JPH10130845A - 化学蒸着用蒸気発生装置 - Google Patents

化学蒸着用蒸気発生装置

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JPH10130845A
JPH10130845A JP28643996A JP28643996A JPH10130845A JP H10130845 A JPH10130845 A JP H10130845A JP 28643996 A JP28643996 A JP 28643996A JP 28643996 A JP28643996 A JP 28643996A JP H10130845 A JPH10130845 A JP H10130845A
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JP
Japan
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temperature
carrier gas
vapor
liquid material
liquid
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JP28643996A
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Yoshimichi Yonekura
義道 米倉
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体,絶縁体導体等の薄膜形成の化学蒸着
(CVD)用原料ガスの化学気相成長法における蒸気発
生装置を提供する。 【解決手段】 キャリアガスを液体材料中に流通させて
バブリングにより蒸気を発生させる蒸気発生装置におい
て、液体材料を貯留する容器が浸漬されると共に一定の
温度に制御する媒体と、該媒体を満たしてなる恒温槽
と、外部からキャリアガスを上記容器内に導入するガス
導入管とからなり、該ガス導入管を上記恒温槽内の媒体
に浸漬してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体,絶縁体導
体等の薄膜形成の化学蒸着(以下、「CVD」という)
用原料ガスの化学気相成長法における蒸気発生装置に関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】各種基
板上に薄膜を形成する方法のうち、CVD法は有効な方
法であるが、特にCVD原料として液体の蒸気を用いる
場合には、の一例を図7に示す。
【0003】図7は化学蒸着用蒸気発生装置の従来技術
Iの概略図である。従来の装置は、同図に示すように、
液体材料11を充填した液体原料容器12にキャリアガ
ス13を導入する入口配管14と蒸気出口配管15とを
接続してなると共に、上記容器12を恒温槽16中に設
置してなり、キャリアガス13の流量制御装置17で一
定質量としたキャリアガス13を入口配管14から容器
の中へ導入し、容器12内部でバブリングを行って液体
材料11の蒸気を発生させ、出口配管15から図示しな
いCVD装置や熱処理装置等へと供給している。
【0004】しかしながら、上記容器12は、恒温槽1
6の内部に設置されているので、内部の温度は一定に保
たれているが、一方の外部より導入されるキャリアガス
13の温度は、液体材料11の温度とは異なるために、
液体材料11の温度がバブリングにより変化し、これに
より蒸気圧が変化するために、出口配管15から排出さ
れる蒸気の量が一定したものを得ることができない、と
いう問題がある。
【0005】図8は化学蒸着用蒸気発生装置の従来技術
IIの概略図である。図8に示すように、温度を一定に保
った液体20を満たした槽21に、従来技術Iと同様な
液体原料容器12を浸漬させ、液体20を加熱又は冷却
することで、上記容器12の温度を一定に保ちつつキャ
リアガス13を流して液体11の蒸気を得ている。
【0006】しかしながら、図7に示したのと同様に、
外部より導入されるキャリアガス13の温度と液体材料
11の温度とが異なるために、液体材料11の温度が温
度がバブリングにより変化し、蒸気圧が変化するため
に、一定した蒸気の量を出口配管15から得ることがで
きない、という問題がある。
【0007】液体材料11を使用したCVD装置では、
液体蒸気の供給量を厳密に制御できないと、安定した成
膜ができない。使用する液体材料の蒸気圧が低く、蒸発
しにくい材料の場合には、80〜150℃程度に加熱し
ないと適度な蒸気圧に上昇しないので、室温のキャリア
ガスでバブリングすると液体材料の温度が著しく低下
し、しかもその低下量は予測しがたく、キャリアガスの
流量、その時の気温などで大きく変化し、再現性、安定
性が乏しい結果となる。
【0008】また、逆に、使用する材料の蒸気圧が高
く、蒸発しすぎる材料の場合には、0〜−30℃程度に
冷却しないと適度な蒸気圧に低下しないので、室温のキ
ャリアガスでバブリングすると液体材料の温度が著しく
上昇し、安定な成膜ができない、という問題がある。
【0009】なお、室温で適度な蒸気圧がある材料につ
いては、キャリアガスの温度を厳密に制御しなくても比
較的安定した成膜が得られるが、キャリアガスの温度も
安定化させることが望まれている。
【0010】このため、一定量の液体の蒸気を発生させ
ることが可能な化学蒸着用蒸気発生装置の出現が望まれ
ている。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の化学蒸着用蒸気発生装置は、キャリアガスを液体材
料中に流通させてバブリングにより蒸気を発生させる蒸
気発生装置において、液体材料を貯留する容器が浸漬さ
れると共に一定の温度に制御する媒体と、該媒体を満た
してなる恒温槽と、外部からキャリアガスを上記容器内
に導入するガス導入管とからなり、該ガス導入管を上記
恒温槽内の媒体に浸漬してなることをことを特徴とす
る。
【0012】本発明の第1の発明によれば、液体材料容
器を一定の温度に制御した液体中に浸漬し、且つキャリ
アガス導入配管を該液体中に浸漬させ、キャリアガスが
該液体中の配管内を通った後、液体材料容器へ導入させ
てなるので、キャリアガス温度を浸漬液と同様な温度と
し、容器内の液体材料と接触した場合でも温度差がな
く、蒸気圧が常に一定に保たれる。
【0013】すなわち、第1の発明では、 (1)キャリアガスの流量は流量制御装置により一定の
質量流量に制御されており、さらに温度を制御された液
体に浸漬された配管を通って液体材料容器に入っていく
ので、常に浸漬液と同じガス温度になるので、キャリア
ガスの体積流量が同じになる。 (2)液体材料と同じ温度のキャリアガスが液体材料容
器に入ってバブリングすることとなるので、液体材料キ
ャリアガスにより冷却又は加熱されることがないので、
液体材料容器内部の液体材料の蒸気圧が常に一定に保た
れる。 (3)上記(1)及び(2)の作用により、蒸気出口の
配管からは常に一体の質量流量の液体材料蒸気が供給さ
れる。 (4)さらに、液体材料蒸気の供給量を所望の量に調整
するためには、浸漬液の温度とキャリアガスの流量とを
調整すればよく、この場合にも、安定した液体材料の蒸
気を得ることができる。
【0014】本発明の第2の蒸気発生装置は、キャリア
ガスを液体材料中に流通させてバブリングにより蒸気を
発生させる液体材料蒸気発生装置において、液体材料中
の温度を測定する温度センサと、該温度センサの測定結
果に応じてキャリアガスの流量を調整する調整装置とか
らなることをことを特徴とする。
【0015】第2の発明によれば、キャリアガスを液体
材料中に流通させてバブリングにより蒸気を発生させる
液体材料蒸気発生装置において、液体材料中の温度を測
定する温度センサを設け該温度センサの測定結果に応じ
てキャリアガスの流量を調整するので、所望の流量の液
体材料蒸気を発生させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる化学蒸着用
蒸気発生装置(以下「蒸気発生装置」という。)の実施
の形態を説明する。
【0017】<第1の発明にかかる実施の形態> 〔実施の形態1〕図1は本発明の実施の形態にかかる蒸
気発生装置の断面図である。なお、従来技術の蒸気発生
装置と同様な部材には同符号を付して説明は省略する。
同図に示すように、液体材料11を充填した液体原料容
器12は、恒温槽50内に配設されており、上記容器1
2には、キャリアガス13を導入する入口配管14と蒸
気出口配管15とが接続されいる。
【0018】上記恒温槽50内には、一定の温度に制御
された媒体である浸漬液51が充填されており、上記キ
ャリアガス13を導入するために設けられた流量制御装
置17で一定質量としたキャリアガス13は、浸漬液5
1中に設けられた配管52Aの内部を通って入口配管1
4を解して容器12の内部に導かれている。
【0019】本実施の形態1では、上記配管52Aの形
状を螺旋状としており、この螺旋状の配管52A内を通
過する間に、導入されたキャリアガス13は浸漬液51
と同じ温度に達することとなる。また、上記容器12内
に充填されている液体材料11は、容器の熱伝導により
浸漬液51と同一の温度に保持されている。
【0020】従って、螺旋状配管52Aを通ったキャリ
アガス13が液体材料11の中に入った場合でも、キャ
リアガス13の温度と液体材料12とは同一温度となっ
ているので、従来のように、該液体材料12の温度が変
化することがなく、安定した蒸気を発生させることがで
きる。
【0021】なお、浸漬液51の温度の制御は、温度調
節器53,ヒータ54及びクーラ55と攪拌装置56を
用いて行うようにしている。
【0022】ここで、上記液体材料11は、例えばSi
(OC2 5 )(テトラエトキシシラン)、Ga(CH
3 3 (トリメチルガリウム)、Ga(C2 5
3 (トリエチルガリウム)、Al(CH3 3 (トリメ
チルアルミニウム)、H2 O(水)、TiCl4 (四塩
化チタン)、SiCl4 (四塩化珪素)、SnCl
4 (四塩化錫)等を挙げることができる。
【0023】ここで、上記浸漬液51は、加熱の場合に
は、例えば油(シリコンオイル等)「GALDEN」
(商品名)等の使用する温度で沸騰せず、使用中に蒸発
してなくならないことが必要である。また、冷却の場合
には、例えば不凍液、「フリオナート」(商品名)等の
使用する温度で凍らないことが必要である。
【0024】〔実施の形態2〕図2は本発明の実施の形
態2にかかる蒸気発生装置の断面図である。図2に示す
蒸気発生装置が実施の形態1と異なるのは、配管の形状
であり、実施の形態1では螺旋形状の配管52Aとして
いるものを、本実施の形態では配管52Bをつづら折り
形状としているのみであり、その他は実施の形態1と同
様であるので、その説明は省略する。
【0025】〔実施の形態3〕図3は本発明の実施の形
態3にかかる蒸気発生装置の断面図である。図3に示す
蒸気発生装置が実施の形態1及び実施の形態2と異なる
のは、配管の構成であり、本実施の形態の配管の一部に
多孔質体57aを充填した容器57を設けた点が異な
り、その他は実施の形態1と同様であるので、その説明
は省略する。上記容器57内に充填した多孔質体57a
は、該容器57の熱伝導により浸漬液51と同一の温度
に保持され、該多孔質体57a中をキャリアガス13が
通過する際に熱交換されるので、例えば充填量を多くす
ることにより、熱交換効率が向上する。
【0026】実施の形態1乃至3のように、配管の形状
等を異なるようにしたのは、浸漬液50内に浸漬さてい
るキャリアガス配管内部のキャリアガスと接触する管壁
の表面積が異なるため、伝熱特性に相違があるからであ
り、使用する浸漬液及び液体材料、キャリアガス流量等
のパラメータの相違に応じて適宜選択することができ
る。
【0027】すなわち、浸漬液51と室温との温度差が
大きくなるほど大きな管壁表面と接しなければキャリア
ガス13の温度は浸漬液51の温度と同じにはなりませ
ん。よって、実施の形態2のつづらおり配管51B→実
施の形態1の螺旋状配管52A→実施の形態3の多孔質
体57aを充填した部屋57の順に同じスペースで配管
内部の表面積を大きくできるので、キャリアガス13の
温度を浸漬液51と同じ温度にする能力が増加すること
となる。
【0028】<第2の発明にかかる実施の形態> 〔実施の形態4〕図4は実施の形態4にかかる蒸気発生
装置の断面図である。なお、従来技術の図7の蒸気発生
装置と同様な部材には同符号を付して説明は省略する。
図4に示すように、液体材料容器12の内部には、熱電
対又は抵抗測温体等の温度センサ60が液体材料の中に
浸されており、温度計測器61により、測温される。測
温結果は、アナログ又はデジタルの信号により、演算装
置62へ伝送され、ここで測定温度から液体材料の蒸気
圧を計算し、必要なキャリアガス流量をつくり出す演算
処理を行う。この演算結果をキャリアガス流量制御装置
のアナログ又はデジタルの流量設定信号として伝送し、
演算結果に基づく流量のキャリアガスが液体材料容器へ
流れることにより、所望の流量の液体材料蒸気を、発生
させることができる。
【0029】次に、測定方法の概略を説明する。図6は
液体材料の蒸気圧曲線を示す。液体材料の温度がT
(℃)のときの、蒸気圧をP(Torr)とすれば、P
はTにより変化し、図6の曲線のようになる。所望の液
体材料蒸気の供給量をQ(SCCM)とれば、これを得
るのに必要なキャリアガス流量F(SCCM)との間に
は、下記「数1」に示すような関係がある。
【0030】
【数1】
【0031】従って、一定流量Qの蒸気を得ようとする
場合には、温度Tが上昇すれば蒸気圧Pも上昇するの
で、キャリアガス流量Fを少なくしなければならず、逆
に温度Tが降下すれば、蒸気圧Pも降下するので、キャ
リアガス流量Fを増加させる必要がある。このように、
液体材料の温度を測定してその温度における蒸気圧を計
算して、上記(2) に従ってキャリアガス流量を調整すれ
ば、一定量の液体材料の蒸気Qを発生することができ
る。
【0032】〔実施の形態5〕図5に、第2の発明の他
の実施の形態を示す。図5は実施の形態5にかかる蒸気
発生装置の断面図である。なお、実施の形態4及び従来
技術の図7の蒸気発生装置と同様な部材には同符号を付
して説明は省略する。
【0033】図5に示すように、実施の形態4と同様
に、液体材料容器12の内部には、熱電対又は抵抗測温
体等の温度センサ60が液体材料の中に浸されており、
温度計測器61により、測温される。さらに、キャリア
ガス13と同種のガス流量を制御して供給する別の流量
制御装置63を設けたものである。
【0034】前述した実施の形態4の装置では、液体材
料11の蒸気の発生量は一定に制御することはできて
も、液体材料11の温度が変動すればキャリアガス13
の流量も変動するので、液体材料蒸気とキャリアガスと
の合計流量が変動することになるが、本実施の形態5で
は、合計流量の変動を無くすように、キャリアガス13
と同種のガスの流量制御装置63を接続したものであ
る。本実施の形態5では、流量制御装置17と流量制御
装置63との合計流量が等しくなるように、演算装置6
2が二つの流量制御装置17,63に対して信号を電送
し、液体材料蒸気とキャリアガスとの合計流量の変動を
無くすようにした。
【0035】
【発明の効果】本発明の蒸気発生装置によれば、キャリ
アガスの温度を液体材料のそれと同じ温度にした後に、
液体材料中に流通させるようにし、該液体材料の温度が
キャリアガス流量により冷却又は加熱されることがない
ので、液体材料容器内での液体材料の蒸気圧が常に一定
となり、液体材料蒸気の発生量を所望の量に一定に制御
することができることとなる。
【0036】本発明の装置をCVD装置の原料供給装置
に適用した場合には、長時間に亙って原料供給量を一定
に保つことができ、安定した成膜速度とすることができ
る。この結果、薄膜の膜厚を安定して制御することがで
きる。
【0037】また、本発明の装置を熱処理装置の液体蒸
気発生源として適用した場合には、長時間に亙って安定
した蒸気の分圧に保つつことができ、熱処理条件を精密
に制御することができる。
【0038】また、液体材料中の温度を測定する温度セ
ンサを設け該温度センサの測定結果に応じてキャリアガ
スの流量を調整するので、所望の流量の液体材料蒸気を
発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかる蒸気発生装置の
断面図である。
【図2】本発明の実施の形態2にかかる蒸気発生装置の
断面図である。
【図3】本発明の実施の形態3にかかる蒸気発生装置の
断面図である。
【図4】本発明の実施の形態4にかかる蒸気発生装置の
断面図である。
【図5】本発明の実施の形態5にかかる蒸気発生装置の
断面図である。
【図6】液体材料の蒸気圧曲線図である。
【図7】従来技術の蒸気発生装置の断面図である。
【図8】従来技術の他の蒸気発生装置の断面図である。
【符号の説明】
11 液体材料 12 液体原料容器 13 キャリアガス 14 入口配管 15 蒸気出口配管 17,63 流量制御装置 50 恒温槽 51 浸漬液 52A,52B 配管 53 温度調節器 54 ヒータ 55 クーラ 56 攪拌装置 57a 多孔質体 57 容器 60 温度センサ 61 温度計測器 62 演算装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年12月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】各種基
板上に薄膜を形成する方法のうち、CVD法は有効な方
法であるが、特にCVD原料として液体の蒸気を用いる
合の一例を図7に示す。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】しかしながら、図7に示したのと同様に、
外部より導入されるキャリアガス13の温度と液体材料
11の温度とが異なるために、液体材料11の温度がバ
ブリングにより変化し、蒸気圧が変化するために、一定
した蒸気の量を出口配管15から得ることができない、
という問題がある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の化学蒸着用蒸気発生装置は、キャリアガスを液体材
料中に流通させてバブリングにより蒸気を発生させる蒸
気発生装置において、液体材料を貯留する容器が浸漬さ
れると共に一定の温度に制御する媒体と、該媒体を満た
してなる恒温槽と、外部からキャリアガスを上記容器内
に導入するガス導入管とからなり、該ガス導入管を上記
恒温槽内の媒体に浸漬してなることを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】上記恒温槽50内には、一定の温度に制御
された媒体である浸漬液51が充填されており、上記キ
ャリアガス13を導入するために設けられた流量制御装
置17で一定質量としたキャリアガス13は、浸漬液5
1中に設けられた配管52Aの内部を通って入口配管1
4を介して容器12の内部に導かれている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】ここで、上記液体材料11は、例えばSi
(OC2 5 4 (テトラエトキシシラン)、Ga(C
3 3 (トリメチルガリウム)、Ga(C2 5 3
(トリエチルガリウム)、Al(CH3 3 (トリメチ
ルアルミニウム)、H2 O(水)、TiCl4 (四塩化
チタン)、SiCl4 (四塩化珪素)、SnCl4 (四
塩化錫)等を挙げることができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】ここで、上記浸漬液51は、加熱の場合に
は、例えば油(シリコンオイル等)「GALDEN」
(商品名)等の使用する温度で沸騰せず、使用中に蒸発
してなくならないことが必要である。また、冷却の場合
には、例えば不凍液、「フロリナート」(商品名)等の
使用する温度で凍らないことが必要である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】すなわち、浸漬液51と室温との温度差が
大きくなるほど大きな管壁表面と接しなければキャリア
ガス13の温度は浸漬液51の温度と同じにはならな
い。よって、実施の形態2のつづらおり配管51B→実
施の形態1の螺旋状配管52A→実施の形態3の多孔質
体57aを充填した容器57の順に同じスペースで配管
内部の表面積を大きくできるので、キャリアガス13の
温度を浸漬液51と同じ温度にする能力が増加すること
となる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】
【数1】
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】前述した実施の形態4の装置では、液体材
料11の蒸気の発生量は一定に制御することはできて
も、液体材料11の温度が変動すればキャリアガス13
の流量も変動するので、液体材料蒸気とキャリアガスと
の合計流量が変動することになるが、本実施の形態5で
は、合計流量の変動を無くすように、キャリアガス13
と同種のガスの流量制御装置63を接続したものであ
る。本実施の形態5では、流量制御装置17と流量制御
装置63との合計流量が等しくなるように、演算装置6
2が二つの流量制御装置17,63に対して信号を伝送
し、液体材料蒸気とキャリアガスとの合計流量の変動を
無くすようにした。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 11 液体材料 12 液体原料容器 13 キャリアガス 14 入口配管 15 蒸気出口配管16 恒温槽 17,63 流量制御装置 50 恒温槽 51 浸漬液 52A,52B 配管 53 温度調節器 54 ヒータ 55 クーラ 56 攪拌装置 57a 多孔質体 57 容器 60 温度センサ 61 温度計測器 62 演算装置
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリアガスを液体材料中に流通させて
    バブリングにより蒸気を発生させる蒸気発生装置におい
    て、 液体材料を貯留する容器が浸漬されると共に一定の温度
    に制御する媒体と、該媒体を満たしてなる恒温槽と、 外部からキャリアガスを上記容器内に導入するガス導入
    管とからなり、 該ガス導入管を上記恒温槽内の媒体に浸漬してなること
    をことを特徴とする化学蒸着用蒸気発生装置。
  2. 【請求項2】 キャリアガスを液体材料中に流通させて
    バブリングにより蒸気を発生させる蒸気発生装置におい
    て、 液体材料中の温度を測定する温度センサと、 該温度センサの測定結果に応じてキャリアガスの流量を
    調整する調整装置とからなることをことを特徴とする化
    学気相成長法における化学蒸着用蒸気発生装置。
JP28643996A 1996-10-29 1996-10-29 化学蒸着用蒸気発生装置 Withdrawn JPH10130845A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008533746A (ja) * 2005-03-17 2008-08-21 ノア プレシジョン リミテッド ライアビリティ カンパニー バブラー用温度制御装置
WO2009113400A1 (ja) * 2008-03-12 2009-09-17 三井造船株式会社 原料供給装置

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