッ
ドを内部で基準電位源に電気的に接続し、この通常パッ
ドに接続されるピン端子のリーク電流を外部から検出す
るように構成しているため、特定パッドの電位、すなわ
ち設定された内部機能を容易に識別することができる。
【0077】また、通常パッドとして、2つのパッドを
用い、特定パッドの電位に従ってこれらの2つのパッド
のうち一方を電気的に基準電位源ノードに接続するよう
に構成すれば、いずれの端子にリーク電流が流れている
かに従って特定パッドの電位、すなわち設定された内部
機能を確実に同定することができる。
【0078】また、通常パッドを、特定パッドの電位に
従ってチェックモード時選択的に第1および第2の基準
電位源の一方へ接続すれば、1つのパッドのみを用いて
リーク電流の方向を検出することにより、特定パッドの
電位すなわち内部機能を確実に検出することができる。
【0079】さらに、この内部機能が、出力回路の出力
ノードの速度を調整するスルーレートコントロール機能
の場合、通常動作で容易に検出することのできない内部
機能を簡単なテストで容易に識別することができ、製品
の誤出荷を確実に防止することができる。
【0080】また、チェック指示信号としてバーンイン
モード検出信号を用いることにより、特別にチェックモ
ードを設定するための検出回路を設ける必要がなく、バ
ーンインモード時に合わせて内部機能を識別することが
でき、専用のテスタまたはテストモードを設ける必要が
なく、テスト効率を低下させることはない。また、既存
のモード検出回路を半導体装置内部に設ける必要がな
く、半導体装置のチェック用回路の占有面積を低減する
ことができる。
【0081】また、単に外部ピン端子のリーク電流の有
無を検出するだけで内部機能を識別することができ、簡
単に内部機能を非破壊で検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の半導体装置の全体の構成を
概略的に示す図である。
【図2】 (A)は図1に示すバーンイン検出回路の構
成の一例を示し、(B)はその動作波形を示す図であ
る。
【図3】 (A)は図1に示すセル選択制御回路の構成
の一例を示し、(B)はその動作波形を示す図である。
【図4】 図1に示す出力バッファ回路の構成の一例を
示す図である。
【図5】 出力バッファ回路のスルーレートコントロー
ル機能を説明するための図である。
【図6】 スルーレート機能を利用する波形を説明する
ための図である。
【図7】 図1に示すチェック用回路の第1の構成を概
略的に示す図である。
【図8】 図7に示すチェック用回路を用いた際の半導
体装置のテスト環境を示す図である。
【図9】 この発明に従うチェック用回路の第2の構成
を概略的に示す図である。
【図10】 この発明に従うチェック用回路の第3の構
成を概略的に示す図である。
【図11】 図10に示すチェック用回路を用いる際の
テスト環境を示す図である。
【図12】 この発明に従うチェック用回路の第4の構
成を概略的に示す図である。
【図13】 チェック用回路を活性化するためのチェッ
ク指示信号発生回路の他の構成を概略的に示す図であ
る。
【図14】 この発明に従う第2の半導体装置の要部の
構成を概略的に示す図である。
【図15】 従来の半導体装置の要部の構成を概略的に
示す図である。
【符号の説明】
1 メモリセルアレイ、6 書込制御バッファ、12
アドレス制御バッファ、20 出力バッファ、24 バ
ーンイン検出回路、22 特定パッド、28通常パッ
ド、30 チェック用回路、20a バッファ回路、2
0b,20c駆動力調整回路、40 半導体記憶装置、
50 内部回路、50a 内部回路入力初段回路、51
内部配線、50 テスタ、60b 電流計、54 内
部回路、56 内部配線、52 通常パッド、62 チ
ェック用回路、60ba,60bb 電流計、80 特
定パッド、82 ボンディングオプション機能回路、8
4 チェック指示信号発生回路、86 チェック用回
路、88 内部回路、89内部配線、90 通常パッ
ド。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定パッドの電位に従って内部機能が決
    定される半導体装置であって、 前記特定パッドと別に設けられ、内部回路に電気的に接
    続される通常パッド、およびチェック指示信号と前記特
    定パッドの電位とを受け、前記チェック指示信号の活性
    化時活性化され、前記特定パッドの電位に応じて選択的
    に前記通常パッドを基準電位源ノードに電気的に接続す
    るチェック用手段を備える、半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記通常パッドは、 第1の内部回路に電気的に接続される第1のパッドと、 前記第1のパッドと別に設けられかつ第2の内部回路に
    電気的に接続される第2のパッドとを含み、 前記チェック用手段は、 前記チェック指示信号と前記特定パッドの電位とを受
    け、前記チェック指示信号の活性化時前記第1のパッド
    を前記特定パッドの電位に従って前記基準電位源ノード
    へ電気的に接続する第1の手段と、 前記チェック指示信号の活性化時前記特定パッドの電位
    に従って前記第1の手段と相補的に動作して、前記第2
    のパッドを前記基準電位源ノードへ電気的に接続する第
    2の手段とを備える、請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記チェック用手段は、 前記チェック指示信号の活性化時前記通常パッドを第1
    の基準電位源ノードへ電気的に接続する第1の手段と、 前記チェック指示信号の活性化時前記特定パッドの電位
    に応じて前記第1の手段と相補的に動作し、前記通常パ
    ッドを前記第1の基準電位源ノードの電位レベルと異な
    る電位レベルの第2の基準電位源ノードへ電気的に接続
    する第2の手段とを備える、請求項1記載の半導体装
    置。
  4. 【請求項4】 前記半導体装置はデータを検索自在に格
    納する記憶装置であって、 前記内部機能はデータを装置外部へ出力する出力回路の
    出力ノードの電位変化速度である、請求項1から3のい
    ずれかに記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶装置は装置外部から繰返し与え
    られるクロック信号に同期して外部からの信号およびデ
    ータを取込むクロック同期型スタティック・ランダム・
    アクセス・メモリであり、かつ前記チェック指示信号
    は、バーンインモードが指定されたか否かを検出するバ
    ーンインモード検出手段からのバーンインモード検出信
    号と共用される、請求項1から4のいずれかに記載の半
    導体装置。
  6. 【請求項6】 特定パッドの電位により内部機能が決定
    される半導体装置の内部機能識別方法であって、 前記半導体装置へチェック指示信号を与えるステップ
    と、 前記半導体装置の予め定められた内部回路に電気的に接
    続されるピン端子に生じるリーク電流を測定するステッ
    プと、 前記測定ステップにおいて測定されたリーク電流値に従
    って前記半導体装置の設定された内部機能を同定するス
    テップとを備え、 前記半導体装置は前記チェック指示信号が与えられると
    前記特定パッドの電位に応じて前記予め定められたピン
    端子を内部の基準電位源ノードへ選択的に電気的に接続
    する手段を含む、半導体装置の内部機能識別方法。
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