JPH10130966A - 互いに並んで位置するドラフティングユニットシリンダを駆動する装置 - Google Patents

互いに並んで位置するドラフティングユニットシリンダを駆動する装置

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JPH10130966A
JPH10130966A JP26185497A JP26185497A JPH10130966A JP H10130966 A JPH10130966 A JP H10130966A JP 26185497 A JP26185497 A JP 26185497A JP 26185497 A JP26185497 A JP 26185497A JP H10130966 A JPH10130966 A JP H10130966A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特にドラフティングユニットシリンダの駆動
装置を可変にかつスペースを節減して構成する。 【解決手段】 伝動装置7,25が、機械のフレーム3
3によって保持される支持体8,21に位置しており、
モータ20,28がホルダ10を用いて伝動装置7,2
5又は支持体8,21に取り付けられており、伝動装置
及び/又はモータのための少なくとも2つの支持体が、
ドラフティングユニットシリンダの長手方向において互
いに並んで配置されており、これによって伝動装置もし
くはモータが機械の長手方向及び/又は該長手方向に対
して垂直な方向において、段付けされて、フレームの内
部において一目で見渡せるようにかつスペースを節減し
て支承されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にリング精紡機
における、互いに並んで位置するドラフティングユニッ
トシリンダを、複数のモータと間に配置された伝動装置
とを介して駆動する装置であって、1つのモータが少な
くとも1つの無端の駆動エレメントを介して伝動装置と
結合されており、かつ伝動装置が出力側において1つの
ドラフティングユニットシリンダと連結されている形式
のものに関する。
【0002】
【従来の技術】精紡機特にリング精紡機のドラフティン
グユニットでは、ドラフティングユニットシリンダ(St
reckwerkzylinder)は異なった速度で回転する。これら
のドラフティングユニットシリンダの駆動にはそれ自体
問題がある。一方では、このような精紡機において駆動
装置のために利用できる空間は極めて限られており、ゆ
えに駆動装置は可能な限り小さな寸法を維持する必要が
ある。したがって駆動装置は今日例えば、2つ又は3つ
のドラフティングユニットシリンダを駆動する伝動装置
と直接連結され、この場合ドラフティングユニットシリ
ンダのそれぞれ異なった速度は、相応な伝達比によって
規定される。モータの駆動軸をドラフティングユニット
シリンダに直接接続する構成もまた公知である。しかし
ながらこのような構成は、リング精紡機の長手方向にお
いて大きな空間を必要とする。さらに、モータと伝動装
置とドラフティングユニットシリンダとの間における連
結は剛性的であり、変化させることは極めて困難であ
る。紡織技術的な理由から、ドラフティングユニットシ
リンダ相互の位置は互いに変えられることが望まれてい
る。しかしながらこのことは、時間のかかる組立て作業
をもってしか行うことができない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ゆえに本発明の課題
は、冒頭に述べた形式の装置を改良して、特にドラフテ
ィングユニットシリンダの駆動装置を可変にかつスペー
スを節減して構成することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、伝動装置が、機械のフレームによ
って保持される支持体に位置しており、モータがホルダ
を用いて伝動装置又は支持体に取り付けられており、伝
動装置及び/又はモータのための少なくとも2つの支持
体が、ドラフティングユニットシリンダの長手方向にお
いて互いに並んで配置されており、これによって伝動装
置もしくはモータが機械の長手方向及び/又は該長手方
向に対して垂直な方向において、段付けされて、フレー
ムの内部において一目で見渡せるようにかつスペースを
節減して支承されている。
【0005】
【発明の効果】特にベルトとりわけ歯付きベルトとして
構成された無端の駆動エレメントによって、伝動装置及
びモータを同一平面に配置することが可能であり、その
結果リング精紡機の長手方向において必要な空間を最小
にすることができる。
【0006】本発明の1実施例では、モータが片持ち式
に配置されていて、この場合伝動装置とモータとの間に
はホルダが配置されている。このようになっていると、
モータを、空間需要の観点から見て最も都合の良い箇所
に設けることが可能である。そして機械フレームの一部
にモータを取り付けることは省かれる。
【0007】無端の駆動エレメントの緊張を調節できる
ようにするために、ホルダが移動調節可能であると有利
である。このために本発明の別の有利な構成では、ホル
ダが、条片状の眼鏡形フレームとして形成されており、
該眼鏡形フレームが両端部に各1つの切欠きを有してい
て、一方の切欠き内には伝動装置が、かつ他方の切欠き
内にはモータが配置されており、この場合長さ調節のた
めに、少なくとも1つの切欠き内に、回転可能な偏心リ
ングが配置されている。そして偏心リングにモータもし
くは伝動装置が配置されている。偏心リングが回転させ
られると、モータと伝動装置との間の間隔が変えられ
る。
【0008】本発明の別の実施例では、モータ及び伝動
装置が1つの壁に取り付けられている。このようになっ
ていると、モータ及び伝動装置は同じ平面に配置され、
これによって軸方向において極めてコンパクトな配置形
式が得られる。
【0009】さらに、1つのモータを介して複数の伝動
装置を駆動することが可能である。このためにモータと
例えば2つの伝動装置との間には補助軸が配置されてい
て、この補助軸は、相応な駆動エレメントを介してそれ
ぞれモータと伝動装置とに接続されている。
【0010】
【発明の実施の形態】次に図面につき本発明の実施の形
態を説明する。
【0011】図1には3つのドラフティングユニットシ
リンダ1,2,3が示されている。ドラフティングユニ
ットシリンダ1は走入シリンダであり、ドラフティング
ユニットシリンダ2は中間シリンダであり、かつドラフ
ティングユニットシリンダ3は走出シリンダである。
【0012】走入シリンダ1には歯車4が設けられてお
り、この歯車4は、駆動軸6における別の歯車5と噛み
合っており、この場合駆動軸6は伝動装置7から突出し
ている。この伝動装置7は、他の部分は示されていない
機械フレームの壁8に不動に配置されており、この場合
駆動軸6は壁8を貫いて延びていて、駆動軸6の歯車5
は、壁の他方の側に装着されている。有利には歯車4,
5は伝動装置ケーシング内に設けられており、伝動装置
は出力側において走入シリンダと連結されている。
【0013】伝動装置7には、部分的に破線で示された
スリーブ9が接続されており、このスリーブ9には眼鏡
形フレーム10が装着されている。図2に詳しく示され
ているこの眼鏡形フレーム10は、ほぼ条片状に形成さ
れていて、一端に切欠き11を有しており、この切欠き
11内には偏心リング12が配置されている。この偏心
リング12は二重矢印の方向に回転可能に配置されてい
て、偏心的に配置された円筒開口13を有しており、こ
の円筒開口13内には使用状態においてスリーブ9が差
し込まれている。偏心リング12は、例えば駆動エレメ
ント17を緊張させるために働く。
【0014】固定は次いで、孔14に挿入されて伝動装
置7のケーシングにおける対応するねじ山付孔にねじ込
まれる、例えばねじのような相応な固定エレメントによ
って行われる。
【0015】切欠き11とは反対の側に、眼鏡形フレー
ム10は別の支承切欠き15を有しており、この支承切
欠き15は、緊張車16を受容するために働く。この緊
張車16は、有利には歯付きベルトとして形成されたベ
ルトである駆動エレメント17を押圧する。
【0016】このベルトもしくは駆動エレメント17は
補助軸18に巻き掛けられており、この補助軸18はさ
らに別のベルト19によって回転運動させられる。ベル
ト19は、モータ20の図示されていない相応な駆動車
に巻き掛けられており、この場合モータ20は機械フレ
ームの別の壁21に固定されている。
【0017】同様に壁21とその後で軸受ケーシング2
2とを貫通する補助軸18を介して、別のベルト23が
駆動され、このベルト23は別の伝動装置25の入力軸
24と作用結合されている。このベルト23にもベルト
緊張体として、眼鏡形フレーム10.2に対応する眼鏡
形フレーム10が配属されている。別の緊張車16.1
によってベルト緊張が調節され、この場合眼鏡形フレー
ム10.1は、別のスリーブ9.1に固定されている。
【0018】伝動装置25は壁21にも不動に位置して
おり、かつ壁21を貫通して中間シリンダ2と回転結合
している。
【0019】走出シリンダ3には走入シリンダ1と同様
に歯車4.1が装着されており、この歯車4.1は、別
の伝動装置26の駆動軸6.1における歯車5.1と噛
み合っている。伝動装置26は、伝動装置7と同様に壁
8に配置されている。伝動装置26は別のベルト27を
介して、片側において片持ち式に保持されたモータ28
と作用結合している。ベルト27の緊張は、前記他の眼
鏡形フレーム10,10.1に似た構成を有する別の眼
鏡形フレーム10.2によって生ぜしめられる。しかし
ながら眼鏡形フレーム10.2は緊張車を有しておら
ず、伝動装置26におけるスリーブ9.2に装着されて
いて、モータ28を保持している。偏心リング12の回
動によって、切欠き11,15内における両スリーブ
9.2,9.3の間の間隔を変化させることができる。
そしてこれによってベルト緊張を調節することが可能で
ある。
【0020】図3から明らかなように、伝動装置7は壁
8における斜めの切欠き30内に配置されている。この
場合伝動装置7はこの切欠き30内において二重矢印x
の方向でシフト可能に支承されている。
【0021】単純な実施例では、対向して位置している
2つの縁部31.1,31.2がレールとして働き、ひ
いては伝動装置7のための案内として働く。縁部31.
1,31.2は、伝動装置ケーシングにおける破線で示
された溝32.1,32.2に係合している。伝動装置
7を固定するためには、図示されていない相応なクラン
プエレメント、固定ねじ又はこれに類したものが働く。
【0022】所望とあらば、伝動装置25,26もまた
相応にシフト可能に、壁8;21における切欠き内に支
承され得る。
【0023】壁8,21は、図1から明らかなように精
紡機のフレーム33に支承されている。したがってモー
タ20と伝動装置7との間におけるホルダは、フレーム
33の壁8及び壁21の部分から成っている。壁8,2
1は必ずしもフラットに構成されている必要はない。す
なわち壁8,21は一般的に支持体と呼ぶことができ
る。支持体8は伝動装置26及びモータ28と共に、機
械フレーム33に解離可能に取り付けられた別体の構成
ユニット34にまとめられることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドラフティングユニットシリンダのための駆動
装置の領域におけるリング精紡機を概略的に示す側面図
である。
【図2】ホルダを示す平面図である。
【図3】リング精紡機のための駆動装置の領域を示す側
面図である。
【符号の説明】
1,2,3 ドラフティングユニットシリンダ、 4,
4.1,5,5.1歯車、 6,6.1 駆動軸、 7
伝動装置、 8 壁(支持体)、 9,9.1,9.
2,9.3 スリーブ、 10,10.1,10.2
眼鏡形フレーム(ホルダ)、 11 切欠き、 12
偏心リング、 13 円筒開口、 14 孔、 15
支承切欠き、 16,16.1 緊張車、 17,19
ベルト、 18 補助軸、 20 モータ、 21
壁(支持体)、 22 軸受ケーシング、 23 ベル
ト、 24 入力軸、 25,26 伝動装置、 27
ベルト、 28 モータ、 30 切欠き、 31.
1,31.2 縁部、32.1,32.2 溝、 33
フレーム、 34 構成ユニット

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特にリング精紡機における、互いに並ん
    で位置するドラフティングユニットシリンダ(1,2)
    を、複数のモータ(20,28)と間に配置された伝動
    装置(7,25)とを介して駆動する装置であって、1
    つのモータが少なくとも1つの無端の駆動エレメント
    (17,19)を介して伝動装置(7,25)と結合さ
    れており、かつ伝動装置が出力側において1つのドラフ
    ティングユニットシリンダと連結されている形式のもの
    において、 伝動装置(7,25)が、機械のフレーム(33)によ
    って保持される支持体(8,21)に位置しており、モ
    ータ(20,28)がホルダ(10)を用いて伝動装置
    (7,25)又は支持体(8,21)に取り付けられて
    おり、伝動装置及び/又はモータのための少なくとも2
    つの支持体が、ドラフティングユニットシリンダの長手
    方向において互いに並んで配置されており、これによっ
    て伝動装置もしくはモータが機械の長手方向及び/又は
    該長手方向に対して垂直な方向において、段付けされ
    て、フレームの内部において一目で見渡せるようにかつ
    スペースを節減して支承されていることを特徴とする、
    互いに並んで位置するドラフティングユニットシリンダ
    を駆動する装置。
  2. 【請求項2】 伝動装置(26)が、壁(8)の形をし
    た支持体に固定されており、かつ伝動装置(26)とモ
    ータ(28)との間にホルダ(10.2,21)が配置
    されている、請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 ホルダ(10.2)が、少なくとも1つ
    の状態位置可変の切欠き(11,15)を有している、
    請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】 ホルダが、条片状の眼鏡形フレーム(1
    0.2)として形成されており、該眼鏡形フレーム(1
    0.2)が両端部に各1つの切欠き(11,15)を有
    していて、該切欠き(11,15)内に伝動装置(7,
    25,26)もしくはモータ(20,28)が配置され
    ている、請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】 切欠き(11)内に、偏心的に配置され
    た円筒開口(13)を備えた回転可能な偏心リング(1
    2)が設けられている、請求項4記載の装置。
  6. 【請求項6】 モータ(20)と、無端の駆動エレメン
    ト(19)によって巻き掛けられた補助軸(18)と
    が、第2の壁(21)に配置されており、該第2の壁
    (21)が、フレーム(33)の一部及び壁(8)と一
    緒に、モータ(20)と伝動装置(7)との間における
    ホルダを形成している、請求項1から5までのいずれか
    1項記載の装置。
  7. 【請求項7】 モータ(20)と2つの伝動装置(7,
    25)との間において補助軸(18)が軸受ケーシング
    (22)に位置しており、この場合補助軸(18)が各
    1つの駆動エレメント(17,19,23)を介して、
    モータ(20)及び伝動装置(7,25)と結合されて
    いる、請求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】 支持体(8,21)が、フレーム特にリ
    ング精紡機のフレームに解離可能に取り付けられてい
    る、請求項1から7までのいずれか1項記載の装置。
  9. 【請求項9】 ホルダ(10.2)が一方の端部におい
    て切欠き(15)で伝動装置(26)に固定されてお
    り、モータが、ホルダ(10.2)の他方の端部におい
    て第2の切欠き(13)に片持ち式に支承されており、
    駆動エレメント(27)がホルダ(10.2)に沿って
    延在している、請求項2から8までのいずれか1項記載
    の装置。
  10. 【請求項10】 少なくとも1つのモータ(28)、支
    持体(8)及び伝動装置(26)が、1つの構成ユニッ
    トにまとめられている、請求項1から9までのいずれか
    1項記載の装置。
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DE29616757.6 1997-04-24
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