JPH11343347A - カルボシロキサンデンドリマー - Google Patents

カルボシロキサンデンドリマー

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JPH11343347A
JPH11343347A JP10166423A JP16642398A JPH11343347A JP H11343347 A JPH11343347 A JP H11343347A JP 10166423 A JP10166423 A JP 10166423A JP 16642398 A JP16642398 A JP 16642398A JP H11343347 A JPH11343347 A JP H11343347A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分子中に複数のケイ素原子結合水素原子また
はケイ素原子結合アルコキシ基を含有する、新規な分岐
状シロキサン・シルアルキレン共重合体を提供する。 【解決手段】 一般式: X11 aSiO(3-a)/2 [式中、R1は炭素原子数1〜10のアルキル基もしく
はアリール基であり、aは0〜2の整数であり、X1
i=1とした場合の次式で示されるシリルアルキル基で
ある。 【化1】 (式中、R1は炭素原子数1〜10のアルキル基もしくは
アリール基であり、R2は炭素原子数2〜10のアルキレ
ン基であり、R3は炭素原子数1〜10のアルキル基であ
り、Xi+1はi=i+1とした場合の上記シリルアルキル
基または水素原子である。iは該シリルアルキル基の階
層を示している1〜10の整数であり、biは0〜3の整
数であるが、一分子中に存在する少なくとも1個のX1
のb1は0〜2の整数である。)]で示される同じかまた
は異なるシロキサン単位を1個以上含有し、そのシロキ
サン単位を含有するケイ素原子数2以上のポリシロキサ
ン構造を核に有するカルボシロキサンデンドリマー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シロキサン結合と
シルアルキレン結合が交互に配列した高分岐構造を有
し、ケイ素原子結合水素原子および/またはケイ素原子
結合アルコキシ基を含有する、高分子量体としても得ら
れ、かつ分子量分布が狭い新規なカルボシロキサンデン
ドリマーに関する。
【0002】
【従来の技術】一つの核から放射状に高度な枝分かれ構
造を有し、分子量分布が狭い高分子は、デンドリマーと
呼ばれ、低粘度性、高反応性、高溶解性、低ガラス転移
温度といった特徴的な性質を持っており、その応用が注
目されている。有機ケイ素デンドリマーとしては、例え
ば、シロキサンデンドリマー{レブロフら、Dokl. Aka
d. Nauk. SSSR 309, 367 (1989); 正宗ら、J. Am. Che
m. Soc. 112, 7077 (1990)参照)、カルボシロキサンデ
ンドリマー{柿本ら、Macromolecules 24, 3469 (199
1); 特公平7−17981号公報、シェイコら、Macro
mol. Rapid Commun.17, 283 (1996)参照}、カルボシラ
ンデンドリマー{ルーバースら、Macromolecules 26, 9
63 (1993); 特公平8−311205号公報参照}など
が知られている。その中に、シロキサン結合とシルアル
キレン結合が交互に配列したカルボシロキサンデンドリ
マーも開示されているが、{特開平7−17981号公
報;シェイコら、Macromol. Rapid Commun. 17, 283 (1
996)参照}これらは一個のケイ素原子に複数のビニル基
またはアリル基が結合したシラン化合物をデンドリマー
の核構成原料とするものに限定されており、これらの方
法にしたがえば、階層数が小さい低分子量のデンドリマ
ーしか得られないという欠点があった。また、一段階重
合法によるシロキサン結合とシルアルキレン結合が交互
に配列した高分岐状ポリマーの合成も開示されている
が、{マシウスら、J. Am. Chem. Soc. 113, 4043 (199
1)参照}この方法では、分子量分布が狭いデンドリマー
は得られないという欠点があった。すなわち、シロキサ
ン結合とシルアルキレン結合が交互に配列した高分岐構
造を有し、高分子量体としても得られ、かつ分子量分布
が狭いカルボシロキサンデンドリマーはこれまで知られ
ていなかった。分子中に複数のケイ素原子結合水素原子
を含有する有機ケイ素重合体は、ヒドロシリル化反応に
よる架橋反応の架橋剤や官能性有機ケイ素重合体合成の
前駆体として利用されている。近年、架橋効率が高く、
しかも機械的強度、接着性、耐久性等の諸特性に優れた
硬化体を形成し得る新規な架橋剤や、特異な反応性を有
する官能性有機ケイ素重合体を合成するための新規な前
駆体の開発が望まれている。一方、分子中に複数のケイ
素原子結合アルコキシ基を含有する有機ケイ素重合体
は、コーティング剤や塗料ビヒクルの原料もしくは湿気
硬化型組成物の架橋剤として有用であることが知られて
いる。さらに近年、反応性が高く、最終製品の機械的強
度、接着性、耐久性等の諸特性の向上に有効な有機ケイ
素重合体の開発が切望されている。デンドリマーの分岐
末端に結合した官能基は、一般に反応性が高く、また分
子量分布が狭いことから均質な反応性が期待できる。従
って、上記反応性反応性基を分岐末端に有するデンドリ
マーは上記の要求解決に好適である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は上記問題点
を解決すべく鋭意検討した結果、本発明に到達した。即
ち、本発明の目的は、シロキサン結合とシルアルキレン
結合が交互に配列した高分岐構造を有し、ケイ素原子結
合水素原子および/またはケイ素原子結合アルコキシ基
を含有する新規なカルボシロキサンデンドリマーを提供
することにある。
【0004】
【問題を解決するための手段】本発明は、一般式: X1R1 aSiO(3-a)/2 {式中、R1は炭素原子数1〜10のアルキル基もしくは
アリール基であり、aは0〜2の整数、X1はi=1とし
た場合の次式で示されるシリルアルキル基である。
【化3】 (式中、R1は炭素原子数1〜10のアルキル基もしくは
アリール基であり、R2は炭素原子数2〜10のアルキレ
ン基であり、R3は炭素原子数1〜10のアルキル基であ
り、Xi+1はi=i+1とした場合の上記シリルアルキル
基または水素原子である。iは該シリルアルキル基の階
層を示している1〜10の整数であり、biは0〜3の整
数であるが、一分子中に存在する少なくとも1個のX1
のb1は0〜2の整数である。)}で示される同じかまた
は異なるシロキサン単位を1個以上含有し、そのシロキ
サン単位を含有するケイ素原子数2以上のポリシロキサ
ン構造を核に有するカルボシロキサンデンドリマーに関
する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明のカルボシロキサンデンド
リマーは、一般式: X1R1 aSiO(3-a)/2 で示される同じかまたは異なるシロキサン単位を1個以
上含有するケイ素原子数2以上のポリシロキサン構造を
有することを特徴とする。上式中、R1は炭素原子数1〜
10のアルキル基もしくはアリール基であり、アルキル
基としては、メチル基,エチル基,プロピル基,ブチル
基,ペンチル基,イソプロピル基,イソブチル基,シク
ロペンチル基,シクロヘキシル基が例示され、アリール
基としては、フェニル基,ナフチル基が例示される。こ
れらの中でもメチル基が好ましい。aは0〜2の整数で
ある。X1はi=1とした場合の次式で示されるシリルア
ルキル基である。
【化4】 上式中、R2は炭素原子数2〜10のアルキレン基であ
り、エチレン基,プロピレン基,ブチレン基,ヘキシレ
ン基などの直鎖状アルキレン基;メチルメチレン基,メ
チルエチレン基,1−メチルペンチレン基,1,4−ジ
メチルブチレン基などの分岐状アルキレン基が例示され
る。これらの中でも、エチレン基,メチルメチレン基,
ヘキシレン基,1−メチルペンチレン基,1,4−ジメ
チルブチレン基が好ましい。R3は炭素原子数1〜10の
アルキル基であり、メチル基,エチル基,プロピル基,
ブチル基,ペンチル基,イソプロピル基が例示される。
これらの中でもメチル基またはエチル基が好ましい。R1
は前記と同じである。Xi+1は上記シリルアルキル基また
は水素原子である。iは1〜10の整数であり、これは
該シリルアルキル基の階層数、即ち、該シリルアルキル
基の繰り返し数を示している。従って、階層数が1であ
る場合に、該シリルアルキル基は一般式:
【化5】 で示され、階層数が2である場合に、該シリルアルキル
基は一般式:
【化6】 で示され、階層数が3である場合に、該シリルアルキル
基は一般式:
【化7】 で示される。
【0006】本発明のカルボシロキサンデンドリマーの
中のケイ素原子数2以上のポリシロキサン構造は、一般
式: X1R1 aSiO(3-a)/2 で示される同じかまたは異なるシロキサン単位を1個以
上含有する必要がある。このようなオルガノシロキサン
の構成単位としては、一般式:X1R1 2SiO1/2またはR1 3Si
O1/2で示される1官能シロキサン単位(M単位)、一般
式:X1R1SiO2/2またはR1 2SiO2/2で示される2官能シロ
キサン単位(D単位)、一般式:X1SiO3/ 2またはR1SiO
3/2で示される3官能シロキサン単位(T単位)、SiO
4/2で示される4官能シロキサン単位(Q単位)があ
る。このようなオルガノポリシロキサンとしては、一般
式:R1 2SiO2/2またはX1R1SiO2/2 (式中、R1およびX1は前記に同じである。)で示される
2官能性シロキサン単位を少なくとも1個含有するも
の、一般式:
【化8】 (式中、R1およびX1は前記に同じである。) で示されるもの、一般式: R1SiO3/2, X1SiO3/2, R1 3SiO1/2, X1R1 2SiO1/2 (式中、R1およびX1は前記に同じである。)から選ばれ
るシロキサン単位から構成され、ケイ素原子数が5以上
であるもの、もしくは一般式: SiO4/2,R1 3SiO1/2, X1R1 2SiO1/2 (式中、R1およびX1は前記に同じである。)から選ばれ
るシロキサン単位から構成され、ケイ素原子数が6以上
であるものが好ましく、具体的には次の一般式で示され
るものが挙げられる。なお、式中、X1,R1は前記に同
じ、m, n, x, y, z, p, q, r, s, tは一分子中に存在す
るシロキサン単位の数を示し、1以上であるが、p+qは
5以上、s+tは6以上である。
【化9】
【化10】
【化11】
【化12】
【化13】 (X1R1 2SiO1/2)p(R1SiO3/2)q (X1SiO3/2)r (X1R1 2SiO1/2)s(SiO4/2)t
【0007】本発明のカルボシロキサンデンドリマーは
単一化合物もしくはそれらの混合物として得られるが、
ポリスチレン換算の分子量における分散度指数、即ち重
量平均分子量と数平均分子量の商(Mw/Mn)が2以
下であることが好ましい。具体的には下記平均分子式で
示される重合体が挙げられる。
【化14】
【化15】
【化16】
【化17】
【化18】
【化19】
【化20】
【化21】
【化22】
【化23】
【化24】
【0008】本発明のカルボシロキサンデンドリマー
は、一般式: HR1 aSiO(3-a)/2 (式中、R1は炭素原子数1〜10のアルキル基もしくは
アリール基であり、aは0〜2の整数である。)で示さ
れる同じかまたは異なるシロキサン単位を1個以上含有
し、そのシロキサン単位を含有するケイ素原子数2以上
のケイ素原子結合水素原子含有ポリシロキサンを出発物
質として、下記の(x)工程と(y)工程を1回以上交
互に行うことにより製造することができる。 (x)上記出発物質または下記(y)工程で生成するケ
イ素原子結合水素原子含有カルボシロキサンデンドリマ
ーと、一般式:R4Si(OR3)3(式中、R3は前記と同じであ
り、R4は炭素原子数2〜10のアルケニル基である。)
で示されるアルケニル基含有アルコキシシランとを、白
金系遷移金属触媒の存在下に付加反応させる工程、 (y)上記(x)工程で得られたアルコキシ基含有カル
ボシロキサンデンドリマーと、一般式:
【化25】 (式中、R1は前記と同じである。)で示されるジシロキ
サンを酸性条件下に反応させる工程。この製法では最後
に(x)工程を行うことにより、分岐末端がアルコキシ
基で封鎖されたカルボシロキサンデンドリマーを得るこ
とができ、最後に(y)工程を行うことにより、分岐末
端がケイ素原子結合水素原子で封鎖されたカルボシロキ
サンデンドリマーを得ることができる。
【0009】上記(x)工程で使用される白金系遷移金
属触媒としては、塩化白金酸,アルコール変性塩化白金
酸,白金のオレフィン錯体,白金のジケトナート錯体が
例示される。この白金系遷移金属触媒を用いて付加反応
を行う際には、原料中のケイ素原子結合水素原子を完全
に反応させるために、やや過剰のアルケニル基含有アル
コキシシランを反応させるのが好ましい。過剰量のアル
ケニル基含有アルコキシシランは反応後、減圧蒸留等に
よって分別回収することができる。またこの付加反応は
常温もしくは加熱条件下に行うことができ、反応を妨害
しない溶媒を用いて行うこともできる。
【0010】上記(y)工程での酸性条件を作るのに使
われる酸性物質としては、塩酸、硫酸、カルボン酸類、
スルホン酸類またはその混合物が好ましい。尚、(y)
工程では、ケイ素原子結合水素原子がアルコール分解し
て、下記モノアルコキシシロキシ基が少量含まれること
もある。
【化26】 (式中、R1およびR3は前記と同じである。)
【0011】以上のような本発明のカルボシロキサンデ
ンドリマーは、シロキサン結合とシルアルキレン結合が
交互に配列した高分岐構造を有し、ケイ素原子結合水素
原子および/またはケイ素原子結合アルコキシ基を含有
する、高分子量体としても得られ、かつ分子量分布が狭
いという特徴を有する。特に、ケイ素原子結合水素原子
を含有する場合には、ヒドロシリル化反応硬化性組成物
の架橋剤や官能性有機ケイ素重合体のための前駆体とし
て有用であり、また、ケイ素原子結合アルコキシ基を含
有する場合には、コーティング剤や塗料ビヒクルの原料
もしくは湿気硬化型組成物の架橋剤として有用であると
いう利点を有する。
【0012】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。実施
例中、本発明のカルボシロキサンデンドリマーの同定
は、29Si−核磁気共鳴分析およびゲル透過クロマトグ
ラフィー分析(溶媒:トルエン)により行った。
【0013】
【実施例1】撹拌装置,温度計,還流冷却管,滴下ロー
トを取り付けた200mlの4つ口フラスコに、ビニル
トリメトキシシラン121gと塩化白金酸3%イソプロ
パノール溶液0.04gを投入し、これらを撹拌しなが
ら105℃に加熱した。次いでこれに、1,1,3,3−
テトラメチルジシロキサン50gを、滴下ロートを用い
て反応温度が100〜110℃を保つようにゆっくり滴
下した。滴下終了後、反応溶液を115℃で1時間加熱
した。冷却後、反応溶液を減圧濃縮したところ、158
gの微褐色液体が得られた。続いて、撹拌装置、温度
計、還流冷却管、滴下ロートを取り付けた1リットル4
つ口フラスコに、1,1,3,3−テトラメチルジシロキ
サン180g、濃塩酸50ml、水100mlおよびイ
ソプロパノール100mlを投入してこれらを撹拌し
た。次いでこれに、上記で得た微褐色液体158gを滴
下ロートを用いて1時間かけてゆっくり滴下した。滴下
終了後、反応溶液を室温で1時間撹拌した。次いで反応
溶液を分液ロートに移して下層を分取した後、残った上
層液を水100mlで3回、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液100mlで1回洗浄して、無水塩化カルシウムで
乾燥した。固形分を濾別し、得られた溶液を減圧濃縮し
たところ、233gの無色透明液体が得られた。この反
応生成物を29Si−核磁気共鳴分析により分析したとこ
ろ、下記の平均分子式で示される、一分子中に平均4.
6個のケイ素原子結合水素原子と平均1.4個のケイ素
原子結合メトキシ基を有するカルボシロキサンデンドリ
マーであることが判明した。またこのカルボシロキサン
デンドリマーは、ゲル透過クロマトグラフィーによるポ
リスチレン換算数平均分子量が1,039であり、分散
度指数が1.08であることが確認された。
【化27】
【0014】
【実施例2】撹拌装置、温度計、還流冷却管、滴下ロー
トを取り付けた200mlの4つ口フラスコに、ビニル
トリメトキシシラン88.9gと塩化白金酸3%イソプ
ロパノール溶液0.04gを投入し、これらを撹拌しな
がら100℃に加熱した。次いでこれに、1,3,5,7
−テトラメチルシクロテトラシロキサン30.0gを、
滴下ロートを用いて反応温度が100〜110℃を保つ
ようにゆっくり滴下した。滴下終了後、反応溶液を12
0℃で1時間加熱した。冷却後、反応溶液を減圧濃縮し
たところ、100.4gの微褐色液体が得られた。続い
て、撹拌装置、温度計、還流冷却管、滴下ロートを取り
付けた1リットル4つ口フラスコに、1,1,3,3−テ
トラメチルジシロキサン93.0g、濃塩酸30ml、
水60mlおよびイソプロパノール60mlを投入して
これらを撹拌した。次いでこれに、上記で得た微褐色液
体80.0gを滴下ロートを用いて1時間かけてゆっく
り滴下した。滴下終了後、反応溶液を室温で1時間撹拌
した。次いで反応溶液を分液ロートに移して下層を分取
した後、残った上層液を水100mlで2回、飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液100mlで1回洗浄して、無水
硫酸ナトリウムで乾燥した。固形分を濾別し、得られた
溶液を減圧濃縮したところ、98.5gの無色透明液体
が得られた。この反応生成物を29Si−核磁気共鳴分析
により分析したところ、下記の平均分子式で示される、
一分子中に平均9.6個のケイ素原子結合水素原子と平
均2.4個のケイ素原子結合メトキシ基を有するカルボ
シロキサンデンドリマーであることが判明した。またこ
のカルボシロキサンデンドリマーは、ゲル透過クロマト
グラフィーによるポリスチレン換算数平均分子量が1,
819であり、分散度指数が1.15であることが確認
された。
【化28】
【0015】
【実施例3】撹拌装置、温度計、還流冷却管、滴下ロー
トを取り付けた100mlの3つ口フラスコに、ビニル
トリエトキシシラン54.3gと塩化白金酸3%イソプ
ロパノール溶液0.04gを投入し、これらを撹拌しな
がら100℃に加熱した。次いでこれに、実施例2で得
られたカルボシロキサンデンドリマー27.0gを、滴
下ロートを用いて反応温度が100〜110℃を保つよ
うにゆっくり滴下した。滴下終了後、反応溶液を120
℃で1時間加熱した。冷却後、反応溶液を減圧濃縮した
ところ、61.9gの微褐色液体が得られた。この反応
生成物を29Si−核磁気共鳴分析により分析したとこ
ろ、下記の平均分子式で示される、一分子中に平均29
個のケイ素原子結合エトキシ基と平均2.4個のケイ素
原子結合メトキシ基を有するカルボシロキサンデンドリ
マーであることが判明した。またこのカルボシロキサン
デンドリマーは、ゲル透過クロマトグラフィーによるポ
リスチレン換算数平均分子量が3,690であり、分散
度指数が1.17であることが確認された。
【化29】
【0016】
【実施例4】撹拌装置、温度計、還流冷却管、滴下ロー
トを取り付けた100mlの3つ口フラスコに、ビニル
トリメトキシシラン49.4gと塩化白金酸3%イソプ
ロパノール溶液0.04gを投入し、これらを撹拌しな
がら100℃に加熱した。次いでこれに、平均式:
【化30】 で示されるポリシロキサン30.0gを、滴下ロートを
用いて反応温度が100〜110℃を保つようにゆっく
り滴下した。滴下終了後、反応溶液を120℃で1時間
加熱した。冷却後、反応溶液をなす型フラスコに移して
ロータリーエバポレーターにより減圧濃縮したところ、
61.0gの微褐色液体が得られた。続いて、撹拌装
置、温度計、還流冷却管、滴下ロートを取り付けた30
0ml4つ口フラスコに、1,1,3,3−テトラメチル
ジシロキサン0.3.3g、濃塩酸40ml、水20m
lおよびイソプロパノール20mlを投入してこれらを
撹拌した。次いでこれに、上記で得た微褐色液体61.
0gを滴下ロートを用いて1時間かけてゆっくり滴下し
た。滴下終了後、反応溶液を室温で1時間撹拌した。次
いで反応溶液を分液ロートに移して下層を分取した後、
残った上層液を水100mlで2回、飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液100mlで1回洗浄した後、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。固形分を濾別し、得られた溶液
を減圧濃縮したところ、73.3gの無色透明液体が得
られた。この反応生成物を29Si−核磁気共鳴分析によ
り分析したところ、下記の平均分子式で示される、一分
子中に平均7個のケイ素原子結合水素原子と平均7個の
ケイ素原子結合メトキシ基を有するカルボシロキサンデ
ンドリマーであることが判明した。またこのカルボシロ
キサンデンドリマーは、ゲル透過クロマトグラフィーに
よるポリスチレン換算数平均分子量が2,547であ
り、分散度指数が1.71であることが確認された。
【化31】
【0017】
【実施例5】撹拌装置、温度計、還流冷却管、滴下ロー
トを取り付けた500mlの4つ口フラスコに、ビニル
トリメトキシシラン160gと塩化白金酸3%イソプロ
パノール溶液0.10gを投入し、これらを撹拌しなが
ら100℃に加熱した。次いでこれに、平均組成式:{H
(CH3)2SiO1/2}10(SiO4/2)5 で示されるポリシロキサン
100gを、滴下ロートを用いて反応温度が100〜1
10℃を保つようにゆっくり滴下した。滴下終了後、反
応溶液を120℃で1時間加熱した。冷却後、反応溶液
を減圧濃縮したところ、231gの微褐色液体が得られ
た。続いて、撹拌装置、温度計、還流冷却管、滴下ロー
トを取り付けた2リットル4つ口フラスコに、1,1,
3,3−テトラメチルジシロキサン193g、酢酸86
gおよびトリフルオロメタンスルホン酸 0.24gを
投入してこれらを撹拌しながら、50℃に昇温した。次
いでこれに、上記で得た微褐色液体207gを滴下ロー
トを用いて1時間かけてゆっくり滴下した。滴下終了
後、反応溶液を50℃で1時間撹拌した。次いで反応溶
液を分液ロートに移し、水200mlで2回、飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液100mlで1回洗浄した後、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。生成した固形分を濾別
し、得られた溶液を減圧濃縮したところ、308gの無
色透明液体が得られた。さらに続いて、撹拌装置、温度
計、還流冷却管、滴下ロートを取り付けた300mlの
4つ口フラスコに、ビニルトリメトキシシラン59.3
gと塩化白金酸3%イソプロパノール溶液0.05gを
投入し、これらを撹拌しながら100℃に加熱した。次
いでこれに、上記で得た無色透明液体57.6gを、滴
下ロートを用いて反応温度が100〜110℃を保つよ
うにゆっくり滴下した。滴下終了後、反応溶液を120
℃で1時間加熱した。冷却後、反応溶液を減圧濃縮した
ところ、109gの微褐色液体が得られた。最後に、撹
拌装置、温度計、還流冷却管、滴下ロートを取り付けた
2リットル4つ口フラスコに、1,1,3,3−テトラメ
チルジシロキサン80.4g、酢酸36.0gおよびト
リフルオロメタンスルホン酸 0.11gを投入してこ
れらを撹拌しながら、50℃に昇温した。次いでこれ
に、上記で得た微褐色液体103gを滴下ロートを用い
て1時間かけてゆっくり滴下した。滴下終了後、反応溶
液を50℃で1時間撹拌した。次いで反応溶液を分液ロ
ートに移し、水200mlで2回、飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液100mlで1回洗浄した後、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。生成した固形分を濾別し、得られ
た溶液を減圧濃縮したところ、143gの無色透明液体
が得られた。この反応生成物を29Si−核磁気共鳴分析
により分析したところ、下記の平均分子式で示される、
一分子中に平均51個のケイ素原子結合水素原子を有す
るカルボシロキサンデンドリマーであることが判明し
た。またこのカルボシロキサンデンドリマーは、ゲル透
過クロマトグラフィーによるポリスチレン換算数平均分
子量が3381であり、分散度指数が1.19であるこ
とが確認された。
【化32】
【0018】
【応用例1】式:
【化33】 で表される粘度2,100センチストークスのオルガノ
ポリシロキサン100部、実施例2で得られた式:
【化34】 で表されるケイ素原子結合水素原子を有するカルボシロ
キサンデンドリマー 部、白金濃度0.5%の白金ジビ
ニルテトラメチルジシロキサン錯体のトルエン溶液0.
1部および反応抑制剤として3-フェニル-1-ブチン-3-オ
ール0.1部を均一に混合して、硬化性オルガノポリシ
ロキサン組成物を調製した(組成物中のビニル基とケイ
素原子結合水素原子とのモル比は1:1.3であっ
た)。得られたオルガノポリシロキサン組成物を、90
℃の条件下で加熱して硬化時間を測定した。また、この
オルガノポリシロキサン組成物を、90℃、20分間の
条件下で硬化させて得られたシート(厚さ2mm)の引
張り強度と硬さを測定した。これらの測定値を表1に示
した。
【0019】
【応用比較例1】式:
【化35】 で表される粘度2,100センチストークスのオルガノ
ポリシロキサン100部、実施例2で得られたカルボン
酸デンドリマーの代わりに式:
【化36】 で表されるケイ素原子結合水素原子を有するメチルハイ
ドロジェンポリシロキサン0.84部、白金濃度0.5
%の白金ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体のトル
エン溶液0.1部および反応抑制剤として3-フェニル-1
-ブチン-3-オール0.1部を均一に混合して、硬化性オ
ルガノポリシロキサン組成物を調製した(組成物中のビ
ニル基とケイ素原子結合水素原子とのモル比は1:1.
3であった)。得られたオルガノポリシロキサン組成物
の硬化時間を応用例1と同様に測定した。また、このオ
ルガノポリシロキサン組成物を、130℃、20分間の
条件下で硬化させて得られたシート(厚さ2mm)の引
張り強度と硬さを測定した。これらの測定値を表1に示
した。
【0020】
【表1】
【0021】
【発明の効果】本発明のカルボシロキサンデンドリマー
は、シロキサン結合とシルアルキレン結合が交互に配列
した高分岐構造を有し、一分子中にケイ素原子結合水素
原子および/またはケイ素原子結合アルコキシ基を含有
し、反応性に優れているという特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、実施例1で得られたカルボシロキサ
ンデンドリマーの29Si−核磁気共鳴スペクトルであ
る。
【図2】 図2は、実施例2で得られた分岐状カルボシ
ロキサンデンドリマーの29Si−核磁気共鳴スペクトル
である。
【図3】 図3は、実施例3で得られたカルボシロキサ
ンデンドリマーの29Si−核磁気共鳴スペクトルであ
る。
【図4】 図4は、実施例4で得られたカルボシロキサ
ンデンドリマーの29Si−核磁気共鳴スペクトルであ
る。
【図5】 図5は、実施例5で得られたカルボシロキサ
ンデンドリマーの29Si−核磁気共鳴スペクトルであ
る。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式: X1R1 aSiO(3-a)/2 {式中、R1は炭素原子数1〜10のアルキル基もしくは
    アリール基であり、aは0〜2の整数であり、X1はi=1と
    した場合の次式で示されるシリルアルキル基である。 【化1】 (式中、R1は炭素原子数1〜10のアルキル基もしくは
    アリール基であり、R2は炭素原子数2〜10のアルキレ
    ン基であり、R3は炭素原子数1〜10のアルキル基であ
    り、Xi+1はi=i+1とした場合の上記シリルアルキル
    基または水素原子である。iは該シリルアルキル基の階
    層を示している1〜10の整数であり、biは0〜3の整
    数であるが、一分子中に存在する少なくとも1個のX1
    のb1は0〜2の整数である。)}で示される同じかまた
    は異なるシロキサン単位を1個以上含有し、そのシロキ
    サン単位を含有するケイ素原子数2以上のポリシロキサ
    ン構造を核に有するカルボシロキサンデンドリマー。
  2. 【請求項2】 核となるポリシロキサン構造に、一般
    式: R1 2SiO2/2またはX1R1SiO2/2 (式中、R1およびX1は前記に同じである。)で示される
    2官能性シロキサン単位を少なくとも1個含有する請求
    項1記載のカルボシロキサンデンドリマー。
  3. 【請求項3】 一般式: 【化2】 (式中、R1およびX1は前記に同じである。)で示される
    請求項1記載のカルボシロキサンデンドリマー。
  4. 【請求項4】 核となるポリシロキサン構造が、一般
    式: R1SiO3/2, X1SiO3/2, R1 3SiO1/2, X1R1 2SiO1/2 (式中、R1およびX1は前記に同じである。)から選ばれ
    るシロキサン単位から構成され、ケイ素原子数が5以上
    である請求項1記載のカルボシロキサンデンドリマー。
  5. 【請求項5】 核となるポリシロキサン構造が、一般
    式: SiO4/2, R1 3SiO1/2, X1R1 2SiO1/2 (式中、R1およびX1は前記に同じである。)から選ばれ
    るシロキサン単位から構成され、ケイ素原子数が6以上
    である請求項1記載のカルボシロキサンデンドリマー。
  6. 【請求項6】 ポリスチレン換算分子量の分散度指数が
    2以下である請求項1記載のカルボシロキサンデンドリ
    マー。
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