JPH10126922A - 配線ボックス装置 - Google Patents

配線ボックス装置

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JPH10126922A
JPH10126922A JP8274669A JP27466996A JPH10126922A JP H10126922 A JPH10126922 A JP H10126922A JP 8274669 A JP8274669 A JP 8274669A JP 27466996 A JP27466996 A JP 27466996A JP H10126922 A JPH10126922 A JP H10126922A
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JP
Japan
Prior art keywords
wiring box
tubular member
front wall
cylindrical member
mounting
Prior art date
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Application number
JP8274669A
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English (en)
Inventor
Hideo Yamamoto
秀雄 山本
Tatsuji Ishiura
竜次 石浦
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NICHIDOU DENKO KK
Original Assignee
NICHIDOU DENKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリート層に埋設された配線ボックス本
体の前壁からボードまでの間隔の大小如何を問わず、ボ
ードと配線ボックスの前壁の間の空間に筒状部材を介在
させることで、取付部材を筒状部材に確実に固定する。 【解決手段】 コンクリート層6に埋設された配線ボッ
クス本体1の前壁14に雌ねじ孔14Cを形成し、この
雌ねじ孔14Cに筒状部材11の雄ねじ11Aを螺入し
て、配線ボックス本体1に筒状部材11を突没可能に取
付け、筒状部材11を正逆方向に回転させて、筒状部材
11の突出量を前壁14からボード8までの間隔Wに略
等しく、かつ対称位置P1,P2の取付部21,21が
同一垂直線上で上下になるように調整できるように構成
してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は配線ボックス装置に
係り、詳しくは、建築物の壁や床などを構成するコンク
リート層内に埋設されたり、間仕切り壁や二重天井など
の空間に設置されるアウトレットボックスやスイッチボ
ックスなどの配線ボックスに対して、スイッチもしくは
コンセント取付部材を取付けるように構成した配線ボッ
クス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図15に示すように、アウトレットボッ
クスやスイッチボックスなどの配線ボックスを構成する
箱状の配線ボックス本体1は、その前面の開口部1Aを
カバー2によって閉塞した状態で、たとえば金属棒3,
3を介して鉄筋4,4に取付けたのち、カバー2の前面
をコンクリート型枠5に当接し、コンクリート型枠5内
にコンクリートを打設することによって、内部にコンク
リートが侵入することなくコンクリート層6内に埋設さ
れる。
【0003】つぎに、図16に示すように、コンクリー
ト型枠5を除去(枠ばらし)して、コンクリート層6の
表面にカバー2の前端を露出させ、カバー2の前面部の
閉塞板2A(図15参照)に押圧力を加えることで、該
閉塞板2Aをカバー2の周壁部2Bから分離除去して開
口2Cを形成する。一方、コンクリート層6の表面には
垂木などのステー7が取付けられ、このステー7の肉厚
に相当する間隔W(40mm〜50mm)を有してボー
ド8が対向して立設される。このボード8が立設された
時には、ボード8とカバー2の間の空間に複数の継枠
9,9……が連続的に介在するように複数の継枠9,9
……を予め前後方向に積層しておく。
【0004】続いて、図17に示すように、ボード8に
おける複数の継枠9,9……との対応位置に開口10を
形成し、ここに、スイッチもしくはコンセント取付部材
(以下、単に取付部材という)25を位置させて、ビス
止めなどの手段(図示省略)により取付部材25を複数
の継枠9,9……に固定する。
【0005】ところが、ボード8とカバー2の間の空間
には、複数の継枠9,9……を前後方向に積層して連続
的に介在させているので、継枠9の1つが脱落すると複
数の継枠9,9……のトータル長さが間隔Wよりも短く
なって、ボード8とカバー2の間の空間に複数の継枠
9,9……を連続的に介在させることができなくなる。
このため、ビス止めなどの手段により取付部材25を複
数の継枠9,9……に確実に固定できなくなる。また、
前後方向の長さが比較的大きい単一継枠9の増減によっ
て、複数の継枠9,9……のトータル長さが加減される
ので、間隔Wが微小変化しても、この微小変化に追従し
て複数の継枠9,9……のトータル長さを変化させるこ
とが困難である。したがって、間隔Wが微小に変化した
場合にも、ボード8とカバー2の間の空間に複数の継枠
9,9……を連続的に介在させることができなくなり、
ビス止めなどの手段により取付部材25を複数の継枠
9,9……に確実に固定できなくなる。
【0006】一方、間仕切り壁や二重天井などの空間に
収納される配線ボックス装置でも、前述と同様に前側の
壁(パネル)の裏面とカバー2の間に空間に複数の継枠
9,9……を連続的に介在させることができなくなるの
で、ビス止めなどの手段により取付部材25を複数の継
枠9,9……に確実に固定できなくなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来の配線
ボックス装置では、ボードとカバーの間の空間に複数の
継枠を前後方向に積層して連続的に介在させているの
で、継枠の1つが脱落すると複数の継枠のトータル長さ
が間隔よりも短くなって、ボードとカバーの間の空間に
複数の継枠を連続的に介在させることができなくなると
ともに、間隔が微小に変化しても、この微小変化に追従
して複数の継枠のトータル長さを変化させることが困難
であるため、間隔が微小に変化した場合にもボードとカ
バーの間の空間に複数の継枠を連続的に介在させること
ができなくなる。このため、ビス止めなどの手段により
取付部材を複数の継枠に確実に固定できなくなる欠点が
ある。
【0008】そこで、本発明は、前記間隔の大小如何を
問わず、ボードやパネルと配線ボックスの前壁の間の空
間に筒状部材を介在させることで、取付部材を筒状部材
に確実に固定することができる配線ボックス装置を提供
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、コンクリートに埋設された
配線ボックスの前壁の中央部に孔が形成され、この孔に
筒状部材が入れられて該筒状部材が配線ボックス本体に
対し突没可能に装備され、その筒状部材の前側にスイッ
チあるいはコンセント用の取付部材を取り付けるための
取付部が設けられていることを特徴としている。
【0010】請求項2記載の発明は、前後のパネル板間
に収納される配線ボックスの前壁の中央部に孔が形成さ
れ、この孔に筒状部材が入れられて該筒状部材が配線ボ
ックス本体に対し突没可能に装備され、その筒状部材の
前側にスイッチあるいはコンセント用の取付部材を取り
付けるための取付部が設けられていることを特徴として
いる。
【0011】請求項3記載の発明は、前記孔が周面に雌
ねじを形成した丸孔に構成され、前記筒状部材が外周に
雄ねじを形成した円筒部材に構成され、前記丸孔の雌ね
じに前記筒状部材の雄ねじが螺入されていることを特徴
としている。
【0012】請求項4記載の発明は、前記孔の周面に筒
状部材が摺動可能に圧入されていることを特徴としてい
る。
【0013】請求項5記載の発明は、前記筒状部材が係
脱可能な係止手段を介して配線ボックス本体に対し突没
可能に装備されていることを特徴としている。
【0014】請求項1記載の発明によれば、コンクリー
トに埋設された配線ボックスの前壁とボードとの間隔に
応じて筒状部材を突没させることで、ボードと配線ボッ
クスの前壁の間の空間に筒状部材を介在させることがで
き、この筒状部材に取付部材を確実に固定することがで
きる。
【0015】請求項2記載の発明によれば、前後のパネ
ル板の間に収納される配線ボックスの前壁と前側のパネ
ルとの間隔に応じて筒状部材を突没させることで、前側
のパネルと配線ボックスの前壁の間の空間に筒状部材を
介在させることができ、この筒状部材に取付部材を確実
に固定することができる。
【0016】請求項3記載の発明によれば、筒状部材を
正逆方向に回転させることで配線ボックスの前壁から突
没させることができる。
【0017】請求項4記載の発明によれば、筒状部材を
軸方向に進退移動させることで配線ボックスの前壁から
突没させることができる。
【0018】請求項5記載の発明によれば、筒状部材を
軸方向に進退移動させることで、係止手段の係止が解か
れて筒状部材を配線ボックスの前壁から突没させること
ができるとともに、筒状部材の軸方向への進退移動を停
止することで、係止手段が係止されて、前壁とボードも
しくはパネルとの間隔に応じて、筒状部材を所定の位置
に位置決めすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明に係る配線ボックス
装置を表面側から見た分解斜視図、図2は表面側から見
た組立状態の斜視図、図3は図2のA−A線に沿う縦断
面図である。これらの図において、配線ボックス装置
は、配線ボックス本体1と筒状部材11とを備えてい
る。
【0020】配線ボックス本体1は合成樹脂によって成
形されており、四角形の後部壁1Bと、この後部壁1B
の四辺部から連続して上部壁1C、下部壁1D、左部側
壁1Eおよび右部側壁1Fを前側に延出することで、前
面に開口部1Aを有する有底角筒状に形成されている。
そして、後部側壁1B、上部側壁1C、下部側壁1D、
左部側壁1Eおよび右部側壁1Fのそれぞれには、押圧
力を加えることによって分離可能な塞ぎ板12によって
塞がれた複数個の電線導入口13が設けられている。
【0021】配線ボックス本体1の前面開口部1Aは合
成樹脂製の前壁14によって塞がれる。すなわち、配線
ボックス本体1側の係合片15,15に前壁14側の溝
状被係合部16,16を弾性的に係合させることで、配
線ボックス本体1の開口部1Aの全域を前壁14で閉塞
する。
【0022】前壁14は四角形のベース部14Aと、こ
のベース部14Aの前側に突出するボス部14Bを有
し、ボス部14Bの内周に雌ねじ孔14Cが貫通して形
成されている。そして、雌ねじ孔14Cの前端部は押圧
力を加えることによって分離可能な塞ぎ板20によって
塞がれている。
【0023】また、筒状部材11は、合成樹脂によって
円筒状に成形されており、その外周には前記雌ねじ14
Cに螺合可能な雄ねじ11Aが形成されているととも
に、前端部の内面の対称位置P1,P2のそれぞれに取
付部21,21が設けられている。これら取付部21,
21は、軸方向の両端を開口してインサート成形された
1つのメインナット21Aと、このメインナット21A
の両側にインサート成形された2つの補助ナット21
B,21Cによってなり、これらは金属テープ22によ
って塞がれている。
【0024】前記構成において、配線ボックス本体1
は、図4に示すように、前壁14を取付けた状態で、後
部側壁1Bのコーナ部のそれぞれに一体に設けられてい
る突出部18…に形成した線材挿通孔18a…間に金属
棒3,3を挿通保持させ、この金属棒3,3をコンクリ
ート層6内に埋入される鉄筋4,4に針金等の細線材1
9,19を介して括り付けることで固定する。また、配
線ボックス本体1の上部側壁1Cの電線導入口13…の
うち選択された一つの電線導入口13の塞ぎ板12を分
離させ、ここに可撓電線管17を接続し該電線管17を
経て配線ボックス本体1内に電線を導入する。
【0025】このような状態で、前壁14の前端をコン
クリート型枠5に当接させ、コンクリート型枠5の内側
に形成される空間にコンクリートを打設して、配線ボッ
クス本体1および前壁14をコンクリート層内に埋設す
る。この場合、配線ボックス本体1の開口部1Aの全域
は塞ぎ板20を有する前壁14により閉塞されているの
で、打設コンクリートが配線ボックス本体1の内部に侵
入することはない。しかも、ボックス本体1側の係合片
15,15に前壁14側の溝状被係合部16,16を弾
性的に係合させることで、ボックス本体1に前壁14を
取付けているので、その取付箇所(係合箇所)から打設
コンクリートが侵入する虞れもない。
【0026】つぎに、図5に示すように、コンクリート
型枠5を除去(枠ばらし)して、コンクリート層6の表
面に前壁14の前端を露出させ、前壁14の前端部の閉
塞板20に押圧力を加えることで、該閉塞板20を前壁
14から分離除去して雌ねじ孔14Cを開通させる。一
方、コンクリート層6の表面には垂木などのステー7が
取付けられ、このステー7の肉厚に相当する間隔W(4
0mm〜50mm)を有して仮想線で示すようにボード
8が対向して立設される。したがって、このボード8が
立設される前に、図6に示すように、前壁14の雌ねじ
孔14Cに筒状部材11の雄ねじ11Aを螺入して、前
壁14に筒状部材11を取付けるとともに、筒状部材1
1を正逆方向に回転させることで、筒状部材11の突出
量を前記間隔Wに略等しく、かつ取付部21のメインナ
ット21が同一垂直線上に位置するように調整したのち
ボード8を対向して立設する。これにより、ボード8と
配線ボックス本体1の前壁14の間の空間に筒状部材1
1が介在し、その前端はボード8に当接して塞がれる。
【0027】ついで、ボード8の前側から金属探知機に
より金属テープ22を探知することで筒状部材11の位
置を確認し、位置の確認に基づいて、図7に示すように
開口10を形成し、ここに取付部材25を対応させ、そ
の前側からビス26,26を挿通して上下の対称位置P
1,P2にある取付部21のメインナット21Aに螺合
させて、取付部材25を筒状部材11に固定する。
【0028】コンクリート層6に埋設された配線ボック
ス本体1の前壁14とボード8との間隔Wに応じて筒状
部材11を突没させることで、ボード8と配線ボックス
本体1の前壁14の間の空間に筒状部材11を介在させ
ることができる。このため、ビス26,26により取付
部材25を筒状部材11に確実に固定することができ
る。また、間隔Wが微小に変化しても、筒状部材11を
正逆方向に回転させることによって、筒状部材11の突
出量を前記間隔Wに略等しく、かつ対称位置P1,P2
の取付部21,21が同一垂直線上で上下になるように
微調整することもできる。
【0029】一方、図8に示すように、間仕切り壁や二
重天井などの前後のパネル23,23間の空間に設置さ
れる配線ボックスでも、前記コンクリート埋設仕様の配
線ボックスの場合と同様に、前壁14から前側のパネル
23との間隔Wに応じて筒状部材11を突没させること
で、前側のパネル23と配線ボックス本体1の前壁14
の間の空間に筒状部材11を介在させることができる。
【0030】他方、図9に示すように、前壁14のボス
部14Bの内周に、内径が一様で平坦な通常の孔14C
を貫通して形成し、この孔14Cに筒状部材11を摺動
可能に圧入するように構成しても、前記実施の形態と同
様の作用効果を奏することができる。
【0031】また、図10および図11に示すように、
筒状部材11が係脱可能な係止手段24を介して配線ボ
ックス本体1の前壁14に対し突没可能に装備してもよ
い。すなわち、前壁14のボス部14Bに円周方向等間
隔で複数個の段付き貫通孔24aを形成し、これら貫通
孔24aには外周側の入口から鍔付きの半球形押圧部材
24bとスプリング24cを順次挿入し、セットスクリ
ュー24dで貫通孔24aの入口を閉塞することで係止
手段の一方24Aを構成するとともに、筒状部材11の
外周に軸方向に小さい間隔を有して複数の溝24e,2
4e……を形成することで係止手段の他方24Bを構成
することによっても、筒状部材11の進退移動により、
係止手段24の係止を解いて、筒状部材11を軸方向に
進退移動させて突没させることができるとともに、係止
手段24を係止させることで、配線ボックス本体1の前
壁14とボード8もしくはパネル23の間隔Wに応じ
て、筒状部材11を所定の位置に位置決めすることがで
きる。つまり、前記実施の形態と同様の作用効果を奏す
ることができる。
【0032】なお、前記実施の形態では、筒状部材11
の取付け後において軸まわりに回動可能であるが、図1
2に示すように、筒状部材11に鍔部14Dを設け、こ
の鍔部14Dを通してビス27,27の先端部を配線ボ
ックス側にねじ込んで、軸まわりの回動を不能に構成し
てもよい。このように構成することで、取付部21のメ
インナット21A,21Aを同一垂直線上に位置させて
保持することができる。
【0033】また、配線ボックス本体1と前壁14を別
体に成形しているが、配線ボックス本体1と前壁14を
一体に成形し、後壁部1Bを別体に成形して配線ボック
ス本体1に取付けるとうに構成してもよい。
【0034】さらに、通常は、図13の実線で示す上下
の対称位置P1,P2にある取付部21のメインナット
21Aにビス26,26(図7参照)を螺合することに
より、取付部材25を垂直姿勢で筒状部材11に固定で
きる。しかし、金属棒3,3や鉄筋4,4の傾斜などに
よって、図13の二点鎖線で示すように、配線ボックス
本体1が右下がりに傾斜した場合には、上下の対称位置
P1,P2にある補助ナット21Bにビス26,26を
螺合することにより、取付部材25を垂直姿勢で筒状部
材11に固定することができ、図13の一点鎖線で示す
ように、配線ボックス本体1が左下がりに傾斜した場合
には、上下の対称位置P1,P2にある補助ナット21
Cにビス26,26を螺合することにより、取付部材2
5を垂直姿勢で筒状部材11に固定することができる。
【0035】他方、コンクリート型枠5により形成され
る空間にコンクリートを打設する際に、配線ボックス本
体1が位置ずれをおこす虞れがある場合には、図14に
示すように、前壁14における切り離し可能な塞ぎ板2
0の中心部後側にボス20Aを形成し、このボス20A
に圧入したナット28にボルト29をコンクリート型枠
5の外側から螺合させて締結したのちに、コンクリート
を打設すればよい。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明は、コンクリート
層に埋設されたり、間仕切り壁や二重天井などのパネル
間の空間に設置される配線ボックスの前壁とボードやパ
ネルとの間隔に応じて筒状部材を突没させることで、ボ
ードやパネルと配線ボックスの前壁の間の空間に筒状部
材を介在させることができる。このため、取付部材を筒
状部材に確実に固定することができるとともに、前記間
隔が微小に変化しても、筒状部材を正逆方向に回転させ
ることによって、筒状部材の突出量を前記間隔に略等し
く、かつ対称位置の取付部が同一垂直線上で上下になる
ように微調整することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る配線ボックス装置を表面側から見
た分解斜視図である。
【図2】表面側から見た組立状態の斜視図である。
【図3】図2のA−A線に沿う拡大縦断面図である。
【図4】配線ボックスを鉄筋に取付けた状態を示す斜視
図である。
【図5】コンクリート型枠を除去した状態を示す縦断面
図である。
【図6】ボードを立設して筒状部材の前端をボードに当
接させた状態を示す縦断面図である。
【図7】取付部材の取付け状態を示す縦断面図である。
【図8】間仕切り壁の前後のパネルの空間に配線ボック
スを設置した状態を示す縦断面図である。
【図9】前壁の孔に筒状部材を摺動可能に圧入した構造
を示す拡大縦断面図である。
【図10】係止手段のー実施の形態を示す正面図であ
る。
【図11】図10のB−B線に沿う拡大縦断面図であ
る。
【図12】筒状部材を回動不能にした構成を示す縦断面
図である。
【図13】取付部のメインナットと補助ナットの使用形
態を示す拡大正面図である。
【図14】前壁をコンクリート型枠に固定した取付け状
態を示す縦断面図である。
【図15】従来の配線ボックスをコンクリート層内に埋
設した状態を示す縦断面図である。
【図16】従来のコンクリート型枠を除去した状態を示
す縦断面図である。
【図17】従来の取付部材の取付け状態を示す縦断面図
である。
【符号の説明】
1 配線ボックス本体 6 コンクリート層 11 筒状部材 11A 雄ねじ 14 前壁 14C 雌ねじ孔(孔) 21 取付部 23 パネル 24 係止手段 25 取付部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートに埋設された配線ボックス
    の前壁の中央部に孔が形成され、この孔に筒状部材が入
    れられて該筒状部材が配線ボックス本体に対し突没可能
    に装備され、その筒状部材の前側にスイッチあるいはコ
    ンセント用の取付部材を取り付けるための取付部が設け
    られていることを特徴とする配線ボックス装置。
  2. 【請求項2】 前後のパネル板間に収納される配線ボッ
    クスの前壁の中央部に孔が形成され、この孔に筒状部材
    が入れられて該筒状部材が配線ボックス本体に対し突没
    可能に装備され、その筒状部材の前側にスイッチあるい
    はコンセント用の取付部材を取り付けるための取付部が
    設けられていることを特徴とする配線ボックス装置。
  3. 【請求項3】 前記孔が周面に雌ねじを形成した丸孔に
    構成され、前記筒状部材が外周に雄ねじを形成した円筒
    部材に構成され、前記丸孔の雌ねじに前記筒状部材の雄
    ねじが螺入されていることを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の配線ボックス装置。
  4. 【請求項4】 前記孔の周面に筒状部材が摺動可能に圧
    入されていることを特徴とする請求項1またはは請求項
    2記載の配線ボックス装置。
  5. 【請求項5】 前記筒状部材が係脱可能な係止手段を介
    して配線ボックス本体に対し突没可能に装備されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の配線ボ
    ックス装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990053603A (ko) * 1997-12-24 1999-07-15 야마다 아키오 박스용 또는 도포부(塗布部) 커버용 이음틀
KR100766380B1 (ko) * 2005-09-06 2007-10-17 김근수 통신 및 전기용 단자함
KR20150106825A (ko) * 2014-03-12 2015-09-22 뷔르트 엘렉트로닉 아이조스 게엠베하 운트 콤파니 카게 전기 부품을 체결하기 위한 인서트 케이싱, 이러한 종류의 인서트 케이싱을 체결하기 위한 대상물, 및 인서트 케이싱을 대상물에 체결하기 위한 방법

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