JPH10129706A - 飲料用容器 - Google Patents

飲料用容器

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JPH10129706A
JPH10129706A JP8290640A JP29064096A JPH10129706A JP H10129706 A JPH10129706 A JP H10129706A JP 8290640 A JP8290640 A JP 8290640A JP 29064096 A JP29064096 A JP 29064096A JP H10129706 A JPH10129706 A JP H10129706A
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handle
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良一 阪口
Haruo Minami
晴雄 味波
Kiyoshi Tsukida
基義 月田
Hirokazu Nagagawa
博和 永川
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D47/00Closures with filling and discharging, or with discharging, devices
    • B65D47/04Closures with discharging devices other than pumps
    • B65D47/20Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge
    • B65D47/26Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge with slide valves, i.e. valves that open and close a passageway by sliding over a port, e.g. formed with slidable spouts
    • B65D47/261Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge with slide valves, i.e. valves that open and close a passageway by sliding over a port, e.g. formed with slidable spouts having a rotational or helicoidal movement
    • B65D47/265Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge with slide valves, i.e. valves that open and close a passageway by sliding over a port, e.g. formed with slidable spouts having a rotational or helicoidal movement between planar parts

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 飲み口が限定されずどの方向からでも飲むこ
とができるとともに、使用者の利き手が左右いずれであ
ってもフタを取り付け直すことなく飲料水を飲むことが
できるようにする。 【解決手段】 容器本体11の上端開口部に複数の液通
孔25a,25bを設けたフタ12を取り付けるととも
に、該フタの上部に前記液通孔と連通する少なくとも1
つの連通孔(31a,31b)を設けたカバー13を回
転可能に取り付け、該カバーを回転させて前記連通孔を
フタのいずれかの液通孔に連通させて1つの液通孔を開
状態とする。また、前記容器本体の側面に把手20を設
けるとともに、前記フタの複数の液通孔のうち少なくと
も2つ(25a,25b)を前記把手に対して略直角方
向に配置した。さらに、前記カバー13には、回転操作
用の操作部30を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は飲料用容器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、容器本体にフタを取り付けた飲料
用容器は、容器本体内の飲料水を飲む際に、容器本体を
把持した状態でその都度フタを取り外していた。しか
し、飲料水を飲む都度にフタの開閉動作をするのは面倒
である。そこで、特開平7−251854号公報では、
フタを取り外すことなく容器本体内の飲料水を飲むこと
を目的として、図11に示す把手付き飲料用容器を提供
している。
【0003】前記把手付き飲料用容器1は、側面に把手
3を備えた容器本体2の上部外周面に、始端が異なる2
条の雄ねじ部4a,4bが設けられている。また、前記
容器本体2の開口部を閉じるフタ部材5は、前記容器本
体2の開口部よりもやや小径の内筒部5aと、該内筒部
5aの外周面より水平および下方に延び、前記容器本体
2の開口部よりも大径の外筒部5bと、前記内筒部5a
の下端を閉じるフタ部7とからなる。前記外筒部5bの
内周面には雌ねじ部6が設けられている。前記フタ部7
には、下部に1つの液通孔7aが設けられるとともに、
上部に空気孔7bが設けられている。
【0004】前記把手付き飲料用容器1を使用する際に
は、図10に示すように、把手3に対して液通孔7aが
直角方向にくるように、すなわち、使用者の利き手で把
手3を持って容器本体2を口に近づけたときに液通孔7
aが手前側にくるように、予め容器本体2にフタ部材5
を取り付けておく。これにより、使用者が容器本体2内
の飲料水を飲む際にフタ部材5を取り外すことなく、液
通孔7aを通して容器本体2内の飲料水を飲むことがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記把
手付き飲料用容器1は、飲料水を飲むための液通孔7a
が1つしか設けられていないため、飲み口が限定され便
利性が悪いという問題がある。また、フタ部材5を一旦
取り付けた状態では液通孔7aの位置を変更することが
できない。そのため、図10に示すように、右利きの使
用者がフタ部材5を取り付けた場合には、その把手付き
飲料用容器1を左利きの使用者が使用するのは困難であ
る。即ち、左右いずれかの利き手の人専用となるため、
違う利き手の人が使用する時にはフタ部材5を取り付け
直さなければならないという問題があった。
【0006】従って、本発明は、飲み口が限定されずど
の方向からでも飲むことができるようにすること、およ
び、使用者の利き手が左右いずれであってもフタを取り
付け直すことなく飲料水を飲むことができるようにする
ことを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の飲料用容器は、容器本体の上端開口部に複
数の液通孔を設けたフタを取り付けるとともに、該フタ
の上部に前記液通孔と連通する少なくとも1つの連通孔
を設けたカバーを回転可能に取り付け、該カバーを回転
させて前記連通孔をフタのいずれかの液通孔に連通させ
て1つの液通孔を開状態とする構成としたものである。
【0008】前記飲料用容器では、フタに複数の液通孔
を設けるとともに、該フタに回転可能に取り付けたカバ
ーに前記液通孔と連通する少なくとも1つの連通孔を設
けているため、カバーを回転させることにより所要位置
の液通孔を開状態とすることができる。そのため、使用
者は、フタを取り付け直す必要がないとともに、飲み口
が限定されず、どの液通孔からも飲むことができる。
【0009】本発明の飲料用容器では、前記容器本体の
側面に把手を設けるとともに、前記フタの複数の液通孔
のうち少なくとも2つを前記把手に対して略直角方向に
配置することが好ましい。このようにすれば、把手を持
って容器本体内の飲料水を飲むときに、把手と略直角方
向に配置したフタの2つの液通孔のいずれかと前記カバ
ーの連通孔とを連通させることにより、使用者の利き手
が左右いずれであってもフタを取り付け直すことなく、
容器本体内の飲料水を飲むことができる。
【0010】また、前記カバーの外周部に回転操作用の
操作部を設けることが好ましい。このようにすれば、カ
バーの回転操作が容易になる。
【0011】あるいは、前記カバーの外周部に回転操作
用の操作部を設け、該操作部を容器本体を持った使用者
が指で操作可能な位置まで延ばすことが好ましい。この
ようにすれば、容器本体を持ったままその手の指でカバ
ーを回転操作できるため、使用上の便利性が向上する。
【0012】あるいは、前記カバーの外周部に操作部を
設け、該操作部を前記把手と軸方向に一致させるととも
に把手を持った使用者が指で操作可能な位置まで延ばす
ことが好ましい。このようにすれば、把手を持ったまま
その手の指でカバーを回転操作できるため、使用上の便
利性が向上する。
【0013】あるいは、前記カバーの中央部に回転操作
用の操作部を設けることが好ましい。このようにすれ
ば、前記と同様にカバーの回転操作が容易になる。
【0014】さらに、前記フタに、中央上面より突出す
る凸部と該凸部の上端より水平に突出した係止フランジ
部と該フランジ部に形成した切込部とからなるカバー用
取付部を設ける一方、前記カバーに、中央下面より突設
し前記フランジ部と嵌合可能な円筒部と該円筒部の下端
より内方に突出し前記切込部に挿通可能な係止突起とか
らなるフタ用取付部を設けることが好ましい。このよう
にすれば、フタに対してカバーを着脱可能でかつ確実に
回転可能に取り付けることができる。
【0015】さらにまた、前記カバーのフタ用取付部の
円筒部の下端に係止部を設ける一方、前記フタの上面の
カバー用取付部の近傍に前記係止部に係止する被係止部
を設け、前記カバーを回転させて該カバーの連通孔とフ
タのいずれかの液通孔とを連通させると前記係止部と被
係止部が係止する構成とすることが好ましい。このよう
にすれば、いずれかの液通孔を開いた状態でフタを確実
に位置決め保持できるため便利性が向上する。
【0016】かつ、前記フタに断熱材を設けることが好
ましい。このようにすれば、フタを通して熱が逃げるの
を防止でき、容器本体内の飲料水の保温性が向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。図1および図2は本発明の第1実施
形態の飲料用容器10を示す。該飲料用容器10は、大
略、容器本体11、フタ12およびカバー13からな
る。
【0018】前記容器本体11は、有底筒状の内瓶15
と外瓶16とからなるステンレス製の真空二重容器で構
成されている。該容器本体11の上端開口部には樹脂製
の肩部材17が取り付けられるとともに、下端閉鎖部に
は樹脂製の底部材18が取り付けられている。
【0019】前記肩部材17には、図3に示すように、
側面に略逆L字形状に突出する把手20が設けられてい
る。また、肩部材17の上部外周面には始端がそれぞれ
異なる4条のねじ21a,21b,21c,21dが設
けられている。さらに、肩部材17の把手20が設けら
れた部分の長手方向の長さは、その反対側の部分よりも
長く形成され、これにより、把手20を持ったときの肩
部材17の変形が防止されている。かつ、肩部材17の
外周面には、長手方向に所定ピッチで溝が形成され、こ
れにより肩部材17を直接手で持ったときの滑りが防止
されている。
【0020】本実施形態では、前記容器本体11におけ
る前記内瓶15の容量は約400ccである。また、容
器本体11の下部は自動車などに備えられている所謂ド
リンクホルダーに載置できる外径に設定されている。
【0021】前記フタ12は、図4(A),(B)に示
すように、円筒部22と、該円筒部22の内周面より内
方に延びる閉鎖板部23とからなる。前記円筒部22の
内周面にはそれぞれ始端を有する4条のねじ24a,2
4b,24c,24dが設けられている。前記閉鎖板部
23には、180゜離れた位置に2つの液通孔25a,
25bが設けられるとともに、カバー用取付部26が設
けられている。
【0022】前記液通孔25a,25bは、フタ12を
容器本体11に取り付けると、該容器本体11の把手2
0に対して略直角方向、即ち、把手20から略90゜離
れた所に位置するように設定されている。
【0023】前記カバー用取付部26は、閉鎖板部23
の中央上面より突設した凸部26aと、該凸部26aの
上端より水平方向に突出した係止フランジ部26bとか
らなる。そして、該係止フランジ部26bには、前記液
通孔25a,25bと径方向に対応する位置に切込部2
6c,26cが設けられている。また、閉鎖板部23の
上面であって、かつ、凸部26の近傍には、図4(C)
に示すように、一対の突起からなる被係止部27が設け
られている。また、前記係止フランジ部26bの下方に
は、図4(D)に示すように、成形金型の抜き穴28が設
けられている。
【0024】前記カバー13はフタ12の閉鎖板部23
と略同一外径で上方に湾曲する円盤形状をなし、図5
(A),(B)に示すように、操作部30、2つの切欠
きからなる連通孔31a,31b、および、フタ用取付
部32を備えている。
【0025】前記操作部30は、一側外周部より垂直方
向に延びる円板部材からなる。そして、該操作部30の
下部には、前記フタ12の閉鎖板部23より上方に突出
した周壁上部に嵌合する嵌合溝30aが設けられてい
る。
【0026】前記連通孔31a,31bは前記液通孔2
5a,25bと略同一形状をなし、前記操作部30より
両側に所要角度離れた位置、好ましくは90゜より大き
な角度離れた位置に対称に設けられている。また、該連
通孔31a,31bの下面側周縁には、フタ12に取り
付けた時に閉鎖板部23の上面に当接するシール用凸部
33が設けられている。なお、前記操作部30に対する
連通孔31a,31bの形成位置の角度は、液通孔25
a,25bおよび連通孔31a,31bの大きさにより
変わるが、本実施形態ではそれぞれ120゜になるよう
に設定されている。
【0027】前記フタ用取付部32は、前記フタ12の
係止フランジ部26bの外径と略同一寸法の内径を有す
る円筒形状をなしている。そして、フタ用取付部32の
円筒部32aの下端で、かつ、前記操作部30を通る中
心線上には前記切込部26c,26cより僅かに小さい
形状の係止突起32b,32bが内方に突設されてい
る。また、円筒部32aの下端面には、前記液通孔25
a,25bと連通孔31a,31bとが連通した状態で
前記フタ12の被係止部27に係合する半球状の突起か
らなる係止部34が設けられている。
【0028】本実施形態では、前記係止部34を、前記
操作部30と略直角方向に対向する位置P,Qと、これ
らの位置P,Qの両側に30゜間隔をあけて左右にそれ
ぞれ3つづつ設けている。なお、符号35は、前記係止
突起32b,32bを形成するときに使用した成形金型
の抜き穴である。なお、この抜き穴35は、図1に示す
ように、適宜の形状のシールテープ36によって塞ぐこ
とが好ましい。
【0029】次に、前記飲料用容器10の組み立てにつ
いて説明する。まず、容器本体11にフタ12を取り付
ける前に、該フタ12にカバー13を取り付ける。具体
的には、カバー13の操作部30に設けた嵌合溝30a
をフタ12の上部周縁に嵌合させるとともに、カバー1
3の各係止突起32b,32bをフタ12の切込部26
cを通して係止フランジ部26bの下方に位置させる。
【0030】そして、図6に示すように、カバー13の
操作部30をフタ12の周壁に沿ってスライドさせてカ
バー13全体を矢印の方向に90゜回転させる。これに
より、カバー13の係止突起32b,32bがフタ12
の係止フランジ部26bの下面に係合し、フタ12に対
してカバー13が外れることなく回転可能に取り付けら
れる。また、この状態では、カバー13の左右に3つづ
つ設けた係止部34のうち、一方側の中央係止部34と
フタ12の被係止部27とが係合し、フタ12に対して
カバー13を位置決め保持すると、図1に示すように、
フタ12の各液通孔25a,25bとカバー13の連通
孔31a,31bとは、いずれも連通せずに閉鎖された
状態となる。
【0031】ついで、容器本体11の把手20を基準と
し、前記フタ12に取り付けたカバー13の操作部30
が図1中Y方向側の略直角方向に位置するように、前記
フタ12を容器本体11の上部開口に位置させる。そし
て、容器本体11のねじ21a〜21dとフタ12の対
応するねじ24a〜24dとを噛み合わせ、容器本体1
1に対してフタ12を90゜回転させることにより、容
器本体11にフタ12を取り付ける。このように、本実
施形態では、フタ12と容器本体11とを所謂4条ねじ
構造により取り付けているため、少しの回転動作で確実
に固定することができる。
【0032】前記取付状態では、図1に示すように、フ
タ12に取り付けたカバー13の操作部30が容器本体
11の把手20と軸方向に一致するとともに、把手20
を持った使用者が指で操作可能な位置まで延びている。
また、容器本体11の把手20に対してフタ12の両液
通孔25a,25bが直角方向に位置した状態で固定さ
れている。なお、前記飲料用容器10の組み立ては前記
手順に限られず、容器本体11にフタ12を取り付けた
後に、カバー13をフタ12に取り付けてもよい。
【0033】前記飲料用容器10を右利きの使用者が用
いて容器本体11内の飲料水を飲む場合には、右手で容
器本体11の把手20を把持した状態で、右手の親指な
どでカバー13の操作部30を図1中Y方向に押圧す
る。これにより、カバー13の中央係止部34とフタ1
2の被係止部27の係合が解除され、カバー13がフタ
12に対してY方向に回転する。そして、図7(A)に
示すように、一方の連通孔31aが右利きの使用者側に
位置する液通孔25aと連通する。
【0034】この時、カバー13の中央係止部34と隣
接する係止部34がフタ12の被係止部27に係合し、
前記液通孔25aが開口した状態でカバー13が位置決
め保持される。本実施形態では、カバー13の連通孔3
1a,31bを操作部30に対して120゜間隔で設け
ているため、カバー13を30゜回転させると、連通孔
31aと液通孔25aとが連通する。
【0035】一方、前記飲料用容器10を左利きの使用
者が用いて容器本体11内の飲料水を飲む場合には、左
手で把手20を把持した状態でカバー13の操作部30
を図1中X方向に押圧する。これにより、図7(B)に
示すように、左利きの使用者側に位置する液通孔25b
にカバー13の連通孔31bが連通し、液通孔25bが
開口した状態で係止部34と被係止部27が係合してカ
バー13が位置決め保持される。
【0036】そして、開口したフタ12の液通孔25
a,25bを閉じる場合には、容器本体11の把手20
を利き手で把持した状態で、操作部30を開き操作と逆
方向に押圧してカバー13を回転させる。これにより、
フタ12の被係止部27とカバー13の中央係止部34
とを再び係合させ、各液通孔25a,25bを閉状態と
する。
【0037】このように、前記飲料用容器10では、利
き手が左右いずれの使用者が用いても、フタ12を取り
付け直すことなくいずれかの液通孔25a,25bを開
状態として容器本体11内の飲料水を飲むことができ
る。また、フタ12の液通孔25a,25bの開閉操作
は、飲料用容器10を持った片手のみで行うことができ
るため、使用上の便利性を向上することができる。特
に、本実施形態の飲料用容器10を自動車内で使用する
場合には、飲料水を飲まない時に各液通孔25a,25
bを閉状態としておくことにより走行中の揺れなどで容
器本体11内の飲料水が零れることを防止できる一方、
飲料水を飲む時には容易に開閉操作できるため非常に便
利である。
【0038】図8は第2実施形態の飲料用容器10’を
示す。該飲料用容器10’は、前記第1実施形態と同様
に、大略、容器本体11’、フタ12’およびカバー1
3’とからなる。なお、前記第1実施形態と同一構成の
ものは同一符号を付し、相違する構成のみを説明する。
【0039】前記容器本体11’には、上部に取り付け
る型部材17’に第1実施形態に示す把手20が設けら
れていない。
【0040】前記フタ12’には、90゜間隔をあけて
4つの液通孔25a’,25b’,25c’,25d’
が設けられている。
【0041】前記カバー13’には、中央部に突起部材
からなる操作部30’が設けられている。また、カバー
13’の外周部には、前記液通孔25a’〜25d’の
いずれかと連通する連通孔31’が1つのみ設けられて
いる。さらに、図示しないフタ用取付部の下端面には、
前記連通孔31’が各液通孔25a’〜25d’と連通
した状態でフタ12’の被係止部と係合する係止部が9
0゜間隔をあけて設けられている。
【0042】前記飲料用容器10’を使用する時には、
一方の手で容器本体11’の肩部材17’などを持った
状態で他方の手で操作部30’を把持し、フタ12’に
対してカバー13’を回転させる。そして、フタ12’
のいずれかの液通孔25a’〜25d’とカバー13’
の連通孔31’とを連通させる。
【0043】このように、第2実施形態の飲料用容器1
0’では、フタ12’を取り付け直すことなく所要位置
の液通孔液通孔25a’〜25d’を飲み口として飲料
水を飲むことができる。なお、前記操作部30’はカバ
ー12’の外周部に設けてもよい。また、前記第1実施
形態に示すように、操作部をカバー13’の外周部に設
け、使用者が容器本体11’を持った状態で指で操作可
能な位置まで延ばしてもよい。
【0044】図9は第3実施形態の飲料用容器10”を
示す。該飲料用容器10”は、フタ12”の閉鎖板部2
3”の上面に断熱材38を設けている点が第1実施形態
と相違している。このようにすれば、フタ12”を通し
て熱が逃げるのを防止することができ、容器本体11内
の飲料水の保温性を向上させることができる。前記断熱
材38は空気層としてもよい。
【0045】なお、本発明の飲料用容器は前記構成に限
定されるものではない。例えば、フタに設ける液通孔
は、容器本体に把手がある場合には前記第1実施形態に
示すように、少なくとも2つを把手に対して直角方向に
設けておけば、これら以外の位置および数は限定されな
い。
【0046】また、フタとカバーとの取付構造は、フタ
の上部周壁の内周面にガイド溝を設け、該ガイド溝内に
カバーの外周縁を嵌合する構成としてもよい。即ち、フ
タに対してカバーを回転可能に取り付けれる構成であれ
ばよい。さらに、前記容器本体は二重容器でなく、一層
の瓶からなる容器でもよい。かつ、容器本体とフタとの
取付構造は、一巻の1条ねじにより構成してもよい。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の飲料用容器は、容器本体の上端開口部に複数の液通孔
を設けたフタを取り付けるとともに、該フタの上部に前
記液通孔と連通する少なくとも1つの連通孔を設けたカ
バーを回転可能に取り付けているため、カバーを回転さ
せることによりフタのいずれかの液通孔と連通孔を連通
させて開状態とすることができる。そのため、フタを取
り付け直す必要がないとともに飲み口が限定されること
がなく、容器本体を持った状態で使用者と近接する所要
の液通孔を開口させ、容器本体内の飲料水を飲むことが
できる。
【0048】また、前記容器本体に把手を設けるととも
に、前記フタの複数の液通孔のうち少なくとも2つを前
記把手に対して略直角方向に配置しているため、使用者
の利き手が左右いずれであっても、フタを取り付け直す
ことなくカバーを回転させることにより、把手に対する
左右いずれかの液通孔を開状態として飲料水を飲むこと
ができる。
【0049】さらに、前記カバーの外周部あるいは中央
部に回転操作用の操作部を設けているため、カバーの回
転操作を容易に行うことができる。または、前記カバー
の外周部に操作部を設け、該操作部を容器本体あるいは
容器本体に設けた把手を持った使用者が指で操作可能な
位置まで延ばした構成としているため、片手のみでカバ
ーを回転操作でき、より使用上の便利性を向上すること
ができる。
【0050】さらにまた、前記フタに、凸部と該凸部の
上端より水平に突出した係止フランジ部と該フランジ部
に形成した切込部とからなるカバー用取付部を設ける一
方、前記カバーに、前記フランジ部と嵌合可能な円筒部
と該円筒部の下端より内方に突出し前記切込部に挿通可
能な係止突起とからなるフタ用取付部を設け、これらを
嵌め合わせることによりフタとカバーとを取り付けてい
るため、これらが外れることなく確実に回転可能に取り
付けることができる。
【0051】かつ、前記カバーのフタ用取付部の円筒部
の下端に係止部を設ける一方、前記フタの上面のカバー
用取付部の近傍に前記係止部に係止する被係止部を設
け、前記カバーを回転させて該カバーの連通孔とフタの
いずれかの液通孔とを連通させると前記係止部と被係止
部が係止する構成としているため、各液通孔の開状態で
位置決め保持することができ、よって、取り扱いが便利
になる。
【0052】かつ、前記フタに断熱材を設けているた
め、フタを通して熱が逃げるのを防止することができ、
容器本体内の飲料水の保温性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第1実施形態の飲料用容器を示
す斜視図である。
【図2】 図1の縦断面図である。
【図3】 容器本体の一部を構成する肩部材を示す正面
図である。
【図4】 フタを示し、(A)は平面図、(B)は
(A)のIV−IV線断面図、(C)は(A)の一部正面
図、(D)は(A)の一部拡大断面図である。
【図5】 カバーを示し、(A)は平面図、(B)は
(A)のV−V線断面図、(C)は(A)の要部底面図
である。
【図6】 フタにカバーを取り付ける状態を示す平面図
である。
【図7】 (A),(B)は組立状態のカバーの動作を
示す平面図である。
【図8】 第2実施形態の飲料用容器を示す要部斜視図
である。
【図9】 第3実施形態の飲料用容器を示す要部断面図
である。
【図10】 従来の把手付き飲料用容器を示す平面図で
ある。
【図11】 図10のF−G−H線断面図である。
【符号の説明】
10…飲料用容器、11…容器本体、12…フタ、13
…カバー、20…把手、23…閉鎖板部、25a,25
b…液通孔、26…カバー用取付部、27…被係止部、
30…操作部、31a,31b…連通孔、32…フタ用
取付部、34…係止部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永川 博和 大阪府大阪市北区天満1−18−8−302 有限会社エリプスデザイン内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体の上端開口部に複数の液通孔を
    設けたフタを取り付けるとともに、該フタの上部に前記
    液通孔と連通する少なくとも1つの連通孔を設けたカバ
    ーを回転可能に取り付け、該カバーを回転させて前記連
    通孔をフタのいずれかの液通孔に連通させて1つの液通
    孔を開状態とする構成とした飲料用容器。
  2. 【請求項2】 前記容器本体の側面に把手を設けるとと
    もに、前記フタの複数の液通孔のうち少なくとも2つを
    前記把手に対して略直角方向に配置したことを特徴とす
    る請求項1に記載の飲料用容器。
  3. 【請求項3】 前記カバーの外周部に回転操作用の操作
    部を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の飲料用容器。
  4. 【請求項4】 前記カバーの外周部に回転操作用の操作
    部を設け、該操作部を容器本体を持った使用者が指で操
    作可能な位置まで延ばしたことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の飲料用容器。
  5. 【請求項5】 前記カバーの外周部に操作部を設け、該
    操作部を前記把手と軸方向に一致させるとともに把手を
    持った使用者が指で操作可能な位置まで延ばしたことを
    特徴とする請求項2に記載の飲料用容器。
  6. 【請求項6】 前記カバーの中央部に回転操作用の操作
    部を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の飲料用容器。
  7. 【請求項7】 前記フタに、中央上面より突出する凸部
    と該凸部の上端より水平に突出した係止フランジ部と該
    フランジ部に形成した切込部とからなるカバー用取付部
    を設ける一方、前記カバーに、中央下面より突設し前記
    フランジ部と嵌合可能な円筒部と該円筒部の下端より内
    方に突出し前記切込部に挿通可能な係止突起とからなる
    フタ用取付部を設けたことを特徴とする請求項1から請
    求項6のいずれか1項に記載の飲料用容器。
  8. 【請求項8】 前記カバーのフタ用取付部の円筒部の下
    端に係止部を設ける一方、前記フタの上面のカバー用取
    付部の近傍に前記係止部に係止する被係止部を設け、前
    記カバーを回転させて該カバーの連通孔とフタのいずれ
    かの液通孔とを連通させると前記係止部と被係止部が係
    止する構成とした請求項7に記載の飲料用容器。
  9. 【請求項9】 前記フタに断熱材を設けたことを特徴と
    する請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の飲料
    用容器。
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