JPH10123780A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
- Publication number
- JPH10123780A JPH10123780A JP8299782A JP29978296A JPH10123780A JP H10123780 A JPH10123780 A JP H10123780A JP 8299782 A JP8299782 A JP 8299782A JP 29978296 A JP29978296 A JP 29978296A JP H10123780 A JPH10123780 A JP H10123780A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- curl
- paper
- feeding
- rollers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 定着処理後のカールした用紙を、その用紙の
先端から後端のほゞ全面に近い範囲にわたって適正にカ
ール矯正できるようにする。 【解決手段】 再給紙手段20への給紙経路21を通る
定着処理後の用紙Sに用紙搬送方向のテンションを付与
して給紙する二組のローラ26,26、27,27を配
置し、このローラ対間に、用紙先端が下流側のローラ対
によってニップされた際にそのローラ対の近傍で用紙S
を湾曲させる第1状態Aと、用紙後端が上流側のローラ
対によるニップ解除前にそのローラ対の近傍で用紙Sを
湾曲させる第2状態Bとに、姿勢変更可能にカール矯正
部材29を設けてある。
先端から後端のほゞ全面に近い範囲にわたって適正にカ
ール矯正できるようにする。 【解決手段】 再給紙手段20への給紙経路21を通る
定着処理後の用紙Sに用紙搬送方向のテンションを付与
して給紙する二組のローラ26,26、27,27を配
置し、このローラ対間に、用紙先端が下流側のローラ対
によってニップされた際にそのローラ対の近傍で用紙S
を湾曲させる第1状態Aと、用紙後端が上流側のローラ
対によるニップ解除前にそのローラ対の近傍で用紙Sを
湾曲させる第2状態Bとに、姿勢変更可能にカール矯正
部材29を設けてある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電写真複写機や
プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置に関し、具
体的には、トナー画像形成後に定着処理された用紙を画
像形成部に再給紙する再給紙手段と、定着処理後の用紙
を排紙トレイと再給紙手段とに切り換え給紙する経路切
り換え手段とを備えた画像形成装置に関するものであ
る。
プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置に関し、具
体的には、トナー画像形成後に定着処理された用紙を画
像形成部に再給紙する再給紙手段と、定着処理後の用紙
を排紙トレイと再給紙手段とに切り換え給紙する経路切
り換え手段とを備えた画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】上記の画像形成装置は、必要に応じて定
着処理後の用紙を再給紙手段に取り出し、かつ、その間
に用紙の表裏を反転させるか否かを選択して、この用紙
を画像形成部に再給紙させることで、用紙の一側面に原
稿画像を多重形成したり、原稿画像を用紙両面に形成し
たりすることができるもので、一般には複合画像の形成
装置とも称されている。
着処理後の用紙を再給紙手段に取り出し、かつ、その間
に用紙の表裏を反転させるか否かを選択して、この用紙
を画像形成部に再給紙させることで、用紙の一側面に原
稿画像を多重形成したり、原稿画像を用紙両面に形成し
たりすることができるもので、一般には複合画像の形成
装置とも称されている。
【0003】かゝる画像形成装置において、環境湿度や
記録画像の情報量などが影響して、定着処理後の用紙が
上向きにカールする傾向にある。或いは、更に紙質や紙
厚さなどが影響すると考えられるが、定着処理後の用紙
が不規則に上向きや下向きにカールすることもある。
記録画像の情報量などが影響して、定着処理後の用紙が
上向きにカールする傾向にある。或いは、更に紙質や紙
厚さなどが影響すると考えられるが、定着処理後の用紙
が不規則に上向きや下向きにカールすることもある。
【0004】このように、用紙が上向きや下向きにカー
ルしていると、この用紙を再給紙手段に取り出して、こ
れを画像形成部に再給紙する際に、その再給紙部でジャ
ムが発生しやすくなり、また、カールした用紙が画像形
成部に再給紙された段階で、その用紙が上向きにカール
している場合は、画像形成部の例えば感光体ドラムに用
紙先端が巻き付いたり、逆に用紙が下向きにカールして
いる場合は、感光体ドラムから用紙先端が離れること
で、用紙先端部の転写不良が生じたりする。
ルしていると、この用紙を再給紙手段に取り出して、こ
れを画像形成部に再給紙する際に、その再給紙部でジャ
ムが発生しやすくなり、また、カールした用紙が画像形
成部に再給紙された段階で、その用紙が上向きにカール
している場合は、画像形成部の例えば感光体ドラムに用
紙先端が巻き付いたり、逆に用紙が下向きにカールして
いる場合は、感光体ドラムから用紙先端が離れること
で、用紙先端部の転写不良が生じたりする。
【0005】この内の上向きカールの用紙を対象にし
て、そのカールを矯正させる手段が、特開平6−115
792号公報によって提案されている。このカール矯正
手段は、図11に示すように、定着用の一対のローラ5
1,51対と、このローラ51,51対よりも速い回転
速度の用紙排出用のローラ52,52対とを配置して、
定着処理後の用紙Sに用紙搬送方向のテンションを付与
させるようにし、かつ、この二組のローラ51,51、
52,52対間に、テンションが付与された用紙Sを下
向きに湾曲させるカール矯正部材53を設けて、上向き
にカールした用紙Sのカールを矯正させるものである。
て、そのカールを矯正させる手段が、特開平6−115
792号公報によって提案されている。このカール矯正
手段は、図11に示すように、定着用の一対のローラ5
1,51対と、このローラ51,51対よりも速い回転
速度の用紙排出用のローラ52,52対とを配置して、
定着処理後の用紙Sに用紙搬送方向のテンションを付与
させるようにし、かつ、この二組のローラ51,51、
52,52対間に、テンションが付与された用紙Sを下
向きに湾曲させるカール矯正部材53を設けて、上向き
にカールした用紙Sのカールを矯正させるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かゝるカー
ル矯正の技術にあっては、用紙後端側Saの長い範囲に
わたってカールの矯正が成されない問題があった。即
ち、上記の技術によるカールの矯正は、二組のローラ5
1,51、52,52対によって用紙Sがニップされて
いる間、つまり、用紙先端が下流側のローラ52,52
対によってニップされて後に、その用紙後端が上流側の
ローラ51,51対によるニップを解除されるまでの間
に行われるのであり、従って当然ながら、カール矯正部
材53のカール矯正作用端から下流側ローラ52,52
対のニップ点aまでの寸法L1に相当する範囲の用紙先
端側Sbと、上流側ローラ51,51対のニップ点bか
らカール矯正部材53のカール矯正作用端までの寸法L
2に相当する範囲の用紙後端側Saは、それぞれカール
矯正が成されないのである。
ル矯正の技術にあっては、用紙後端側Saの長い範囲に
わたってカールの矯正が成されない問題があった。即
ち、上記の技術によるカールの矯正は、二組のローラ5
1,51、52,52対によって用紙Sがニップされて
いる間、つまり、用紙先端が下流側のローラ52,52
対によってニップされて後に、その用紙後端が上流側の
ローラ51,51対によるニップを解除されるまでの間
に行われるのであり、従って当然ながら、カール矯正部
材53のカール矯正作用端から下流側ローラ52,52
対のニップ点aまでの寸法L1に相当する範囲の用紙先
端側Sbと、上流側ローラ51,51対のニップ点bか
らカール矯正部材53のカール矯正作用端までの寸法L
2に相当する範囲の用紙後端側Saは、それぞれカール
矯正が成されないのである。
【0007】ここで、上記の技術では、カール矯正部材
53を下流側のローラ52,52対に近づけて配置して
いる関係上、上流側ローラ51,51対のニップ点bか
らカール矯正部材53のカール矯正作用端までの寸法L
2が長くなり、この間の長い範囲にわたって用紙後端側
Saのカール矯正が成されないのであった。
53を下流側のローラ52,52対に近づけて配置して
いる関係上、上流側ローラ51,51対のニップ点bか
らカール矯正部材53のカール矯正作用端までの寸法L
2が長くなり、この間の長い範囲にわたって用紙後端側
Saのカール矯正が成されないのであった。
【0008】かと言って、カール矯正部材53を上流側
のローラ51,51対に近づけて配置したとしても、今
度は逆に、カール矯正部材53のカール矯正作用端から
下流側のローラ52,52対によるニップ点aまでの寸
法L1が長くなることで、この間の長い範囲にわたって
用紙先端側Sbのカール矯正が成されなくなる。
のローラ51,51対に近づけて配置したとしても、今
度は逆に、カール矯正部材53のカール矯正作用端から
下流側のローラ52,52対によるニップ点aまでの寸
法L1が長くなることで、この間の長い範囲にわたって
用紙先端側Sbのカール矯正が成されなくなる。
【0009】特に上記の技術では、上向きにカールした
用紙Sだけをカール矯正の対象とするものであって、或
る条件下で生じるところの下向きカールの用紙をカール
矯正の対象にすることができない不都合があった。
用紙Sだけをカール矯正の対象とするものであって、或
る条件下で生じるところの下向きカールの用紙をカール
矯正の対象にすることができない不都合があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本件発明は、定着処理後の用紙を画像形成部に
再給紙させるに際して、請求項1の発明では、カールを
生じた用紙の先端側ならびに後端側のカール矯正を成し
得ない範囲を可及的に短くして、その用紙のカールを、
用紙の先端から後端のほゞ全面に近い範囲にわたって矯
正できるようにする。
ために、本件発明は、定着処理後の用紙を画像形成部に
再給紙させるに際して、請求項1の発明では、カールを
生じた用紙の先端側ならびに後端側のカール矯正を成し
得ない範囲を可及的に短くして、その用紙のカールを、
用紙の先端から後端のほゞ全面に近い範囲にわたって矯
正できるようにする。
【0011】そして、請求項2の発明では、上向きカー
ル又は下向きカールの何れの用紙であっても、この用紙
のカール方向を自動的に検知して、その用紙の上向き又
は下向きのカールを、第1発明と同様に、用紙の先端か
ら後端のほゞ全面に近い範囲にわたって矯正できるよう
にする。
ル又は下向きカールの何れの用紙であっても、この用紙
のカール方向を自動的に検知して、その用紙の上向き又
は下向きのカールを、第1発明と同様に、用紙の先端か
ら後端のほゞ全面に近い範囲にわたって矯正できるよう
にする。
【0012】
【発明の実施の形態】即ち、請求項1の発明では、定着
処理後の用紙を画像形成部に再給紙する再給紙手段と、
定着処理後の用紙を排紙トレイと再給紙手段とに切り換
え給紙する経路切り換え手段とを備えた画像形成装置に
おいて、前記再給紙手段への給紙経路を通る用紙に用紙
搬送方向のテンションを付与して給紙する二組のローラ
対を配置し、このローラ対間に、カールの生じた用紙を
カール方向と反対方向に湾曲させるカール矯正部材を、
用紙先端が下流側のローラ対によってニップされた際に
そのローラ対の近傍で用紙を湾曲させる第1状態と、用
紙後端が上流側のローラ対によるニップ解除前にそのロ
ーラ対の近傍で用紙を湾曲させる第2状態とに、姿勢変
更可能に構成した点に特徴がある。
処理後の用紙を画像形成部に再給紙する再給紙手段と、
定着処理後の用紙を排紙トレイと再給紙手段とに切り換
え給紙する経路切り換え手段とを備えた画像形成装置に
おいて、前記再給紙手段への給紙経路を通る用紙に用紙
搬送方向のテンションを付与して給紙する二組のローラ
対を配置し、このローラ対間に、カールの生じた用紙を
カール方向と反対方向に湾曲させるカール矯正部材を、
用紙先端が下流側のローラ対によってニップされた際に
そのローラ対の近傍で用紙を湾曲させる第1状態と、用
紙後端が上流側のローラ対によるニップ解除前にそのロ
ーラ対の近傍で用紙を湾曲させる第2状態とに、姿勢変
更可能に構成した点に特徴がある。
【0013】請求項2の発明では、定着処理後の用紙を
画像形成部に再給紙する再給紙手段と、定着処理後の用
紙を排紙トレイと再給紙手段とに切り換え給紙する経路
切り換え手段とを備えた画像形成装置において、前記再
給紙手段への給紙経路を通る用紙に用紙搬送方向のテン
ションを付与して給紙する二組のローラ対を配置し、こ
のローラ対間に、上向きカールの用紙を下向きに湾曲さ
せる第1矯正姿勢と、下向きカールの用紙を上向きに湾
曲させる第2矯正姿勢とに、回動を伴って姿勢変更可能
なカール矯正部材を設けると共に、このカール矯正部材
による上向きカール用紙の矯正経路に用紙を給紙させる
第1給紙姿勢と、下向きカール用紙の矯正経路に用紙を
給紙させる第2給紙姿勢とに、姿勢変更可能な経路切り
換え機構と、定着処理済み用紙のカールの向きを検知す
るカール検知手段とを設け、前記カール検知手段からの
上向きカールの検知に基づいてカール矯正部材を第1矯
正姿勢に且つ経路切り換え機構を第1給紙姿勢に姿勢変
更させ、あるいは、カール検知手段からの用紙下向きの
カール検知結果に基づいて、カール矯正部材を第1矯正
姿勢に且つ経路切り換え機構を第1給紙姿勢に姿勢変更
させると共に、カール検知手段からの用紙下向きのカー
ル検知結果に基づいて、カール矯正部材を第2矯正姿勢
に且つ経路切り換え機構を第2給紙姿勢に姿勢変更させ
るように構成し、更に、カール矯正部材の第1矯正姿勢
または第2矯正姿勢のそれぞれにおいて、用紙先端が下
流側のローラ対によってニップされた際にそのローラ対
の近傍で用紙を湾曲させる第1状態と、用紙後端が上流
側のローラ対によるニップ解除前にそのローラ対の近傍
で用紙を湾曲させる第2状態とに、姿勢変更させるよう
に構成した点に特徴がある。
画像形成部に再給紙する再給紙手段と、定着処理後の用
紙を排紙トレイと再給紙手段とに切り換え給紙する経路
切り換え手段とを備えた画像形成装置において、前記再
給紙手段への給紙経路を通る用紙に用紙搬送方向のテン
ションを付与して給紙する二組のローラ対を配置し、こ
のローラ対間に、上向きカールの用紙を下向きに湾曲さ
せる第1矯正姿勢と、下向きカールの用紙を上向きに湾
曲させる第2矯正姿勢とに、回動を伴って姿勢変更可能
なカール矯正部材を設けると共に、このカール矯正部材
による上向きカール用紙の矯正経路に用紙を給紙させる
第1給紙姿勢と、下向きカール用紙の矯正経路に用紙を
給紙させる第2給紙姿勢とに、姿勢変更可能な経路切り
換え機構と、定着処理済み用紙のカールの向きを検知す
るカール検知手段とを設け、前記カール検知手段からの
上向きカールの検知に基づいてカール矯正部材を第1矯
正姿勢に且つ経路切り換え機構を第1給紙姿勢に姿勢変
更させ、あるいは、カール検知手段からの用紙下向きの
カール検知結果に基づいて、カール矯正部材を第1矯正
姿勢に且つ経路切り換え機構を第1給紙姿勢に姿勢変更
させると共に、カール検知手段からの用紙下向きのカー
ル検知結果に基づいて、カール矯正部材を第2矯正姿勢
に且つ経路切り換え機構を第2給紙姿勢に姿勢変更させ
るように構成し、更に、カール矯正部材の第1矯正姿勢
または第2矯正姿勢のそれぞれにおいて、用紙先端が下
流側のローラ対によってニップされた際にそのローラ対
の近傍で用紙を湾曲させる第1状態と、用紙後端が上流
側のローラ対によるニップ解除前にそのローラ対の近傍
で用紙を湾曲させる第2状態とに、姿勢変更させるよう
に構成した点に特徴がある。
【0014】上記の構成から成る請求項1の発明によれ
ば、再給紙手段への給紙経路を通る定着処理後の用紙
が、二組のローラ対によってニップされることで、この
用紙に用紙搬送方向のテンションが付与され、かつ、こ
の用紙が二組のローラ対によって給紙される間に、カー
ル矯正部材がカールの生じた用紙をカール方向と反対方
向に湾曲させることで、この用紙のカールが矯正され
る。
ば、再給紙手段への給紙経路を通る定着処理後の用紙
が、二組のローラ対によってニップされることで、この
用紙に用紙搬送方向のテンションが付与され、かつ、こ
の用紙が二組のローラ対によって給紙される間に、カー
ル矯正部材がカールの生じた用紙をカール方向と反対方
向に湾曲させることで、この用紙のカールが矯正され
る。
【0015】このとき、用紙先端が下流側のローラ対に
よってニップされた際に、そのローラ対の近傍でカール
矯正部材が用紙のカール矯正を開始し、かつ、上流側の
ローラ対による用紙後端のニップ解除直前までカール矯
正部材が上流側ローラ近傍へ姿勢変更していくことで、
用紙後端のニップが解除されるまでの間、このローラ対
の近傍でカール矯正部材が用紙のカール矯正を継続す
る。
よってニップされた際に、そのローラ対の近傍でカール
矯正部材が用紙のカール矯正を開始し、かつ、上流側の
ローラ対による用紙後端のニップ解除直前までカール矯
正部材が上流側ローラ近傍へ姿勢変更していくことで、
用紙後端のニップが解除されるまでの間、このローラ対
の近傍でカール矯正部材が用紙のカール矯正を継続す
る。
【0016】即ち、カール矯正部材のカール矯正作用端
が下流側のローラ対の近傍に位置した状態でカール矯正
が開始され、カール矯正部材のカール矯正作用端が上流
側のローラ対の近傍に位置した状態でカール矯正が終了
されるもので、カール矯正部材を第1及び第2状態にわ
たって姿勢変更させる分、カール矯正部材による用紙の
カール矯正範囲が広くなり、用紙の先端側ならびに後端
側のカール矯正を成し得ない範囲が極端に短くなること
で、実質的に用紙の先端から後端のほゞ全面に近い範囲
にわたるカール矯正が好適に達成される。
が下流側のローラ対の近傍に位置した状態でカール矯正
が開始され、カール矯正部材のカール矯正作用端が上流
側のローラ対の近傍に位置した状態でカール矯正が終了
されるもので、カール矯正部材を第1及び第2状態にわ
たって姿勢変更させる分、カール矯正部材による用紙の
カール矯正範囲が広くなり、用紙の先端側ならびに後端
側のカール矯正を成し得ない範囲が極端に短くなること
で、実質的に用紙の先端から後端のほゞ全面に近い範囲
にわたるカール矯正が好適に達成される。
【0017】一方、請求項2の発明によれば、定着処理
後の用紙が上向きにカールしているか下向きにカールし
ているかがカール検知手段によって自動的に検知され、
かつ、用紙上向きのカール検知結果に基づいて、その用
紙が上向きカール用紙の矯正経路に給紙されると共に、
カール矯正部材がこの用紙の上向きカールを矯正する第
1矯正姿勢に切り換えられる。
後の用紙が上向きにカールしているか下向きにカールし
ているかがカール検知手段によって自動的に検知され、
かつ、用紙上向きのカール検知結果に基づいて、その用
紙が上向きカール用紙の矯正経路に給紙されると共に、
カール矯正部材がこの用紙の上向きカールを矯正する第
1矯正姿勢に切り換えられる。
【0018】或いは、用紙下向きのカール検知結果で
は、その用紙が下向きカール用紙の矯正経路に給紙さ
れ、かつ、カール矯正部材がこの用紙の下向きカールを
矯正する第2矯正姿勢に切り換えられるもので、これに
よってカール矯正部材が、上向きカールの用紙を下向き
に又は下向きカールの用紙を上向きに湾曲させること
で、上向きカール又は下向きカールに対応したカール矯
正が、用紙の先端から後端のほゞ全面に近い範囲にわた
って好適に達成される。
は、その用紙が下向きカール用紙の矯正経路に給紙さ
れ、かつ、カール矯正部材がこの用紙の下向きカールを
矯正する第2矯正姿勢に切り換えられるもので、これに
よってカール矯正部材が、上向きカールの用紙を下向き
に又は下向きカールの用紙を上向きに湾曲させること
で、上向きカール又は下向きカールに対応したカール矯
正が、用紙の先端から後端のほゞ全面に近い範囲にわた
って好適に達成される。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は両面複写が可能に構成された静電写真複写
機(画像形成装置の一例)を示し、原稿載置台1と原稿
押え2とを備えた装置本体3に感光体ドラム4を横架
し、この感光体ドラム4のまわりに、画像形成部を構成
する帯電装置5と、現像装置6と、転写装置7と、用紙
分離装置8と、クリーニング装置9とを、その順に配置
すると共に、装置本体3の上部空間に光学系移動式の露
光装置10を配置している。
する。図1は両面複写が可能に構成された静電写真複写
機(画像形成装置の一例)を示し、原稿載置台1と原稿
押え2とを備えた装置本体3に感光体ドラム4を横架
し、この感光体ドラム4のまわりに、画像形成部を構成
する帯電装置5と、現像装置6と、転写装置7と、用紙
分離装置8と、クリーニング装置9とを、その順に配置
すると共に、装置本体3の上部空間に光学系移動式の露
光装置10を配置している。
【0020】また、装置本体3に連結された給紙デッキ
11内の用紙Sを画像形成部の転写装置7に搬送する給
紙搬送経路12を設けると共に、この搬送経路12と転
写装置7との間に、センサー13からの用紙先端の検知
情報を基にして所定のタイミングで用紙Sを給紙させる
レジストローラ対14を設け、更に、転写ならびに分離
後のトナー画像転写用紙Sを定着装置(上部側の熱ロー
ラ15aと下部側の圧ローラ15bとから成る。)15
に搬送する給紙搬送経路16と、定着処理後の用紙Sを
機外の排紙トレイ17に排出する排紙ローラ対18とを
設けている。
11内の用紙Sを画像形成部の転写装置7に搬送する給
紙搬送経路12を設けると共に、この搬送経路12と転
写装置7との間に、センサー13からの用紙先端の検知
情報を基にして所定のタイミングで用紙Sを給紙させる
レジストローラ対14を設け、更に、転写ならびに分離
後のトナー画像転写用紙Sを定着装置(上部側の熱ロー
ラ15aと下部側の圧ローラ15bとから成る。)15
に搬送する給紙搬送経路16と、定着処理後の用紙Sを
機外の排紙トレイ17に排出する排紙ローラ対18とを
設けている。
【0021】そして、装置本体3の下部側に、定着処理
後の用紙Sを一時的にストックする中間トレイ19と、
この中間トレイ19にストックされた用紙Sを画像形成
部の転写装置7に再給紙する再給紙手段20とを設ける
と共に、前記排紙ローラ対18の上流側に、定着処理後
の用紙Sを中間トレイ19に向けて給紙させる給紙経路
21を分岐させて設け、かつ、図2にも示すように、こ
の分岐部に経路切り換え手段22を設けて、定着処理後
の用紙Sを排紙トレイ17に向けて排紙させる形態と、
給紙経路21に導入させる形態とを選択できるように
し、更に、給紙経路21に導入された用紙Sを表裏反転
させて中間トレイ19に給紙させる経路反転手段23
と、中間トレイ19にストックされた用紙Sを給紙搬送
経路12に合流給紙させる合流搬送経路24とを設けて
いる。
後の用紙Sを一時的にストックする中間トレイ19と、
この中間トレイ19にストックされた用紙Sを画像形成
部の転写装置7に再給紙する再給紙手段20とを設ける
と共に、前記排紙ローラ対18の上流側に、定着処理後
の用紙Sを中間トレイ19に向けて給紙させる給紙経路
21を分岐させて設け、かつ、図2にも示すように、こ
の分岐部に経路切り換え手段22を設けて、定着処理後
の用紙Sを排紙トレイ17に向けて排紙させる形態と、
給紙経路21に導入させる形態とを選択できるように
し、更に、給紙経路21に導入された用紙Sを表裏反転
させて中間トレイ19に給紙させる経路反転手段23
と、中間トレイ19にストックされた用紙Sを給紙搬送
経路12に合流給紙させる合流搬送経路24とを設けて
いる。
【0022】従って、片面複写の画像形成モードを選択
した場合は、給紙デッキ11から繰り出された用紙S
が、所定のタイミングで画像形成部の転写装置7に給紙
され、かつ、その用紙表面に原稿のトナー画像が転写さ
れて、定着装置15に送り込まれ、定着処理後の用紙S
がそのまま排紙トレイ17に排紙される。
した場合は、給紙デッキ11から繰り出された用紙S
が、所定のタイミングで画像形成部の転写装置7に給紙
され、かつ、その用紙表面に原稿のトナー画像が転写さ
れて、定着装置15に送り込まれ、定着処理後の用紙S
がそのまま排紙トレイ17に排紙される。
【0023】両面複写の画像形成モードを選択した場合
は、経路切り換え手段22が、定着処理後の用紙Sを給
紙経路21に導入させる形態に切り換えられて、定着処
理後の用紙Sが給紙経路21に導入され、かつ、経路反
転手段23を通して、トナー画像の形成面を上方に向け
た状態で中間トレイ19にストックされる。
は、経路切り換え手段22が、定着処理後の用紙Sを給
紙経路21に導入させる形態に切り換えられて、定着処
理後の用紙Sが給紙経路21に導入され、かつ、経路反
転手段23を通して、トナー画像の形成面を上方に向け
た状態で中間トレイ19にストックされる。
【0024】そして、所定のタイミングで再給紙手段2
0が作動し、片面画像形成後の用紙Sが合流搬送経路2
4と給紙搬送経路12とを通して、表裏を反転させつ
つ、画像形成部の転写装置7に再給紙され、ここで用紙
裏面側に原稿のトナー画像が転写されて、定着装置15
に送り込まれ、原稿画像が両面に形成された定着処理後
の用紙Sが排紙トレイ17に排紙される。
0が作動し、片面画像形成後の用紙Sが合流搬送経路2
4と給紙搬送経路12とを通して、表裏を反転させつ
つ、画像形成部の転写装置7に再給紙され、ここで用紙
裏面側に原稿のトナー画像が転写されて、定着装置15
に送り込まれ、原稿画像が両面に形成された定着処理後
の用紙Sが排紙トレイ17に排紙される。
【0025】尚、原稿の画像を用紙片面に多重形成する
構成を加えるならば、例えば給紙経路21の途中にスイ
ッチバックの給紙経路を設けると共に、多重形成モード
の情報に基づいて、このスイッチバック給紙経路に用紙
Sを一旦導入させる経路切り換え手段を設けて、定着処
理後の用紙Sを、そのトナー画像の形成面を下方に向け
て中間トレイ19にストックさせるようにすればよい。
構成を加えるならば、例えば給紙経路21の途中にスイ
ッチバックの給紙経路を設けると共に、多重形成モード
の情報に基づいて、このスイッチバック給紙経路に用紙
Sを一旦導入させる経路切り換え手段を設けて、定着処
理後の用紙Sを、そのトナー画像の形成面を下方に向け
て中間トレイ19にストックさせるようにすればよい。
【0026】上記構成の静電写真複写機おいて、環境湿
度や記録画像の情報量などが影響して、定着処理後の用
紙Sが上向きにカールしていると、両面複写の画像形成
モードをとった際に、再給紙部でジャムが発生したり、
画像形成部での用紙先端部の転写不良が生じたりする原
因になる。
度や記録画像の情報量などが影響して、定着処理後の用
紙Sが上向きにカールしていると、両面複写の画像形成
モードをとった際に、再給紙部でジャムが発生したり、
画像形成部での用紙先端部の転写不良が生じたりする原
因になる。
【0027】そこで本発明では、定着処理用紙Sに対す
るカール矯正手段25を設けて、定着処理後の用紙Sが
給紙経路21に取り出されて、この用紙Sが再給紙手段
20によって合流搬送経路24に再給紙されるまでの間
に、この用紙Sの上向きカールを自動的に矯正させるよ
うにしている。
るカール矯正手段25を設けて、定着処理後の用紙Sが
給紙経路21に取り出されて、この用紙Sが再給紙手段
20によって合流搬送経路24に再給紙されるまでの間
に、この用紙Sの上向きカールを自動的に矯正させるよ
うにしている。
【0028】即ち、図2に示すように、一方を駆動ロー
ラとする上下一対の給紙ローラ26,26を、前記経路
切り換え手段22の直上流側に配置し、前記経路切り換
え手段22の直下流側の給紙経路21途中には、トルク
リミッタを介して一方を駆動ローラとする左右一対の給
紙ローラ27,27を配置し、かつ、前記経路切り換え
手段22を給紙経路21への用紙導入形態に切り換えた
状態で、上流側のローラ26,26対から繰り出された
用紙先端を下流側のローラ27,27対に案内する給紙
ガイド28を設けている。
ラとする上下一対の給紙ローラ26,26を、前記経路
切り換え手段22の直上流側に配置し、前記経路切り換
え手段22の直下流側の給紙経路21途中には、トルク
リミッタを介して一方を駆動ローラとする左右一対の給
紙ローラ27,27を配置し、かつ、前記経路切り換え
手段22を給紙経路21への用紙導入形態に切り換えた
状態で、上流側のローラ26,26対から繰り出された
用紙先端を下流側のローラ27,27対に案内する給紙
ガイド28を設けている。
【0029】そして、下流側のローラ27,27対の回
転速度を上流側のローラ26,26対の回転速度よりも
速く設定して、前記再給紙手段20への給紙経路21を
通る用紙Sが、上記二組のローラ26,26、27,2
7対によってニップされた状態で、上向きカールの用紙
Sに用紙搬送方向のテンションを付与させるようにして
いる。
転速度を上流側のローラ26,26対の回転速度よりも
速く設定して、前記再給紙手段20への給紙経路21を
通る用紙Sが、上記二組のローラ26,26、27,2
7対によってニップされた状態で、上向きカールの用紙
Sに用紙搬送方向のテンションを付与させるようにして
いる。
【0030】更に、上流側のローラ26,26対と下流
側のローラ27,27対との間に、用紙搬送方向のテン
ションが付与された用紙Sを下向きに扱いて湾曲させる
カール矯正部材29を、例えばステッピングモータなど
の駆動手段30によって、ローラの回転軸線に平行な軸
線まわりで回動可能に設けると共に、このカール矯正部
材29を、用紙先端が下流側のローラ27,27対によ
ってニップされた際にそのローラ27,27対のニップ
点aの近傍で用紙Sを湾曲させる第1状態(図3を参
照)Aと、用紙後端が上流側のローラ26,26対によ
るニップ解除前にそのローラ26,26対のニップ点b
の近傍で用紙Sを湾曲させる第2状態(図4を参照)B
とに、それぞれ姿勢変更させるように構成している。
尚、カール矯正部材29は、画像形成対象である最大サ
イズの用紙Sのほゞ全幅にわたる幅を有し、かつ、先端
のカール矯正作用端を厚み方向で丸みを帯びさせてあ
る。
側のローラ27,27対との間に、用紙搬送方向のテン
ションが付与された用紙Sを下向きに扱いて湾曲させる
カール矯正部材29を、例えばステッピングモータなど
の駆動手段30によって、ローラの回転軸線に平行な軸
線まわりで回動可能に設けると共に、このカール矯正部
材29を、用紙先端が下流側のローラ27,27対によ
ってニップされた際にそのローラ27,27対のニップ
点aの近傍で用紙Sを湾曲させる第1状態(図3を参
照)Aと、用紙後端が上流側のローラ26,26対によ
るニップ解除前にそのローラ26,26対のニップ点b
の近傍で用紙Sを湾曲させる第2状態(図4を参照)B
とに、それぞれ姿勢変更させるように構成している。
尚、カール矯正部材29は、画像形成対象である最大サ
イズの用紙Sのほゞ全幅にわたる幅を有し、かつ、先端
のカール矯正作用端を厚み方向で丸みを帯びさせてあ
る。
【0031】そして、上流側のローラ26,26対の上
流側に用紙先端の検知センサー31を設けると共に、こ
の用紙先端の検知センサー31からの用紙先端の検知情
報を基にして所定のタイムラグをもって、下流側のロー
ラ27,27対による用紙先端のニップを検知する検知
手段32と、同様にして上流側のローラ26,26対に
よる用紙後端のニップの解除を検知するニップ解除の検
知手段33とを設け、更に、カール矯正部材29の駆動
手段30に対する回動駆動の制御手段34を設けてい
る。
流側に用紙先端の検知センサー31を設けると共に、こ
の用紙先端の検知センサー31からの用紙先端の検知情
報を基にして所定のタイムラグをもって、下流側のロー
ラ27,27対による用紙先端のニップを検知する検知
手段32と、同様にして上流側のローラ26,26対に
よる用紙後端のニップの解除を検知するニップ解除の検
知手段33とを設け、更に、カール矯正部材29の駆動
手段30に対する回動駆動の制御手段34を設けてい
る。
【0032】上記の駆動手段30に対する制御手段34
は、ニップ検知手段32からの用紙先端のニップ検知情
報に基づいてカール矯正部材29を第2状態Bに切り換
え、ニップ解除検知手段33からの用紙後端のニップ解
除の検知情報に基づいてカール矯正部材29を第1状態
Aに切り換えるようになっている。
は、ニップ検知手段32からの用紙先端のニップ検知情
報に基づいてカール矯正部材29を第2状態Bに切り換
え、ニップ解除検知手段33からの用紙後端のニップ解
除の検知情報に基づいてカール矯正部材29を第1状態
Aに切り換えるようになっている。
【0033】上記の構成によれば、両面複写の画像形成
モードを選択した状態では、図3に示すように、定着処
理後の上向きにカールした用紙Sが上流側のローラ2
6,26対に導入され、かつ、その用紙先端が給紙ガイ
ド28に案内されて、下流側のローラ27,27対によ
ってニップされることで、上向きにカールした用紙Sに
用紙搬送方向のテンションが付与される。
モードを選択した状態では、図3に示すように、定着処
理後の上向きにカールした用紙Sが上流側のローラ2
6,26対に導入され、かつ、その用紙先端が給紙ガイ
ド28に案内されて、下流側のローラ27,27対によ
ってニップされることで、上向きにカールした用紙Sに
用紙搬送方向のテンションが付与される。
【0034】この用紙Sのニップ状態では、前記カール
矯正部材29が第1状態Aにあることから、カール矯正
部材29は、下流側ローラ27,27対のニップ点aの
近傍で用紙Sを下向きに湾曲させるようにカール矯正を
開始する。そして、この用紙Sの先端ニップと同時に、
ニップ検知手段32からの用紙先端のニップ検知情報を
基にして、カール矯正部材29が第2状態Bに姿勢変更
されることで、上流側のローラ26,26対による用紙
後端のニップが解除されるまでの間、カール矯正部材2
9は、この上流側のローラ26,26対のニップ点bの
近傍で用紙Sのカール矯正を継続する(図4を参照)。
矯正部材29が第1状態Aにあることから、カール矯正
部材29は、下流側ローラ27,27対のニップ点aの
近傍で用紙Sを下向きに湾曲させるようにカール矯正を
開始する。そして、この用紙Sの先端ニップと同時に、
ニップ検知手段32からの用紙先端のニップ検知情報を
基にして、カール矯正部材29が第2状態Bに姿勢変更
されることで、上流側のローラ26,26対による用紙
後端のニップが解除されるまでの間、カール矯正部材2
9は、この上流側のローラ26,26対のニップ点bの
近傍で用紙Sのカール矯正を継続する(図4を参照)。
【0035】即ち、カール矯正部材29のカール矯正作
用端が下流側のローラ27,27対のニップ点a近傍に
位置した状態でカール矯正が開始され、カール矯正部材
29のカール矯正作用端が上流側のローラ26,26対
のニップ点b近傍に位置した状態でカール矯正が終了さ
れるもので、カール矯正部材29を第1状態Aから第2
状態Bに姿勢変更させる分、カール矯正部材29による
用紙Sのカール矯正範囲が広くなることから、用紙Sの
先端側Sbならびに後端側Saのカール矯正を成し得な
い範囲を極端に短くすることができるのであり、実質的
に用紙Sの先端から後端のほゞ全面に近い範囲にわたっ
てカール矯正が好適に達成される。
用端が下流側のローラ27,27対のニップ点a近傍に
位置した状態でカール矯正が開始され、カール矯正部材
29のカール矯正作用端が上流側のローラ26,26対
のニップ点b近傍に位置した状態でカール矯正が終了さ
れるもので、カール矯正部材29を第1状態Aから第2
状態Bに姿勢変更させる分、カール矯正部材29による
用紙Sのカール矯正範囲が広くなることから、用紙Sの
先端側Sbならびに後端側Saのカール矯正を成し得な
い範囲を極端に短くすることができるのであり、実質的
に用紙Sの先端から後端のほゞ全面に近い範囲にわたっ
てカール矯正が好適に達成される。
【0036】この後、下流側のローラ27,27対によ
る用紙後端のニップが解除されて、そのニップの解除が
検知手段34によって検知されると、カール矯正部材2
9は第1状態Aに姿勢復帰し、次の用紙Sのカール矯正
に備えるのである。
る用紙後端のニップが解除されて、そのニップの解除が
検知手段34によって検知されると、カール矯正部材2
9は第1状態Aに姿勢復帰し、次の用紙Sのカール矯正
に備えるのである。
【0037】尚、上記の実施例では、用紙先端の検知セ
ンサー31を設けて、このセンサー31からの用紙先端
の検知情報を基にして、用紙先端のニップ検知と用紙後
端のニップ解除の検知を行わせるようにしているが、こ
の用紙先端の検知センサー31をレジストローラ対14
の起動センサー13で代用することも可能である。
ンサー31を設けて、このセンサー31からの用紙先端
の検知情報を基にして、用紙先端のニップ検知と用紙後
端のニップ解除の検知を行わせるようにしているが、こ
の用紙先端の検知センサー31をレジストローラ対14
の起動センサー13で代用することも可能である。
【0038】また、上記の実施例では、1本のカール矯
正部材29を、第1及び第2状態A,Bを現出させるよ
うに回動させているが、図5に示すように、第1状態A
の現出用と第2状態Bの現出用のカール矯正部材29,
29を一軸まわりで一体に回動させるように構成するこ
とで、僅かの回動によって第1及び第2状態A,Bを現
出させることも可能であり、或いは、1本のカール矯正
部材29をスライドさせることによって、第1及び第2
状態A,Bを現出させることも可能である。
正部材29を、第1及び第2状態A,Bを現出させるよ
うに回動させているが、図5に示すように、第1状態A
の現出用と第2状態Bの現出用のカール矯正部材29,
29を一軸まわりで一体に回動させるように構成するこ
とで、僅かの回動によって第1及び第2状態A,Bを現
出させることも可能であり、或いは、1本のカール矯正
部材29をスライドさせることによって、第1及び第2
状態A,Bを現出させることも可能である。
【0039】ところで、環境湿度や記録画像の情報量な
どの影響に加えて、更に紙質や紙厚さなどが影響し、定
着処理後の用紙Sが不規則に上向きや下向きにカールし
て、定着装置15から繰り出されることがある。
どの影響に加えて、更に紙質や紙厚さなどが影響し、定
着処理後の用紙Sが不規則に上向きや下向きにカールし
て、定着装置15から繰り出されることがある。
【0040】このようなカールのカール矯正に対応でき
るようにしたカール矯正手段25を図6および図7に示
している。具体的には、このカール矯正手段25は、図
2に示したカール矯正手段25に次なる構成ならびに機
能を付加して成る。
るようにしたカール矯正手段25を図6および図7に示
している。具体的には、このカール矯正手段25は、図
2に示したカール矯正手段25に次なる構成ならびに機
能を付加して成る。
【0041】即ち、カール矯正部材29を、上向きカー
ルの用紙Sを下向きに湾曲させる第1矯正姿勢Xと、下
向きカールの用紙Sを上向きに湾曲させる第2矯正姿勢
Yとに、それぞれ回動に伴って姿勢変更可能に設けると
共に、上流側のローラ26,26対の直下流側に経路切
り換え機構35を設け、かつ、この経路切り換え機構3
5を、ソレノイドなどの駆動手段38によって、カール
矯正部材29による上向きカール用紙の矯正経路21a
に用紙Sを給紙させる第1給紙姿勢Cと、下向きカール
用紙の矯正経路21bに用紙Sを給紙させる第2給紙姿
勢Dとに、それぞれ姿勢変更させるようにし、更に、こ
の経路切り換え手段36を第2給紙姿勢Dに切り換えた
状態で、上流側のローラ26,26対から繰り出された
用紙先端を下流側のローラ27,27対に案内する給紙
ガイド36を設けている。
ルの用紙Sを下向きに湾曲させる第1矯正姿勢Xと、下
向きカールの用紙Sを上向きに湾曲させる第2矯正姿勢
Yとに、それぞれ回動に伴って姿勢変更可能に設けると
共に、上流側のローラ26,26対の直下流側に経路切
り換え機構35を設け、かつ、この経路切り換え機構3
5を、ソレノイドなどの駆動手段38によって、カール
矯正部材29による上向きカール用紙の矯正経路21a
に用紙Sを給紙させる第1給紙姿勢Cと、下向きカール
用紙の矯正経路21bに用紙Sを給紙させる第2給紙姿
勢Dとに、それぞれ姿勢変更させるようにし、更に、こ
の経路切り換え手段36を第2給紙姿勢Dに切り換えた
状態で、上流側のローラ26,26対から繰り出された
用紙先端を下流側のローラ27,27対に案内する給紙
ガイド36を設けている。
【0042】尚、カール矯正部材29を第2状態Bに且
つ経路切り換え機構35を第2給紙姿勢Dに切り換えた
状態で、カール矯正部材29と経路切り換え機構35と
の一部がローラの回転軸線方向でラップすることを許容
させるためには、例えば経路切り換え機構35の先端を
入り込ませるスリットをカール矯正部材29に形成すれ
ばよく、或いは、カール矯正部材29として、複数枚の
薄板を所定の間隔を隔ててリブ状に設けた構成にして、
この薄板間に経路切り換え機構35を突入させるように
してもよい。
つ経路切り換え機構35を第2給紙姿勢Dに切り換えた
状態で、カール矯正部材29と経路切り換え機構35と
の一部がローラの回転軸線方向でラップすることを許容
させるためには、例えば経路切り換え機構35の先端を
入り込ませるスリットをカール矯正部材29に形成すれ
ばよく、或いは、カール矯正部材29として、複数枚の
薄板を所定の間隔を隔ててリブ状に設けた構成にして、
この薄板間に経路切り換え機構35を突入させるように
してもよい。
【0043】一方、上流側のローラ26,26対の上流
側に定着処理用紙Sのカールの向きを検知するカール検
知手段(この実施例では、オムロン株式会社製の商品名
がZ4D−Aと称されるマイクロ変位センサを用いてい
る。)37を設けると共に、このカール検知手段37か
らの用紙上向きのカール検知結果に基づいて、カール矯
正部材29を第1矯正姿勢Xに且つ経路切り換え機構3
5を第1給紙姿勢Cに、また、カール検知手段37から
の用紙下向きのカール検知結果に基づいて、カール矯正
部材29を第2矯正姿勢Yに且つ経路切り換え機構35
を第2給紙姿勢Dに、それぞれ姿勢変更させるように制
御手段34を構成している。
側に定着処理用紙Sのカールの向きを検知するカール検
知手段(この実施例では、オムロン株式会社製の商品名
がZ4D−Aと称されるマイクロ変位センサを用いてい
る。)37を設けると共に、このカール検知手段37か
らの用紙上向きのカール検知結果に基づいて、カール矯
正部材29を第1矯正姿勢Xに且つ経路切り換え機構3
5を第1給紙姿勢Cに、また、カール検知手段37から
の用紙下向きのカール検知結果に基づいて、カール矯正
部材29を第2矯正姿勢Yに且つ経路切り換え機構35
を第2給紙姿勢Dに、それぞれ姿勢変更させるように制
御手段34を構成している。
【0044】尚、上記の制御手段34によって、前記カ
ール矯正部材29の第1及び第2の矯正姿勢X,Yのそ
れぞれにおいて、ニップ検知手段32からの用紙先端の
ニップ検知情報に基づいてカール矯正部材29を第2状
態(図6を参照)Bに切り換えさせ、ニップ解除検知手
段33からの用紙後端のニップ解除の検知情報に基づい
てカール矯正部材29を第1状態(図7を参照)Aに切
り換えさせるようにしている。
ール矯正部材29の第1及び第2の矯正姿勢X,Yのそ
れぞれにおいて、ニップ検知手段32からの用紙先端の
ニップ検知情報に基づいてカール矯正部材29を第2状
態(図6を参照)Bに切り換えさせ、ニップ解除検知手
段33からの用紙後端のニップ解除の検知情報に基づい
てカール矯正部材29を第1状態(図7を参照)Aに切
り換えさせるようにしている。
【0045】上記の構成において、定着処理後の用紙S
が上向きカールである場合は、カール矯正部材29が第
1矯正姿勢Xに且つ経路切り換え機構35が第1給紙姿
勢Cに、それぞれ姿勢変更し、上流側のローラ26,2
6対から繰り出された用紙Sが上向きカール用紙の矯正
経路21aに取り出されて、下流側のローラ27,27
対によってニップされ、上向きにカールした用紙Sに用
紙搬送方向のテンションが付与される。爾後は、図3お
よび図4に基づいて説明した通りのカール矯正が行われ
ることで、用紙Sの先端から後端のほゞ全面に近い範囲
にわたってカール矯正が好適に成される。
が上向きカールである場合は、カール矯正部材29が第
1矯正姿勢Xに且つ経路切り換え機構35が第1給紙姿
勢Cに、それぞれ姿勢変更し、上流側のローラ26,2
6対から繰り出された用紙Sが上向きカール用紙の矯正
経路21aに取り出されて、下流側のローラ27,27
対によってニップされ、上向きにカールした用紙Sに用
紙搬送方向のテンションが付与される。爾後は、図3お
よび図4に基づいて説明した通りのカール矯正が行われ
ることで、用紙Sの先端から後端のほゞ全面に近い範囲
にわたってカール矯正が好適に成される。
【0046】一方、定着処理後の用紙Sが下向きカール
の場合は、図8および図9に示すように、カール矯正部
材29が第2矯正姿勢Yに且つ経路切り換え機構35が
第2給紙姿勢Dに、それぞれ姿勢変更し、上流側のロー
ラ26,26対から繰り出された用紙Sが下向きカール
用紙の矯正経路21bに取り出されて、その先端が給紙
ガイド36に案内され、かつ、下流側のローラ27,2
7対によってニップされて、下向きにカールした用紙S
に用紙搬送方向のテンションが付与される。
の場合は、図8および図9に示すように、カール矯正部
材29が第2矯正姿勢Yに且つ経路切り換え機構35が
第2給紙姿勢Dに、それぞれ姿勢変更し、上流側のロー
ラ26,26対から繰り出された用紙Sが下向きカール
用紙の矯正経路21bに取り出されて、その先端が給紙
ガイド36に案内され、かつ、下流側のローラ27,2
7対によってニップされて、下向きにカールした用紙S
に用紙搬送方向のテンションが付与される。
【0047】そして、第1状態Aにあるカール矯正部材
29が、下流側のローラ27,27対のニップ点aの近
傍で、この用紙Sを上向きに湾曲させるようにカール矯
正を開始すると共に、同時に、下流側のローラ29,2
9対によって用紙先端がニップされたことの検知に基づ
いて、カール矯正部材29が第2状態Bに姿勢変更され
ることで、爾後は、上流側のローラ26,26対による
用紙後端のニップが解除されるまでの間、カール矯正部
材29が、この上流側のローラ26,26対のニップ点
b近傍で用紙Sのカール矯正を継続する。
29が、下流側のローラ27,27対のニップ点aの近
傍で、この用紙Sを上向きに湾曲させるようにカール矯
正を開始すると共に、同時に、下流側のローラ29,2
9対によって用紙先端がニップされたことの検知に基づ
いて、カール矯正部材29が第2状態Bに姿勢変更され
ることで、爾後は、上流側のローラ26,26対による
用紙後端のニップが解除されるまでの間、カール矯正部
材29が、この上流側のローラ26,26対のニップ点
b近傍で用紙Sのカール矯正を継続する。
【0048】従って、上記の構成によれば、上向きカー
ル又は下向きカールの何れの用紙Sであっても、この用
紙Sのカール方向を自動的に検知して、上向きカール又
は下向きカールに対応したカール矯正が、その用紙Sの
先端から後端のほゞ全面に近い範囲にわたって好適に達
成される。
ル又は下向きカールの何れの用紙Sであっても、この用
紙Sのカール方向を自動的に検知して、上向きカール又
は下向きカールに対応したカール矯正が、その用紙Sの
先端から後端のほゞ全面に近い範囲にわたって好適に達
成される。
【0049】上記の各実施例では、カール矯正部材29
のカール矯正作用端に厚み方向の丸みを帯びさせて、こ
のカール矯正作用端によって紙面を扱かせるようにし
て、用紙Sを湾曲させる矯正形態をとっているが、図1
0に示すように、カール矯正部材29の先端にカール矯
正用のローラrを設けて、用紙Sの給紙に伴ってカール
矯正用のローラrを紙面に接して転動させるようにして
もよい。
のカール矯正作用端に厚み方向の丸みを帯びさせて、こ
のカール矯正作用端によって紙面を扱かせるようにし
て、用紙Sを湾曲させる矯正形態をとっているが、図1
0に示すように、カール矯正部材29の先端にカール矯
正用のローラrを設けて、用紙Sの給紙に伴ってカール
矯正用のローラrを紙面に接して転動させるようにして
もよい。
【0050】このように構成すれば、丸みを帯びさせた
カール矯正作用端による紙面の扱きとは異なるソフトな
カール矯正が成されるもので、特に、下向きカール用紙
Sの表面すなわち画像形成面にカール矯正部材29が接
してカール矯正する際に、カール矯正部材29の摩擦に
よって用紙表面の画像が傷められる心配がなくなる利点
がある。尚、上記のカール矯正用のローラrを、カール
矯正部材29が下向きカール用紙Sの表面に接してカー
ル矯正する際にのみ転動させるように、例えばワンウェ
イクラッチを設けてもよい。
カール矯正作用端による紙面の扱きとは異なるソフトな
カール矯正が成されるもので、特に、下向きカール用紙
Sの表面すなわち画像形成面にカール矯正部材29が接
してカール矯正する際に、カール矯正部材29の摩擦に
よって用紙表面の画像が傷められる心配がなくなる利点
がある。尚、上記のカール矯正用のローラrを、カール
矯正部材29が下向きカール用紙Sの表面に接してカー
ル矯正する際にのみ転動させるように、例えばワンウェ
イクラッチを設けてもよい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、カールを生じた用紙のカール矯正が、その用紙
の先端から後端のほゞ全面に近い範囲にわたって好適に
達成される。そして請求項2の発明によれば、上向きカ
ール又は下向きカールの何れの用紙であっても、この用
紙のカール方向を自動的に検知して、上向きカール又は
下向きカールに対応したカール矯正が、その用紙の先端
から後端のほゞ全面に近い範囲にわたって好適に達成さ
れる。
よれば、カールを生じた用紙のカール矯正が、その用紙
の先端から後端のほゞ全面に近い範囲にわたって好適に
達成される。そして請求項2の発明によれば、上向きカ
ール又は下向きカールの何れの用紙であっても、この用
紙のカール方向を自動的に検知して、上向きカール又は
下向きカールに対応したカール矯正が、その用紙の先端
から後端のほゞ全面に近い範囲にわたって好適に達成さ
れる。
【図1】画像形成装置の一例の静電写真複写機の概略縦
断側面図である。
断側面図である。
【図2】カール矯正手段の構成図である。
【図3】下流側のローラ対近傍での上向きカール用紙の
カール矯正状態を示す説明図である。
カール矯正状態を示す説明図である。
【図4】上流側のローラ対近傍での上向きカール用紙の
カール矯正状態を示す説明図である。
カール矯正状態を示す説明図である。
【図5】カール矯正部材を2本にした別の実施例のカー
ル矯正手段の構成図である。
ル矯正手段の構成図である。
【図6】上向きカール又は下向きカールの何れをもカー
ル矯正の対象にできるようにした別の実施例のカール矯
正手段の上向きカール対応時の構成図である。
ル矯正の対象にできるようにした別の実施例のカール矯
正手段の上向きカール対応時の構成図である。
【図7】図6に示したカール矯正手段の下向きカール対
応時の構成図である。
応時の構成図である。
【図8】図6に示したカール矯正手段による下流側のロ
ーラ対近傍での下向きカール用紙のカール矯正状態を示
す説明図である。
ーラ対近傍での下向きカール用紙のカール矯正状態を示
す説明図である。
【図9】図6に示したカール矯正手段による上流側のロ
ーラ対近傍での下向きカール用紙のカール矯正状態を示
す説明図である。
ーラ対近傍での下向きカール用紙のカール矯正状態を示
す説明図である。
【図10】先端にカール矯正用のローラを備えさせた別
の実施例を示すカール矯正部材の構成図である。
の実施例を示すカール矯正部材の構成図である。
【図11】従来例のカール矯正手段の構成図である。
17…排紙トレイ、20…再給紙手段、21…給紙経
路、22…経路切り換え手段、26,26…上流側のロ
ーラ対、27,27…下流側のローラ対、29…カール
矯正部材、32…ニップ検知手段、33…ニップ解除検
知手段、34…制御手段、35…経路切り換え機構、3
7…カール検知手段、r…カール矯正用のローラ、S…
用紙、A…第1状態、B…第2状態、C…第1給紙姿
勢、D…第2給紙姿勢、X…第1矯正姿勢、Y…第2矯
正姿勢。
路、22…経路切り換え手段、26,26…上流側のロ
ーラ対、27,27…下流側のローラ対、29…カール
矯正部材、32…ニップ検知手段、33…ニップ解除検
知手段、34…制御手段、35…経路切り換え機構、3
7…カール検知手段、r…カール矯正用のローラ、S…
用紙、A…第1状態、B…第2状態、C…第1給紙姿
勢、D…第2給紙姿勢、X…第1矯正姿勢、Y…第2矯
正姿勢。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 道下 恭弘 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 定着処理後の用紙を画像形成部に再給紙
する再給紙手段と、定着処理後の用紙を排紙トレイと再
給紙手段とに切り換え給紙する経路切り換え手段とを備
えた画像形成装置において、前記再給紙手段への給紙経
路を通る用紙に用紙搬送方向のテンションを付与して給
紙する二組のローラ対を配置し、このローラ対間に、カ
ールの生じた用紙をカール方向と反対方向に湾曲させる
カール矯正部材を、用紙先端が下流側のローラ対によっ
てニップされた際にそのローラ対の近傍で用紙を湾曲さ
せる第1状態と、用紙後端が上流側のローラ対によるニ
ップ解除前にそのローラ対の近傍で用紙を湾曲させる第
2状態とに、姿勢変更可能に構成してあることを特徴と
する画像形成装置。 - 【請求項2】 定着処理後の用紙を画像形成部に再給紙
する再給紙手段と、定着処理後の用紙を排紙トレイと再
給紙手段とに切り換え給紙する経路切り換え手段とを備
えた画像形成装置において、前記再給紙手段への給紙経
路を通る用紙に用紙搬送方向のテンションを付与して給
紙する二組のローラ対を配置し、このローラ対間に、上
向きカールの用紙を下向きに湾曲させる第1矯正姿勢
と、下向きカールの用紙を上向きに湾曲させる第2矯正
姿勢とに、回動を伴って姿勢変更可能なカール矯正部材
を設けると共に、このカール矯正部材による上向きカー
ル用紙の矯正経路に用紙を給紙させる第1給紙姿勢と、
下向きカール用紙の矯正経路に用紙を給紙させる第2給
紙姿勢とに、姿勢変更可能な経路切り換え機構と、定着
処理済み用紙のカールの向きを検知するカール検知手段
とを設け、前記カール検知手段からの上向きカールの検
知に基づいてカール矯正部材を第1矯正姿勢に且つ経路
切り換え機構を第1給紙姿勢に姿勢変更させ、あるい
は、カール検知手段からの用紙下向きのカール検知結果
に基づいて、カール矯正部材を第1矯正姿勢に且つ経路
切り換え機構を第1給紙姿勢に姿勢変更させると共に、
カール検知手段からの用紙下向きのカール検知結果に基
づいて、カール矯正部材を第2矯正姿勢に且つ経路切り
換え機構を第2給紙姿勢に姿勢変更させるように構成
し、更に、カール矯正部材の第1矯正姿勢または第2矯
正姿勢のそれぞれにおいて、用紙先端が下流側のローラ
対によってニップされた際にそのローラ対の近傍で用紙
を湾曲させる第1状態と、用紙後端が上流側のローラ対
によるニップ解除前にそのローラ対の近傍で用紙を湾曲
させる第2状態とに、姿勢変更させるように構成してあ
ることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項3】 下流側のローラ対による用紙先端のニッ
プ検知手段と、上流側のローラ対による用紙後端のニッ
プ解除検知手段を有し、用紙先端のニップ検知情報に基
づいて前記カール矯正部材を第2状態にへ移動させ、用
紙後端のニップ解除の検知情報に基づいて前記カール矯
正部材を第1状態に切り換える制御手段を備えて成る請
求項1または2に記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 カール矯正部材の先端に、用紙の画像形
成面に接して転動するカール矯正用のローラを設けてあ
る請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8299782A JPH10123780A (ja) | 1996-10-23 | 1996-10-23 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8299782A JPH10123780A (ja) | 1996-10-23 | 1996-10-23 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10123780A true JPH10123780A (ja) | 1998-05-15 |
Family
ID=17876890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8299782A Pending JPH10123780A (ja) | 1996-10-23 | 1996-10-23 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10123780A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014015283A (ja) * | 2012-07-06 | 2014-01-30 | Ricoh Co Ltd | カール矯正装置及び画像形成装置 |
JP2017007769A (ja) * | 2015-06-18 | 2017-01-12 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | カール矯正装置およびこれを備える画像形成装置 |
-
1996
- 1996-10-23 JP JP8299782A patent/JPH10123780A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014015283A (ja) * | 2012-07-06 | 2014-01-30 | Ricoh Co Ltd | カール矯正装置及び画像形成装置 |
JP2017007769A (ja) * | 2015-06-18 | 2017-01-12 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | カール矯正装置およびこれを備える画像形成装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0807862B1 (en) | Image forming apparatus | |
US20020113357A1 (en) | Image forming apparatus | |
JPH04338060A (ja) | 用紙のカール低減装置 | |
JPH08127455A (ja) | 多ゲートタンデム型カール除去装置 | |
JPH07157147A (ja) | 用紙搬送装置 | |
JPH02305743A (ja) | シート搬送装置 | |
JPH10123781A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2505759B2 (ja) | シ−ト材料排出装置 | |
JP2002068558A (ja) | カール補正装置 | |
JPH10123780A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4833806B2 (ja) | 転写紙カール除去装置及び画像形成装置 | |
JPH09188456A (ja) | 画像形成装置の転写紙カール矯正装置 | |
JP3802621B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH10123782A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3634158B2 (ja) | シート搬送装置及び画像形成装置 | |
JPH10231061A (ja) | 画像形成装置のカール矯正装置 | |
JPS59138558A (ja) | シ−ト再搬送装置 | |
JP3647649B2 (ja) | シートカール矯正装置及び画像形成装置 | |
JPH11199142A (ja) | シート搬送装置及び画像形成装置 | |
JPH10171174A (ja) | 両面画像形成装置 | |
JPH04338059A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3372323B2 (ja) | 用紙搬送装置 | |
JP2648521B2 (ja) | シート搬送装置 | |
JP2638957B2 (ja) | 画像形成装置用の用紙反転装置 | |
JPH08169575A (ja) | 画像形成装置の給紙装置 |