JPH10126258A - Pll回路 - Google Patents

Pll回路

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Publication number
JPH10126258A
JPH10126258A JP8275729A JP27572996A JPH10126258A JP H10126258 A JPH10126258 A JP H10126258A JP 8275729 A JP8275729 A JP 8275729A JP 27572996 A JP27572996 A JP 27572996A JP H10126258 A JPH10126258 A JP H10126258A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
phase
output
operational amplifier
frequency
Prior art date
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Pending
Application number
JP8275729A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Shimura
賢二 志村
Satoru Kondo
悟 近藤
Eizo Nishimura
栄三 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu General Ltd filed Critical Fujitsu General Ltd
Priority to JP8275729A priority Critical patent/JPH10126258A/ja
Publication of JPH10126258A publication Critical patent/JPH10126258A/ja
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 PLL回路における発振周波数の精度を向上
する。 【解決手段】 分周器5よりの帰還信号(比較信号)は
位相比較部1で基準信号Viと位相比較される。LPF2
は同位相比較出力から直流電圧を取り出す。同直流電圧
は正相増幅器としての演算増幅器(オペアンプ)3の正
相入力(+)端に入力する。一方、同演算増幅器3の反
転入力(−)端には抵抗R3を介し、所要の負電圧Eb(例
えば、−1V)を印加しておく。これにより、演算増幅
器からは上記負電圧が加味された電圧が出力され、増幅
度を同じとした通常の増幅器より大きな電圧値が得られ
る。この増幅電圧がVCO4の制御電圧となる結果、従
来のLPF出力で直接VCOを制御する方法の場合のよ
うな制御電圧の不足という欠点が解消される。これによ
り、発振周波数の精度を向上するとももに所要周波数へ
の収束を速めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はPLL(Phase-Lock
ed Loop )回路に係り、より詳細には、同PLL回路に
おける発振周波数の制御の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来使用されているPLL回路の
基本構成図である。位相比較部11は基準入力信号Viと、
電圧制御発振器(VCO)13の出力信号Voを分周器14で
1/nに分周した信号(比較信号)とを位相比較する。
同位相比較出力はLPF(ローパスフィルタ)12へ入力
し、高周波成分を除去して直流電圧化される。VCO13
は上記LPF12よりの直流電圧を発振周波数制御電圧と
して制御され、所要周波数の信号(例えば、クロック信
号等)を発振する。VCO13の出力は分周器14で周波数
を所要周波数に分周し、前記位相比較部11へ帰還する。
PLL回路は以上のようにループを形成し、VCO13の
出力を所要周波数に収束させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、図2の
構成のPLL回路の場合、LPF12の出力電圧そのもの
がVCO13の制御電圧となる。この場合、LPF12は増
幅作用はないので制御電圧として僅かながら不足する場
合がある。しかしながら、PLL回路はループを形成し
ているので周波数不一致については帰還ループを介し制
御され、ある時間経過後、略所要周波数に収束される。
以上のことから、LPF12の後段に増幅器を設け、LP
F12の直流出力を増幅し、同増幅器の出力でVCO13を
制御するようにすれば上述のような制御電圧の不足とい
う問題は解消され、収束時間を速めることができる。
【0004】しかし、上述の増幅器を設ける場合でも、
例えばLPFの出力を0〜5Vとし、これを増幅率2倍
の一般的な増幅器で増幅するとすればその出力は0〜10
Vとなるが、これに対し、VCOの特性等からLPF出
力0V近辺の低電圧領域であっても極力大きな制御電圧
を得たい場合がある。この場合、上記の一般的増幅器で
は所望の制御電圧が得られないことが生じうる。従っ
て、LPF出力が低電圧領域時にも比較的大きな制御電
圧が得られるようなPLL回路を構成できれば好都合で
ある。本発明はこのような観点からなされたものであ
り、LPF出力が低電圧領域時にも比較的大きな制御電
圧が得られるようにしたPLL回路を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、基準入力信号
と、電圧制御発振器の発振出力を所要周波数に分周して
帰還された比較信号とを位相比較する位相比較部と、前
記位相比較部の出力から高周波成分を除去し、直流電圧
化するローパスフィルタと、前記ローパスフィルタより
の直流電圧により発振周波数が制御され、所要周波数の
信号を出力する電圧制御発振器と、前記電圧制御発振器
の出力を所要周波数の信号に分周し、前記位相比較部へ
帰還する分周器とからなるPLL回路において、前記ロ
ーパスフィルタよりの直流電圧を正相入力端に入力し、
出力端よりの直流電圧で前記電圧制御発振器を発振周波
数制御するように正相増幅器を形成してなる演算増幅器
を前記ローパスフィルタと前記電圧制御発振器との間に
設けたPLL回路を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】分周器よりの帰還信号(比較信
号)は基準信号と位相比較され(位相比較部)、同位相
比較出力を基にLPFにより直流電圧が取り出される。
同直流電圧は正相増幅器としての演算増幅器(オペアン
プ)の正相入力(+)端に入力する。一方、同演算増幅
器の反転入力(−)端には抵抗を介し、所要の負電圧
(例えば、−1V)を印加しておく。これにより、演算
増幅器からは上記負電圧が加味された電圧が出力され、
増幅度を同じとした通常の増幅器より大きな電圧値が得
られる。この結果、所要周波数への収束を速めることが
できる。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明によるPLL回
路を説明する。図1は本発明によるPLL回路の一実施
例を示す要部回路図である。図1において、Viは基準入
力信号、1は基準入力信号Viと、分周器5よりの帰還信
号(比較信号)とを位相比較する位相比較部、2は位相
比較部1よりの位相比較信号から高周波成分を除去し、
直流電圧を取り出すLPF(ローパスフィルタ)、3は
LPF2よりの直流電圧を増幅する演算増幅器、4は演
算増幅器3の出力電圧で発振周波数制御され、所要周波
数の発振信号Voを出力する電圧制御発振器(VCO)、
5は発振出力Voを所要周波数に分周する分周器である。
【0008】次に、本発明の動作について説明する。図
1を例えば、水平同期信号を基に20MHz近辺のクロック
信号を生成する回路とした場合、位相比較部1には水平
同期信号が基準入力信号Viとして入力され、また、分周
器5を介し、出力信号Voを所要周波数に分周(1/n)
した帰還信号(比較信号)が入力される。同位相比較部
1は基準入力信号Viと比較信号とを位相比較し、位相比
較出力をLPF2へ送出する。同LPF2は位相比較出
力に含まれる高周波成分を除去し、直流電圧として取り
出す。同LPF2は例えば、図示のように、抵抗R1、R
2、コンデンサC1で構成する。
【0009】同直流電圧は演算増幅器3の正相入力
(+)端に入力する。同演算増幅器3は図示のように、
正相増幅器を形成する。同演算増幅器3の反転入力
(−)端には図示のように、抵抗R3を介し、所要の負電
圧Eb(例えば、−1V)を印加しておく。また、同反転
入力端には同演算増幅器3の出力側より抵抗R4により負
帰還がかけられている。従って、正相増幅器としての演
算増幅器3の利得Avは以下のようになる。 Av≒1+(R4/R3) 例えば、R3=R4とすれば、利得Av≒2となる。VCO4
は上記演算増幅器3の出力電圧により発振周波数制御さ
れる。この発振信号が20MHz近辺のクロック信号とした
場合、位相比較部1へは略水平周波数になるように分周
(1/n)して帰還させる。この帰還信号が位相比較部
1における前記比較信号となる。
【0010】このように、従来のPLL回路構成に対
し、演算増幅器3をLPF2とVCO4との間に追加す
ることにより、従来のような制御電圧の不足という問題
が解消される。特に、演算増幅器3の反転入力端に負電
圧Ebを印加しているので、LPF2の出力が低電圧領域
にあっても大きな制御電圧を得ることができる。例え
ば、演算増幅器3の利得Av≒2、負電圧Eb=−1V、L
PF2の出力(=演算増幅器3入力)=1Vとした場
合、同演算増幅器3の出力は3Vとなる。これに対し、
通常の増幅器の場合にはその出力は2Vである。このよ
うに、演算増幅器3を使用することで低電圧領域でも大
きな制御電圧を得ることができる。この制御電圧が大き
いことで、VCO4の発振周波数の所望周波数への収束
が速くなり、また、この収束の際の振動(ジッタ)も少
なくなるという利点を有する。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、従
来のPLL回路構成中のLPF(ローパスフィルタ)と
VCO(電圧制御発振器)との間に演算増幅器を設け、
同フィルタ出力を増幅したものを発振周波数制御電圧と
しているので、従来のLPF出力そのものでVCOを制
御する方法の場合のような制御電圧の不足という問題が
解消される。特に、本発明では、演算増幅器の反転入力
(−)端に所要の負電圧を印加しているので、LPF出
力が低電圧領域にあっても演算増幅器の出力としては上
記負電圧が加味された大きな制御電圧を得ることができ
る。この制御電圧が大きいことにより、VCOによる発
振周波数の所望周波数への収束を速めることができると
ともに、その収束の際の振動(ジッタ)も減少させるこ
とができる。このように、本発明はPLL回路の性能向
上に寄与しうるものといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるPLL回路の一実施例を示す要部
回路図である。
【図2】従来のPLL回路の一例を示す要部回路図であ
る。
【符号の説明】
Vi 基準入力信号 1、11 位相比較部 2、12 ローパスフィルタ(LPF) 3 演算増幅器 4、13 電圧制御発振器(VCO) 5、14 分周器 R1、R2、R3、R4 抵抗 C1 コンデンサ Vo 出力信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準入力信号と、電圧制御発振器の発振
    出力を所要周波数に分周して帰還された比較信号とを位
    相比較する位相比較部と、前記位相比較部の出力から高
    周波成分を除去し、直流電圧化するローパスフィルタ
    と、前記ローパスフィルタよりの直流電圧により発振周
    波数が制御され、所要周波数の信号を出力する電圧制御
    発振器と、前記電圧制御発振器の出力を所要周波数の信
    号に分周し、前記位相比較部へ帰還する分周器とからな
    るPLL回路において、前記ローパスフィルタよりの直
    流電圧を正相入力端に入力し、出力端よりの直流電圧で
    前記電圧制御発振器を発振周波数制御するように正相増
    幅器を形成してなる演算増幅器を前記ローパスフィルタ
    と前記電圧制御発振器との間に設けたことを特徴とする
    PLL回路。
  2. 【請求項2】 前記演算増幅器の反転入力端に所要負電
    圧を印加してなることを特徴とする請求項1記載のPL
    L回路。
JP8275729A 1996-10-18 1996-10-18 Pll回路 Pending JPH10126258A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009016996A (ja) * 2007-07-02 2009-01-22 Kawasaki Microelectronics Kk 位相ロックループ回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009016996A (ja) * 2007-07-02 2009-01-22 Kawasaki Microelectronics Kk 位相ロックループ回路

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