JPH10129347A - 自動車用室内照明装置 - Google Patents

自動車用室内照明装置

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Publication number
JPH10129347A
JPH10129347A JP8304062A JP30406296A JPH10129347A JP H10129347 A JPH10129347 A JP H10129347A JP 8304062 A JP8304062 A JP 8304062A JP 30406296 A JP30406296 A JP 30406296A JP H10129347 A JPH10129347 A JP H10129347A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lamp
base
plug
hole
locking
Prior art date
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Pending
Application number
JP8304062A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Yoshimura
信博 吉村
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Niles Parts Co Ltd
Original Assignee
Niles Parts Co Ltd
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Publication date
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  • Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガタ付きに強く、着脱自在で、かつランプの
照明する方向を自由に変えることができる自動車用室内
照明装置を提供する。 【解決手段】 ランプアッシ19は、自動車の室内を照
明するランプ4と、該ランプ4を内設したランプケース
15と、係止片7aを形成したプラグ7と、該プラグ7
とランプケース15とを回動・傾倒自在に連結するボー
ルジョイント12とを有する。ベース1は、車体3の所
望位置に設置すると共にランプアッシ19に設けた係止
片7aが係合する保持孔1cを穿設し、かつランプ4に
接続したターミナル8に接触する接続板6を具備してい
る。ボールジョイント12は、一端を前記ランプケース
15又は前記プラグ7に固定し、他端部を前記プラグ7
又は前記ランプケース15に形成した球形溝7dに軸合
している。該球形溝7dは、周囲にナット13を螺着し
たねじ部7cを形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車のバ
ックドアや該バックドアの周辺の車体等に設置される自
動車用室内照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の技術としては、例え
ば実開昭59−102450号公報に開示された技術が
ある。この従来のステップランプは、ドアに設けたラン
プ収納器に、ステップランプ本体を挿入、離脱自在に
し、かつ懐中電灯として使用可能にしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の自動車用ステップランプは、箱型のステップラ
ンプ本体を、車体に設けた箱型のランプ収納器に挿入し
て使用するものであり、照明する方向に自由に変換する
ことができず、また、自動車の振動でガタ付き、振動音
を発するという問題がある。
【0004】本発明は、ガタ付きに強く、着脱自在で、
かつランプの照明する方向を自由に変えることができる
自動車用室内照明装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の発明
は、前述した従来の技術の問題点を解消すべく発明した
ものであり、自動車の室内を照明するランプ、及び係止
片を有するプラグを備えたランプアッシと、該ランプア
ッシに設けた前記係止片が係合する保持孔を穿設したベ
ースと、を具備したことでなる。
【0006】また、請求項2の発明は、前記請求項1の
発明において、前記保持孔が、前記係止片の前記折曲部
が挿通する挿通孔部と、前記係止片の腕が挿通する係止
孔部とでなる。
【0007】また、請求項3の発明は、前記請求項2の
発明において、前記ベースが、裏面側の前記係止孔部の
外周部に、前記折曲部が圧接する傾斜面を形成したこと
でなる。
【0008】また、請求項4の発明は、前記請求項3の
発明において、前記係止片が、凸部を有する折曲部を形
成し、前記ベースが、裏面側に前記係止孔部の周部に、
前記凸部が嵌合する係止溝を形成したことでなる。
【0009】また、請求項5の発明は、前記請求項1、
2、3、又は4の発明において、前記ベースが、前記保
持孔の前記係止孔部の内壁に、前記係止片の腕が圧接す
る勾配を形成したことでなる。
【0010】また、請求項6の発明は、前記請求項1、
2、3、4、又は5の発明において、前記ベースが、前
記ランプに接続したターミナルに接触し、導電性金属板
ばね材でなる接続板を具備したことでなる。
【0011】また、請求項7の発明は、前記請求項6の
発明において、前記ベースが、前記接続板の接触部を出
没自在に配設する接続板配設穴と、前記接続板の端子部
を挿通する貫通穴と、前記端子部に穿設した係止孔が係
合する爪と、を形成したことでなる。
【0012】また、請求項8の発明は、前記請求項7の
発明において、前記ベースが、裏面に、前記接続板の端
子部とハーネスとの半田付け箇所を覆う保護突起を形成
したことでなる。
【0013】また、請求項9の発明は、前記請求項1、
2、3、4、5、6、7、又は8の発明において、前記
ランプアッシが、前記ランプを内設したランプケース
と、前記係止片を形成したプラグと、該プラグと前記ラ
ンプケースとを回動・傾倒自在に連結するボールジョイ
ントを有し、該ボールジョイントが、一端を前記ランプ
ケース又は前記プラグに固定し、他端部を前記プラグ又
は前記ランプケースに形成した球形溝に軸合したことで
なる。
【0014】また、請求項10の発明は、前記請求項9
の発明において、前記球形溝が、周囲にねじ部を形成
し、該ねじ部が、前記球形溝の開口径を調整するナット
を螺着したことでなる。
【0015】また、請求項11の発明は、前記請求項
1、2、3、4、5、6、7、8、9、又は10の発明
において、前記ベースが、バックドア、または荷物室の
車体の所望位置に設置したことでなる。
【0016】
【発明の実施の形態】まず、図1乃至図7に基づき本発
明の実施形態を詳述する。1は、図1に示すように、例
えば自動車のバッグドア2、または該バックドア2の周
辺の車体3等に設置されるベースである。該ベース1に
は、ランプ4を点灯するスイッチ5と接続板6を固着
し、前記バックドア2、又は車体3の所望位置に複数箇
所にネジ止めされる。尚、該ベース1の設置位置は、例
えば、運転席の周辺等でもよく、特に限定しない。
【0017】1aは、前記ランプ4を備えたランプアッ
シ19をベース1に着脱自在に取付け、かつ電気接続す
るコンセント部である。該コンセント部1aは、ハーネ
ス20を介してルームランプ回路等に並列に接続された
接続板6を有する。前記コンセント部1aは、図2に示
すように、略円筒状の輪状凸部1bと、該輪状凸部1b
の外側に形成した係止片7aが係合する保持孔1cと、
折曲部7bが圧接する傾斜面1hと、肉厚部1kと、凸
部7eが係合する係止溝1gと、前記輪状凸部1b内に
接続板6を配設する接続板配設穴1fと、前記接続板6
と、を有する。
【0018】前記輪状凸部1bは、ベース1にプラグ7
を係合したときに、該プラグ7の内底に接続する箇所で
ある。前記保持孔1cは、円筒状の輪状凸部1bの中心
を中心として形成した略円弧状の穴である。該保持孔1
cは、前記輪状凸部1bの外周部に形成し、該輪状凸部
1bを中心として対称な位置に複数形成している。該保
持孔1cは、略L字型の係止片7aの折曲部7bが挿通
する挿通孔部1dと、プラグ7を回動したときに腕7f
が係合し、かつ外側周部が前記折曲部7bに係止する係
止孔部1eとでなる。尚、保持孔1c、及び係止片7a
は、1つでも複数でもどちらでもよい。
【0019】前記保持孔1cの挿通孔部1dは、図6及
び図7に示すように、折曲部7bを通過させ、該折曲部
7bをベース1の裏面側に配置させる穴である。該挿通
孔部1dは、折曲部7bより大きく形成する。挿通孔部
1dは、例えば、係止片7aの回転方向の幅a1、該係
止片7aの回転中心方向の幅a2とし、折曲部7bの底
面の回転方向の長さb1、該折曲部7bの底面の回転中
心方向の長さをb2とすると、 a1>b1 a2>b2 として、折曲部7bを挿通可能な大きさに形成する。
【0020】前記挿通孔部1dは、図7に示すように、
該挿通孔部1dの周囲のベース1の厚さをt1、前記係
止片7aの折曲部7bの内部空間距離をL1とすると、 t1<L1 として、係止片7aは、前記折曲部7bをベース1の裏
面側まで挿入可能な長さとする。
【0021】前記保持孔1cの係止孔部1eは、図5及
び図6に示すように外側周囲を、傾斜面1hと、係止溝
1gと、肉厚部1kと、勾配1mとで形成している。係
止孔部1eは、折曲部7bが傾斜面1h及び肉厚部1k
に重なって係止し、係止片7aの腕7fのみ挿通可能な
長さに形成する。係止孔部1eにおいて、係止片7a
は、矢印A,B方向に回動可能で、プラグ7を着脱する
前後方向に移動可能な部分である。
【0022】該係止孔部1eの外周方向の幅a3は、特
に限定しない。該係止孔部1eの外周方向の幅a3は、
例えば、折曲部7bの底面の回転方向の長さb1と同程
度の長さとする。該係止孔部1eは、図6に示すように
挿通孔部1d側の開口部の幅a4、折曲部7bの底面の
回転中心方向の長さをb2、前記腕7fの厚さをb3、
前記折曲部7bの回転中心方向の上面の長さをb4とす
ると、 a4>b2 a4>b3 とする。係止片7aは、前記係止孔部1eにおいて、折
曲部7bが傾斜面1h、係止溝1g、及び肉厚部1kに
重なり合う。
【0023】ベース1の裏面側において、前記係止孔部
1eの外側の縁には、図5及び図6に示すようにプラグ
7を回動したときに折曲部7bの凸部7eが摺接し、圧
接する傾斜面1h、係止溝1g、及び肉厚部1kを連続
形成している。該係止孔部1eは、図6に示すように前
記傾斜面1h及び係止溝1gを形成した箇所において、
幅が均一で、かつ開口部の幅a4と同一の長さである。
該係止孔部1eは、前記係止溝1gから奥端1rにかけ
て内側側壁に勾配1mを形成している。
【0024】該係止孔部1eは、図6に示すように奥端
1rの幅をa5、前記腕7fの厚さをb3とすると、 a5<b3 とする。前記勾配1mは、前記係止溝1gと奥端1rと
の間に形成し、プラグ7を矢印A方向に回動すると、腕
7fの端部が圧接する。
【0025】前記傾斜面1hは、挿通孔部1dに隣接し
た係止孔部1eの外周部に形成している。該傾斜面1h
の頂上には、凸部7eが係合する係止溝1g、及び肉厚
部1kを連設している。前記係止溝1gは、プラグ7を
矢印Aの締付方向に回動しきったときに、折曲部7bの
凸部7eに嵌合する位置に形成している。
【0026】図7に示すように、前記ベース1の厚さt
1、傾斜面1hの麓の部分の厚さt2、傾斜面1hの頂
上及び肉厚部1kの厚さであり、また図8において係止
片7aの内部空間距離をL1、係止片7aの凸部7e部
分を除いた内部空間距離をL2とすると、前記係止片7
aの腕7fの長さL1は、 L1>t1 L1>t2 として、保持孔1cに挿入した係止片7aを矢印A方向
に回動可能な長さとする。そして、 L1≒t3 L2<t3 として、係止片7aが、傾斜面1hの頂上付近、及び肉
厚部1kにおいて、折曲部7bの凸部7eが該傾斜面1
h及び肉厚部1kに圧接する長さに形成する。
【0027】前記接続板配設穴1fは、接続板6の端子
部6aが挿着される貫通穴1nと、ターミナル8に接触
する接続板6の接触部6bが出没自在に配置される溝1
pとでなる。該接続板配設穴1fは、輪状凸部1bの内
側に、該輪状凸部1bの中心を中心とする円弧状に形成
した穴である。貫通穴1nには、図6に示すように接続
板6の係止孔6cが係合する爪1qを形成している。前
記溝1pは、接続板6の接触部6bが配置させる箇所
で、接続板6の厚さより深く穿設した扇状の盲孔でな
る。
【0028】前記ベース1を設置する自動車の車体3
は、例えば荷物室の上方等である。ランプ4は、図4に
示すように鏡面体9に、着脱自在に挿着される。該ラン
プ4のリード端子4aは、ハーネス10を介してプラグ
7に設けたターミナル8に接続している。該ランプ4の
光は、金属製等の鏡面体9でレンズ11に反射し、かつ
該レンズ11で光を収束して照明する。
【0029】前記スイッチ5は、例えば3つのポジショ
ンに接点を保持するシーソスイッチでなる切換用スイッ
チである。例えば、該スイッチ5は、ノブが中央位置に
あるときに前記ランプ4が消灯する消灯ポジションと、
該ノブを左側に傾斜するランプ4が点灯する点灯ポジシ
ョンと、該ノブが右側に傾倒するとバックドア2の開閉
に応動してランプ4が点灯・消灯するバックドアに応動
ポジションと、を備えている。
【0030】尚、該スイッチ5は、押釦スイッチ等でも
よく、またランプ4を点灯・消灯する2ポジションのス
イッチであってもよい。該スイッチ5は、ベース1に嵌
着し、該ベース1の裏面側に突出したケース及び端子5
aをウレタン製等のテープ18で被包している。前記端
子5aは、例えば3本でなり、接続板6等に接続してい
る。
【0031】前記接続板6は、前記輪状凸部1bの内側
に設けた2つの導電性金属ばね板部材でなる。該接続板
6及びスイッチ5は、例えばハーネス20を介して自動
車のルームランプ回路に並列に接続するか、または直接
バッテリに接続する。端子部6aは、ベース1の表面側
の接続板配設穴1fの隅から挿入して、該ベース1の裏
側に貫通し、かつハーネス20に半田付けされる。該端
子部6aは、図5に示すようにベース1の裏面から突出
したハーネス20との半田付け部分を、保護突起1jで
覆っている。
【0032】該保護突起1jは、端子部6aとハーネス
20との半田付け箇所が他の物と接触することを防止
し、かつ半田付けし易いように断面がC字状の筒体であ
る。前記接続板配設穴1fの隅に形成した貫通穴1n内
には、端子部6aの係止孔6cに係合する爪1qを有す
る。前記接続板6の接触部6bは、プラグ7に設けたタ
ーミナル8に圧接する弾性を有する。
【0033】前記プラグ7は、略円盤状の部材で、周囲
を歯車状に形成している。該プラグ7は、一方の端面に
前記係止片7a及びターミナル8を有し、他方の端面に
ボールジョイント12を回動・傾倒自在に軸合する球形
溝7dを形成している。前記係止片7aは、プラグ7の
ターミナル8を設置する端面に形成した断面が扇型の突
出片である。該係止片7aは、先端の折曲部7bを挿通
孔部1dに挿入し、プラグ7を回動することで、該折曲
部7bが保持孔1cの係止孔部1eに固定される。この
とき、折曲部7bの凸部7eが、係止孔部1eの縁に形
成した係止溝1gに嵌合する。そして、2つの係止片7
aの内側にネジ止めした前記ターミナル8が、前記接続
板6に接触する。
【0034】前記折曲部7bは、係止片7aの先端を外
側に向けて直角に折曲したもので、図6に示すように底
面が扇型をしている。該折曲部7bは、上面中央に半円
柱状の凸部7eを形成している。該折曲部7bは、凸部
7eに弾性を付与するためにコ字状に形成している。7
cは、図8に示すようにボールジョイント12が回動自
在に嵌合する球形溝7dの周囲に形成したねじ部であ
る。該ねじ部7cは、その周囲に、割り溝7gを形成
し、かつボールジョイント12の絞め具合を調整するナ
ット13が螺着されている。前記ターミナル8は、前記
ハーネス10を半田付けし、プラグ7にネジ止めされ
る。
【0035】前記鏡面体9は、半球状の内面を有する凹
面反射板であり、レンズ11と共に外周部14内に固定
される。前記ハーネス10は、中間部分を螺旋状に巻い
て、一端をプッシュ17を貫通してランプ4に接続し、
他端をターミナル8に接続している。尚、該ターミナル
8は、直接、ベース1に設置したスイッチ5やコネクタ
に接続してもよい。レンズ11は、ガラス又は透明樹脂
でなる凸レンズである。
【0036】前記ボールジョイント12は、ランプケー
ス15の向きを自由に変換できる軸継手である。該ボー
ルジョイント12は、ランプケース15を固定するねじ
棒12aと、鍔部12bを一体形成している。該ボール
ジョイント12は、一端を座金等を介してナット16で
ランプケース15に固定される。
【0037】尚、ボールジョイント12、及びボールジ
ョイント12を取り付けるための部材は、プラグ7側に
設置しても、ランプケース15側に設置してもどちらで
もよい。ボールジョイント12は、図2乃至図4に示す
ものとは反対の向きに設置し、ランプケース15にねじ
部7c、ナット13、及び球形溝7dを設け、かつプラ
グ7にねじ棒12aが螺着するナット16等を設けても
よい。
【0038】前記ナット13は、球形溝7dに回動自在
に嵌入したボールジョイント12を締付けて固定し、球
形溝7dの口径を調整するものである。該ナット13
は、旋回することで、ボールジョイント12に軸支した
球形溝7dの口径の長さを微調整して、前記ボールジョ
イント12の締め付け力をコントロールするものであ
る。
【0039】前記外周部14は、レンズ11を介して鏡
面体9を固定する指示部14aを内設している。該外周
部14は、ランプケース15の開口部15aにネジ止め
される。ランプケース15は、樹脂又は金属でなる略椀
状のケース体で、開口部15aの外側周縁を略歯車状に
形成している。該ランプケース15は、中央に前記ハー
ネス10を挿通し、プッシュ17を挿着する貫通孔15
bを穿設している。
【0040】前記テープ18は、スイッチ5の裏面の端
子5a等を保護する部材である。該テープ18は、該端
子5aを被包する樹脂製のカバーでもよく、その材質及
び形状等は特に限定しない。ランプアッシ19は、ラン
プ4、プラグ7、ターミナル8、ハーネス10、レンズ
11、ボールジョイント12、外周部14、及びランプ
ケース15等を組付けたもので、ベース1に着脱自在に
設置される。
【0041】本発明の実施形態は、以上のような構成で
あり、その作用を詳述する。ベース1に、スイッチ5及
び接続板6を挿着する。接続板6の端子部6aを貫通穴
1nに挿入すると、該接続板6は、係止孔6cが爪1q
に係合してベース1に、一端が固定される。該接続板6
は、上方向に付勢する弾性がある。
【0042】前記スイッチ5及び接続板6は、図5に示
すようにハーネス20を半田付けする。端子部6aにハ
ーネス20を半田付けするときは、C字状の保護突起1
jの切欠部から半田鏝を挿入して半田付けする。半田付
け作業は、保護突起1jがあっても、該保護突起1jの
切欠部から半田鏝を挿入できるので、作業に支障がな
い。端子部6aとハーネス20との半田付け部分は、保
護突起1iに覆われているので、他の物と接触して変形
又は離脱することがない。
【0043】該ベース1は、バッグドア2や荷物室等の
車体3に、複数の所望位置に設置しておく。そして、使
用したい箇所のベース1に、ランプアッシ19のプラグ
7を嵌着して使用する。
【0044】プラグ7をベース1に固定するときは、折
曲部7bを挿通孔部1dに挿入して、プラグ7を矢印A
の締付方向に回動することで取付けることができる。先
ず該折曲部7bは、図7に示すようにベース1の裏面の
位置まで挿入する。プラグ7を矢印A方向に回動する
と、折曲部7bは、凸部7eが傾斜面1hを摺動して逆
上ると共に、該折曲部7bと傾斜面1hとが重なり合
う。これにより、ランプアッシ19を引っ張っても、係
止片7aの折曲部7bが係止孔部1eに係止して、該ラ
ンプアッシ19がベース1から抜けなくなる。
【0045】更にプラグ7を矢印A方向に回動すると、
図7に示すように、前記折曲部7bは、凸部7eが傾斜
面1hに圧接して湾曲し、頂上の肉厚部1kまで進んだ
位置で、凸部7eが係止溝1gに係合する。該折曲部7
bは、肉厚部1kに圧接し、かつ凸部7eが係止溝1g
に係合したことで、プラグ7をベース1に前後方向にガ
タ付きなく、かつ弛緩することなく固定する。
【0046】プラグ7を矢印Aの締付方向に回動しきっ
たときに、折曲部7bの凸部7eが係止溝1gに係合す
ると共に、図6に示すように係止片7aの腕7fの端部
が勾配1mに圧接するので、プラグ7が矢印A,B方向
の回転方向及び軸心方向にガタ付くことを防止できる。
このとき、プラグ7の端面に設けたターミナル8が接続
板6に圧接する。該ターミナル8は、接続板6が板ばね
でなるので、振動や衝撃で、該接続板6から分離し、接
触不良を起こすことがない。そして、スイッチ5をON
すれば、ランプ4が点灯する。
【0047】ランプ4が照明する方向を変える場合は、
ランプケース15又は外周部14を持ち、照明したい所
望方向に傾ける。すると、ボールジョイント12が球形
溝7d内を回動してランプ4が照明する方向を360°
方向に90°変えることができる。
【0048】ボールジョイント12は、ランプ4、外周
部14、及びランプケース15等と共に一体に回動・傾
倒し、ねじ棒12aが球形溝7dの縁に当接すること
で、その回動・傾倒がストップする。球形溝7dがボー
ルジョイント12を締め付ける強さは、ナット13を回
動することで調整できる。
【0049】ランプ4が照明する方向が定まったら、ナ
ット13を回動してボールジョイント12が自動車の振
動や衝撃で回動することを阻止できる。また、該ナット
13で、前記ランプケース15等を回動・傾倒する操作
力を調整することも可能である。これにより、ボールジ
ョイント12と球形溝7dとの間に摩耗や熱劣化で、ボ
ールジョイント12の保持力が衰えたとき、前記ナット
13で該ボールジョイント12の締め付けを調整するこ
とができる。
【0050】また、荷物室に多量の荷物を積み、ランプ
ケース15等が邪魔になったときは、プラグ7を矢印B
方向に回動すれば、ランプアッシ19をベース1から離
脱できる。そして、該ランプアッシ19のプラグ7を車
体の他の位置に設けたベース1に取り付けることで、所
望位置にランプアッシ19を設けると共に、同時に電源
回路に接続することができ、便利である。
【0051】そして、スイッチ5のノブを例えば、左側
に傾倒すると、ランプ4が点灯する。また、スイッチ5
のノブを右側に傾倒して、セットしておくと、バックド
ア2の開閉に応動してランプ4を点灯・消灯することが
できる。
【0052】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成した
ので、次のような効果がある。請求項1の発明は、自動
車の室内を照明するランプ、及び係止片を有するプラグ
を備えたランプアッシと、該ランプアッシに設けた前記
係止片が係合する保持孔を穿設したベースと、を具備し
たことで、前記ランプアッシをベースに着脱自在にでき
る。
【0053】請求項2の発明は、前記請求項1の発明に
おいて、前記保持孔が、前記係止片の前記折曲部が挿通
する挿通孔部と、前記係止片の腕が挿通する係止孔部と
でなることで、ランプアッシの係止片を、保持孔にワン
タッチで係止することができる。
【0054】請求項3の発明は、前記請求項2の発明に
おいて、前記ベースは、裏面側の前記係止孔部の周部
に、前記折曲部が圧接する傾斜面を形成したことで、折
曲部が傾斜面に圧接してプラグがベースにガタ付きなく
固定できる。
【0055】請求項4の発明は、前記請求項3の発明に
おいて、前記係止片が、凸部を有する折曲部を形成し、
前記ベースが、裏面側に前記係止孔部の周部に、前記凸
部が嵌合する係止溝を形成したことで、係止溝に係合し
た係止片が振動や衝撃で弛緩することを防止し、かつラ
ンプアッシがベースから脱落することを防止する。
【0056】請求項5の発明は、前記請求項1、2、
3、又は4の発明において、前記ベースが、前記保持孔
の前記係止孔部の内壁に、前記係止片の腕が圧接する勾
配を形成したことで、前記ベースに取付けたプラグが、
回転方向又は軸心方向にガタ付くことを防止する。
【0057】請求項6の発明は、前記請求項1、2、
3、4、又は5の発明において、前記ベースが、前記ラ
ンプに接続したターミナルに接触し、導電性金属板ばね
材でなる接続板を具備したことで、ランプアッシをベー
スに取り付けたときに、ターミナルを接続板に接続し、
簡単に電源回路に接続することができる。
【0058】請求項7の発明は、前記請求項6の発明に
おいて、前記ベースが、前記接続板の接触部を出没自在
に配設する接続板配設穴と、前記接続板の端子部を挿通
する貫通穴と、前記端子部に穿設した係止孔が係合する
爪と、を形成したことで、前記接続板をベースにワンタ
ッチで取付け可能とすると共に、ターミナルに圧接する
接触部の弾性を維持させることができる。
【0059】請求項8の発明は、前記請求項7の発明に
おいて、前記ベースが、裏面に、前記接続板の端子部と
ハーネスとの半田付け箇所を覆う断面がC字状の保護突
起を形成したことで、半田付け作業を損ねることなく、
端子部とハーネスとの半田付け箇所を保護することがで
きる。
【0060】請求項9の発明は、前記請求項1、2、
3、4、5、6、7、又は8の発明において、前記ラン
プアッシが、前記ランプを内設したランプケースと、前
記係止片を形成したプラグと、該プラグと前記ランプケ
ースとを回動・傾倒自在に連結するボールジョイントと
を有し、該ボールジョイントは、一端を前記ランプケー
ス又は前記プラグに固定し、他端部を前記プラグ又は前
記ランプケースに形成した球形溝に軸合したことで、ラ
ンプアッシを回動・傾倒してランプの照明する方向を自
由に傾けることができる。
【0061】請求項10の発明は、前記請求項9の発明
において、前記球形溝が、周囲にねじ部を形成し、該ね
じ部は、前記球形溝の開口径を調整するナットを螺着し
たことで、ナットを回動してボールジョイントが自動車
の振動や衝撃で回動することを阻止できる。また、該ナ
ットで、前記ランプケース等を回動・傾倒する操作力が
調整することも可能である。これにより、ボールジョイ
ントと球形溝との間に摩耗や熱劣化で、ボールジョイン
トの保持力が衰えたとき、前記ナットで調整して固定す
ることができる。
【0062】請求項11の発明は、前記請求項1、2、
3、4、5、6、7、8、9、又は10の発明におい
て、前記ベースが、バックドア、または荷物室の車体の
所望位置に設置したことで、ベースを車体の複数の所望
位置に設置すれば、荷物等の影響を受けずにランプアッ
シを所望位置に設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す図面で、ベースの設置
状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態を示す図面で、分解斜視図で
ある。
【図3】本発明の実施形態を示す図面で、ベースからラ
ンプアッシを分離させたときの一部断面を有する側面図
である。
【図4】本発明の実施形態を示す図面で、拡大中央縦断
面図である。
【図5】本発明の実施形態を示す図面で、スイッチに巻
き付けたテープを離脱したときのベースの裏面側の斜視
図である。
【図6】本発明の実施形態を示す図面で、ハーネスを離
脱したベースの底面を示す要部拡大図である。
【図7】図6の矢視X−X線方向断面図である。
【図8】本発明の実施形態を示す図面で、プラグ、ナッ
ト、及びボールジョイントの分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ベース 1c 保持孔 1d 挿通孔部 1e 係止孔部 1f 接続板配設穴 1g 係止溝 1h 傾斜面 1j 保護突起 1m 勾配 1n 貫通穴 1q 爪 2 バックドア 3 車体 4 ランプ 6 接続板 6a 端子部 6b 接続部 6c 係止孔 7 プラグ 7a 係止片 7b 折曲部 7c ねじ部 7d 球形溝 7e 凸部 7f 腕 8 ターミナル 12 ボールジョイント 13 ナット 15 ランプケース 19 ランプアッシ 20 ハーネス

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の室内を照明するランプ(4)、
    及び係止片(7a)を有するプラグ(7)を備えたラン
    プアッシ(19)と、 該ランプアッシ(19)に設けた前記係止片(7a)が
    係合する保持孔(1c)を穿設したベース(1)と、を
    具備したことを特徴とする自動車用室内照明装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1の発明において、 前記保持孔(1c)は、前記係止片(7a)の前記折曲
    部(7b)が挿通する挿通孔部(1d)と、前記係止片
    (7a)の腕(7f)が挿通する係止孔部(1e)とで
    なることを特徴とする自動車用室内照明装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項2の発明において、 前記ベース(1)は、裏面側の前記係止孔部(1e)の
    外周部に、前記折曲部(7b)が圧接する傾斜面(1
    h)を形成したことを特徴とする自動車用室内照明装
    置。
  4. 【請求項4】 前記請求項3の発明において、 前記係止片(7a)は、凸部(7e)を有する折曲部
    (7b)を形成し、 前記ベース(1)は、裏面側に前記係止孔部(1e)の
    周部に、前記凸部(7e)が嵌合する係止溝(1g)を
    形成したことを特徴とする自動車用室内照明装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項1、2、3、又は4の発明に
    おいて、 前記ベース(1)は、前記保持孔(1c)の前記係止孔
    部(1e)の内壁に、前記係止片(7a)の腕(7f)
    が圧接する勾配(1m)を形成したことを特徴とする自
    動車用室内照明装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項1、2、3、4、又は5の発
    明において、 前記ベース(1)は、前記ランプ(4)に接続したター
    ミナル(8)に接触し、導電性金属板ばね材でなる接続
    板(6)を具備したことを特徴とする自動車用室内照明
    装置。
  7. 【請求項7】 前記請求項6の発明において、 前記ベース(1)は、前記接続板(6)の接触部(6
    b)を出没自在に配設する接続板配設穴(1f)と、前
    記接続板(6)の端子部(6a)を挿通する貫通穴(1
    n)と、前記端子部(6a)に穿設した係止孔(6c)
    が係合する爪(1q)と、を形成したことを特徴とする
    自動車用室内照明装置。
  8. 【請求項8】 前記請求項7の発明において、 前記ベース(1)は、裏面に、前記接続板(6)の端子
    部(6a)とハーネス(20)との半田付け箇所を覆う
    保護突起(1i)を形成したことを特徴とする自動車用
    室内照明装置。
  9. 【請求項9】 前記請求項1、2、3、4、5、6、
    7、又は8の発明において、 前記ランプアッシ(19)は、前記ランプ(4)を内設
    したランプケース(15)と、前記係止片(7a)を形
    成したプラグ(7)と、該プラグ(7)と前記ランプケ
    ース(15)とを回動・傾倒自在に連結するボールジョ
    イント(12)を有し、 該ボールジョイント(12)は、一端を前記ランプケー
    ス(15)又は前記プラグ(7)に固定し、他端部を前
    記プラグ(7)又は前記ランプケース(15)に形成し
    た球形溝(7d)に軸合したことを特徴とする自動車用
    室内照明装置。
  10. 【請求項10】 前記請求項9の発明において、 前記球形溝(7d)は、周囲にねじ部(7c)を形成
    し、 該ねじ部(7c)は、前記球形溝(7d)の開口径を調
    整するナット(13)を螺着したことを特徴とする自動
    車用室内照明装置。
  11. 【請求項11】 前記請求項1、2、3、4、5、6、
    7、8、9、又は10の発明において、 前記ベース(1)は、バックドア(2)、または荷物室
    の車体(3)の所望位置に設置したことを特徴とする自
    動車用室内照明装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20230161223A (ko) * 2022-05-18 2023-11-27 주식회사 일흥 램프의 조명이 수동으로 가변되게 설치된 자동차용 맵램프

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KR20230161223A (ko) * 2022-05-18 2023-11-27 주식회사 일흥 램프의 조명이 수동으로 가변되게 설치된 자동차용 맵램프

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