JPH10123408A - オートフォーカスカメラ - Google Patents

オートフォーカスカメラ

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Publication number
JPH10123408A
JPH10123408A JP8277864A JP27786496A JPH10123408A JP H10123408 A JPH10123408 A JP H10123408A JP 8277864 A JP8277864 A JP 8277864A JP 27786496 A JP27786496 A JP 27786496A JP H10123408 A JPH10123408 A JP H10123408A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
distance measurement
control unit
light source
amount
Prior art date
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Pending
Application number
JP8277864A
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English (en)
Inventor
Satoshi Yokota
聡 横田
Kenji Nakamura
研史 中村
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造工程において発光量の調整工程を廃止す
ることができ、更に、被写体が遠距離や近距離にあって
も測距可能なオートフォーカスカメラを提供する。 【解決手段】 オートフォーカスカメラは補助光源1、
7と、距離情報を検出する測距部5と、前記距離情報よ
り測距演算する制御部10とを備える。これにより、パ
ッシブ方式の測距を行う。前記測距の信頼性を判定する
判定手段10を設ける。判定手段10で信頼性が低いと
判定したとき、補助光源1、7を発光させるとともに、
前記発光の光量を変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパッシブ方式で測距
あるいは焦点検出を行うオートフォーカスカメラに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のパッシブ方式で測距や焦点検出を
行うオートフォーカスカメラは、被写体のコントラスト
が低い(以下、「ローコン」という)とき又は被写体の
輝度が低い(以下、「ローライト」という)とき、特開
平5−34577号公報に示されるように、フラッシュ
を補助光として発光して測距や焦点検出を行っていた。
【0003】また、フラッシュを補助光に使用すると
き、発光量が適量となるように間欠発光する。フラッシ
ュをオン/オフ制御するTRIG信号を図19に示す。
図19に示すように、周期Tで所定のオン時間tの間、
発光する。測距の際に被写体までの距離が遠距離と近距
離の両方に対応できるように、補助光の発光量は遠距離
と近距離の中間となるように調整されている。そのた
め、間欠発光の1回毎の発光量は一定の値(GNo.
0.7〜1.0)である。例えば、周期Tは1msであ
り、オン時間tは2〜20μsである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のオートフォーカスカメラでは、フラッシュに使用さ
れるキセノン管、メインコンデンサ及びIGBT等の素
子に、それぞれ抵抗他、種々の特性のばらつきがある。
そのため、1台ずつオン時間tを調整して、発光量が一
定の値となるようにしなくてはならない。これにより、
カメラの製造工程において調整工程が必要である。その
ため、組立時間が増加し、設備費も増加するという問題
があった。また、遠距離と近距離の中間に光量を調整し
ているので、近距離では検出部における受光量が多過ぎ
てオーバーフローする。一方、遠距離では光が届かな
い。このように、測距あるいは焦点検出が可能な距離範
囲が狭いという問題があった。
【0005】本発明は上記課題を解決し、上記調整工程
を廃止しても製造することができ、更に、被写体が遠距
離や近距離にあっても測距や焦点検出が可能なオートフ
ォーカスカメラを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の構成では、補助光源と、距離情報又
は合焦状態を検出する検出部と、前記距離情報又は合焦
状態より演算する制御部とを備えることにより、パッシ
ブ方式の測距又は焦点検出を行うオートフォーカスカメ
ラにおいて、前記測距又は焦点検出の信頼性を判定する
判定手段を設け、前記判定手段で信頼性が低いと判定し
たとき、前記制御部は前記補助光源を発光させるととも
に、前記補助光源の発光の光量を変化させている。
【0007】このような構成では、補助光源を発光させ
ないで測距することあるいは測光等により、判定手段で
測距の信頼性が判定される。その判定手段で測距の信頼
性が低いと判定されたとき、制御部は補助光源を発光さ
せる。また、制御部はその光量を変化させる。被写体が
近距離にあるときは、発光の光量が小さい時点で測距や
焦点検出を完了する。一方、被写体が遠距離にあるとき
は、発光の光量が充分大きくなり測距や焦点検出が可能
となった時点で測距や焦点検出を完了する。これによ
り、測距や焦点検出の距離範囲が拡大する。また、オー
トフォーカスカメラの製造工程において、光量を一定に
調整する必要がないので、前述した調整工程を廃止する
ことが可能となる。
【0008】また、本発明の第2の構成では、上記第1
の構成において、前記制御部は、前記光量を増大させな
がら、前記検出部より終了信号を入力したときに前記発
光を停止する。
【0009】このような構成では、制御部は補助光源を
発光させ、その光量を増大させていく。光量を増大させ
ながら、検出部で終了信号が検出されたときに制御部は
補助光源の発光を停止する。これにより、被写体が近距
離にある場合には、光量が小さいときに測距される。そ
のため、オーバーフローしなくなる。一方、被写体が遠
距離にある場合には、光量が増大していくので測距や焦
点検出が可能となる。
【0010】また、本発明の第3の構成では、上記第1
の構成又は上記第2の構成において、前記制御部は前記
補助光源にオン/オフの制御を行い、前記オン/オフの
デューティ比を可変している。
【0011】このような構成では、制御部で、補助光源
の発光のオン/オフのデューティ比を可変することによ
り、光量が変化する。デューティ比が大きくなれば、発
光時間が大きくなる。そのため、光量が大きくなる。一
方、デューティ比が小さくなれば、光量が小さくなる。
オン/オフのデューティ比を可変することにより、光量
が変化する。
【0012】また、本発明の第4の構成では、上記第1
の構成又は上記第2の構成において、前記制御部は前記
補助光源に供給する電流を可変する。
【0013】このような構成では、制御部は補助光源に
供給する電流を可変する。これにより、補助光源の発光
の光量が変化する。
【0014】また、本発明の第5の構成では、上記第1
の構成乃至上記第4の構成のいずれかにおいて、被写体
輝度を測光する測光部を設け、前記測光部で得られる測
光結果に基づいて前記判定手段で前記測距又は焦点検出
の信頼性が判定される。
【0015】このような構成では、測光部で被写体輝度
を測光する。判定手段では測光部で得られる測光結果に
基づいて測距又は焦点検出の信頼性が判定される。例え
ば、被写体の輝度が低い場合、パッシブ方式の測距で
は、測距が不能となるか測距の信頼性が低くなるので、
制御部で補助光源を発光させるようにする。焦点検出を
行う場合にも同様に制御する。
【0016】また、本発明の第6の構成では、上記第1
の構成乃至上記第5の構成のいずれかにおいて、前記補
助光源はフラッシュ又は赤目軽減ランプとしている。
【0017】このような構成では、フラッシュ又は赤目
軽減ランプが補助光源として使用される。フラッシュ又
は赤目軽減ランプは従来よりオートフォーカスカメラに
備え付けられることが多い。これらの光源を使用するこ
とにより、測距又は焦点検出用の補助光源を追加しなく
てもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
<第1の実施形態>本発明の第1の実施形態について図
1〜図4を用いて説明する。図1は本実施形態のオート
フォーカスカメラの正面図である。本体部2に撮影レン
ズ3が設けられている。測光部4は輝度情報を検出す
る。測距部5はパッシブ方式で測距するため距離情報を
検出する。6はファインダである。フラッシュ1は撮影
の際、光源として使用するときポップアップし、使用し
ないときダウンする。また、赤目現象を軽減するため赤
目軽減ランプ7が設けられている。赤目軽減ランプ7に
は、例えばクリプトン球が使用される。
【0019】次に、本実施形態のオートフォーカスカメ
ラの制御ブロックについて図2を用いて説明する。尚、
図2において図1に対応する部分については同一の符号
を付してある。制御部10はマイクロコンピュータ等か
ら構成される。フラッシュ1はポップアップ/ダウン部
11から制御され、ポップアップしたりダウンしたりす
る。
【0020】また、フラッシュ1は制御部10からの信
号により発光する。そして、フラッシュ1は動作状態等
の信号を制御部10に送る。また、フラッシュ1は測距
の際、補助光としても使用される。赤目軽減ランプ7は
制御部10に制御される。
【0021】測距部5でパッシブ方式で測距するための
距離情報を検出する。パッシブ方式の測距には、電荷蓄
積型の光電変換素子、ここではCCD(Charge Coupled
Device)が使用され、CCDの蓄積電荷の積分を行
う。そして、その距離情報を制御部10で測距演算す
る。これにより、パッシブ方式の測距が行われる。上記
測距の結果に基づき、制御部10からレンズ駆動部9に
駆動信号が送られる。レンズ駆動部9がフォーカスレン
ズをモータ駆動し、焦点を合わせたり、特定位置へ移動
したりする。
【0022】制御スイッチ部12には各種スイッチが設
けられており、制御部10に動作を指示したり、動作状
態を記憶したりする。測光部4で輝度情報を検出し、そ
の輝度情報から制御部10で測光値を導出する。測距の
結果等は表示部13よりカメラの使用者に知らせる。
【0023】次に、フラッシュ1の制御回路について図
3を用いて説明する。フラッシュ1は、充電制御部2
0、充電電圧モニタ部21、トリガ回路22、発光制御
部23、メインコンデンサ30、IGBT(Insulated
Gate Bipolar Transistor)31及びキセノン管32に
より構成されている。充電制御部20は制御部10(図
2参照)から充電開始信号FCHGを入力すると、メイ
ンコンデンサ30の充電を開始する。
【0024】発光制御部23は制御部10からTRIG
信号を入力すると、IGBT31をオンさせ、また、F
STOP信号を入力すると、フラッシュ発光を停止させ
るべくIGBT31をオフ状態にする。充電電圧モニタ
部21は、メインコンデンサ30の充電が完了したとき
にFULL信号を制御部10に出力する。トリガ回路2
2はIGBT31のオン/オフによって、キセノン管3
2を発光/停止させる回路である。
【0025】処理のフローチャートを図4に示す。処理
が開始されると、まず、ステップS10で被写体輝度を
測光する。次に、ステップS11で、補助光を発光しな
いでパッシブ方式で測距する。そして、ステップS12
で測距の信頼性を判断する。もし、ローコンやローライ
トでなく、信頼性が高い場合、処理がステップS18に
進む。そして、ステップS18で、測距結果に基づいて
焦点位置にレンズを駆動するなどの通常の撮影シーケン
スで処理する。
【0026】一方、ステップS12でローコン又はロー
ライトであって測距の信頼性が低い場合、処理がステッ
プS13に進み、フラッシュ発光禁止モードであるか判
断する。禁止モードであるとき、ステップS19に処理
が進み、フラッシュ補助光モードを禁止する。そして、
処理がステップS22に進み、ローコン時の撮影シーケ
ンスで処理する。ステップS22での処理には、ローコ
ンであることを表示部13(図2参照)で表示するなど
の処理が含まれる。
【0027】一方、ステップS13でフラッシュ発光モ
ードでないとき、処理がステップS14に進み、フラッ
シュ補助光モードにセットする。そして、補助光の発光
時間を所定値に設定する。次に、処理がステップS15
に進み、フラッシュ1を設定された時間の間、発光させ
る。そして、ステップS16で測距部5(図、図2参
照)は蓄積電荷の積分を開始する。
【0028】次に、ステップS17で積分終了信号が検
出されたか判断する。もし積分終了信号が検出されてい
れば、処理がステップS18に進み、通常の撮影シーケ
ンスで処理する。一方、ステップS17で積分終了信号
が検出されていなければ、処理がステップS20に進
み、発光回数がK回であるか判断する。もし発光回数が
K回でなければ、処理がステップS21に進む。ステッ
プS21で、補助光の発光時間を所定の時間延長する。
【0029】そして、処理がステップS15に戻る。一
方、ステップS20で発光回数がK回であれば、処理が
ステップS22に進む。ステップS22でローコン時の
撮影シーケンスで処理が行われる。
【0030】このように、フラッシュ1の発光時間が段
階的に延長される。これにより、発光の光量が段階的に
増大する。被写体が近距離にある場合、光量が小さいと
きに測距されるので、測距部5(図1、図2参照)にお
ける受光量が多過ぎてオーバーフローするのが防止され
る。一方、遠距離にある場合には、光量が増大して、測
距されるようになる。そのため、測距や焦点検出の距離
範囲が拡大する。
【0031】また、光量が増大して適度な光量で測距が
行われる構成となっているので、製造工程において光量
の調整工程が不要となる。本実施形態のオートフォーカ
スカメラは上記従来のオートフォーカスカメラと同様の
回路構成となっているが、製造工程において光量の調整
工程を廃止することが可能である。
【0032】<第2の実施形態>本発明の第2の実施形
態について図5〜図9を用いて説明する。本実施形態は
上記第1の実施形態とほぼ同様の構成となっており、同
一部分については説明を省略する。本実施形態では、測
距の処理を図5に示すフローチャートの処理としてい
る。
【0033】測距が開始されると、まずステップS23
で、測距部5(図1、図2参照)が蓄積電荷の積分を開
始する。そして、ステップS24に処理が進む。ステッ
プS24で積分終了信号が検出されたかどうか判断す
る。もし検出されていれば、処理がステップS25に進
む。ステップS25で測距演算する。そして、ステップ
S26で測距の信頼性を判断する。
【0034】ローコン又はローライトであるため測距の
信頼性が低い場合、処理がステップS28に進む。ステ
ップS28でローコンであることを表示部13(図2参
照)で表示するなどのローコン時の撮影シーケンスで処
理する。一方、ステップS26で測距の信頼性が高い場
合、処理がステップS27に進む。ステップS27で測
距結果に基づいて焦点位置にレンズを駆動するなどの通
常の撮影シーケンスで処理する。
【0035】ステップS24で積分終了信号が検出され
ていなければ、処理がステップS29に進む。ステップ
S29では、ステップS23で積分処理が開始されてか
ら所定時間が経過したかどうか判断する。もし所定時間
が経過していなければ、処理がステップS24に戻る。
一方、所定時間が経過していれば、処理がステップS3
0に進む。この場合は、被写体が暗いため測距部5より
積分終了信号が制御部10に返ってこない。
【0036】ステップS30でフラッシュ1(図1、図
2参照)の発光の周期Tを2msに設定する。そして、
処理がステップS31に進む。ステップS31で積分を
行う。次に、ステップS32でフラッシュ1のトリガの
オン時間TonをT×αnで求める。ただし、αnはフ
ラッシュ1の発光回数nに応じて変化するオン/オフの
デューティ比である。また、後述するように、発光回数
nに応じてαnは大きくなる。そのため、発光の光量が
段階的に増加する。
【0037】そして、ステップS33で時間Tonの
間、フラッシュ1を発光させる。そして、ステップS3
4で、フラッシュ1の発光を停止させ、時間T−Ton
の間、待機する。次に処理がステップS35に進み、積
分終了信号が検出されたか判断する。もし検出されてい
れば、処理がステップS25に進む。一方、検出されて
いなければ、処理がステップS31に戻る。
【0038】尚、ステップS35からステップS31に
処理が戻るときに、発光回数nがK回であるか判断する
処理を追加してもよい。そこでは、発光回数nがK回で
なければ処理がステップS31に戻り、K回であればス
テップS28に処理が進むようにする。
【0039】図6にTRIG信号の波形図を示す。周期
Tにおいてトリガのオン時間Tonの間、フラッシュ1
が発光する。発光回数nとトリガオン時間Tonの関係
を図7に示す。発光回数nに応じて発光トリガオン時間
Tonが変化する。本実施形態では、Ton<Tの関係
を満たすようにしている。トリガオン時間Tonと発光
の光量の関係を図8に示す。図8に示すように、トリガ
オン時間Tonの増加にともなってフラッシュ発光の光
量が大きくなる。
【0040】フラッシュ発光と測距部5での受光レベル
の関係を図9に示す。(a)にTRIG信号を示す。
(b)に被写体が近くにある場合の受光レベルを示す。
(c)に被写体が遠くにある場合の受光レベルを示す。
(b)に示すように、フラッシュ発光にともなって受光
レベルが次第に増加する。受光レベルが飽和レベルSに
到達すると、時間t1で積分を終了する。以降、フラッ
シュ1が発光しない。
【0041】一方、被写体が遠くにある場合、フラッシ
ュ発光が複数行われ、発光量が段階的に増大する。そし
て、受光レベルが飽和レベルSに到達して時間t2で積
分を終了する。発光量が増大することにより、ローコン
やローライトとなるのが防止される。このように、周期
Tのフラッシュ発光でデューティ比を制御することによ
り、測距の性能が向上する。尚、周期Tは2msだけで
なく他の時間としてもよい。
【0042】<第3の実施形態>本発明の第3の実施形
態について図10を用いて説明する。本実施形態は上記
第1の実施形態とほぼ同様の構成となっており、同一部
分について説明を省略する。本実施形態では、測距の処
理を図10に示すフローチャートの処理としている。
【0043】測距が開始されると、まずステップS40
で、測距部5(図1、図2参照)が蓄積電荷の積分を開
始する。そして、ステップS41に処理が進む。ステッ
プS41で積分終了信号が検出されたか判断する。もし
検出されていれば、処理がステップS42に進む。ステ
ップS42で測距演算する。
【0044】そして、ステップS43で測距の信頼性を
判断する。測距の信頼性が低い場合、処理がステップS
45に進む。ステップS45でローコン時の撮影シーケ
ンスで処理する。一方、ステップS43で信頼性が高い
場合、処理がステップS44に進む。ステップS44で
通常の撮影シーケンスで処理する。
【0045】ステップS41で積分終了信号が検出され
ていなければ、処理がステップS46に進む。ステップ
S46では、ステップS40で積分処理が開始されてか
ら所定時間が経過したかどうか判断する。もし所定時間
が経過していなければ、処理がステップS41に戻る。
一方、所定時間が経過していれば、処理がステップS4
7に進む。
【0046】ステップS47でトリガオン時間Tonを
9μsに設定する。そして、処理がステップS48に進
む。ステップS48で積分を行う。次に、ステップS4
9で時間Tonの間、フラッシュ1が発光する。そし
て、ステップS50で、フラッシュ1の発光が停止し、
時間Toffの間、待機する。時間Toffは例えば1
msである。
【0047】次に処理がステップS51に進み、積分終
了信号が検出されたか判断する。もし検出されていれ
ば、処理がステップS42に進む。一方、検出されなけ
れば、処理がステップS52に進む。ステップS52
で、トリガオン時間Tonを正の値βnだけ延長する。
ただし、βnは発光回数nに応じてそれぞれ定められて
いる。そして、処理がステップS48に戻る。このよう
に、トリガオン時間Tonが段階的に延長される。これ
により、フラッシュ1が発光する光量が大きくなる。
【0048】<第4の実施形態>本発明の第4の実施形
態について図11〜図15を用いて説明する。本実施形
態は上記第1の実施形態とほぼ同様の構成となってお
り、同一部分については説明を省略する。ただし、本実
施形態では補助光源として赤目軽減ランプ7(図1、図
2参照)が使用される。図11は赤目軽減ランプ7の制
御回路のブロック図である。SW1信号が制御スイッチ
部12(図2参照)より制御部10に入力する。そし
て、測距部5で測距する。
【0049】もし、測距の結果、補助光が必要であれ
ば、制御部10はSLA信号をオン信号とする。SLA
信号がオン信号になると、トランジスタ40はオンす
る。これにより、赤目軽減ランプ7が発光する。尚、電
圧Vによってランプ7が作動する。
【0050】測距処理のフローチャートを図12に示
す。測距が開始されると、まずステップS60で蓄積電
荷の積分を行う。そして、ステップS61に処理が進
む。ステップS61で積分終了信号が検出されたか判断
する。もし検出されていれば、処理がステップS62に
進む。ステップS62で測距演算する。
【0051】そして、ステップS63で測距の信頼性を
判断する。測距の信頼性が低い場合、処理がステップS
65に進む。ステップS65でローコン時の撮影シーケ
ンスで処理する。一方、ステップS63で測距の信頼性
が高い場合、処理がステップS64に進む。ステップS
64で通常の撮影シーケンスで処理する。
【0052】ステップS61で積分終了信号が検出され
ていなければ、処理がステップS66に進む。ステップ
S66では、ステップS60で積分処理が開始されてか
ら所定時間が経過したかどうか判断する。もし所定時間
が経過していなければ、処理がステップS61に戻る。
一方、所定時間が経過していれば、処理がステップS6
7に進む。
【0053】ステップS67でランプ7の発光の周期T
を2msに設定する。次に、処理がステップS68に進
む。ステップS68で積分を行う。そして、処理がステ
ップS69に進む。ステップS69でランプ7の発光時
間TonをT×γnで求める。ただし、γnはランプ7
の発光回数nに応じて変化するオン/オフのデューティ
比である。後述するように、発光回数nに応じてγnは
大きくなる。そのため、光量が段階的に大きくなる。
【0054】次に、ステップS70で時間Tonの間、
ランプ7が発光する。そして、ステップS71で、ラン
プ7の発光を停止し、時間T−Tonの間、待機する。
次に処理がステップS72に進み、積分終了信号が検出
されたか判断する。もし検出されていれば、処理がステ
ップS62に進む。一方、検出されていなければ、処理
がステップS68に戻る。
【0055】尚、ステップS72からステップS68に
処理が戻るときに、発光回数nがK回であるか判断する
処理を追加してもよい。そこでは、発光回数nがK回で
なければ処理がS68に戻り、K回であればステップS
65に処理が進む。
【0056】図13にSLA信号の波形図を示す。周期
Tにおいて、発光時間Tonの間、ランプ7(図11参
照)が発光する。発光回数nと発光時間Tonの関係を
図14に示す。発光回数nに応じて発光時間Tonが変
化する。本実施形態では、発光回数nが増えるにつれて
発光時間Tonが増加し、周期Tと一致するようにな
る。
【0057】次に、測距時間とランプ7が発光する光量
との関係を図15に示す。測距時間が経過するにつれて
発光時間Tonが変化することにより、発光の光量が変
化する。このように、赤目軽減ランプ7を補助光として
使用することができる。
【0058】<第5の実施形態>本発明の第5の実施形
態について図16〜図18を用いて説明する。本実施形
態は上記第1の実施形態とほぼ同様の構成なっており、
同一部分については説明を省略する。ただし、本実施形
態では補助光源として赤目軽減ランプ7(図1、図2参
照)が使用される。
【0059】図16は赤目軽減ランプ7の制御回路のブ
ロック図である。制御部10よりSL1、SL2、SL
3信号が出力される。SL1信号はトランジスタ41を
オン/オフする。SL2信号はトランジスタ42をオン
/オフする。SL3信号はトランジスタ43をオン/オ
フする。
【0060】トランジスタ41に抵抗r1が接続され
る。トランジスタ42に抵抗r2が接続される。尚、電
圧Vによってランプ7が作動する。抵抗r1とr2には、
1>r2の関係がある。これにより、SL1、SL2、
SL3信号がオン信号となるとき、順番に発光の光量が
大きくなる。
【0061】SL1、SL2、SL3信号と発光の光量
の関係を図17に示す。SL1、SL2、SL3信号の
例を波形図で示し、ランプ7の発光の光量の変化を示
す。このように、SL1、SL2、SL3信号の順にラ
ンプ7の発光量が大きくなる。
【0062】次に、測距処理のフローチャートを図18
に示す。測距が開始されると、まずステップS80で測
距部5(図1、図2参照)が蓄積電荷の積分を開始す
る。そして、ステップS81に処理が進む。ステップS
81で積分終了信号が検出されたかどうか判断する。も
し検出されていれば、処理がステップS82に進む。ス
テップS82で測距演算する。
【0063】そして、ステップS83で測距の信頼性を
判断する。測距の信頼性が低い場合、処理がステップS
85に進む。ステップS85でローコン時の撮影シーケ
ンスで処理する。一方、ステップS83で測距の信頼性
が高い場合、処理がステップS84に進む。ステップS
84で通常の撮影シーケンスで処理する。
【0064】ステップS81で積分終了信号が検出され
ていなければ、処理がステップS86に進む。ステップ
S86では、ステップS80で積分処理が開始されてか
ら所定時間が経過したかどうか判断する。もし所定時間
が経過していなければ、処理がステップS81に戻る。
一方、所定時間が経過していれば、処理がステップS8
7に進む。
【0065】ステップS87でnを1に設定する。そし
て、処理がステップS88に進む。ステップS88で積
分を行う。次に、ステップS89で信号SLn(ただ
し、n=1、2、3)をオン信号とする。
【0066】次に処理がステップS90に進み、積分終
了信号が検出されたか判断する。もし検出されていれ
ば、処理がステップS82に進む。一方、検出されてい
なければ、処理がステップS91に進む。ステップS9
1で、ステップS89でSLn信号がオン信号となって
から所定の時間が経過したか判断する。
【0067】所定の時間が経過していないとき、処理が
ステップS91に戻る。一方、所定の時間が経過したと
き、処理がステップS92に進む。ステップS92でn
を1つ加算する。そして、この加算によりnが3を越え
ていないかどうかをステップS93で判定し、越えてい
るときはステップS94に進んでnを3に制限してステ
ップS88に戻る。nが3を越えていないときはS94
をスキップしてS93からステップS88に戻る。この
ようにSLn信号のオン信号を変更することにより、赤
目軽減ランプ7(図16参照)に供給される電流が大き
くなり、発光の光量が大きくなる。
【0068】尚、上記実施形態はパッシブ方式で外光を
使用して測距を行うものであったが、本発明はTTLに
よって焦点検出を行うものにも使用することが可能であ
る。図20はTTLの焦点検出装置を有するカメラの概
要を断面で示している。このカメラ101において、交
換レンズ103を通った被写体光(光軸をLで示す)が
主ミラー105を透過後、補助ミラー107によって反
射され、焦点検出装置109に入射する。この焦点検出
装置109によって交換レンズ103の合焦状態が検出
される。
【0069】このカメラ101においても、被写体の状
態がローコン、あるいはローライトであって焦点検出に
信頼性がないと判定されたときには上記各実施形態と同
様に補助光(フラッシュ111の発光を利用するかある
いはLED113の発光を使用する。LED113はカ
メラ本体に設置されたものでもよい)を使用して焦点検
出が行われる。そして、この補助光の光量が上記各実施
形態と同様に変化するように制御される。その制御は上
記各実施形態のフローチャートに示されたものがそのま
ま使用できるので、説明を省略する。
【0070】
【発明の効果】
<請求項1の効果>制御部は補助光源を発光させ、その
光量を変化させる。従来のオートフォーカスカメラでは
補助光の光量が一定であったが、本請求項により、被写
体の距離に応じて光量が調整されるようにようになる。
これにより、測距や焦点検出の距離範囲が拡大する。ま
た、オートフォーカスカメラの製造工程において、上記
従来のオートフォーカスカメラでは必要であった光量の
調整工程を廃止することが可能となる。
【0071】<請求項2の効果>制御部は補助光源の発
光の光量を増大させる。光量を増大させながら終了信号
が検出されたときに発光が停止する。これにより、被写
体が近距離にある場合には光量が小さいときに発光が停
止するようになる。そのため、オーバーフローしなくな
る。
【0072】<請求項3の効果>制御部は補助光源の発
光をオン/オフする。そして、そのオン/オフのデュー
ティ比を可変することにより、光量が変化する。
【0073】<請求項4の効果>制御部は補助光源に供
給する電流を可変することにより、補助光源の発光の光
量が変化する。
【0074】<請求項5の効果>測光部で被写体輝度を
測光する。輝度が低いとき、測距が不能となるか測距の
信頼性が低くなる。そのため、測光結果に基づいて測距
の信頼性が判定される。あるいは焦点検出の信頼性が判
定される。そして、制御手段で補助光源の発光が制御さ
れる。
【0075】<請求項6の効果>フラッシュ又は赤目軽
減ランプを測距又は焦点検出の補助光源として使用す
る。フラッシュや赤目軽減ランプはオートフォーカスカ
メラに備え付けられることが多い。そのため、測距又は
焦点検出用に補助光源を追加しなくてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態のオートフォーカス
カメラの正面図。
【図2】 そのブロック図。
【図3】 そのフラッシュのブロック図。
【図4】 その処理のフローチャート。
【図5】 本発明の第2の実施形態の測距処理のフロー
チャート。
【図6】 そのTRIG信号の波形図。
【図7】 そのフラッシュの発光回数とトリガオン時間
の関係を示す特性図。
【図8】 そのトリガオン時間と発光の光量の関係を示
す特性図。
【図9】 その測距部での受光レベルの変化を示す図。
【図10】 本発明の第3の実施形態の測距処理のフロ
ーチャート。
【図11】 本発明の第4の実施形態の赤目軽減ランプ
のブロック図。
【図12】 その測距処理のフローチャート。
【図13】 そのSLA信号の波形図。
【図14】 その測距時間と発光時間の関係を示す特性
図。
【図15】 その測距時間と光量の関係を示す特性図。
【図16】 本発明の第5の実施形態の赤目軽減ランプ
のブロック図。
【図17】 そのSL1、SL2、SL3信号と発光の
光量の関係を示す図。
【図18】 その測距処理のフローチャート。
【図19】 従来のオートフォーカスカメラのTRIG
信号の波形図。
【図20】 本発明の一実施形態のカメラの概要を示す
断面図。
【符号の説明】
1 フラッシュ 2 本体部 3 撮影レンズ 4 測光部 5 測距部 6 ファインダ 7 赤目軽減ランプ 9 レンズ駆動部 10 制御部 32 キセノン管

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補助光源と、距離情報又は合焦状態を検
    出する検出部と、前記距離情報又は合焦状態より演算す
    る制御部とを備えることにより、パッシブ方式の測距又
    は焦点検出を行うオートフォーカスカメラにおいて、 前記測距又は焦点検出の信頼性を判定する判定手段を設
    け、前記判定手段で信頼性が低いと判定したとき、前記
    制御部は前記補助光源を発光させるとともに、前記補助
    光源の発光の光量を変化させることを特徴とするオート
    フォーカスカメラ。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、前記光量を増大させなが
    ら、前記検出部より終了信号を入力したときに前記発光
    を停止することを特徴とする請求項1に記載のオートフ
    ォーカスカメラ。
  3. 【請求項3】 前記制御部は前記補助光源にオン/オフ
    の制御を行い、前記オン/オフのデューティ比を可変す
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のオー
    トフォーカスカメラ。
  4. 【請求項4】 前記制御部は前記補助光源に供給する電
    流を可変することを特徴とする請求項1又は請求項2に
    記載のオートフォーカスカメラ。
  5. 【請求項5】 被写体輝度を測光する測光部を設け、前
    記測光部で得られる測光結果に基づいて前記判定手段で
    前記測距又は焦点検出の信頼性が判定されることを特徴
    とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のオート
    フォーカスカメラ。
  6. 【請求項6】 前記補助光源はフラッシュ又は赤目軽減
    ランプであることを特徴とする請求項1乃至請求項5の
    いずれかに記載のオートフォーカスカメラ。
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