JP5057806B2 - 蓋付きカップ - Google Patents

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Description

本発明は、蓋付きカップに関し、とくに蓋を回転して開閉できるカップに関する。
蓋付きカップは、コーヒーなどを入れて、飲まないときに蓋をして、こぼれないようにできる。このため車などで移動するときに便利に使用できる。このことから、たとえばドライブスルーのレストラン等で使用される。この用途に多用されるカップは、蓋を脱着できるようにカップの開口部に連結している。このカップは、コーヒーを飲むときに蓋を取り、飲まないときにカップに蓋を連結して開口部を閉塞する。このカップは、蓋を脱着して開閉するので、開閉に手間がかかる。また、蓋を脱着するときにカップが動いてコーヒーなどがこぼれやすい欠点がある。
この欠点を解消するカップとして、蓋の表面に剥離可能なフイルムを付着するカップが開発されている。(特許文献1参照)
実開平6−55472号公報
このカップは、フィルムを剥離して、蓋の飲み口を開口する。この構造によると、従来の蓋をカップの開口部に脱着するものに比較して、簡単に飲み口を開閉できる。ただ、一度剥離したフィルムは、再び蓋にしっかりと付着できない欠点がある。とくに、飲み口の近傍にコーヒーなどが付着して漏れないように再付着できなくなる。このため、繰り返し飲み口を開閉してコーヒー等が漏れないようにできない欠点がある。
さらに、特許文献1に記載されるカップは、蓋をする状態でコーヒー等を入れて飲むので、蓋がコーヒー等で熱くなる欠点がある。カップにコーヒー等を入れて飲むとき、唇を蓋に接触させる。この状態でカップを傾けてコーヒー等を飲み口から流出させる。蓋に唇を接触させない状態で飲むと、カップから流出されるコーヒー等か口からはみ出すことがある。カップと口との相対位置がずれるからである。このため、カップを使用するときには、唇に接触させない状態で飲むことはない。唇に接触させる蓋が熱くなると、唇が熱くなって快適にコーヒー等を飲むことはできない。カップは、形状が簡単であるから、断熱特性に優れた紙で製作される。ところが、蓋は複雑な凹凸形状に成形する必要があるので、プラスチックシートを真空成形して製作される。さらに、この種のカップは、使用後に廃棄される使い捨てカップであるから、製造コストを安くする必要がある。このため蓋は薄いプラスチックシートで製作される。薄いプラスチックシートは断熱特性が悪く、飲むときに内部のコーヒー等で加熱される欠点がある。
本発明は、このような欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、カップから蓋を脱着することなく簡単かつ容易に飲み口を開閉できる蓋付きカップを提供することにある。
また、本発明の他の大切な目的は、何回も繰り返し飲み口を開閉しながら、コーヒー等の収納液を漏れないように閉じることができる蓋付きカップを提供することにある。
さらにまた、本発明の他の大切な目的は、蓋を薄くしながら断熱特性を向上でき、収納している熱いコーヒー等で蓋が加熱されるのを防止して、熱いコーヒー等を快適に飲むことができる蓋付きカップを提供することにある。
本発明の蓋付きカップは、前述の目的を達成するために以下の構成を備える。
蓋付きカップは、上端を開口している円形のカップ1と、このカップ1の開口部1Aを閉塞する蓋2とを備える。カップ1は、開口部1Aの周縁に沿って外側に突出する補強リング1Bを備え、このカップ1の補強リング1Bに脱着自在に蓋2を連結している。蓋2は、第1の蓋10と第2の蓋20の二層の積層構造としている。第1の蓋10と第2の蓋20はプラスチックシートを真空成形したもので、第1の蓋10は、カップ1の収納液の飲み口14を開口してなる円形の閉塞プレート部11と、この閉塞プレート部11の外周部に連結してなるリング状の脱着係止部12と、閉塞プレート部11と脱着係止部12との間に設けた円筒内周壁13とを有する。脱着係止部12は、カップ1の補強リング1Bの外周面に沿う形状であって、開口端側の内径を補強リング1Bの最大外径よりも小さくしており、カップ1の補強リング1Bに脱着自在に連結している。第2の蓋20は、第1の蓋10の閉塞プレート部11の外側に積層されて、閉塞プレート部11の飲み口14を開閉する開閉口24を開口してなる円形の開閉プレート部21と、この開閉プレート部21の外周部に連結してなるリング状の回転係止部22と、開閉プレート部21と回転係止部22との間に設けた円筒外周壁23とを有する。回転係止部22は、第1の蓋10の脱着係止部12の外周面に沿う形状であって、開口端側の内径を脱着係止部12の最大外径よりも小さくして、第1の蓋10の脱着係止部12に回転自在に連結している。さらに、円筒外周壁23は、第1の蓋10の円筒内周壁13の外側をカバーして二層構造の周壁としている。第1の蓋10の円筒内周壁13は、上窄みテーパー状の円錐状に成形されると共に、第2の蓋20を回転位置で停止させるラチェット構造を実現する上下方向に伸びる縦溝16Aと凸条16Bを所定のピッチで交互に設けている。第2の蓋の円筒外周壁23は、第1の蓋10の円筒内周壁13の外側をカバーする形状であって、上窄みテーパー状の円錐状に成形されると共に、その内径を円筒内周壁13の外径よりも大きくして、円筒外周壁23と円筒内周壁13との間に隙間3を設けている。円筒外周壁23と円筒内周壁13の間の隙間3に空気層を設けると共に、円筒外周壁23は、第2の蓋20を第1の蓋10に対して回転位置で停止させるラチェット構造を実現する位置決凸部26を、円筒内周壁13の外周面に設けた凹凸16の縦溝16Aに挿入される内周面に設けて、この位置決凸部26を前記縦溝16Aに嵌合する凸条として、円筒外周壁23の内面から内側に突出して設けている。蓋付きカップは、第2の蓋20を第1の蓋10に対して回転して、第1の蓋10の閉塞プレート部11に設けている飲み口14を第2の蓋20の開閉プレート部21で開閉する。
本発明の請求項2の蓋付きカップは、第2の蓋20の開閉プレート部21に大きさが異なる複数の開閉口24を設けている。
本発明の蓋付きカップは、カップから蓋を脱着することなく簡単かつ容易に飲み口を開閉できる特徴がある。それは、本発明の蓋付きカップが、第2の蓋を回転して飲み口を開閉できるからである。また、本発明の蓋付きカップは、何回も繰り返し飲み口を開閉しても、コーヒー等の収納液を漏れないように閉じることができる。この特徴は、本発明の蓋付きカップが、第2の蓋を回転して、飲み口を開閉する構造で実現される。とくに、本発明の蓋付きカップは、第1の蓋の外周にカップに連結されるリング状の脱着係止部を設けて、この脱着係止部をカップの補強リングの外周面に沿う形状であって、開口端側の内径を補強リングの最大外径よりも小さくして、カップの補強リングに脱着自在に連結しており、また、第2の蓋にも、その外周部に回転係止部を設けて、この回転係止部を第1の蓋の脱着係止部の外周面に沿う形状であって、開口端側の内径を脱着係止部の最大外径よりも小さくして、第1の蓋の脱着係止部に回転自在に連結していることから、第1の蓋と第2の蓋を簡単な形状として、たとえば、プラスチックシートを真空成形して安価に多量生産できる形状としながら、第2の蓋を回転して飲み口を開閉でき、また、閉じる状態では収納液であるコーヒー等を漏れないようにできる特徴が実現される。また、第1の蓋と第2の蓋をカップから簡単に外すこともできるので、蓋を外してカップから直接に飲むこともできる。
さらにまた、本発明の蓋付きカップは、蓋を薄いプラスチック等で成形して製造コストを低減しながら、蓋の断熱特性を向上して、熱いコーヒー等で蓋が加熱されるのを防止して、熱いコーヒー等を快適に飲むことができる特徴も実現する。それは、本発明の蓋付きカップが、第1の蓋を脱着係止部を介してカップの開口部に連結し、さらに、この第1の蓋に積層して、第2の蓋の回転係止部を脱着係止部に連結して、唇に接触する部分を2層構造として断熱特性を向上できるからである。断熱特性の優れた蓋は、内面が熱いコーヒー等に接触しても外側の表面温度が高くならない。このため、唇に蓋の表面を接触させても熱く感じることがなく、蓋を唇に接触させて熱いコーヒー等を快適に飲むことができる。
とくに、本発明の蓋付きカップは、第1の蓋には、閉塞プレート部と脱着係止部との間に円筒内周壁を設けて、第2の蓋には、開閉プレート部と回転係止部との間に、第1の蓋の円筒内周壁の外側をカバーする円筒外周壁を設けている。この構造によると、カップの開口部に二層構造の周壁ができ、この周壁を唇に接触させて、コーヒー等を飲むことができる。この周壁は、二層構造で断熱特性に優れることから、熱いコーヒー等を快適に飲むことができる。
また、本発明の蓋付きカップは、第1の蓋の円筒内周壁と第2の蓋の円筒外周壁との間に隙間を設けているので、この隙間にできる空気層でもって周壁の断熱性を著しく向上できる。このため、この周壁を唇に接触させて熱いコーヒー等をより快適に飲むことができる。
また、本発明の蓋付きカップは、第1の蓋の円筒内周壁と第2の蓋の円筒外周壁とにラチェット凹凸を設けているので、第2の蓋を回転させて飲み口を開位置とし、あるいは閉位置に停止できる。このため、飲み口を開位置に停止し、あるいは閉位置に停止して、便利に使用できる。また、凹凸のあるラチェット機構によって、周壁の間に空気層ができ、この空気層で周壁の断熱特性を向上できる特徴も実現する。
また、本発明の請求項2のカップは、請求項1の構成に加えて、第2の蓋の開閉プレート部に大きさが異なる複数の開閉口を設けているので、第2の蓋を回転して飲み口のを大きく、あるいは小さく開口できる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための蓋付きカップを例示するものであって、本発明は蓋付きカップを以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図1ないし図7に示す蓋付きカップは、上端を開口している円形のカップ1の開口部1Aを閉塞するように、カップ1の開口部1Aに蓋2を連結している。
カップ1は紙製で、紙を円錐状に連結して底を閉塞している。紙製のカップ1は、表面に断熱塗料を塗布して断熱特性を向上している。さらに、カップ1は、開口部1Aの周縁に沿って外側に突出する補強リング1Bを設けている。補強リング1Bは、紙を外側に円筒状に曲げて設けている。カップ1の補強リング1Bに、蓋2が脱着自在に連結される。補強リング1Bは、カップ1の開口部1Aを円形に補強すると共に、蓋2を係止して脱着できるように連結する。
蓋2は、第1の蓋10と第2の蓋20の2層の積層構造としている。第1の蓋10はカップ1に連結され、第2の蓋20は第1の蓋10の表面に積層されて、その外側に連結される。第2の蓋20は、第1の蓋10に重ねて脱着自在に連結されるものであって、特別な連結具を介して連結されない。第1の蓋10は、カップ1に脱着自在に連結され、第2の蓋20は、第1の蓋10に脱着自在に連結される。さらに、第2の蓋20を第1の蓋10に積層する状態で、蓋2をカップ1に脱着することもできる。第1の蓋10と第2の蓋20は、プラスチックシートを真空成形して製造される。この蓋2は、安価に多量生産できる特徴がある。
第1の蓋10は、カップ1の収納液の飲み口14を開口してなる円形の閉塞プレート部11と、この閉塞プレート部11の外周部に連結してなるリング状の脱着係止部12を有する。さらに、図4ないし図7に示す第1の蓋10は、閉塞プレート部11と脱着係止部12との間に円筒内周壁13を設けている。
閉塞プレート部11は円板状で、外周縁に沿って上方に突出する凸条15を設けて、凸条15の内側を平面状に成形している。さらに、図の閉塞プレート部11は、飲み口14を開口している。飲み口14は、中心から凸条15の内側に伸びる扇形に開口している。この飲み口14は、第2の蓋20の開閉プレート部21に設けている最も大きい開閉口24と同じ大きさとしている。
円筒内周壁13は、上窄みテーパー状の円錐状に成形している。さらに、図4と図8の円筒内周壁13は、第2の蓋20を回転位置で停止させるラチェット構造とするために、外周面に凹凸16を設けている。図の円筒内周壁13は、上下方向に伸びる縦溝16Aと凸条16Bを所定のピッチで交互に設けている。円筒内周壁13は、その外径を脱着係止部12の外径よりも小さくして、脱着係止部12を円筒内周壁13から外側に突出させている。
脱着係止部12は、カップ1の補強リング1Bの外周面に沿う形状であって、開口端側の内径を補強リング1Bの最大外径よりも小さくして、カップ1の補強リング1Bに脱着自在に連結している。さらに、図5ないし図7の断面図に示す脱着係止部12は、開口端縁を内径が大きくなるように外側に湾曲するガイド部17を設けている。この脱着係止部12は、ガイド部17の内側にカップ1の補強リング1Bを案内して、カップ1にスムーズに連結できる特徴がある。脱着係止部12は、カップ1の補強リング1Bの外側に密着して連結される。したがって、脱着係止部12は、その内形を補強リング1Bの外形にほぼ等しく成形している。脱着係止部12は、弾性変形してその内側に補強リング1Bを案内する。
第2の蓋20は、第1の蓋10の閉塞プレート部11の外側に積層されて閉塞プレート部11の飲み口14を開閉する開閉口24を開口してなる円形の開閉プレート部21と、この開閉プレート部21の外周部に連結してなるリング状の回転係止部22を有する。さらに、図1ないし図7の第2の蓋20は、開閉プレート部21と回転係止部22との間に、第1の蓋10の円筒内周壁13の外側をカバーする円筒外周壁23を設けている。
開閉プレート部21は円板状で、閉塞プレート部11の上面に積層できるように、その外周縁に沿って上方に突出する凸条25を設けて、凸条25の内側を平面状に成形している。さらに、開閉プレート部21には、開閉プレート部21を回転して飲み口14を開閉する開閉口24を開口している。図1ないし図4の開閉プレート部21は、大きさが異なる複数の開閉口24を円周方向に離して設けている。大きな開閉口24Aは、中心部から凸条25の内側まで伸びる扇形としている。小さい開閉口24Bは、円周方向の横幅と半径方向の縦幅を大きな開閉口24Aよりも小さくしている。この開閉プレート部21は、閉塞プレート部11に対して相対的に回転されて、図2と図6に示すように、大きい開閉口24Aで飲み口14を開口し、あるいは、図3と図7に示すように、小さい開閉口24Bで飲み口14を開口し、あるいはまた、図1と図5に示すように、開閉口24を開口していない部分で飲み口14を閉塞する。開閉プレート部21に大きさが異なる複数の開閉口24を設ける構造は、第2の蓋20を回転して、飲み口14を大きく、又は小さく開口できる特徴がある。図の開閉プレート部21は、大きな開閉口24Aと小さい開閉口24Bからなるふたつの開閉口24を設けているが、開閉プレート部には大きさが異なる3つ以上の開閉口を設けることもできる。
円筒外周壁23は、第1の蓋10の円筒内周壁13の外側をカバーする形状であって、上窄みテーパー状の円錐状に成形している。さらに、図5ないし図8の円筒外周壁23は、その内径を円筒内周壁13の外径よりも大きくして、円筒外周壁23と円筒内周壁13との間に隙間3を設けている。この蓋2は、円筒外周壁23と円筒内周壁13の間の隙間3にできる空気層でもって周壁の断熱性を著しく向上できる。さらに、図4と図8の円筒外周壁23は、第2の蓋20を第1の蓋10に対して回転位置で停止させるラチェット構造とするために、円筒内周壁13の外周面に設けた凹凸16の縦溝16Aに挿入される位置決凸部26を内周面に設けている。図の位置決凸部26は、縦溝16Aに嵌合する凸条としており、円筒外周壁23の内面から内側に突出して設けている。図8の円筒外周壁23は、4つの位置決凸部26を、内周面に等間隔で設けている。ただ、位置決凸部は、3個以下とすることも、5個以上とすることもできる。さらに、図の円筒外周壁23は、その外径を脱着係止部12の外径よりも小さくして、脱着係止部12を円筒内周壁13から外側に突出させている。
回転係止部22は、第1の蓋10の脱着係止部12の外周面に沿う形状であって、開口端側の内径を脱着係止部12の最大外径よりも小さくして、第1の蓋10の脱着係止部12に回転自在に連結している。さらに、図5ないし図7の断面図に示す回転係止部22は、第1の蓋10の脱着係止部12の外側に積層できるように、開口端縁を内径が大きくなるように外側に湾曲するガイド部27を設けている。この回転係止部22は、ガイド部27の内側に脱着係止部12を案内して、第1の蓋10にスムーズに連結できる特徴がある。回転係止部22は、第1の蓋10の脱着係止部12の外側に密着して連結される。したがって、回転係止部22はその内形を脱着係止部12の外形にほぼ等しく成形している。回転係止部22は、弾性変形してその内側に脱着係止部12を案内する。
以上の蓋付きカップは、第1の蓋10を開口部1Aに連結し、さらに第1の蓋10の外側に第2の蓋20を連結して、蓋2で開口部1Aを開閉できるように閉塞する。カップ1に収納するコーヒー等を飲むときには、図2または図3に示すように、第2の蓋20を第1の蓋10に対して回転して、第1の蓋10の閉塞プレート部11に設けている飲み口14を第2の蓋20の開閉プレート部21の開閉口24で開く。カップ1の開口部1Aを閉塞するには、図1に示すように、第2の蓋20を開閉して、開閉プレート部21で閉塞プレート部11の飲み口14を閉塞する。
以上の実施例では、第1の蓋10の閉塞プレート部11に1つの飲み口14を開口し、第2の蓋20の開閉プレート部21に大きさの異なる2つの開閉口24を開口しているが、本発明では、第1の蓋の閉塞プレート部に大きさの異なる複数の飲み口を開口して、第2の蓋の開閉プレート部に1つの開閉口を開口することもできる。この蓋付きカップは、第1の蓋に対して第2の蓋を相対的に回転させて、開閉プレート部の開閉口で閉塞プレート部の大きな飲み口を開口し、あるいは小さい飲み口を開口し、あるいはまた、開閉プレート部の開閉口を開口していない部分で飲み口を閉塞する。
さらに、以上の実施例では、第1の蓋10の円筒内周壁13と第2の蓋20の円筒外周壁23とにラチェット凹凸を設けるために、第1の蓋10の円筒内周壁13の外周面に凹凸16を設けて、第2の蓋20の円筒外周壁23の内周面に、円筒内周壁13の凹凸16の縦溝16Aに挿入される位置決凸部26を設けている。ただ、本発明の蓋付きカップは、第1の蓋の円筒内周壁の外周面に位置決凸部を設けると共に、第2の蓋の円筒外周壁の内周面に、位置決凸部が挿入される凹凸を設けて、ラチェット凹凸を設けることもできる。
本発明の一実施例にかかる蓋付きカップの斜視図である。 図1に示す蓋付きカップの飲み口を大きく開口する状態を示す斜視図である。 図1に示す蓋付きカップの飲み口を小さく開口する状態を示す斜視図である。 図2に示す蓋付きカップの分解斜視図である。 図1に示す蓋付きカップのA−A線断面図である。 図2に示す蓋付きカップのB−B線断面図である。 図3に示す蓋付きカップのC−C線断面図である。 図5に示す蓋付きカップのD−D線端面図である。
1…カップ 1A…開口部
1B…補強リング
2…蓋
3…隙間
10…第1の蓋
11…閉塞プレート部
12…脱着係止部
13…円筒内周壁
14…飲み口
15…凸条
16…凹凸 16A…縦溝
16B…凸条
17…ガイド部
20…第2の蓋
21…開閉プレート部
22…回転係止部
23…円筒外周壁
24…開閉口 24A…大きな開閉口
24B…小さい開閉口
25…凸条
26…位置決凸部
27…ガイド部

Claims (2)

  1. 上端を開口している円形のカップ(1)と、このカップ(1)の開口部(1A)を閉塞する蓋(2)とを備える蓋付きカップであって、
    カップ(1)が開口部(1A)の周縁に沿って外側に突出する補強リング(1B)を備え、このカップ(1)の補強リング(1B)に脱着自在に蓋(2)を連結しており、かつ蓋(2)を第1の蓋(10)と第2の蓋(20)の二層の積層構造としており、
    前記第1の蓋(10)と第2の蓋(20)はプラスチックシートを真空成形したものであって、
    第1の蓋(10)は、カップ(1)の収納液の飲み口(14)を開口してなる円形の閉塞プレート部(11)と、この閉塞プレート部(11)の外周部に連結してなるリング状の脱着係止部(12)と、閉塞プレート部(11)と脱着係止部(12)との間に設けた円筒内周壁(13)とを有し、脱着係止部(12)は、カップ(1)の補強リング(1B)の外周面に沿う形状であって、開口端側の内径を補強リング(1B)の最大外径よりも小さくして、カップ(1)の補強リング(1B)に脱着自在に連結され、
    第2の蓋(20)は、第1の蓋(10)の閉塞プレート部(11)の外側に積層されて閉塞プレート部(11)の飲み口(14)を開閉する開閉口(24)を開口してなる円形の開閉プレート部(21)と、この開閉プレート部(21)の外周部に連結してなるリング状の回転係止部(22)と、開閉プレート部(21)と回転係止部(22)との間に設けた円筒外周壁(23)とを有し、回転係止部(22)は、第1の蓋(10)の脱着係止部(12)の外周面に沿う形状であって、開口端側の内径を脱着係止部(12)の最大外径よりも小さくして、第1の蓋(10)の脱着係止部(12)の外側に回転自在に連結され、さらに、円筒外周壁(23)は、第1の蓋(10)の円筒内周壁(13)の外側をカバーして二層構造の周壁としており、
    前記第1の蓋(10)の円筒内周壁(13)は、上窄みテーパー状の円錐状に成形されると共に、前記第2の蓋(20)を回転位置で停止させるラチェット構造を実現する上下方向に伸びる縦溝(16A)と凸条(16B)を所定のピッチで交互に設けており、
    前記第2の蓋(20)の円筒外周壁(23)は、第1の蓋(10)の円筒内周壁(13)の外側をカバーする形状であって、上窄みテーパー状の円錐状に成形されると共に、その内径を円筒内周壁(13)の外径よりも大きくして、円筒外周壁(23)と円筒内周壁(13)との間に隙間(3)を設けており、
    さらにまた、円筒外周壁(23)と円筒内周壁(13)の間の隙間(3)に空気層を設けると共に、円筒外周壁(23)は、前記第2の蓋(20)を第1の蓋(10)に対して回転位置で停止させるラチェット構造を実現する位置決凸部(26)を、前記円筒内周壁(13)の外周面に設けた凹凸(16)の縦溝(16A)に挿入される内周面に設けて、この位置決凸部(26)を前記縦溝(16A)に嵌合する凸条として、円筒外周壁(23)の内面から内側に突出して設けており、
    第2の蓋(20)を第1の蓋(10)に対して回転して、第1の蓋(10)の閉塞プレート部(11)に設けている飲み口(14)を第2の蓋(20)の開閉プレート部(21)で開閉するようにしてなる蓋付きカップ。
  2. 第2の蓋(20)の開閉プレート部(21)に大きさが異なる複数の開閉口(24)を設けている請求項1に記載される蓋付きカップ。
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