JPH11354330A - 積層チップ部品およびその使用方法 - Google Patents

積層チップ部品およびその使用方法

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JPH11354330A
JPH11354330A JP17382598A JP17382598A JPH11354330A JP H11354330 A JPH11354330 A JP H11354330A JP 17382598 A JP17382598 A JP 17382598A JP 17382598 A JP17382598 A JP 17382598A JP H11354330 A JPH11354330 A JP H11354330A
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JP
Japan
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conductor
conductor pattern
layers
chip component
layer
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JP17382598A
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Yoshiomi Go
良臣 郷
Yoshimasa Hayashi
芳昌 林
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部に形成されたインダクタのインダクタン
スを外部から調整することのできる積層チップ部品およ
びその使用方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 磁性体材料を含む材料からなる積層体1
00内部に、積層方向Aに螺旋を描く第1の導体パター
ン11,13よりなるインダクタを形成するとともに、
そのインダクタの螺旋の内部を通る第2の導体パターン
15,17を形成する。この第2の導体パターン15,
17に外部から電流を供給し、その電流を変化させるこ
とによりインダクタのインダクタンスを自在に調整でき
るようにした積層チップ部品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層体技術により
形成される積層チップ部品およびその使用方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インダクタ、あるいはインダクタ
とキャパシタを組み合わせたフィルタなどの受動回路が
内部に形成された、磁性材料を含む材料からなる積層チ
ップ部品を製造する方法として、ドクターブレード法に
よりグリーンシートを形成し、そのグリーンシート上に
U字状の導体パターンを印刷し、積層方向に互いに隣接
し合う導体パターンをスルーホールを介して電気的に接
続することにより、積層体の複数の層に跨って積層方向
に螺旋を描くコイル状のインダクタを形成し、こうして
形成された積層体を熱圧着することにより一体化し、さ
らにこれを焼成するという、積層チップ部品の製造方法
が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
して製造された積層チップ部品では、積層体内部に形成
されたインダクタのインダクタンスは固有の値を持って
いるので、周波数特性が固定された積層チップ部品しか
製造することができない。従って、周波数特性の適合し
ていないフィルタが機器に実装され十分な周波数特性が
得られなかったり、あるいは周波数特性の適合していな
いフィルタが機器に実装されることにより必要な周波数
領域の信号まで除去されてしまい、積層チップ部品を実
装しなおす必要が生じたりすることがある。さらに、イ
ンピーダンスの不整合のために信号波形が歪むなどの問
題が発生することもある。本発明は、上記の事情に鑑
み、内部に形成されたインダクタのインダクタンスを外
部から調整することのできる積層チップ部品およびその
使用方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の積層チップ部品は、磁性体材料を含む材料からな
る複数の層が積層されるとともに、これら複数の層に跨
って積層方向に螺旋を描く第1の導体パターンが形成さ
れてなる積層チップ部品において、上記複数の層に跨っ
て上記第1の導体パターンの螺旋の内部を通る第2の導
体パターンが形成されてなることを特徴とする。ここ
で、上記複数の層が磁性体材料と誘電体材料との混合材
料からなり、これら複数の層のうちの1層ないし複数層
を挟んで積層方向に対向する一対の導体膜からなる第3
の導体パターンを有するものであってもよい。
【0005】また、上記磁性体材料が、Fe、Ni、Z
n、Cu、Mg、Coのうちの少なくとも1種を含むも
のであることが好ましく、また、上記誘電体材料が、チ
タン酸鉛又はチタン酸バリウムを主成分とするものであ
ることも好ましい態様である。また、上記の目的を達成
する本発明の積層チップ部品の使用方法は、磁性体材料
を含む材料からなる複数の層が積層されるとともに、こ
れら複数の層に跨って積層方向に螺旋を描く第1の導体
パターンと上記複数の層に跨って上記第1の導体パター
ンの螺旋の内部を通る第2の導体パターンとが形成され
てなる積層チップ部品を用意し、上記第2の導体パター
ンに、上記第1の導体パターンによるインダクタのイン
ダクタンスが所望のインダクタンスとなるように制御さ
れた直流電流を供給することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の積層チップ部品の
実施形態について説明する。図1は、本発明の積層チッ
プ部品の一実施形態における積層体の内部構造を示す斜
視図である。図1に示すように、この実施形態の積層チ
ップ部品を構成する積層体100は、磁性体材料と誘電
体材料との混合材料からなる6つの層1,2,3,4,
5,6が積層されてなるとともに、これら6つの層のう
ちの層2,3,4,5に跨って積層方向Aに螺旋を描く
2組の導体パターン11,13が形成されている。これ
らの導体パターン11,13は、いずれも本発明にいう
第1の導体パターンに相当する。図1の紙面に向かって
左側に示されている第1の導体パターン11は、層2,
3,4,5上にそれぞれ形成された導体膜11_2,1
1_3,11_4,11_5、およびこれらの各導体膜
を電気的に接続する、層3,4,5に形成されたスルー
ホール12_3,12_4,12_5内の導体により、
層5から層2に向かって時計廻りの螺旋を描くように形
成されている。
【0007】同様に、図1の紙面に向かって右側に示さ
れている第1の導体パターン13は、層2,3,4,5
上にそれぞれ形成された導体膜13_2,13_3,1
3_4,11_5、およびこれらの各導体膜を電気的に
接続する、層3,4,5に形成されたスルーホール14
_3,14_4,14_5内の導体により、層5から層
2に向かって、やはり時計廻りの螺旋を描くように形成
されている。このように、本実施形態の積層体100に
は、上記の2つの第1の導体パターン11,13よりな
るインダクタが形成されており、かつこれら2つのイン
ダクタは、層5上の共通の導体膜11_5により電気的
に直列に接続されている。また、6つの層1,2,3,
4,5,6に跨って、上記の第1の導体パターン11,
13の螺旋の内部を通る第2の導体パターン15,17
が形成されている。すなわち、図1の紙面に向かって左
側に示されている第2の導体パターン15は、層1,
2,・・・,6上にそれぞれ形成された導体膜15_
1,15_2,・・・,15_6、およびこれらの各導
体膜を電気的に接続する、層2,3,4,5,6に形成
されたスルーホール16_2,16_3,・・・,16
_6内の導体により柱を形成している。
【0008】同様に、図1の紙面に向かって右側に示さ
れている第2の導体パターン17は、層1,2,3,
4,5,6上にそれぞれ形成された導体膜17_1,1
7_2,・・・,17_6、およびこれらの各導体膜を
電気的に接続する、層2,3,4,5,6に形成された
スルーホール18_2,18_3,・・・,18_6内
の導体により柱を形成している。本実施形態では、上記
の2つの柱状の第2の導体パターン15,17は、それ
ぞれ、上記の2つの第1の導体パターン11,13より
なるインダクタの螺旋の中心部を積層方向に貫通するコ
アとしての機能を有している。さらに、この実施形態の
積層チップ部品の積層体100には、層2,3,4,5
のうちの1層ないし複数層を挟んで積層方向Aに対向す
る一対の導体膜からなる3つの第3の導体パターンが形
成されている。すなわち、本実施形態において具体的に
は、層3を挟んで積層方向Aに対向する一対の導体膜1
9、導体膜13_3の一部分13_1aからなる1つ目
の第3の導体パターン、一対の導体膜19、導体膜13
_3の一部分13_1aからなる2つ目の第3の導体パ
ターン、および層5を挟んで積層方向Aに対向する一対
の導体膜20、導体膜11_5の中央部分11_5aか
らなる3つ目の第3の導体パターンの、合計3組の第3
の導体パターンである。
【0009】本実施形態では、上記の3組の第3の導体
パターンがそれぞれキャパシタを構成しており、これら
の3つのキャパシタ、2つのインダクタ、および2つの
コアにより、以下に説明するようなフィルタが形成され
ている。図2は、図1に示した積層体で構成したフィル
タの外観図である。図2に示すように、このフィルタ2
00には、積層体100の積層方向Aに交わる長辺方向
Bの両端面201,202に端子電極203,204が
形成されており、また、積層方向Aに交わる短辺方向C
の両側面205,206にアース電極207,208、
および電源供給電極209,210,211,212が
形成されている。端子電極203は、積層体100の第
1の導体パターン11の導体膜11_2(図1参照)に
接続されており、同様に、端子電極204は、積層体1
00の第1の導体パターン13の導体膜13_2(図1
参照)に接続されている。アース電極207,208
は、いずれも、積層体100の第3の導体パターンの導
体膜19,20(図1参照)の双方に接続されている。
【0010】電源供給電極209は、積層体100の第
2の導体パターン15の導体膜15_6(図1参照)に
接続されており、電源供給電極210は、積層体100
の第2の導体パターン15の導体膜15_1(図1参
照)に接続されており、電源供給電極211は、積層体
100の第2の導体パターン17の導体膜17_6(図
1参照)に接続されており、電源供給電極212は、積
層体100の第2の導体パターン17の導体膜17_1
(図1参照)に接続されている。図3は、図1、図2に
示したフィルタの等価回路図である。図3に示すよう
に、このフィルタ300は、2つのインダクタ301,
302および3つのキャパシタ303,304,305
からなるフィルタ回路306と、インダクタ301,3
02のコア307,308と、端子電極309,310
と、アース電極311,312と、電源供給電極31
3,314とから構成されている。
【0011】インダクタ301,302は、それぞれ図
1に示す第1の導体パターン11,13に相当し、キャ
パシタ303,304,305は、それぞれ図1に示す
一対の導体膜19、導体膜11_3の一部分11_3
a、一対の導体膜19、導体膜13_3の一部分13_
3a、および一対の導体膜20、導体膜11_5の中央
部分11_5aからなる3つの第3の導体パターンに相
当し、コア307,308は、それぞれ図1に示す第2
の導体パターン15,17に相当するものである。この
ように構成されたフィルタ300の電源供給電極31
3,314を介して、外部電源(図示せず)から第2の
導体パターン15,17(図1参照)に、第1の導体パ
ターン11,13によるインダクタ301,302のイ
ンダクタンスが所望のインダクタンスとなるように制御
された直流電流を供給することにより、このフィルタ3
00の共振周波数やカットオフ周波数を所望の周波数に
調整することができる。
【0012】また、このようにインダクタ301,30
2のインダクタンスを外部から自在に制御することがで
きるので、このフィルタ300を回路中に実装したとき
に生じるインピーダンスの不整合の発生を防止すること
ができる。次に、本実施形態の積層チップ部品に用いる
積層体の製造方法およびその積層体を用いてフィルタを
製造する方法について説明する。先ず、例えば、Ni−
Zn−Cuフェライトを主成分とする磁性体原料を混合
し、仮焼し、適切な粒径となるように粉砕して磁性体仮
焼粉を作製する。これとは別に、例えば、PbTiO3
を主成分とする誘電体原料を混合し、仮焼し、適切な粒
径になるように粉砕して誘電体仮焼粉を作製する。こう
して得られた磁性体仮焼粉および誘電体仮焼粉を適切な
割合で混合し、分散剤、バインダー、可塑剤、溶剤など
を添加してスラリーを作製し、ドクターブレード法によ
りグリーンシートを成形する。
【0013】同様に、上記の磁性体仮焼粉および誘電体
仮焼分を適切な割合で混合し、分散剤、バインダー、可
塑剤、溶剤などを添加して磁性体誘電体混合ペーストを
作製する。次に、この磁性体誘電体混合ペーストとAg
又はAg/Pdよりなる導体ペーストを用意する。な
お、上記例で示した磁性体フェライト粉の組成は、一例
であって、Fe、Ni、Zn、Cu、Mg、Coなどを
1種又は2種以上含むものであってもよい。また、誘電
体粉の組成も鉛系のものに限らず、チタン酸バリウム系
のものでもよい。図4〜図16は、図1に示す積層体の
製造工程を示す平面図である。以下、図4〜図16を参
照しながら、図1に示す積層体100の製造工程につい
て説明する。先ず、図4に示すように、上記の磁性体誘
電体混合グリーンシートからなるベース基板31を形成
する。次に、図5に示すように、ベース基板31上に、
上記の導電ペーストを用いたスクリーン印刷法により第
1層目の導体膜15_1,17_1(図1参照)を形成
して層1を形成する。
【0014】さらにその上に、図6に示すように、スル
ーホール16_2,18_2(図1参照)が形成される
ように磁性体誘電体混合ペーストを用いてスクリーン印
刷を行い磁性体誘電体混合層32を形成する。さらにそ
の上に、図7に示すように、第2層目の導体膜11_
2,13_2,15_2,17_2,19を形成して層
2を形成する。このとき、スルーホール16_2,18
_2にも導電ペーストが充填され、第1層の導体膜15
_1と第2層の導体膜15_2、および第1層の導体膜
17_1と第2層の導体膜17_2とがそれぞれ電気的
に接続される。さらにその上に、図8に示すように、ス
ルーホール12_3,14_3,16_3,18_3が
形成されるように磁性体誘電体混合ペーストを用いてス
クリーン印刷を行い磁性体誘電体混合層33を形成す
る。
【0015】さらにその上に、図9に示すように、第3
層目の導体膜11_3,13_3,15_3,17_3
を形成して層3を形成する。このとき、スルーホール1
2_3,14_3,16_3,18_3にも導電ペース
トが充填され、第2層の導体膜11_2と第3層の導体
膜11_3、第2層の導体膜13_2と第3層の導体膜
13_3、第2層の導体膜15_2と第3層の導体膜1
5_3、および第2層の導体膜17_2と第3層の導体
膜17_3とがそれぞれ電気的に接続される。さらにそ
の上に、図10に示すように、スルーホール12_4,
14_4,16_4,18_4が形成されるように磁性
体誘電体混合ペーストを用いてスクリーン印刷を行い磁
性体誘電体混合層34を形成する。さらにその上に、図
11に示すように、第4層目の導体膜11_4,13_
4,15_4,17_4,20を形成して層4を形成す
る。このとき、スルーホール12_4,14_4,16
_4,18_4にも導電ペーストが充填され、第3層の
導体膜11_3と第4層の導体膜11_4、第3層の導
体膜13_3と第4層の導体膜13_4、第3層の導体
膜15_3と第4層の導体膜15_4、および第3層の
導体膜17_3と第4層の導体膜17_4とがそれぞれ
電気的に接続される。
【0016】さらにその上に、図12に示すように、ス
ルーホール12_5,14_5,16_5,18_5が
形成されるように磁性体誘電体混合ペーストを用いてス
クリーン印刷を行い磁性体誘電体混合層35を形成す
る。さらにその上に、図13に示すように、第5層目の
導体膜11_5,15_5,17_5を形成して層5を
形成する。このとき、スルーホール12_5,14_
5,16_5,18_5にも導電ペーストが充填され、
第4層の導体膜11_4と第5層の導体膜11_5、第
4層の導体膜15_4と第5層の導体膜15_5、およ
び第4層の導体膜17_4と第5層の導体膜17_5と
がそれぞれ電気的に接続される。さらにその上に、図1
4に示すように、スルーホール16_6,18_6が形
成されるように磁性体誘電体混合ペーストを用いてスク
リーン印刷を行い磁性体誘電体混合層36を形成する。
【0017】さらにその上に、図15に示すように、第
6層目の導体膜15_6,17_6を形成することによ
り層6が形成される。このとき、スルーホール16_
6,18_6にも導電ペーストが充填され、第5層の導
体膜11_5と第6層の導体膜15_6,17_6とが
電気的に接続される。さらにその上を図16に示すよう
な磁性体誘電体混合層37で覆ってグリーンの積層体1
00が完成する。こうして形成されたグリーンの積層体
100には、図1に示すように、4つの層に跨って積層
方向Aに螺旋を描く2つの第1の導体パターン11,1
3が形成されるとともに、これら第1の導体パターン1
1,13の螺旋の内部を通る2本の柱状の第2の導体パ
ターン15,17が形成され、さらに、積層方向Aに対
向する一対の導体膜19,11_3からなる第3の導体
パターン、一対の導体膜19,13_3からなる第3の
導体パターン、一対の導体膜20,11_5からなる第
3の導体パターンの、3つの第3の導体パターンが形成
される。
【0018】こうして得られたグリーンの積層体100
を大気中で脱バインダ処理し、さらに焼成して焼成積層
体を形成し、この焼成積層体に、例えば、Agの導体ペ
ーストなどを用いて、端子電極203,204(図2参
照)、アース電極207,208(図2参照)、電源供
給電極209,210,211,212(図2参照)を
形成することにより図2に示すフィルタ200が完成す
る。次に、本実施形態の積層チップ部品を用いたフィル
タの特性例について説明する。図17は、本実施形態の
積層チップ部品を用いたフィルタの挿入損失特性を示す
グラフである。図17に示すように、本実施形態の積層
チップ部品の第2の導体パターンに流す電流をA,B,
Cのように変化させることによりカットオフ周波数を変
化させることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の積層チッ
プ部品によれば、磁性体材料を含む材料からなる積層体
内部に形成された、積層方向に螺旋を描く第1の導体パ
ターンに、第1の導体パターンの螺旋の内部を通る第2
の導体パターンが形成されており、この第2の導体パタ
ーンに流れる電流を変化させることにより第1の導体パ
ターンからなるインダクタのインダクタンスを自在に調
整することのできる積層チップ部品を実現することがで
きる。さらに、この積層チップ部品内部に積層方向に対
向する一対の導体膜からなる第3の導体パターンを形成
し、この第3の導体パターンにより形成されるキャパシ
タと上記インダクタとでフィルタを構成することによ
り、上記第2の導体パターンに流れる電流を変化させる
ことにより周波数特性を自在に調整することのできるフ
ィルタを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の積層チップ部品の一実施形態における
積層体の内部構造を示す斜視図である。
【図2】図1に示した積層体で構成したフィルタの外観
図である。
【図3】図2に示したフィルタの等価回路図である。
【図4】図1に示す積層体の製造工程を示す平面図であ
る。
【図5】図1に示す積層体の製造工程を示す平面図であ
る。
【図6】図1に示す積層体の製造工程を示す平面図であ
る。
【図7】図1に示す積層体の製造工程を示す平面図であ
る。
【図8】図1に示す積層体の製造工程を示す平面図であ
る。
【図9】図1に示す積層体の製造工程を示す平面図であ
る。
【図10】図1に示す積層体の製造工程を示す平面図で
ある。
【図11】図1に示す積層体の製造工程を示す平面図で
ある。
【図12】図1に示す積層体の製造工程を示す平面図で
ある。
【図13】図1に示す積層体の製造工程を示す平面図で
ある。
【図14】図1に示す積層体の製造工程を示す平面図で
ある。
【図15】図1に示す積層体の製造工程を示す平面図で
ある。
【図16】図1に示す積層体の製造工程を示す平面図で
ある。
【図17】本実施形態の積層チップ部品を用いたフィル
タの挿入損失特性を示すグラフである。
【符号の説明】
1,2,3,4,5,6 層 11,13,15,17 導体パターン 100 積層体 11_2,11_3,11_4,11_5 導体膜 11_3a,13_3a 一部分 11_5a 中央部分 12_3,12_4,12_5 スルーホール 13_2,13_3,13_4 導体膜 14_3,14_4,14_5 スルーホール 15_1,15_2,・・・,15_6 導体膜 16_2,16_3,・・・,16_6 スルーホー
ル 17_1,17_2,・・・,17_6 導体膜 18_2,18_3,・・・,18_6 スルーホー
ル 19,20 導体膜 31 ベース基板 32,33,34,35,36, 37 磁性体誘電体
混合層 200 フィルタ 201,202 端面 203,204 端子電極 205,206 側面 207,208 アース電極 209,210,211,212 電源供給電極 300 フィルタ 303,304,305 キャパシタ 306 フィルタ回路 301,302 インダクタ 307,308 コア 309,310 端子電極 311,312 アース電極 313,314 電源供給電極

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性体材料を含む材料からなる複数の層
    が積層されるとともに、これら複数の層に跨って積層方
    向に螺旋を描く第1の導体パターンが形成されてなる積
    層チップ部品において、 前記複数の層に跨って前記第1の導体パターンの螺旋の
    内部を通る第2の導体パターンが形成されてなることを
    特徴とする積層チップ部品。
  2. 【請求項2】 前記複数の層が磁性体材料と誘電体材料
    との混合材料からなり、これら複数の層のうちの1層な
    いし複数層を挟んで積層方向に対向する一対の導体膜か
    らなる第3の導体パターンを有することを特徴とする請
    求項1記載の積層チップ部品。
  3. 【請求項3】 前記磁性体材料が、Fe、Ni、Zn、
    Cu、Mg、Coのうちの少なくとも1種を含むもので
    あることを特徴とする請求項1又は2記載の積層チップ
    部品。
  4. 【請求項4】 前記誘電体材料が、チタン酸鉛又はチタ
    ン酸バリウムを主成分とするものであることを特徴とす
    る請求項2記載の積層チップ部品。
  5. 【請求項5】 磁性体材料を含む材料からなる複数の層
    が積層されるとともに、これら複数の層に跨って積層方
    向に螺旋を描く第1の導体パターンと前記複数の層に跨
    って前記第1の導体パターンの螺旋の内部を通る第2の
    導体パターンとが形成されてなる積層チップ部品を用意
    し、前記第2の導体パターンに、前記第1の導体パター
    ンによるインダクタのインダクタンスが所望のインダク
    タンスとなるように制御された直流電流を供給すること
    を特徴とする積層チップ部品の使用方法。
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