JPH10126026A - 電子部品搭載用基板及びその製造方法 - Google Patents

電子部品搭載用基板及びその製造方法

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JPH10126026A
JPH10126026A JP29571596A JP29571596A JPH10126026A JP H10126026 A JPH10126026 A JP H10126026A JP 29571596 A JP29571596 A JP 29571596A JP 29571596 A JP29571596 A JP 29571596A JP H10126026 A JPH10126026 A JP H10126026A
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JP
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land
copper foil
foil layer
hole
electronic component
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JP29571596A
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Atsushi Hiroi
厚 広井
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Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
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Publication date
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/11Printed elements for providing electric connections to or between printed circuits
    • H05K1/111Pads for surface mounting, e.g. lay-out
    • H05K1/112Pads for surface mounting, e.g. lay-out directly combined with via connections
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
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    • H05K3/42Plated through-holes or plated via connections
    • H05K3/425Plated through-holes or plated via connections characterised by the sequence of steps for plating the through-holes or via connections in relation to the conductive pattern

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボールパッド部の洗浄性に優れ,導体回路の
ショートの原因となるめっき粒が生成しない,電子部品
搭載用基板及びその製造方法を提供すること。 【解決手段】 絶縁基板10に導体回路140,スルー
ホール12,ボールパッド部13を設けてなり,ランド
121とボールパッド部13は連結導体領域14により
互いに連結されており,ボールパッド部13及びランド
12を除いてソルダーレジスト膜15を形成してなる。
連結導体領域14は連続電気めっき層により形成されて
いる。連結導体領域14及びランド121は絶縁基板1
0に設けた銅箔層の表面に形成されており,かつ連結導
体領域14は銅箔層の周端部18も被覆して形成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,半田ボールを用いてマザーボー
ドに接合するタイプの電子部品搭載用基板及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来技術】従来,図6(b),(c)に示すごとく,
絶縁基板10に導体回路940,スルーホール12,半
田ボール接合用のボールパッド部93,図示を略した電
子部品搭載部を設けてなり,上記スルーホール12のラ
ンド921と上記ボールパッド部93は連結導体領域9
4により互いに連結されており,また上記ボールパッド
部93及びランド921を除いて絶縁基板10の表面に
はソルダーレジスト膜95が形成された電子部品搭載用
基板9が知られている。なお,上記スルーホール12の
内部にはスルーホール内めっき層920が設けてあり,
これは上記ランド921と一体的に設けてある。
【0003】このような電子部品搭載用搭載基板9の製
造方法について以下に説明する。まず,図4(a)に示
すごとく,上記絶縁基板10の表面に銅箔層80を積層
した銅張積層板8を準備する。次に,図4(b)に示す
ごとく,銅張積層板8をエッチングし,後述の図6
(b)に示す,ランド921,ボールパッド部93,連
結導体領域94,導体回路940を形成するための,ラ
ンド用銅箔層821,ボールパッド部用銅箔層83,連
結導体領域用銅箔層84,導体回路用銅箔層840を残
存形成する。なお,ランド用銅箔層821,ボールパッ
ド部用銅箔層83,連結導体領域用銅箔層84は一つの
銅箔層である。
【0004】次に,図4(c)に示すごとく,上記ラン
ド用銅箔層821に絶縁基板10を貫通するスルーホー
ル用穴82を設ける。次に,図5(a)に示すごとく,
絶縁基板10,銅箔層821,83,84,840,ス
ルーホール用穴82の全面に無電解パネルめっきを施
し,パネルめっき膜801を形成する。
【0005】次に,図5(b)に示すごとく,上記絶縁
基板10,銅箔層83,84,840の全面にめっきレ
ジスト膜802を設ける。この時,ランド用銅箔層82
1,スルーホール用穴82にはめっきレジスト膜802
を設けず,そのままパネルめっき膜801が露出した状
態とする。
【0006】次に,図5(c)に示すごとく,上記めっ
きレジスト膜802が存在しないランド用銅箔層821
及びスルーホール用穴82に化学銅めっきを施し,めっ
き層803を形成する。次に,図6(a)に示すごと
く,めっきレジスト膜802及びパネルめっき膜801
をそれぞれ剥離する。
【0007】そして,図6(b),図6(c)に示すご
とく,ソルダーレジスト膜95を設け,銅箔層821の
表面にランド921を,上記銅箔層83の表面にボール
パッド部93を形成する。その後これを洗浄,次いで,
表面全体にNi−Auめっき,またはAuめっきを施
し,電子部品搭載基板9とする。なお,この電子部品搭
載用基板9に対し,放熱板,チップコンデンサー等の電
子部品を設け,半導体実装電子装置とする(図3参
照)。
【0008】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来の電
子部品搭載用基板9においては,ソルダーレジスト膜9
5は,図7に示すごとく,ランド921から連結導体領
域94にかけて設けてある。このため,ボールパッド部
93における高さHが高くなる。そして,ボールパッド
部93の直径はφ0.5〜φ1.0mmと小さいため,
この部分の洗浄を十分行うことができず,後述の図3に
示すごとく半田ボール接合における,接合強度の信頼性
が低下する。
【0009】この問題を解決するために,上記ソルダー
レジスト膜95の厚みを薄くすることも考えられる。し
かし,この場合には,連結導体領域94の上部に形成し
たランド921の角部がソルダーレジスト膜95によっ
て完全に被覆できず,露出部を生じてしまうことがあ
る。一方,ソルダーレジスト膜95を形成した後には,
電子部品搭載基板9の表面にはNi−Auめっき等を施
す。この時,図8に示すごとく,Ni−Au等のめっき
粒99が,上記ランド921の角部の露出部に析出す
る。そして,上記めっき粒99は後工程にて外れ,基板
9に付着し,導体回路94をショートさせる原因となる
ことがある。
【0010】また,図9に示すごとく,ランド921の
形成の際に,絶縁基板10の表面からボールパッド部9
3の表面まで及びランド部921の表面までの高さを共
に同じとすることも考えられる。この場合には,図10
に示すごとく,上記Hの高さが低くなるため,ボールパ
ッド部93の洗浄性に関する問題は生じ難くなる。
【0011】しかしながら,この場合には,図10に示
すごとく,連結導体領域94の周端部98の高さが高く
なり,よってこの部分におけるソルダーレジスト膜95
の斜面の傾きが急となる。そのため,上記周端部98に
おいてソルダーレジスト膜95の厚みが薄くなり,ここ
において,図8と同様にNi−Auのめっき粒99が析
出してしまう。この結果,上述と同様に,導体回路94
0がショートするおそれがある。
【0012】本発明は,かかる問題点に鑑み,ボールパ
ッド部の洗浄性に優れ,導体回路のショートの原因とな
るめっき粒が生成しない,電子部品搭載用基板及びその
製造方法を提供しようとするものである。
【0013】
【課題の解決手段】請求項1の発明は,絶縁基板に導体
回路,スルーホール,半田ボール接合用のボールパッド
部,電子部品搭載部を設けてなり,上記スルーホールの
ランドと上記ボールパッド部は連結導体領域により互い
に連結されており,また上記ボールパッド部及びランド
を除いて絶縁基板の表面にソルダーレジスト膜を形成し
てなる電子部品搭載用基板において,上記連結導体領域
は,上記ランド及びスルーホール内めっき層を含めて連
続した連続電気めっき層により形成されていると共に,
上記連結導体領域及びランドは上記絶縁基板に設けた銅
箔層の表面に形成されており,かつ上記連結導体領域は
上記銅箔層の周端部も被覆して形成されていることを特
徴とする電子部品搭載用基板にある。
【0014】本発明の作用につき,以下に説明する。本
発明においては,上記ボールパッド部は,上記ランド及
びスルーホール内めっき層を含めて,上記連続電気めっ
き層により形成されている。また,上記連結導体領域及
びランドは,上記絶縁基板に設けた銅箔層の表面に形成
されている。そして,上記ランド及びボールパッド部は
連結導体領域により互いに連結され,ソルダーレジスト
膜にて区画されている(図1参照)。
【0015】このため,上記ランドと上記ボールパッド
部との間に段差が生ぜず,両者は同じ高さの平面上に形
成される。それ故,上記ボールパッド部におけるソルダ
ーレジスト膜の高さH(図1参照)は,この部分に設け
たソルダーレジスト膜そのものの厚みと等しくでき,従
来(図7)に比較して低くなる。よって,ボールパッド
部の洗浄が容易,確実となる。従って,上記電子部品搭
載用基板を,後述の図3に示すごとく,半田ボールを使
用してマザーボード等へ取付ける際の,ボールパッド部
における接合の信頼性を高くすることができる。
【0016】また,上記連結導体領域は上記銅箔層の周
端部も被覆して形成されている。このため,周端部の形
状がなだらかとなり,従来技術にかかる図10に示した
ごとく,この部分に設けたソルダーレジスト膜の斜面の
傾きが急となり,厚みが薄くなるという不良状態を防止
することができる。従って,めっき粒の析出を防止する
ことができ,導体回路のショートを防止することができ
る。
【0017】以上のように,本発明によれば,ボールパ
ッド部の洗浄性に優れ,導体回路のショートの原因とな
るめっき粒が生成しない,電子部品搭載用基板を提供す
ることができる。
【0018】次に,請求項2の発明のように,上記ラン
ドは上記銅箔層の周端部も被覆して形成されていること
が好ましい。これにより,上記ランドにおけるめっき粒
の析出を防止することができる。
【0019】次に,請求項3の発明のように,上記連結
導体領域における上記ボールパッド部の周囲に設けられ
ているソルダーレジスト膜の厚みは,10〜40μmで
あることが好ましい。これにより,ボールパッド部の洗
浄性を高くすることができる。また,この部分における
めっき粒の析出を防止することができる。上記厚みが1
0μmよりも薄い場合には,ソルダーレジスト膜の機能
が不充分となるおそれがある。一方,40μmよりも厚
い場合には,ボールパッド部の洗浄性が悪化するおそれ
がある。
【0020】次に,請求項4の発明のように,絶縁基板
の表面に銅箔層を積層した銅張積層板を用い,エッチン
グより導体回路,連結導体領域,スルーホールのランド
を形成するための銅箔層を残存形成し,次いで,上記ラ
ンド形成用の銅箔層に,絶縁基板を貫通するスルーホー
ル用穴を形成し,次いで,上記スルーホール用穴を含め
て絶縁基板の全表面に無電解パネルめっきを施し,次い
で,めっきレジストを施して,連続電気めっきにより上
記連結導体領域用銅箔層の表面,ランド用銅箔層の表面
及びスルーホール用穴内に連続した連続電気めっき層を
形成すると共に上記連続電気めっき層は上記連結導体領
域用銅箔層の周端部も被覆形成し,次いで,上記連結導
体領域のボールパッド部及びランドを除いて絶縁基板の
表面にソルダーレジスト膜を形成することを特徴とする
電子部品搭載用基板の製造方法がある。
【0021】本発明の製造方法によれば,連続電気めっ
きにより上記連結導体領域用銅箔層の表面,ランド用銅
箔層の表面及びスルーホール用穴内に連続した連続電気
めっき層を形成できる。そのため,上記ボールパッド部
におけるソルダーレジスト膜の高さH(図1参照)を,
この部分に設けたソルダーレジスト膜そのものの厚みと
等しくでき,従って高さHは低くくなる。よって,ボー
ルパッド部の洗浄が容易かつ確実である電子部品搭載用
基板を得ることができる。
【0022】また,この製造方法により得られた電子部
品搭載用基板よりなる半導体実装電子装置を半田ボール
を用いてマザーボード等への取付ける際の,ボールパッ
ド部における信頼性を高くすることができる。
【0023】また,上記連結導体領域は上記銅箔層の周
端部も被覆して形成されている。このため,上記周端部
の形状がなだらかで,この部分におけるめっき粒の析出
を防止することができる。
【0024】また,請求項5の発明のように,上記ラン
ドは上記銅箔層の周端部も被覆して形成されていること
が好ましい。これにより,請求項2と同様に,上記周端
部にめっき粒が析出することを防止することができる。
【0025】また,請求項6の発明は,上記連結導体領
域における上記ボールパッド部の周囲に設けられている
ソルダーレジスト膜の厚みは,10〜40μmであるこ
とが好ましい。これにより,請求項3と同様に,ボール
パッド部の洗浄性を高くすることができる。また,この
部分におけるめっき粒の析出を防止することができる。
その他は,請求項3と同様である。
【0026】
【発明の実施の形態】
実施形態例 本発明の実施形態例にかかる電子部品搭載用基板及びそ
の製造方法につき,図1〜図3を用いて説明する。本例
の電子部品搭載用基板1は,図1,図3に示すごとく,
絶縁基板10に導体回路140,スルーホール12,半
田ボール接合用のボールパッド部13,電子部品搭載部
19を設けてある。そして,上記スルーホール12のラ
ンド121と上記ボールパッド部13は連結導体領域1
4により互いに連結されている。また,上記ボールパッ
ド部13及びランド121を除いて絶縁基板10の表面
は,ソルダーレジスト膜15が形成されてある。
【0027】そして,上記連結導体領域14は,上記ラ
ンド121及びスルーホール内めっき層120を含め
て,上記連続電気めっき層により形成されていると共に
上記連結導体領域14及びランド121は,上記絶縁基
板10に設けた銅箔層の表面に形成されており,かつ上
記連結導体領域14は上記銅箔層の周端部18も被覆し
て形成されている。
【0028】上記ランド121は上記銅箔層の周端部1
81も被覆して形成されている。また,図1に示すごと
く,上記連結導体領域14における上記ボールパッド部
13の周囲に設けられたソルダーレジスト膜15の高さ
Hは,20μmである。なお,上記ボールパッド部13
の直径はφ0.9mmである。
【0029】上記電子部品搭載用基板1の製造方法につ
き説明する。前述した従来の製造方法と同様に,まず,
絶縁基板10の表面に銅箔層80を積層した銅張積層板
8を用い(図4(a)参照),エッチングによりランド
121,ボールパッド部13,連結導体領域14,導体
回路140を形成するための銅箔層821,83,8
4,840を残存形成する(図4(b)参照)。次い
で,上記ランド用銅箔層821に,絶縁基板10を貫通
するスルーホール用穴82を形成し(図4(c)),次
いで,上記スルーホール用穴82を含めて絶縁基板10
の全表面に無電解パネルめっきを施し,パネルめっき膜
801を形成した(図5(a))。
【0030】次いで,図2(a)に示すごとく,上記絶
縁基板10の全表面に設けた無電解パネルめっき膜80
1の表面にめっきレジスト膜802を施した。なお,上
記めっきレジスト膜802を施すに当たり,ランド用銅
箔層821,ボールパッド部用銅箔層83,連結導体領
域用銅箔層84に関しては,そのままパネルめっき膜8
01が露出した状態のままとする。
【0031】その後,図2(b)に示すごとく,ランド
用銅箔層821,ボールパッド部用銅箔層83,連結導
体領域用銅箔層84の表面及びスルーホール用穴82内
に連続した連続電気めっきによりめっき層803を形成
する。更に,上記連結導体領域用銅箔層84の周端部1
8,ランド用銅箔層821の周端部181に対しても,
上記連続電気めっきによりめっき層803を被覆形成し
た。次いで,図2(c)に示すごとく,上記連結導体領
域14のボールパッド部13及びランド121を除いて
絶縁基板10の表面にソルダーレジスト膜15を形成し
た。以上により,電子部品搭載用基板1を得た。
【0032】そして,図3に示すごとく,上記電子部品
搭載用基板1の電子部品搭載部19に対し電子部品31
を接着剤を用いて搭載し,次いでボンディングワイヤー
32にて導体回路と電子部品31とを接続し,上記搭載
部19全体を封止用樹脂33にて被覆,半導体実装電子
装置3とした。
【0033】その後,上記半導体実装電子装置3をマザ
ーボード2に接合し,電子装置となす。この時,上記半
導体実装電子装置3のボールパッド部13とマザーボー
ド2に設けたパッド21との間に半田ボール22を配
置,その後接着剤を用いてこれらを仮接着する。その
後,マザーボード2と半導体実装電子装置3とを加熱し
て,半田ボール22をリフローして,両者を接合した。
【0034】次に,本例における作用効果につき説明す
る。本例の電子部品搭載用基板1においては,上記ボー
ルパッド部13は,上記ランド121及びスルーホール
内めっき層120を含めて,連続電気めっきにより形成
されためっき層803よりなる。
【0035】また,上記連結導体領域14及びランド1
21は,上記絶縁基板10に設けた銅箔層の表面に形成
されている。そして,上記ランド121及びボールパッ
ド部13は連結導体領域14により互いに連結され,ソ
ルダーレジスト膜15にて区画されている(図1参
照)。
【0036】このため,上記ランド121とボールパッ
ド部13との間に段差が生じず,両者は同じ高さの平面
上に形成される。それゆえ,上記ボールパッド部13に
おけるソルダーレジスト膜15の高さH(図1参照)
は,この部分に設けたソルダーレジスト膜15そのもの
の厚みと等しく,高さHは低くなる。よって,ボールパ
ッド部13の洗浄が容易,確実となる。従って,図3に
示すごとく,これを半田ボール22を使用してマザーボ
ード2へ取付ける際,ボールパッド部13における接合
の信頼性を高くすることができる。
【0037】また,上記連結導体領域14は上記銅箔層
の周端部18,181も被覆して形成されている。この
ため,めっき粒の析出を防止することができ,導体回路
140のショートを防止することができる。
【0038】従って,本例によれば,ボールパッド部の
洗浄性に優れ,導体回路のショートの原因となるめっき
粒が生成し難い,電子部品搭載用基板及びその製造方法
を提供することができる。
【0039】
【発明の効果】上記のごとく,本発明によれば,ボール
パッド部の洗浄性に優れ,導体回路のショートの原因と
なるめっき粒が生成し難い,電子部品搭載用基板及びそ
の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例にかかる,電子部品搭載用基板の
(a)断面説明図,(b)要部平面説明図。
【図2】実施形態例にかかる,(a)めっきレジスト膜
を設けた絶縁基板の説明図,(b)めっき層を設けた絶
縁基板の説明図,(c)電子部品搭載用基板の説明図。
【図3】実施形態例にかかる,半導体実装電子装置をマ
ザーボードに取付ける際の説明図。
【図4】従来例にかかる,(a)銅張積層板の説明図,
(b)エッチング済の銅張積層板の説明図,(c)スル
ーホール用穴を設けた銅張積層板の説明図。
【図5】従来例にかかる,図4に続く,(a)パネルめ
っき膜を設けた銅張積層板の説明図,(b)めっきレジ
スト膜を設けた銅張積層板の説明図,(c)めっき層を
設けた銅張積層板の説明図。
【図6】従来例にかかる,図5に続く,(a)めっきレ
ジスト膜,パネルめっき層を除去した銅張積層板の説明
図,(b)電子部品搭載用基板の断面説明図,(c)電
子部品搭載用基板の要部平面図。
【図7】従来例にかかる,電子部品搭載用基板の問題点
を示す説明図。
【図8】従来例にかかる,めっき粒の析出した電子部品
搭載用基板を示す説明図。
【図9】従来例にかかる,ランド及びボールパッド部の
絶縁基板の表面からの高さが等しい電子部品搭載用基板
を示す要部説明図。
【図10】従来例にかかる,図9に示す電子部品搭載用
基板の問題点を示す説明図。
【符号の説明】
1,9...電子部品搭載用基板, 10...絶縁基板, 12...スルーホール, 120,920...スルーホール内めっき層, 121,921...ランド, 13,93...ボールパッド部, 14,94...連結導体領域, 140,940...導体回路, 15,95...ソルダーレジスト膜, 18...周端部, 19...搭載部, 22...半田ボール, 8...銅張積層板, 80,821,83,84,840...銅箔層, 82...スルーホール用穴,

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板に導体回路,スルーホール,半
    田ボール接合用のボールパッド部,電子部品搭載部を設
    けてなり,上記スルーホールのランドと上記ボールパッ
    ド部は連結導体領域により互いに連結されており,また
    上記ボールパッド部及びランドを除いて絶縁基板の表面
    にソルダーレジスト膜を形成してなる電子部品搭載用基
    板において,上記連結導体領域は,上記ランド及びスル
    ーホール内めっき層を含めて連続した連続電気めっき層
    により形成されていると共に,上記連結導体領域及びラ
    ンドは上記絶縁基板に設けた銅箔層の表面に形成されて
    おり,かつ上記連結導体領域は上記銅箔層の周端部も被
    覆して形成されていることを特徴とする電子部品搭載用
    基板。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記ランドは上記銅
    箔層の周端部も被覆して形成されていることを特徴とす
    る電子部品搭載用基板。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において,上記連結導体
    領域における上記ボールパッド部の周囲に設けられてい
    るソルダーレジスト膜の厚みは,10〜40μmである
    ことを特徴とする電子部品搭載用基板。
  4. 【請求項4】 絶縁基板の表面に銅箔層を積層した銅張
    積層板を用い,エッチングより導体回路,連結導体領
    域,スルーホールのランドを形成するための銅箔層を残
    存形成し,次いで,上記ランド形成用の銅箔層に,絶縁
    基板を貫通するスルーホール用穴を形成し,次いで,上
    記スルーホール用穴を含めて絶縁基板の全表面に無電解
    パネルめっきを施し,次いで,めっきレジストを施し
    て,連続電気めっきにより上記連結導体領域用銅箔層の
    表面,ランド用銅箔層の表面及びスルーホール用穴内に
    連続した連続電気めっき層を形成すると共に上記連続電
    気めっき層は上記連結導体領域用銅箔層の周端部も被覆
    形成し,次いで,上記連結導体領域のボールパッド部及
    びランドを除いて絶縁基板の表面にソルダーレジスト膜
    を形成することを特徴とする電子部品搭載用基板の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において,上記ランドは上記銅
    箔層の周端部も被覆して形成されていることを特徴とす
    る電子部品搭載用基板の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5において,上記連結導体
    領域における上記ボールパッド部の周囲に設けられてい
    るソルダーレジスト膜の厚みは,10〜40μmである
    ことを特徴とする電子部品搭載用基板の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001332851A (ja) * 2000-03-15 2001-11-30 Sony Corp プリント配線板のランド部、プリント配線板の製造方法、及び、プリント配線板実装方法
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