JPH10129824A - 板状部材搬送装置 - Google Patents

板状部材搬送装置

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JPH10129824A
JPH10129824A JP30242496A JP30242496A JPH10129824A JP H10129824 A JPH10129824 A JP H10129824A JP 30242496 A JP30242496 A JP 30242496A JP 30242496 A JP30242496 A JP 30242496A JP H10129824 A JPH10129824 A JP H10129824A
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JP
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pusher
plate
transport path
conveying
path
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JP30242496A
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Masaru Nakamura
賢 中村
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Juki Corp
Original Assignee
Juki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プッシャーの後退途中に搬送手段による板状
部材の搬送を可能とし、タクトタイムを短くして搬送効
率を向上する。 【解決手段】 移動手段2によるプッシャー12の前進
時に、当該プッシャー12を、突出・退避手段41によ
り搬送路50に対して突出させ、搬送手段1により搬送
された板状部材40のその後端に当接させて当該板状部
材40を例えばマガジンラック内に収納し得るようにそ
の前方へ押し出し可能とする一方で、移動手段2による
プッシャー12の後退途中に、搬送路50に対して突出
しているプッシャー12を、突出・退避手段42により
搬送路50に対して退避させ、該プッシャー12の後退
途中に、搬送手段1により板状部材40を搬送しても、
当該板状部材40が、後退するプッシャー12に干渉し
ないように構成してなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板状部材搬送装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、板状部材としての例えばプリント
基板を、例えばマガジンラック等の収納手段内に搬送す
る板状部材搬送装置として、例えば特開平7−9704
3号公報に記載の装置が知られている。
【0003】この特開平7−97043号公報に記載の
板状部材搬送装置は、同期巡回する左右一対のベルトコ
ンベア(搬送手段)により構成される搬送路と、これら
ベルトコンベア間の下方に上記搬送路と並べて配設され
たロッドレスシリンダと、このロッドレスシリンダのシ
リンダチューブ周囲を摺動するボディーに設けられプリ
ント基板後端を押圧可能なプッシャーと、このプッシャ
ーが上記ベルトコンベア間をその後端に後退した時に、
当該プッシャーを上記ベルトコンベア間の下方に退避さ
せる退避手段と、を備えている。
【0004】そして、このように構成された板状部材搬
送装置では、先ずプリント基板を搬送路の後端から搬入
して当該プリント基板の左右側部を左右一対のベルトコ
ンベアに搭載する。すると、当該左右一対のベルトコン
ベアの同期巡回により該プリント基板はマガジンラック
に向って搬送される。次いで、該プリント基板が、搬送
路の後端に位置し退避手段によりベルトコンベア間の下
方に退避しているプッシャー上方を乗り越えて搬送路上
をその前方に搬送されたら、プッシャーがロッドレスシ
リンダにより前方に移動される。この時、プッシャーは
バネの付勢力により回動してベルトコンベア間に突出し
て前方に移動し、搬送路の前端に搬送されているプリン
ト基板の後端に当接して押圧し該プリント基板をマガジ
ンラック内に押し込み当該プリント基板をマガジンラッ
ク内に収納させる。そうしたら、プッシャーはロッドレ
スシリンダにより後方に移動され、上記搬送路の後端に
後退したら、退避手段により当該プッシャーが上記ベル
トコンベア間の下方に退避されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された板状部材搬送装置においては、以下の問
題点があった。すなわち、上述したように、プッシャー
が搬送路の後端に後退した時に、退避手段により当該プ
ッシャーがベルトコンベア間の下方に退避されるように
構成されているため、プッシャーの後退中に、次のプリ
ント基板をベルトコンベアにより搬送すると、搬送中の
次のプリント基板が、ベルトコンベア間に突出している
後退中のプッシャーに当たってしまうことになり、従っ
てプッシャーが搬送路の後端に後退するまで、ベルトコ
ンベアによる次のプリント基板の搬送を待たねばなら
ず、タクトタイムが長くなって搬送効率が低下するとい
った問題があった。
【0006】そこで本発明は、プッシャーの後退途中に
搬送手段による板状部材の搬送を可能とし、タクトタイ
ムを短くできて搬送効率を向上できる板状部材搬送装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の板状部材搬送装置は、板状部材を搬送す
る搬送手段と、この搬送手段による前記板状部材の搬送
路の上方または下方に位置し、当該搬送路に対して突出
または退避可能なプッシャーと、このプッシャーを前記
搬送路に沿って前進または後退させる移動手段と、この
移動手段による前記プッシャーの前進時に、当該プッシ
ャーを前記搬送路に対して突出させ、前記搬送手段によ
り搬送された板状部材のその後端に当接させて当該板状
部材をその前方へ押し出し可能とし、前記移動手段によ
る前記プッシャーの後退途中に、前記搬送路に対して突
出しているプッシャーを当該搬送路に対して退避させる
突出・退避手段と、を具備した。
【0008】上記目的を達成するために、請求項2の板
状部材搬送装置は、請求項1に加えて、搬送手段は、プ
ッシャーが後退位置に後退する前に、次の板状部材の搬
送を開始し、突出・退避手段は、次に搬送されてくる板
状部材に、後退中のプッシャーが干渉しないタイミング
で、当該突出しているプッシャーを搬送路に対して退避
させることを特徴としている。
【0009】このような構成を有する本発明の板状部材
搬送装置によれば、移動手段によりプッシャーが前進さ
れると、当該プッシャーは、突出・退避手段により搬送
路に対して突出され、搬送手段により搬送された板状部
材のその後端に当接して当該板状部材は例えばマガジン
ラック内に収納されるようにその前方へ押し出される。
一方、移動手段によりプッシャーが後退されると、搬送
路に対して突出しているプッシャーは、上記突出・退避
手段により搬送路に対して退避される。従って、プッシ
ャーの後退途中に、搬送手段により板状部材が搬送され
ても、当該板状部材が、後退するプッシャーに干渉する
ことはない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態における
板状部材搬送装置としてのプリント基板搬送装置を表し
た正面図、図2は同上プリント基板搬送装置を表した平
面図である。
【0011】図1及び図2において、符号1はプリント
基板40を図示左側から図示右側に向かって搬送する搬
送手段としてのベルトコンベアを示している。このベル
トコンベア1にあっては、プリント基板40の左右側部
(図2における上下端部)を搭載可能に離隔配置された
一対のコンベアベルト1a,1aを有していると共に、
当該コンベアベルト1aが、駆動モータ(不図示)の出
力軸に固定されたモータプーリ1b、前後方向(図示左
右方向)に離隔して配置されたベルトプーリ1c,1
c、ベルトテンション調整プーリ1d,1dに掛け渡さ
れており、上記ベルトプーリ1c,1c間の図示上側の
ベルト部分により、プリント基板40を図示左側から図
示右側に向かって搬送する搬送路50が構成されてい
る。
【0012】そして、該ベルトコンベア1は、上記各駆
動モータを同一方向に同期回転することにより、当該駆
動モータの駆動力がモータプーリ1bを介してコンベア
ベルト1aに伝達されて、両コンベアベルト1a,1a
が同期巡回し、当該コンベアベルト1aの図示上側のベ
ルト部分が図示左側から右側に向かって移動するように
構成されていると共に、この同期巡回するベルト移動に
より上記搬送路50の後端(図示左端)に搭載されたプ
リント基板40が図示右側に向かって搬送されて、当該
搬送路50の前端(図示右端)に達するように構成され
ている。
【0013】上記搬送路50の下方(ベルトコンベア1
a,1a間の下方)には、移動手段としてのロッドレス
シリンダ2が配設されている。このロッドレスシリンダ
2は、搬送路50の下方に該搬送路50と並べて配設さ
れた長尺なるシリンダチューブ2aと、このシリンダチ
ューブ2a周囲を摺動可能なボディー3と、シリンダチ
ューブ2a内に嵌入したピストン(不図示)と、を備え
ていると共に、ピストン、ボディー3にマグネットをそ
れぞれ備えている。
【0014】そして、該ロッドレスシリンダ2は、上記
ピストンをシリンダチューブ2a内で前後方向(図示左
右方向)に摺動させることにより、ピストンに備えられ
たマグネットとボディー3に備えられたマグネットとの
間に作用する吸引力に従って、該ボディー3が、シリン
ダチューブ2a周囲を摺動するように構成されている。
【0015】上記ボディー3上には、図3に示されるよ
うに、プッシャー台5が固定されている。このプッシャ
ー台5は、その先端部(図示右端部)に、軸線が搬送方
向に直交する固定軸7を有しており、この固定軸7にプ
ッシャーレバー6の一端が回動可能に支持されている。
上記プッシャー台5はまた、該プッシャーレバー6の上
方に位置する第1のストッパ8と、該プッシャーレバー
6の下方に位置する第2のストッパ9と、を有してお
り、第1のストッパ8により該プッシャーレバー6の上
方への回動(図示反時計回りの回動)を制限し、第2の
ストッパ9により該プッシャーレバー6の下方への回動
(図示時計回りの回動)を制限するように構成されてい
る。
【0016】上記プッシャーレバー6は、その他端に、
プリント基板40の後端を前方に押し出すためのプッシ
ャー12を有していると共に、その両端の略中間部分
に、上記固定軸7に平行に配置された固定軸11を有し
ており、この固定軸11の図示奥側の端部には、ベアリ
ング21が回転自在に支持されている。この固定軸11
の反対側の端部と上記第1のストッパ8の後端部(図示
左端部)との間には、引っ張りコイルばね10が張設さ
れており、この引っ張りコイルばね10により、上記プ
ッシャーレバー6を回動させる付勢力を当該プッシャー
レバー6に付与し得るように構成されている。
【0017】すなわち、プッシャーレバー6が上方に回
動し、引っ張りコイルばね10のデッドポイントを越え
る高さまで回動すると、該プッシャーレバー6は、引っ
張りコイルばね10の付勢力により第1のストッパ8に
当接するまでさらに回動して当該位置に止まり、この時
回動上昇したプッシャー12が、搬送路50(ベルトコ
ンベア1a,1a間)に突出し、プリント基板40の後
端に対向し得るように構成されていると共に、プッシャ
ーレバー6が下方に回動し、引っ張りコイルばね10の
デッドポイントを越える高さまで回動すると、該プッシ
ャーレバー6は、引っ張りコイルばね10の付勢力によ
り第2のストッパ9に当接するまでさらに回動して当該
位置に止まり、この時回動下降したプッシャー12が、
搬送路50(ベルトコンベア1a,1a間)から退避す
るように構成されている。
【0018】上記シリンダチューブ2aの図示奥側の側
方には、図2に示されるように、取付板4がシリンダチ
ューブ2aに沿うように立設されており、この取付板4
には、搬送路50途中の後端側(図示左端側)に、突出
・退避手段を構成する突出手段41が設けられ、搬送路
50途中の前端側(図示右端側)に、突出・退避手段を
構成する退避手段42が設けられている。
【0019】突出手段41は、図4に示されるように、
上記取付板4に取り付けられたプッシャーカム取付板1
3を有している。このプッシャーカム取付板13は、軸
線が搬送方向に直交する固定軸17aを有しており、こ
の固定軸17aには、第1のプッシャーカム15が回動
可能に支持されている。この第1のプッシャーカム15
は、上記ベアリング21の移動経路中に配置されてお
り、当該ベアリング21が前進時に当接すると共に前進
する方向に向って上昇勾配にされたカム面15aと、上
記カム面15aの反対側の面に設けられると共に上記ベ
アリング21が後退時に当接する裏面15bと、を有し
ている。
【0020】上記プッシャーカム取付板13はまた、該
第1のプッシャーカム15の下方に位置するストッパ1
3aを有しており、このストッパ13aにより該第1の
プッシャーカム15の下方への回動(図示反時計回りの
回動)を制限するように構成されている。上記第1のプ
ッシャーカム15の先端部にはピン19aが、上記プッ
シャーカム取付板13にはピン20aが、それぞれ突設
されており、これらピン19a,20a間には、引っ張
りコイルばね18aが張設されている。
【0021】すなわち、突出手段41は、上記引っ張り
コイルばね18aの付勢力により、第1のプッシャーカ
ム15が、ストッパ13aに押し付けられるように構成
されていると共に、ベアリング21の前進時に、当該ベ
アリング21を、ストッパ13aにより下方への回動が
制限された第1のプッシャーカム15のカム面15aに
当接させながら当該ベアリング21を上方に回動させ、
ベアリング21の後退時に、当該ベアリング21を、第
1のプッシャーカム15の裏面15bに当接させながら
そのまま通過させ、ベアリング21の通過後、上記第1
のプッシャーカム15が、上記引っ張りコイルばね18
aの付勢力により下方に回動して、ストッパ13aに押
し付けられるように構成されている。
【0022】退避手段42は、図5に示されるように、
上記取付板4に取り付けられたプッシャーカム取付板1
4を有している。このプッシャーカム取付板14は、軸
線が搬送方向に直交する固定軸17bを有しており、こ
の固定軸17bには、第2のプッシャーカム16が回動
可能に支持されている。この第2のプッシャーカム16
は、上記ベアリング21の移動経路中に配置されてお
り、当該ベアリング21が前進時に当接する表面16a
と、この表面16aの反対側の面に設けられると共に当
該ベアリング21が後退時に当接し後退する方向に向っ
て下降勾配にされたカム面16bと、を有している。
【0023】上記プッシャーカム取付板14はまた、該
第2のプッシャーカム16の上方に位置するストッパ1
4aを有しており、このストッパ14aにより該第2の
プッシャーカム16の上方への回動(図示反時計回りの
回動)を制限するように構成されている。上記第2のプ
ッシャーカム16の先端部にはピン19bが、上記プッ
シャーカム取付板14にはピン20bが、それぞれ突設
されており、これらピン19b,20b間には、引っ張
りコイルばね18bが張設されている。
【0024】すなわち、退避手段42は、上記引っ張り
コイルばね18bの付勢力により、第2のプッシャーカ
ム16が、ストッパ14aに押し付けられるように構成
されていると共に、ベアリング21の前進時に、当該ベ
アリング21を、第2のプッシャーカム16の表面16
aに当接させながらそのまま通過させ、ベアリング21
の通過後、上記第2のプッシャーカム16が、上記引っ
張りコイルばね18bの付勢力により上方に回動して、
ストッパ14aに押し付けられ、ベアリング21の後退
時に、当該ベアリング21を、ストッパ14aにより上
方への回動が制限された第2のプッシャーカム16のカ
ム面16bに当接させながら当該ベアリング21を下方
に回動させるように構成されている。
【0025】また、本実施形態のプリント基板搬送装置
では、図1に示されるように、プリント基板40が搬送
路50の後端に載置されたことを検知する第1のセンサ
30と、当該プリント基板40がベルトコンベア1によ
り搬送路50の前端に到達したことを検知する第2のセ
ンサ31と、プッシャー12が搬送路50の後端下方の
ホームポジション(待機位置)Xに位置することを検知
するプッシャーホームポジションセンサ(以下単にプッ
シャーH.Pセンサと記す)32と、プッシャー12が
ロッドレスシリンダ2により搬送路50の前端に到達し
たことを検知するプッシャー前進端センサ33と、を備
えている。
【0026】本実施形態のプリント基板搬送装置はま
た、上記各センサ30〜33からのオン信号を受けて、
上記ベルトコンベア1の駆動モータ、ロッドレスシリン
ダ2の駆動・停止を制御する図示を省略した制御手段を
備えている。
【0027】次に、このように構成されたプリント基板
搬送装置の動作について、図6を参照しながら以下説明
する。図6は、プリント基板搬送装置の動作を従来技術
と比較して表したタイミングチャートであり、(a)は
従来技術におけるタイミングチャート、(b)は本実施
形態におけるタイミングチャートである。ここで、例え
ば特開平7−97043号公報等の従来技術にあって
は、上記各センサ30〜33の記載はないが、これらセ
ンサ30〜33は実際には勿論必要であり、装置動作と
しては、図6(a)に示したものとほぼ一致することに
なる。
【0028】さて、本実施形態では、搬送前の時点で、
プッシャー12はホームポジション(待機位置)Xに待
機しており、図6(b)の(ii)に示されるように、プ
ッシャーH.Pセンサ32はオンとなっている。この
時、プッシャーレバー6は、図1の左側に示すように、
引っ張りコイルばね10の付勢力により第2のストッパ
9に当接した位置に位置し、プッシャー12は、搬送路
50(ベルトコンベア1a,1a間)から下方に退避し
ている。
【0029】そして、先ず1枚目のプリント基板40が
搬送路50の後端に載置されると、図6(b)の(v )
に示されるように、第1のセンサ30がオンし(符号A
参照)、このオン信号を制御手段が受けると、該制御手
段は、直ちに図6(b)の(iv)に示されるように、ベ
ルトコンベア1の駆動を開始させる(符号B参照)。す
ると、プリント基板40は、ベルトコンベア1により搬
送路50の後端から前進して搬送路50の前端に達す
る。この時、図6(b)の(vi)に示されるように、第
2のセンサ31がオンし(符号C参照)、このオン信号
を制御手段が受けると、該制御手段は、直ちに図6
(b)の(i )に示されるように、ロッドレスシリンダ
2によるプッシャー12のホームポジションXからの前
進を開始させる(符号D参照)。
【0030】そして、ロッドレスシリンダ2によりプッ
シャー12と共にベアリング21が上記突出手段41を
通過する。この時、ベアリング21は、ストッパ13a
により下方への回動が制限された第1のプッシャーカム
15のカム面15aに当接しながら前進するため、この
前進する方向に向って上昇勾配にされたカム面15aに
従って上方に回動する。そして、プッシャーレバー6
が、引っ張りコイルばね10のデッドポイントを越える
高さまで回動すると、引っ張りコイルばね10の付勢力
により第1のストッパ8に当接するまでさらに回動して
停止する。この時、回動上昇したプッシャー12が、搬
送路50(ベルトコンベア1a,1a間)に突出し、プ
リント基板40の後端に対向する。
【0031】そして、ロッドレスシリンダ2によりプッ
シャー12と共にベアリング21がさらに前進して今度
は上記退避手段42を通過する。この時、ベアリング2
1は、第2のプッシャーカム16の表面16aに当接し
当該第2のプッシャーカム16を下方に押しやりながら
通過する。このベアリング21が通過すると、第2のプ
ッシャーカム16は、引っ張りコイルばね18bの付勢
力により上方に回動してストッパ14aに当接するまで
回動し、元の位置に戻る。
【0032】そして、ロッドレスシリンダ2によりプッ
シャー12がさらに前進すると、プッシャー12が、図
示を省略したマガジンラックの所定位置の前まで搬送さ
れているプリント基板40の後端に当接し、当該プリン
ト基板40を前方に押し出す。これにより、当該プリン
ト基板40は、マガジンラックの所定位置に収納され
る。この時、プッシャー12は、ロッドレスシリンダ2
により搬送路50の前端に到達している。
【0033】従って、図6(b)の(iii )に示される
ように、プッシャー前進端センサ33がオンし(符号E
参照)、このオン信号を制御手段が受けると、該制御手
段は、直ちに、図6(b)の(iv)に示されるように、
ベルトコンベア1の駆動を停止させる(符号F参照)と
共に、図6(b)の(i )に示されるように、ロッドレ
スシリンダ2によるプッシャー12の後退を開始させる
(符号G参照)。
【0034】このプッシャー12の後退途中に、2枚目
のプリント基板40が搬送路50の後端に載置される。
すると、図6(b)の(v )に示されるように、第1の
センサ30がオンし(符号H参照)、このオン信号を制
御手段が受けると、該制御手段は、直ちに図6(b)の
(iv)に示されるように、ベルトコンベア1の駆動を開
始させる(符号I参照)。すると、プリント基板40
は、ベルトコンベア1により搬送路50の後端から前進
し始める。
【0035】一方、この2枚目のプリント基板40の前
進と並行して、プッシャー12は後退しており、当該2
枚目のプリント基板40が退避手段42の上方を通過す
る前に、プッシャー12が当該退避手段42を後退通過
する。すると、ベアリング21は、ストッパ14aによ
り上方への回動が制限された第2のプッシャーカム16
のカム面16bに当接しながら後退するため、この後退
する方向に向って下降勾配にされたカム面16bに従っ
て下方に回動する。そして、プッシャーレバー6が、引
っ張りコイルばね10のデッドポイントを越える高さま
で回動すると、引っ張りコイルばね10の付勢力により
第2のストッパ9に当接するまでさらに回動して停止す
る。この時、回動下降したプッシャー12が、搬送路5
0(ベルトコンベア1a,1a間)から退避する。
【0036】このように、後退するプッシャー12が退
避手段42を通過すると、当該プッシャー12は搬送路
50から退避しているため、2枚目のプリント基板40
が前進を続けても、当該2枚目のプリント基板40とプ
ッシャー12とが干渉することはない。
【0037】そして、ロッドレスシリンダ2によりプッ
シャー12がさらに後退すると、今度は上記突出手段4
1を通過する。この時、ベアリング21は、第1のプッ
シャーカム15の裏面15bに当接し当該第1のプッシ
ャーカム15を上方に押しやりながら通過する。このベ
アリング21が通過すると、第1のプッシャーカム15
は、引っ張りコイルばね18aの付勢力により下方に回
動してストッパ13aに当接するまで回動し、元の位置
に戻る。
【0038】そして、ロッドレスシリンダ2によりプッ
シャー12がさらに後退すると、当該プッシャー12
は、ホームポジション(待機位置)Xに戻り、図6
(b)の(ii)に示されるように、プッシャーH.Pセ
ンサ32がオンする(符号J参照)。
【0039】一方、上記2枚目のプリント基板40は前
進を続けており、上記プッシャー12がホームポジショ
ンXに戻ったら、搬送路50の前端に達する。この時、
図6(b)の(vi)に示されるように、第2のセンサ3
1がオンし(符号K参照)、このオン信号を制御手段が
受けると、該制御手段は、直ちに図6(b)の(i )に
示されるように、ロッドレスシリンダ2によるプッシャ
ー12のホームポジションXからの前進を開始させる
(符号L参照)。そして、以降は上述した動作を繰り返
す。
【0040】ところで、従来技術においては、図6
(a)に示されるように、図6(b)で説明した符号A
〜Hまでその動作タイミングが同じであるが、従来技術
で説明したように、プッシャーがホームポジションXに
戻るまで、当該プッシャーが搬送路に突出しているた
め、図6(a)の(ii)に示されるように、プッシャー
H.Pセンサがオンしてから(符号I参照)、図6
(a)の(iv)に示されるように、2枚目のプリント基
板の搬送を開始しなければならず(符号J参照)、従っ
て図6(a)の(iv)に示されるように、プッシャー1
2が搬送路50の前端に到達してから、符号イで示され
る時間、2枚目のプリント基板の搬送開始を待たなけれ
ばならない。
【0041】しかしながら、本実施形態においては、プ
ッシャー12が後退途中に、搬送路50から退避するよ
うに構成しているため、図6(b)の(iv)に示される
ように、プッシャー12が搬送路50の前端に到達して
から、符号ロで示される時間だけ2枚目のプリント基板
の搬送開始を待てば良く、タクトタイムを短くできるよ
うになっている。
【0042】特に、多数枚のプリント基板40を搬送す
る場合においては、上記短縮時間が枚数分積み重ねられ
るため、タクトタイムを従来技術に比して飛躍的に短く
できるようになっている。
【0043】図7は本発明の他の実施形態における板状
部材搬送装置の要部を表した概略正面図である。この実
施形態にあっては、ロッドレスシリンダ2のシリンダチ
ューブ2a周囲を摺動するボディー3の上部に、プッシ
ャー12を上下動させる突出・退避手段としてのシリン
ダ60が立設されており、このシリンダ60でプッシャ
ー12を上昇させることにより当該プッシャー12を搬
送路50に突出させ、シリンダ60でプッシャー12を
下降させることにより当該プッシャー12を搬送路50
から退避させるように構成されている。
【0044】図8は本発明のさらに他の実施形態におけ
る板状部材搬送装置の要部を表した概略正面図である。
この実施形態にあっては、ロッドレスシリンダ2を上下
動させる突出・退避手段としてのシリンダ61,61が
設けられており、このシリンダ61,61でロッドレス
シリンダ2と共にプッシャー12を上昇させることによ
り当該プッシャー12を搬送路50に突出させ、シリン
ダ61,61でロッドレスシリンダ2と共にプッシャー
12を下降させることにより当該プッシャー12を搬送
路50から退避させるように構成されている。
【0045】図7、図8に示されるようにプリント基板
搬送装置を構成しても、図1乃至図5に示した実施形態
と同様な効果を得ることができるというのはいうまでも
ない。
【0046】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変形可能であるというのはいうまでもなく、例
えば、上記実施形態においては、プッシャー12、この
プッシャー12を前後方向に移動させる移動手段として
のロッドレスシリンダ2、該プッシャー12を搬送路5
0に対して突出または退避させる突出・退避手段41,
42,60,61を、搬送路50の下方に設けるように
しているが、これらの上下を逆として該搬送路50の上
方に設けることも勿論可能である。
【0047】また、上記実施形態においては、ロッドレ
スシリンダ2をマグネット方式としているが、エア方式
でも勿論良い。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の板状部材搬
送装置は、移動手段によるプッシャーの前進時に、当該
プッシャーを、突出・退避手段により搬送路に対して突
出させ、搬送手段により搬送された板状部材のその後端
に当接させて当該板状部材を例えばマガジンラック内に
収納し得るようにその前方へ押し出し可能とする一方
で、移動手段によるプッシャーの後退途中に、搬送路に
対して突出しているプッシャーを、上記突出・退避手段
により搬送路に対して退避させ、該プッシャーの後退途
中に、搬送手段により板状部材を搬送しても、当該板状
部材が、後退するプッシャーに干渉しないように構成し
たものであるから、タクトタイムを短くでき、搬送効率
を向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における板状部材搬送装置
を表した正面図である。
【図2】同上板状部材搬送装置を表した平面図である。
【図3】図1及び図2に示したプッシャーを拡大して表
した斜視説明図である。
【図4】図1及び図2に示した突出・退避手段のうちの
突出手段を拡大して表した斜視説明図である。
【図5】図1及び図2に示した突出・退避手段のうちの
退避手段を拡大して表した斜視説明図である。
【図6】板状部材搬送装置の動作を従来技術と比較して
表したタイミングチャートであり、(a)は従来技術に
おけるタイミングチャート、(b)は本実施形態におけ
るタイミングチャートである。
【図7】本発明の他の実施形態における板状部材搬送装
置の要部を表した概略正面図である。
【図8】本発明のさらに他の実施形態における板状部材
搬送装置の要部を表した概略正面図である。
【符号の説明】 1 搬送手段 2 移動手段 12 プッシャー 40 板状部材 41,42,60,61 突出・退避手段 50 搬送路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状部材を搬送する搬送手段と、 この搬送手段による前記板状部材の搬送路の上方または
    下方に位置し、当該搬送路に対して突出または退避可能
    なプッシャーと、 このプッシャーを前記搬送路に沿って前進または後退さ
    せる移動手段と、 この移動手段による前記プッシャーの前進時に、当該プ
    ッシャーを前記搬送路に対して突出させ、前記搬送手段
    により搬送された板状部材のその後端に当接させて当該
    板状部材をその前方へ押し出し可能とし、前記移動手段
    による前記プッシャーの後退途中に、前記搬送路に対し
    て突出しているプッシャーを当該搬送路に対して退避さ
    せる突出・退避手段と、 を具備した板状部材搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の板状部材搬送装置におい
    て、 搬送手段は、プッシャーが後退位置に後退する前に、次
    の板状部材の搬送を開始し、 突出・退避手段は、次に搬送されてくる板状部材に、後
    退中のプッシャーが干渉しないタイミングで、当該突出
    しているプッシャーを搬送路に対して退避させることを
    特徴とする板状部材搬送装置。
JP30242496A 1996-10-28 1996-10-28 板状部材搬送装置 Withdrawn JPH10129824A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104876010A (zh) * 2015-06-03 2015-09-02 浦北县建业胶合板有限责任公司 一种木材自动传动装置

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