JPH10132047A - フルトロイダル型無段変速機 - Google Patents

フルトロイダル型無段変速機

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JPH10132047A
JPH10132047A JP8290496A JP29049696A JPH10132047A JP H10132047 A JPH10132047 A JP H10132047A JP 8290496 A JP8290496 A JP 8290496A JP 29049696 A JP29049696 A JP 29049696A JP H10132047 A JPH10132047 A JP H10132047A
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lubricant
roller
friction
continuously variable
disk
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JP8290496A
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Hideharu Yamamoto
英晴 山本
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JATCO Corp
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Publication date
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    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/042Guidance of lubricant
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H57/0487Friction gearings
    • F16H57/049Friction gearings of the toroid type

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のフルトロイダル型無段変速機では入出力
ディスクとこれら間に転接する摩擦ローラとの摩擦接触
面の潤滑を十分に行えないという課題がある。 【解決手段】入力ディスク及び出力ディスクのフルトロ
イド溝に傾転自在に転接する摩擦ローラ36aをローラ
支持部材38aにベアリング41,42で回転自在に支
持し、このローラ支持部材38aを回転軸部45に形成
したボール継ぎ手44を駆動機構46を構成する油圧シ
リンダ48のピストンロッド47に形成したレースジョ
イント60及びカバージョイント61で回転可能に保持
し、回転軸部44及び支持部43内に油路を設けて駆動
機構46側の圧力室54からピストンロッド47内を通
じて潤滑剤が送給される潤滑剤吹付部74を形成し、こ
の潤滑剤吹付部74の潤滑剤吹付孔77,87,88か
ら摩擦ローラ36aのディスク接触面及びベアリング4
1,42に潤滑剤を吹付けて潤滑及び冷却を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力ディスク及び
出力ディスク間にフルトロイド状溝を形成し、このフル
トロイド状溝に摩擦ローラを傾転自在に転接させた構成
を有するフルトロイダル型無段変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】トロイダル型無段変速機は、ハーフトロ
イダル型無段変速機とフルトロイダル型無段変速機とに
大別される。
【0003】ハーフトロイダル型無段変速機では、摩擦
ローラと入出力ディスクとの接触点での2つの接線の交
点が入出力ディスクの中心軸に近い位置となるため、摩
擦ローラの接触面のスピンが少なく、動力伝達効率が良
いという利点を有するものの、摩擦ローラに出力ディス
クの反力がスラスト力として重荷重が作用すると共に、
高速回転するので、ベアリングの発熱が問題となり、こ
の発熱を防止するために、従来実開昭63−92859
号公報(以下、第1従来例と称す)に記載されているよ
うにベアリングに対する潤滑方法が提案されている。
【0004】この第1従来例は、摩擦ローラを指示する
ローラ支持部材の内部を通して摩擦ローラに隣接する位
置まで潤滑油を導く潤滑用の油路を設け、この油路は、
ローラ支持部材を意をとさせる油圧シリンダのピストン
に設けられた穴と、この穴と接続されるようにローラ支
持部材の軸部の外周とこれにはまり合うピストンの内周
とのすきまと、このすきまと連通するようにローラ支持
部材の内部にもうけられた穴とから構成され、潤滑油を
摩擦ローラ内のスラストベアリング近傍に供給し、これ
によってベアリング及び摩擦ローラを潤滑し、流れ出た
潤滑油で摩擦ローラの転動面を潤滑するようにしてい
る。
【0005】一方、フルトロイダル型無段変速機として
は、例えば特表平5−502954号公報(以下、第2
従来例と称す)に記載されているものがある。この第2
従来例には、入力ディスクと出力ディスクとでフルトロ
イド状溝を形成し、このフルトロイド状溝内に摩擦ロー
ラをローラ支持部材でフルトロイド状溝の中心軸と入出
力ディスクの中心軸との交点を通りフルトロイド状溝の
中心軸に対して所定のキャスタ角分傾斜した基準線上で
傾転可能に保持して配設し、ローラ支持部材を油圧シリ
ンダで基準線の軸方向に移動させるようにしたフルトロ
イダル型無段変速機が開示されているが、摩擦ローラに
対する潤滑方法には何ら言及しておらず、一般的な変速
機と同様に摩擦ローラに対して潤滑油を外部から吹きか
けるなどによって潤滑しているものと思われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た第2従来例のフルトロイダル型無段変速機では、変速
比の変化により、入出力ディスクと摩擦ローラとの接触
面の位置が移動するため、外部からの潤滑方式では十分
な潤滑を行うことは困難である。
【0007】このため、第1従来例のハーフトロイダル
型無段変速機のように摩擦ローラ内部に潤滑油を送給す
る内部潤滑方式を適用することが考えられるが、フルト
ロイダル型無段変速機では、入出力ディスクと摩擦ロー
ラとの接触点における接線が交差せず接触面のスピンが
多くなって、接触面での動力伝達効率が低いと共に、ハ
ーフトロイダル型無段変速機に比べて接触面の発熱が大
きいので、第1従来例と同様の内部潤滑方式を採用して
も入出力ディスクと摩擦ローラとの接触面の潤滑を十分
に行うことができないという未解決の課題がある。
【0008】そこで、本発明は上記従来例の未解決の課
題に着目してなされたものであり、入出力ディスクと摩
擦ローラとの接触面に対する潤滑を効果的に行うことが
できるフルトロイダル型無段変速機を提供することを目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、対向配置されて対向面でフ
ルトロイド状溝を形成する入力ディスク及び出力ディス
クと、該入力ディスク及び出力ディスクのフルトロイド
状溝内に両ディスクと摩擦接触するように配置された摩
擦ローラと、該摩擦ローラを回転自在に支持すると共
に、入力ディスク及び出力ディスクの軸心に直交し且つ
前記フルトロイド状溝の中心線に対して所定角度傾斜す
る回転軸部において回動可能で且つ当該回転軸部の軸方
向に移動可能に支持されたローラ支持部材と、該ローラ
支持部材と連結されて当該ローラ支持部材を前記回転軸
部の軸方向に駆動する駆動機構とを備えたフルトロイダ
ル型無段変速機において、前記ローラ支持部材に少なく
とも前記摩擦ローラの入力ディスク及び出力ディスクと
の摩擦接触面に潤滑剤を吹付ける潤滑剤吹付部を形成し
たことを特徴としている。
【0010】この請求項1の発明においては、ローラ支
持部材に形成した潤滑剤吹付部から摩擦ローラの入力デ
ィスク及び出力ディスクとの摩擦接触面に潤滑剤を直接
吹付けることができる。また、変速時にも、摩擦ローラ
の傾転に伴いローラ支持部材も一体となって傾転するた
め、潤滑剤吹付部から摩擦ローラの摩擦接触面に潤滑剤
を吹付つけることができる。
【0011】また、請求項2に係る発明は、請求項1の
発明において、前記潤滑剤吹付部は、摩擦ローラの摩擦
接触面と対向する潤滑剤噴出口と、摩擦ローラを回転自
在に支持するベアリングに対向する潤滑剤噴出口とを備
えていることを特徴としている。
【0012】この請求項2の発明においては、ローラ支
持部材の潤滑剤吹付部の各噴出口から摩擦ローラの摩擦
接触面に直接潤滑剤を吹付けることができる他、摩擦ロ
ーラの中心軸側のベアリングにも潤滑剤を直接吹付ける
ことができ、ベアリングから流れ出た潤滑剤が遠心力で
外周面の摩擦接触面側に流れて摩擦ローラの全表面を冷
却することができ、摩擦ローラの潤滑をより良好に行う
ことができる。
【0013】さらに、請求項3に係る発明においては、
請求項1又は2の発明において、前記潤滑剤吹付部に対
する潤滑剤の送給が駆動機構側から内部通路を介して行
われることを特徴としている。
【0014】この請求項3の発明においては、ローラ支
持部材を駆動する駆動機構側から内部通路を介して潤滑
剤吹付部に潤滑剤を送給するので、別途ローラ支持部材
に潤滑油供給経路を設けることなく潤滑剤の送給を容易
に行うことができる。
【0015】さらにまた、請求項4に係る発明は、請求
項3の発明において、駆動機構が油圧シリンダで構成さ
れ、該油圧シリンダの一方の圧力室の圧力油を潤滑剤と
して当該油圧シリンダのピストンロッド内に形成した内
部通路を介して前記潤滑剤吹付部に送給することを特徴
としている。
【0016】この請求項4の発明においては、ローラ支
持部材を移動させるために油圧シリンダに供給される圧
力油を潤滑剤として使用するので、別途駆動機構に対す
る潤滑剤供給系統を設ける必要がない。
【0017】なおさらに、請求項5に係る発明は、請求
項1又は2の発明において、前記潤滑剤吹付部に対する
潤滑剤の送給が駆動機構の内部通路を介して外部の潤滑
剤供給源から行われることを特徴としている。
【0018】この請求項5の発明においては、外部の潤
滑剤供給源から駆動機構の内部通路を介してローラ支持
部材の潤滑剤吹付部に潤滑剤を送給するので、既存の部
材を使用して潤滑剤供給系統を形成することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態を示
す横断面図であり、例えば中空直方体状の変速機ハウジ
ング1を構成する左右側面板2,3の中央部に軸受部
4,5が形成され、軸受部4に外部の動力伝達軸6にス
プライン結合された入力軸7が深溝玉軸受8を介して回
転自在に支持され、この入力軸7の右端に回転軸9がニ
ードルベアリング10を介して回転自在に連結され、こ
の回転軸9の右端が軸受部5にニードルベアリング11
を介して回転自在に支持されている。入力軸7には、軸
受部4の内壁に対向するフランジ12が形成されてい
る。
【0020】回転軸9の両端部には押圧機構14が配設
されている。この押圧機構14は、回転軸9の左端側に
スラストベアリング13を介して回転自在に支持された
ローディングカム15と、このローディングカム15及
び後述する第1入力ディスク32aの対向面に夫々形成
された波状のカム面に係合する係合ローラ16と、回転
軸9の右端側に左側面板3の内壁に対向して螺合された
係止部材17と、この係止部材17及び後述する第2入
力ディスク32bの対向面に介挿された調圧用皿バネ1
8とで構成され、ローディングカム15がその左側面に
形成された係合突起19を前述した入力軸7に形成され
たフランジ12に係合させることにより、入力軸7と一
体回転される。
【0021】ここで、係合ローラ16はローディングカ
ム15と第1入力ディスク22aとの間に液密に形成さ
れた空間20内に配設され、この空間20内にローディ
ングカム15及び第1入力ディスク22aの対向面に形
成される隙間、回転軸9の左端に形成した油路21、入
力軸7に左端側から形成した油路22、その左端側に外
周面に達して形成した油路23、動力伝達軸6に形成さ
れた油路24、軸受部4に形成した油路25、左側面板
2に形成した油路26を通じて外部の油圧源からの油圧
が供給されることにより、係合ローラ16によるカム面
のリードによるトルクに比例した推力に加えて油圧に比
例した推力を発生することができる。
【0022】そして、回転軸9の左右両端の押圧機構1
4間に2組の第1及び第2のトロイダル型無段変速機構
30a,30bが回転軸9の軸方向中心位置を対称軸と
して線対称に配設されている。
【0023】各トロイダル型無段変速機構30a及び3
0bの夫々は、回転軸9にボールスプライン31a及び
31bを介して連結された第1入力ディスク32a及び
第2入力ディスク32bと、これら入力ディスク32a
及び32bに対して所定距離離間して回転軸9にニード
ルベアリング33a及び33bを介して回転自在に配設
された第1出力ディスク34a及び第2出力ディスク3
4bと、これら入力ディスク32a,32bと出力ディ
スク34a,34bとの対向面に形成されたフルトロイ
ド状溝35a及び35bにその中心点Oを中心として傾
転自在に転接する上下一対の摩擦ローラ36a,37a
及び36b,37bとを備えている。
【0024】ここで、摩擦ローラ36a,37a及び3
6b,37bの夫々は、ローラ支持部材38a,39a
及び38b,39bによって回転自在に支持されてい
る。これらローラ支持部材38a,39a及び38b,
39bの夫々は、上下対称で且つ左右対称に配置され、
図2及び図3に示すように、図2における入力ディスク
32a,32bと出力ディスク34a,34bとで形成
されるフルトロイド状溝35a,35bにおける摩擦ロ
ーラ36a,37a及び36b,37bの前記中心点O
を通る前後方向軸線L1 に対して所定のキャスタ角θだ
け傾斜した傾斜軸線L2 に沿って延長し、摩擦ローラ3
6a,37a及び36b,37bを上下に配設したベア
リング41及び42によって支持する平面から見て長方
形状の支持部43と、この支持部43の一端側において
その軸線L2 上に嵌挿されてボルト止めされ且つ支持部
43より突出する先端にボール継ぎ手44を形成した回
転軸部45とで構成され、ボール継ぎ手44が駆動機構
46に連結されている。ここで、摩擦ローラ36a,3
7a及び36b,37bは、ベアリング41,42のア
ウターレースが支持部43を構成する一対の板部43
a,43bをボルト締めする際に内方に押圧されて適度
なプリロードをかけた状態で、ローラ支持部材38a,
39a及び38b,39bに回転自在に支持され、高速
回転時の軸振れを防止している。
【0025】駆動機構46は、前述した傾斜軸線L2
にピストンロッド47の軸線を一致させた油圧シリンダ
48で構成されている。油圧シリンダ48は、図3に示
すように、右端側から穿設されたピストン49を収納す
る大径孔部50とこれに連通する小径孔部51とが穿設
されたシリンダボディ52と、その大径孔部50を閉塞
してピストン49で画成される油圧室53,54を形成
すると共に、シリンダボディ52の小径孔部51と同軸
上に同一径の貫通孔55が穿設され、変速機ハウジング
1に保持された支持ブロック56とから構成されてい
る。
【0026】ここで、ピストンロッド47は、ピストン
49の左右両側に延長して中心部に貫通孔57を有する
円筒部58と、この円筒部58内に嵌挿された軸部59
とで構成されており、軸部59の円筒部58より左方に
突出する左端部には前述したローラ支持部材38a,3
9a及び38b,39bのボール継ぎ手44と回動自在
に係合する内面に球面状のレース部を有するレースジョ
イント60が形成され、このレースジョイント60にボ
ール継ぎ手44を係合させた状態で同様に球面状のレー
ス部を有するジョイントカバー61がボルト締めされ、
右端部は支持ブロック56の貫通孔55内に挿通され、
その先端に円筒部58と同一外径を有する貫通孔55内
に挿通されたロックナット62が螺合されて円筒部58
と軸部59とが一体化されている。
【0027】そして、油圧シリンダの油圧室53がシリ
ンダボディ52に形成された油路65とこれに連通する
支持ブロック56に形成された油路66を通じて図示し
ない方向切換弁を介して油圧源に接続され、同様に油圧
室54が支持ブロック56に形成した油路67を通じて
上記方向切換弁を介して油圧源に接続されている。
【0028】ところで、ピストンロッド47の軸部59
には、レースジョイント60側からピストン49の右側
まで延長する潤滑油路70が形成され、この潤滑油路7
0の右端部に軸方向と直交して外周面に達する油路71
が形成され、この油路71の外周面への開口端に対応す
る位置に環状溝72が形成され、一方、円筒部58の環
状溝72に対応する内周面位置と油圧室54に対応する
外周面位置との間に潤滑剤導入口73が形成されてい
る。
【0029】また、ローラ支持部材38a,39a及び
38b,39bの夫々には、レースジョイント60から
送給される潤滑剤を摩擦ローラ36a,37a及び36
b,37bの摩擦接触面及びベアリング41,42に対
して吹付ける潤滑剤吹付部74が形成されている。
【0030】この潤滑剤吹付部74は、回転軸部45に
ボール継ぎ手44の右端側から左端より僅か手前まで中
心軸に沿って形成された潤滑油路75と、この潤滑油路
75の左端部に、軸方向と直交して外周面に達して形成
された油路76と、潤滑油路75の左端部と回転軸部4
5の摩擦ローラ36a,37a及び36b,37bの外
周面における入出力ディスク32a,32b及び34
a,34bと接触する接触面に対向する外周面との間に
穿設された潤滑剤吹付孔77と、支持部43の油路76
の開口端と対向する位置に形成された環状溝78と、こ
の環状溝78に上下位置に上下方向に延長して形成され
た油路79,80と、これら油路79,80の上端と連
通して左方に延長して形成された油路81,82、これ
ら油路81,82の左端から夫々上下方向に延長して形
成された油路83,84と、これら油路83,84の上
端から左方にベアリング41,42の内外輪間に対応す
る位置まで延長して形成された油路85,86と、これ
ら油路85,86の左端とベアリング41,42に対応
する内周面との間に形成された潤滑剤吹付孔87,88
とで構成されている。
【0031】そして、第1入力ディスク32a及び第2
入力ディスク32bが前述した押圧機構14によって内
方に押圧され、これによって摩擦ローラ36a,37a
及び36b,37bと入力ディスク32a,32b及び
出力ディスク34a,34bとの間にトルクに応じた接
触圧を与える。
【0032】一方、第1出力ディスク34a及び第2出
力ディスク34bには、夫々互いに接触する円筒部91
a及び91bが形成され、両円筒部91a及び91bに
出力ギヤ92がスプライン結合されている。この出力ギ
ヤ92は、変速機ハウジング1の底面板93に固定され
た支持台94と変速機ハウジング1の上面板95との間
に固定されたギヤ支持部材96に、ベアリング97,9
8によって回転自在に支持されている。
【0033】また、ギヤ支持部材96には、出力ギヤ9
2と噛合するカウンタギヤ99がベアリング100によ
って回転自在に支持され、このカウンタギヤ99の中心
軸穴に出力軸101がスプライン結合され、この出力軸
101の右端側が右側面板3にベアリング102を介し
て回転自在に支持され、この出力軸101に外部の動力
伝達軸103がスプライン結合されている。
【0034】また、回転軸9には、その中心軸位置に右
端側から第1入力ディスク32を連結するボールスプラ
イン31aに対応する位置まで延長する潤滑油路105
が穿設され、この潤滑油路105のボールスプライン3
1a,31bに対応する位置にこれらに潤滑剤を供給す
る油路106,107が穿設されていると共に、出力デ
ィスク34a,34bの円筒部91a,91bの当接位
置に対応する位置にもこれらに潤滑剤を供給する油路1
08,109が穿設されている。そして、出力ギヤ92
の油路108,109に対応する位置に外周部の歯部に
達する油路110,111が穿設され、これら油路11
0,111の途中にベアリング97,98に潤滑剤を供
給する油路112,113が穿設されている。
【0035】そして、回転軸9の潤滑油路105が軸受
部5のに形成された油路106及び右側面板3に形成さ
れた油路107を介して外部の潤滑油供給源に接続され
ている。
【0036】次に、上記実施形態の動作を説明する。
今、図1に示すように、ローラ支持部材38a,39a
及び38b,39bに支持されている摩擦ローラ36
a,37a及び36b,37bが水平状態にあり、且つ
その中心軸がフルトロイド状溝35a及び35bの中心
点Oと一致していて、駆動機構46の油圧シリンダ48
のピストン49が中立位置にあって油圧室53,54の
圧力が等しく、ピストンロッド57に軸方向の推力が発
生していない状態で、動力伝達軸6から高速回転力が入
力軸7に伝達されているものとする。
【0037】この状態では、入力軸7に伝達される回転
入力が、先ずローディングカム15に伝達され、このロ
ーディングカム15と第1入力ディスク32aとの間に
配設された係合ローラ16によって入力トルクに応じた
推力と必要に応じて液密空間20に供給される圧力油に
よる推力とが加算された押圧力が発生され、これによ
り、各トロイダル型無段変速機構30a及び30bで入
力ディスク32a,32b及び出力ディスク34a,3
4bと摩擦ローラ26a,27a及び26b,27bと
の接触面に適度な接触圧を与えて伝達効率の低下を防止
する。
【0038】そして、第1入力ディスク32aに入力さ
れた回転力は、ボールスプライン31a、回転軸9、ボ
ールスプライン31bを介して第2入力ディスク32b
にも伝達され、両入力ディスク32a及び32bの回転
力は、摩擦ローラ36a,37a及び36b,37bを
介して出力ディスク34a及び34bに1:1の関係即
ち変速比が“1”で伝達され、これら出力ディスク34
a及び34bの回転力が出力ギヤ92、カウンタギヤ9
9を介して出力軸101に伝達されて外部の動力伝達軸
103に出力される。
【0039】この状態では、油圧シリンダ48の圧力室
54内の圧力油が潤滑剤として導入口73からピストン
ロッド47を構成する軸部59の潤滑油路70内に導入
されてレースジョイント60まで送られて、ローラ支持
部材38a,39a及び38b,39bの潤滑剤吹付部
74に導入される。
【0040】潤滑剤吹付部74では、回転軸部45に形
成された潤滑油路75にボール継ぎ手44の端部側から
供給される潤滑剤は直接潤滑剤吹付孔77に供給されて
この潤滑剤吹付孔77から摩擦ローラ36a,37a及
び36b,37bの入力ディスク32a及び32bと出
力ディスク34a及び34bと接触する摩擦接触面に直
接吹付けられる。これと同時に、潤滑油路75に供給さ
れた潤滑剤は、支持部43に形成した油路79〜86を
介して潤滑剤吹付孔87及び88に供給されてベアリン
グ41及び42のインナーレース及びアウターレース間
に吹付けられ、ベアリング41及び42の潤滑を行うと
共に、ベアリング41及び42から流れ出た潤滑剤は、
摩擦ローラ36a,37a及び36b,37bの遠心力
によってこれらの表面を伝って上記摩擦接触面に供給さ
れる。
【0041】フルトロイダル型無段変速機では、摩擦ロ
ーラ36a,37a及び36b,37bの摩擦接触面で
の動力伝達効率が低いために摩擦接触面での発熱が多
く、この摩擦接触面で発生した熱はディスク側及び摩擦
ローラ側に伝わることになるが、熱容量体積は、摩擦ロ
ーラの方が小さく容量的にディスク側よりも厳しい。し
たがって、上述したように、潤滑剤を潤滑剤吹付部74
によって発熱し易い摩擦ローラ36a,37a及び36
b,37bの摩擦接触面とこれを支持するベアリング4
1及び42とに直接吹付けることにより、摩擦接触面へ
の十分な潤滑及び冷却を行うことができ、摩擦ローラ3
6a,37a及び36b,37bと入出力ディスク32
a,34a及び32b,34bとの接触面で油膜を確実
に形成することができ、トラクション係数の低下を抑え
て性能及び耐久性を向上させることができると共に、摩
擦ローラ36a,37a及び36b,37b自体の冷却
も行うことができる。
【0042】一方、摩擦ローラ36a,37a及び36
b,37bが水平状態を維持して回転していて変速比が
“1”である状態から変速比を大きくして減速する場合
には、各駆動機構46を構成する油圧シリンダ48の圧
力室53の圧力を圧力室54の圧力より高くすることに
より、ピストンロッド47に対して縮み側の推力を与え
ることにより、ローラ支持部材38a,39a及び38
b,39bがボール継ぎ手44位置で揺動及び回動可能
に支持されているので、例えば摩擦ローラ36aについ
ては入出力ディスク32a,34aの力バランスによっ
て図2で見て入出力ディスク32a,34a間の中心軸
線L1 に沿って手前側に移動し、同様に他の摩擦ローラ
37a,36b,37bについても中心軸線L1 に沿っ
て手前側に移動することにより、図1に示す状態から第
1のトロイダル型無段変速機構30aにおいては、摩擦
ローラ38aが反時計方向に傾転し、摩擦ローラ39a
が時計方向に傾転し、第2のトロイダル型無段変速機構
30bにおいては、摩擦ローラ38bが時計方向に傾転
し、摩擦ローラ39bが反時計方向に傾転して、変速比
が“1”より大きくなり、所望の傾転角に達したときに
ピストンロッド47に与えていた推力を除去してピスト
ンを中立位置に復帰させることにより、摩擦ローラ38
a,39a及び38b,39bが傾転を停止して、その
変速比位置に維持される。
【0043】このとき、ローラ支持部材38a,39a
及び38b,39bも摩擦ローラ36a,37a及び3
6b,37bに従って回転軸部45のボール継ぎ手44
を中心として傾転することになり、潤滑剤吹付部74の
摩擦ローラ38a,39a及び38b,39bに対する
吹付位置が変更されることがないので、潤滑剤吹付部7
4による良好な潤滑及び冷却状態を確実に継続すること
ができる。
【0044】逆に、変速比が“1”の状態から変速比を
小さくして増速する場合には、各駆動機構46を構成す
る油圧シリンダ48の圧力室54の圧力を圧力室53の
圧力より高くすることにより、ピストンロッド47に対
して伸び側の推力を与えることにより、図1でみて第1
のトロイダル型無段変速機構30aにおいては、摩擦ロ
ーラ38aが時計方向に傾転し、摩擦ローラ39aが反
時計方向に傾転し、第2のトロイダル型無段変速機構3
0bにおいては、摩擦ローラ38bが反時計方向に傾転
し、摩擦ローラ39bが時計方向に傾転して、変速比が
“1”より小さくなり、所望の傾転角に達したときにピ
ストンロッド47に与えていた推力を除去してピストン
49を中立位置に復帰させることにより、摩擦ローラ3
8a,39a及び38b,39bが傾転を停止して、そ
の変速比位置に維持される。
【0045】このように、上記実施形態においては、第
1及び第2のトロイダル型無段変速機構30a及び30
bの摩擦ローラ36a,37a及び36b,37bを回
転自在に支持するローラ支持部材38a,39a及び3
8b,39bに潤滑剤吹付部74が設けられており、こ
の潤滑剤吹付部74で、摩擦ローラ36a,37a及び
36b,37bの入出力ディスクと接触する摩擦接触面
に直接潤滑剤を吹付けることができ、ハーフトロイダル
型無段変速機に比較して発熱が多い接触面での発熱を抑
制して動力の伝達効率を向上させることができる。
【0046】また、潤滑剤吹付部74で、摩擦ローラ3
6a,37a及び36b,37bを支持するベアリング
41,42にも潤滑剤を吹付けることにより、ベアリン
グ41,42に対して確実に潤滑を行うことができると
共に、これらベアリング41,42から流れ出た潤滑剤
が摩擦ローラ36a,37a及び36b,37bの遠心
力によってその表面を伝って外周側の摩擦接触面に流れ
ることにより、摩擦接触面の潤滑をより向上させること
ができる。
【0047】さらに、潤滑剤吹付部74への潤滑剤の供
給がローラ支持部材38a,39a及び38b,39b
を駆動する駆動機構46のピストンロッド47内に形成
した潤滑油路70を通じて油圧シリンダ48の圧力室5
4から行われるので、ローラ支持部材38a,39a及
び38b,39bに別途潤滑剤供給系を設ける必要がな
く、全体の構成を簡易化することができる。
【0048】なお、上記実施形態においては、ローラ支
持部材38a,39a及び38b,39bの潤滑剤吹付
部74に対する潤滑剤の供給を駆動機構46を構成する
油圧シリンダ48の圧力室54から行う場合について説
明したが、これに限定されるものではなく、図4に示す
ように、ピストンロッド47に形成した油路71、環状
溝72及び潤滑剤導入口73を省略し、これらに代えて
軸部49に形成した潤滑油路70を右端まで延長すると
共に、ロックナット62の軸部49の右端より僅かに右
側に上下方向の油路121を形成すると共に、この油路
121の外周縁側に環状溝122を形成し、この環状溝
122より右端側の外径を貫通孔55の内径より小さく
し、さらに支持ブロック56の右端に固定された貫通孔
55を閉塞する端板123に外部の潤滑剤供給源に連通
する潤滑油路124を形成するようにしてもよく、さら
には、図示しないが油圧シリンダ48又は支持ブロック
56のピストンロッド47を構成する円筒部48に対向
する内周面に、ピストンロッドのストロークに対応する
軸方向の幅を有し、外部の潤滑剤供給源に連通する環状
溝を形成し、この環状溝と軸部49の潤滑油路70との
間に油路を形成するようにしてもよい。
【0049】また、上記実施形態においては、ローラ支
持部材38a,39a及び38b,39bと駆動機構4
6とをボール継ぎ手44及びレースジョイント60,ジ
ョイントカバー61で揺動及び回動自在に連結した場合
について説明したが、これに限らず他の連結機構によっ
て揺動且つ回動自在に連結するようにしてもよく、ある
いは連接機構を省略して両者を直結して、ピストンロッ
ド47及びピストン49を回動させるようにしてもよ
い。
【0050】さらに、上記実施形態においては、ローラ
支持部材38a,39a及び38b,39bを上下及び
左右対称に配置する場合について説明したが、これに限
定されるものではなく、入出力ディスク32a,32b
及び34a,34bに接触しなければ任意の位置に配置
することができる。
【0051】さらにまた、上記実施形態においては、各
トロイダル型無段変速機構30a,30bに2組摩擦ロ
ーラ及びローラ支持部材を設けた場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、フルトロイド溝に
沿って3組以上の摩擦ローラ及びローラ支持部材を所定
間隔を保って配置するようにしてもよい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、ローラ支持部材に形成した潤滑剤吹付部か
ら摩擦ローラの入力ディスク及び出力ディスクとの摩擦
接触面に潤滑剤を直接吹付けることができるため、容易
に負荷に応じて潤滑量を調整することができ、摩擦接触
面の潤滑及び冷却を効果的に行うことができる。したが
って、摩擦接触面の温度上昇を抑制することができ、発
熱による摩擦接触面のトラクション係数の低下が抑制さ
れて性能及び耐久性を向上させることができる。また、
変速によって摩擦ローラが傾転する場合でもローラ支持
部材も一体に傾転するので、潤滑剤吹付部による潤滑剤
の吹付位置が変更されることがなく、摩擦ローラの何れ
の変速比位置でも十分な潤滑及び冷却を行うことができ
るという効果が得られる。
【0053】また、請求項2に係る発明によれば、ロー
ラ支持部材の潤滑剤吹付部の各噴出口から摩擦ローラの
摩擦接触面に直接潤滑油を吹付けることができる他、摩
擦ローラの中心軸側のベアリングにも潤滑剤を直接吹付
けることができ、ベアリングから流れ出た潤滑剤が遠心
力で外周面の摩擦接触面側に流れて摩擦ローラの全表面
を冷却しながら摩擦ローラの潤滑をより良好に行うこと
ができるという効果が得られる。
【0054】さらに、請求項3に係る発明によれば、ロ
ーラ支持部材を駆動する駆動機構側から内部通路を介し
て潤滑剤吹付部に潤滑剤を送給するので、別途ローラ支
持部材に潤滑剤供給経路を設けることなく潤滑剤の送給
をローラ支持部材及び駆動機構を大型化することなく容
易に行うことができるという効果がえられる。
【0055】さらにまた、請求項4に係る発明によれ
ば、ローラ支持部材を移動させるために油圧シリンダに
供給される圧力油を潤滑剤として使用するので、別途駆
動機構に対する潤滑油供給系統を設ける必要がないとい
う効果が得られる。
【0056】なおさらに、請求項5に係る発明によれ
ば、外部の潤滑剤供給源から駆動機構の内部通路を介し
てローラ支持部材の潤滑剤吹付部に潤滑剤を送給するの
で、既存の部材を使用して潤滑油供給系統を形成するこ
とができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す横断面図である。
【図2】摩擦ローラ支持部材を示す平面図である。
【図3】図2の軸線L2 上の断面図である。
【図4】本発明の他の実施形態を示す図3と同様の断面
図である。
【符号の説明】
1 変速機ハウジング 7 入力軸 9 回転軸 14 押圧機構 30a 第1のトロイダル型無段変速機構 30b 第2のトロイダル型無段変速機 32a,32b 入力ディスク 34a,34b 出力ディスク 36a,36b,37a,37b 摩擦ローラ 38a,38b,39a,39b ローラ支持部材 43 支持部 45 回転軸部 46 駆動機構 47 ピストンロッド 48 油圧シリンダ 49 ピストン 53,54 圧力室 70 潤滑油路 71 油路 72 環状溝 73 潤滑剤導入口 74 潤滑剤吹付部 75,76,79〜86 油路 77,87,88 潤滑剤吹付孔 121 油路 122 環状溝 124 油路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向配置されて対向面でフルトロイド状
    溝を形成する入力ディスク及び出力ディスクと、該入力
    ディスク及び出力ディスクのフルトロイド状溝内に両デ
    ィスクと摩擦接触するように配置された摩擦ローラと、
    該摩擦ローラを回転自在に支持すると共に、入力ディス
    ク及び出力ディスクの軸心に直交し且つ前記フルトロイ
    ド状溝の中心線に対して所定角度傾斜する回転軸部にお
    いて回動可能で且つ当該回転軸部の軸方向に移動可能に
    支持されたローラ支持部材と、該ローラ支持部材と連結
    されて当該ローラ支持部材を前記回転軸部の軸方向に駆
    動する駆動機構とを備えたフルトロイダル型無段変速機
    において、 前記ローラ支持部材に少なくとも前記摩擦ローラの入力
    ディスク及び出力ディスクとの摩擦接触面に潤滑剤を吹
    付ける潤滑剤吹付部を形成したことを特徴とするフルト
    ロイダル型無段変速機。
  2. 【請求項2】 前記潤滑剤吹付部は、摩擦ローラの摩擦
    接触面と対向する潤滑剤噴出口と、摩擦ローラを回転自
    在に支持するベアリングに対向する潤滑剤噴出口とを備
    えていることを特徴とする請求項1記載のフルトロイダ
    ル型無段変速機。
  3. 【請求項3】 前記潤滑剤吹付部に対する潤滑剤の送給
    が駆動機構側から内部通路を介して行われることを特徴
    とする請求項1又は2に記載のフルトロイダル型無段変
    速機。
  4. 【請求項4】 駆動機構が油圧シリンダで構成され、該
    油圧シリンダの一方の圧力室の圧力油を潤滑剤として当
    該油圧シリンダのピストンロッド内に形成した内部通路
    を介して前記潤滑剤吹付部に送給することを特徴とする
    請求項3記載のフルトロイダル型無段変速機。
  5. 【請求項5】 前記潤滑剤吹付部に対する潤滑剤の送給
    が駆動機構の内部通路を介して外部の潤滑剤供給源から
    行われることを特徴とする請求項1又は2に記載のフル
    トロイダル型無段変速機。
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