JPH10130875A - 使用済みの酸洗い液の再生時に発生する微粉末状の酸化物を除去する方法及びこれを実施するためのプラント - Google Patents

使用済みの酸洗い液の再生時に発生する微粉末状の酸化物を除去する方法及びこれを実施するためのプラント

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JPH10130875A
JPH10130875A JP9286585A JP28658597A JPH10130875A JP H10130875 A JPH10130875 A JP H10130875A JP 9286585 A JP9286585 A JP 9286585A JP 28658597 A JP28658597 A JP 28658597A JP H10130875 A JPH10130875 A JP H10130875A
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pipe
small water
liquid
waste
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JP9286585A
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Albert Dr Lebl
レーブル アルベルト
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Andritz Patentverwaltungs GmbH
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Andritz Patentverwaltungs GmbH
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D51/00Auxiliary pretreatment of gases or vapours to be cleaned
    • B01D51/02Amassing the particles, e.g. by flocculation
    • B01D51/04Amassing the particles, e.g. by flocculation by seeding, e.g. by adding particles
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23GCLEANING OR DE-GREASING OF METALLIC MATERIAL BY CHEMICAL METHODS OTHER THAN ELECTROLYSIS
    • C23G1/00Cleaning or pickling metallic material with solutions or molten salts
    • C23G1/36Regeneration of waste pickling liquors
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用済みの酸洗い液を熱分解により再生する
際に発生する微粉末状の酸化物を除去する方法及びこれ
を実施するためのプラントを提供する。 【解決手段】 本発明に係る方法は、液滴を分離する前
にノズルを通じて小水滴をスプレーすることを特徴とす
る。また、本発明に係るプラントは、液滴分離器(1
3)の前段に、小水滴をスプレーするためのノズル(1
8)を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用済みの酸洗い
液を熱分解により再生する際に発生する微粉末状の酸化
物を除去する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スプレー・ロースティングや流動床など
の熱分解法によって酸洗い液の再生及び関連の酸化物の
製造を行う場合、極めて微細な酸化物粒子が排気中の粉
塵として常に放出される。再生プラントからの排気中の
粉塵の平均放出量は、最近では公定の許容レベルを超え
てしまっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、得られる酸化物の品質を従来と同等に維持しなが
ら、排気中の粉塵の放出を低減させ、これを公定の許容
レベル以下にすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段及びその作用】上記目的
は、本発明によれば、液滴を分離する前にノズルを通じ
て小水滴をスプレーすることによって達成できる。ノズ
ルを通じて水をスプレーすることにより、粉塵粒子は互
いに結合し、従来のプラント中に設けた液滴分離器によ
って小水滴と一緒に除去できるからである。
【0005】本発明の好適な形態においては、上記小水
滴の粒径を0.01mm未満とすることを特徴とする。こ
れにより、粒径がミクロンレベルの粉塵粒子も容易に除
去することが可能となる。
【0006】本発明の更に望ましい形態においては、排
出空気中への上記小水滴の保持時間を0.5秒以上、望ま
しくは1秒以上とすることを特徴とする。このような保
持時間とすることにより、最も細かな粉塵粒子も完全に
除去することができる。
【0007】更にまた、本発明は、使用済みの酸洗い液
を再生する際に発生する微粉末状の酸化物を除去するた
めのプラントを提供するものであり、その場合、液滴分
離器の前段に、小水滴をスプレーするためのノズルを設
けたことを特徴とする。上記ノズルは二成分噴射ノズル
であることが望ましい。水をスプレーして吹き込むこと
により、微細な粉塵粒子は互いに結合し、その際、二成
分噴射ノズルを用いることにより細かな水滴を形成で
き、これによって一層微細な粉塵粒子も取り除くことが
可能となる。
【0008】本発明の更に望ましい形態においては、上
記液滴分離器が、ベンチュリ式洗浄器、充填カラム又は
アルカリ充填洗浄器であることを特徴とする。液滴分離
器としてこのようなタイプのものを用いることにより、
粉塵粒子を含んだ小水滴を一層効果的に除去できるから
である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施例を参照
しつゝ、本発明について詳細に説明する。図1は、従来
の再生プラントの説明図、図2は、本発明に係る再生プ
ラントの説明図、図3は、図2に示したプラントの一部
分の詳細図である。
【0010】図1には、従来技術による塩酸の再生プラ
ントが示されている。酸洗い廃液はパイプ1を通じてこ
のプラントに導入され、タンク2内へ供給される。タン
ク2中の酸の大部分はパイプ3及びノズルを通じて熱分
解反応器4へ供給される。図示した例においては、熱分
解反応器4としてスプレー・ロースティング反応器が用
いられ、反応器内へは燃焼及び酸の酸化のためにガス5
と空気5' が供給される。酸化物粒子は、ロータリーベ
ーン・フィーダー6を通じて取り出され、エアー5”を
用いて貯蔵タンク7へ送られる。熱分解反応器4からの
排気はサイクロン8で微細粒子を除去された後、ベンチ
ュリ式洗浄器9へ導かれる。ここから、ガスと液の混合
物は、更に反応させるためカラム10へ供給され、然る
のち分離される。再生液はカラム10から取り出され、
ガスはパイプ11を通じて熱交換器12へ送られ、その
後、充填カラムで構成される液滴分離器13に達する。
ここで分離された液は、濃縮率を高めるためにポンプに
よってパイプ14を通じて充填カラム内へ小水滴となっ
て再噴射される。更に、浄水15がノズルを通じて加え
られる。若干の粉塵粒子を含む排気は、排気口16から
空中へ放出される。
【0011】熱分解反応器4内では、酸化物の粉塵が発
生する。従って、熱分解反応器4からの排気には非常に
微細な粉塵粒子が含まれ、その中には数ミクロンの粒子
も存在する。そのように細かな粒子は、ベンチュリ式洗
浄器9やそれに続くカラム10、液滴分離器13によっ
ても十分には取り除くことができず、そのため、粉塵粒
子の多くが排気口16からの排気中に残存している。
【0012】図2は、本発明に係るプラントを示してい
る。排気中に含まれる非常に微細な粉塵粒子の大部分を
除去するために、カラム10より後段のパイプ11内へ
ノズル18を通じてパイプ17から浄水を供給する。こ
こで、二成分噴射ノズル18を用いることにより、粒径
0.01mm程度の小水滴を噴霧することができる。も
し、0.001mm以下のエーロゾル粒子が、粉塵粒子が
付着することにより0.01mmの小水滴に肥大化すれ
ば、それらの粒子は液滴分離器13によって分離するこ
とが可能となる。粒子を分離するために必要とされる0.
5〜1秒の保持時間は、パイプ11が通常10m以上の
長さを有するから、パイプ11内の流速を約10m/s
ec程度とすることにより容易に確保することができ
る。
【0013】図3は、図2の一部分の詳細図であり、カ
ラム10、パイプ11、液滴分離器13と共に、浄水供
給パイプ17と二成分噴射ノズル18が示され、二成分
噴射ノズル18にはパイプ19を通じて圧縮空気も供給
されるようになっている。
【0014】
【実施例】一つのプラントで幾つかの比較テストを行っ
た。変更される主パラメーターとしては過剰空気を採用
した。約9m3 /hの酸洗い液がベンチュリ式洗浄器9
に供給され、約6m3 /hの酸洗い濃縮液がスプレー・
ロースティング反応器4に送られたとき、約25,000
Nm3 /hの排気中に、過剰空気に対応して、下表の平
均値が得られた。
【0015】テスト番号 過剰空気λ 水のスプレー無しでの 水のスプレー有りでの 粉塵量(mg/Nm3) 粉塵量(mg/Nm3) 1 1.45 72.5 2 1.45 41.2 3 1.65 35.8 4 1.65 21.8 5 1.60 47.3 6 1.60 27.5
【0016】これらのテストにおいては、約300リッ
トル/hの水をノズル18からスプレーした。このよう
に水をスプレーすることによって、排気中の粉塵のレベ
ルを約40%低減させることができた。水をスプレーし
たすべてのケースにおいて、公定ガイドラインの設定限
界値である50mg/Nm3 より下のレベルを達成する
ことができた。
【0017】粉塵放出量を更に低減させるために、酸化
物の貯蔵タンク7からのパイプ20を、必要に応じてパ
イプ11の上流側の部分に接続することも可能であり、
そうすることによってパイプ20の排気にも水をスプレ
ーして粉塵のレベルを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の再生プラントの説明図である。
【図2】本発明に係る再生プラントの説明図である。
【図3】図2に示したプラントの一部分の詳細図であ
る。
【符号の説明】
1 酸洗い廃液導入パイプ 2 タンク 3 パイプ 4 熱分解反応器 5 燃焼用ガス 5' 燃焼用空気 5” エアー 6 ロータリーベーン・フィーダー 7 貯蔵タンク 8 サイクロン 9 ベンチュリ式洗浄器 10 カラム 11 パイプ 12 熱交換器 13 液滴分離器 14 パイプ 15 浄水供給パイプ 16 排気口 17 浄水供給パイプ 18 二成分噴射ノズル 19 圧縮空気供給パイプ 20 パイプ 21 パイプ11の上流側の部分

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】使用済みの酸洗い液を熱分解により再生す
    る際に発生する微粉末状の酸化物を除去する方法におい
    て、液滴を分離する前にノズルを通じて小水滴をスプレ
    ーすることを特徴とする上記の微粉末状酸化物の除去方
    法。
  2. 【請求項2】上記小水滴の粒径を0.01mm未満とする
    ことを特徴とする請求項1に記載の微粉末状酸化物の除
    去方法。
  3. 【請求項3】排出空気中への上記小水滴の保持時間を0.
    5秒以上、望ましくは1秒以上とすることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の微粉末状酸化物の除去方法。
  4. 【請求項4】使用済みの酸洗い液を再生する際に発生す
    る微粉末状の酸化物を除去するため請求項1ないし3の
    いずれか一に記載の方法を実施するプラントにおいて、
    液滴分離器(13)の前段に、小水滴をスプレーするた
    めのノズル(18)を設けたことを特徴とする上記のプ
    ラント。
  5. 【請求項5】上記ノズル(18)が二成分噴射ノズルで
    あることを特徴とする請求項4に記載のプラント。
  6. 【請求項6】上記液滴分離器(13)が、ベンチュリ式
    洗浄器、充填カラム又はアルカリ充填洗浄器であること
    を特徴とする請求項4又は5に記載のプラント。
JP9286585A 1996-10-30 1997-10-20 使用済みの酸洗い液の再生時に発生する微粉末状の酸化物を除去する方法及びこれを実施するためのプラント Pending JPH10130875A (ja)

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