JPH10127771A - バルーンカテーテル用のバルーン及びその製造方法 - Google Patents

バルーンカテーテル用のバルーン及びその製造方法

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JPH10127771A
JPH10127771A JP8302519A JP30251996A JPH10127771A JP H10127771 A JPH10127771 A JP H10127771A JP 8302519 A JP8302519 A JP 8302519A JP 30251996 A JP30251996 A JP 30251996A JP H10127771 A JPH10127771 A JP H10127771A
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balloon
outer diameter
inflated
tube
eccentricity
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JP8302519A
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Hiroto Kidokoro
広人 木所
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Zeon Corp
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Nippon Zeon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バルーンが大きく偏心することなく膨張し、長
期間にわたって血管内に留置しても血栓を生成するおそ
れが少ない、心臓カテーテルを用いた検査や治療等に好
適に使用することができるバルーンカテーテル用のバル
ーン及びその製造方法を提供する。 【解決手段】バルーンカテーテルの遠位端部に装着する
バルーンであって、バルーンの膨張部の長さdとバルー
ン全体の長さaの比d/aが0.4〜0.95であり、か
つバルーンの膨張部の外径bとバルーンの接着部の外径
cの比b/cが1.03〜1.3であることを特徴とする
バルーンカテーテル用のバルーン、及び、伸びが500
%以上であり永久伸びが3〜30%であるエラストマー
からなるチューブのバルーンの接着部となる両端部分を
外周部より押さえて固定し、チューブの一端を閉塞し、
他端より気体又は液体を注入してチューブの外径を4倍
以上に膨張させることにより成形を行うことを特徴とす
る該バルーンの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バルーンカテーテ
ル用のバルーン及びその製造方法に関する。さらに詳し
くは、本発明は、バルーンが大きく偏心することなく膨
張し、長期間にわたって血管内に留置しても血栓を生成
するおそれが少なく、特に心臓カテーテルを用いた検
査、治療等に好適に使用することができるバルーンカテ
ーテル用のバルーン及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】心疾患を有する患者の心内の異常の確定
診断及び重症度の把握を目的として、末梢血管から心
臓、大動脈、肺動脈、冠動脈などにカテーテルを挿入し
て、内圧測定、酸素含量測定、心血管造影、熱希釈法、
指示薬希釈法、電気生理検査、心筋生検などが行われ
る。遠位端部にバルーンを有するバルーンカテーテル
は、心臓を損傷する危険が少なく、血流に乗せて右心房
から右心室及び肺動脈へ比較的容易に進めることができ
るので、広く使用されるようになった。サーモダイリュ
ーションカテーテルや一時的ペーシングカテーテルなど
の循環器系バルーンカテーテルは、臨床上では大腿部な
どから挿入し、大静脈から右心房、右心室、さらには肺
動脈分岐部にその遠位端部を留置する。バルーンカテー
テルは、一般的にその遠位端部に小型のバルーンが装着
されており、このバルーンは、膨張させることにより血
流の流れに乗せて遠位端部を目標の部位まで運んだり、
バルーンにより血管を閉塞することで血圧の測定を行な
うなどの目的で使用される。従来のバルーンカテーテル
は、カテーテルチューブの遠位端部に、カテーテルチュ
ーブ本体より外径の小さいバルーン装着部を設け、バル
ーン装着部にチューブ状のバルーンをはめ合わせて、バ
ルーンの両端を接着剤などを用いてバルーン装着部に接
着することにより製造されている。図5(a)は、従来の
バルーンカテーテルの遠位端部の側面図である。カテー
テルチューブ1の遠位端2の近傍に、カテーテルチュー
ブより外径を小さくして設けられたバルーン装着部3に
チューブ状のバルーン4をはめ合わせ、バルーンの両端
が接着部5において接着剤によりバルーン装着部に固定
されている。バルーンの接着は、通常はバルーン装着部
にはめ合わせたバルーンの端部をめくり上げて接着剤を
塗付したのち、バルーンの端部を元に戻すことにより行
われる。このような方法によると、接着剤がバルーンの
両端において均一な幅に付着せず、図5(a)に示される
ように接着剤の付着幅が広い部分と狭い部分が生じやす
い。 図5(b)は、図5(a)のバルーンカテーテルのバルーン
を膨張させた状態を示す側面図である。図5(a)のよう
に接着剤の付着幅に広狭があると、接着剤の付着幅が広
い部分ではバルーンの膨張部分の幅が狭くなり、接着剤
の付着幅が狭い部分ではバルーンの膨張部分の幅が広く
なる。このような状態でバルーン装着部に固定されたバ
ルーンを膨張させると、図5(b)に示すように、膨張部
分の幅が狭いところではバルーンは小さく膨張し、膨張
部分の幅が広いところではバルーンが大きく膨張し、膨
張したバルーンを正面より観察すると、円形に見えるバ
ルーンの中心と、カテーテルチューブの中心の位置が一
致しない状態、いわゆる偏心が生ずる。バルーンの膨張
状態に偏心があると、バルーンカテーテルを用いて熱希
釈法により心拍出量を測定するとき、近位孔より注入さ
れる冷水の流れが不均一になり正確な測定を行うことが
困難となる。また、バルーンの膨張状態に偏心がある
と、バルーンカテーテルを用いて圧測定を行うとき、血
管の閉塞が不完全となって正確な測定を行うことが困難
となる。さらに、バルーンが偏心して膨張すると、バル
ーン内の圧力を抜いて収縮させたとき、バルーンの膨張
倍率の大きかった部分が完全に元に戻らないで皺やたる
みを生じ、バルーンを収縮させて血管内に長期間にわた
って留置したとき、皺の部分に血栓が生成しやすいとい
う問題がある。このため、バルーンが偏心することなく
膨張して、心拍出量や圧の測定を正確に行うことがで
き、バルーンに血栓を生成するおそれが少ないバルーン
カテーテル用のバルーンの開発が求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、バルーンが
大きく偏心することなく膨張し、長期間にわたって血管
内に留置しても血栓を生成するおそれが少ない、心臓カ
テーテルを用いた検査や治療等に好適に使用することが
できるバルーンカテーテル用のバルーン及びその製造方
法を提供することを目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、バルーンの膨張
部の外径がバルーンの接着部の外径に比べてわずかに大
きく形成されているバルーンが、膨張時に偏心すること
が少なく、血管内に留置しても血栓を生ずることが少な
いことを見いだし、さらに、特定の永久伸びを有するエ
ラストマーチューブをあらかじめ膨張させることによ
り、このような形状のバルーンを容易に製造し得ること
を見いだし、これらの知見に基づいて本発明を完成する
に至った。すなわち、本発明は、(1)バルーンカテー
テルの遠位端部に装着するバルーンであって、バルーン
の膨張部の長さdとバルーン全体の長さaの比d/aが
0.4〜0.95であり、かつバルーンの膨張部の外径b
とバルーンの接着部の外径cの比b/cが1.03〜1.
3であることを特徴とするバルーンカテーテル用のバル
ーン、及び、(2)伸びが500%以上であり永久伸び
が3〜30%であるエラストマーからなるチューブのバ
ルーンの接着部となる両端部分を外周部より押さえて固
定し、チューブの一端を閉塞し、他端より気体又は液体
を注入してチューブの外径を4倍以上に膨張させること
により成形を行うことを特徴とする第(1)項記載のバル
ーンカテーテル用のバルーンの製造方法、を提供するも
のである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明のバルーンカテーテル用の
バルーンは、バルーンの中央の膨張部と両端の接着部か
らなり、膨張部の外径が接着部の外径よりわずかに大き
い。図1(a)は、本発明のバルーンを装着したバルーン
カテーテルの一態様の遠位端部の側面図である。カテー
テルチューブ1の遠位端2は曲面状に加工され、遠位端
の近傍に設けられたバルーン装着部3にバルーン4が装
着されている。本発明のバルーンは、バルーン装着部に
はめ合わせたとき、バルーンの接着部5のみにおいてバ
ルーン装着部と接し、バルーンの膨張部6とバルーン装
着部の間には空隙7が存在する。そのため、バルーンの
接着部に接着剤を塗付してバルーンを接着するとき、接
着剤は等しい幅の円周面において接着され、図5(a)に
示される従来のバルーンのように、接着剤の付着部分の
端が不規則にずれることがない。バルーンの接着部に接
着剤を塗付する方法には特に制限はないが、通常はバル
ーン装着部にバルーンをはめ合わせたのちバルーンの接
着部をまくり上げ、露出したバルーン装着部に接着剤を
塗付し、バルーンを元に戻すことにより接着剤のはみ出
しのない接着を行うことができる。使用する接着剤には
特に制限はないが、バルーンには通常は高い圧力はかか
らないので、接着時間が短く作業性のよいシアノアクリ
レート系接着剤などを好適に使用することができる。図
1(b)は、図1(a)のバルーンを装着したバルーンカテ
ーテルの遠位端部の断面図である。カテーテルチューブ
には、バルーンを膨らませるための気体用のルーメンの
ほか、薬液注入用のルーメン、圧力測定用のルーメン、
電極用のルーメンなど使用目的に応じたルーメンを備え
ることができる。本断面図においては、バルーンを膨ら
ませるための気体用のルーメン8と、圧力測定用のルー
メン9が示され、気体用のルーメンはバルーンの膨張部
にあたる位置に開孔を有し、圧力測定用のルーメンは遠
位端に開孔を有する。図1(c)は、図1(a)のバルーン
カテーテルのバルーンを膨張させた状態を示す側面図で
ある。本発明のバルーンは、バルーンの膨張部にあらか
じめ膨らみが与えられているので膨張部が膨らみやす
く、また、バルーンが正確に接着部においてのみバルー
ン装着部に接着されているので、バルーン内に気体を圧
入してバルーンを膨張させたとき、バルーンは偏心する
ことなく、カテーテルチューブの中心軸に対して対称的
に膨張する。
【0006】図2は、本発明のバルーンの寸法説明図で
ある。本発明のバルーンは、中央の膨張部と両端の接着
部からなり、膨張部の外径が接着部の外径に比べてわず
かに大きい。本発明のバルーンは、バルーンの全体の長
さをa、バルーンの膨張部の長さをdとするとき、比d
/aが0.4〜0.95、より好ましくは0.6〜0.8で
あり、バルーンの膨張部の外径をb、バルーンの接着部
の外径をcとするとき、比b/cが1.03〜1.3、よ
り好ましくは1.1〜1.2である。バルーンの膨張部の
長さdとバルーンの全体の長さaの比d/aが0.4未
満であると、バルーンの膨張部が小さくなり、バルーン
を大きく膨張させることが困難となるおそれがある。バ
ルーンの膨張部の長さdとバルーンの全体の長さaの比
d/aが0.95を超えると、バルーンの接着部の面積
が小さくなりすぎて、接着強度が不足するおそれがあ
る。バルーンの膨張部の外径bとバルーンの接着部の外
径cの比が1.03未満であると、膨張部にあらかじめ
与えられる膨らみが小さく、また、接着剤が接着部から
膨張部にはみ出し、バルーンが膨張時に偏心するおそれ
がある。バルーンの膨張部の外径bとバルーンの接着部
の外径cの比が1.3を超えると、バルーンの内圧を抜
いてバルーンを収縮させたとき、バルーンに皺やたるみ
を生じて、血栓を生成するおそれがある。本発明のバル
ーンは、膨張させたときバルーンに生ずる偏心が少な
い。膨張したバルーンの偏心は、バルーンの偏心率によ
り評価することができる。図3は、バルーンの偏心率の
説明図である。バルーンを膨張させた状態でバルーンカ
テーテルの正面より観察すると、膨張したバルーンが偏
心していてもバルーンは円形に見える。この円の中心O
から周までの半径をrとし、この円の中心からバルーン
カテーテルの遠位端の中心までの距離をfとするとき、
偏心率はf/rにより表される。バルーンの偏心率f/
rが0.1未満であると、バルーンカテーテルは取り扱
いやすく操作性に優れ、f/rが0.1〜0.2であって
もバルーンカテーテルを通常の目的に支障なく使用する
ことができるが、f/rが0.2を超えると使用上支障
が生ずるおそれがある。本発明のバルーンは、通常はf
/rは0.2未満となり、f/rが0.2を超える場合は
極めてまれであるので、心拍出量や圧測定を正確に行う
ことができる。本発明のバルーンは、膨張時に殆ど偏心
することがないので、バルーンが部分的に過度に膨張す
ることがなく、内圧を抜いたときには均一に収縮する。
そのため、バルーンの内圧を抜いたとき、バルーンに皺
やたるみを生ずることがなく、バルーンを収縮させた状
態で血管内に長期間にわたって留置しても血栓を生成す
るおそれが少ない。
【0007】図4は、本発明のバルーンの製造方法の一
態様の説明図である。図4(a)に示すように、シリンジ
10にエラストマーチューブの内径と等しい外径を有す
る針11を装着し、エラストマーチューブ12の一端を
針にはめて、その上からリング13により固定する。リ
ングとしては、硬質ゴム製のリングや、ポリテトラフル
オロエチレン製のリングなどを使用することができる。
エラストマーチューブの他の一端は、ピンチコック14
により閉塞し、固定する。エラストマーチューブを閉
塞、固定する方法には特に制限はなく、例えば、エラス
トマーチューブの端に円柱形の栓を差し込み、その上か
らリングにより固定することができる。次いで図4(b)
に示すように、シリンジより空気を送り込んで、チュー
ブ外径を4倍以上に膨張させる。チューブ外径の膨張倍
率が4倍未満であると、バルーンに適当な膨張部を形成
することが困難となるおそれがある。チューブの膨張倍
率の上限には特に制限はないが、通常はエラストマーの
伸びの2分の1程度とすることが好ましい。チューブを
膨張した状態に数秒間ないし数分間保持したのち空気を
抜くと、エラストマーの永久伸びにより元のエラストマ
ーチューブより外径の大きいバルーンの膨張部が形成さ
れる。固定されている膨張部の両側は、元のエラストマ
ーチューブと外径の等しいバルーンの接着部となる。チ
ューブの膨張により、外径が広がるとともに長さ方向に
も伸びるので、必要とするバルーンの膨張部の長さに応
じて、チューブの固定端の間の距離をあらかじめ適当に
選定することが好ましい。形成されたバルーンの膨張部
の両端の元のエラストマーチューブと外径の等しい部分
をバルーンの接着部として必要な長さに切断して、本発
明のバルーンを完成する。
【0008】本発明のバルーンは、伸びが500%以上
であり、永久伸びが3〜30%、より好ましくは10〜
20%であるエラストマーからなるチューブより製造す
る。伸びが500%未満であると、バルーンを大きく膨
張させることが困難であり、無理に大きく膨張させると
バルーンが破損するおそれがある。永久伸びが3%未満
であると、十分な外径を有するバルーンの膨張部を形成
することが困難となるおそれがある。永久伸びが30%
を超えると、バルーンを血管内で膨張させたのち収縮さ
せたとき、バルーンに皺やたるみが生じて血栓を生成す
るおそれがある。エラストマーの永久伸びは、JIS
K 6301にしたがって測定することができる。本発
明のバルーンにおいては、抗血栓性のエラストマーを特
に好適に使用することができる。このような抗血栓性材
料としては、例えば、ポリウレタン、シリコーンゴム、
ポリアミドなどを挙げることができる。抗血栓性を有す
るポリウレタンとしては、例えば、4,4'−ジフェニル
メタンジイソシアナート(MDI)、4,4'−ジシクロ
ヘキシルメタンジイソシアナート(水添MDI)、ヘキ
サメチレンジイソシアナートなどをポリイソシアナート
成分とし、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリ
オールなどをポリオール成分とするポリウレタンなどを
挙げることができる。抗血栓性を有するシリコーンゴム
としては、例えば、側鎖にビニル基を有するメチルシリ
コーンゴムに、架橋剤として過酸化物を配合した材料な
どを挙げることができる。抗血栓性を有するポリアミド
としては、例えば、ナイロン12とポリテトラメチレン
グリコールとのブロック共重合体であるポリアミドエラ
ストマーなどを挙げることができる。本発明のバルーン
は、中央にあらかじめ外径の大きい膨張部が形成されて
いるので、バルーンカテーテルに装着して気体を送り込
んで膨らませるとき、偏心することなく膨張し、熱希釈
法による心拍出量の測定や、圧測定を正確に行うことが
できる。また、本発明のバルーンは、偏心が小さいため
胆道系、泌尿器系、消化器系で用いられるバルーンカテ
ーテル用のバルーンとしても好適である。
【0009】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限
定されるものではない。 実施例1 4,4'−ジフェニルメタンジイソシアナート(MDI)
30.0g(119.9mmol)、ポリテトラメチレングリ
コール(PTMG、数平均分子量1,000)104.4
g(104.4mmol)及び1.4−ブタンジオール0.9
2g(10.2mmol)を混合し、80℃に加熱し3分間
撹拌して均一に溶解し、手早く内面をシリコーン系ポリ
マーでコートした金型に注入し、100℃で24時間加
熱し成形することにより、外径2.30mm、内径1.90
mmのポリウレタンチューブを得た。このポリウレタンチ
ューブに間隔20mmの標線を記し、標線間隔が120mm
になるよう伸長した状態に10分間保ったのち応力を解
除し、10分後に標線間隔を測定したところ23.0mm
であり、このポリウレタンチューブの永久伸びは15.
0%であった。このポリウレタンチューブを長さ40mm
に切断し、10mlシリンジに装着した外径1.90mlの
針に一端を刺し、外周部に幅7mmの硬質ゴム製リングを
はめて固定した。また、硬質ゴム製リングから6.0mm
離れた位置をピンチコックにより閉塞した。次いで、シ
リンジより空気を送り込んで、硬質ゴム製リングとピン
チコックの間のチューブを外径eが10.0mmになるよ
う膨張させて5秒間保持したのち空気を抜いた。チュー
ブは、硬質ゴム製リング及びピンチコックにより押さえ
られていた部分の外径が1.90mmであり、膨らんだ部
分の外径は2.65mm、膨らんだ部分の長さは6.9mmで
あった。硬質ゴム製リング及びピンチコックにより押さ
えられていた部分をそれぞれ1.05mmずつ残して切断
し、バルーンを得た。このバルーンの膨張部の長さdは
6.9mm、バルーン全体の長さaは9.0mmで、比d/a
は0.77であり、バルーンの膨張部の外径bは2.65
mm、バルーンの接着部の外径cは2.30mmで、比b/
cは1.15である。このポリウレタン製のバルーン
を、ポリウレタン製のカテーテルチューブのバルーン装
着部にはめ合わせ、バルーンの接着部においてシアノア
クリレート系接着剤を用いてカテーテルチューブに接着
し、バルーンカテーテルを13本作製した。このバルー
ンカテーテル10本について、シリンジを用いて空気
1.7mlを注入してバルーンを膨張させ、偏心を評価し
た。10本のバルーンカテーテルのうち、偏心率0.1
未満のものが9本、偏心率0.1〜0.2のものが1本
で、偏心率が0.2を超えるものはなかった。また、こ
のバルーンカテーテル3本を、それぞれ3匹の雌のヤギ
の鎖骨下静脈にイントロデューサーシースを用いて挿入
し、空気1.7mlを注入してバルーンを膨らませ、肺動
脈分岐部まで流し、空気を抜いてバルーンを収縮させ、
3日間留置した。その後バルーンカテーテルを引き出し
てバルーンの状態を観察した。いずれのバルーンにも皺
やたるみがなく、血栓の生成は認められなかった。 実施例2 硬質ゴム製リングとピンチコックの間隔を3.6mmとし
た以外は、実施例1と同じ操作を繰り返して、バルーン
の膨張部の長さdが4.1mm、バルーン全体の長さaが
9.0mmで、比d/aが0.46であり、バルーンの膨張
部の外径bが2.65mm、バルーンの接着部の外径cが
2.30mmで、比b/cが1.15であるバルーンを得
た。このポリウレタン製のバルーンを用い、実施例1と
同様にしてバルーンカテーテル13本を作製した。この
バルーンカテーテル10本について、実施例1と同様に
して偏心を評価した。10本のバルーンカテーテルのう
ち、偏心率0.1未満のものが8本、偏心率0.1〜0.
2のものが2本で、偏心率が0.2を超えるものはなか
った。また、このバルーンカテーテル3本について、実
施例1と同様にして抗血栓性を評価した。いずれのバル
ーンにもは皺やたるみがなく、血栓の生成は認められな
かった。 実施例3 硬質ゴム製リングとピンチコックの間隔を7.0mmとし
た以外は、実施例1と同じ操作を繰り返して、バルーン
の膨張部の長さdが8.1mm、バルーン全体の長さaが
9.0mmで、比d/aが0.90であり、バルーンの膨張
部の外径bが2.65mm、バルーンの接着部の外径cが
2.30mmで、比b/cが1.15であるバルーンを得
た。このポリウレタン製のバルーンを用い、実施例1と
同様にしてバルーンカテーテル13本を作製した。この
バルーンカテーテル10本について、実施例1と同様に
して偏心を評価した。10本のバルーンカテーテルのう
ち、偏心率0.1未満のものが8本、偏心率0.1〜0.
2のものが2本で、偏心率が0.2を超えるものはなか
った。また、このバルーンカテーテル3本について、実
施例1と同様にして抗血栓性を評価した。いずれのバル
ーンにもは皺やたるみがなく、血栓の生成は認められな
かった。 実施例4 硬質ゴム製リングとピンチコックの間隔を6.6mmと
し、シリンジより空気を送り込んで硬質ゴム製リングと
ピンチコックの間のチューブを外径eが9.5mmになる
よう膨張させた以外は、実施例1と同じ操作を繰り返し
て、バルーンの膨張部の長さdが6.9mm、バルーン全
体の長さaが9.0mmで、比d/aが0.77であり、バ
ルーンの膨張部の外径bが2.42mm、バルーンの接着
部の外径cが2.30mmで、比b/cが1.05であるバ
ルーンを得た。このポリウレタン製のバルーンを用い、
実施例1と同様にしてバルーンカテーテル13本を作製
した。このバルーンカテーテル10本について、シリン
ジを用いて空気1.7mlを注入してバルーンを膨張さ
せ、偏心を評価した。10本のバルーンカテーテルのう
ち、偏心率0.1未満のものが7本、偏心率0.1〜0.
2のものが3本で、偏心率が0.2を超えるものはなか
った。また、このバルーンカテーテル3本について、実
施例1と同様にして抗血栓性を評価した。いずれのバル
ーンにも皺やたるみがなく、血栓の生成は認められなか
った。 実施例5 硬質ゴム製リングとピンチコックの間隔を5.4mmと
し、シリンジより空気を送り込んで硬質ゴム製リングと
ピンチコックの間のチューブを外径eが11.0mmにな
るよう膨張させた以外は、実施例1と同じ操作を繰り返
して、バルーンの膨張部の長さdが6.9mm、バルーン
全体の長さaが9.0mmで、比d/aが0.77であり、
バルーンの膨張部の外径bが2.92mm、バルーンの接
着部の外径cが2.30mmで、比b/cが1.27である
バルーンを得た。このポリウレタン製のバルーンを用
い、実施例1と同様にしてバルーンカテーテル13本を
作製した。このバルーンカテーテル10本について、シ
リンジを用いて空気1.7mlを注入してバルーンを膨張
させ、偏心を評価した。10本のバルーンカテーテルの
うち、偏心率0.1未満のものが9本、偏心率0.1〜
0.2のものが1本で、偏心率が0.2を超えるものはな
かった。また、このバルーンカテーテル3本について、
実施例1と同様にして抗血栓性を評価した。いずれのバ
ルーンにも皺やたるみがなく、血栓の生成は認められな
かった。実施例1〜5の結果を第1表に示す。
【0010】
【表1】
【0011】バルーンの膨張部の長さdとバルーン全体
の長さaの比d/aが0.46〜0.90であり、かつバ
ルーンの膨張部の外径bとバルーンの接着部の外径cの
比b/cが1.05〜1.27である実施例1〜5のバル
ーンカテーテルは、いずれも大部分が偏心率0.1未満
であり、偏心率が0.2を超えるものは1個もなかっ
た。また、雌のヤギの肺動脈分岐部に3日間留置して
も、血栓を生成したものは1個もなかった。 比較例1 硬質ゴム製リングとピンチコックの間隔を7.5mmとし
た以外は、実施例1と同じ操作を繰り返して、バルーン
の膨張部の長さdが8.8mm、バルーン全体の長さaが
9.0mmで、比d/aが0.98であり、バルーンの膨張
部の外径bが2.65mm、バルーンの接着部の外径cが
2.30mmで、比b/cが1.15であるバルーンを得
た。このポリウレタン製のバルーンを、シアノアクリレ
ート系接着剤を用いてポリウレタン製のカテーテルチュ
ーブのバルーン装着部に接着したが、バルーンの接着部
の面積が小さく十分な接着強度を得ることができず、偏
心率と抗血栓性の評価を行うことができなかった。 比較例2 硬質ゴム製リングとピンチコックの間隔を3.0mmとし
た以外は、実施例1と同じ操作を繰り返して、バルーン
の膨張部の長さdが3.4mm、バルーン全体の長さaが
9.0mmで、比d/aが0.38であり、バルーンの膨張
部の外径bが2.65mm、バルーンの接着部の外径cが
2.30mmで、比b/cが1.15であるバルーンを得
た。このポリウレタン製のバルーンを用い、実施例1と
同様にしてバルーンカテーテル13本を作製した。この
バルーンカテーテル10本について、シリンジを用いて
空気1.7mlを注入してバルーンを膨張させ、偏心を評
価した。10本のバルーンカテーテルのうち、偏心率
0.1未満のものが7本、偏心率0.1〜0.2のものが
2本、偏心率が0.2を超えるものが1本であった。ま
た、このバルーンカテーテル3本について、実施例1と
同様にして抗血栓性を評価した。3本のバルーン中、1
本に血栓の生成が認められた。 比較例3 実施例1で得たポリウレタンチューブを長さ9.0mmに
切断し、カテーテルチューブのバルーン装着部にはめ合
わせ、その両端各1.05mmをシアノアクリレート系接
着剤を用いて接着し、バルーンの膨張部の長さdが6.
9mm、バルーン全体の長さaが9.0mmで、比d/aが
0.77であり、バルーンの膨張部の外径bが2.30m
m、バルーンの接着部の外径cが2.30mmで、比b/c
が1.00であるバルーンを有するバルーンカテーテル
13本を作製した。このバルーンカテーテル10本につ
いて、シリンジを用いて空気1.7mlを注入してバルー
ンを膨張させ、偏心を評価した。10本のバルーンカテ
ーテルのうち、偏心率0.1未満のものが6本、偏心率
0.1〜0.2のものが2本、偏心率が0.2を超えるも
のが2本であった。また、このバルーンカテーテル3本
について、実施例1と同様にして抗血栓性を評価した。
3本のバルーン中、1本に血栓の生成が認められた。 比較例4 硬質ゴム製リングとピンチコックの間隔を5.1mmと
し、シリンジより空気を送り込んで硬質ゴム製リングと
ピンチコックの間のチューブを外径が13.0mmになる
よう膨張させた以外は、実施例1と同じ操作を繰り返し
て、バルーンの膨張部の長さdが6.9mm、バルーン全
体の長さaが9.0mmで、比d/aが0.77であり、バ
ルーンの膨張部の外径bが3.10mm、バルーンの接着
部の外径cが2.30mmで、比b/cが1.35であるバ
ルーンを得た。このポリウレタン製のバルーンを用い、
実施例1と同様にしてバルーンカテーテル13本を作製
した。このバルーンカテーテル10本について、シリン
ジを用いて空気1.7mlを注入してバルーンを膨張さ
せ、偏心を評価した。10本のバルーンカテーテルのう
ち、偏心率0.1未満のものが7本、偏心率0.1〜0.
2のものが2本、偏心率が0.2を超えるものが1本で
あった。また、このバルーンカテーテル3本について、
実施例1と同様にして抗血栓性を評価した。いずれのバ
ルーンにもは皺とたるみがあり、3本ともに血栓の生成
が認められた。 比較例5 内径1.90mm、外径2.30mmの天然ゴム製のチューブ
を長さ9.0mmに切断し、カテーテルチューブのバルー
ン装着部にはめ合わせ、その両端各1.05mmをシアノ
アクリレート系接着剤を用いて接着し、バルーンの膨張
部の長さdが6.9mm、バルーン全体の長さaが9.0mm
で、比d/aが0.77であり、バルーンの膨張部の外
径bが2.30mm、バルーンの接着部の外径cが2.30
mmで、比b/cが1.00であるバルーンを有するバル
ーンカテーテル13本を作製した。このバルーンカテー
テル10本について、シリンジを用いて空気1.7mlを
注入してバルーンを膨張させ、偏心を評価した。10本
のバルーンカテーテルのうち、偏心率0.1未満のもの
が6本、偏心率0.1〜0.2のものが2本、偏心率が
0.2を超えるものが2本であった。また、このバルー
ンカテーテル3本について、実施例1と同様にして抗血
栓性を評価したところ、バルーンに皺とたるみはなかっ
たが、3本のバルーンすべてに血栓の生成が認められ
た。比較例1〜5の結果を第2表に示す。
【0012】
【表2】
【0013】バルーンの膨張部の長さdとバルーン全体
の長さaの比が大きすぎる比較例1のバルーンは、カテ
ーテルチューブのバルーン装着部への接着強度が低く、
偏心率及び抗血栓性の評価ができなかった。バルーンの
膨張部の長さdとバルーン全体の長さaの比が小さすぎ
る比較例2のバルーンには、偏心率が0.2を超えるも
のがあり、また、血栓の生成も認められた。バルーンの
膨張部とバルーンの接着部の外径が等しい比較例3のバ
ルーンも、偏心率が0.2を超えるものがあり、また、
血栓の生成も認められた。バルーンの膨張部の外径b
と、バルーンの接着部の外径cの比が大きすぎる比較例
4のバルーンは、偏心率が0.2を超えるものがあり、
またバルーンに皺とたるみが生じて血栓の生成が認めら
れた。バルーンの膨張部とバルーンの接着部の外径が等
しい比較例3の天然ゴム製のバルーンは、偏心率が0.
2を超えるものがあり、また、すべてに血栓の生成が認
められた。
【0014】
【発明の効果】本発明のバルーンは、大きく偏心するこ
となく膨張するので、心拍出量や圧の測定を正確に行う
ことができ、収縮時に皺やたるみを生じないので、血栓
が生成するおそれが少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のバルーンを装着したバルーン
カテーテルの一態様の遠位端部の側面図及び断面図であ
る。
【図2】図2は、本発明のバルーンの寸法説明図であ
る。
【図3】図3は、バルーンの偏心率の説明図である。
【図4】図4は、本発明のバルーンの製造方法の一態様
の説明図である。
【図5】図5は、従来のバルーンカテーテルの遠位端部
の側面図である。
【符号の説明】
1 カテーテルチューブ 2 遠位端 3 バルーン装着部 4 バルーン 5 接着部 6 膨張部 7 空隙 8 気体用のルーメン 9 圧力測定用のルーメン 10 シリンジ 11 針 12 エラストマーチューブ 13 リング 14 ピンチコック

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バルーンカテーテルの遠位端部に装着する
    バルーンであって、バルーンの膨張部の長さdとバルー
    ン全体の長さaの比d/aが0.4〜0.95であり、か
    つバルーンの膨張部の外径bとバルーンの接着部の外径
    cの比b/cが1.03〜1.3であることを特徴とする
    バルーンカテーテル用のバルーン。
  2. 【請求項2】伸びが500%以上であり永久伸びが3〜
    30%であるエラストマーからなるチューブのバルーン
    の接着部となる両端部分を外周部より押さえて固定し、
    チューブの一端を閉塞し、他端より気体又は液体を注入
    してチューブの外径を4倍以上に膨張させることにより
    成形を行うことを特徴とする請求項1記載のバルーンカ
    テーテル用のバルーンの製造方法。
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