JPH10126192A - Lcフィルタ部品 - Google Patents

Lcフィルタ部品

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Publication number
JPH10126192A
JPH10126192A JP27083296A JP27083296A JPH10126192A JP H10126192 A JPH10126192 A JP H10126192A JP 27083296 A JP27083296 A JP 27083296A JP 27083296 A JP27083296 A JP 27083296A JP H10126192 A JPH10126192 A JP H10126192A
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JP
Japan
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filter
substrate
layer
view
base
Prior art date
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Pending
Application number
JP27083296A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoto Kitahara
直人 北原
Hideaki Wada
秀晃 和田
Chieko Murayama
智恵子 村山
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Publication of JPH10126192A publication Critical patent/JPH10126192A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、磁性体材料と誘電体材料との双方を
含有する基体内にLCフィルタ回路が形成されてなるL
Cフィルタ部品に関し、回路基板上に複数のLCフィル
タ回路を搭載する場合に実装密度を向上させる。 【解決手段】磁性体材料と誘電体材料との双方を含有す
る基体内に複数のLCフィルタ回路を形成し、それら複
数のLCフィルタ回路のアース電極を共通化した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁性体材料と誘電
体材料との双方を含有する基体内にLCフィルタ回路が
形成されてなるLCフィルタ部品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子機器の高周波ノイズ対策
用として、EMI(ElectroMagnetic
Interference)フィルタが使用されてい
る。一般にEMIフィルタは、コンデンサとインダクタ
との個別素子を組み合わせて構成されており、これら個
別素子の組み合わせによる多くの型のEMIフィルタが
提案されている。代表的なものとして、例えば1個のキ
ャパシタと1個のインダクタとの組み合わせからなるL
型のEMIフィルタや、2個のキャパシタと1個のイン
ダクタとの組み合わせからなるπ(パイ)型のEMIフ
ィルタが知られており、これらのEMIフィルタにより
電子機器のノイズ対策が行なわれている。
【0003】このように、それぞれが個別素子であるキ
ャパシタとインダクタを組み合わせてEMIフィルタを
構成するのではEMIフィルタ全体が大型化し、そのE
MIフィルタを回路基板等に取り付けるにあたり広い面
積を必要とし、また、個別素子を組み合わせるために工
数もかかるという問題がある。近年、 これらの問題を解
決し1つのチップ内にキャパシタとインダクタを内蔵し
たフィルタが提案されている(特開平8−65080号
公報、特開平8−148381号公報参照)。
【0004】これらの公報には、誘電体材料と磁性体材
料との混合体からなる複数の層それぞれにインダクタお
よびキャパシタとして作用する導電膜を形成し、それら
複数の層を積層して焼成することにより内部にLCフィ
ルタ回路が形成されたチップ状の3端子型フィルタ部品
が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前掲の公報に記載され
た3端子型フィルタ部品は、回路基板に搭載するにあた
り、回路基板上のグランドパターンとの接続を必要とす
ることから、それら端子型フィルタ部品を回路基板に複
数個搭載する場合、回路基板上のグラウンドパターンの
引き回しが必要となり、実装密度向上の障害となる。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、回路基板上に
複数個のLCフィルタ回路を搭載する必要がある場合に
有効なLCフィルタ部品を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のLCフィルタ部品は、磁性体材料と誘電体材料との
双方を含有する基体と、上記基体外面に形成された、第
1および第2の端子のペア複数組と、上記基体外面に、
上記第1および第2の端子電極のペア複数組に対し共通
に形成されたアース電極と、上記基体内部に形成され
た、ペアをなす第1および第2の端子電極と、上記アー
ス電極とに接続されたLCフィルタ回路を、そのペアの
数に対応する数だけ構成してなる複数のインダクタおよ
び複数のキャパシタとを備えたことを特徴とする。
【0008】ここで、上記本発明のLCフィルタ部品に
おいて、上記基体が一方向に延びた直方体形状を成し、
上記アース電極が、上記基体の、その一方向両端に形成
されてなることが好ましい。本発明のLCフィルタ部品
はアース電極を共通にした複数のLCフィルタ回路を内
蔵しているため、小さな実装面積で、かつグランドパタ
ーンを大きく引き回すことなく、複数個のLCフィルタ
回路を回路基板上に搭載することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、本発明のLCフィルタ部品の一実施
形態の分解斜視図、図2は、その外観図、図3は、その
等価回路図である。図1に示す実施形態には、4つのブ
ロックA,B,C,Dが存在するが、それらのブロック
のパターンはいずれも同一であるため、図1にはブロッ
クAについてのみ図示してあり、このブロックAについ
て説明する。
【0010】この実施形態のLCフィルタ部品は、図1
に示すように誘電体材料と磁性体材料との混合体からな
る各層の上に、図1に斜線を付して示す形状の導体膜
1,2,3,4が形成された4層から構成されている。
隣接する層を構成する導体膜は、スルーホール12a,
12b;23a,23b;34a,34b内の導体によ
り電気的に接続されている。
【0011】ここでは、4層に跨る両側の導体膜1a,
2a,3a,4a;1c,2c,3c,4cにより、そ
れぞれスパイラル構造の導体膜が形成されており、か
つ、これらは、相互に逆方向にスパイラルをなしてお
り、かつ、第4層の導体膜4bを介して相互に接続され
ている。また、これら4層の中央の部分の導体膜1b,
2b,3b,4bにより、キャパシタが形成されてい
る。これにより、全体として、図3の等価回路に示す多
段型のLCフィルタ回路4個が形成されている。
【0012】ここで、図1に示すブロックAについて、
両端のスパイラル構造の端部は、第1層の導体膜1a,
1cが、各層が重ねられてなる基体の側面から露出する
ことにより、図2に示す、それぞれ端子電極51A,端
子電極52Aに接続されている。ブロックB,C,Dに
ついても同様に、両端のスパイラル構造の端部が、それ
ぞれ、端子電極51B,52B;51C,52C;51
D,52Dに接続されている。
【0013】また、第1層の中央の導体膜1bと第3層
の中央の導体膜3bは、4つのブロックA,B,C,D
に跨がって延在し基体の端面から露出することにより、
図2に示す、アース電極53に接続されている。図4
は、図1に示す構造のフィルタ回路の模式配置図、図5
は、2つのスパイラル構造に跨る磁場を示した模式図で
ある。これら図4,図5は、図1のブロックA,B,
C,Dのうちの1つのブロックに対応する図である。
【0014】図1に示す構造のフィルタ回路は、図4に
示すように、両側にスパイラル構造を有するインダクタ
を備え、それら2つのスパイラル構造の中央にキャパシ
タを備えている。これら2つのスパイラル構造は互いに
逆向きのスパイラルを成しており、したがってこれら2
つのスパイラル構造内側の磁束は、互いに平行かつ互い
に逆向きとなり、全体として図5に示すような磁気閉回
路を形成する。このため、それら2つのスパイラル構造
の中央部分に配置されたキャパシタの部分には、磁界は
ほとんど作用せず、これらのキャパシタは、磁界による
悪影響を受けずに所期の特性をそのまま発揮できる。
【0015】また、2つのスパイラル構造間で磁気閉回
路が形成されているため、隣接するブロックに漏れる磁
束も極めて弱く、したがって隣接するブロックの回路素
子に悪影響を及ぼすこともない。図6〜図14は、図1
に分解斜視図を示すLCフィルタ部品の各製造工程を示
す図である。各図の(A)は平面図、各図の(B)は、
図8に代表して示す矢印A−Aに沿う断面図である。
尚、ここでも、図1に示す4つのブロックA,B,C,
DのうちのブロックAについてのみ図示してある。
【0016】ここでは、例えばNi−Znフェライトを
主成分とする磁性体材料を混合、仮焼し、適切な粒径と
なるように粉砕した磁性体仮焼粉と、例えばPbTiO
3 を主成分とする誘電体材料を混合、仮焼し、適切な粒
径になるように粉砕した誘電体仮焼粉を、適切な割合で
混合し、分散剤、バインダー、可塑剤、溶剤等を添加し
て誘電体磁性体混合ペーストを作製し、以下に説明する
ようにして、このようにして作製された誘電体磁性体混
合ペーストと、Ag又はPdを主成分とする導電ペース
トとを交互にスクリーン印刷しながら積層し、必要に応
じて切断を行なってグリーンの積層体を形成する。この
積層体に、脱バインダー処理を施こし、さらに焼成して
焼成体を形成し、この焼成体に、例えばAgを主成分と
する導体ペースト等を用いて端子電極51,52および
アース電極53(図2参照)を形成し、これにより固体
電子部品が完成する。
【0017】以下、各図に沿って、図1に示すLCフィ
ルタ部品の各製造工程を説明する。先ず、図6に示すよ
うに、上述のようにして作製された誘電体磁性体混紡ペ
ーストからなるベース基板100を形成し、そのベース
基板100上に、導電ペーストにより第1層目の導体膜
1a,1b,1cをスクリーン印刷により形成する(図
7)。さらにその上に、誘電体磁性体混合ペーストを、
スルーホール12a,12bが形成されるようにスクリ
ーン印刷して誘電体磁性体混合層101を形成する(図
8)。さらに、同様にして、導電ペーストにより、2層
目の導体膜2a,2b,2cを形成する(図9)。この
とき、スルーホール12a,12b内にも導電ペースト
が充電され、第1層の導体膜との電気的な接続がなされ
る。さらにその上に、スルーホール23a,23bが形
成されるように誘電体磁性体混合層102を形成し(図
10)、その上に第3層の導体膜3a,3b,3cを形
成する(図11)。さらにその上に、スルーホール34
a,34bが形成されるように誘電体磁性体混合層10
3を形成し(図12)、その上に第4層の導体膜4a,
4b,4cを形成し(図13)、さらにその上にベース
基板104を形成する。
【0018】このような積層体を形成した後、前述した
ように、この積層体に脱バインダー処理を施し、さらに
焼成して焼成体を形成し、図2に示す端子電極51,5
2、およびアース電極53を形成する。このような製造
工程を経ることにより、図1,図2に示す構造の固体電
子部品が製造される。
【0019】ここで、上記の製造工程中、図8に示す工
程から図11に工程を繰り返すことにより、さらに多段
のフィルタ回路を構成することもできる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
1つのLCフィルタ部品に、アース電極を共通した複数
のLCフィルタ回路が形成されているため、回路基板上
に複数のLCフィルタ回路を搭載する場合に実装密度を
大きく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のLCフィルタ部品の一実施形態の分解
斜視図である。
【図2】本発明のLCフィルタ部品の一実施形態の外観
図である。
【図3】本発明のLCフィルタ部品の一実施形態の等価
回路図である。
【図4】図1に示す構造のフィルタ回路の模式配置図で
ある。
【図5】2つのスパイラル構造に跨る磁場を示した模式
図である。
【図6】図1に分解斜視図を示すLCフィルタ部品の製
造工程中の第1工程を示す図である。
【図7】図1に分解斜視図を示すLCフィルタ部品の製
造工程中の第2工程を示す図である。
【図8】図1に分解斜視図を示すLCフィルタ部品の製
造工程中の第3工程を示す図である。
【図9】図1に分解斜視図を示すLCフィルタ部品の製
造工程中の第4工程を示す図である。
【図10】図1に分解斜視図を示すLCフィルタ部品の
製造工程中の第5工程を示す図である。
【図11】図1に分解斜視図を示すLCフィルタ部品の
製造工程中の第6工程を示す図である。
【図12】図1に分解斜視図を示すLCフィルタ部品の
製造工程中の第7工程を示す図である。
【図13】図1に分解斜視図を示すLCフィルタ部品の
製造工程中の第8工程を示す図である。
【図14】図1に分解斜視図を示すLCフィルタ部品の
製造工程中の第9工程を示す図である。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c,2,2a,2b,2c,3,3
a,3b,3c,4,4a,4b,4c 導体膜 12a,12b,23a,23b,34a,34b
スルーホール 51A,51B,51C,51D,52A,52B,5
2C,52D 端子電極 53 アース電極 100,104 ベース基板 101,102,103 誘電体磁性体混合層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性体材料と誘電体材料との双方を含有
    する基体と、 前記基体外面に形成された、第1および第2の端子電極
    のペア複数組と、 前記基体外面に、前記第1および第2の端子電極のペア
    複数組に対し共通に形成されたアース電極と、 前記基体内部に形成された、ペアをなす第1および第2
    の端子電極と前記アース電極とに接続されたLCフィル
    タ回路を該ペアの数に対応する数だけ構成してなる複数
    のインダクタおよび複数のキャパシタとを備えたことを
    特徴とするLCフィルタ部品。
  2. 【請求項2】 前記基体が一方向に延びた直方体形状を
    成し、前記アース電極が、前記基体の、前記一方向両端
    に形成されてなることを特徴とするLCフィルタ部品。
JP27083296A 1996-10-14 1996-10-14 Lcフィルタ部品 Pending JPH10126192A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6492733B2 (en) * 2000-05-12 2002-12-10 Murata Manufacturing Co., Ltd. Laminated electronic component
CN109003778A (zh) * 2017-06-06 2018-12-14 株式会社村田制作所 Lc复合部件

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6492733B2 (en) * 2000-05-12 2002-12-10 Murata Manufacturing Co., Ltd. Laminated electronic component
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20011211