JPH10127909A - 遊技機の管理装置 - Google Patents

遊技機の管理装置

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JPH10127909A
JPH10127909A JP30365596A JP30365596A JPH10127909A JP H10127909 A JPH10127909 A JP H10127909A JP 30365596 A JP30365596 A JP 30365596A JP 30365596 A JP30365596 A JP 30365596A JP H10127909 A JPH10127909 A JP H10127909A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技機で実際に遊技者が付いて遊技を行って
いる時間を正確に収集することができる遊技機の管理装
置を提供する。 【解決手段】 遊技機から遊技中信号が出力されている
とき、集中管理装置では打込球の発生がない状態であっ
ても、特図が変動中であれば、実際に遊技機が稼働して
いると判断し、特別図柄表示装置の作動中(図柄変動
中)に遊技球の発射を中断する発射中断状態を含んだ実
稼働状態を検出する処理を行って、実稼働状態に関する
データ収集を行う。このように、実稼働状態に関するデ
ータ収集には遊技者の止め打ちによる遊技中断時間の計
数を含めることにより、遊技機で実際に遊技者が付いて
遊技を行っている時間を正確に収集する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機で実際に遊
技者が遊技を行っている実稼働時間(いわゆる止め打ち
時間を含んだもの)のデータ収集を可能にした遊技機の
管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数の識別情報(以下、特別
図柄、或いは適宜、特図という)を可変表示可能な可変
表示装置(例えば、特別図柄表示装置)として、例えば
液晶表示装置、CRT表示装置、多数の発光素子からな
る表示装置などがある。そして、このような可変表示装
置が遊技領域に配置され、始動入賞口(あるいは始動ゲ
ート)への遊技球の入賞あるいは始動記憶があるなどの
始動条件の成立に基づき、可変表示装置における表示領
域を所定期間変動表示させ、その停止結果が特別停止態
様(例えば、大当り図柄)で停止表示されたことに基づ
き、変動入賞装置を所定の条件下で開放制御する特別遊
技状態を発生可能なパチンコ遊技機(以下、適宜、単に
遊技機という)は一般的に知られている。このような遊
技機では、可変表示装置の作動状態、特定の入賞口(例
えば、始動口)への入賞状態、大当り状態、確率変動状
態、賞球状態、球貸し状態、遊技球の遊技領域への打ち
込み状態等の複数の遊技関連状態が発生している。
【0003】また、遊技機では上記の各遊技関連状態に
対応した外部情報端子を備え、各遊技関連状態が発生し
たことに基づき外部情報端子を介して外部出力信号を出
力している。そして、上記外部情報端子は遊技店の管理
装置に接続され、遊技機から出力される各遊技関連状態
に関する発生状況をデータ収集して、例えば営業状態の
把握や、その後の営業に対しての釘調整、確率設定値の
変更、遊技機の入替え等の参考データとして役立てられ
ている。従来、遊技機での稼働状態をデータ収集(すな
わち、稼働時間の計測)するためには、遊技機から出力
される打ち込み球数に基づいてデータを採っていた。現
状の遊技機では1分間に約60発の遊技球を発射するよ
うになっており、この基準値と打ち込み球数により、遊
技機で打ち込まれた球がどの位の時間を費やすものかを
計算することにより、稼働時間を割り出していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、管理装置に
よる従来の遊技機の稼働時間のデータ収集に関しては、
以下のような問題点があった。 (イ)管理装置で従来の遊技機の稼働時間のデータ収集
を行う場合、実際に遊技球を打ち込んでいる時間につい
てのデータを得ていた。しかしながら、実際の遊技中で
は、例えば可変表示装置でリーチが発生した場合、球の
発射を一時中断するいわゆる止め打ちを行いながらリー
チの成行きをみたり、あるいは始動入賞記憶がいわゆる
満タン(4つの始動記憶が全てうまっている)状態にな
った場合に、その後始動入賞の無効を避けるために止め
打ちを行ったり、さらには大当りのラウンド間(例え
ば、アタッカー閉鎖時)で無駄な打ち込みを防止するた
めに止め打ちを行ったり、あるいは確率変動中に玉箱
(いわゆるドル箱)を足元に降ろしたり、ジュース等を
買いに行ったり、さらには第3種遊技機で第3種の権利
発生中におけるラウンド間で止め打ちを行ったり等、実
際に遊技をしているにも拘わらず、打ち込みを一時中断
する場合が非常に多くなっている。そのため、実際に遊
技者が遊技をしている時間と、管理装置でデータ収集さ
れる稼働時間とでは値(時間)が一致しなくなるという
問題点があった。
【0005】(ロ)例えば、営業時間内で10時間フル
に遊技していた場合でも、管理装置でデータ収集された
稼働時間は8時間になってしまう等、遊技機に遊技者が
付いて遊技機がどの位稼働しているか(例えば、遊技者
によって遊技機が占有されいる時間)を求めるために
は、従来の稼働時間のデータ収集方法では、正確性に欠
けて十分でなかった。そのため、営業データとしても有
効に活用できなかった。 (ハ)遊技機毎の止め打ち時間の収集は、従来できなか
った。そのため、止め打ちによりどの位売上が低下して
いるかなどの止め打ちに関するデータ収集はできなかっ
た。
【0006】そこで本発明は、遊技機で実際に遊技者が
付いて遊技を行っている時間を正確に収集することがで
きる遊技機の管理装置を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による遊技機の管理装置は、遊技領域
内に可変表示装置を備え、遊技媒体を該遊技領域内に発
射することに基づき、該可変表示装置の作動条件を発生
可能な遊技機に接続され、該遊技機から出力される遊技
関連信号に基づいて遊技関連のデータ収集が可能な遊技
機の管理装置において、遊技機から出力される遊技関連
信号に基づいて、所定の遊技待機状態が成立したときに
遊技媒体の発射を中断する発射中断状態を含んだ実稼働
状態を検出する実稼働状態検出手段を備え、実稼働状態
に関するデータ収集が可能であることを特徴とする。
【0008】また、好ましい態様として、例えば請求項
2記載のように、前記所定の遊技待機状態の成立には、
前記可変表示装置の作動中、所定の権利発生入賞口へ遊
技媒体の入賞があったときに大当りの権利が発生し、該
権利発生中における補助遊技装置の作動中、あるいは前
記可変表示装置の表示態様が予め定められた表示態様に
なった場合に、所定数の変動入賞装置の連動動作の開始
条件を付与し、該変動入賞装置の連動動作中における補
助遊技装置の作動中等のように、遊技者が遊技媒体の発
射を意図的に停止して待機する条件が成立したことを含
むものであるようにしてもよい。例えば請求項3記載の
ように、前記遊技関連信号には、前記可変表示装置の作
動中に出力される可変表示装置作動中信号と、遊技媒体
の発射を行う発射装置の作動状態、あるいは発射装置の
操作部の操作状態に基づいて出力される発射装置作動中
信号と、を含み、前記実稼働状態検出手段は、前記可変
表示装置作動中信号と、前記発射装置作動中信号との何
れかの信号の入力に基づいて実稼働状態の検出を行うよ
うにしてもよい。
【0009】例えば請求項4記載のように、前記遊技機
は、前記可変表示装置の作動状態と、前記発射装置の作
動状態、あるいは発射装置の操作部の操作状態とに基づ
いて実稼働状態信号を出力する実稼働状態出力手段を備
えており、前記実稼働状態検出手段は、前記実稼働状態
出力手段から出力される実稼働状態信号に基づいて実稼
働時間の計数を行う実稼働時間計数手段を含んでいるよ
うにしてもよい。
【0010】例えば請求項5記載のように、前記可変表
示装置作動中信号と、発射装置作動中信号との入力に基
づき、可変表示装置が作動中における発射装置の中断状
態を検出する遊技中断状態検出手段を備え、実稼働状態
に関するデータ収集には、前記遊技中断状態検出手段の
検出による遊技中断時間の計数が含まれているようにし
てもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態をパチ
ンコ遊技機(以下、遊技機と略称)に適用した一実施例
として図面を参照して説明する。 A.遊技場設備の全体構成 図1は遊技機を設置している遊技場設備の全体構成を示
すブロック図である。図1において、1は遊技店(パチ
ンコホール)であり、遊技店1には集中管理装置11、
島管理装置12、景品管理装置13、店内放送・演出装
置14、玉計数装置15、中継装置16a、16b、遊
技機17a、17b、カード処理装置18a、18bが
配置されている。島管理装置12、中継装置16a、1
6b(以下、16で代表する)、遊技機17a、17b
(以下、17で代表する)、カード処理装置18a、1
8b(以下、18で代表する)は、島設備に配置され、
そのうち中継装置16、遊技機17およびカード処理装
置18は多数設けられているが、説明の都合上、2台ず
つの例を図示している。
【0012】集中管理装置11はホールの管理室に配置
され、制御装置21、データ記憶装置22、端末装置2
3およびインターフェース回路24により構成される。
制御装置21は管理コンピュータ(例えば、主にワーク
ステーションで構成)を含んでおり、遊技店1の管理と
して、遊技機17および各端末装置(島管理装置12、
景品管理装置13、店内放送・演出装置14、玉計数装
置15、中継装置16)における遊技情報や必要な管理
情報を収集管理するための演算処理を行う。データ記憶
装置22は遊技機17および各端末装置から受けたデー
タを記憶するもので、例えばハードディスク装置により
構成される。端末装置23は、キーボード、マウス、プ
リンタ、ディスプレイ装置等の制御装置21の外部に接
続される機器あり、インターフェース回路24は島管理
装置12との間で信号のインターフェース処理を行う。
【0013】ここで、遊技機17から出力される遊技関
連信号は後述の店内の通信ネットワークを介してインタ
ーフェース回路24を通り、一旦、データ記憶装置22
に格納され、制御装置21はデータ記憶装置22に格納
された遊技関連信号に基づいて遊技機17の所定の遊技
待機状態が成立したときに(例えば、可変表示装置の作
動中に)遊技球(遊技媒体)の発射を中断する発射中断
状態を含んだ実稼働状態を検出する処理を行って、実稼
働状態に関するデータ収集を行う。所定の遊技待機状態
の成立とは、可変表示装置の作動中、第3種遊技機で所
定の権利発生入賞口(例えば、第3種の権利発生口)へ
遊技球(遊技媒体)の入賞があったときに大当りの権利
が発生し、該権利発生中における補助遊技装置(例え
ば、第3種始動口の回転体:第3種遊技機の場合には第
3種権利が発生したときに第3種始動口の回転体の回転
に伴い遊技者は第3種始動口が上を向くまで待機して止
め打ちすることが多い)の作動中、あるいは他種遊技機
で可変表示装置の表示態様が予め定められた表示態様に
なった場合に、所定数の変動入賞装置の連動動作の開始
条件を付与し、該変動入賞装置の連動動作中における補
助遊技装置の作動中等のように、遊技者が遊技媒体の発
射を意図的に停止して待機する条件が成立したことを含
むものである。したがって、本発明でいう所定の遊技待
機状態の成立とは、上記例に限らず、遊技者が遊技媒体
の発射を意図的に停止して待機する状態を含み、例えば
従来の問題点(すなわち、「発明が解決しようとする課
題」)の項で述べた確率変動中に玉箱(いわゆるドル
箱)を足元に降ろしたり、ジュース等を買いに行った
り、第3種遊技機で第3種の権利発生中におけるラウン
ド間で止め打ちを行ったりする等実際に台を遊技者が占
有しているにも拘わらず、打ち込みを一時中断するよう
な全ての状態を含む概念である。遊技関連信号には、遊
技機17の可変表示装置の作動中に出力される可変表示
装置作動中信号と、遊技球(遊技媒体)の発射を行う発
射装置の作動状態あるいは発射装置の操作部の操作状態
に基づいて出力される発射装置作動中信号とを含み、制
御装置21は可変表示装置作動中信号と発射装置作動中
信号との何れかの信号の入力に基づいて実稼働状態を検
出する処理を実行する。可変表示装置作動中信号は、特
図の変動状態(リーチも含む)や大当り状態等の普段状
態以外の状態を示す信号である。なお、確率変動中は特
図が変動していなくても普段状態以外の状態であり、可
変表示装置作動中に含める。これは、確率変動中は大当
り確率がアップして大当りが発生し易い状態にあるの
で、遊技者はあわてずに、ゆっくりと止め打ちに近い状
態を混じえながら遊技を行うことが多いからである。ま
た、本発明が第3種遊技機に適用される場合には、可変
表示装置作動中信号は、第3種権利が発生したときの第
3種始動口の回転体の回転を待って止め打ちする状態も
含むものである。
【0014】この場合、遊技機17は可変表示装置の作
動状態と、発射装置の作動状態あるいは発射装置の操作
部の操作状態とに基づいて実稼働状態信号を出力するよ
うになっており、制御装置21は遊技機17から出力さ
れた実稼働状態信号に基づいて実稼働時間を計数する処
理を実行する。さらに、制御装置21は上記可変表示装
置作動中信号と、発射装置作動中信号との入力に基づき
遊技機17の可変表示装置が作動中における発射装置の
中断状態を検出する処理を行い、実稼働状態に関するデ
ータ収集には遊技中断時間の計数が含まれるようにす
る。したがって、制御装置21、データ記憶装置22、
端末装置23およびインターフェース回路24は全体と
して、実稼働状態検出手段、実稼働時間計数手段、遊技
中断状態検出手段を構成する。
【0015】また、集中管理装置11は例えば外部のカ
ード会社と電話回線により接続され、プリペイドカード
の決済に関する情報をカード会社に送信する処理も行
う。カード会社は全国共通のプリペイドカードを発行し
たり、遊技店1におけるプリペイドカードに関する精算
を行ったりする。景品管理装置13は遊技者が獲得した
獲得球数を記憶した精算カードに応じた景品の交換処理
を行う。店内放送・演出装置14は店内における各種お
知らせ、大当り台の報知、管理報知等の店内放送や店内
の照明設備を演出する等の処理を行う。玉計数装置15
はいわゆるジェットカウンタと称されるもので、遊技者
が獲得した獲得球を投入することにより、計数球数を記
録(例えば、磁気データによる記録)した所定の精算カ
ードを発行する。
【0016】島管理装置12は島単位で配置されている
中継装置16、遊技機17、カード処理装置18からな
る島設備の管理を行うもので、島設備の情報を集中管理
装置11に転送したり、集中管理装置11からの情報を
島設備側に転送したり処理を行う。なお、島管理装置1
2は必ずしも設ける必要はなく、省いてもよい。中継装
置16は遊技機17の上部に設置され、遊技機17およ
びカード処理装置18と島管理装置12間(島管理装置
12が無い場合には、集中管理装置11間)における情
報の中継処理を行うとともに、係員を呼び出したり各種
の表示を行う呼出装置としての機能を実現する。この場
合、集中管理装置11、景品管理装置13、店内放送・
演出装置14、玉計数装置15、島管理装置12および
中継装置16は所定の通信網で接続されている。所定の
通信網には、例えば赤外線を使用したLAN、有線での
LAN等が使用されるが、その他の通信ネットワークを
使用してもよい。中継装置16と遊技機17の間は、遊
技機17における後述の外部情報端子(例えば、遊技盤
外部情報端子)を介して有線で情報の転送が行われる。
島管理装置12は各中継装置16に対して、例えばポー
リング方式の通信プロトコルを使用することにより、島
単位で情報を収集して集中管理装置11に送る。
【0017】なお、集中管理装置11と各端末装置(例
えば、景品管理装置13、店内放送・演出装置14、玉
計数装置15、島管理装置12、中継装置16)との間
は光ファイバーを用いた光通信を行うようにしてもよ
く、例えばATM(Asynchronous Transfer Mode:非同
期転送モード)交換機を使用すると情報転送容量、通信
速度等の点で有利である。遊技機17a、17bは役物
制御回路31a、31b、排出発射回路32a、32b
をそれぞれ備えており、役物制御回路31a、31b
(以下、31で代表する)は役物に関する制御を行い、
排出発射回路32a、32b(以下、32で代表する)
は玉の排出や発射に関する制御を行う。カード処理装置
18a、18bは遊技機17a、17bにそれぞれ併設
され、プリペイドカードが挿入されることによって金額
データを読み込んで玉貸しを行う処理を行い、プリペイ
ドカードの使用金額は通信ネットワークを介して最終的
に集中管理装置11で収集される。したがって、遊技機
17はいわゆるCR機(カードリーディング機)となっ
ている。
【0018】B.遊技機の制御系 次に、遊技機17の制御系の構成について説明する。図
2は遊技機17の制御系を示すブロック図である。図2
において、この制御系は大きく分けると、役物制御回路
31、排出発射制御回路32および表示制御回路40を
含んで構成される。 (a)役物制御回路の構成 役物制御回路31はマイクロコンピュータを含む回路
で、例えば遊技機17における遊技盤の裏面に取付けら
れたボードユニットにより実現されている。排出発射制
御回路32も同様にマイクロコンピュータを含む回路
で、例えば遊技機17の裏面側に取付けられたボードユ
ニットにより実現されている。また、表示制御回路33
は、例えば遊技盤に設けられた特別図柄表示装置(可変
表示装置)の裏面側に取付けられた回路基板により実現
されている。
【0019】この役物制御回路31は、パチンコ遊技等
に必要な役物制御を行うワンチップマイコンからなる役
物用IC41と、水晶の発振周波数を分周して役物用I
C41の基本クロックを得る分周回路43と、役物用I
C41に必要な電源を供給する電源回路44と、各種情
報信号を受け入れるローパスフィルタ45と、ローパス
フィルタ45からの信号をバス46を介して役物用IC
41に出力するバッファゲート47と、役物用IC41
からの信号をバス46を介して受ける出力ポート48
と、出力ポート48を介して入力される制御信号をドラ
イブして各種駆動信号を生成して各機器に出力するドラ
イバ49と、遊技に必要な効果音を生成する(あるいは
音声合成を行ってもよい)サウンドジェネレータ50
と、サウンドジェネレータ50からの音声信号を増幅し
て遊技機の所定箇所に配設されたスピーカー51aに出
力するアンプ51と、役物用IC41から出力される制
御信号に基づいて表示制御回路33に対する表示制御信
号を出力するインターフェース回路52と、役物用IC
41から出力される制御信号に基づいて排出発射制御回
路32に対する排出や発射に関する制御信号を出力する
インターフェース回路53と、役物用IC41から出力
される遊技データ信号を外部に出力する際の中継を行う
遊技盤外部情報端子54とを含んで構成される。なお、
遊技盤外部情報端子54は中継装置(呼出装置)16に
接続される。
【0020】役物用IC41は、演算処理を行うCPU
61、ワンチップマイコンからなる役物用IC41が正
規のものであるかどうかのセキュリティ性をチェックす
るセキュリティプログラムや役物制御の制御プログラム
等を格納しているROM62およびワークエリアの設定
や制御に必要なデータの一時記憶等を行うRAM63を
内蔵している。役物制御回路31には排出発射制御回路
32から電源が供給されるようになっており、供給電源
としては、例えばAC24V、+DC33V、+DC2
4V、+DC12Vがある。そして、これらの各供給電
源により役物制御回路31が作動する。一方、役物制御
回路31の電源回路44は小型のもので、ロジック電源
だけを生成して役物用IC41に供給している。排出発
射制御回路32は遊技機17の枠側に配置され、役物制
御回路31は枠側でなく遊技盤側に配置されている。し
たがって、枠側に配置された排出発射制御回路32から
大部分の電源の供給を役物制御回路31が受ける構成に
することにより、電源回路44以外の電源回路を排出発
射制御回路32に置いて枠側と共通化でき、役物制御回
路31を小型化できるという利点がある。
【0021】ローパスフィルタ45には特図始動スイッ
チ71、普図始動スイッチ72、カウントスイッチ7
3、継続スイッチ74、確率設定スイッチ75およびセ
ーフセンサ76からの信号が入力されている。特図始動
スイッチ71は特図の図柄変動を開始するための普通電
動始動口(始動入賞口)に玉が入賞したことを検出し、
普図始動スイッチ72は普図の図柄変動を開始するため
の普図始動口を玉が通過したことを検出する。カウント
スイッチ73は後述の特別変動入賞装置81の大入賞口
に入った玉のうち一般入賞した玉を検出し、継続スイッ
チ74は大入賞口に入った玉のうちいわゆる継続入賞
(V入賞)した玉を検出する。確率設定スイッチ75は
大当り確率を設定変更したり、大当りの確率変動の形態
等を設定変更したりするためのもので、係員が操作する
タイプでは遊技機17の裏面側に配置される。なお、確
率設定スイッチ75は遊技機17自体(例えば役物制御
回路31)に設けられたスイッチ等(図示省略)により
構成されていてもよいし、ホールの集中管理装置11か
ら確率設定値が入力される構成でもよい。セーフセンサ
76はセーフ玉を検出する。
【0022】ドライバ119からは、特別変動入賞装置
81の大入賞口の開閉動作を駆動するソレノイド、特図
始動記憶表示器82、普通図柄表示装置83、普図始動
記憶表示器84、普通変動入賞装置85を駆動するソレ
ノイド、各種装飾ランプ・LED86に制御信号が出力
される。特別変動入賞装置81の大入賞口ソレノイドは
特別変動入賞装置(アタッカー)をオープンさせるもの
で、後述の特別図柄表示装置90が大当り状態になる
と、1サイルク目以後はV入賞を条件に各サイクルで一
定時間あるいは一定の玉数だけ大入賞口ソレノイドが励
磁されて特別変動入賞装置が開く。特図始動記憶表示器
82は特図の図柄変動を開始するための普通電動始動口
(始動入賞口)に玉が入賞したとき、4個の範囲内でそ
の入賞玉数が記憶されたことを表示する。普図始動記憶
表示器84は普図の図柄変動を開始するための普図始動
口に玉が入賞したとき、4個の範囲内でその入賞玉数が
記憶されたことを表示する。
【0023】普通図柄表示装置83は、例えば一桁の数
字を表示する7セグメントの表示部を有し液晶又はLE
D等よりなる普通図柄(普図)を表示する表示器であ
る。普通変動入賞装置85を駆動するソレノイドは普図
当りが発生した場合に、普通変動入賞装置85の一対の
開閉部材を逆ハの字に開いた開放状態に、例えば0.5
秒程度保持されるように駆動する。各種装飾ランプ・L
ED86としては、遊技盤における賞球排出ランプ、補
給ランプ、サイドランプ、点灯可能な打球方向変換部材
等や装飾用ランプがあり、ゲーム内容に応じて適当に点
灯あるいは点滅する。
【0024】表示制御回路33は、役物用IC41から
この場合8ビットの表示用制御信号(リセット信号(1
ビット)、ストローブ信号(1ビット)、コマンド信号
(6ビット)等)を受けて特別図柄表示装置90の表示
制御を行うもので、電源回路33aを内蔵し、画像表示
制御用のCPU、ROM、RAMおよび画像用のVD
P、フォントROM等を含んで構成される。特別図柄表
示装置90は表示制御回路33からの表示制御用の信号
に基づいて複数の識別情報(特図)を複数列で変動表示
する。特別図柄表示装置90としては、例えばカラーで
特図の静止画および変動画を表示可能な液晶ディスプレ
イ(LCD)が使用される。なお、特別図柄表示装置9
0はCRTであってもよい。また、特別図柄表示装置9
0に表示される特図としては、例えば数字および文字か
らなる識別情報を表示してもよいし、あるいはその他の
図柄を表示してパチンコゲームを行うようにしてもよ
い。なお、表示制御回路33から特別図柄表示装置90
に対しては、バックライト用電源や、液晶表示用電源が
供給されているとともに、グランドラインが接続されて
いる。
【0025】(b)排出発射制御回路の構成 次に、図3は排出発射制御回路32の構成を示すブロッ
ク図である。図3において、排出発射制御回路32はワ
ンチップマイコンからなる排出発射制御用IC101、
ドライバ102、103、玉抜きSOL監視回路10
4、パワーONプロテクト回路105、電源回路A10
6、電源回路B107、インターフェース回路108、
109、外部情報端子110、強弱調整回路111、ド
ライバ112、タッチ回路113、ドライバ114、フ
ィルタ115を含んで構成される。排出発射制御用IC
101は演算処理を行うCPU121、排出発射制御の
制御プログラム等を格納しているROM122およびワ
ークエリアの設定や制御に必要なデータの一時記憶等を
行うRAM123を内蔵しており、玉の排出や発射に関
する制御処理を行う。
【0026】ドライバ102は排出発射制御用IC10
1からの制御信号に基づいてOKモニタ131を表示駆
動する。OKモニタ131は排出発射制御回路32のモ
ニタ表示を行うもので、排出発射制御回路32が故障の
場合等に点灯して報知する。ドライバ103は排出発射
制御用IC101からの制御信号に基づいて排出SOL
(ソレノイド)132、セーフSOL(ソレノイド)1
33、完了ランプ134、玉抜きSOL(ソレノイド)
135を駆動する。排出SOL(ソレノイド)132は
玉排出通路の開閉を行うもので、複数(ここでは2個)
設けられており、排出SOL(ソレノイド)132が励
磁されると所定数の玉(例えば、玉貸し、あるいは賞球
排出のとき)が排出される。セーフSOL(ソレノイ
ド)133はセーフ玉を排出する通路の開閉を行うもの
で、セーフSOL(ソレノイド)133が励磁されると
セーフ玉が排出(例えば、1個宛て排出)される。完了
ランプ134は遊技機の裏面側にある補給タンク内の玉
が無くなると点灯する。玉抜きSOL(ソレノイド)1
35は玉排出通路を玉抜き通路の方に切り換えるもの
で、複数(ここでは2個)設けられており、玉抜きSO
L(ソレノイド)135が励磁されると玉排出通路から
玉抜き通路の方に流路が切り換えられ、補給タンクや玉
排出通路に残っている玉が全て外部に抜かれる。
【0027】玉抜きSOL監視回路104は玉排出通路
が玉抜き通路の方に正確に切り換えられているかどうか
(すなわち、正常に玉抜きが行われているかどうか)を
監視し、監視結果を排出発射制御用IC101に出力す
る。パワーONプロテクト回路105は排出発射制御回
路32の電源がオンしたときにドライバ103がオン
(駆動信号を出力)しないようにするとともに、インタ
ーフェース回路109が誤動作しないようにパワーオン
に伴う保護を図るものである。例えば、ドライバ103
がオンすると、駆動信号が出力されて排出SOL(ソレ
ノイド)132が励磁されて玉の排出が行われるおそれ
があるからである。また、インターフェース回路109
の保護を図るのは、インターフェース回路109が玉貸
し金額データという重要な情報を扱うカードユニット
(カード処理装置18のこと)と接続されているからで
ある。
【0028】電源回路A106はAC24Vの入力電源
を所定のDC電源に変換して排出関連の各回路に供給
し、電源回路B107はAC24Vの入力電源を所定の
DC電源に変換して発射関連の各回路に供給する。イン
ターフェース回路108は役物制御回路31から単方向
の信号(例えば、賞球信号)を受け入れて排出発射制御
用IC101に出力する。インターフェース回路109
はカードユニット(カード処理装置18)と排出発射制
御用IC101との間で双方向の信号(例えば、玉貸し
信号等)の転送を行う。外部情報端子110は中継装置
16と排出発射制御用IC101との間で双方向の信号
(例えば、打ち込み(アウト玉+セーフ玉)信号、遊技
中信号等)の転送を行うための中継端子であり、最終的
に店内ネットワークを介して集中管理装置11と排出発
射制御用IC101との間で信号の転送を行う際の中継
端子となる。
【0029】強弱調整回路111は玉の発射の強弱を調
整するもので、ボリューム141を遊技者が操作するこ
とにより、その操作結果に応じてドライバ112に強弱
調整信号を出力してロータリソレノイド(RS)142
の駆動力を可変して玉の発射強度を調整する。また、ロ
ータリソレノイド(RS)142は発射位置にある玉を
弾発して遊技領域に発射する。タッチ回路113は玉の
発射を操作する発射ノブに設けられているタッチスイッ
チ(SW)143に遊技者がタッチ(すなわち、発射ノ
ブに触れている)ことを検出し、検出信号を排出発射制
御用IC101に出力する。ドライバ114は排出発射
制御用IC101からの制御信号に基づいて玉送りマグ
ネット(Mg)144を駆動する。玉送りマグネット
(Mg)144は発射位置に1個宛て玉を送る。フィル
タ115にはオーバーフロースイッチ(SW)145、
半端センサ146、玉抜きセンサ147、アウト数セン
サ148からの信号が入力されており、これらの信号を
波形整形して排出発射制御用IC101に出力する。オ
ーバーフロースイッチ(SW)145は遊技機の下皿が
オーバーフロー状態にあることを検出する。例えば、オ
ーバーフロー状態になると、玉の発射が停止する。半端
センサ146は複数(ここでは2個)設けられており、
2条の玉排出通路に所定数の玉が待機状態にあることを
検出する。玉抜きセンサ147は玉抜きを行う際の玉抜
きスイッチの操作状態を検出する。アウト数センサ14
8はアウト玉の検出(例えば、アウト口を玉が通過する
ことの検出)を行う。
【0030】(c)遊技機から出力される信号の種類 次に、遊技機17から中継装置16に出力される信号の
種類について、図4を参照して説明する。図4に示すよ
うに、役物制御回路31にはガラス枠スイッチ151か
らの信号が入力されており、ガラス枠スイッチ151は
遊技盤の前面に設けられているガラス枠が開放されたこ
とを検出する。役物制御回路31は遊技盤外部情報端子
54を介して以下の各信号を中継装置16に出力(店内
ネットワークを介して最終的に集中管理装置11に出
力)する。なお、遊技盤外部情報端子54は多数の端子
を有し、役物側の基盤という形態で配置されている。 ・大当り信号 大当りが発生したことを知らせる信号(この信号は、大
当り中(例えば、大当りのファンファーレ、インターバ
ルも含む)常に出力される大当り中状態信号も兼ねる) ・大当り図柄信号 大当り図柄を知らせる信号 ・確変大当り信号 確率変動によって大当りが発生したことを知らせる信号
【0031】・特図始動入賞信号 特図の始動を開始する始動入賞口に玉が入賞したことを
知らせる信号 ・特図スタート信号 特図の図柄変動が開始(スタート)したことを知らせる
信号 ・特図変動中信号 特図の図柄が変動中であるかことを知らせる信号 ・リーチ1信号 特図が通常のリーチ状態になったことを知らせる信号
(リーチ中常に出力される) ・リーチ2信号 特図がスペシャルリーチ態様1(例えば、超スロースク
ロール)になったことを知らせる信号(リーチ中常に出
力される) ・リーチ3信号 特図がスペシャルリーチ態様2(例えば、3個の図柄が
一緒にスロースクロールするような態様)になったこと
を知らせる信号(リーチ中常に出力される)
【0032】・特図確変信号 特図が確率変動状態になったことを知らせる信号(確変
中常に出力される特図確変中信号も含む) ・大入賞口開放信号 特別変動入賞装置81の大入賞口が開放したことを知ら
せる信号(大入賞口の開放中常に出力される) ・カウント信号 特別変動入賞装置81の大入賞口に入賞した玉数をカウ
ントする信号 ・継続入賞信号 特別変動入賞装置81における大入賞口のV入賞口に玉
が入賞して大当りのラウンドを継続可能であることを知
らせる信号 ・普図当り信号 普通図柄表示装置83における普図が当りになったこと
を知らせる信号 ・確率設定値信号 確率設定スイッチ75によって設定された大当り確率の
設定値を知らせる信号
【0033】・普図始動入賞信号 普図の図柄変動を開始するための普図始動口を玉が通過
したことを知らせる信号 ・普図スタート信号 普図の図柄変動が開始(スタート)したことを知らせる
信号 ・普図確変信号 普図が確率変動中であることを知らせる信号(確変中常
に出力される普図確変中信号も含む) ・普電開放信号 普通変動入賞装置85が開放したことを知らせる信号 ・普図時短信号 普図の変動表示ゲームの変動時間が通常は、例えば60
秒程度であるところを6秒程度に短縮する普図時短制御
が行われていることを知らせる信号 普図時短制御では、例えば特図の変動表示ゲームが50
回行われるまでの期間だけ普図の変動表示ゲームの変動
時間を短縮する。
【0034】次に、排出発射制御回路32は外部情報端
子110を介して以下の各信号を中継装置16に出力
(店内ネットワークを介して最終的に集中管理装置11
に出力)する。なお、外部情報端子110は多数の端子
を有し、枠側の基盤という形態で配置されている。 ・打ち込み信号 打ち込み玉(アウト玉+セーフ玉)、すなわち発射され
た玉数を知らせる信号 ・遊技中信号 タッチスイッチ(SW)143に遊技者がタッチして
(すなわち、発射ノブに触れて)遊技中であること、あ
るいは発射装置が作動して遊技中であることを知らせる
信号 ・賞球信号 入賞口に玉が入賞した(すなわち、セーフ玉がある)こ
とに基づいて所定数の賞球を行ったことを知らせる信号 ・玉貸し信号 所定数の玉貸しを行った(すなわち、玉貸し排出をし
た)ことを知らせる信号 ・補給信号 補給タンクに島設備から玉が補給されたことを知らせる
信号 また、排出発射制御回路32には外部情報端子110を
介して発射停止信号が中継装置16から入力(店内ネッ
トワークを介して集中管理装置11から入力)に出力)
されている。
【0035】C.遊技の概要 次に、遊技機17の制御フローを説明する前に、本実施
例の遊技機17で行われる遊技の概要について説明す
る。ガイドレールを介して遊技領域中に打込まれた遊技
球が、特別図柄始動口を兼ねた普通変動入賞装置85に
入賞すると、特別図柄表示装置90の表示領域において
多数の識別図柄(数字、文字、記号、図柄等よりなるも
の)が移動(スクロール)する表示(いわゆる変動表
示)が行われて、変動表示ゲーム(画像変動遊技)が行
われる。そして、この変動表示ゲーム結果としての停止
表示態様が所定の態様(例えば、「7、7、7」などの
ゾロ目)であれば、大当りと呼ばれる特別遊技状態が発
生する。
【0036】この特別遊技状態(大当り)が発生する
と、特別変動入賞装置81の開閉扉が、例えば30秒程
度(或いは、例えば最大で10個入賞までの期間)開放
される特別遊技が行われる。この特別遊技のサイクル
は、各サイクル中、特別変動入賞装置81内の継続入賞
領域を遊技球が通過することを条件に、例えば、最大で
16サイクルまで継続して行われる。また、特別遊技状
態の発生が特定の条件を満たした発生(例えば、確率変
動図柄(「7」、「7」、「7」)に基づく大当りの発
生)であった場合に、特別遊技状態の発生に関して遊技
者に有利となる特定遊技状態(例えば、大当り確率が変
動し、大当り3回を1セットとして、初回大当り以後に
あと2回大当りを発生しやすくする状態)が発生すると
ともに、特定遊技状態中に再度特定の条件を満たした特
別遊技状態の発生があった場合(例えば、再度、確率変
動図柄によって大当りが発生した場合)に、再度特定遊
技状態を初期状態から更新可能にする制御が行われる。
【0037】なお、大当り確率を高めて大当りを以後2
回当りやすくする遊技(確率変動遊技)は特定の図柄で
大当りとなった場合(特定の条件の成立した場合)に、
所定期間だけその後の大当りの確率を通常よりも高確率
に設定する特殊遊技であり、役物制御回路31の制御過
程においてなされる制御である。また、上記特図の変動
表示ゲーム中又は特別遊技中に、普通変動入賞装置85
にさらに遊技球が入賞したときには、特図始動記憶表示
器82が点灯して例えば4個まで記憶され、特図の変動
表示ゲーム又は特別遊技の終了後に、その記憶に基づい
て上記特図の変動表示ゲームが繰返される。
【0038】一方、遊技中に、遊技球が普通図柄始動口
に入賞(通過)して普図始動スイッチ72により検出さ
れたときは、普通図柄表示装置83の識別情報(この場
合、一桁の数字)の変動表示による普図の変動表示ゲー
ムが行われる。そして、この変動表示ゲーム結果として
の停止表示態様が所定の態様(例えば、「7」)であれ
ば、普図当りと呼ばれる遊技価値が発生する。この遊技
価値(普図当り)が発生すると、普通変動入賞装置85
の一対の開閉部材が逆ハの字に開いた開放状態に、例え
ば0.5秒程度保持される特定遊技が行われる。これに
より、普通変動入賞装置85に遊技球が入賞し易くな
り、その分、特図の変動表示ゲームの実施回数が増えて
大当り発生の可能性が増す。また、上記普図の変動表示
ゲーム中に、普通図柄始動口にさらに遊技球が入賞した
ときには、普図始動記憶表示器84が点灯して例えば4
個まで記憶され、普図の変動表示ゲームの終了後に、そ
の記憶に基づいて上記普図の変動表示ゲームが繰返され
る。
【0039】大当り確率を高めて大当りを以後2回当り
やすくする遊技(確率変動遊技)と、普図の変動表示ゲ
ームの他には、さらに所定の特殊遊技が行われたりす
る。その他の特殊遊技は、例えば特図の変動表示ゲーム
が50回行われるまでの期間だけ普図の変動表示ゲーム
の変動時間を短縮するなどの、いわゆる普図時短制御又
は普図即止め制御(或いは両者の併用)による遊技状態
がある。なおここで、普図時短制御とは、普図の変動表
示ゲームの変動時間が通常は、例えば60秒程度である
ところを6秒程度に短縮する制御であり、また普図即止
め制御とは、始動記憶に基づいて普図の変動表示ゲーム
を行う際に、始動記憶の発生から所定時間(例えば6
秒)経過したものに対しては、変動時間を短縮(例えば
2秒)して即時に普図を停止させる制御である。
【0040】また、この特殊遊技中には、普図当りの際
の普通変動入賞装置85の開放時間を例えば3秒程度に
増やす処理や、普図当りの際の普通変動入賞装置85の
開放回数を通常の1回から3回に増やす等の処理が行わ
れることもある。なお、このような特殊遊技を行うこと
により、単位時間当りの普図のゲーム回数が増えて、普
図の当る回数が増える(通常普図の当り確率は1/4程
度であるため)。このため、結果的に特図の変動回数が
増えて有利な状態になる。またさらに、通常この特殊遊
技状態中には、特図の変動についても即止め制御が行わ
れ、さらに有利となる。
【0041】D.作用説明 次に、作用を説明する。遊技機17の制御は役物制御回
路31、排出発射制御回路32、表示制御回路40等に
よって行われ、そのうち役物制御回路31および表示制
御回路40により役物制御(遊技盤側の制御)が行われ
る。また、排出発射制御回路32により枠側の制御が行
われる。役物制御の概要は前述した遊技の概要(C)で
説明したので、以下に排出発射制御回路32による枠側
の制御について説明する。 (a)排出発射制御回路のメインルーチン 図5は、排出発射制御回路32により行われるメイン制
御処理(メインルーチン)のフローチャートを示す図で
ある。この制御処理は、図3の排出発射制御用IC10
1がROM122に格納されている排出発射制御の制御
プログラムを読み出し、RAM123をワークエリアと
して使用することにより実行される。
【0042】図5のメイン制御処理がスタートすると、
まずステップS10で遊技機17の電源投入か否かを判
別する。電源投入(YES)であれば、ステップS12
に分岐して電源投入処理を行う。これにより、電源回路
A106および電源回路B107が作動して排出発射制
御回路32の各回路に所定の電源が供給される。電源投
入処理を終了すると、ステップS10に戻って再び判別
を行い、電源投入後はNOに抜けてステップS14に進
む。ステップS14では入力処理を行う。これは、図3
に示したように排出発射制御用IC101に入力される
各センサから入力される各信号を受け入れて必要な信号
処理等を行うものである。
【0043】次いで、ステップS16で遊技盤との通信
処理を行う。これは、遊技盤の制御を行っている役物制
御回路31からの信号(例えば、賞球排出に関する信
号、大当り信号、特図変動中信号等)をインターフェー
ス回路108を介して受け入れるものである。次いで、
ステップS18でカードユニットとの通信処理を行う。
これは、カードユニット(カード処理装置18)からの
信号(例えば、玉貸し排出に関する信号)をインターフ
ェース回路109を介して受け入れたり、あるいは玉貸
し排出に関する信号をカードユニットに出力したりする
ものである。次いで、ステップS20で排出関連処理を
行う。これは、例えば排出SOL(ソレノイド)132
を駆動して玉貸し排出や賞球排出を行ったり、セーフS
OL(ソレノイド)133を駆動してセーフ玉を排出し
たり、さらには玉抜きSOL(ソレノイド)135を駆
動して玉排出通路から玉抜き通路の方に流路を切り換え
て玉を外部に抜く処理等を行うものである。
【0044】次いで、ステップS22で発射関連処理を
行う。これは、玉送りマグネット(Mg)144を駆動
して発射位置に1個宛て玉を送ったり、ロータリソレノ
イド(RS)142を駆動して玉を発射したりするもの
である。次いで、ステップS24で外部情報処理を行
う。これは、集中管理装置11に外部情報端子110を
介して打ち込み信号、遊技中信号等を出力したり、集中
管理装置11から発射停止信号を受けたりするものであ
り、詳細はサブルーチンで後述する。ステップS24を
経ると、メイン制御処理の1ルーチンを終了する。
【0045】(b)外部情報処理のサブルーチン 図6は、排出発射制御回路32のメイン制御処理におけ
るステップS24の外部情報処理のサブルーチンを示す
フローチャートである。外部情報処理のサブルーチンが
開始されると、ステップS30で遊技中であるか否かを
判別する。遊技中であるか否かは、発射動作中(例え
ば、ロータリソレノイド(RS)142が駆動中)、あ
るいはタッチスイッチ(SW)143がオン中(遊技者
が触れてい)で判断する。遊技中であれば、ステップS
32に進んで遊技中信号を出力する。これにより、外部
情報端子110から遊技中信号が外部の中継装置16に
出力され、中継装置16で中継されて店内のネットワー
クを介して集中管理装置11に送信される。ステップS
32を経ると、ステップS34に進む。
【0046】一方、ステップS30で遊技中でなけれ
ば、ステップS32をジャンプしてステップS34に進
む。ステップS34では、その他の外部情報の入出力処
理を行う。その他の外部情報の入出力としては、例えば
外部情報端子110を介して打ち込み信号、賞球信号、
玉貸し信号等を中継装置16に出力し、中継装置16で
中継して店内のネットワークを介して集中管理装置11
に送信したり、集中管理装置11から発射停止信号を受
けたりするものがある。ステップS34を経ると、今回
のルーチンを終了してメイン制御処理にリターンする。
【0047】(c)役物制御回路の外部情報処理のサブ
ルーチン 図7は役物制御回路31における外部情報処理のサブル
ーチンを示すフローチャートである。なお、役物制御回
路31のメイン制御処理は省略(前述した遊技の概要
(C)の内容)している。役物制御回路31の外部情報
処理のサブルーチンが開始されると、ステップS40で
変動中であるか否かを判別する。変動中とは、特別図柄
表示装置90の図柄が可変表示中(つまり変動中)であ
る状態をいう。変動中であれば、ステップS42に進ん
で変動中信号(つまり特図変動中信号)を出力する。こ
れにより、遊技盤外部情報端子54から特図変動中信号
が外部の中継装置16に出力され、中継装置16で中継
されて店内のネットワークを介して集中管理装置11に
送信される。ステップS42を経ると、ステップS44
に進む。
【0048】一方、ステップS40で変動中でなけれ
ば、ステップS42をジャンプしてステップS44に進
む。ステップS44では、その他の外部情報の入出力処
理を行う。その他の外部情報の入出力としては、例えば
遊技盤外部情報端子54を介して大当り信号(大当り状
態中信号)、特図確変信号(特図確変中信号)、普図確
変信号(普図確変中信号)等を中継装置16に出力し、
中継装置16で中継して店内のネットワークを介して集
中管理装置11に送信したり、排出発射制御回路32か
ら賞球信号を受けたりするものがある。ステップS44
を経ると、今回のルーチンを終了する。
【0049】(d)集中管理装置の処理 次に、集中管理装置11で実行される遊技機17の実稼
働状態に関するデータ収集について、可変表示装置が変
動中の場合の例として、図8を参照して説明する。ま
ず、遊技機17では図8(a)に示すように、発射動作
中(例えば、ロータリソレノイド(RS)142が駆動
中)、あるいはタッチスイッチ(SW)143がオン中
(遊技者が触れている状態)であると、遊技中信号が外
部に出力され、集中管理装置11に入力される。このと
き、集中管理装置11では遊技機17から出力された遊
技中信号(遊技関連信号の1つ)を店内ネットワークを
介してインターフェース回路24で受信し、一旦、デー
タ記憶装置22に格納する。次いで、制御装置21はデ
ータ記憶装置22に格納された遊技中信号に基づいて遊
技機17が実稼働状態であると判断し、図8(e)に示
すように実稼働状態の計数を開始する。
【0050】次いで、遊技機17では弾発された玉が始
動入賞すると、特図の図柄変動を開始する。これによ
り、図8(b)に示すように遊技機17の特別図柄表示
装置90(可変表示装置)の作動中に出力される特図変
動中信号(可変表示装置作動中信号)が外部に出力さ
れ、集中管理装置11に入力される。この場合、集中管
理装置11では特図が変動中であるから、仮に遊技中信
号がノンアクティブ(例えば、Lレベル)になっても、
実稼働状態は継続していると判断する。例えば、図8
(a)に示すように特図始動記憶表示器82が4個点灯
して始動記憶がいわゆる満タン状態になったとき、遊技
者は止め打ちをする。これは、図8(d)に止打状態と
して示される。これにより、図8(c)に示すように遊
技機17の稼働状態として打込球の発生がない状態で計
数する場合には、この概念による稼働状態は遊技者が止
め打ちをしている間において一時中断する。
【0051】これに対して、本実施例では打込球の発生
がない状態であっても、特図が変動中であれば、実際に
遊技機17が稼働している(遊技者が遊技機に付いてい
る)と判断し、図8(e)に示すように特別図柄表示装
置90の作動中(図柄変動中)に遊技球の発射を中断す
る発射中断状態を含んだ実稼働状態を検出する処理を行
って、実稼働状態に関するデータ収集を行う。すなわ
ち、特図変動中に始動記憶がいわゆる満タンになり、遊
技者が止め打ちをしても実稼働状態として実稼働時間の
計数を継続し、実稼働状態に関するデータ収集を行う。
このように、実稼働状態に関するデータ収集には遊技者
の止め打ちによる遊技中断時間の計数を含めることによ
り、遊技機17で実際に遊技者が付いて遊技を行ってい
る時間が正確に収集可能となる。また、同様に大当り状
態中や確率変動中などにおいても止め打ち状態が発生す
るが、その場合においても、上記同様遊技機からの大当
り信号や特図、普図の確変信号の入力により実稼働時間
の収集を行うことができる。なお、第3種遊技機の場合
には、第3種権利が発生したときに第3種始動口の回転
体の回転に伴って(第3種始動口が上を向くまで待機し
て)止め打ちする状態が発生するため、第3種始動口の
回転体の回転を検出する信号の入力を加えて実稼働時間
の収集を行うようにする。
【0052】E.データ収集の具体例 図9は集中管理装置11の画面(例えば、端末装置23
のディスプレイ画面)に表示される「実稼働時間計数」
の一例を示すものである。画面には、営業中であるこ
と、営業日時、機種名、台番号が100番台から順次表
示される。また、総大当り(大当り回数の累積値)、ス
タート回数(特図スタート回数)、ベース、打ち込み玉
(遊技領域に発射した玉数)、賞球(賞球排出した玉数
の累積値)、差球、稼働時間(単に打ち込み玉数から割
り出したもの、例えば100発×0.6という計算で求
める)、実稼働時間、止め打ち時間がそれぞれ表示され
る。なお、ベースとは、大当りでないときの発射玉数合
計と、大当りでないときの賞球数合計の比である。この
データは通常時の玉の減り具合を表す。そして、この数
値が小さいほど、遊技者の持ち玉の減少が速いことを示
している。差球とは、発射球数合計と賞球数合計の差で
ある。
【0053】従来は稼働時間(例えば、3時54分34
秒)の表示だけで、止め打ちによる遊技中断時間の計数
が含まれておらず、遊技者が台を占有して遊技を行って
いる実稼働時間の計数ができなかったが、本実施例では
止打時間:20分08秒を含めた実稼働時間:4時12
分42秒が計数され、画面に表示される。
【0054】このように本実施例では、遊技機17から
出力される遊技中信号(遊技関連信号)および特図変動
中信号(遊技関連信号)に基づいて特別図柄表示装置9
0の作動中(可変表示装置の作動中:普段動作を除いた
状態中であり、特図変動中、大当り中、確変中などが含
まれる)に、遊技球の発射を中断する止め打ち状態(発
射中断状態)を含んだ実稼働状態を検出し、その継続時
間を計数して実稼働状態に関するデータ収集が行われ
る。したがって、止め打ちを行いながらリーチの成行き
をみたり、あるいは始動入賞記憶がいわゆる満タンにな
って止め打ちを行ったりする等実際に遊技をしているに
も拘わらず、打ち込みを一時中断する場合があっても、
遊技機17に遊技者が付いて実際に遊技を行っている時
間と、集中管理装置11でデータ収集される稼働時間と
で値(時間)を正確に一致させることができる。その結
果、遊技機17の稼働時間を正確に把握することがで
き、営業データとして非常に有効に活用することができ
る。例えば、当該遊技機17の人気などが正確に分か
る。
【0055】遊技関連信号には、特別図柄表示装置90
の作動中(可変表示装置の作動中:例えば、リーチ中、
大当り中、確変中)に出力される特図作動中信号(可変
表示装置作動中信号)と、遊技球(遊技媒体)の発射を
行うロータリソレノイド(RS)142の駆動状態(遊
技媒体の発射を行う発射装置の作動状態)、あるいはタ
ッチスイッチ(SW)143がオン中:遊技者が触れて
いる状態(発射装置の操作部の操作状態)に基づいて出
力される遊技中信号(発射装置作動中信号)と、を含
み、これらの特図作動中信号あるいは遊技中信号の何れ
かの信号の入力に基づいて集中管理装置11で実稼働状
態の検出を行うことにより、止め打ち時間を含んだ実稼
働時間を正確にデータ収集することができる。したがっ
て、例えば止め打ちによりどの位売上が低下しているか
などの止め打ちに関するデータ収集を行うことが可能に
なる。なお、特別図柄表示装置90の作動中(可変表示
装置の作動中)には、例えばいわゆる権利物(第3種遊
技機)においては権利発生中(例えば、権利中信号出力
中)、羽根物(第2種遊技機)や一般電役(他種遊技
機)においては大当り中(大当り信号出力中)も含まれ
る。
【0056】F.第2実施例 次に、本発明の第2実施例について説明する。第2実施
例は遊技機で実稼働時間信号を作成して出力する例であ
る。 (a)外部情報処理のサブルーチン 図10は、本発明の第2実施例における排出発射制御回
路で実行される外部情報処理のサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。なお、この第2実施例においては、
役物制御回路から排出発射制御回路に対して遊技関連信
号(例えば、変動中信号、大当り信号、確変信号等)が
入力される(これは、後述の第3実施例も同様であ
る)。第2実施例の外部情報処理のサブルーチンが開始
されると、ステップS50で遊技中であるか否かを判別
する。遊技中であるか否かは第1実施例と同様に、発射
動作中(例えば、ロータリソレノイド(RS)142が
駆動中)、あるいはタッチスイッチ(SW)143がオ
ン中(遊技者が触れてい)で判断する。遊技中であれ
ば、ステップS54に進んで実稼働時間信号を出力す
る。一方、ステップS50で遊技中でなければ、ステッ
プS52に分岐して可変表示装置作動中(特別図柄表示
装置90の作動中:図柄変動中、大当り中、確変中等)
であるか否かを判別する。可変表示装置作動中かどうか
は、役物制御回路31から例えば変動中信号、大当り信
号、確変信号(特図、普図)、普図時短信号(普図の時
短制御が行われている状態)等を排出発射制御回路に入
力して判断し、例えば変動中信号がアクティブであれ
ば、可変表示装置作動中とする。なお、第3種遊技機の
場合には可変表示装置作動中には権利発生中が含まれ
る。可変表示装置作動中であれば、ステップS54に進
んで実稼働時間信号を作成して出力する。また、可変表
示装置作動中でなければ、ステップS56にジャンプす
る。
【0057】ここで、実稼働時間信号とは、発射動作停
止あるいは発射ノブへのタッチOFFで止め打ちがあっ
ても、可変表示装置あるいはその他の役物装置が作動中
ならば実稼働状態にあると判断する信号であり、排出発
射制御回路で作成(つまり遊技機17にて作成)される
ものである。これにより、外部情報端子110から実稼
働時間信号が外部の中継装置16に出力され、中継装置
16で中継されて店内のネットワークを介して集中管理
装置11に送信される。ステップS54を経ると、ステ
ップS56に進む。ステップS56では、その他の外部
情報の入出力処理を行う。その他の外部情報の入出力処
理の内容は第1実施例と同様である。ステップS56を
経ると、今回のルーチンを終了してメイン制御処理にリ
ターンする。
【0058】このように第2実施例では、遊技機17に
おいて特別図柄表示装置90の作動状態(可変表示装置
の作動状態)と、遊技球(遊技媒体)の発射を行うロー
タリソレノイド(RS)142の駆動状態(遊技媒体の
発射を行う発射装置の作動状態)、あるいはタッチスイ
ッチ(SW)143がオン中:遊技者が触れている状態
(発射装置の操作部の操作状態)とに基づいて実稼働状
態信号を出力し、集中管理装置11は実稼働状態信号に
基づいて実稼働時間の計数を行うので、確実に実稼働時
間を関するデータ収集を行うことができる。なお、この
実施例においても、可変表示装置以外の役物装置(例え
ば、第3種や第2種、他種などの役物装置)の作動中に
出力される信号も可変表示装置の作動中と同様に実稼働
状態信号の作成用の信号として含まれる。
【0059】G.第3実施例 次に、本発明の第3実施例について説明する。第3実施
例は遊技機で止め打ち信号を作成して出力する例であ
る。 (a)外部情報処理のサブルーチン 図11は、本発明の第3実施例における排出発射制御回
路で実行される外部情報処理のサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。第3実施例の外部情報処理のサブル
ーチンが開始されると、ステップS60で遊技中である
か否かを判別する。遊技中であるか否かは第1実施例と
同様に、発射動作中(例えば、ロータリソレノイド(R
S)142が駆動中)、あるいはタッチスイッチ(S
W)143がオン中(遊技者が触れている状態)で判断
する。遊技中であれば、ステップS56にジャンプす
る。また、遊技中でなければ、ステップS62に進んで
可変表示装置作動中(例えば、特別図柄表示装置90の
図柄が可変表示中)であるか否かを判別する。可変表示
装置作動中かどうかは、役物制御回路31から変動中信
号、大当り信号、確変信号(特図、普図)、権利中信号
等を排出発射制御回路に入力して判断し、例えば変動中
信号がアクティブであれば、変動中とする。可変表示装
置作動中であれば、ステップS64に進んで打ち止め信
号を作成して出力する。
【0060】ここで、止め打ち信号とは、可変表示装置
あるいはその他の役物装置の作動中に遊技球の発射動作
を停止している状態を検出して作成される信号である。
打ち止め信号は、例えば特図でリーチが発生した場合に
意図的に遊技球の発射を一時中断してリーチの成行きを
みたり、あるいは始動入賞記憶がいわゆる満タンになっ
た場合にその後の始動入賞の無効を避けるために遊技球
の発射を一時中断していると判断する信号であり、排出
発射制御回路で作成(つまり遊技機17にて作成)され
るものである。これにより、外部情報端子110から打
ち止め信号が外部の中継装置16に出力され、中継装置
16で中継されて店内のネットワークを介して集中管理
装置11に送信される。ステップS64を経ると、ステ
ップS66に進む。なお、止め打ち信号の作成は、第1
実施例で述べたような所定の遊技待機状態が成立した場
合に全て作成されるようにしてもよく、上記例(可変表
示装置あるいはその他の役物装置の作動中に遊技球の発
射動作を停止している状態)に限らず、遊技者が遊技球
の発射を意図的に停止して待機する状態であればその他
の状態も含み、例えば確率変動中に玉箱を足元に降ろし
たり、ジュース等を買いに行ったり、第3種遊技機で第
3種の権利発生中におけるラウンド間で止め打ちを行っ
たりする等実際に台を遊技者が占有しているにも拘わら
ず、打ち込みを一時中断するような状態のときに止め打
ち信号を作成してもよい。一方、ステップS60で遊技
中である場合、あるいはステップS62で変動中でない
場合にはステップS66にジャンプする。ステップS6
6では、その他の外部情報の入出力処理を行う。その他
の外部情報の入出力処理の内容は第1実施例と同様であ
る。ステップS66を経ると、今回のルーチンを終了し
てメイン制御処理にリターンする。
【0061】このように第3実施例では、遊技機17に
おいて可変表示装置作動中信号(例えば、特図変動中信
号)と、遊技中信号(発射装置作動中信号)とに基づい
て特別図柄表示装置90が作動中における止め打ち状態
(発射装置の中断状態)を検出して止め打ち信号を作成
して出力し、集中管理装置11では止め打ち信号の入力
に基づき、特別図柄表示装置90が作動中(可変表示装
置が作動中:例えば、リーチ中、大当り中、確変中等)
における止め打ち状態(発射装置の中断状態)を検出
し、実稼働状態に関するデータ収集には止め打ち時間
(遊技中断時間)の計数が含まれるようにすることによ
り、例えば遊技機毎の止め打ち時間を正確にデータ収集
することができ、止め打ちによりどの位売上が低下して
いるかなどの止め打ちに関する各種データ収集を行うこ
とが可能になる。
【0062】本発明の実施の形態は、上記のような実施
の形態に限らず、以下に述べるような各種の変形実施が
可能である。 (a)パチスロ遊技機への適用が可能である。 (b)本発明はパチンコ遊技機でなく、例えば映像式ゲ
ーム機のようにものにも適用できる。すなわち、映像式
ゲーム機であっても、遊技領域内に可変表示装置を備
え、遊技媒体を該遊技領域内に発射することに基づき、
該可変表示装置の作動条件を発生可能な遊技機であれ
ば、適用することができる。 (c)また、本発明の遊技機は遊技領域内に可変表示装
置を備え、遊技媒体を該遊技領域内に発射することに基
づき、該可変表示装置の作動条件を発生可能なものであ
れば、いかなる機種の遊技機であってもよいこともいう
までもない。例えば、他の機種タイプのパチンコ機、ア
レンジボール機、雀球遊技機、スロットマシン等にも適
用することができる。例えば、第3種遊技機の権利発生
中や確率変動中の止め打ちや、第2種遊技機や他種遊技
機の大当り中の止め打ちについても、適用することがで
きる。
【0063】
【発明の効果】
(1)請求項1記載の発明によれば、管理装置(例え
ば、集中管理装置)が遊技機から出力される遊技関連信
号(例えば、遊技中信号、特図変動中信号)に基づいて
所定の遊技待機状態が成立したときに(例えば、可変表
示装置の作動中に)遊技球の発射を中断する発射中断状
態(例えば、止め打ち状態)を含んだ実稼働状態を検出
し、その検出結果から実稼働状態に関するデータ収集を
行っているので、以下の効果を得ることができる。遊技
機でいわゆる止め打ちを行いながらリーチの成行きをみ
たり、あるいは始動入賞記憶がいわゆる満タンになって
止め打ちを行ったりする等実際に遊技をしているにも拘
わらず、打ち込みを一時中断する場合があっても、遊技
機に遊技者が付いて実際に遊技を行っている時間と、管
理装置でデータ収集される稼働時間とで値(時間)を正
確に一致させることができる。その結果、遊技機の稼働
時間を正確に把握することができ、営業データとして非
常に有効に活用することができる。例えば、当該遊技機
の人気などが正確に分かる。
【0064】請求項2記載の発明によれば、前記所定の
遊技待機状態の成立には、可変表示装置の作動中、所定
の権利発生入賞口へ遊技媒体の入賞があったときに大当
りの権利が発生し、該権利発生中における補助遊技装置
の作動中、あるいは可変表示装置の表示態様が予め定め
られた表示態様になった場合に、所定数の変動入賞装置
の連動動作の開始条件を付与し、該変動入賞装置の連動
動作中における補助遊技装置の作動中等のように、遊技
者が遊技媒体の発射を意図的に停止して待機する条件が
成立したことを含むようにすることにより、全ての遊技
機についての止め打ち状態を検出して止め打ち時間を含
んだ実稼働時間を正確に計数できる。特に、確率変動中
に玉箱を足元に降ろしたり、ジュース等を買いに行った
り、第3種遊技機で第3種の権利発生中におけるラウン
ド間で止め打ちを行ったりする等実際に台を遊技者が占
有しているにも拘わらず、打ち込みを一時中断するよう
な全ての状態に対して止め打ち状態を有効に検出でき
る。
【0065】請求項3記載の発明によれば、遊技関連信
号には、可変表示装置の作動中(例えば、特別図柄表示
装置の作動中:リーチ中、大当り中、確率変動中等)に
出力される可変表示装置作動中信号(例えば、特図変動
中信号)と、遊技媒体(例えば、遊技球)の発射を行う
発射装置の作動状態(例えば、ロータリソレノイド(R
S)の駆動状態、あるいはタッチスイッチ(SW)がオ
ン中:遊技者が触れている状態)に基づいて出力される
発射装置作動中信号(例えば、遊技中信号)と、を含
み、これらの可変表示装置作動中信号あるいは発射装置
作動中信号の何れかの信号の入力に基づいて管理装置で
実稼働状態の検出を行うことにより、止め打ち時間を含
んだ実稼働時間を正確にデータ収集することができる。
したがって、例えば止め打ちによりどの位売上が低下し
ているかなどの止め打ちに関するデータ収集を行うこと
が可能になる。
【0066】請求項4記載の発明によれば、遊技機にお
いて可変表示装置の作動状態(例えば、特別図柄表示装
置90の作動状態)と、遊技媒体の発射を行う発射装置
の作動状態(例えば、遊技球の発射を行うロータリソレ
ノイド(RS)の駆動状態、あるいはタッチスイッチ
(SW)がオン中:遊技者が触れている状態)とに基づ
いて実稼働状態信号を出力し、管理装置は実稼働状態信
号に基づいて実稼働時間の計数を行うことにより、確実
に実稼働時間を関するデータ収集を行うことができる。
【0067】請求項5記載の発明によれば、遊技機にお
いて可変表示装置作動中信号(例えば特図変動中信号)
と、発射装置作動中信号(例えば、遊技中信号)とに基
づいて可変表示装置が作動中における発射装置の中断状
態(例えば、特別図柄表示装置90が作動中における止
め打ち状態)を検出する遊技中断状態検出手段を備え、
管理装置におけるデータ収集には、遊技中断状態検出手
段の検出による遊技中断時間(例えば、止め打ち時間)
の計数が含まれていることにより、例えば遊技機毎の止
め打ち時間を正確にデータ収集することができ、止め打
ちによりどの位売上が低下しているかなどの止め打ちに
関する各種データ収集を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である遊技機の管理装置を適
用した遊技場設備の全体構成を示す図である。
【図2】遊技機の制御系を示すブロック図である。
【図3】排出発射制御回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】遊技機から出力される信号の種類を説明する図
である。
【図5】排出発射制御回路のメイン制御処理を示すフロ
ーチャートである。
【図6】排出発射制御回路の外部情報処理のサブルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図7】役物制御回路の外部情報処理のサブルーチンを
示すフローチャートである。
【図8】集中管理装置による遊技機の実稼働状態に関す
るデータ収集について説明するためのタイミングチャー
トである。
【図9】集中管理装置による遊技機の実稼働状態の具体
的な表示例を示す図である。
【図10】本発明の第2実施例の排出発射制御回路の外
部情報処理のサブルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図11】本発明の第3実施例の排出発射制御回路の外
部情報処理のサブルーチンを示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 遊技店 11 集中管理装置(管理装置) 12 島管理装置 16、16a、16b 中継装置(呼出装置) 17、17a、17b 遊技機 18、18a、18b カード処理装置 21 制御装置 22 データ記憶装置 23 端末装置 24 インターフェース回路 31、31a、31b 役物制御回路 32、32a、32b 排出発射制御回路 33 表示制御回路 90 特別図柄表示装置(可変表示装置)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技領域内に可変表示装置を備え、遊技
    媒体を該遊技領域内に発射することに基づき、該可変表
    示装置の作動条件を発生可能な遊技機に接続され、該遊
    技機から出力される遊技関連信号に基づいて遊技関連の
    データ収集が可能な遊技機の管理装置において、 遊技機から出力される遊技関連信号に基づいて、所定の
    遊技待機状態が成立したときに遊技媒体の発射を中断す
    る発射中断状態を含んだ実稼働状態を検出する実稼働状
    態検出手段を備え、 実稼働状態に関するデータ収集が可能であることを特徴
    とする遊技機の管理装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の遊技待機状態の成立には、 前記可変表示装置の作動中、 所定の権利発生入賞口へ遊技媒体の入賞があったときに
    大当りの権利が発生し、該権利発生中における補助遊技
    装置の作動中、 あるいは前記可変表示装置の表示態様が予め定められた
    表示態様になった場合に、所定数の変動入賞装置の連動
    動作の開始条件を付与し、該変動入賞装置の連動動作中
    における補助遊技装置の作動中等のように、 遊技者が遊技媒体の発射を意図的に停止して待機する条
    件が成立したことを含むものであることを特徴とする請
    求項1記載の遊技機の管理装置。
  3. 【請求項3】 前記遊技関連信号には、 前記可変表示装置の作動中に出力される可変表示装置作
    動中信号と、 遊技媒体の発射を行う発射装置の作動状態、あるいは発
    射装置の操作部の操作状態に基づいて出力される発射装
    置作動中信号と、を含み、 前記実稼働状態検出手段は、前記可変表示装置作動中信
    号と、前記発射装置作動中信号との何れかの信号の入力
    に基づいて実稼働状態の検出を行うことを特徴とする請
    求項1記載の遊技機の管理装置。
  4. 【請求項4】 前記遊技機は、 前記可変表示装置の作動状態と、前記発射装置の作動状
    態、あるいは発射装置の操作部の操作状態とに基づいて
    実稼働状態信号を出力する実稼働状態出力手段を備えて
    おり、 前記実稼働状態検出手段は、前記実稼働状態出力手段か
    ら出力される実稼働状態信号に基づいて実稼働時間の計
    数を行う実稼働時間計数手段を含んでいることを特徴と
    する請求項1記載の遊技機の管理装置。
  5. 【請求項5】 前記可変表示装置作動中信号と、発射装
    置作動中信号との入力に基づき、可変表示装置が作動中
    における発射装置の中断状態を検出する遊技中断状態検
    出手段を備え、 実稼働状態に関するデータ収集には、前記遊技中断状態
    検出手段の検出による遊技中断時間の計数が含まれてい
    ることを特徴とする請求項3記載の遊技機の管理装置。
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