JPH1110830A - 印刷機のシャフトレス版胴支持装置 - Google Patents
印刷機のシャフトレス版胴支持装置Info
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- JPH1110830A JPH1110830A JP16768497A JP16768497A JPH1110830A JP H1110830 A JPH1110830 A JP H1110830A JP 16768497 A JP16768497 A JP 16768497A JP 16768497 A JP16768497 A JP 16768497A JP H1110830 A JPH1110830 A JP H1110830A
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- JP
- Japan
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- plate cylinder
- shaftless
- free
- insertion shaft
- shaft
- Prior art date
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41P—INDEXING SCHEME RELATING TO PRINTING, LINING MACHINES, TYPEWRITERS, AND TO STAMPS
- B41P2217/00—Printing machines of special types or for particular purposes
- B41P2217/10—Printing machines of special types or for particular purposes characterised by their constructional features
- B41P2217/15—Machines with cylinders only supported on one side, e.g. cantilever construction
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スラスト力をかけないで簡単にシャフトレス
版胴を支持できる印刷機のシャフトレス版胴支持装置を
得る。 【解決手段】 版胴挿入軸部３ａ内のネジ軸１５に設け
た逆ネジの関係の第１，第２のネジ部１５ａ，１５ｂに
第１，第２のナット１７ａ，１７ｂを螺合する。版胴挿
入軸部３ａの外周に、内面がテーパ面１９ｄとなってい
る第１，第２の雌型すり割りスリーブ１９Ａ，１９Ｂを
そのフリー部１９ｂの先端が向かい合うようにして基部
１９ａ側で固定し、且つ外面がテーパ面２２ｃとなって
いる第１，第２の雄型スリーブ２２Ａ，２２Ｂをそのフ
リー部２２ｂを各雌型すり割りスリーブ１９Ａ，１９Ｂ
のフリー部１９ｂ内に嵌合させた状態で配置して基部２
２ａ側を版胴挿入軸部３ａの第１，第２の長孔１８ａ，
１８ｂを経て第１，第２のナット１７ａ，１７ｂに連結
する。
版胴を支持できる印刷機のシャフトレス版胴支持装置を
得る。 【解決手段】 版胴挿入軸部３ａ内のネジ軸１５に設け
た逆ネジの関係の第１，第２のネジ部１５ａ，１５ｂに
第１，第２のナット１７ａ，１７ｂを螺合する。版胴挿
入軸部３ａの外周に、内面がテーパ面１９ｄとなってい
る第１，第２の雌型すり割りスリーブ１９Ａ，１９Ｂを
そのフリー部１９ｂの先端が向かい合うようにして基部
１９ａ側で固定し、且つ外面がテーパ面２２ｃとなって
いる第１，第２の雄型スリーブ２２Ａ，２２Ｂをそのフ
リー部２２ｂを各雌型すり割りスリーブ１９Ａ，１９Ｂ
のフリー部１９ｂ内に嵌合させた状態で配置して基部２
２ａ側を版胴挿入軸部３ａの第１，第２の長孔１８ａ，
１８ｂを経て第１，第２のナット１７ａ，１７ｂに連結
する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、グラビア輪転印刷
機等の印刷機の印刷ユニットでその版胴回転シャフトに
シャフトレス版胴を支持させる印刷機のシャフトレス版
胴支持装置に関するものである。
機等の印刷機の印刷ユニットでその版胴回転シャフトに
シャフトレス版胴を支持させる印刷機のシャフトレス版
胴支持装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】グラビア輪転印刷機の印刷ユニットにお
いて版胴は、シャフトレス版胴が主流である。このよう
なグラビア輪転印刷機では、版胴交換の作業性向上が生
産性を高める上で重要となっている。
いて版胴は、シャフトレス版胴が主流である。このよう
なグラビア輪転印刷機では、版胴交換の作業性向上が生
産性を高める上で重要となっている。
【０００３】特公平３−４９８７７号公報に示されてい
るように従来の印刷機のシャフトレス版胴支持装置は、
シャフトレス版胴の両端内面にそれぞれ設けられている
版胴支持筒のテーパ凹部にテーパコーンを両側から嵌め
てスラスト力で挟持することにより回転自在に支持する
構造であった。
るように従来の印刷機のシャフトレス版胴支持装置は、
シャフトレス版胴の両端内面にそれぞれ設けられている
版胴支持筒のテーパ凹部にテーパコーンを両側から嵌め
てスラスト力で挟持することにより回転自在に支持する
構造であった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうの
ような構造のシャフトレス版胴支持装置では、常にスラ
スト力をかけていないとシャフトレス版胴を支持するこ
とができず、このためスラスト力をかけるためのエアシ
リンダやモータ等を必要とし、構造が大掛かりとなる問
題点があった。また、このような従来のシャフトレス版
胴支持装置では、版胴支持筒のテーパ凹部とテーパコー
ンとの間の滑りを防ぐために、版胴支持筒のテーパ凹部
にキー溝が設けられ、テーパコーンには前記キー溝に係
合させるキーが設けられており、版胴支持筒のテーパ凹
部に設けられているキー溝に、テーパコーンのキーを合
せるという難しい作業が必要となる問題点があった。更
に従来の構造では、シャフトレス版胴の両側で支持して
いるので、該シャフトレス版胴の両側で交換作業を行わ
なければならない問題点があった。
ような構造のシャフトレス版胴支持装置では、常にスラ
スト力をかけていないとシャフトレス版胴を支持するこ
とができず、このためスラスト力をかけるためのエアシ
リンダやモータ等を必要とし、構造が大掛かりとなる問
題点があった。また、このような従来のシャフトレス版
胴支持装置では、版胴支持筒のテーパ凹部とテーパコー
ンとの間の滑りを防ぐために、版胴支持筒のテーパ凹部
にキー溝が設けられ、テーパコーンには前記キー溝に係
合させるキーが設けられており、版胴支持筒のテーパ凹
部に設けられているキー溝に、テーパコーンのキーを合
せるという難しい作業が必要となる問題点があった。更
に従来の構造では、シャフトレス版胴の両側で支持して
いるので、該シャフトレス版胴の両側で交換作業を行わ
なければならない問題点があった。
【０００５】本発明の目的は、スラスト力をかけるため
のエアシリンダやモータ等を必要とせず簡単にシャフト
レス版胴を支持することができる印刷機のシャフトレス
版胴支持装置を提供することにある。
のエアシリンダやモータ等を必要とせず簡単にシャフト
レス版胴を支持することができる印刷機のシャフトレス
版胴支持装置を提供することにある。
【０００６】本発明の他の目的は、キー溝にキーを合せ
る面倒な作業を必要としない印刷機のシャフトレス版胴
支持装置を提供することにある。
る面倒な作業を必要としない印刷機のシャフトレス版胴
支持装置を提供することにある。
【０００７】本発明の他の目的は、シャフトレス版胴の
交換作業性を向上させることができる印刷機のシャフト
レス版胴支持装置を提供することにある。
交換作業性を向上させることができる印刷機のシャフト
レス版胴支持装置を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、版胴本体の軸
心方向の両端内面に版胴支持筒がそれぞれ嵌着されてい
るシャフトレス版胴を印刷機の版胴回転シャフトに支持
させる印刷機のシャフトレス版胴支持装置であって、前
記版胴回転シャフトの先端側には前記シャフトレス版胴
の中の前記各版胴支持筒の孔に通す版胴挿入軸部が設け
られ、前記版胴挿入軸部の内部には該版胴挿入軸部の先
端面に開口させてネジ軸収容孔が軸方向に形成され、前
記版胴挿入軸部のネジ軸収容孔内にはネジ軸がその軸心
を中心に回転可能に且つ軸心方向には移動不可能に収容
され、前記ネジ軸にあっては、前記版胴挿入軸部の外周
に嵌め込まれる前記シャフトレス版胴の取付け位置の中
央部に対応する部位に、軸心方向に位置を違えて相互に
逆ネジの関係にある第１，第２のネジ部が設けられ、前
記第１，第２のネジ部にはそれぞれ第１，第２のナット
が相互に接近する方向と相互に離反する方向に動くよう
に螺合され、前記第１，第２のナットの可動範囲に対応
させて前記版胴挿入軸部にはその軸心方向に沿って第
１，第２の長孔があけられ、前記版胴挿入軸部の外周に
は、前記シャフトレス版胴の取付け位置で前記各版胴支
持筒が位置決めされる箇所にそれぞれ対応して、周方向
に所定の間隔ですり割りが軸心方向に沿って入れられ、
一端側が基部となり該基部から他端側がフリー部とな
り、内面がフリー部の先端側に向かって大径となるテー
パ面となっている弾性体よりなる第１，第２の雌型すり
割りスリーブが、そのフリー部の先端側が互いに向かい
合うように嵌合してその基部側でそれぞれ固定され、更
に、前記版胴挿入軸部の外周には、周方向に所定の間隔
ですり割りが軸心方向に沿って入れられ、一端側が基部
となり該基部から他端側がフリー部となり、外面がフリ
ー部の先端側に向かって小径となるテーパ面となってい
る弾性体よりなる第１，第２の雄型すり割りスリーブ
が、そのフリー部を前記各雌型すり割りスリーブのフリ
ー部内に嵌合させた状態で配置されてその基部側が前記
第１，第２の長孔を通して連結手段にて前記第１，第２
のナットにそれぞれ連結されていることを特徴とする。
心方向の両端内面に版胴支持筒がそれぞれ嵌着されてい
るシャフトレス版胴を印刷機の版胴回転シャフトに支持
させる印刷機のシャフトレス版胴支持装置であって、前
記版胴回転シャフトの先端側には前記シャフトレス版胴
の中の前記各版胴支持筒の孔に通す版胴挿入軸部が設け
られ、前記版胴挿入軸部の内部には該版胴挿入軸部の先
端面に開口させてネジ軸収容孔が軸方向に形成され、前
記版胴挿入軸部のネジ軸収容孔内にはネジ軸がその軸心
を中心に回転可能に且つ軸心方向には移動不可能に収容
され、前記ネジ軸にあっては、前記版胴挿入軸部の外周
に嵌め込まれる前記シャフトレス版胴の取付け位置の中
央部に対応する部位に、軸心方向に位置を違えて相互に
逆ネジの関係にある第１，第２のネジ部が設けられ、前
記第１，第２のネジ部にはそれぞれ第１，第２のナット
が相互に接近する方向と相互に離反する方向に動くよう
に螺合され、前記第１，第２のナットの可動範囲に対応
させて前記版胴挿入軸部にはその軸心方向に沿って第
１，第２の長孔があけられ、前記版胴挿入軸部の外周に
は、前記シャフトレス版胴の取付け位置で前記各版胴支
持筒が位置決めされる箇所にそれぞれ対応して、周方向
に所定の間隔ですり割りが軸心方向に沿って入れられ、
一端側が基部となり該基部から他端側がフリー部とな
り、内面がフリー部の先端側に向かって大径となるテー
パ面となっている弾性体よりなる第１，第２の雌型すり
割りスリーブが、そのフリー部の先端側が互いに向かい
合うように嵌合してその基部側でそれぞれ固定され、更
に、前記版胴挿入軸部の外周には、周方向に所定の間隔
ですり割りが軸心方向に沿って入れられ、一端側が基部
となり該基部から他端側がフリー部となり、外面がフリ
ー部の先端側に向かって小径となるテーパ面となってい
る弾性体よりなる第１，第２の雄型すり割りスリーブ
が、そのフリー部を前記各雌型すり割りスリーブのフリ
ー部内に嵌合させた状態で配置されてその基部側が前記
第１，第２の長孔を通して連結手段にて前記第１，第２
のナットにそれぞれ連結されていることを特徴とする。
【０００９】このようなシャフトレス版胴支持装置で
は、版胴回転シャフトの先端側の版胴挿入軸部にシャフ
トレス版胴を嵌め、該シャフトレス版胴内の各版胴支持
筒を第１，第２の雌型すり割りスリーブに対応した位置
に位置決めする。かかる状態で、版胴挿入軸部の端部で
ネジ軸を一方向に回転させると、第１，第２のネジ部が
逆ネジとなっているので、これら第１，第２のネジ部に
螺合されている第１，第２のナットが相互に離反する方
向に移動され、これにつれて第１，第２の雄型スリーブ
も相互に離反する方向である第１，第２の雌型すり割り
スリーブ内に入る方向に移動される。
は、版胴回転シャフトの先端側の版胴挿入軸部にシャフ
トレス版胴を嵌め、該シャフトレス版胴内の各版胴支持
筒を第１，第２の雌型すり割りスリーブに対応した位置
に位置決めする。かかる状態で、版胴挿入軸部の端部で
ネジ軸を一方向に回転させると、第１，第２のネジ部が
逆ネジとなっているので、これら第１，第２のネジ部に
螺合されている第１，第２のナットが相互に離反する方
向に移動され、これにつれて第１，第２の雄型スリーブ
も相互に離反する方向である第１，第２の雌型すり割り
スリーブ内に入る方向に移動される。
【００１０】第１，第２の雄型スリーブは、そのフリー
部が前記各雌型すり割りスリーブのフリー部内に嵌合し
た状態で配置されているので、第１，第２の雄型スリー
ブが移動すると、第１，第２の雄型スリーブのテーパ面
と雌型すり割りスリーブのテーパ面とによる楔効果によ
り第１，第２の雌型すり割りスリーブのフリー部が拡径
されてその外面が各版胴支持筒の内面に押し当てられ、
同時に第１，第２の雄型スリーブのフリー部が縮径され
てその内面が版胴挿入軸部の外面に押し当てられ、これ
によりシャフトレス版胴が版胴挿入軸部の外周に固定さ
れる。
部が前記各雌型すり割りスリーブのフリー部内に嵌合し
た状態で配置されているので、第１，第２の雄型スリー
ブが移動すると、第１，第２の雄型スリーブのテーパ面
と雌型すり割りスリーブのテーパ面とによる楔効果によ
り第１，第２の雌型すり割りスリーブのフリー部が拡径
されてその外面が各版胴支持筒の内面に押し当てられ、
同時に第１，第２の雄型スリーブのフリー部が縮径され
てその内面が版胴挿入軸部の外面に押し当てられ、これ
によりシャフトレス版胴が版胴挿入軸部の外周に固定さ
れる。
【００１１】版胴挿入軸部の端部でネジ軸を他方向に回
転すると、第１，第２のネジ部に螺合されている第１，
第２ののナットが相互に接近する方向に移動され、これ
につれて第１，第２の雄型スリーブも相互に接近する方
向である第１，第２の雌型すり割りスリーブ内から抜け
出る方向に移動され、これにより第１，第２の雌型すり
割りスリーブのフリー部及び第１，第２の雄型スリーブ
のフリー部が復元力により原形に復帰して、第１，第２
の雌型すり割りスリーブのフリー部の外面による各版胴
支持筒の内面への押し当て及び第１，第２の雄型スリー
ブのフリー部の内面による版胴挿入軸部の外面への押し
当てが解かれ、シャフトレス版胴を版胴挿入軸部から抜
き取ることができる。
転すると、第１，第２のネジ部に螺合されている第１，
第２ののナットが相互に接近する方向に移動され、これ
につれて第１，第２の雄型スリーブも相互に接近する方
向である第１，第２の雌型すり割りスリーブ内から抜け
出る方向に移動され、これにより第１，第２の雌型すり
割りスリーブのフリー部及び第１，第２の雄型スリーブ
のフリー部が復元力により原形に復帰して、第１，第２
の雌型すり割りスリーブのフリー部の外面による各版胴
支持筒の内面への押し当て及び第１，第２の雄型スリー
ブのフリー部の内面による版胴挿入軸部の外面への押し
当てが解かれ、シャフトレス版胴を版胴挿入軸部から抜
き取ることができる。
【００１２】かかるシャフトレス版胴支持装置によれ
ば、スラスト力による版胴クランプではないので、該シ
ャフトレス版胴支持装置の構造が簡略化され、しかもエ
アーシリンダやモータ等を使用しなくてもシャフトレス
版胴の支持を行うことができる。
ば、スラスト力による版胴クランプではないので、該シ
ャフトレス版胴支持装置の構造が簡略化され、しかもエ
アーシリンダやモータ等を使用しなくてもシャフトレス
版胴の支持を行うことができる。
【００１３】また、このシャフトレス版胴支持装置で
は、弾性体よりなる第１，第２の雌型すり割りスリーブ
の拡径及び第１，第２の雄型スリーブの縮径によりシャ
フトレス版胴の各版胴支持筒を版胴挿入軸部に固定する
ので、各印刷ユニット間の駆動がリジット、すなわち各
印刷ユニット間の駆動系にクラッチ等が含まれず、直結
されていても版胴固定時に絵柄位置合わせを容易に行う
ことができる。
は、弾性体よりなる第１，第２の雌型すり割りスリーブ
の拡径及び第１，第２の雄型スリーブの縮径によりシャ
フトレス版胴の各版胴支持筒を版胴挿入軸部に固定する
ので、各印刷ユニット間の駆動がリジット、すなわち各
印刷ユニット間の駆動系にクラッチ等が含まれず、直結
されていても版胴固定時に絵柄位置合わせを容易に行う
ことができる。
【００１４】かつまた、このシャフトレス版胴支持装置
では、キーとキー溝が不要になり、版胴製作コストを下
げることができ、またキー溝にキーを合せる面倒な作業
を省略することができる。
では、キーとキー溝が不要になり、版胴製作コストを下
げることができ、またキー溝にキーを合せる面倒な作業
を省略することができる。
【００１５】更に、このシャフトレス版胴支持装置で
は、シャフトレス版胴の交換方法が片側抜き出し方法と
なるので、シャフトレス版胴交換の作業性を向上させる
ことができる。また、版胴軸受の片持支持が可能とな
り、軸受構造が簡素化されると共に印刷状態が正面、す
なわち軸受を設けていない側から見えるようになり、印
刷中の品質管理を向上させることができる。
は、シャフトレス版胴の交換方法が片側抜き出し方法と
なるので、シャフトレス版胴交換の作業性を向上させる
ことができる。また、版胴軸受の片持支持が可能とな
り、軸受構造が簡素化されると共に印刷状態が正面、す
なわち軸受を設けていない側から見えるようになり、印
刷中の品質管理を向上させることができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】図１〜図３（Ａ），（Ｂ）は、本
発明をグラビア輪転印刷機の印刷ユニットにおけるシャ
フトレス版胴支持装置に適用した例を示したものであ
り、図１はグラビア輪転印刷機の印刷ユニットの構成を
示す縦断面図、図２はこの印刷ユニットで用いているシ
ャフトレス版胴支持装置における実施の形態の一例を示
す縦断面図、図３（Ａ），（Ｂ）はこのシャフトレス版
胴支持装置で用いている雌型すり割りスリーブと雄型ス
リーブとの縦断面図である。
発明をグラビア輪転印刷機の印刷ユニットにおけるシャ
フトレス版胴支持装置に適用した例を示したものであ
り、図１はグラビア輪転印刷機の印刷ユニットの構成を
示す縦断面図、図２はこの印刷ユニットで用いているシ
ャフトレス版胴支持装置における実施の形態の一例を示
す縦断面図、図３（Ａ），（Ｂ）はこのシャフトレス版
胴支持装置で用いている雌型すり割りスリーブと雄型ス
リーブとの縦断面図である。
【００１７】このグラビア輪転印刷機の印刷ユニットに
おいては、ベース１上に立設されているフレーム２を版
胴回転シャフト３が水平向きで貫通しており、この版胴
回転シャフト３は版胴軸受４により回転自在にフレーム
２に支持されている。版胴回転シャフト３は、フレーム
２の片側に配置されている原動横軸５の回転力が、この
原動横軸５の外周に固定されている図示しない駆動ベベ
ルギア、この駆動ベベルギアに噛み合う従動ベベルギア
６、この従動ベベルギア６と一体に回転する駆動ヘリカ
ルギア７、この駆動ヘリカルギア７に噛み合う従動ヘリ
カルギア８を経て伝達されて回転駆動されるようになつ
ている。これらギア６，７，８は、ギアボックス９内に
収容されている。
おいては、ベース１上に立設されているフレーム２を版
胴回転シャフト３が水平向きで貫通しており、この版胴
回転シャフト３は版胴軸受４により回転自在にフレーム
２に支持されている。版胴回転シャフト３は、フレーム
２の片側に配置されている原動横軸５の回転力が、この
原動横軸５の外周に固定されている図示しない駆動ベベ
ルギア、この駆動ベベルギアに噛み合う従動ベベルギア
６、この従動ベベルギア６と一体に回転する駆動ヘリカ
ルギア７、この駆動ヘリカルギア７に噛み合う従動ヘリ
カルギア８を経て伝達されて回転駆動されるようになつ
ている。これらギア６，７，８は、ギアボックス９内に
収容されている。
【００１８】版胴回転シャフト３は、版胴軸受４による
片持支持でフレーム２の反対側に所要の長さで突出され
ている。この版胴回転シャフト３の先端側は、シャフト
レス版胴１０の中に通してこのシャフトレス版胴１０を
支持する版胴挿入軸部３ａとなっている。シャフトレス
版胴１０は、版胴本体１１の軸心方向の両端内面に、軸
心にストレートの孔１２ａが開けられた版胴支持筒１２
Ａ，１２Ｂがそれぞれ嵌着されて構成されいる。
片持支持でフレーム２の反対側に所要の長さで突出され
ている。この版胴回転シャフト３の先端側は、シャフト
レス版胴１０の中に通してこのシャフトレス版胴１０を
支持する版胴挿入軸部３ａとなっている。シャフトレス
版胴１０は、版胴本体１１の軸心方向の両端内面に、軸
心にストレートの孔１２ａが開けられた版胴支持筒１２
Ａ，１２Ｂがそれぞれ嵌着されて構成されいる。
【００１９】版胴挿入軸部３ａの内部には、該版胴挿入
軸部３ａの先端面に開口させてネジ軸収容孔１４が軸方
向に形成されている。このネジ軸収容孔１４内には、ネ
ジ軸１５がその軸心を中心に回転可能に且つ軸心方向に
は移動不可能に軸受１６で支持されて収容されている。
軸受１６は、ネジ軸１５の鍔部１５ｃの両側で該ネジ軸
１５を受けているスラストベアリング１６ａ，１６ｂ
と、これらスラストベアリング１６ａ，１６ｂを収容し
ている軸受スリーブ１６ｃとで構成されている。前記ネ
ジ軸１５にあっては、版胴挿入軸部３ａの外周に嵌め込
まれるシャフトレス版胴１０の取付け位置の中央部に対
応する部位に、軸心方向に位置を違えて相互に逆ネジの
関係にある第１，第２のネジ部１５ａ，１５ｂが設けら
れている。ネジ軸収容孔１４の開口端部側に臨むネジ軸
１５の端部には、六角頭部１５ｄが設けられている。
軸部３ａの先端面に開口させてネジ軸収容孔１４が軸方
向に形成されている。このネジ軸収容孔１４内には、ネ
ジ軸１５がその軸心を中心に回転可能に且つ軸心方向に
は移動不可能に軸受１６で支持されて収容されている。
軸受１６は、ネジ軸１５の鍔部１５ｃの両側で該ネジ軸
１５を受けているスラストベアリング１６ａ，１６ｂ
と、これらスラストベアリング１６ａ，１６ｂを収容し
ている軸受スリーブ１６ｃとで構成されている。前記ネ
ジ軸１５にあっては、版胴挿入軸部３ａの外周に嵌め込
まれるシャフトレス版胴１０の取付け位置の中央部に対
応する部位に、軸心方向に位置を違えて相互に逆ネジの
関係にある第１，第２のネジ部１５ａ，１５ｂが設けら
れている。ネジ軸収容孔１４の開口端部側に臨むネジ軸
１５の端部には、六角頭部１５ｄが設けられている。
【００２０】第１，第２のネジ部１５ａ，１５ｂには、
それぞれ第１，第２のナット１７ａ，１７ｂが相互に接
近する方向と相互に離反する方向に動くように螺合され
ている。第１，第２のナット１７ａ，１７ｂの可動範囲
に対応させて版胴挿入軸部３ａには、その軸心方向に沿
って第１，第２の長孔１８ａ，１８ｂがあけられてい
る。 前記版胴挿入軸部３ａの外周には、前記シャフト
レス版胴１０の取付け位置で前記各版胴支持筒１２Ａ，
１２Ｂが位置決めされる箇所にそれぞれ対応して、周方
向に所定の間隔ですり割り２０が互い違いに軸心方向に
沿って入れられ、一端側が基部１９ａとなり該基部１９
ａから他端側がフリー部１９ｂとなり、外面がストレー
ト面１９ｃとなり内面がフリー部１９ｂの先端側に向か
って大径となるテーパ面１９ｄとなっている弾性体より
なる第１，第２の雌型すり割りスリーブ１９Ａ，１９Ｂ
が、そのフリー部１９ｂの先端側が互いに向かい合うよ
うに嵌合してその基部１９ａに形成されたネジ通し孔１
９ｅにそれぞれ通したネジ２１で固定されている。
それぞれ第１，第２のナット１７ａ，１７ｂが相互に接
近する方向と相互に離反する方向に動くように螺合され
ている。第１，第２のナット１７ａ，１７ｂの可動範囲
に対応させて版胴挿入軸部３ａには、その軸心方向に沿
って第１，第２の長孔１８ａ，１８ｂがあけられてい
る。 前記版胴挿入軸部３ａの外周には、前記シャフト
レス版胴１０の取付け位置で前記各版胴支持筒１２Ａ，
１２Ｂが位置決めされる箇所にそれぞれ対応して、周方
向に所定の間隔ですり割り２０が互い違いに軸心方向に
沿って入れられ、一端側が基部１９ａとなり該基部１９
ａから他端側がフリー部１９ｂとなり、外面がストレー
ト面１９ｃとなり内面がフリー部１９ｂの先端側に向か
って大径となるテーパ面１９ｄとなっている弾性体より
なる第１，第２の雌型すり割りスリーブ１９Ａ，１９Ｂ
が、そのフリー部１９ｂの先端側が互いに向かい合うよ
うに嵌合してその基部１９ａに形成されたネジ通し孔１
９ｅにそれぞれ通したネジ２１で固定されている。
【００２１】更に、前記版胴挿入軸部３ａの外周には、
周方向に所定の間隔ですり割り２３が互い違いに軸心方
向に沿って入れられ、一端側が基部２２ａとなり該基部
２２ａから他端側がフリー部２２ｂとなり、外面がフリ
ー部２２ｂの先端側に向かって小径となるテーパ面２２
ｃとなり内面がストレート面２２ｄとなっている弾性体
よりなる第１，第２の雄型すり割りスリーブ２２Ａ，２
２Ｂが、そのフリー部２２ｂを前記各雌型すり割りスリ
ーブ１９Ａ，１９Ｂのフリー部１９ｂ内に嵌合させた状
態で配置されてその基部２２ａに形成されたネジ通し孔
２２ｅと前記版胴挿入軸部３ａにあけられた第１，第２
の長孔１８ａ，１８ｂを経て通された連結手段としての
ネジ２４にて前記第１，第２のナット１７ａ，１７ｂに
それぞれ連結されている。
周方向に所定の間隔ですり割り２３が互い違いに軸心方
向に沿って入れられ、一端側が基部２２ａとなり該基部
２２ａから他端側がフリー部２２ｂとなり、外面がフリ
ー部２２ｂの先端側に向かって小径となるテーパ面２２
ｃとなり内面がストレート面２２ｄとなっている弾性体
よりなる第１，第２の雄型すり割りスリーブ２２Ａ，２
２Ｂが、そのフリー部２２ｂを前記各雌型すり割りスリ
ーブ１９Ａ，１９Ｂのフリー部１９ｂ内に嵌合させた状
態で配置されてその基部２２ａに形成されたネジ通し孔
２２ｅと前記版胴挿入軸部３ａにあけられた第１，第２
の長孔１８ａ，１８ｂを経て通された連結手段としての
ネジ２４にて前記第１，第２のナット１７ａ，１７ｂに
それぞれ連結されている。
【００２２】前記第１，第２のナット１７ａ，１７ｂの
相互接近移動の限界位置を規定するためのものとして、
第１，第２のナット１７ａ，１７ｂの間のネジ部１５ａ
の外周にはストッパスリーブ２５が嵌め付けられてい
る。版胴挿入軸部３ａに隣接した版胴回転シャフト３の
外周には、シャフトレス版胴１０の挿入時の位置決めを
する位置決めストッパー２６が設けられている。またシ
ャフトレス版胴１０を支持した状態で、このシャフトレ
ス版胴１０より先に出る版胴挿入軸部３ａの先端外周に
は、焼入れカラー２７が嵌着され、この焼入れカラー２
７より後ろ側にはスペーサスリーブ２８が嵌着固定され
ている。
相互接近移動の限界位置を規定するためのものとして、
第１，第２のナット１７ａ，１７ｂの間のネジ部１５ａ
の外周にはストッパスリーブ２５が嵌め付けられてい
る。版胴挿入軸部３ａに隣接した版胴回転シャフト３の
外周には、シャフトレス版胴１０の挿入時の位置決めを
する位置決めストッパー２６が設けられている。またシ
ャフトレス版胴１０を支持した状態で、このシャフトレ
ス版胴１０より先に出る版胴挿入軸部３ａの先端外周に
は、焼入れカラー２７が嵌着され、この焼入れカラー２
７より後ろ側にはスペーサスリーブ２８が嵌着固定され
ている。
【００２３】このスペーサスリーブ２８の表面には軸方
向に一本の溝（図示せず）が形成されており、一方、前
記シャフトレス版胴１０の側面には円周方向に時計の文
字盤状に目盛りが設けられていて、スペーサスリーブ２
８の溝を基準にしてシャフトレス版胴１０を回転させる
ことにより、シャフトレス版胴１０の位置決めが行える
ようになっている。更に、スペーサスリーブ２８は、そ
の外径が前記各雌型すり割りスリーブ１９Ａ，１９Ｂの
外径と同径に形成することにより、雌型すり割りスリー
ブ１９Ａ，１９Ｂとの段差を無くし、シャフトレス版胴
１０の挿入を容易にしている。
向に一本の溝（図示せず）が形成されており、一方、前
記シャフトレス版胴１０の側面には円周方向に時計の文
字盤状に目盛りが設けられていて、スペーサスリーブ２
８の溝を基準にしてシャフトレス版胴１０を回転させる
ことにより、シャフトレス版胴１０の位置決めが行える
ようになっている。更に、スペーサスリーブ２８は、そ
の外径が前記各雌型すり割りスリーブ１９Ａ，１９Ｂの
外径と同径に形成することにより、雌型すり割りスリー
ブ１９Ａ，１９Ｂとの段差を無くし、シャフトレス版胴
１０の挿入を容易にしている。
【００２４】本例によれば、版胴回転シャフト３の先端
側の版胴挿入軸部３ａにシャフトレス版胴１０を嵌め、
該シャフトレス版胴１０内の各版胴支持筒１２Ａ，１２
Ｂを第１，第２の雌型すり割りスリーブ１９Ａ，１９Ｂ
に対応した位置に位置決めする。かかる状態で、版胴挿
入軸部３ａの端部で六角頭部１５ｄをレンチで回すこと
によりネジ軸１５を一方向に回転すると、第１，第２の
ネジ部１５ａ，１５ｂが逆ネジとなっているので、これ
ら第１，第２のネジ部１５ａ，１５ｂに螺合されている
第１，第２のナット１７ａ，１７ｂが相互に離反する方
向に移動され、これにつれて第１，第２の雄型スリーブ
２２Ａ，２２Ｂも相互に離反する方向である第１，第２
の雌型すり割りスリーブ１９Ａ，１９Ｂ内に入る方向に
移動される。
側の版胴挿入軸部３ａにシャフトレス版胴１０を嵌め、
該シャフトレス版胴１０内の各版胴支持筒１２Ａ，１２
Ｂを第１，第２の雌型すり割りスリーブ１９Ａ，１９Ｂ
に対応した位置に位置決めする。かかる状態で、版胴挿
入軸部３ａの端部で六角頭部１５ｄをレンチで回すこと
によりネジ軸１５を一方向に回転すると、第１，第２の
ネジ部１５ａ，１５ｂが逆ネジとなっているので、これ
ら第１，第２のネジ部１５ａ，１５ｂに螺合されている
第１，第２のナット１７ａ，１７ｂが相互に離反する方
向に移動され、これにつれて第１，第２の雄型スリーブ
２２Ａ，２２Ｂも相互に離反する方向である第１，第２
の雌型すり割りスリーブ１９Ａ，１９Ｂ内に入る方向に
移動される。
【００２５】第１，第２の雄型スリーブ２２Ａ，２２Ｂ
は、そのフリー部２２ｂが前記各雌型すり割りスリーブ
１９Ａ，１９Ｂのフリー部１９ｂ内に嵌合した状態で配
置されているので、第１，第２の雄型スリーブ２２Ａ，
２２Ｂが移動すると、第１，第２の雄型スリーブ２２
Ａ，２２Ｂのテーパ面２２ｃと雌型すり割りスリーブ１
９Ａ，１９Ｂのテーパ面１９ｄとによる楔効果により、
第１，第２の雌型すり割りスリーブ１９Ａ，１９Ｂのフ
リー部１９ｂが拡径されてその外面が各版胴支持筒１２
Ａ，１２Ｂの孔１２ａ，１２ａの内面に押し当てられ、
同時に第１，第２の雄型スリーブ２２Ａ，２２Ｂのフリ
ー部２２ｂが縮径されてその内面が版胴挿入軸部３ａの
外面に押し当てられ、これによりシャフトレス版胴１０
が版胴挿入軸部３ａの外周に固定される。
は、そのフリー部２２ｂが前記各雌型すり割りスリーブ
１９Ａ，１９Ｂのフリー部１９ｂ内に嵌合した状態で配
置されているので、第１，第２の雄型スリーブ２２Ａ，
２２Ｂが移動すると、第１，第２の雄型スリーブ２２
Ａ，２２Ｂのテーパ面２２ｃと雌型すり割りスリーブ１
９Ａ，１９Ｂのテーパ面１９ｄとによる楔効果により、
第１，第２の雌型すり割りスリーブ１９Ａ，１９Ｂのフ
リー部１９ｂが拡径されてその外面が各版胴支持筒１２
Ａ，１２Ｂの孔１２ａ，１２ａの内面に押し当てられ、
同時に第１，第２の雄型スリーブ２２Ａ，２２Ｂのフリ
ー部２２ｂが縮径されてその内面が版胴挿入軸部３ａの
外面に押し当てられ、これによりシャフトレス版胴１０
が版胴挿入軸部３ａの外周に固定される。
【００２６】版胴挿入軸部３ａの端部でネジ軸１５を他
方向に回転すると、第１，第２のネジ部１５ａ，１５ｂ
に螺合されている第１，第２ののナット１７ａ，１７ｂ
が相互に接近する方向に移動され、これにつれて第１，
第２の雄型スリーブ２２Ａ，２２Ｂも相互に接近する方
向である第１，第２の雌型すり割りスリーブ１９Ａ，１
９Ｂ内から抜け出る方向に移動され、これにより第１，
第２の雌型すり割りスリーブ１９Ａ，１９Ｂのフリー部
１９ｂ，１９ｂ及び第１，第２の雄型スリーブ２２Ａ，
２２Ｂのフリー部２２ｂ，２２ｂが復元力により原形に
復帰して、第１，第２の雌型すり割りスリーブ１９Ａ，
１９Ｂのフリー部１９ｂ，１９ｂの外面による各版胴支
持筒１２Ａ，１２Ｂの孔１２ａ，１２ａの内面への押し
当て及び第１，第２の雄型スリーブ２２Ａ，２２Ｂのフ
リー部２２ｂ，２２ｂの内面による版胴挿入軸部３ａの
外面への押し当てが解かれ、シャフトレス版胴１０を版
胴挿入軸部３ａから抜き取ることができる。
方向に回転すると、第１，第２のネジ部１５ａ，１５ｂ
に螺合されている第１，第２ののナット１７ａ，１７ｂ
が相互に接近する方向に移動され、これにつれて第１，
第２の雄型スリーブ２２Ａ，２２Ｂも相互に接近する方
向である第１，第２の雌型すり割りスリーブ１９Ａ，１
９Ｂ内から抜け出る方向に移動され、これにより第１，
第２の雌型すり割りスリーブ１９Ａ，１９Ｂのフリー部
１９ｂ，１９ｂ及び第１，第２の雄型スリーブ２２Ａ，
２２Ｂのフリー部２２ｂ，２２ｂが復元力により原形に
復帰して、第１，第２の雌型すり割りスリーブ１９Ａ，
１９Ｂのフリー部１９ｂ，１９ｂの外面による各版胴支
持筒１２Ａ，１２Ｂの孔１２ａ，１２ａの内面への押し
当て及び第１，第２の雄型スリーブ２２Ａ，２２Ｂのフ
リー部２２ｂ，２２ｂの内面による版胴挿入軸部３ａの
外面への押し当てが解かれ、シャフトレス版胴１０を版
胴挿入軸部３ａから抜き取ることができる。
【００２７】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る印刷機のシ
ャフトレス版胴支持装置によれば、版胴回転シャフトの
先端側の版胴挿入軸部にシャフトレス版胴を嵌め、該シ
ャフトレス版胴内の各版胴支持筒を第１，第２の雌型す
り割りスリーブに対応した位置に位置決めして、かかる
状態で、版胴挿入軸部の端部でネジ軸を一方向に回転さ
せることにより、シャフトレス版胴を版胴挿入軸部の外
周に固定させることができ、また前記ネジ軸を他方向に
回転させることにより、シャフトレス版胴の固定を解
き、シャフトレス版胴を版胴挿入軸部から抜き取ること
ができ且つシャフトレス版胴の交換方法が片側抜き出し
方法となるので、シャフトレス版胴の交換作業を容易に
行え、版胴交換の作業性を向上させることができ、そし
て、版胴軸受の片持支持が可能なので、軸受構造が簡素
化されると共に印刷状態が正面から見えるようになり、
印刷中の品質管理を向上させることができる。
ャフトレス版胴支持装置によれば、版胴回転シャフトの
先端側の版胴挿入軸部にシャフトレス版胴を嵌め、該シ
ャフトレス版胴内の各版胴支持筒を第１，第２の雌型す
り割りスリーブに対応した位置に位置決めして、かかる
状態で、版胴挿入軸部の端部でネジ軸を一方向に回転さ
せることにより、シャフトレス版胴を版胴挿入軸部の外
周に固定させることができ、また前記ネジ軸を他方向に
回転させることにより、シャフトレス版胴の固定を解
き、シャフトレス版胴を版胴挿入軸部から抜き取ること
ができ且つシャフトレス版胴の交換方法が片側抜き出し
方法となるので、シャフトレス版胴の交換作業を容易に
行え、版胴交換の作業性を向上させることができ、そし
て、版胴軸受の片持支持が可能なので、軸受構造が簡素
化されると共に印刷状態が正面から見えるようになり、
印刷中の品質管理を向上させることができる。
【００２８】また、このシャフトレス版胴支持装置によ
れば、スラスト力をかけるためのエアシリンダやモータ
等を必要としないので、従来のシャフトレス版胴支持装
置に比べその構造を遥かに簡略化することができる。
れば、スラスト力をかけるためのエアシリンダやモータ
等を必要としないので、従来のシャフトレス版胴支持装
置に比べその構造を遥かに簡略化することができる。
【００２９】また、このシャフトレス版胴支持装置で
は、弾性体よりなる第１，第２の雌型すり割りスリーブ
の拡径及び第１，第２の雄型スリーブの縮径によりシャ
フトレス版胴の各版胴支持筒を版胴挿入軸部に固定する
ので、各印刷ユニット間の駆動がリジットになっていて
も、版胴固定時に絵柄位置合わせを容易に行うことがで
きる。かつまた、このシャフトレス版胴支持装置では、
キーとキー溝が不要になり、版胴製作コストを下げるこ
とができ、またキー溝にキーを合せる面倒な作業を省略
することができる。
は、弾性体よりなる第１，第２の雌型すり割りスリーブ
の拡径及び第１，第２の雄型スリーブの縮径によりシャ
フトレス版胴の各版胴支持筒を版胴挿入軸部に固定する
ので、各印刷ユニット間の駆動がリジットになっていて
も、版胴固定時に絵柄位置合わせを容易に行うことがで
きる。かつまた、このシャフトレス版胴支持装置では、
キーとキー溝が不要になり、版胴製作コストを下げるこ
とができ、またキー溝にキーを合せる面倒な作業を省略
することができる。
【図１】本発明をグラビア輪転印刷機の印刷ユニットに
おけるシャフトレス版胴支持装置に適用した印刷ユニッ
トの構成を示す縦断面図である。
おけるシャフトレス版胴支持装置に適用した印刷ユニッ
トの構成を示す縦断面図である。
【図２】図１の印刷ユニットで用いているシャフトレス
版胴支持装置における実施の形態の一例を示す縦断面図
である。
版胴支持装置における実施の形態の一例を示す縦断面図
である。
【図３】（Ａ）（Ｂ）はこのシャフトレス版胴支持装置
で用いている雌型すり割りスリーブと雄型スリーブを示
す縦断面図である。
で用いている雌型すり割りスリーブと雄型スリーブを示
す縦断面図である。
１ ベース ２ フレーム ３ 版胴回転シャフト ３ａ 版胴挿入軸部 ４ 版胴軸受 ５ 原動横軸 ６ 従動ベベルギア ７ 駆動ヘリカルギア ８ 従動ヘリカルギア ９ ギアボックス １０ シャフトレス版胴 １１ 版胴本体 １２Ａ，１２Ｂ 版胴支持筒 １２ａ 孔 １４ ネジ軸収容孔 １５ ネジ軸 １５ａ，１５ｂ 第１，第２のネジ部 １５ｃ 鍔部 １５ｄ 六角頭部 １６ 軸受 １６ａ，１６ｂ スラストベアリング １６ｃ 軸受スリーブ １７ａ，１７ｂ 第１，第２のナット １８ａ，１８ｂ 第１，第２の長孔 １９Ａ，１９ 第１，第２の雌型すり割りスリーブ １９ａ 基部 １９ｂ フリー部 １９ｃ ストレート面 １９ｄ テーパ面 １９ｅ ネジ通し孔 ２０ すり割り ２１ ネジ ２２Ａ，２２Ｂ 第１，第２の雄型スリーブ ２２ａ 基部 ２２ｂ フリー部 ２２ｃ テーパ面ストレート面 ２２ｄ ストレート面 ２２ｅ ネジ通し孔 ２３ すり割り ２４ ネジ ２５ ストッパスリーブ ２６ 位置決めストッパー ２７ 焼入れカラー ２８ スペーサスリーブ
Claims (1)
- 【請求項１】 版胴本体の軸心方向の両端内面に版胴支
持筒がそれぞれ嵌着されているシャフトレス版胴を印刷
機の版胴回転シャフトに支持させる印刷機のシャフトレ
ス版胴支持装置であって、前記版胴回転シャフトの先端
側には前記シャフトレス版胴の中の前記各版胴支持筒の
孔に通す版胴挿入軸部が設けられ、前記版胴挿入軸部の
内部には該版胴挿入軸部の先端面に開口させてネジ軸収
容孔が軸方向に形成され、前記版胴挿入軸部のネジ軸収
容孔内にはネジ軸がその軸心を中心に回転可能に且つ軸
心方向には移動不可能に収容され、前記ネジ軸にあって
は、前記版胴挿入軸部の外周に嵌め込まれる前記シャフ
トレス版胴の取付け位置の中央部に対応する部位に、軸
心方向に位置を違えて相互に逆ネジの関係にある第１，
第２のネジ部が設けられ、前記第１，第２のネジ部には
それぞれ第１，第２のナットが相互に接近する方向と相
互に離反する方向に動くように螺合され、前記第１，第
２のナットの可動範囲に対応させて前記版胴挿入軸部に
はその軸心方向に沿って第１，第２の長孔があけられ、
前記版胴挿入軸部の外周には、前記シャフトレス版胴の
取付け位置で前記各版胴支持筒が位置決めされる箇所に
それぞれ対応して、周方向に所定の間隔ですり割りが軸
心方向に沿って入れられ、一端側が基部となり該基部か
ら他端側がフリー部となり、内面がフリー部の先端側に
向かって大径となるテーパ面となっている弾性体よりな
る第１，第２の雌型すり割りスリーブが、そのフリー部
の先端側が互いに向かい合うように嵌合してその基部側
でそれぞれ固定され、更に、前記版胴挿入軸部の外周に
は、周方向に所定の間隔ですり割りが軸心方向に沿って
入れられ、一端側が基部となり該基部から他端側がフリ
ー部となり、外面がフリー部の先端側に向かって小径と
なるテーパ面となっている弾性体よりなる第１，第２の
雄型すり割りスリーブが、そのフリー部を前記各雌型す
り割りスリーブのフリー部内に嵌合させた状態で配置さ
れてその基部側が前記第１，第２の長孔を通して連結手
段にて前記第１，第２のナットにそれぞれ連結されてい
ることを特徴とする印刷機のシャフトレス版胴支持装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16768497A JPH1110830A (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 印刷機のシャフトレス版胴支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16768497A JPH1110830A (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 印刷機のシャフトレス版胴支持装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1110830A true JPH1110830A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=15854317
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16768497A Withdrawn JPH1110830A (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 印刷機のシャフトレス版胴支持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1110830A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010073750A1 (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-01 | アイマー・プランニング株式会社 | 印刷機 |
| JP2014091301A (ja) * | 2012-11-06 | 2014-05-19 | Miyakoshi Printing Machinery Co Ltd | 印刷機の印刷胴 |
| US20150314586A1 (en) * | 2014-04-30 | 2015-11-05 | Miyakoshi Printing Machinery Co., Ltd. | Printing cylinder assembly for a printing machine |
-
1997
- 1997-06-24 JP JP16768497A patent/JPH1110830A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010073750A1 (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-01 | アイマー・プランニング株式会社 | 印刷機 |
| JP2010155351A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Aimaa Planning Kk | 印刷機 |
| US8875630B2 (en) | 2008-12-26 | 2014-11-04 | I. Mer Co., Ltd. | Printer |
| JP2014091301A (ja) * | 2012-11-06 | 2014-05-19 | Miyakoshi Printing Machinery Co Ltd | 印刷機の印刷胴 |
| US20150314586A1 (en) * | 2014-04-30 | 2015-11-05 | Miyakoshi Printing Machinery Co., Ltd. | Printing cylinder assembly for a printing machine |
| US9630392B2 (en) * | 2014-04-30 | 2017-04-25 | Miyakoshi Printing Machinery Co., Ltd. | Printing cylinder assembly for a printing machine |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040907 |