JPH10130392A - アミド基含有オルガノポリシロキサンの製造方法 - Google Patents

アミド基含有オルガノポリシロキサンの製造方法

Info

Publication number
JPH10130392A
JPH10130392A JP30566896A JP30566896A JPH10130392A JP H10130392 A JPH10130392 A JP H10130392A JP 30566896 A JP30566896 A JP 30566896A JP 30566896 A JP30566896 A JP 30566896A JP H10130392 A JPH10130392 A JP H10130392A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
carbon atoms
hydrocarbon group
monovalent
fatty acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30566896A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Nakanishi
康二 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DuPont Toray Specialty Materials KK
Original Assignee
Dow Corning Toray Silicone Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dow Corning Toray Silicone Co Ltd filed Critical Dow Corning Toray Silicone Co Ltd
Priority to JP30566896A priority Critical patent/JPH10130392A/ja
Publication of JPH10130392A publication Critical patent/JPH10130392A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Silicon Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 反応中にゲル化することがなく、分子内に不
飽和基を有する脂肪酸アミド基を側鎖に有するアミド基
含有オルガノポリシロキサンを効率よく製造する方法を
提供する。 【解決手段】 (A)アミノ基含有オルガノポリシロキサ
ンと、(B)脂肪族不飽和結合を有する脂肪酸クロライド
とを反応させることを特徴とする、アミド基含有オルガ
ノポリシロキサンの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアミド基含有オルガ
ノポリシロキサンに関し、更に詳しくは、不飽和脂肪酸
アミド基を側鎖に有するオルガノポリシロキサンの製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アミド基含有オルガノポリシロキ
サンは、アミノ基含有オルガノポリシロキサンと脂肪酸
とを脱水縮合反応させることにより得られている。例え
ば、特開平1−306683号公報および特開平5−2
09130号公報には、一級アミノ変性オルガノポリシ
ロキサンに脂肪酸を加えて加熱することによりアミド基
含有オルガノポリシロキサンを製造する方法が提案され
ている。また、特開昭57−101076号公報、特開
平4−248837号公報には、脂肪酸クロライドを用
いて二級アミノ基をアミド基に変えてアミド基含有オル
ガノポリシロキサンを製造する方法が提案されている。
しかしながら、分子内に2個以上の活性な脂肪族不飽和
結合を有する脂肪酸を通常知られている塩素化条件で得
た脂肪酸クロライドを用いてアミド化反応を行うと、直
ちにゲル化するという欠点があった。これは、通常の塩
素化条件で得られる不飽和脂肪酸クロライドには多官能
性の不純物が混在しているためである。その為、これら
の方法では、不飽和脂肪酸がアミド基を介して側鎖にグ
ラフトしたオルガノポリシロキサンを得ることは出来な
かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は上記の問題
点を解決するため、鋭意研究した結果、本発明に到達し
た。即ち、本発明の目的は、分子内に不飽和基を有する
脂肪酸アミド基を側鎖に有するアミド基含有オルガノポ
リシロキサンを効率よく製造する方法を提供することに
ある。
【0004】
【課題の解決手段】本発明は、(A)一般式:
【化5】 (式中、R1は炭素原子数1〜50の二価炭化水素基で
あり、R2は水素原子または炭素原子数1〜50の一価
炭化水素基であり、R5は炭素原子数1〜50の一価炭
化水素基であり、R6は水酸基または炭素原子数1〜5
0の一価炭化水素基である。aは0〜1,000であ
り、bは1〜100である。)で示されるアミノ基含有
オルガノポリシロキサン、または一般式:
【化6】 (式中、R1は炭素原子数1〜50の二価炭化水素基で
あり、R4は炭素原子数1〜50の二価炭化水素基であ
り、R5は炭素原子数1〜50の一価炭化水素基であ
り、R6は水酸基または炭素原子数1〜50の一価炭化
水素基である。aは0〜1,000であり、bは1〜1
00である。)で示されるアミノ基含有オルガノポリシ
ロキサンと、(B)一般式:R3COOSi(R73(式
中、R3は炭素原子数5〜50の一価不飽和炭化水素基
であり、R7は炭素原子数1〜50の一価炭化水素であ
る。)で示されるシリルエステルから導かれる、一般
式:R3COCl(式中、R3は炭素原子数5〜50の一
価不飽和炭化水素基である。)で示される脂肪族不飽和
結合を有する脂肪酸クロライドとを反応させることを特
徴とする、一般式:
【化7】 (式中、R1は炭素原子数1〜50の二価炭化水素基で
あり、R2は水素原子または炭素原子数1〜50の一価
炭化水素基であり、R3は炭素原子数5〜50の一価不
飽和炭化水素基であり、R5は炭素原子数1〜50の一
価炭化水素基であり、R6は水酸基または炭素原子数1
〜50の一価炭化水素基である。aは0〜1,000で
あり、bは1〜100である。)で示されるアミド基含
有オルガノポリシロキサン、または一般式
【化8】 (式中、R1は炭素原子数1〜50の二価炭化水素基で
あり、R3は炭素原子数5〜50の一価不飽和炭化水素
基であり、R4は炭素原子数1〜50の二価炭化水素基
であり、R5は炭素原子数1〜50の一価炭化水素基で
あり、R6は水酸基または炭素原子数1〜50の一価炭
化水素基である。aは0〜1,000であり、bは1〜
100である。)で示されるアミド基含有オルガノポリ
シロキサンの製造方法に関する。
【0005】
【発明の実施の形態】これを説明すると本発明に使用さ
れる(A)成分のアミノ基含有オルガノポリシロキサン
は、上式中、R1は炭素原子数1〜50の二価炭化水素
基であり、具体的には、メチレン基,エチレン基,プロ
ピレン基,ブチレン基等のアルキレン基;フェニレン
基,トリレン基,キシリレン基等のアリーレン基が挙げ
られる。R2は水素原子または炭素原子数1〜50の一
価炭化水素基であり、一価炭化水素基として具体的に
は、メチル基,エチル基,プロピル基,t−ブチル基が
挙げられる。R4は炭素原子数1〜50の二価炭化水素
基であり、具体的には、メチレン基,エチレン基,プロ
ピレン基,ブチレン基等のアルキレン基;フェニレン
基,トリレン基,キシリレン基等のアリーレン基が挙げ
られる。R5は同一または異種の炭素原子数1〜50の
一価炭化水素基であり、具体的には、メチル基,エチル
基,プロピル基等のアルキル基;フェニル基,トリル
基,キシリル基等のアリール基が挙げられる。R6は水
酸基または同一もしくは異種の炭素原子数1〜50の一
価炭化水素基であり、一価炭化水素基として具体的に
は、メチル基,エチル基,プロピル基等のアルキル基;
ビニル基,アリル基,ブテニル基等のアルケニル基;フ
ェニル基,トリル基,キシリル基等のアリール基が挙げ
られる。aおよびcは0〜1,000であり、bおよび
dは1〜100であり、(c+d)は3〜1,100で
ある。このようなアミノ基含有オルガノポリシロキサン
は、例えば、アミノ官能性シクロシロキサンやオルガノ
シクロシロキサンを、末端封止剤として水やヘキサアル
キルジシロキサンを用いてアルカリ触媒下で平衡重合さ
せることにより合成することができる。
【0006】このような(A)成分のアミノ基含有オルガ
ノポリシロキサンの具体例としては、次式のようなオル
ガノポリシロキサンが挙げられる。
【化9】
【化10】
【化11】
【化12】
【0007】本発明に使用される(B)成分の不飽和脂肪
酸クロライドは一般式:R3COClで示される。式
中、R3は炭素原子数5〜50の一価不飽和炭化水素基
であり、具体的には、ブテニル基,ヘプタデセニル基,
ヘプタデセジエニル基が挙げられる。このような不飽和
脂肪酸クロライドはヨウ素価100以上である不飽和脂
肪酸から導かれたものである。具体例としては、リノー
ル酸クロライド,エレオステアリン酸クロライドが挙げ
られる。また、本成分として、乾性油を加水分解して得
られた乾性油脂肪酸から得られる不飽和脂肪酸クロライ
ドをそのまま使用することもできる。ここで乾性油脂肪
酸としては、例えば、大豆油脂肪酸,脱水ヒマシ油脂肪
酸,トール油脂肪酸,亜麻仁油脂肪酸,桐油脂肪酸が挙
げられる。本発明のアミド基含有オルガノポリシロキサ
ンの製造には、入手しやすい乾性油脂肪酸を用いるのが
好ましい。この様な不飽和脂肪酸クロライドは、一般
式:R3COOSi(R73(式中、R3は炭素原子数5
〜50の一価不飽和炭化水素基であり、R7は炭素原子
数1〜50の一価炭化水素である。)で示されるシリル
エステルから導かれたものを用いなければならない。こ
の様にして得られた不飽和脂肪酸クロライドには、多官
能性の不純物がほとんど含まれず、次のアミノ基含有オ
ルガノポリシロキサンとの反応時にもゲル化することが
ない。
【0008】本発明のアミド基含有オルガノポリシロキ
サンは、上記(A)成分と上記(B)成分を反応させること
によって製造できる。本発明の製造方法においては、
(A)成分と(B)成分の割合は、(A)成分中のアミノ基1
モルに対して(B)成分が1モルであることが好ましい。
これは、(A)成分中のアミノ基1モルに対して(B)成分
が1モル未満であると未反応の(A)成分が残存し、ま
た、1モルを越えると未反応の(B)成分が残存するため
である。この反応を促進するためには、副生する塩酸の
補足剤の使用が望ましい。トリエチルアミン、ジエチル
アミン等のアミン化合物が使用できる。
【0009】本発明の製造方法において、その反応温度
には好ましくは−30〜150℃の範囲である。これ
は、反応温度が−30℃以下であると反応が遅くなり、
150℃以上であると反応が激しく進行しすぎるからで
ある。また、本発明の製造方法において有機溶剤を使用
することは、本発明の目的を損なわない限り差し支えな
い。有機溶剤としては乾燥したヘキサンやトルエン等が
例示される。脱水試薬としては、例えば、モレキュラー
シーブスやジシクロヘキシルカルボジイミドが挙げられ
る。この様にして得られるアミド基含有オルガノポリシ
ロキサンは、一般式:
【化13】 または、一般式:
【化14】 で示されるオルガノポリシロキサンが挙げられる。上式
中、R1は炭素原子数1〜50の二価炭化水素基であ
り、具体的には、メチレン基、エチレン基、プロピレン
基、ブチレン基等のアルキレン基;フェニレン基、トリ
レン基、キシリレン基等のアリーレン基が挙げられる。
2は水素原子または同一もしくは異種の炭素原子数1
〜50の一価炭化水素基であり、一価炭化水素基として
具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、t−ブ
チル基が挙げられる。R3は炭素原子数2〜50の一価
不飽和炭化水素基であり、具体的には、ブテニル基、ヘ
プタデセニル基、ヘプタデセジエニル基が挙げられる。
4は炭素原子数1〜50の二価炭化水素基であり、具
体的には、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブ
チレン基等のアルキレン基;フェニレン基、トリレン
基、キシリレン基等のアリーレン基が挙げられる。R5
は炭素原子数1〜50の一価炭化水素基であり、具体的
には、メチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル
基;フェニル基、トリル基、キシリル基等のアリール基
が挙げられる。R6は水酸基または同一もしくは異種の
炭素原子数1〜50の一価炭化水素基であり、一価炭化
水素基として具体的には、メチル基、エチル基、プロピ
ル基等のアルキル基;ビニル基、アリル基、ブテニル基
等のアルケニル基;フェニル基、トリル基、キシリル基
等のアリール基が挙げられる。aは0〜1,000であ
り、bは1〜100である。
【0010】このような本発明のアミド基含有オルガノ
ポリシロキサンの具体例としては、次式のようなオルガ
ノポリシロキサンが挙げられる。
【化15】
【化16】
【化17】
【化18】
【0011】以上のように本発明の製造方法で得られた
不飽和脂肪酸アミド基含有オルガノポリシロキサンは、
アミド基由来の不飽和基の反応性が高く、例えば、室温
硬化性オルガノポリシロキサン組成物の硬化表面改質
剤、特に、親水性付与剤として有効である。
【0012】
【実施例】以下、本発明を参考例および実施例により具
体的に説明する。
【0013】
【参考例1】 ○脱水ひまし油脂肪酸シリル化物の合成 窒素気流下、攪拌器、滴下ロート、温度計を備えた四つ
口フラスコに、脱水ひまし油脂肪酸(この脂肪酸は、共
役リノール酸60%,非共役リノール酸30%,オレイ
ン酸7%,ステアリン酸2%,パルミチン酸1%からな
る混合脂肪酸であり、ヨウ素価170である。)50g
とトルエン50mlとピリジン20mlを入れて攪拌し
た。次いで、滴下ロートからトリメチルシリルクロライ
ド29mlを滴下し、1.5時間攪拌した。生成した沈
殿物はセライトを用いガラスフィルターで濾過した。濾
液から溶媒を減圧留去して目的とした脱水ひまし油脂肪
酸シリルエステル57gを得た。 ○脱水ひまし油脂肪酸クロライドの合成 窒素気流下、攪拌器、滴下ロート、温度計を備えた四つ
口フラスコに、上記のようにして得られた脱水ひまし油
脂肪酸シリルエステル56gを入れ攪拌した。これに、
塩化チオニル18.8gを滴下ロートを用いて室温で滴
下した。1時間攪拌した後、反応液から副生成物を減圧
留去して脱水ひまし油脂肪酸クロライド54gを得た。
【0014】
【参考例2】窒素気流下、攪拌器、滴下ロート、温度計
を備えた四つ口フラスコに、脱水ひまし油脂肪酸15g
を入れ攪拌した。これに、塩化チオニル7.0gを滴下
ロートを用いて室温で滴下した。4時間攪拌した後、反
応液から副生成物を減圧留去して脱水ひまし油脂肪酸ク
ロライド17gを得た。
【0015】
【実施例1】 不飽和脂肪酸アミド基含有オルガノポリシロキサンの合
成1 窒素気流下、攪拌器、還流管をつけた水分定量管、温度
計を備えた1リットルセパラブルフラスコに、式:
【化19】 t−ブチルアミノプロピル基含有オルガノポリシロキサ
ン51.5g(粘度3500cp)とトルエン500m
lを加え共沸脱水した。室温まで冷却後、トリエチルア
ミン0.93ml/トルエン10mlを滴下した。更
に、参考例1で得られた脱水ひまし油脂肪酸クロライド
2.1g/トルエン5mlを室温で滴下した後、1.5時
間室温で攪拌した。反応終了後、水50mlを加え2回
水洗した後、有機相を集め低沸点物を減圧留去(60
℃,25mmHgおよび5mmHg)し、オルガノポリシロ
キサンポリマー54.5g(粘度10000cp)を得
た。得られたポリマーは、IRスペクトルで、原料に認
められた1800cm-1の吸収が消失し、代わりに165
5cm-1にアミド基の吸収が認められた。また、13C−N
MRスペクトルで、原料に認められた173.4ppmのシ
グナルが消失し、代わりに173.0ppmにアミド基のカ
ルボニル炭素シグナルが観測された。また、脂肪酸再生
のシグナルは観測されなかった。これらの分析の結果、
アミド結合が形成され、下式の不飽和脂肪酸アミド基含
有オルガノポリシロキサンが得られたことが判った。
式:
【化20】
【0016】
【実施例2】 不飽和脂肪酸アミド基含有オルガノポリシロキサンの合
成2 窒素気流下、攪拌器、還流管をつけた水分定量管、温度
計を備えた0.5リットルフラスコに、式:
【化21】 アミノエチルアミノプロピル基含有オルガノポリシロキ
サン50g(粘度1250cp)とトルエン200ml
を加え共沸脱水した。室温まで冷却後、トリエチルアミ
ン4.3mlを滴下した。更に、参考例1で得られた脱
水ひまし油脂肪酸クロライド9.5g/トルエン18m
lを室温で滴下した後、1.5時間室温で攪拌した。反
応終了後、水50mlを加え2回水洗した後、有機相を
集め低沸点物を減圧留去(60℃,25−5mmHg)
し、シロキサンポリマー58g(粘度3500cp)を
得た。得られたポリマーは、IRスペクトルで、原料に
認められた1800cm-1の吸収が消失し、代わりに16
55cm-1にアミド基の吸収が認められた。また、13C−
NMRスペクトルで、原料に認められた173.4ppmの
シグナルが消失し、代わりに173.3ppmと173.6p
pmとにアミド基のカルボニル炭素シグナルが観測され
た。また、脂肪酸再生のシグナルは観測されなかった。
これらの分析の結果、アミド結合を形成され、下式に示
す不飽和脂肪酸アミド基含有オルガノポリシロキサンが
得られたことが判明した。式:
【化22】
【0017】
【比較例1】 t−ブチルアミノプロピル基含有アミノ変性オイルと酸
クロライドとの反応 窒素気流下、攪拌器、還流管をつけた水分定量管、温度
計を備えた1リットルセパラブルフラスコに、式:
【化23】 t−ブチルアミノプロピル基含有オルガノポリシロキサ
ン(51.5g)とトルエン500mlを加え共沸脱水
した。室温まで冷却後、トリエチルアミン0.93ml
/トルエン10mlを滴下した。更に、参考例2で得ら
れた脱水ひまし油脂肪酸クロライド2.1g/トルエン
5mlを室温で滴下した。滴下開始と同時に粘度が上昇
し、直ちにゲル化した。
【0018】
【発明の効果】本発明の製造方法は、(A)成分と(B)成
分を反応させており、特に(B)成分の脂肪族不飽和結合
を有する脂肪酸クロライドを使用しているので、アミノ
基含有オルガノシロキサンとの反応時にもゲル化を起こ
すことなく、側鎖に不飽和脂肪酸アミド基を有するオル
ガノポリシロキサンを製造することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1で合成した不飽和脂肪族アミド基含
有オルガノポリシロキサンの赤外吸収スペクトル分析チ
ャートである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)一般式: 【化1】 (式中、R1は炭素原子数1〜50の二価炭化水素基で
    あり、R2は水素原子または炭素原子数1〜50の一価
    炭化水素基であり、R5は炭素原子数1〜50の一価炭
    化水素基であり、R6は水酸基または炭素原子数1〜5
    0の一価炭化水素基である。aは0〜1,000であ
    り、bは1〜100である。)で示されるアミノ基含有
    オルガノポリシロキサン、または一般式: 【化2】 (式中、R1は炭素原子数1〜50の二価炭化水素基で
    あり、R4は炭素原子数1〜50の二価炭化水素基であ
    り、R5は炭素原子数1〜50の一価炭化水素基であ
    り、R6は水酸基または炭素原子数1〜50の一価炭化
    水素基である。aは0〜1,000であり、bは1〜1
    00である。)で示されるアミノ基含有オルガノポリシ
    ロキサンと、(B)一般式:R3COOSi(R73(式
    中、R3は炭素原子数5〜50の一価不飽和炭化水素基
    であり、R7は炭素原子数1〜50の一価炭化水素であ
    る。)で示されるシリルエステルから導かれる、一般
    式:R3COCl(式中、R3は炭素原子数5〜50の一
    価不飽和炭化水素基である。)で示される脂肪族不飽和
    結合を有する脂肪酸クロライドとを反応させることを特
    徴とする、一般式: 【化3】 (式中、R1は炭素原子数1〜50の二価炭化水素基で
    あり、R2は水素原子または炭素原子数1〜50の一価
    炭化水素基であり、R3は炭素原子数5〜50の一価不
    飽和炭化水素基であり、R5は炭素原子数1〜50の一
    価炭化水素基であり、R6は水酸基または炭素原子数1
    〜50の一価炭化水素基である。aは0〜1,000で
    あり、bは1〜100である。)で示されるアミド基含
    有オルガノポリシロキサン、または一般式 【化4】 (式中、R1は炭素原子数1〜50の二価炭化水素基で
    あり、R3は炭素原子数5〜50の一価不飽和炭化水素
    基であり、R4は炭素原子数1〜50の二価炭化水素基
    であり、R5は炭素原子数1〜50の一価炭化水素基で
    あり、R6は水酸基または炭素原子数1〜50の一価炭
    化水素基である。aは0〜1,000であり、bは1〜
    100である。)で示されるアミド基含有オルガノポリ
    シロキサンの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1で示されるアミノ基含有オルガ
    ノポリシロキサンと、ヨウ素価100以上の不飽和脂肪
    酸から導かれる(B)一般式:R3COOSi(R7
    3(式中、R3は炭素原子数5〜50の一価不飽和炭化水
    素基であり、R7は炭素原子数1〜50の一価炭化水素
    基である。)で示されるシリルエステルから導かれる一
    般式:R3COCl(式中、R3は炭素原子数5〜50の
    一価不飽和炭化水素基である。)で示される酸クロライ
    ドとを反応させることを特徴とする、請求項1記載の製
    造方法。
JP30566896A 1996-10-31 1996-10-31 アミド基含有オルガノポリシロキサンの製造方法 Pending JPH10130392A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30566896A JPH10130392A (ja) 1996-10-31 1996-10-31 アミド基含有オルガノポリシロキサンの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30566896A JPH10130392A (ja) 1996-10-31 1996-10-31 アミド基含有オルガノポリシロキサンの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10130392A true JPH10130392A (ja) 1998-05-19

Family

ID=17947919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30566896A Pending JPH10130392A (ja) 1996-10-31 1996-10-31 アミド基含有オルガノポリシロキサンの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10130392A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008524373A (ja) * 2004-12-16 2008-07-10 ダウ・コーニング・コーポレイション アミド置換シリコーンならびにこれの調製方法および使用方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008524373A (ja) * 2004-12-16 2008-07-10 ダウ・コーニング・コーポレイション アミド置換シリコーンならびにこれの調製方法および使用方法
KR101164438B1 (ko) 2004-12-16 2012-07-13 다우 코닝 코포레이션 아미드 치환된 실리콘, 이의 제조방법 및 이의 용도

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0161888B1 (en) Silicones bearing acylated diaminohydrocarbyl radicals and method therefor
JP4742212B2 (ja) シルセスキオキサン誘導体の製造方法およびシルセスキオキサン誘導体
JP3029680B2 (ja) オルガノペンタシロキサンおよびその製造方法
JPH06172536A (ja) 室温硬化性シリコーンシーラント及びその製造方法
JP2000026609A (ja) アルコキシ基末端ポリジオルガノシロキサンの製造方法
JPH0532677A (ja) 有機ケイ素化合物及びその製造方法
JP3015139B2 (ja) オルガノポリシロキサンおよびその製造方法
JP3015145B2 (ja) オルガノポリシロキサンの製造方法
JPH11343347A (ja) カルボシロキサンデンドリマー
JPH10298288A (ja) 分岐状シロキサン・シルアルキレン共重合体
JP3124913B2 (ja) 末端にビニル含有酸アミド基を有するフッ素化ポリエーテルの精製方法
JP4187843B2 (ja) シラトラン誘導体、その製造方法、接着促進剤、および硬化性シリコーン組成物
JPH10130392A (ja) アミド基含有オルガノポリシロキサンの製造方法
JP3097533B2 (ja) 表面処理剤
JPH07247294A (ja) ケチミン構造含有有機けい素化合物の製造方法
JPH0662773B2 (ja) ポリシルエチレンシロキサン
JPH0717752B2 (ja) アルコキシ官能性オルガノポリシロキサンの製造方法
JP3007427B2 (ja) ジアミノプロピルジシロキサンの製造方法
JPH0912724A (ja) ジオルガノポリシロキサンの製造方法
EP0661290B1 (en) Compounds containing 1-aza-3-oxa-4-silacyclohex-1-enyl groups, and tautomers of said compounds
JPH0586071A (ja) 二無水物終端ポリジオルガノシロキサンの製造方法
JPH11152337A (ja) ヒドロキシル基含有シロキサン化合物の製造方法
JP2974712B2 (ja) ジオルガノポリシロキサン、およびオルガノポリシロキサンの製造方法
JPH10130391A (ja) オルガノポリシロキサンおよびその製造方法
JP3257414B2 (ja) 環状エーテル基を有するオルガノポリシロキサン