JPH10130336A - プロピレン系ランダム共重合体及びそれからなるフィルム - Google Patents

プロピレン系ランダム共重合体及びそれからなるフィルム

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JPH10130336A
JPH10130336A JP28805296A JP28805296A JPH10130336A JP H10130336 A JPH10130336 A JP H10130336A JP 28805296 A JP28805296 A JP 28805296A JP 28805296 A JP28805296 A JP 28805296A JP H10130336 A JPH10130336 A JP H10130336A
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film
propylene
mol
copolymer
random copolymer
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JP28805296A
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Yasushi Seta
寧 瀬田
Yutaka Minami
裕 南
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に低温ヒートシール性に優れたフィルム、
並びに高速成形加工上要求されるスリップ性及びアンチ
ブロッキング性を有するフィルムを得ることができるプ
ロピレン系ランダム共重合体の提供を目的とするもので
ある。 【解決手段】 プロピレンとエチレンのランダム共重合
体であって、共重合体中のエチレン単位の含有量(χ
(wt%))が 0.2〜15wt%であり、共重合体のメルトイ
ンデックス(MI(g/10min))が0.1 〜15 g/10minであ
り、沸騰ジエチルエーテル抽出量(Ext(wt %))とχ
が式(1) 又は(2) の関係を満たし、 Ext≦ 0.2χ+1.0 (0.2 ≦χ< 5)・・・(1) Ext≦ 2.0 ( 5 ≦χ≦15) ・・・(2) 示差走査型熱量計で測定した融点(Tm(℃))とχが式
(3) 又は(4) の関係を満たし、 Tm ≦ 140 (0.2 ≦χ< 4)・・・(3) Tm ≦ 160− 5χ ( 4 ≦χ≦15) ・・・(4)13 C−NMRで測定したPPP連鎖部のアイソタクチ
ックトライアッド分率(mm(mol%))が、90 mol% 以上
であり、及び13C−NMRで測定したPEP連鎖部の
割合(R(mol%))とχが式(5) の関係を満たすことを特
徴とするプロピレ R≧ 0.5χ+1.0 ・・・(5) ン系ランダム共重合体及びこれを製膜してなるフィルム
を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロピレン系共重
合体及びそれからなるフィルムに関するものである。さ
らに詳しくは、プロピレンとエチレンの二元ランダム共
重合体及びそれを成形したフィルムに関するもので、特
に低温ヒートシール性に優れ、ラミネートや共押出した
積層フィルムのシーラント層として好適に用いられる。
【0002】
【従来の技術】結晶性プロピレン系重合体のフィルム
は、その優れた剛性、透明性及び防湿性等を生かして広
く包装用フィルムとして使用されている。しかし、プロ
ピレン単独重合体のフィルムは、製袋、及び内容物充填
後の袋閉じをヒートシールにより行う際、低温ヒートシ
ール性に大きな難点があるため、従来からヒートシール
性に優れた樹脂をシーラント層として、その片面ないし
両面にラミネートした積層フィルムとして広く使用され
ている。
【0003】低温ヒートシール性の改良手段としては、
従来よりエチレンや他のα−オレフィンを共重合させる
ことが広く行われてきたが、充分な低温ヒートシール性
を得るには多量のエチレンや他のα−オレフィンを共重
合させる必要があり、それに伴い、べとつき成分が多量
に副成するため、アンチブロッキング性の大幅な低下等
の問題が生じ、実用に耐えるものではなかった。また、
この問題解決として、べとつき成分を不活性溶媒中に溶
解させて除去するという方法も試みられているが、多量
に副成するべたつき成分の除去はできるものの所望の低
温ヒートシール性が得られていないのが現状である。
【0004】ところで、フイルムには、製袋及び内容物
を充填した後の袋閉じ工程の生産性に直接関係している
低温ヒートシール性が良好であることの他にも、フィル
ムの巻き返し工程を支障なく行うためスリップ性やアン
チブロッキング性を発現すること、及び外観や透明性が
良好であること等が要求されている。近年のフィルム加
工は、生産性を上げるため大型成形機による高速製膜化
が行われているので、この場合においてもフィルム品質
が低下しないことも要求される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ポリプロピ
レンのフィルムが本来有する好ましい特性をできるだけ
損なうことなく、特に低温ヒートシール性に優れたフィ
ルム、並びに高速成形加工上要求されるスリップ性及び
アンチブロッキング性を有するフィルムを得ることがで
きるプロピレン系ランダム共重合体の提供を目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決しようとする手段】本発明者らは上記課題
につき鋭意検討した結果、特に、PEP連鎖を特定の割
合で有するプロピレン系ランダム共重合体とし、かつ、
べとつき成分を少ないものとすることで、フィルムのス
リップ性やアンチブロッキング性が発現すると共に、極
めて低温ヒートシール性に優れたものが得られることを
見出して、本発明を完成するに至った。すなわち、本発
明は、以下のプロピレン系ランダム共重合体及びそれか
らなるフィルムを提供するものである。
【0007】(I)プロピレンとエチレンのランダム共重
合体であって、下記の〜を満足するプロピレン系ラ
ンダム共重合体。 共重合体中のエチレン単位の含有量(χ (wt%))が
0.2〜15wt%である 共重合体のメルトインデックス(MI(g/10min))が
0.1〜15 g/10minである 沸騰ジエチルエーテル抽出量(Ext(wt %))とχが式
(1) 又は(2) の関係を満たす Ext≦ 0.2χ+1.0 (0.2 ≦χ< 5)・・・(1) Ext≦ 2.0 ( 5 ≦χ≦15) ・・・(2) 示差走査型熱量計で測定した融点(Tm(℃))とχが式
(3) 又は(4) の関係を満たす Tm ≦ 140 (0.2 ≦χ< 4)・・・(3) Tm ≦ 160− 5χ ( 4 ≦χ≦15) ・・・(4)13 C−NMRで測定したPPP連鎖部のアイソタクチ
ックトライアッド分率(mm(mol%))が、90 mol% 以上
である13 C−NMRで測定したPEP連鎖部の割合(R(mol
%))とχが式(5) の関係を満たす R≧ 0.5χ+1.0 ・・・(5) (II)上記の(I)に記載のプロピレン系ランダム共重合
体を製膜してなるフィルム。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明について、以下に詳細に説
明する。本発明のプロピレン系ランダム共重合体は、プ
ロピレンとエチレンをランダム共重合したものであっ
て、下記の〜を満足するものである。
【0009】 プロピレン系ランダム共重合体中のエ
チレン単位の含有量(χ (wt%))が0.2 〜15wt%、好ま
しくは 3〜10 wt %である。χが0.2 wt%未満の場合は
ヒートシール温度を充分に低くすることができないし、
結晶性が高くなるため、特に製膜速度を高速化した場合
に耐衝撃性が低下しやすい。χが15 wt %を超える場合
は、剛性が低下し、べとつき成分が多くなりアンチブロ
ッキング性が低下する。
【0010】 プロピレン系ランダム共重合体のメル
トインデックス(MI(g/10min))が0.1 〜15 g/10min、
好ましくは 1〜12 g/10minである。MIが 0.1 g/10min
未満の場合は透明性、フィルムインパクトが低下する。
MIが15 g/10minを超える場合は成形不良が起こりやす
くなる。
【0011】 沸騰ジエチルエーテル抽出量(Ext
(wt%))とχが式(1) 又は(2) の関係を満たす。 Ext≦ 0.2χ+1.0 (0.2 ≦χ< 5)・・・(1) Ext≦ 2.0 ( 5 ≦χ≦15) ・・・(2) Extがこの範囲より多くなるとアンチブロッキング性が
低下する。また、ヒートシール温度を充分に低くするこ
とができない。好ましくは、 Ext≦ 0.2χ+0.5 (0.2 ≦χ< 5)・・・(1) ’ Ext≦ 1.5 ( 5 ≦χ≦15) ・・・(2) ’ である。
【0012】 示差走査型熱量計で測定した融点(T
m(℃))とχが式(3) 又は(4) の関係を満たす。 Tm ≦ 140 (0.2 ≦χ< 4)・・・(3) Tm ≦ 160− 5χ ( 4 ≦χ≦15) ・・・(4) Tm がこの範囲よりも高くなるとヒートシール温度を充
分に低くすることができない。好ましくは、 Tm ≦ 155− 5χ (0.2 ≦χ≦15)・・・(4) ’ である。
【0013】 13C−NMRで測定したPPP部のア
イソタクチックトライアッド分率(mm(mol%))が、90
mol% 以上、好ましくは94 mol% 以上である。なお、P
はプロピレン単位を示す。mmが90 mol% 未満では、べ
とつき成分が多くなりアンチブロッキング性が低下す
る。また、結晶性が低下し、剛性が低くなる。さらに共
重合量に対する融点降下が小さくなり、充分にヒートシ
ール温度を低くすることができない。
【0014】13C−NMRで測定したPEP連鎖部の
割合(R(mol%))とχが式(5) の関係を満たす。なお、
Eはエチレン単位を示す。 R≧ 0.5χ+1.0 ・・・(5) Rがこれよりも低くなると共重合量に対する融点降下が
小さくなり、ヒートシール温度を充分低くすることがで
きない。また、べとつき成分が多くなり、アンチブロッ
キング性が低下する。好ましくは、 R≧ 0.5χ+2.0 ・・・(5) ' である。
【0015】上記のプロピレン系ランダム共重合体は、
ポリプロピレンのフィルムが本来有する好ましい特性を
できるだけ損なうことなく、特に低温ヒートシール性に
優れたフィルム、並びに高速成形加工上要求されるスリ
ップ性及びアンチブロッキング性を有するフィルムを提
供できる。また、透明性、耐衝撃性も良好で、製膜速度
を高速化してもフィルム品質の低下が小さい。
【0016】上記のプロピレン系ランダム共重合体は、
以下に示すような製造方法で重合したものを洗浄するこ
とで初めて得られたものであるが、これに限定されるも
のではなく、上記のプロピレン系ランダム共重合体が得
られる製造方法であればよい。製造に使用する触媒とし
ては、マグネシウム、チタン、及びハロゲンを必須成分
とする固体触媒成分、有機アルミニウム化合物等の有機
金属化合物触媒成分、及び有機ケイ素化合物等の電子供
与体化合物触媒成分から形成することができるが、代表
的なものとして、以下のような触媒成分が使用できる。
【0017】固体触媒成分の好ましい担体となるもの
は、金属マグネシウムとアルコールとハロゲン及び/又
はハロゲン含有化合物から得られる。この場合、金属マ
グネシウムは、顆粒状、リボン状、粉末状等のマグネシ
ウムを用いることができる。また、この金属マグネシウ
ムは、表面に酸化マグネシウム等の被覆が生成されてい
ないものが好ましい。アルコールとしては、炭素数1〜
6の低級アルコールを用いるのが好ましく、特に、エタ
ノールを用いると、触媒性能の発現を著しく向上させる
上記担体が得られる。
【0018】ハロゲンとしては、塩素、臭素、又はヨウ
素が好ましく、特にヨウ素を好適に使用できる。また、
ハロゲン含有化合物としては、MgCl2 、MgI2
好適に使用できる。アルコールの量は、金属マグネシウ
ム1モルに対して好ましくは2〜100モル、特に好ま
しくは5〜50モルである。
【0019】ハロゲン又はハロゲン含有化合物の使用量
は、金属マグネシウム1グラム原子に対して、ハロゲン
原子又はハロゲン含有化合物中のハロゲン原子が、0.
0001グラム原子以上、好ましくは0.0005グラ
ム原子以上、さらに好ましくは、0.001グラム原子
以上である。ハロゲン及びハロゲン含有化合物はそれぞ
れ1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用しても
よい。
【0020】金属マグネシウムとアルコールとハロゲン
及び/又はハロゲン含有化合物との反応方法は、例え
ば、金属マグネシウムとアルコールとハロゲン及び/ま
たはハロゲン含有化合物とを、還流下(約79℃)で水
素ガスの発生が認められなくなるまで(通常20〜30
時間)反応させて、担体を得る方法である。これは、不
活性ガス(例えば窒素ガス、アルゴンガス)雰囲気下で
行うことが好ましい。得られた担体を次の固体触媒成分
の合成に用いる場合、乾燥させたものを用いてもよく、
また濾別後ヘプタン等の不活性溶媒で洗浄したものを用
いてもよい。
【0021】また、この担体は粒状に近く、しかも粒径
分布がシャープである。さらには、粒子一つ一つをとっ
てみても、粒形度のばらつきは非常に小さい。固体触媒
成分の製造のため、上記の担体に少なくともチタン化合
物を接触させる。
【0022】このチタン化合物としては、一般式(6) TiX1 n (OR1 4-n ・・・(6) (式中、X1 はハロゲン原子、特に塩素原子が好まし
く、R1 は炭素数1〜10の炭化水素基、特に直鎖また
は分岐鎖のアルキル基であり、R1 が複数存在する場合
にはそれらは互いに同じでも異なってもよい。nは0〜
4の整数である。)で表されるチタン化合物を用いるこ
とができる。具体的には、Ti(O−i−C
3 7 4 、Ti(O−C4 9 4 、TiCl(O−
2 5 3 、TiCl(O−i−C3 7 3 、Ti
Cl(O−C4 9 3 、TiCl2 (O−C49
2 、TiCl2 (O−i−C3 7 2 、TiCl4
を挙げることができるが、特にTiCl4 が好ましい。
【0023】固体触媒成分は、上記の担体にさらに電子
供与性化合物を接触させて得られる。この電子供与性化
合物としては、芳香族ジカルボン酸ジエステルが好まし
く、特にフタル酸ジ−n−ブチルやフタル酸ジエチルが
好ましい。また、上記の担体にチタン化合物と電子供与
性化合物を接触させる際に、四塩化ケイ素等のハロゲン
含有ケイ素化合物を接触させるとよい。
【0024】上記の固体触媒成分は、公知の方法で調製
することができる。例えば、ペンタン、ヘキサン、ペプ
タン又はオクテン等の不活性炭化水素を溶媒に、上記の
担体、電子供与性化合物及びハロゲン含有ケイ素化合物
を投入し、攪拌しながらチタン化合物を投入する方法で
ある。通常は、マグネシウム原子換算で担体1モルに対
して電子供与性化合物は、0.01〜10モル、好まし
くは0.05〜5モルを加え、また、マグネシウム原子
換算で担体1モルに対してチタン化合物は、1〜50モ
ル、好ましくは2〜20モルを加え、0〜200℃に
て、5分〜10時間の条件、好ましくは30〜150℃
にて30分〜5時間の条件で接触反応を行えばよい。
【0025】なお、反応終了後は不活性炭化水素(例え
ば、n−ヘキサン、n−ヘプタン)で、生成した固体触
媒成分を洗浄するのが好ましい。また、触媒成分の内、
有機金属化合物触媒成分としては、有機アルミニウム化
合物を好適に用いることができる。
【0026】この有機アルミニウム化合物としては、一
般式(7) AlR2 n 2 3-n ・・・(7) (式中、R2 は炭素数1〜10のアルキル基、シクロア
ルキル基またはアリール基であり、X2 はハロゲン原子
であり、塩素原子または臭素原子が好ましい。nは1〜
3の整数である。)で表される化合物が広く用いられ
る。具体的には、トリアルキルアルミニウム化合物、例
えば、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウ
ム、トリイソブチルアルミニウム、ジエチルアルミニウ
ムモノクロリド、ジイソブチルアルミニウムモノクロリ
ド、ジエチルアルミニウムモノエトキシド、エチルアル
ミニウムセスキクロリド等が挙げることができる。これ
らは、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用して
もよい。
【0027】さらに、触媒成分の内、重合系に供する電
子供与性化合物成分としては、有機ケイ素化合物が好ま
しく、特にジシクロペンチルジメトキシシランやシクロ
ヘキシルメチルジメトキシシランが好ましい。
【0028】上記の固体触媒成分は、前処理してから、
重合に用いるとよい。例えば、ペンタン、ヘキサン、ペ
プタン又はオクテン等の不活性炭化水素を溶媒に、上記
の固体触媒成分、有機金属化合物触媒成分及び電子供与
性化合物成分を投入し、攪拌しながら、プロピレンを供
給し、反応させる。また、通常、有機金属化合物触媒成
分は、固体触媒成分中のチタン原子1モルに対して0.
01〜10モル、好ましくは0.05〜5モルを加え、
電子供与性化合物成分は、固体触媒成分中のチタン原子
1モルに対して0.01〜20モル、好ましくは0.1
〜5モルを加えるとよい。プロピレンは、大気圧よりも
高いプロピレンの分圧下で供給し、0〜100℃にて、
0.1〜24時間前処理するとよい。なお、反応終了後
は不活性炭化水素(例えば、n−ヘキサン、n−ヘプタ
ン)で、前処理したものを洗浄するのが好ましい。
【0029】重合条件は、特に制限されず、公知の方法
と同様の条件を用いることができる。例えば、大気圧よ
りも高いプロピレンの分圧下で、−80〜150℃の温
度下で、製造することができる。好ましくは、20〜1
50℃の温度下で、プロピレンの分圧は大気圧〜40 k
g/cm2 G の範囲である。また、通常、有機金属化合物媒
成分は、固体触媒成分中のチタン原子1モルに対して
0.1〜400モル、好ましくは1〜200モルを加
え、電子供与性化合物成分は、固体触媒成分中のチタン
原子1モルに対して0.1〜100モル、好ましくは1
〜50モルを加えるとよい。また、エチレン分圧は、所
望のエチレン含量になるようにエチレン供給量で調節
し、共重合体の分子量は、所望の分子量になるように水
素供給量で調節する。
【0030】本発明のプロピレン系ランダム共重合体を
得るには、通常、重合されたプロピレン系ランダム共重
合体パウダーを、有機溶剤で洗浄する必要がある。有機
溶剤としては、ヘプタン、ヘキサン、シクロヘキサン等
の不活性溶剤が挙げられる。また、洗浄温度は、不活性
溶剤により適切な温度は異なるが、通常、0〜80℃、
好ましくは10〜50℃である。例えば、ヘプタンを溶
剤とする場合は、25±5℃の温度で洗浄を行うとよ
い。また、洗浄は数回繰り返してもよい。
【0031】本発明のプロピレン系ランダム共重合体に
は、常用される酸化防止剤、中和剤、スリップ剤、アン
チブロッキング剤または耐電防止剤などを必要に応じて
配合することができる。また、本発明のプロピレン系ラ
ンダム共重合体は、溶融押出成形法によりフィルムに製
膜できる。例えば、Tダイキャスト製膜法において、引
取速度が50 m/minまたはこれ以上の高速製膜条件におい
ても、厚みが 10 〜500 μm のフィルムの製膜に好適に
使用できる。また、前述した好ましい特性を有すること
から、共押出製膜法による積層フィルムの製造に際し
て、その少なくとも一層成分としても好適に使用でき
る。製膜法は大型製膜機により高速製膜が実施されるT
ダイキャスト製膜法が好ましいが、特にこれに限らず、
溶融押出成形法によりフィルムを製造する方法であれ
ば、どのような製膜法においても本発明のプロピレン系
ランダム共重合体は好適に使用できる。
【0032】
【実施例】以下に、実施例に基づいて本発明をさらに具
体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定され
るものではない。まず、樹脂特性の評価方法、フィルム
の製膜方法及びフィルムの品質の評価方法について、説
明する。 (ア)樹脂特性の評価方法 1) 共重合体中のエチレン単位の含有量(χ(wt%)) エチレン含有量は以下の条件にて300 μm 厚のシートを
作成し、日本分光製FT/IR5300を用い718 、73
3 cm-1の吸光度から次式により計算した。 ・シート成形条件 プレス温度:220 ℃;加・冷圧時の圧締圧:50kg/cm2G 余熱:5 min ; 加圧:5 min ; 冷圧:3 min ・IR測定条件 積算回数: 20 回 ; 分解能:4 cm-1 エチレン含量(χ(wt%)) χ1 =0.599 ×(A733 /d・l)−0.161 ×( A718 /d・l) χ2 =0.599 ×(A718 /d・l)−0.161 ×(A733 /d・l) χ=0.809 ×(χ1 +χ2 ) 但し、A718 :718 cm-1の吸光度、A733 :733 cm-1
吸光度、d:0.9 、l:試料の厚さ。
【0033】2) メルトインデックス(MI(g/10min)
) JIS K7210に従い、温度230 ℃、荷重2160gで
測定した。 3) 沸騰ジエチルエーテル抽出量(Ext(wt%)) 1 mmφメッシュパスの大きさに粉砕したペレットを円筒
濾紙に3 g 、抽出溶剤のジエチルエーテルを平底フラス
コに160 ml入れ、リフラックス頻度を1 回/5min 程度
にしてソックスレー抽出器で 10 時間抽出する。抽出
後、ジエチルエーテルをエバポレーターで回収し、さら
に真空乾燥器で、恒量になるまで乾燥し、その重量から
沸騰ジエチルエーテル抽出量を求めた。
【0034】4) 示差走査型熱量計で測定した共重合体
の融点(Tm ( ℃)) 示差走査型熱量計(パーキンエルマー社製 DSC7)
を用いて、あらかじめ試料 10 mgを窒素雰囲気下230 ℃
で3 min 溶融した後、 10 ℃/minで 40 ℃まで降温す
る。この温度で3 min 保持した後、 10 ℃/minで昇温さ
せて得られた融解吸熱カーブの最大ピークのピークトッ
プを融点とした。 5) 13C−NMRで測定した共重合体のPPP連鎖部の
アイソタクチックトライアッド分率(mm (mol %)) プロピレン系共重合体のPPP連鎖部のアイソタクチッ
クトライアッド分率は、共重合体分子鎖のPPP連鎖に
おけるトライアッド単位のアイソタクチック分率 であ
り、13C−NMRスペクトルから求めることができる。
プロピレン単独重合体の場合は、次の式(a) でそれを計
算できる。
【0035】
【数1】
【0036】但し、Imm、Imr及びIrrは、13
−NMRスペクトルでメチル炭素領域をmm、mr及び
rrの3領域に区分けしたときの、それぞれの領域のピ
ーク強度を示す。mm領域は化学シフトで21.4〜2
2.2ppm、mr領域は化学シフトで20.6〜2
1.4ppm、rr領域は化学シフトで19.8〜2
0.6ppmである。プロピレン系ランダム共重合体の
場合は、エチレン単位に隣接するプロピレン単位のメチ
ル炭素の吸収位置がエチレン単位により影響を受ける。
具体的には、EPE連鎖中のプロピレン単位のメチル炭
素の吸収ピークは、rr領域に現れ、PPE連鎖の中央
のプロピレン単位のメチル炭素の吸収ピークはmr領域
に現れる。
【0037】このEPE連鎖中のプロピレン単位のメチ
ル炭素の吸収ピーク強度は、Tδδ(33.3ppm)
のピーク強度で代用ができる。また、このPPE連鎖中
のプロピレン単位のメチル炭素の吸収ピーク強度は、S
αγ(38.0ppm)のピーク強度で代用ができる。
そこで、プロピレン系ランダム共重合体のPPP連鎖の
アイソタクチックトライアッド分率を求めるには、次の
式(b) を用いる。
【0038】
【数2】
【0039】13C−NMRスペクトルは、日本電子社製
のJNM−EX400型NMR装置を用いて測定した。
測定条件は、以下のとおりである。 試料濃度 : 220mg/NMR溶媒 3 ml NMR溶媒 : 1,2,4- トリクロロベンゼン/重ベンゼン
(90/10vol%) 測定温度 : 130℃ パルス幅 : 45° パルス繰返し時間 : 4 秒 積算回数 : 4000 回
【0040】6) 13C−NMRで測定した共重合体のP
EP連鎖の割合(R (mol %)) プロピレン系ランダム共重合体のPEP連鎖の割合(R
(mol %))は、共重合体分子鎖におけるトライアッド
単位に対するPEP連鎖の割合であり、次式(c) から計
算できる。
【0041】
【数3】
【0042】但し、IEEE はEEE連鎖のピーク強度で
あり、その化学シフトは29.9〜30.1ppm、同
様にIPEEEはPEEE連鎖で30.0〜30.5pp
m、I EPE はEPE連鎖で33.2〜33.4ppm、
PPE はPPE連鎖で30.8〜31.3ppm、I
ppp はPPP連鎖で28.4〜29.8ppm、IPEE
はPEE連鎖で27.2〜27.6ppm、またIPEP
はPEP連鎖で24.4〜25.0ppmである。13
−NMRスペクトルは、日本電子社製のJNM−EX4
00型NMR装置を用いて測定した。測定条件は、上記
5) と同じである。
【0043】(イ)フィルムの製膜方法 以下の実施例及び比較例で得たプロピレン系ランダム共
重合体及びプロピレン重合体のペレットから、三菱重工
製 75 mmφ成形機を用い、膜厚 30 μm のフィルムを以
下の成形条件で製膜した。 加工温度 :250 ℃ チルロール温度: 40 ℃ 引取速度 :125 m/min
【0044】(ウ)フィルムの品質の評価方法 フィルムの品質は全て試料を温度23±2 ℃、湿度50±10
%で、 16 時間以上状態調節した後、同じ温度、湿度条
件下にて、測定を行った。 7) ヒートシール特性 JIS K−1707に準拠して測定した。融着条件を
以下に記す。なお、ヒートシールバーの温度は表面温度
計により較正されている。シール後、室温で一昼夜放置
し、その後室温で剥離速度を 200 mm/min にしてT型剥
離法で剥離強度を測定した。ヒートシール温度は剥離強
度が300 g/15mmになる温度をシール強度−剥離強度曲線
から計算して求めた。 シール時間:2 sec シール面積:15×10 mm シール圧力:5.3 kg/cm2 シール温度:ヒートシール温度を内挿できように数点。
【0045】8) アンチブロッキング性 重ね合わせた二枚のフィルムについて以下の条件で密着
させた後の引剥強度により評価した。 密着条件 温度:50℃、時間:1週間、荷重:15 g/cm2 引剥試験の条件は次のとおりである。 テストスピード : 20 mm/min ロードセル : 2 kg
【0046】9)スリップ性 フィルムを張ったスレットを、フィルムを張ったガラス
板の上に静置した後、ガラス板を傾けていきスレットが
滑り出したときの傾き角θのtanで評価する。東洋精
機製作所製の摩擦角測定機を用い、以下の条件にて測定
した。 測定面 :金属ロール面/金属ロール面 傾斜速度 :2.7 °/sec スレッド重量 :1 kg スレッド断面積:65 cm2 面間圧力 :15 g/cm2
【0047】10) 透明性(ヘイズ) JIS K7105に従い測定した。 11) 耐衝撃性(フィルムインパクト) 東洋精機製作所製フィルムインパクトテスターにおいて
1/2 インチ衝撃ヘッドを用いた衝撃破壊強度により評価
した。
【0048】〔実施例1〕 (1)マグネシウム化合物の調整 攪拌機付き反応槽(内容積500 リットル) 窒素ガスで充分に
置換し、エタノール 97.2 kg、ヨウ素640 g 、及び金属
マグネシウム6.4 kgを投入し、攪拌しながら還流条件下
で系内から水素ガスの発生が無くなるまで反応させ、固
体状反応生成物を得た。この固体状反応生成物を含む反
応液を減圧乾燥させることにより目的のマグネシウム化
合物(固体触媒の担体)を得た。 (2)固体触媒成分の調整 窒素ガスで充分に置換した攪拌機付き反応槽(内容積50
0 リットル)に、前記マグネシウム化合物(粉砕していない
もの) 30 kg、精製ヘプタン(n−ヘプタン)150 リット
ル、四塩化ケイ素 4.5 リットル 、及びフタル酸ジエチル 5.
4 リットル を加えた。系内を 90 ℃に保ち、攪拌しながら
四塩化チタン144 リットルを投入して110 ℃で2 時間反応さ
せた後、固体成分を分離して 80 ℃の精製ヘプタンで洗
浄した。さらに、四塩化チタン228 リットルを加え、110 ℃
で2 時間反応させた後、精製ヘプタンで充分に洗浄し、
固体触媒成分を得た。
【0049】(3)前処理 内容積500 リットルの攪拌機付き反応槽に精製ヘプタン230
リットルを投入し、前記の固体触媒成分を 25 kg、トリエチ
ルアルミニウムを固体触媒成分中のチタン原子に対して
1.0 mol/mol 、シクロヘキシルメチルジメトキシシラン
を1.8 mol/molの割合で供給した。その後、プロピレン
をプロピレン分圧で 0.3 kg/cm2Gになるまで導入し、 2
5 ℃で4 時間反応させた。反応終了後、固体触媒成分を
精製ヘプタンで数回洗浄し、更に二酸化炭素を供給し 2
4 時間攪拌した。 (4)重合 内容積200 リットルの攪拌機付き重合装置に前記処理済の固
体触媒成分を成分中のチタン原子換算で3 m mol/hrで、
トリエチルアルミニウムを4 m mol/ kg-PPで、シクロヘ
キシルメチルジメトキシシランを0.1 m mol/ kg-PPでそ
れぞれ供給し、重合温度 70 ℃、重合圧力(全圧)28kg
/cm 2 G でプロピレンとエチレンを反応させた。この
時、所望のエチレン含有量及び分子量となるようにエチ
レン供給量、及び水素供給量をそれぞれ調節した。重合
装置内ガス部の組成分析値(ガス・クロマト分析)のエ
チレン濃度が、5.6 mol %、水素濃度が、3.2 mol %で
あった。
【0050】(5)洗浄 内容積 10 リットルの攪拌機付き洗浄槽に精製ヘプタン 6
リットルを投入し、そこに上記のようにして得たプロピレン
系ランダム共重合体パウダー 12 kgを加え、温度 25
℃、攪拌翼の回転数 400 rpmの条件にて 1時間の洗浄を
行い、ヘプタン不溶分を濾別し、回収した。この操作を
繰り返し必要量のパウダーを得た。 (6)添加剤処方 こうして得たプロピレン系共重合体パウダーに以下の添
加剤を処方し、混練機にて押出造粒した。 1) 酸化防止剤 チバガイギー社製のイルガノックス1010:1000 ppm 及びチバガイギー社製のイルガフォス168:1000 ppm 2) 中和剤 ステアリン酸カルシウム:1000 ppm 3) アンチブロッキング剤 シリカ系:2500 ppm 4) スッリプ剤 エルカ酸アミド: 300 ppm こうして得たプロピレン系ランダム共重合体ペレットの
樹脂特性を上記の(ア)の方法で評価した。また、上記
の(イ)の方法で製膜し、そのフィルム品質は(ウ)の
方法で評価した。その結果は第1表に示す。
【0051】〔比較例1〕内容積200 リットルの攪拌機付き
重合装置に三塩化チタンを 5.6 g/hr 、ジエチルアルミ
ニウムクロリドを 0.25 mol/hr、イルガノックス107
6を 0.01 mol/hrでそれぞれを供給し、重合温度 70
℃、重合圧力 (全圧) 28 kg/cm2G で反応させた。この
時、所定のエチレン含有量、及び分子量になるようにエ
チレン供給量をそれぞれ調節した。なお、重合装置内の
エチレン濃度が 5.0 mol%、水素濃度が 5.7 mol%であ
った。得られた共重合体は、実施例1と同様にして洗浄
し、添加剤処方を行い、評価した。その結果は第1表に
示す。
【0052】
【表1】
【0053】
【発明の効果】本発明により、ポリプロピレンのフィル
ムが本来有する好ましい特性をできるだけ損なうことな
く、特に低温ヒートシール性に優れたフィルム、並ぶに
高速成形加工上要求されるスリップ性及びアンチブロッ
キング性を有するフィルムを得ることができるプロピレ
ン系ランダム共重合体を提供することができる。また、
これを用いてなるフィルムは、上記の好ましい特性を有
することから、ラミネートや共押出した積層フィルムの
シーラント層として好適に使用可能である。
【0054】一方、本発明によれば、1-ブテンその他の
炭素数4 以上のα−オレフィンを用いる必要はなく、エ
チレンとプロピレンの二元ランダム共重合体にて上記の
品質のフィルムを得ることができるため、モノマーコス
トを低減することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロピレンとエチレンのランダム共重合
    体であって、下記の〜を満足するプロピレン系ラン
    ダム共重合体。 共重合体中のエチレン単位の含有量(χ (wt%))が0.
    2 〜15wt%である 共重合体のメルトインデックス(MI(g/10min))が0.
    1 〜15 g/10minである 沸騰ジエチルエーテル抽出量(Ext(wt %))とχが式
    (1) 又は(2) の関係を満たす Ext≦ 0.2χ+1.0 (0.2 ≦χ< 5)・・・(1) Ext≦ 2.0 ( 5 ≦χ≦15) ・・・(2) 示差走査型熱量計で測定した融点(Tm(℃))とχが式
    (3) 又は(4) の関係を満たす Tm ≦ 140 (0.2 ≦χ< 4)・・・(3) Tm ≦ 160− 5χ ( 4 ≦χ≦15) ・・・(4)13 C−NMRで測定したPPP連鎖部のアイソタクチ
    ックトライアッド分率(mm(mol%))が、90 mol% 以上
    である13 C−NMRで測定したPEP連鎖部の割合(R(mol
    %))とχが式(5) の関係を満たす R≧ 0.5χ+1.0 ・・・(5)
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプロピレン系ランダム
    共重合体を製膜してなるフィルム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002241438A (ja) * 2001-02-16 2002-08-28 Chisso Corp 弾性プロピレン−エチレン共重合体とその製造方法
EP1865005A2 (en) 1998-06-25 2007-12-12 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Propylene polymer and composition containing the same, molded object and laminate comprising these, and processes for producing propylene polymer and composition containing the same

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