JPH10123574A - アクティブマトリクス基板 - Google Patents

アクティブマトリクス基板

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JPH10123574A
JPH10123574A JP27444996A JP27444996A JPH10123574A JP H10123574 A JPH10123574 A JP H10123574A JP 27444996 A JP27444996 A JP 27444996A JP 27444996 A JP27444996 A JP 27444996A JP H10123574 A JPH10123574 A JP H10123574A
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JP
Japan
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signal line
video signal
scanning signal
circuit
short
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Application number
JP27444996A
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English (en)
Inventor
Minoru Hiroshima
實 廣島
Takashi Isoda
高志 磯田
Yasushi Nakano
泰 中野
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Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Japan Display Inc
Original Assignee
Hitachi Device Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アクティブマトリクス基板の画素部の断面構造
がトップITO構造であり、基板形成工程の簡略化のた
め、静電気保護回路を構成する非線形抵抗素子の一部
を、透明画素電極と同一の形成工程で同層を用いて形成
した構造において、信号線の形成後から基板が完成する
までの工程の間においても、静電気保護回路を働かせ
る。 【解決手段】保護膜の形成後に透明画素電極ITOを設
け、非線形抵抗素子NR1、NR2の一部を、透明画素
電極ITOと同一の形成工程で同層を用いて形成した構
造において、各非線形抵抗素子NR2と並列に、走査信
号線G0〜Gjおよび映像信号線D1〜Diとガードリ
ングGRとを、走査信号線G0〜Gjあるいは映像信号
線D1〜Diと同一の形成工程で同層を用いて形成した
短絡線STLNG、STLNDによりそれぞれ短絡させ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクティブマトリ
クス方式液晶表示装置作製用のアクティブマトリクス基
板に係り、特に、アクティブマトリクス基板上に形成す
る静電気保護回路の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】アクティブマトリクス方式の液晶表示装
置は、マトリクス状に配列された複数の画素電極のそれ
ぞれに対応して非線形素子(スイッチング素子)を設け
たものである。各画素における液晶は理論的には常時駆
動(デューティ比 1.0)されているので、時分割駆動方
式を採用している、いわゆる単純マトリクス方式と比べ
てアクティブ方式はコントラストが良く、特にカラー液
晶表示装置では欠かせない技術となりつつある。スイッ
チング素子として代表的なものとしては薄膜トランジス
タ(TFT)がある。
【0003】なお、薄膜トランジスタを使用したアクテ
ィブマトリクス方式の液晶表示装置は、例えば特開昭6
3−309921号公報や、「冗長構成を採用した12.5
型アクティブマトリクス方式カラー液晶ディスプレ
イ」、日経エレクトロニクス、頁193〜210、1986年12月
15日、日経マグロウヒル社発行、で知られている。
【0004】液晶表示装置(すなわち、液晶表示モジュ
ール)は、例えば、表示用の透明電極と配向膜等をそれ
ぞれ積層した面が対向するように所定の間隙を隔てて2
枚のガラス等からなる透明絶縁基板を重ね合わせ、該両
基板間の周縁部近傍に枠状(ロの字状)に設けたシール
材により、両基板を貼り合わせると共に、シール材の一
部に設けた切り欠け部である液晶封入口から両基板間の
シール材の内側に液晶を封止し(この状態を液晶表示セ
ルと称す)、基板を切断し、さらに両基板の外側に偏光
板を設けてなる液晶表示素子(すなわち、液晶表示パネ
ル、LCD:リキッド クリスタル ディスプレイ(Liqui
d Crystal Display))と、液晶表示素子の下に配置さ
れ、液晶表示素子に光を供給するバックライトと、液晶
表示素子の外周部の外側に配置した液晶駆動回路基板
と、バックライトを収納、保持するモールド成型品であ
る下側ケースと、前記各部材を収納し、表示窓があけら
れた金属製シールドケース等で構成されている。
【0005】例えばアクティブマトリクス方式の液晶表
示素子では、液晶層を介して互いに対向配置されるガラ
ス等からなる2枚の透明絶縁基板のうち、その一方のガ
ラス基板(すなわち、アクティブマトリクス基板。TF
T基板とも称される)の液晶層側の面に、そのx方向に
延在し、y方向に並設される走査信号線群と、この走査
信号線群と絶縁されてy方向に延在し、x方向に並設さ
れる映像信号線群とが形成されている。
【0006】これらの走査信号線群と前記映像信号線群
とが交差する領域により表示領域が構成され、各走査信
号線と各映像信号線とで囲まれた領域がそれぞれ画素領
域となり、この画素領域にスイッチング素子として例え
ば薄膜トランジスタ(TFT)と透明画素電極とが形成
されている。なお、薄膜トランジスタのゲート電極は走
査信号線に、ドレイン電極は映像信号線に、ソース電極
は透明画素電極にそれぞれ接続されている。
【0007】このような構成において、走査信号線に走
査信号が供給されることにより、薄膜トランジスタがオ
ンされ、このオンされた薄膜トランジスタを介して映像
信号線からの映像信号が画素電極に供給される。
【0008】なお、走査信号線群の各走査信号線と、映
像信号線群の各映像信号線とは、それぞれ透明絶縁基板
の周辺にまで延在されて外部接続端子を構成し、この外
部接続端子にそれぞれ接続されて映像信号線駆動回路、
走査信号線駆動回路、すなわち、これらを構成する複数
個の駆動IC(半導体集積回路)チップが該透明絶縁基
板の周辺に外付けされるようになっている。つまり、こ
れらの各駆動ICチップを搭載したテープキャリアパッ
ケージ(TCP)を基板の周辺に複数個外付けする。
【0009】しかし、このように透明絶縁基板は、その
周辺に駆動ICチップが搭載されたTCPが外付けされ
る構成となっているので、これらの回路によって、透明
絶縁基板の走査信号線群と映像信号線群との交差領域に
よって構成される表示領域の輪郭と、該透明絶縁基板の
外枠の輪郭との間の領域(通常、額縁と称している)の
占める面積が大きくなってしまい、液晶表示モジュール
の外形寸法を小さくしたいという要望に反する。
【0010】それゆえ、このような問題を少しでも解消
するために、すなわち、液晶表示素子の高密度化と液晶
表示モジュールの外形をできる限り縮小したいとの要求
から、TCP部品を使用せず、映像信号線駆動ICチッ
プおよび走査信号線駆動ICチップを透明絶縁基板上に
直接搭載する構成が提案された。このような実装方式を
フリップチップ方式、あるいはチップオンガラス(CO
G)方式という。
【0011】また、公知例ではないが、チップオンガラ
ス方式の液晶表示装置に関しては、同一出願人である
が、モジュール実装方法について先願がある(特願平6
−256426号)。
【0012】走査信号線、映像信号線、薄膜トランジス
タ等を形成したアクティブマトリクス基板の製造におい
ては、製造工程中に外部から侵入したり、該基板上で発
生する静電気によって、薄膜トランジスタのしきい値電
圧Vthの変動による表示むらの発生、薄膜トランジスタ
の破損、走査信号線と映像信号線との絶縁膜を介する交
差部における短絡等の不良が発生する問題がある。これ
は、静電気により走査信号線と映像信号線との間に高電
圧が発生するためであり、通常、該基板を静電気から保
護し、さらに該基板の電気的欠陥の検査を可能とするた
めに、静電気保護回路が該基板の表示領域の外側に形成
される。
【0013】図4は、従来のアクティブマトリクス基板
における静電気保護回路の第1例の概略構成を示す図で
ある。
【0014】図において、G0〜Gjは走査信号線、D
1〜Diは映像信号線、(1,1)〜(m,n)は表示
画素、TFTはスイチッング素子である薄膜トランジス
タ、PXは透明画素電極、GPADはそれぞれ走査信号
線G0〜Gjに外部駆動電気回路を接続するための外部
接続端子、DPADはそれぞれ映像信号線D1〜Diに
外部駆動電気回路を接続するための外部接続端子、CU
TLNは基板の不要な外周部を切断する切断線、C/F
comPADはカラーフィルタ基板側に設けられた共通
透明画素電極が、両基板間に設けた導電材を介して電気
的に接続された外部接続端子、NR1、NR2は双方向
ダイオード等からなる非線形抵抗素子、NRGNDは非
線形抵抗素子NR1を介して各走査信号線G0〜Gjお
よび各映像信号線D1〜Diを短絡する共通短絡線、G
Rは非線形抵抗素子NR2を介して各走査信号線G0〜
Gjおよび各映像信号線D1〜Diを短絡するガードリ
ングである。
【0015】すなわち、走査信号線G0〜Gjと映像信
号線D1〜Diとの交差部近傍に薄膜トランジスタTF
Tが設けられ、該薄膜トランジスタのソース電極は、液
晶に電界を加えるための透明画素電極PXに接続され、
2次元状に配列した表示画素(1,1)〜(m,n)を
構成している。
【0016】該表示画素(1,1)〜(m,n)で構成
される表示領域の外側に、走査信号線G0〜Gjの外部
接続端子GPADと、映像信号線D1〜Diの外部接続
端子DPADが設けられている。
【0017】なお、当該アクティブマトリクス基板と、
もう一方のカラーフィルタ基板とを、所定の間隙を隔て
て重ね合わせて組み立てた後、該アクティブマトリクス
基板の外周部は、切断線CUTLNの箇所で切断されて
廃棄される。すなわち、このとき、切断線CUTLNの
外側に形成された非線形抵抗素子NR2とガードリング
GRは切り落される。
【0018】表示領域と外部接続端子GPAD、DPA
Dとの間に設けられた各非線形抵抗素子NR1と共通短
絡線NRGNDにより、第1の静電気保護回路が構成さ
れている。なお、非線形抵抗素子NR1は、双方向ダイ
オードやMIM素子等から構成され(双方向ダイオード
の場合の等価回路の例は図3(a)参照)、走査信号線
G0〜Gjや映像信号線D1〜Diに侵入した静電気を
放電するために、各走査信号線G0〜Gjおよび各映像
信号線D1〜Di毎に、共通短絡線NRGNDとの間に
設けられている。共通短絡線NRGNDは、非線形抵抗
素子NR1により放電された静電気を吸収するもので、
外部接続端子C/FcomPADに接続され、これと両
基板間に設けた導電材を介してカラーフィルタ基板側の
共通透明画素電極(図示省略)に電気的に接続される。
この第1の静電気保護回路は、基板切断後においても静
電気保護機能を有する。
【0019】また、外部接続端子GPAD、DPADの
外側に設けられた各非線形抵抗素子NR2とガードリン
グGRにより、第2の静電気保護回路が構成されてい
る。なお、非線形抵抗素子NR2は、非線形抵抗素子N
R1と同様に、双方向ダイオードやMIM素子等から構
成され(双方向ダイオードの場合の等価回路の例は図3
(b)参照)、走査信号線G0〜Gjや映像信号線D1
〜Diに侵入した静電気を放電するために、外部接続端
子GPAD、DPAD毎に、ガードリングGRとの間に
設けられている。ガードリングGRは、ショートバーと
も呼ばれる共通短絡線で、非線形抵抗素子NR2により
放電された静電気を吸収するもので、配線および外部接
続端子GPAD、DPADの外周部を囲むように設けら
れている。このような第2の静電気保護回路は、薄膜ト
ランジスタTFTや配線の電気的欠陥検査を可能にする
ためにも必要である。
【0020】すなわち、薄膜トランジスタの形成工程完
了時点でのアクティブマトリクス基板の不良を、点欠陥
レベルで検査することのできるアレイテスタが開発され
ている。アレイテスタの検査方法は、アクティブマトリ
クス基板を通常の表示に近い状態に駆動させ、画素電極
に信号電荷を書き込み、一定時間後に画素電極に蓄積残
存している信号電荷を読み出し、その読み出し信号を分
析することにより、各画素部の欠陥の有無を検査する。
このときの読み出し信号は微小であり、検出回路の入力
インピーダンスが高いので、走査信号線G0〜Gjある
いは映像信号線D1〜Diが短絡線のみで短絡されてい
ると、検査することができない。このため、各走査信号
線G0〜Gjあるいは映像信号線D1〜Diとガードリ
ングGRとを、それぞれ例えば106Ωと充分高い抵抗
を有する非線形抵抗素子NL2を介して接続することに
より、検査が可能となっている。
【0021】図5は、従来のCOG方式のアクティブマ
トリクス基板における静電気保護回路の第2例の概略構
成を示す図である。本例では、図4に示した静電気保護
回路をCOG方式のアクティブマトリクス基板に適応さ
せた例である。なお、図4と同じ符号のものは、同様の
機能を有し、その繰り返しの説明は省略する。
【0022】図において、COGは走査信号線駆動IC
チップの設置位置、CODは映像信号線駆動ICチップ
の設置位置、FPCGは走査信号線駆動フレキシブル配
線基板の設置位置、FPCDは映像信号線駆動フレキシ
ブル配線基板の設置位置、COGPADは走査信号線駆
動ICチップへの出力端子(FPCからの入力端子)、
CODPADは映像信号線駆動ICチップへの出力端子
(FPCからの入力端子)、INTGLは支線短絡線で
ある。
【0023】COG方式では、走査信号線G0〜Gjや
映像信号線D1〜Diを駆動する外部駆動電気回路が該
基板上に直付けされた構造を取る。当該アクティブマト
リクス基板と、もう一方のカラーフィルタ基板とを、所
定の間隙を隔てて重ね合わせて組み立てた後、該アクテ
ィブマトリクス基板の外周部を切断線CUTLNの箇所
で切断する。つぎに、両基板間に液晶を封入、封止す
る。つぎに、点灯検査を行った後、駆動ICチップとフ
レキシブル配線基板を実装する。駆動ICチップは、実
装されると、基板上の出力端子COGPADと外部接続
端子GPAD、あるいは出力端子CODPADと外部接
続端子DPADに電気的に接続される。出力端子COG
PAD、CODPADは、駆動ICチップにフレキシブ
ル配線基板を介して外部から動作信号を与えるためのも
のである。すなわち、該出力端子COGPAD、COD
PADに外部から動作信号を与えるために、駆動ICチ
ップの実装後に、さらに、フレキシブル配線基板をその
設置位置FPCG、FPCDに実装する。
【0024】このような構成のCOG方式アクティブマ
トリクス基板において、第1の静電気保護回路は、図4
の従来例と全く同様に、非線形抵抗素子NR1と共通短
絡線NRGNDにより構成されている。しかし、図4の
従来例における各外部接続端子GPAD、DPADの外
側に設けられ、非線形抵抗素子NR2とガードリングG
Rで構成された第2の静電気保護回路に関しては、出力
端子COGPAD、CODPADが存在するために、非
線形抵抗素子NR2とガードリングGRとを直接に接続
することができない。このため、図5に示すように、ガ
ードリングGRの支線短絡線INTGLを設けることに
より、該支線短絡線INTGLを介して非線形抵抗素子
NR2とガードリングGRとを接続している。
【0025】図6(a)は、従来のアクティブマトリク
ス基板の画素部の第1例の概略断面構造を示す図であ
る。
【0026】図において、SUB1は透明ガラス基板等
からなるアクティブマトリクス基板、Gjは走査信号
線、INSLは絶縁膜、Diは映像信号線、ITOは透
明画素電極、PASは保護膜である。
【0027】すなわち、本例では、基板SUB1上に順
次、走査信号線Gj、絶縁膜INSL、映像信号線D
i、透明画素電極ITO、最上に保護膜PASが積層さ
れている。本例では、透明画素電極ITOを保護膜PA
Sの形成前、すなわち、保護膜PASの下層に形成して
いる点に特徴がある(PAS前ITO構造と称され
る)。
【0028】図6(b)は、従来のアクティブマトリク
ス基板の画素部の第2例の概略断面構造を示す図であ
る。本例では、図6(a)に示した第1例に代わる別の
画素部の断面構造を示す。
【0029】本例では、基板SUB1上に順次、走査信
号線Gj、絶縁膜INSL、映像信号線Di、保護膜P
AS、最上に透明画素電極ITOが積層されている。す
なわち、本例では、透明画素電極ITOを保護膜PAS
の形成後、すなわち、保護膜PASの上層に形成してい
る点に特徴がある(トップITO構造と称される)。
【0030】図6(c)は、図6(b)に示したアクテ
ィブマトリクス基板の薄膜トランジスタ部の概略断面構
造を示す図である。
【0031】図において、GTは走査信号線Gj(図6
(b))と同一の形成工程で同層を用いて形成されるゲ
ート電極、GIは絶縁膜INSLと同一の形成工程で同
層を用いて形成されるゲート絶縁膜、ASはチャネル層
形成用のi型(真性、すなわち、導電型決定不純物がド
ープされていない)非晶質シリコン(Si)からなるi
型半導体層、d0はオーミックコンタクト用のリン
(P)をドープしたN+型非晶質シリコン半導体層、S
D1はソース電極、SD2はドレイン電極である。ソー
ス電極SD1、ドレイン電極SD2は、映像信号線Di
と同一の形成工程で同層を用いて形成される。
【0032】図6(c)、(b)に示すトップITO構
造のアクティブマトリクス基板では、以下のように6層
構造がホトリソグラフィ工程数5で製造される。すなわ
ち、 第1ホトリソグラフィ工程:ゲート電極GT(走査信
号線Gj) 第2ホトリソグラフィ工程:ゲート絶縁膜GI(絶縁
膜INSL)と、i型半導体層ASおよびN+型非晶質
シリコン半導体層d0(ホトリソグラフィ工程を一体化
してホトリソグラフィ工程数低減) 第3ホトリソグラフィ工程:ソース電極SD1および
ドレイン電極SD2(N+型非晶質シリコン半導体層d
0は、ソース電極SD1、ドレイン電極SD2のエッチ
ングの際に、露出する部分がエッチングされる) 第4ホトリソグラフィ工程:保護膜PAS 第5ホトリソグラフィ工程:透明画素電極ITO なお、トップITO構造は、透明画素電極ITOと映像
信号線Diの層が保護膜PASを介して異層化されるた
め、異物による両層の短絡による表示欠陥を防止するこ
とができる効果がある。さらにまた、この効果により、
透明画素電極ITOの面積を大きく設計することが可能
となり、開口率を高くすることができる。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】図6(b)、(c)に
示すトップITO構造の場合、透明画素電極ITOを保
護膜PASの形成後に形成するので、基板形成工程の種
類によっては、図4、図5で示した第1および第2の静
電気保護回路を構成する非線形抵抗素子NR1、NR2
が、アクティブマトリクス基板が完成するまで機能しな
いという問題が起こる。すなわち、この問題は、基板形
成工程を簡略化するために、静電気保護回路の非線形抵
抗素子NR1あるいはNR2の一部を、透明画素電極I
TOと同一の形成工程で同層を用いて形成する場合に生
じる。
【0034】これらの非線形抵抗素子NR1、NR2
は、走査信号線Gjと映像信号線Diの形成工程が完了
した時点で機能することが望まれる。それが、基板の最
終工程である透明画素電極ITOを形成し該基板が完成
するまで、非線形抵抗素子NR1、NR2が機能しない
となると、映像信号線Diの形成後から基板が完成する
までの工程の間は、静電気保護回路が働かず、静電気に
対して無防備状態にさらされることになり、前述のよう
に静電気による不良が発生する。なお、静電気は、保護
膜を形成する際に特に発生しやすく、保護膜形成工程に
おいては、静電気保護回路が機能することが望まれる。
【0035】本発明の目的は、アクティブマトリクス基
板の画素部の断面構造が前記トップITO構造であり、
基板形成工程の簡略化のため、静電気保護回路を構成す
る非線形抵抗素子の一部を、透明画素電極と同一の形成
工程で同層を用いて形成した構造において、信号線の形
成後から基板が完成するまでの工程の間においても、静
電気保護回路が働くアクティブマトリクス基板を提供す
ることにある。
【0036】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、液晶表示素子を構成し、液晶層を介して
互いに対向配置した2枚の液晶表示基板のうち、一方の
アクティブマトリクス基板の前記液晶層側の面上に、x
方向に延在し、y方向に並設した走査信号線群と、この
走査信号線群と絶縁してy方向に延在し、x方向に並設
した映像信号線群とを形成し、前記走査信号線群と前記
映像信号線群とが交差する領域により表示領域を構成
し、前記走査信号線と前記映像信号線とで囲まれる領域
に、薄膜トランジスタと透明画素電極とをそれぞれ形成
し、前記透明画素電極を、前記薄膜トランジスタと前記
走査信号線および前記映像信号線の保護膜より上層に設
け、前記走査信号線と、前記映像信号線とを、それぞれ
第1の非線形抵抗素子を介して第1の共通短絡線に電気
的に接続して第1の静電気保護回路を構成し、前記走査
信号線と、前記映像信号線とを、それぞれ第2の非線形
抵抗素子を介して、前記第1の共通短絡線の外側に設け
た第2の共通短絡線に電気的に接続して第2の静電気保
護回路を構成し、前記第1および第2の非線形抵抗素子
の一部を、前記透明画素電極と同一の形成工程で同層を
用いて形成したアクティブマトリクス基板において、前
記走査信号線と、前記映像信号線とを、前記第2の共通
短絡線に電気的に接続する短絡線を、前記第2の非線形
抵抗素子と並列にそれぞれ設け、前記非線形抵抗素子と
並列にそれぞれ設けた前記短絡線を、前記走査信号線ま
たは前記映像信号線と同一の形成工程で同層を用いて形
成したことを特徴とする。
【0037】また、液晶表示素子を構成し、液晶層を介
して互いに対向配置した2枚の液晶表示基板のうち、一
方のアクティブマトリクス基板の前記液晶層側の面上
に、x方向に延在し、y方向に並設した走査信号線群
と、この走査信号線群と絶縁してy方向に延在し、x方
向に並設した映像信号線群とを形成し、前記走査信号線
群と前記映像信号線群とが交差する領域により表示領域
を構成し、前記走査信号線と前記映像信号線とで囲まれ
る領域に、薄膜トランジスタと透明画素電極とをそれぞ
れ形成し、前記透明画素電極を、前記薄膜トランジスタ
と前記走査信号線および前記映像信号線の保護膜より上
層に設け、前記走査信号線と、前記映像信号線とを、そ
れぞれ第1の非線形抵抗素子を介して第1の共通短絡線
に電気的に接続して第1の静電気保護回路を構成し、前
記走査信号線と、前記映像信号線とを、それぞれ第2の
非線形抵抗素子と支線短絡線とを介して、前記第1の共
通短絡線の外側に設けた第2の共通短絡線に電気的に接
続して第2の静電気保護回路を構成し、前記第1および
第2の非線形抵抗素子の一部を、前記透明画素電極と同
一の形成工程で同層を用いて形成し、前記面上に駆動I
Cチップを搭載するチップオンガラス方式のアクティブ
マトリクス基板において、前記走査信号線と、前記映像
信号線とを、前記第2の共通短絡線または前記支線短絡
線に電気的に接続する短絡線を、前記第2の非線形抵抗
素子と並列にそれぞれ設け、前記非線形抵抗素子と並列
にそれぞれ設けた前記短絡線を、前記走査信号線または
前記映像信号線と同一の形成工程で同層を用いて形成し
たことを特徴とする。
【0038】本発明では、走査信号線と、映像信号線と
を、共通短絡線に電気的に接続する短絡線を、前記非線
形抵抗素子と並列にそれぞれ設け、非線形抵抗素子と並
列にそれぞれ設けた短絡線を、走査信号線または映像信
号線と同一の形成工程で同層を用いて形成することによ
り、アクティブマトリクス基板の画素部の断面構造がト
ップITO構造であり、静電気保護回路を構成する非線
形抵抗素子の一部を、透明画素電極と同一の形成工程で
同層を用いて形成した構造において、信号線の形成後か
ら基板が完成するまでの工程の間においても、静電気保
護回路が働くアクティブマトリクス基板を提供すること
ができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について詳細に説明する。なお、以下で説明する
図面で、同一機能を有するものは同一符号を付け、その
繰り返しの説明は省略する。
【0040】実施の形態1 図1は、本発明の実施の形態1のアクティブマトリクス
基板における静電気保護回路の概略構成を示す図であ
る。すなわち、本図は、アクティブマトリクス方式液晶
表示装置のアクティブマトリクス基板および液晶表示セ
ルを製造工程中に発生する静電気から保護するために、
該基板上に形成した静電気保護回路の一実施の形態を示
す。なお、図4に示したもので、同一の機能を有するも
のは、同一符号を付してある。
【0041】図において、G0〜Gjは走査信号線、D
1〜Diは映像信号線、(1,1)〜(m,n)は表示
画素、TFTはスイチッング素子である薄膜トランジス
タ、PXは透明画素電極、GPADはそれぞれ走査信号
線G0〜Gjに外部駆動電気回路を接続するための外部
接続端子、DPADはそれぞれ映像信号線D1〜Diに
外部駆動電気回路を接続するための外部接続端子、CU
TLNは基板の不要な外周部を切断する切断線、C/F
comPADはカラーフィルタ基板側に設けられた共通
透明画素電極が、両基板間に設けた導電材を介して電気
的に接続された外部接続端子、NR1、NR2は双方向
ダイオード等からなる非線形抵抗素子、NRGNDは非
線形抵抗素子NR1を介して各走査信号線G0〜Gjお
よび各映像信号線D1〜Diを短絡する共通短絡線、G
Rは非線形抵抗素子NR2を介して各走査信号線G0〜
Gjおよび各映像信号線D1〜Diを短絡するガードリ
ング、STLNG、STLNDは走査信号線G0〜Gj
または映像信号線D1〜Diと同一の形成工程で同層を
用いて形成した短絡線である。
【0042】なお、本実施の形態における画素部断面構
造は、図6(b)、(c)に示したトップITO構造で
ある。また、基板形成工程の簡略化のため、非線形抵抗
素子NR1とNR2の一部は、透明画素電極ITOと同
一の形成工程で同層を用いて形成し、非線形抵抗素子N
R1とNR2は、透明画素電極ITOを形成し基板が完
成するまで機能しない。
【0043】なお、非線形抵抗素子NR1、NR2の一
部を透明画素電極ITOと同層で形成する部分は、例え
ば後述の図3(c)において、太線で示した。すなわ
ち、走査信号線Gjと同層で形成されるガードリングG
Rおよび外部接続端子GPADと、映像信号線Diと同
層で形成されるソース電極SD1、ドレイン電極SD2
とを電気的に接続して(双方向)ダイオード機能を実現
する箇所である。
【0044】短絡線STLNG、STLNDが、本発明
により新たに取り入れた要素である。走査信号線G0〜
Gjの外部接続端子GPAD、映像信号線D1〜Diの
外部接続端子DPADの外側に設けたガードリングGR
および非線形抵抗素子NR2で構成された第2の静電気
保護回路の各非線形抵抗素子NR2と並列に、外部接続
端子GPADおよび外部接続端子DPAD(すなわち、
走査信号線G0〜Gjおよび映像信号線D1〜Di)と
ガードリングGRとを、短絡線STLNG、STLND
によりそれぞれ短絡させている点に特徴がある。なお、
ここでは、外部接続端子GPADの外側の非線形抵抗素
子NR2の短絡線STLNGは、走査信号線G0〜Gj
と同一の形成工程で同層を用いて形成する。同様に、外
部接続端子DPADの外側の非線形抵抗素子NR2の短
絡線STLNDは、映像信号線D1〜Diと同一の形成
工程で同層を用いて形成する。また、ガードリングGR
および共通短絡線NRGNDは、走査信号線G0〜G
j、映像信号線D1〜Diのいずれか一方あるいは両方
を組み合わせて、それらと同一の形成工程で同層を用い
て形成する。
【0045】通常、ガードリングGRは、走査信号線G
0〜Gjに対しては、走査信号線と同層を用いて、映像
信号線D1〜Diに対しては、映像信号線と同層を用い
て形成する。また、共通短絡線NRGNDは、走査信号
線G0〜Gjに対しては、映像信号線と同層を用いて、
映像信号線D1〜Diに対しては、走査信号線と同層を
用いて形成する。
【0046】保護膜PAS(図6参照)の形成後に透明
画素電極ITOを形成するトップITO構造において、
静電気を放電させる非線形抵抗素子NR1、NR2を、
透明画素電極ITOを利用して構成する場合は、透明画
素電極ITOを形成する前まで静電気保護回路が働かな
いが、前記のように、ガードリングGRと走査信号線G
0〜Gjおよび映像信号線D1〜Diとを短絡する短絡
線STLNG、STLNDを、走査信号線G0〜Gjあ
るいは映像信号線D1〜Diを利用して設けたことによ
り、走査信号線G0〜Gjあるいは映像信号線D1〜D
iの形成後から当該アクティブマトリクス基板が完成す
るまでの間においても静電気保護回路が機能し、走査信
号線G0〜Gjや映像信号線D1〜Diに侵入した静電
気を放電、吸収することができ、薄膜トランジスタTF
Tや信号線を静電気から保護することができる。なお、
保護膜PASを形成する際に特に発生しやすい静電気に
対処することができる。
【0047】なお、その他の構成は、図4に示した従来
例と同様であり、その繰り返しの説明は省略する。
【0048】図3(a)は、非線形抵抗素子NR1が双
方向ダイオードの場合の等価回路の例を示す図、図3
(b)、(c)は、非線形抵抗素子NR2が双方向ダイ
オードの場合の等価回路の例を示す図である。
【0049】なお、本実施の形態では、ガードリングG
Rと走査信号線G0〜Gjおよび映像信号線D1〜Di
とを、短絡線STLNG、STLNDを介して短絡して
いるので、検査を行う前に、短絡線STLNG、STL
NDの一部を例えばレーザ等を用いて切断し、短絡を解
除する必要がある。
【0050】実施の形態2 図2は、本発明の実施の形態2のCOG方式のアクティ
ブマトリクス基板における静電気保護回路の概略構成を
示す図である。本実施の形態では、図1に示した実施の
形態1の静電気保護回路をCOG方式のアクティブマト
リクス基板に適応させた例である。なお、図1、図5と
同じ符号のものは、同様の機能を有し、その繰り返しの
説明は省略する。
【0051】図において、COGは走査信号線駆動IC
チップの設置位置、CODは映像信号線駆動ICチップ
の設置位置、COGPADは走査信号線駆動ICチップ
への出力端子、CODPADは映像信号線駆動ICチッ
プへの出力端子、FPCGは走査信号線駆動フレキシブ
ル配線基板の設置位置、FPCDは映像信号線駆動フレ
キシブル配線基板の設置位置、INTGLは走査信号線
G0〜Gjまたは映像信号線D1〜Diと同一の形成工
程で同層を用いて形成した支線短絡線、STLNG、S
TLNDは走査信号線G0〜Gjまたは映像信号線D1
〜Diと同一の形成工程で同層を用いて形成した短絡線
である。
【0052】なお、本実施の形態における画素部断面構
造は、実施の形態1と同様にトップITO構造である。
また、基板形成工程の簡略化のため、非線形抵抗素子N
R1とNR2の一部は、前記実施の形態1と同様に、透
明画素電極ITOと同一の形成工程で同層を用いて形成
し、非線形抵抗素子NR1とNR2は、透明画素電極I
TOを形成し基板が完成するまで機能しない。
【0053】短絡線STLNG、STLNDが、本発明
により新たに取り入れた要素である。非線形抵抗素子N
R2、支線短絡線INTGLおよびガードリングGRで
構成された第2の静電気保護回路の各非線形抵抗素子N
R2と並列に、外部接続端子GPADおよび外部接続端
子DPADと支線短絡線INTGLとを、短絡線STL
NG、STLNDによりそれぞれ短絡させている。な
お、短絡線STLNG、STLNDの形成は、前記実施
の形態1と同様であり、説明を省略する。本実施の形態
においても、前記実施の形態1と同様に、映像信号線D
1〜Diの形成後から基板が完成するまでの工程の間に
おいても、静電気保護回路が働き、薄膜トランジスタや
信号線を静電気から保護することができるは言うまでも
ない。
【0054】以上本発明を実施の形態に基づいて具体的
に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変
更可能であることは勿論である。例えば前記実施の形態
1、2において、本発明による短絡線STLNG、ST
LNDを設けた点以外の公知の構成は、種々の形態を取
り得ることは言うまでもない。例えば「ロ」の字状のガ
ードリングGRのコーナー部をスルーホールを介して電
気的に接続する構成の他、2個もしくは4個の該コーナ
ー部にガードリングGRの不連続部を形成し、該不連続
部どうしを容量素子を介して配置する構造等にしてもよ
い。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アクティブマトリクス基板の画素部の断面構造が前記ト
ップITO構造であり、基板形成工程の簡略化のため、
静電気保護回路を構成する非線形抵抗素子の一部を、透
明画素電極と同一の形成工程で同層を用いて形成した構
造において、信号線の形成後から基板が完成するまでの
工程の間においても、静電気保護回路が働き、薄膜トラ
ンジスタや信号線を静電気から保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のアクティブマトリクス
基板における静電気保護回路の概略構成を示す図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態2のCOG方式のアクティ
ブマトリクス基板における静電気保護回路の概略構成を
示す図である。
【図3】(a)は非線形抵抗素子NR1が双方向ダイオ
ードの場合の等価回路の例を示す図、(b)、(c)は
非線形抵抗素子NR2が双方向ダイオードの場合の等価
回路の例を示す図である。
【図4】従来のアクティブマトリクス基板における静電
気保護回路の第1例の概略構成を示す図である。
【図5】従来のCOG方式のアクティブマトリクス基板
における静電気保護回路の第2例の概略構成を示す図で
ある。
【図6】(a)は従来のアクティブマトリクス基板の画
素部の第1例の概略断面構造を示す図、(b)は従来お
よび本発明のアクティブマトリクス基板の画素部の第2
例の概略断面構造を示す図、(c)は(b)に示したア
クティブマトリクス基板の薄膜トランジスタ部の概略断
面構造を示す図である。
【符号の説明】
G0〜Gj…走査信号線、D1〜Di…映像信号線、
(1,1)〜(m,n)…表示画素、TFT…薄膜トラ
ンジスタ、PX…透明画素電極、GPAD…走査信号線
の外部接続端子、DPAD…映像信号線の外部接続端
子、CUTLN…切断線、C/FcomPAD…共通透
明画素電極との接続用外部接続端子、NR1、NR2…
非線形抵抗素子、NRGND…共通短絡線、GR…ガー
ドリング、STLNG、STLND…短絡線、COG…
走査信号線駆動ICチップの設置位置、COD…映像信
号線駆動ICチップの設置位置、COGPAD…走査信
号線駆動ICチップへの出力端子、CODPAD…映像
信号線駆動ICチップへの出力端子、FPCG…走査信
号線駆動フレキシブル配線基板の設置位置、FPCD…
映像信号線駆動フレキシブル配線基板の設置位置、IN
TGL…支線短絡線、STLNG、STLND…短絡
線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 泰 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶表示素子を構成し、液晶層を介して互
    いに対向配置した2枚の液晶表示基板のうち、一方のア
    クティブマトリクス基板の前記液晶層側の面上に、 x方向に延在し、y方向に並設した走査信号線群と、こ
    の走査信号線群と絶縁してy方向に延在し、x方向に並
    設した映像信号線群とを形成し、 前記走査信号線群と前記映像信号線群とが交差する領域
    により表示領域を構成し、 前記走査信号線と前記映像信号線とで囲まれる領域に、
    薄膜トランジスタと透明画素電極とをそれぞれ形成し、 前記透明画素電極を、前記薄膜トランジスタと前記走査
    信号線および前記映像信号線の保護膜より上層に設け、 前記走査信号線と、前記映像信号線とを、それぞれ第1
    の非線形抵抗素子を介して第1の共通短絡線に電気的に
    接続して第1の静電気保護回路を構成し、 前記走査信号線と、前記映像信号線とを、それぞれ第2
    の非線形抵抗素子を介して、前記第1の共通短絡線の外
    側に設けた第2の共通短絡線に電気的に接続して第2の
    静電気保護回路を構成し、 前記第1および第2の非線形抵抗素子の一部を、前記透
    明画素電極と同一の形成工程で同層を用いて形成したア
    クティブマトリクス基板において、 前記走査信号線と、前記映像信号線とを、前記第2の共
    通短絡線に電気的に接続する短絡線を、前記第2の非線
    形抵抗素子と並列にそれぞれ設け、 前記非線形抵抗素子と並列にそれぞれ設けた前記短絡線
    を、前記走査信号線または前記映像信号線と同一の形成
    工程で同層を用いて形成したことを特徴とするアクティ
    ブマトリクス基板。
  2. 【請求項2】液晶表示素子を構成し、液晶層を介して互
    いに対向配置した2枚の液晶表示基板のうち、一方のア
    クティブマトリクス基板の前記液晶層側の面上に、 x方向に延在し、y方向に並設した走査信号線群と、こ
    の走査信号線群と絶縁してy方向に延在し、x方向に並
    設した映像信号線群とを形成し、 前記走査信号線群と前記映像信号線群とが交差する領域
    により表示領域を構成し、 前記走査信号線と前記映像信号線とで囲まれる領域に、
    薄膜トランジスタと透明画素電極とをそれぞれ形成し、 前記透明画素電極を、前記薄膜トランジスタと前記走査
    信号線および前記映像信号線の保護膜より上層に設け、 前記走査信号線と、前記映像信号線とを、それぞれ第1
    の非線形抵抗素子を介して第1の共通短絡線に電気的に
    接続して第1の静電気保護回路を構成し、 前記走査信号線と、前記映像信号線とを、それぞれ第2
    の非線形抵抗素子と支線短絡線とを介して、前記第1の
    共通短絡線の外側に設けた第2の共通短絡線に電気的に
    接続して第2の静電気保護回路を構成し、 前記第1および第2の非線形抵抗素子の一部を、前記透
    明画素電極と同一の形成工程で同層を用いて形成し、 前記面上に駆動ICチップを搭載するチップオンガラス
    方式のアクティブマトリクス基板において、 前記走査信号線と、前記映像信号線とを、前記第2の共
    通短絡線または前記支線短絡線に電気的に接続する短絡
    線を、前記第2の非線形抵抗素子と並列にそれぞれ設
    け、 前記非線形抵抗素子と並列にそれぞれ設けた前記短絡線
    を、前記走査信号線または前記映像信号線と同一の形成
    工程で同層を用いて形成したことを特徴とするアクティ
    ブマトリクス基板。
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