JP3319373B2 - 固体電子部品 - Google Patents

固体電子部品

Info

Publication number
JP3319373B2
JP3319373B2 JP00499798A JP499798A JP3319373B2 JP 3319373 B2 JP3319373 B2 JP 3319373B2 JP 00499798 A JP00499798 A JP 00499798A JP 499798 A JP499798 A JP 499798A JP 3319373 B2 JP3319373 B2 JP 3319373B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inductor
solid
electronic component
spiral
capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP00499798A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11204338A (ja
Inventor
直人 北原
良臣 郷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP00499798A priority Critical patent/JP3319373B2/ja
Publication of JPH11204338A publication Critical patent/JPH11204338A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3319373B2 publication Critical patent/JP3319373B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁性体材料と誘電
体材料との双方を含有する基体の内部にインダクタとキ
ャパシタが形成されてなる固体電子部品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子機器の高周波ノイズ対策
用として、EMI(ElectroMagnetic
Interference)フィルタが使用されてい
る。一般にEMIフィルタは、コンデンサとインダクタ
との個別素子を組み合わせて構成されており、これら個
別素子の組み合わせによる多くの型のEMIフィルタが
提案されている。代表的なものとして、例えば1個のキ
ャパシタと1個のインダクタとの組み合わせからなるL
型のEMIフィルタや、2個のキャパシタと1個のイン
ダクタとの組み合わせからなるπ(パイ)型のEMIフ
ィルタが知られており、これらのEMIフィルタにより
電子機器のノイズ対策が行なわれている。
【0003】しかしながら、それぞれが個別素子である
キャパシタとインダクタを組み合わせてEMIフィルタ
を構成するのでは、EMIフィルタ全体が大型化し、そ
のEMIフィルタを回路基板等に取り付けるにあたり広
い面積を必要とし、また、個別素子を組み合わせるため
に工数もかかるという問題がある。近年、 これらの問題
を解決し1つのチップ内にキャパシタとインダクタを内
蔵したフィルタが提案されている(特開平8−6508
0号公報、特開平8−148381号公報参照)。
【0004】これらの公報には、誘電体材料と磁性体材
料との混合体からなる複数の層それぞれにインダクタお
よびキャパシタとして作用する導電膜を形成し、それら
複数の層を積層して焼成することに内部にフィルタが形
成されたチップ状のフィルタ部品が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前掲の公報に記載され
たフィルタ部品内部に形成されたインダクタは、いずれ
も直線状の導体膜を、誘電体材料と磁性体材料との混合
体で挟んだ形式のものであり、限られた寸法の中で大き
なインダクタンスを得るのは難しい。大きなインダクタ
ンスを得るために、誘電体材料と磁性体材料との混合体
からなる、ある1つの層の上に半周もしくは一周する導
電膜を形成し、スルーホール内の導体を経由して次の層
に移り、その層の上でさらに半周ないし一周するという
ように、複数層に跨ってスパイラル構造のインダクタを
形成することが考えられる。本発明者らは、そのような
考え方のもとに試作を行なったが、そのようなスパイラ
ル構造のインダクタを混合体基体内に単純に形成する
と、その磁力が、その基体内部の、インダクタに隣接し
て形成されたキャパシタに悪影響を及ぼし特性が著しく
劣化するという問題がある。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、キャパシタ
と、スパイラル構造のインダクタを、同一の基体内に形
成し、しかもインダクタで発生する磁界によるキャパシ
タへの悪影響を抑えた固体電子部品を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の固体電子部品は、磁性体材料及び誘電体材料双方を
含有する磁器材料からなる層が積層されてなる基体と、
基体内部に形成された、スパイラル構造内部の磁束がい
ずれも層に平行かつ互いに逆向きとなるように相互に並
ぶとともに相互に接続されてなる2つのスパイラル構造
を有するインダクタと、基体内部に形成された平行平面
導体膜よりなるキャパシタとを備えたことを特徴とす
る。
【0008】本発明の固体電子部品は、スパイラル構造
内側の磁束が互いに平行かつ互いに逆向きとなるように
2つのスパイラル構造を有するインダクタを備えたた
め、そこに磁気閉回路が形成され、その磁束の通路以外
の場所にキャパシタを配置しても磁場の影響をほとんど
受けず、その基体内に所望の特性の回路を形成すること
ができる。
【0009】また、本発明の固体電子部品は、スパイラ
ル構造内部の磁束がそれらの層に平行となるように2つ
のスパイラル構造が形成されていることにも特徴があ
る。前述したように、ある1つの層の上に半周もしくは
一周する導電膜を形成し、スルーホール内の導体を経由
して次の層に移り、その層でさらに半周ないし一周する
というように複数層に跨ってスパイラル構造のインダク
タを形成する方式の場合、巻き数を変更して種々のイン
ダクタンスを持ったインダクタを形成しようとすると積
み重ねる層の数を増やす必要があるが、本発明の場合、
スパイラル構造内部の磁束が層に平行なるように2つの
スパイラル構造が形成されているため、同一の積層枚数
で種々のインダクタンスを持ったインダクタを内蔵した
固体電子部品を構成することができる。
【0010】またキャパシタに関しても同様であり、上
記の多数層に跨るスパイラル構造のインダクタを形成す
る方式の場合、インダクタの一部が配線されている層と
同一の層にキャパシタを構成する電極膜を形成すること
になるため、キャパシタの電極膜の面積に大きな制限を
受けるが、本発明の場合は、キャパシタの電極膜を、イ
ンダクタの配線が形成される層とは別の層に形成するこ
とができ、電極膜の面積を自由に変更して種々のキャパ
シタンスを持つキャパシタを形成することができる。
【0011】ここで、本発明の固体電子部品において、
上記インダクタは、互いに逆方向に巻かれた螺旋からな
る2つのスパイラル構造に形成される。こうすることに
より、平行に延びる2つのスパイラル構造どうしの、互
いに近接した端部どうしを接続するだけで、磁気閉回路
が形成される。また、上記本発明の固体電子部品におい
て、上記インダクタが、上記層の積層方向に、互いに間
隔を置いて相互に並ぶ2つのスパイラル構造を有するも
のであって、上記キャパシタが、2つのスパイラル構造
に挟まれた位置に形成されてなるものであることが好ま
しい。
【0012】2つのスパイラル構造を同一層に並べて配
置すると寸法が大きくなってしまうおそれあるが、本発
明の場合、2つのスパイラル構造を積層方向に並べたた
め、小型化が図られる。また、キャパシタを、インダク
タを構成する2つのスパイラル構造に挟まれた位置に形
成することも、スペースの無駄が省かれて小型化に寄与
する。
【0013】さらに、上記本発明の固体電子部品におい
て、上記基体の両端部に端子電極を備えるとともに、そ
の基体の側部に接地電極を備え、上記インダクタが、螺
旋を描きながら端子電極どうしを結ぶ方向に延びる2つ
のスパイラル構造を有するものであって、上記キャパシ
タが、電気的に、上記インダクタの中間点もしくは一方
の端点と接地電極との間に配置されたものであることが
好ましい。
【0014】ここで、中間点は、中央の点である必要は
なく、そのインダクタの途中のどこかの位置を意味す
る。このように、インダクタの端点のみでなく中間点に
キャパシタを接続することにより、所望のフィルタ回路
を形成することができる。また、端子電極どうしを結ぶ
方向に延びるスパイラル構造を形成することにより、基
体内部のスペースを有効に利用することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、本発明の固体電子部品の一実施形態
の外観斜視拡大図である。この固体電子部品10は磁器
材料からなる基体11の両端部に、この固体電子部品1
0の内部回路と、外部の、例えば回路基板上の信号線と
を接続するための端子電極12a,12bが形成されて
おり、さらに基体11の側部には、この固体電子部品1
0の内部のグラウンドと、外部の、例えば回路基板上の
グラウンド線とを接続するための接地端子13a,13
bが形成されている。この固体電子部品10の内部に
は、以下に説明するように、インダクタおよびキャパシ
タが形成されている。
【0016】図2は、図1に外観を示す固体電子部品内
部に形成されたインダクタおよびキャパシタを示す模式
図である。図1に示す基体11の内部には、図2に示す
ように2つのスパイラル構造14a,14bが形成され
ている。これら2つのスパイラル構造14a,14b
は、互いに逆方向に巻かれた螺旋からなり、2つのスパ
イラル構造14a,14bの端子電極12a側は相互に
接続されるとともにその端子電極12aに接続され、端
子電極12b側も同様にして、相互に接続されるととも
に端子電極12bに接続されている。
【0017】また、これら2つのスパイラル構造14
a,14bは上下に配置されており、それら2つのスパ
イラル構造14a,14bに挟まれた位置にキャパシタ
15a,15bが形成されている。これらのキャパシタ
15a,15bのうちの一方のキャパシタ15aは、2
つのスパイラル構造14a,14bからなるインダクタ
の端子電極12a側の端と接地電極13aとの間に形成
され、もう一方のキャパシタ15bは、そのインダクタ
の、端子電極12b側の端と接地電極13bとの間に形
成されている。
【0018】図3は、2つのスパイラル構造を持つイン
ダクタにより形成される磁場を示す図、図4は、スパイ
ラル構造が1つのみのインダクタにより形成される磁場
を示す図である。図2に示すような構造のインダクタの
場合、2つの端子電極12a,12b間に電流が流れる
と図3に示すような磁気閉回路が形成され、基体内部
の、2つのスパイラル構造が形成された領域以外の領
域、すなわち、2つのスパイラル構造に挟まれた、キャ
パシタが形成された領域や、これら2つのスパイラル構
造から外れた横の領域等には、磁界はほとんど作用せ
ず、それらの部分に、例えば図2に示すようなキャパシ
タ等を配置しても、磁界による悪影響を受けずに所期の
特性をそのまま発揮することができる。
【0019】これに対し、図4に示すような、スパイラ
ル構造が1つのみの場合、磁気閉回路は形成されず、そ
のスパイラル構造内部を通り抜けた磁束は、そのスパイ
ラル構造のまわりに発散されてしまい、基体内部にキャ
パシタ等の回路部品を形成すると、その回路部品に対し
磁界による悪影響を及ぼす可能性がある。また、本発明
の固体電子部品では、2つのスパイラル構造間で磁気閉
回路が形成されているため、この固体電子部品の外部に
洩れ出る磁束も極めて弱く、この固体電子部品近傍に他
の回路素子が配置されても、その回路素子へは、この固
体電子部品で発生した磁界はほとんど作用しない。
【0020】図5〜図21は、本発明の固体電子部品の
一実施形態の各製造工程を示す図である。各図の(A)
は平面図、各図の(B)は、図7に代表して示す矢印A
−Aに沿う断面図である。ここでは、Ni−Znフェラ
イトを主成分とする磁性体材料と、チタン酸塩を主成分
とする誘電体材料を用いるものとする。
【0021】先ず、Ni−Znフェライトの出発原料で
あるFe23 ,NiO,ZnO等を、混合、仮焼し、
適切な粒径となるように粉砕して、所望の粒径の磁性体
原料仮焼粉を得る。一方、PbTiO3 の出発原料であ
るPbO,TiO2 等も、混合、仮焼、粉砕し、所望の
粒径の誘電体原料の仮焼粉を得る。次に、磁性体原料仮
焼粉と誘電体原料仮焼粉をあらかじめ定めた割合で混合
すると同時に、分散剤、バインダ、可塑剤、溶剤等を添
加して印刷用材料ペーストを作製する。
【0022】このようにして作製された材料ペースト
と、Ag又はPdを主成分とする導電ペーストを交互に
スクリーン印刷しながら積層し、必要に応じて切断を行
なってグリーンの積層体を形成する。その積層体に脱バ
インダ処理を施こし、さらに焼成して焼成体を形成し、
この焼成体に、例えばAgを主成分とする導体ペースト
等を用いて端子電極12a,12bおよび接地電極13
a,13b(図1参照)を形成し、これにより固体電子
部品が完成する。
【0023】以下、各図5〜図21に沿って、本実施形
態の固体電子部品の各製造工程を説明する。先ず、図5
に示すように、上記のようにして作成された材料ペース
トからなるベース基板111を用意する。このベース基
板111は、完成品における基体の第1層目となる。次
にそのベース基板(第1層)111上に導電ペーストに
より導体膜121を形成する(図6)。さらにその上に
材料ペーストを、スルーホール112aが形成されるよ
うにスクリーン印刷して基体の第2層112を形成する
(図7)。さらに同様にして、導電ペーストにより、導
体膜122を形成する(図8)。このとき、図7に示す
スルーホール112aにも導体ペーストが充填されて、
この導体膜122と、先に形成した導体膜121が、ス
ルーホール112aに充填された導体ペーストを介して
接続され、これにより、螺旋を描きながら図8の左右方
向に延びるスパイラル構造が1つ形成されることにな
る。
【0024】次に、材料ペーストを全面にスクリーン印
刷して基体の第3層113を形成し(図9)、今度はキ
ャパシタを構成する導体膜123を形成する(図1
0)。この導体膜123は、接地電極13a,13b
(図1参照)に接続されることとなる。さらに材料ペー
ストを全面にスクリーン印刷して基体の第4層114を
形成し(図11)、さらにキャパシタの、インダクタに
接続される側の導体膜124を形成する(図12)。
【0025】さら図9に示す工程から図12に示す工程
を繰り返すことにより(図13〜図16)、基体の第5
層115(図13)、接地電極13a,13b側の導体
膜125(図14)、基体の第6層(116)(図1
5)、インダクタ側の導体膜126(図16)を作成
し、さらに基体の第7層117を形成する(図17)。
さらに、もう1つのスパイラル構造を形成すべく、今度
は、導体膜127を形成し(図18)、スルーホール1
18aを持った、基体の第8層118を形成し(図1
9)、導体膜128を形成する(図20)。
【0026】この導体膜128の印刷の際、スルーホー
ル118aにも導体ペーストが充填されて、その充填さ
れた導体ペーストにより、導体膜127と導体膜128
が相互に接続され、これにより、2つ目のスパイラル構
造が形成される。ここで、図6に示す導体膜121と図
8に示す導体膜122とで形成される1つ目のスパイラ
ル構造と、図18に示す導体膜127と図20に示す導
体膜128とで形成される2つ目のスパイラル構造は、
互いに逆方向に巻回していることがわかる。
【0027】また、これらの2つのスパイラル構造は層
が積層される方向に、重ねられているために、これら2
つの2つのスパイラル構造を同一の層に横に並べた場合
と比べ、完成品の小型化に寄与している。また、キャパ
シタを成す導体膜123,124,125,126(図
10,図12,図14,図16)は、2つのスパイラル
構造の間に挟まれているために、この点も完成品の小型
化に寄与している。
【0028】また、上記2つのスパイラル構造は、図
6,図8,図18,図20に示すように導体膜の繰り返
しパターンにより図の左右方向に延びて形成されてお
り、したがってこれらの繰り返しのピッチや繰り返し数
を調整することにより、様々なインダクタンスを持った
インダクタを、同一寸法かつ同一層数で容易に形成する
ことができる。
【0029】さらに、キャパシタを形成する導体膜は、
スパイラル構造を形成する導体膜を別の層に形成されて
おり、その面積を自由に調整することができ、したがっ
て様々なキャパシタンスを持ったキャパシタを容易に形
成することができる。図20に示す導体膜128を形成
したあと、材料ペーストを全面にスクリーン印刷して、
基体の第9層119を形成する。
【0030】尚、ここでは、固体電子部品1個分のみ示
されているが、通常は、同様のパターンを同時に複数形
成し、切断することにより、この1個分の積層体を多数
生成する。このようにしてこの積層体を形成した後、前
述したように、この積層体に脱バインダ処理を施し、さ
らに焼成して焼成体を形成し、図1に示す端子電極52
a,52bおよび接地電極53a,53bを形成する。
【0031】このような製造工程を経ることにより、図
1,図2に示す構造の固体電子部品が製造される。図2
2は、スパイラル構造を2つ形成することにより磁気閉
回路を形成した実施例のフィルタ特性と、スパイラル構
造を1つのみとした比較例のフィルタ特性を示すグラフ
である。
【0032】図22において、実施例と比較例は、磁気
閉回路を形成するか否かのみ異なり、同一特性を狙って
試作したフィルタであるが、比較例と比べ実施例の方が
減衰特性が格段に良好である。これは、磁気閉回路を形
成することによりキャパシタに及ぼす影響が大幅に低減
されたためであると考えられる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
キャパシタと、そのキャパシタへの悪影響を抑えたスパ
イラル構造のインダクタを内蔵した固体電子部品が構成
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固体電子部品の一実施形態の外観斜視
拡大図である。
【図2】図1に外観を示す固体電子部品内部に形成され
たインダクタおよびキャパシタを示す模式図である。
【図3】2つのスパイラル構造を持つインダクタにより
形成される磁場を示す図である。
【図4】スパイラル構造が1つのみのインダクタにより
形成される磁場を示す図である。
【図5】本発明の固体電子部品の一実施形態の一製造工
程を示す図である。
【図6】本発明の固体電子部品の一実施形態の一製造工
程を示す図である。
【図7】本発明の固体電子部品の一実施形態の一製造工
程を示す図である。
【図8】本発明の固体電子部品の一実施形態の一製造工
程を示す図である。
【図9】本発明の固体電子部品の一実施形態の一製造工
程を示す図である。
【図10】本発明の固体電子部品の一実施形態の一製造
工程を示す図である。
【図11】本発明の固体電子部品の一実施形態の一製造
工程を示す図である。
【図12】本発明の固体電子部品の一実施形態の一製造
工程を示す図である。
【図13】本発明の固体電子部品の一実施形態の一製造
工程を示す図である。
【図14】本発明の固体電子部品の一実施形態の一製造
工程を示す図である。
【図15】本発明の固体電子部品の一実施形態の一製造
工程を示す図である。
【図16】本発明の固体電子部品の一実施形態の一製造
工程を示す図である。
【図17】本発明の固体電子部品の一実施形態の一製造
工程を示す図である。
【図18】本発明の固体電子部品の一実施形態の一製造
工程を示す図である。
【図19】本発明の固体電子部品の一実施形態の一製造
工程を示す図である。
【図20】本発明の固体電子部品の一実施形態の一製造
工程を示す図である。
【図21】本発明の固体電子部品の一実施形態の一製造
工程を示す図である。
【図22】スパイラル構造を2つ形成することにより磁
気閉回路を形成した実施例のフィルタ特性と、スパイラ
ル構造を1つのみとした比較例のフィルタ特性を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
10 固体電子部品 11 基体 12a,12b 端子電極 13a,13b 接地電極 14a,14b スパイラル構造 15a,15b キャパシタ 111 ベース基板 112 第2層 112a スルーホール 113 第3層 114 第4層 115 第5層 116 第6層 117 第7層 118 第8層 118a スルーホール 119 第9層 121,122,123,124,125,126,1
27,128 導体膜
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−245242(JP,A) 特開 平9−306738(JP,A) 特開 平9−298438(JP,A) 特開 平3−211810(JP,A) 特開 平8−55726(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 17/00 H01F 1/34 H01F 27/00 H01G 4/40 H03H 7/075

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性体材料及び誘電体材料双方を含有す
    る磁器材料からなる層が積層されてなる基体と、 前記基体内部に形成された、スパイラル構造内部の磁束
    がいずれも該層に平行かつ互いに逆向きとなるように相
    互に並ぶとともに相互に接続されてなる2つのスパイラ
    ル構造を有するインダクタと、 前記基体内部に形成された平行平面導体膜よりなるキャ
    パシタとを備えたことを特徴とする固体電子部品。
  2. 【請求項2】 前記インダクタが、互いに逆方向に巻か
    れた螺旋からなる2つのスパイラル構造を有するもので
    あることを特徴とする請求項1記載の固体電子部品。
  3. 【請求項3】 前記インダクタが、前記層の積層方向
    に、互いに間隔を置いて相互に並ぶ2つのスパイラル構
    造を有するものであって、 前記キャパシタが、前記2つのスパイラル構造に挟まれ
    た位置に形成されてなるものであることを特徴とする請
    求項1記載の固体電子部品。
  4. 【請求項4】 前記基体の両端部に端子電極を備えると
    ともに、該基体の側部に接地電極を備え、 前記インダクタが、螺旋を描きながら前記端子電極どう
    しを結ぶ方向に延びる2つのスパイラル構造を有するも
    のであって、 前記キャパシタが、電気的に、前記インダクタの中間点
    もしくは一方の端点と前記接地電極との間に配置された
    ものであることを特徴とする請求項1記載の固体電子部
    品。
JP00499798A 1998-01-13 1998-01-13 固体電子部品 Expired - Lifetime JP3319373B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00499798A JP3319373B2 (ja) 1998-01-13 1998-01-13 固体電子部品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00499798A JP3319373B2 (ja) 1998-01-13 1998-01-13 固体電子部品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11204338A JPH11204338A (ja) 1999-07-30
JP3319373B2 true JP3319373B2 (ja) 2002-08-26

Family

ID=11599246

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00499798A Expired - Lifetime JP3319373B2 (ja) 1998-01-13 1998-01-13 固体電子部品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3319373B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003100524A (ja) * 2001-09-27 2003-04-04 Murata Mfg Co Ltd 積層型lc部品

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2999494B2 (ja) * 1990-01-17 2000-01-17 毅 池田 積層型lcノイズフィルタ及びその製造方法
JPH07245242A (ja) * 1994-03-08 1995-09-19 Mitsubishi Materials Corp チップ型lc複合部品
JPH0855726A (ja) * 1994-08-10 1996-02-27 Taiyo Yuden Co Ltd 積層型電子部品及びその製造方法
JP3256435B2 (ja) * 1996-05-08 2002-02-12 太陽誘電株式会社 積層チップemi除去フィルタ
JPH09306738A (ja) * 1996-05-20 1997-11-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd インダクタ素子

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11204338A (ja) 1999-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0836277B1 (en) LC composite part
JP6801826B2 (ja) フィルタ素子
US20120313729A1 (en) Lc composite component and structure for mounting lc composite component
JP2004072006A (ja) 積層コモンモードノイズフィルタ
JP2716022B2 (ja) 複合積層電子部品
JP2626143B2 (ja) 複合積層電子部品
JP2000182834A (ja) 積層型インダクタンス素子及びその製造方法
KR101900881B1 (ko) 적층형 소자
JPH04257112A (ja) 積層チップt型フィルタ
KR100771781B1 (ko) 저항 내장형 emi 필터
JP3319373B2 (ja) 固体電子部品
JP4525223B2 (ja) Lc複合フィルタ部品
JP3319372B2 (ja) 固体電子部品
JPH11205063A (ja) バンドストップフィルタ部品
WO2005060093A1 (ja) 積層セラミック電子部品
JPH0878991A (ja) チップ型lcフィルタ素子
JPH10116752A (ja) Lcフィルタ部品
JPH10116729A (ja) 固体電子部品
JP3397114B2 (ja) 固体電子部品
JPH10126193A (ja) Lcフィルタ部品
KR100527225B1 (ko) 엘씨복합부품
JPH10126191A (ja) 固体電子部品
JPH11205064A (ja) バンドストップフィルタ部品
JPH059025U (ja) バリスタ機能付のノイズフイルタ
JP2607679Y2 (ja) ノイズ対策用積層型電子部品

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020521

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080621

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090621

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090621

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100621

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100621

Year of fee payment: 8

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100621

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110621

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120621

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120621

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130621

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term