JPH10126208A - 弾性表面波装置 - Google Patents

弾性表面波装置

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JPH10126208A
JPH10126208A JP27926696A JP27926696A JPH10126208A JP H10126208 A JPH10126208 A JP H10126208A JP 27926696 A JP27926696 A JP 27926696A JP 27926696 A JP27926696 A JP 27926696A JP H10126208 A JPH10126208 A JP H10126208A
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JP
Japan
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acoustic wave
surface acoustic
comb
axis
shaped electrode
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JP27926696A
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English (en)
Inventor
Atsushi Isobe
敦 礒部
Mitsutaka Hikita
光孝 疋田
Kengo Asai
健吾 浅井
Chisaki Takubo
千咲紀 田窪
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】伝搬速度が大きく、共振周波数と反共振周波数
のインピーダンス比が大きい高周波用弾性表面波装置を
実現する。 【解決手段】圧電性単結晶基板2のカット面に、主成分
がアルミニウムの櫛形電極1(厚さをh、電極指周期を
λ)を設けた弾性表面波装置において、単結晶基板2と
して、伝搬速度が6000〜6500m/sのカット面を持つLi
NbO3単結晶、又は伝搬速度5500m/s〜5900m/sのカッ
ト面を持つLiTaO3単結晶を使用し電極、厚さhと
電極指周期λの比h/λの最適範囲を設定した。 【効果】伝搬速度が大きいため、高周波弾性表面波装置
を高精度のフォトリソグラフィー技術を用いずに作製す
ることができる。また共振周波数と反共振周波数のイン
ピーダンス比が大きいため、高性能な弾性表面波装置を
作製することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、弾性表面波装置、
更に詳しく言えば、圧電性物質の平面に電極指を有する
櫛形電極を設けてた弾性表面波トランスデューサをも
ち、共振器、フィルタ等の固体回路素子を構成する弾性
表面波装置に関する。
【0002】
【従来の技術】弾性表面波装置は、共振器、フィルタ等
の固体回路素子として通信機器等に使用されている。圧
電性物質の平面に電極指を有する櫛形電極の作製はフォ
トリソグラフィー技術で行われている。電極指の幅L
は、圧電性物質を伝播する弾性表面波の周波数をf、弾
性表面波の伝搬速度をvとすると、L=v/(4f)で決
まる。現在開発されている通信装置用の弾性表面波装置
は使用周波数帯域が数十MHz〜1.9GHzのもので
あり、現存のフォトリソグラフィー技術で実現されてい
る。しかし、上記周波数より高い領域で動作する弾性表
面波装置を実現しようとすると、電極指の幅Lは、現存
のフォトリソグラフィー技術で実現できる縮小露光の限
界である0.5μm以下となり、現存の最高精度のフォ
トリソグラフィー技術を使用しても、良品率が極めて低
くなるといった問題が生じる。そのため、弾性表面波の
伝搬速度vの大きな圧電性物質の検討が行われている。
弾性表面波の伝搬速度が大きい基板材料用いた弾性表面
波装置として、四ホウ酸リチウム単結晶の基板を用いた
弾性表面波装置が考案されている(公開特許公報、特開
平6−204785号)。しかし四ホウ酸リチウムは、
圧電効果が小さいため、電気機械結合係数k2は0.0
1から0.018と非常に小さい。即ち損失が大きくな
り、通信素子として使用することは望ましくない。
【0003】一方、電気機械結合係数k2が比較的大き
い基板材料を使用した弾性表面波装置として、ニオブ酸
リチウム(LiNbO3)単結晶の64度回転Yカット
面上に、アルミニウム(以下Alと略期する)を主成分
とする金属膜でパターニングされた櫛形電極を形製し、
弾性表面波の伝搬方向をX軸方向(64YX−LN)と
した弾性表面波装置がある(例えば、1972年ジャー
ナル・アプライド・フィジックス・ボリューム43、ナ
ンバー3 第856頁から第862頁(J.Appl.
Phys.Vol.43,No.3,March 19
92))。
【0004】また、タンタル酸リチウム(LiTaO
3)単結晶2の36度回転Yカット面上に、アルミニウ
ム(以下Alと略期する)を主成分とする金属膜でパタ
ーニングされた櫛形電極1を形製し、弾性表面波の伝搬
方向をX軸方向(36YX−LT)とした弾性表面波装
置がある(例えば、1977年ウルトラソニックス・シ
ンポジウム・プロシーディングス 第819頁から第8
22頁(1977 Ultrasonics Symp
osium Proceedings, pp.819
−822))。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来知
られている64YX−LNを使用した場合、弾性表面波
の伝搬速度が4475m/s程度であり、また、36Y
X−LTを使用した場合も、弾性表面波の伝搬速度が4
100m/s程度であることから、例えば2.4GHz
の高周波に使用できる弾性表面共振器を作るためには、
電極指の幅Lがそれぞれ0.47μm,または、0.4
3、0.47μmとなり、既存のフォトリソグラフィー
技術で良品率よく実現することは困難である。
【0006】さらに、通信用弾性表面波装置としては、
上記製造上の問題、電気機械結合係数のほかに挿入損失
が小さいことが要求される。挿入損失は弾性表面波トラ
ンスデューサの最大インピーダンスと最小インピーダン
スの比が30dB以上であること望まれる。
【0007】従って、本発明の目的は、高い周波数で動
作し、既存のフォトリソグラフィー技術を使用を使用し
て良品率が高く実現できる弾性表面装置を実現すること
である。本発明の他の目的は、上記目的を達成すると同
時に、最大インピーダンスと最小インピーダンスの比が
30dB以上の挿入損失が少ない弾性表面波装置を提供
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明はニオブ酸リチウム(LiNbO3)単結
晶、タンタル酸リチウム(LiTaO3)単結晶のカッ
ト面特定することにより、伝播速度が5500m/sか
ら6650m/sの弾性表面波を利用できることを見い
出し、上記2つの単結晶それぞれのカット面特定及び電
極材料、構造を特定することによって上記目的を達成で
きる弾性表面波装置を実現した。すなわち、弾性表面波
装置の圧電性基板がニオブ酸リチウム(LiNbO3
の場合は、単結晶のXカット基板で、櫛型電極の方向と
Y軸と成す角度がY軸からZ軸方向にψ度とすると、9
5≦ψ≦120とし、単結晶のX軸を法線とする面に形
成された櫛型電極の電極膜幅hと伝播波長λの比h/λ
を0.07≦h/λ≦0.09と設定する。
【0009】また、弾性表面波装置の圧電性基板がタン
タル酸リチウム(LiTaO3)単結晶の場合は、単結
晶のXカット基板で、櫛型電極の方向とY軸と成す角度
がY軸からZ軸方向にψ度とすると、(1) 141≦
ψ≦160、かつ0.095≦h/λ≦0.12、(2)
44≦ψ≦68且つ0.08≦h/λ≦0.105、特
に好ましくは、51≦ψ≦61且つ0.085≦h/λ
≦0.10、また、θ度回転Yカット基板において、
(3) 117≦θ≦143、かつ0.08≦h/λ≦
0.105、特に好ましくは、123≦θ≦137、か
つ0.09≦h/λ≦0.10、(4) 17≦θ≦3
3、かつ0.085≦h/λ≦0.105、(5) 15
9≦θ≦177、かつ0.085≦h/λ≦0.12、特
に好ましくは、163≦θ≦174且つ0.09≦h/
λ≦0.11、と設定する。
【0010】上記本発明の弾性表面波装置によれば、ニ
オブ酸リチウム(LiNbO3)単結晶やタンタル酸リ
チウム(LiTaO3)単結晶で従来知られている弾性
表面波の伝播モードと異ことなる伝播モードの弾性表面
波によって、圧電性基板がニオブ酸リチウム(LiNb
3)の場合、伝搬速度が6000m/sから6650
m/sとなり、またタンタル酸リチウム(LiTa
3)の場合、伝搬速度が5500m/sから5900
m/sとなり、従来知られていない新しい弾性表面波
(リーキーと略称する)があることが分かる。電極指のピ
ッチは波長と等しく、また、電極指の幅Lは波長の1/
4に設定すればよいので、例えば、2.4GHzの高周
波の信号に使用する弾性表面波装置を構成する場合、電
極指の幅も0.5μm以上となり、既存のフォトリソグ
ラフィー技術を使用を使用して良品率が高く実現でき
る。また、上記カット面の角度及び電極指の厚さhと伝
播波長λの比h/λの範囲では最大インピーダンスと最
小インピーダンスの比が30dB以上を実現できる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る実施の形態を詳細に
説明する。 <実施の形態1>図1は、本発明による弾性表面波装置
の一実施形態を示す平面図であり、図2は、図1のA−
A部の部分断面図である。本実施形態は一開口共振器で
あって、図面に記載された構成は、圧電性基板のカット
面の違いを除いては従来の構成と同じである。即ち、L
iNbO3単結晶2の基板平面に、Alを主成分とする
金属膜で櫛形電極1がパターニングされ、櫛型の電極指
1が互いに間挿された2つの電極1A、1B間に高周波
信号9加えられている。個々の電極指1は、櫛形電極の
膜厚がh、幅がL、電極指周期がλ(弾性表面波の伝搬
波長と実質同じ)である。隣接する電極指の間は幅Sの
空間を設けている。図2において、X1、X2及びX3
は基板の平面を表し、それぞれ弾性表面波の伝播方向、
X1に直交し、基板の平面に並行な方向及び基板の平面
及びX1に直交する方向を表す。櫛形電極の膜厚hは
1.28μm、また電極構造は、電極指幅L=λ/4
(λ=16.0μm)、電極指対数50対、開口長25
λである。
【0012】図3は、実施形態1の基板面及び結晶の座
標系を示す図である。LiNbO3単結晶2のX軸(図
面の紙面垂直方向)を略法線とする平面、すなわち、L
iNbO3単結晶2のX軸と図2のX3が並行となる。
ここで、X軸を略法線とするとは、LiNbO3単結晶
2のX軸と平面の法線とが略一致することであり、Li
NbO3単結晶2のX軸と平面の法線との成す角度が5
度以内であることをいう。実施形態1における特徴はL
iNbO3単結晶の基板2の結晶方位並び櫛形電極の膜
厚hと伝播波長λとの比h/λを以下に述べる理由によ
って一定の範囲95≦ψ≦120且つ0.07≦h/λ
≦0.09に設定する。
【0013】図4は図1の実施例における一開口共振器
にネットワークアナライザにより、周波数100から5
00MHzの信号を加えインピーダンスを測定したイン
ピーダンス特性図である。図4から分かるように、共振
周波数385MHz、反共振周波数406MHz、その
時のインピーダンスはそれぞれ1.6Ω、469Ωであ
り、共振周波数と反共振周波数のインピーダンス比は4
9.5dBと優れた共振特性を示している。弾性表面波
の伝搬速度Vは周波数fと波長λの積で表されるから、
弾性表面波の共振は、表面波の伝搬速度Vに対応する周
波数fとλの積が6160(385MHz×16.0μ
m)m/sから6500(406MHz×16.0μ
m)m/sの範囲にあることが分かる。このような伝搬
速度Vは従来LiNbO3単結晶で知られている伝搬速
度Vより極めて大きく、特殊な伝播モードの弾性表面波
(リーキー波)によるものである。また、電気機械結合
係数k2は0.134となる。
【0014】図5は、上記実施形態1の構成において、
膜厚hと伝播波長λとの比h/λとリーキー波の共振周
波数と反共振周波数のインピーダンス比(|Z|max
/|Z|min(dB))の関係を示す測定結果の特性
図である。図から明らかなように、0.07≦h/λ≦
0.09のとき、リーキー波の共振周波数と反共振周波
数のインピーダンス比は、とくに好ましい40dBより
大きい値を示した。
【0015】図6は、上記実施例の構成において、0.
07≦h/λ≦0.09の範囲に設定し、単結晶のXカ
ット基板の角度ψ度と共振周波数と反共振周波数のイン
ピーダンス比の関係を示す測定結果を示す。同図より分
かるように、共振周波数と反共振周波数のインピーダン
ス比は95≦ψ≦120の範囲で40dBより大きな値
を示した。なお、この範囲(0.07≦h/λ≦0.0
9、95≦ψ≦120)でのリーキー波の共振は600
0から6650m/sに発生した。
【0016】<実施の形態2>図1及び図2に示した構
成と同様の一開口共振器の構成において、基板2にLi
TaO3単結晶の133(θ=133)度回転Yカット
面上に、Alを主成分とする金属膜でパターニングさ
れ、電極指周期がλである櫛形電極1を形成した。櫛形
電極の膜厚hは1.47μm、また電極構造は、電極指
幅L=λ/4(13.6≦λ≦26.4μm)、電極指対
数50対、開口長25λである。
【0017】櫛形電極1は、図7に示すように、櫛形電
極1の方向はLiTaO3単結晶2のX軸に略垂直
(Z’)方向(X2とLiTaO3単結晶2のX軸が平
行)とし、弾性表面波の伝搬方向を略Z’方向としてい
る(133YZ’−LT)。ここで略Z’方向とは、
Z’軸と櫛形電極1の方向又は弾性表面波の伝搬方向が
略同じである事であり、Z’軸と櫛形電極1の方向又は
弾性表面波の伝搬方向の成す角度が5度以内であること
である。すなわち、櫛型電極の方向とX軸とのなす角度
ψが、 85≦ψ≦95とする。
【0018】図8は実施形態2のh/λを若干変更した
複数の一開口共振器についてネットワークアナライザに
より、周波数100から500MHzの信号を加えイン
ピーダンスを測定したインピーダンス特性図である。同
図において、縦軸はインピーダンスの絶対値、横軸は伝
搬速度V(等価音速は周波数fと波長λの積で表すこと
ができる)を示す。同図から分かるように、リーキー波
が最も良好な共振特性を示すh/λは、0.092であ
り、共振周波数385MHz、反共振周波数363.8
MHz、その時のインピーダンスはそれぞれ1.68
Ω、256Ωである。このことから共振周波数と反共振
周波数のインピーダンス比は49.5dBと優れた共振
特性を示している。弾性表面波の伝搬速度Vは周波数f
と波長λの積で表されるから、弾性表面波の共振は、5
500から5900m/sに発生した。このような伝搬
速度Vは従来LiTaO3単結晶で知られている伝搬速
度Vより極めて大きく、特殊な伝搬モードの弾性表面波
(リーキ波)によるものである。図中の数は、電気機械
結合係数k2を表し、0.061金近傍のものが得られ
ている。
【0019】図9は、上記実施形態2の構成において、
膜厚hと伝搬波長λとの比h/λとリーキー波の共振周
波数と反共振周波数のインピーダンス比の関係を示す測
定結果を示す。同図から明らかなように、0.08≦h
/λ≦0.105のとき、共振器形フィルタを作製する
にあたり最低限必要なインピーダンス比である30dB
より大きい値を示した。特に0.09≦h/λ≦0.10
のとき、40dBと優れた値を示した。
【0020】図10は、上記実施形態2の構成におい
て、膜厚hと伝搬波長λとの比h/λを0.092に
し、基板のカット面の角度θと共振周波数と反共振周波
数のインピーダンス比(|Z|max/|Z|min
(dB))との測定結果を示す。同図から明らかなよう
に、117≦θ≦143のとき、30dBより大きい値
を示し、特に、123≦θ≦137のとき、40dBと
優れた値を示した。このことは膜厚hと伝搬波長λとの
比h/λを上記範囲0.09 ≦h/λ≦0.10に設定
した場合にも略同様の結果を得ることができる。
【0021】<実施の形態3>図1及び図2に示した構
成と同様の一開口共振器の構成において、基板2にLi
TaO3単結晶の27(θ=27)度回転Yカット面
(27YZ’−LT)上に、Alを主成分とする金属膜
でパターニングされ、電極指周期がλである櫛形電極1
を形成した。櫛形電極の膜厚hは1.50μm、また電
極構造は、電極指幅L=λ/4(13.6≦λ≦26.4
μm)、電極指対数50対、開口長25λである。ま
た、櫛型電極の方向とX軸とのなす角度ψを85≦ψ≦
95とする。実施の形態2と同様の検討を行った結果、
リーキー波の共振は、弾性表面波の伝搬速度Vに対応す
る周波数fとλの積が5600から5900m/sに発
生した。
【0022】図11は実施形態3のh/λを若干変更し
た複数の一開口共振器について膜厚hと伝搬波長λとの
比h/λとリーキー波の共振周波数と反共振周波数のイ
ンピーダンス比の関係を示す測定結果を示す。同図から
明らかなように、0.085≦h/λ≦0.105のと
き、インピーダンス比が30dBより大きい値を示し
た。
【0023】図12は、上記実施形態3の構成におい
て、膜厚hと伝搬波長λとの比h/λを0.094と
し、基板のカット面の角度θと共振周波数と反共振周波
数のインピーダンス比|Z|max/|Z|min(d
B)との測定結果を示す。同図から明らかなように、1
7≦θ≦33のとき、30dBより大きい値を示た。膜
厚hと伝搬波長λとの比h/λを上記範囲0.09 ≦
h/λ≦0.10に設定した場合にも略同様の結果を得
ることができる。
【0024】<実施の形態4>図1及び図2に示した構
成と同様の一開口共振器の構成において、基板2にLi
TaO3単結晶の169(θ=169)度回転Yカット
面(169YZ’−LT)上にAlを主成分とする金属
膜でパターニングされ、電極指周期がλである櫛形電極
1を形成した。櫛形電極の膜厚hは1.67μm、また
電極構造は、電極指幅L= λ/4 (13.6≦λ≦
26.4μm)、電極指対数50対、開口長25λであ
る。また、櫛型電極の方向とX軸とのなす角度ψを85
≦ψ≦95とする。実施の形態2と同様の検討を行った
結果、リーキー波の共振は、弾性表面波の伝搬速度Vに
対応する周波数fとλの積が5300から5700m/
sに発生した。
【0025】図13は、実施形態4のh/λを若干変更
した複数の一開口共振器について膜厚hと伝搬波長λと
の比h/λとリーキー波の共振周波数と反共振周波数の
インピーダンス比の関係を示す測定結果を示す。同図か
ら明らかなように、0.085≦h/λ≦0.12のと
き、インピーダンス比が30dBより大きい値を示し
た。特に0.09≦h/λ≦0.11のとき、40dBと
優れた値を示した。
【0026】図14は、上記実施形態4の構成におい
て、膜厚hと伝搬波長λとの比h/λを0.104と
し、基板のカット面の角度θと共振周波数と反共振周波
数のインピーダンス比|Z|max/|Z|min(d
B)との測定結果を示す。同図から明らかなように、1
59≦θ≦177のとき、30dBより大きい値を示
し、特に163≦θ≦174のとき、40dBより大き
い値を示した。膜厚hと伝搬波長λとの比h/λを上記
範囲0.09 ≦h/λ≦0.11に設定した場合にも略
同様の結果を得ることができる。
【0027】<実施の形態5>図1及び図2に示した構
成と同様の一開口共振器の構成において、基板2に図1
5に示すカット面をのLiTaO3単結晶を用いた。L
iTaO3単結晶2のX軸を略法線とする平面(LiT
aO3単結晶2のX軸と図2のX3が平行又は反平行)
上に櫛形電極1を形成した。弾性表面波の伝搬方向ψは
LiTaO3単結晶2の+Y軸と弾性表面波の成す角度
を+Y軸から+Z軸方向に計る(X−ψYLT)。ここ
でX軸を略法線とするとは、LiTaO3単結晶2のX
軸と平面の法線が略一致する事であり、LiTaO3
結晶2のX軸と平面の法線との成す角度が5度以内であ
る事をいう。
【0028】ψ=150近傍(X−150YLT)に櫛
形電極を形成し、前記実施形態と同様の検討を行った結
果、リーキー波の共振は、弾性表面波の伝搬速度Vに対
応する周波数fとλの積が5000から5400m/s
に発生した。
【0029】リーキー波の共振周波数と反共振周波数の
インピーダンス比は、図16に示すように、0.095
≦h/λ≦0.12のとき、30dBより大きい値を示
した。また図17に示すように、141≦ψ≦160の
とき、30dBより大きい値を示した。膜厚hと伝搬波
長λとの比h/λを上記範囲0.095≦h/λ≦0.1
2に設定した場合にも略同様の結果を得ることができ
る。
【0030】<実施の形態6>図1及び図2に示した構
成と同様の一開口共振器の構成において、基板2に、L
iTaO3単結晶にψ=56近傍(X−56YLT)に
櫛形電極を形成し、同様の検討を行った結果、リーキー
波の共振は、弾性表面波の伝搬速度Vに対応する周波数
fとλの積が5500から5900m/sに発生した。
【0031】リーキー波の共振周波数と反共振周波数の
インピーダンス比は、図18に示すように、0.08≦
h/λ≦0.105のとき、30dBより大きい値を示
した。特に0.085≦h/λ≦0.10のとき、40d
Bと優れた値を示した。また、図19に示すように、h
/λを0.91としたとき、44≦ψ≦68のとき、3
0dBより大きい値を示し、特に、51≦ψ≦61のと
き、40dBと優れた値を示した。膜厚hと伝搬波長λ
との比h/λを上記範囲0.085≦h/λ≦0.10に
設定した場合にも略同様の結果を得ることができる。
【0032】図20は上記実施の形態に示した一開口共
振器を用いて作製したハイパスフィルタの回路図であ
る。LiTaO3単結晶2の128度回転Yカット面上
に、Al金属膜でパターニングされた櫛形電極1を形製
している。櫛形電極1の方向はX軸に垂直(Z’)方向
とし、弾性表面波の伝搬方向もZ’にしている。櫛形電
極1の膜厚hは1.47μm、また電極構造は、電極指
幅L=λ/4(λ=16.0μm)、電極指対数50
本、開口長25λである。
【0033】図21は上記ハイパスフィルタの実施例の
周波数とインピーダンスの関係を示す測定結果を示す特
性図である。同図から、共振周波数353.32MH
z、反共振周波数362.16MHz、その時のインピ
ーダンスはそれぞれ2.06Ω、295.03Ωであるこ
とが分かる。この事から伝搬速度は5653から579
5m/s、k2=0.062、共振周波数と反共振周波
数のインピーダンス比は43.1dBと優れた共振特性
を示している。
【0034】図22は上記ハイパスフィルタの実施例の
フィルタ特性を示す図である。同図から、最小挿入損失
0.68dB、最大減衰量23dBと急峻で低損失高減
衰量なハイパスフィルタ特性が実現されているいること
が分かる。
【0035】上記実施の形態では、主として一開口共振
器について説明したが、本発明の弾性表面波装置は上述
の実施の形態に限定されるものではなく、電極指の間隔
の異なった複数の弾性表面波フィルタ複数個を図23の
ように複数個電気的に複数並列又は直列に接続すること
により、様々な周波数特性を有する共振器形のフィルタ
を作ることができる。また同一圧電基板上に、複数の共
振器を作製することでも様々な周波数特性を有するフィ
ルタを作ることができる。
【0036】また、複数個のトランスデューサを弾性的
に接続することにより、通過形のフィルタを作ることが
できる。このとき、電気エネルギーを弾性エネルギーに
変換するトランスデューサと、弾性エネルギーを電気エ
ネルギーに変換するトランスデューサが弾性的に接続さ
れている。このとき、各トランスデューサを本発明によ
るトランスデューサで構成することにより、同様の効果
が得られることは明らかである。
【0037】更に上記実施の形態は、数百MHzで動作
する弾性表面波装置の例について説明したが、伝搬速度
5000m/s以上であるので、2GHz以上で動作す
る弾性表面は装置を既存のリソグラフィー技術を使用し
て良品率よく製造することができる。
【0038】さらに、電極指幅がλ/4以外のものも本
発明の効果があることは明らかである。また櫛形電極指
の構成も、間引き、アポタイズ等の重み付けされた櫛形
電極を有するものでもよい。弾性表面波を用いた装置で
は、結晶の対称性から、θ度回転Yカットとθ+180
度回転Yカットは全く等価であるから、θをθ+180
に置き換えても、同意味であることは明らかである。ま
た、X−ψYLNとX−ψ+180YLNは全く等価で
あるから、ψをψ+180に置き換えても、同意味であ
ることは明らかである。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
Xカットのニオブ酸リチウム単結晶上、あるいはθ度回
転Yカット又はXカットのタンタル酸リチウム単結晶上
に上記櫛型電極を形成することにより、高周波用弾性表
面波装置を作製する事ができる。例えば、2.4GHz
帯の弾性表面波装置を作製するには、従来は線幅0.4
7μmの微細加工が必要であったが、本発明によれば、
弾性表面波の伝搬速度が大きいので、線幅0.54mm
以上の加工精度で十分であり、フォトリソグラフィは従
来のi線縮小露光で作製する事ができる。また最小加工
寸法が大きくなることにより、歩留まりが向上するた
め、弾性表面波装置の値段を下げる事ができる。また、
本発明によれば、共振周波数と反共振周波数のインピー
ダンス比が大きいため、Q値の高い弾性表面波装置を実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が施される弾性表面波装置の一実施形態
における弾性表面波一開口共振器の平面図
【図2】図1のA−A’部分の断面図
【図3】本発明の実施形態1におけるXカットZ’伝搬
基板の座標系を示した図
【図4】本発明の実施形態1におけるインピーダンス特
性図
【図5】本発明の実施形態1における一開口共振器の共
振周波数と反共振周波数のインピーダンス比の電極膜厚
依存性を示した特性図
【図6】本発明の実施形態1における一開口共振器の共
振周波数と反共振周波数のインピーダンス比のカット角
θ依存性を示した特性図
【図7】本発明の実施形態2におけるθ回転Yカット
Z’伝搬基板の座標系を示した図
【図8】本発明の実施形態2におけるインピーダンス特
性図
【図9】本発明の実施形態2における一開口共振器の共
振周波数と反共振周波数のインピーダンス比の電極膜厚
依存性を示した特性図
【図10】本発明の実施形態2における一開口共振器の
共振周波数と反共振周波数のインピーダンス比のカット
角θ依存性を示した特性図
【図11】本発明の実施形態3における一開口共振器の
共振周波数と反共振周波数のインピーダンス比の電極膜
厚依存性を示した特性図
【図12】本発明の実施形態3における一開口共振器の
共振周波数と反共振周波数のインピーダンス比のカット
角θ依存性を示した特性図
【図13】本発明の実施形態4における一開口共振器の
共振周波数と反共振周波数のインピーダンス比の電極膜
厚依存性を示した特性図
【図14】本発明の実施形態4における一開口共振器の
共振周波数と反共振周波数のインピーダンス比のカット
角θ依存性を示した特性図
【図15】本発明の実施形態5におけるXカットZ’伝
搬基板の座標系を示した図
【図16】本発明の実施形態5における一開口共振器の
共振周波数と反共振周波数のインピーダンス比の電極膜
厚依存性を示した特性図
【図17】本発明の実施形態5における一開口共振器の
共振周波数と反共振周波数のインピーダンス比のカット
角ψ依存性を示した特性図
【図18】本発明の実施形態6における一開口共振器の
共振周波数と反共振周波数のインピーダンス比の電極膜
厚依存性を示した特性図
【図19】本発明の実施形態5における一開口共振器の
共振周波数と反共振周波数のインピーダンス比のカット
角ψ依存性を示した特性図
【図20】本発明による弾性表面波トランスデューサを
用いた一開口共振器をハイパスフィルタの回路図
【図21】図20のハイパスフィルタのインピーダンス
特性図
【図22】図20のハイパスフィルタのフィルタ特性図
【図23】本発明による弾性表面波トランスデューサを
用いた一開口共振器をバンドパスフィルタに用いたとき
の回路図
【符号の説明】
1…櫛形電極、2…単結晶の基板、3…本発明による弾
性表面波トランスデューサを用いた一開口共振器、4…
高周波信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田窪 千咲紀 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ニオブ酸リチウム単結晶からなる基板の一
    平面上に櫛型電極が形成された弾性表面波トランスデュ
    ーサを有し、上記平面がニオブ酸リチウム単結晶のX軸
    を法線とする面であり、上記櫛型電極の方向とY軸との
    なす角がY軸からZ軸方向にψで、95≦ψ≦120に
    設定され、伝搬速度が6000m/sから6500m/
    sの弾性表面波を用いた弾性表面波トランスデューサを
    具備することを特徴とする弾性表面波装置。
  2. 【請求項2】請求項1の弾性表面波装置において、櫛形
    電極の主成分がアルミニウムであり、櫛形電極の厚さを
    h、櫛形電極の電極指周期をλとしたとき、0.07≦
    h/λ≦0.09と設定したことを特徴とする弾性表面
    波装置。
  3. 【請求項3】タンタル酸リチウム単結晶からなる基板の
    一平面上に櫛型電極が形成された弾性表面波トランスデ
    ューサを有し、上記平面がタンタル酸リチウム単結晶の
    Y軸からZ軸方向にθ度回転させた方向を法線とする面
    であり、上記櫛型電極の方向がX軸と成す角度がψ度で
    り、117≦θ≦143、85≦ψ≦95と設定され、
    伝搬速度が5500m/sから5900m/sの弾性表
    面波を用いた弾性表面波トランスデューサを具備するこ
    とを特徴とする弾性表面波装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の弾性表面波装置において、
    櫛形電極の主成分がアルミニウムであり、櫛形電極の厚
    さをh、櫛形電極の電極指周期をλとしたとき、0.0
    8≦h/λ≦0.105と設定したことを特徴とする弾
    性表面波装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の弾性表面波装置において、
    123≦θ≦137、0.09≦h/λ≦0.10に設定
    したことを特徴とする弾性表面波装置。
  6. 【請求項6】タンタル酸リチウム単結晶からなる基板の
    一平面上に櫛型電極で形成された弾性表面波トランスデ
    ューサを有し、上記平面がタンタル酸リチウム単結晶の
    Y軸からZ軸方向にθ度回転させた方向を法線とする面
    であり、上記櫛型電極の方向がX軸と成す角度がψ度で
    あり、17≦θ≦33、85≦ψ≦95と設定され、伝
    搬速度が5600m/sから5900m/sの弾性表面
    波を用いた弾性表面波トランスデューサを具備すること
    を特徴とする弾性表面波装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の弾性表面波装置において、
    上記櫛形電極の主成分がアルミニウムであり、櫛形電極
    の厚さをh、櫛形電極の電極指周期をλとしたとき、
    0.085≦h/λ≦0.105と設定したことを特徴と
    する弾性表面波装置。
  8. 【請求項8】タンタル酸リチウム単結晶からなる基板の
    一平面上に櫛型電極で形成された弾性表面波トランスデ
    ューサを有し、上記平面がタンタル酸リチウム単結晶の
    Y軸からZ軸方向にθ度回転させた方向を法線とする面
    であり、櫛型電極の方向がX軸と成す角度がψ度である
    弾性表面波装置において、159≦θ≦177、伝搬速
    度が5300m/sから5700m/sの弾性表面波を
    用いた弾性表面波トランスデューサを具備することを特
    徴とする弾性表面波装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の弾性表面波装置において、
    櫛形電極の主成分がアルミニウムであり、櫛形電極の厚
    さをh、櫛形電極の電極指周期をλとしたとき、0.0
    85≦h/λ≦0.12に設定したことを特徴とする弾
    性表面波装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の弾性表面波装置におい
    て、163≦θ≦174、0.09≦h/λ≦0.11に
    設定したことを特徴とする弾性表面波装置。
  11. 【請求項11】タンタル酸リチウム単結晶からなる基板
    の一平面上に櫛型電極が形成された弾性表面波トランス
    デューサを有し、上記平面がタンタル酸リチウム単結晶
    のX軸を法線とする面であり、櫛型電極の方向とY軸と
    成す角度がY軸からZ軸方向にψ度である弾性表面波装
    置において、141≦ψ≦160と設定され、伝搬速度
    が5000m/sから5400m/sの弾性表面波を用
    いた弾性表面波トランスデューサを具備することを特徴
    とする弾性表面波装置。
  12. 【請求項12】請求項11記載の弾性表面波装置におい
    て、上記櫛形電極の主成分がアルミニウムであり、櫛形
    電極の厚さをh、櫛形電極の電極指周期をλとしたと
    き、0.095≦h/λ≦0.12に設定したことを特徴
    とする弾性表面波装置。
  13. 【請求項13】タンタル酸リチウム単結晶からなる基板
    の一平面上に櫛型電極で形成された弾性表面波トランス
    デューサを有し、上記平面がタンタル酸リチウム単結晶
    のX軸を法線とする面であり、該櫛型電極の方向とY軸
    と成す角度がY軸からZ軸方向にψ度である弾性表面波
    装置において、44≦ψ≦68と設定し、伝搬速度が5
    500m/sから5900m/sの弾性表面波を用いた
    弾性表面波トランスデューサを具備することを特徴とす
    る弾性表面波装置。
  14. 【請求項14】請求項13の弾性表面波装置において、
    櫛形電極の主成分がアルミニウムであり、櫛形電極の厚
    さをh、櫛形電極の電極指周期をλとしたとき、0.0
    8≦h/λ≦0.105と設定したことを特徴とする弾
    性表面波装置。
  15. 【請求項15】請求項14の弾性表面波装置において、
    51≦ψ≦61、0.085≦h/λ≦0.10と設定し
    たことを特徴とする弾性表面波装置。
JP27926696A 1996-10-22 1996-10-22 弾性表面波装置 Pending JPH10126208A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7212080B2 (en) 2004-03-12 2007-05-01 Murata Manufacturing Co., Ltd. Surface acoustic wave device having two piezoelectric substrates with different cut angles
US7701114B2 (en) 2006-06-16 2010-04-20 Murata Manufacturing Co., Ltd. Surface acoustic wave device
DE102011113479A1 (de) 2010-09-08 2012-03-08 Hitachi Media Electronics Co., Ltd. Akustisches Oberflächenwellen-Bauteil (SAW-Bauteil)
WO2021246447A1 (ja) * 2020-06-04 2021-12-09 株式会社村田製作所 弾性波装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7701114B2 (en) 2006-06-16 2010-04-20 Murata Manufacturing Co., Ltd. Surface acoustic wave device
DE102011113479A1 (de) 2010-09-08 2012-03-08 Hitachi Media Electronics Co., Ltd. Akustisches Oberflächenwellen-Bauteil (SAW-Bauteil)
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