JP2003262903A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2003262903A
JP2003262903A JP2002067375A JP2002067375A JP2003262903A JP 2003262903 A JP2003262903 A JP 2003262903A JP 2002067375 A JP2002067375 A JP 2002067375A JP 2002067375 A JP2002067375 A JP 2002067375A JP 2003262903 A JP2003262903 A JP 2003262903A
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JP
Japan
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light
amount
distance
light emitting
distance measuring
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JP2002067375A
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English (en)
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Fuminobu Nagai
文信 永井
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Focusing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】測距装置が誤った測距結果を出力した場合で
も、正しい発光量でストロボ発光を行って撮影すること
ができるようにすること。 【解決手段】多点測距装置2によって測距した結果によ
りガイドナンバーGNoを算出する。次に、ストロボ発
光部7のプリ発光を行い、そのときの光量を光量検出装
置3によって検出する。このときの光量検出結果が、先
に測距した結果に応じた値でない場合には、GNoを減
少させる。そして、この減少させたGNoに応じてスト
ロボ発光部7を発光させて撮影を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動焦点調節(A
F)機構及び自動露出(AE)機構を有するカメラに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、AF機構とAE機構を組み合わせ
たカメラに関する技術としては特開平2−77052号
公報に開示されている技術などがある。その中でも、特
にストロボ発光を伴う撮影に関する技術においては、測
距装置によって得られた被写体の距離と、レンズの絞り
値とからストロボ発光時の発光光量を決定する、若しく
は被写体距離と光量とからレンズの絞り値を決定する、
フラッシュマチック方式がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、被写体
が中央に存在しない中抜けシーンなどを測距した場合で
は、測距装置は誤った測距結果を出力してしまうことが
ある。このような状態で前述のフラッシュマチック方式
を用いると、誤った測距結果によってピント位置に誤差
が生じるだけでなく、ストロボ発光時における発光量オ
ーバーによって、撮影後の画像において被写体が白く飛
んで撮影されてしまう、いわゆる「白飛び」などが生
じ、露出結果にも誤差が生じてしまうことになる。ま
た、上記公報に開示されているカメラでは、ストロボ制
御について記載されていなかった。
【0004】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、測距装置が誤った測距結果を出力した場合でも、
正しい発光光量でストロボ発光を行うことにより正しい
露出結果を得ることができるカメラを提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の第1態様のカメラは、被写体に向けて発
光を行う発光手段と、上記被写体までの距離を測距する
測距手段と、撮影に先立つタイミングにおいて上記測距
手段によって上記被写体までの距離を測距したときの測
距結果に基づいて、上記発光手段が発光する際の発光光
量を決定する発光量決定手段と、撮影に先立つタイミン
グにおいて上記発光手段を発光させたときに上記被写体
から反射される反射光を受光する受光手段と、を具備
し、上記発光量決定手段は、上記被写体からの反射光を
上記受光手段が受光した際の受光光量に従って、上記撮
影に先立つタイミングにおいて決定した上記発光光量を
変更することにより、撮影時において上記発光手段が発
光する際の発光光量を決定することを特徴とする。
【0006】つまり、本発明の第1態様のカメラによれ
ば、測距手段による測距結果が誤っていた場合でも、撮
影前に、被写体に向けて発光手段を発光させることによ
り、受光手段により受光したときの受光光量に基づいて
撮影時の発光手段の発光光量を決定することができる。
【0007】また、上記の目的を達成するために、本発
明の第2態様のカメラは、上記発光量決定手段は、上記
受光手段によって受光したときの受光光量が上記測距手
段の測距結果に基づいて算出される上記発光手段の発光
光量よりも大きい場合に、上記発光手段の発光光量を減
少させるように変更することを特徴とする。
【0008】つまり、本発明の第2態様のカメラによれ
ば、撮影時の発光手段の発光光量を、測距手段による測
距結果に基づいて算出された発光光量と受光手段に受光
したときの受光光量との関係に基づいて決定することが
できる。
【0009】更に、上記の目的を達成するために、本発
明の第3態様のカメラは、上記測距手段は、撮影画面内
における複数の点、若しくは複数の範囲を測距できる多
点測距手段であり、上記発光量決定手段は、上記受光手
段によって受光したときの受光光量が上記多点測距手段
による測距結果に基づいて算出される上記発光手段の発
光光量よりも大きい場合に、上記多点測距手段の測距す
る測距点若しくは測距範囲を変更して再測距を行わせ、
上記多点測距手段による再測距結果に基づいて上記発光
手段の発光光量を再決定することを特徴とする。
【0010】つまり、本発明の第3態様のカメラによれ
ば、撮影時の発光手段の発光光量を、多点測距手段によ
って再び測距した測距結果に基づいて算出された発光光
量に再決定することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 [第1の実施の形態]本発明の第1の実施の形態に係る
カメラの構成図を図1に示す。即ち、本第1の実施の形
態に係るカメラは、演算制御回路(CPU)1、多点測
距装置2、光量検出装置3、ピント合わせ制御回路4、
シャッタ制御回路5、ストロボ回路6、及びストロボ発
光部7、を含んで構成されている。
【0012】CPU1は、レリーズスイッチ1aなどの
操作状態を判定して、カメラ全体のシーケンス制御を行
うワンチップマイコン等から構成される演算制御回路で
ある。なお、CPU1は前述の発光量決定手段に対応す
る機能を含むものとする。
【0013】多点測距装置2は、撮影画面内における複
数ポイントの被写体距離を測定する装置である。なお、
多点測距装置2は前述の測距手段に対応する。この多点
測距装置2について図2を参照して説明する。ここで、
この多点測距装置2は、受光レンズ8a,8b、及びセ
ンサアレイ9a,9b、を含んで構成されている。
【0014】受光レンズ8a,8bは、被写体の像をセ
ンサアレイ9a,9bに結ぶためのレンズである。セン
サアレイ9a,9bは、被写体の像を検出するための複
数画素からなるセンサである。第1の受光レンズ8aの
光軸を通った光による被写体30aの像は、センサアレ
イ9aで検出される。また、基線長Bだけ離れた位置に
置かれた第2の受光レンズ8bの光軸を通った光による
被写体30aの像は、センサアレイ9bの光軸からxだ
けずれた位置で検出される。CPU1では、このずれ位
置xを用いて、三角測距の原理式 L=Bf/x によって被写体距離Lを算出する。ここで、fは受光レ
ンズ8a,8bの焦点距離を表す。また、被写体30a
と異なる位置に存在する被写体30bの距離を被写体距
離Lと同時に測距する場合には、利用する像の位置を受
光レンズ8aの光軸上からaだけずらした位置に切り替
えることにより、同様の原理式を用いて測距することが
できる。
【0015】このようにしてセンサアレイ上の像の位置
を選択することにより、撮影画面内の多くのポイントを
測距できる。例えば、図3(A)のエリア11aをセン
サアレイ9aがモニタできるとすると、このエリア11
aの中において、範囲10aを測距時に使用する測距ポ
イントとして選択することで、3点の測距を行うことが
できる。また、図3(B)の範囲10bを測距時に使用
する測距ポイントとして選択することで、2点の測距を
行うことができる。
【0016】光量検出装置3は、撮影画面20内のエリ
ア11aからの光を受光することにより光量を検出する
装置である。なお、光量検出装置3は前述の検出手段に
対応する。この光量検出装置3について、図4を参照し
て説明する。ここで、この光量検出装置3は、フォトダ
イオード11、積分スイッチ12、積分コンデンサ1
3、及び積分アンプ14、を含んで構成されている。測
光用のフォトダイオード11は、撮影画面20内の被写
体からの光を受光することにより、その受光した光の光
量に応じた電流を回路内に供給する素子である。このフ
ォトダイオード11を積分アンプ14の入力に接続する
とともに、積分コンデンサ13の一端に接続する。積分
スイッチ12は初期状態でONとなっている。そして、
積分スイッチ12がOFFされた場合には、フォトダイ
オード11の電流が積分コンデンサ13に流入する。こ
のとき、積分コンデンサ13は、フォトダイオード11
からの電流、即ち、被写体からの反射光の光量に応じて
充電されていき、積分コンデンサ13の両端には電圧が
生じる。同時に、この積分コンデンサ13の両端に生じ
た電圧と等しい電圧が積分アンプ14の出力にも生じ
る。そこで、この出力電圧をCPU1に内蔵されている
アナログ−デジタル変換器(A/D)1bによりデジタ
ル化してCPU1に読み込ませることで、光量を検出す
ることができる。
【0017】ピント合わせ制御回路4は、CPU1の制
御の下で、前述の多点測距装置2の測距結果に基づいて
図示しない撮影レンズを駆動制御するための回路であ
る。ピント合わせ制御回路4によって図示しない撮影レ
ンズのピント合わせが行われた後、実際に撮影を行う場
合には前述の光量検出装置3の検出結果に応じて、CP
U1は、シャッタ制御回路5を制御して図示しないシャ
ッタの制御を行う。
【0018】また、CPU1は、前述の光量検出装置3
によって検出された光量により、撮影時にストロボ発光
部7による補助光の照射が必要であるか否かを判定す
る。そして、ストロボ発光部7の発光が必要であると判
定した場合には、ストロボ回路6を介してストロボ発光
部7を発光制御する。なお、ストロボ発光部7は前述の
発光手段に対応する。また、ストロボ発光部7の発光光
量は、フィルム感度、又は多点測距装置2による測距結
果と撮影レンズの絞り値とに基づいて決定されるが、以
後の説明ではストロボ発光部7の発光光量を決定するガ
イドナンバーGNoを、 GNo=FNo×L によって算出するものとして説明を続ける。ここで、F
Noは撮影レンズの絞り値を表す。
【0019】以上のような構成を含む本第1の実施の形
態に係るカメラを用いて、図5の状態を撮影する場合を
考える。図5の状態は被写体30aが測距ポイント10
aから外れてしまっている場合である。このとき、測距
ポイント内に被写体が存在していないので、多点測距装
置2による測距結果は、遠距離を出力することになる。
この状態でピント合わせ及び露出制御を行った場合、ピ
ント位置には遠距離が選択され、ストロボ発光部7の発
光光量は前述のガイドナンバーの式から大光量となる。
この結果、被写体30aのピントは甘くなる。また、被
写体30aの露出状態は露出オーバーとなり、その結
果、前述したような白飛びが生じる。つまり、ピント状
態についてはピント位置が遠距離であり被写界深度が深
くなっていることである程度許容できるが、露出状態が
悪い画像となってしまう。
【0020】そこで、本第1の実施の形態に係るカメラ
のCPU1は、図6のフローチャートに示す順序に従っ
た制御を行い、前述した白飛び現象に対応する。なお、
この図6のフローチャートに従ったシーケンスは、CP
U1に内蔵されている図示しないROM内に格納された
プログラムに基づいて制御されるものである。
【0021】レリーズスイッチ1aがONされることに
より図6のフローチャートで示す制御が開始して、ま
ず、CPU1は、多点測距装置2を動作させて、主被写
体の存在確率が高い3点、つまり、測距ポイント10a
における被写体距離を算出し、これら3点で算出した被
写体距離の中から最も近距離であったものを選択して主
被写体距離Lとする(S1)。次に、光量検出装置3を
動作させて、撮影画面内の光量を検出する(S2)。そ
して、この光量検出装置3で検出した撮影画面内の光量
により、ストロボ発光部7を発光させて補助光を照射す
る必要があるか否かを判定する(S3)。
【0022】補助光の照射が必要でないと判定した場合
には、前述のステップS1で算出した主被写体距離Lに
基づいてピント合わせ制御回路4を制御して、図示しな
い撮影レンズのピント合わせを行う(S4)。そして、
前述のステップS2で検出した測光値に基づいて、シャ
ッタ制御回路5を制御して露出制御を行った後(S
5)、フローチャートの制御を終了して、カメラは待機
状態となる。
【0023】一方、前述のステップS3の判定におい
て、補助光の照射が必要であると判定した場合には、撮
影レンズの絞り値と主被写体距離Lよりガイドナンバー
GNoを算出する(S6)。
【0024】この後、GNoに応じた光量でストロボ発
光部7を発光するのであるが、中抜けシーンを撮影する
場合などであって、前述のステップS1で算出したLに
誤りが生じている場合には、誤ったGNoが算出されて
しまう。その結果、カメラは近距離の被写体に対しても
大光量のストロボ発光を行ってしまい、撮影された画像
には前述したような白飛びが生じる。
【0025】ここで、正しいGNoを算出するために
は、被写体距離を正しく測定する必要がある。前述の中
抜けシーンにおいて正しく被写体距離を測定するには、
測距ポイントを増加させれば良い。ただし、1点の測距
を行う場合には、像の検出や位置判定などのプロセスが
必要である。つまり、被写体距離を正しく測定するため
に測距ポイントを増加させることは、像の検出や位置判
定などを行う回数を増加させ、その結果、測距時間の増
加や処理プログラムの複雑化を招くことになる。
【0026】そこで、本第1の実施の形態に係るカメラ
では測距ポイントを増加させずに白飛び現象を防止する
ために、実際にストロボ発光部7を発光して露出を行う
前にストロボ発光部7を所定の小光量でプリ発光させる
ようにする。
【0027】まず、ストロボプリ発光の準備として、積
分スイッチ12をONして、積分コンデンサ13に蓄積
されている電荷を放電させることにより積分値のリセッ
トを行う(S7)。次に、積分スイッチ12をOFFす
ることにより、積分コンデンサ13の充電動作、つま
り、積分動作を開始させる(S8)。そして、所定量積
分を行った後にストロボ発光部7を発光して、そのとき
の主被写体30aからの反射光の光量を光量検出装置3
によって検出する(S9)。
【0028】次に、CPU1は、前述のステップS9で
検出した光量から算出した光量が所定光量以上であるか
否か、即ち、前述のGNoに基づいてストロボ発光を行
った場合に白飛び現象が生じるか否かを判定する(S1
0)。つまり、実際、遠距離に主被写体30aが存在し
ている場合には、主被写体30aからの反射光の光量
は、測距した距離に対して適正な光量として検出される
が、主被写体30aが近距離に存在している場合には、
主被写体30aからの反射光により、想定していた光量
よりも大きな光量が検出される。そこで、想定していた
光量以上の光量が検出された場合に、前述のGNoに応
じてストロボ発光を行うことにより白飛び現象が生じる
と判定する。
【0029】前述のステップS10の判定において、白
飛び現象が生じると判定した場合には、前述のステップ
S6で算出したGNoを前述のステップS9で検出した
光量に応じて減少させて(S11)、ステップS12に
進む。一方、前述のステップS10の判定において、白
飛び現象が生じないと判定した場合には、GNoを変更
せずにステップS12に進む。
【0030】次に、ピント合わせ制御回路4を制御して
図示しない撮影レンズのピント合わせを行う(S1
2)。そして、前述のステップS6又はS11で算出し
たGNoに応じた光量でストロボ発光部7を発光駆動さ
せ、シャッタ制御回路5を制御して露出制御を行った後
(S13)、フローチャートの制御を終了して、カメラ
は待機状態となる。
【0031】以上説明したように、本第1の実施の形態
によれば、実際に露出を行うに先立ってストロボ発光部
を発光させて、そのときの被写体からの反射光の光量を
光量検出装置によって検出して、その検出した光量に基
づいて白飛び現象が起こるか否かを判定し、この判定結
果に応じて露出時のストロボ発光部の発光光量を変化さ
せる。
【0032】この結果、測距ポイントの増加による測距
時間の増加をさせることなく、また、測距が正しく行え
ないようなシーンであっても白飛び現象が起こらない、
ストロボ制御が行えるカメラを提供できる。
【0033】[第2の実施の形態]次に、図7を参照し
て本発明の第2の実施の形態について説明する。前述の
第1の実施の形態では、測距結果が遠距離であった場合
に白飛び現象が起きるか否か、即ち、実際には主被写体
が遠距離又は近距離のいずれに存在しているのかを判定
することはできたが、実際に撮影画面内のどの位置に主
被写体が存在しているのかまでは分からなかった。本第
2の実施の形態は、このような場合にも主被写体距離を
正しく測定できるようにし、より適正な光量でストロボ
発光を行えるようにしたものである。なお、構成として
は、前述の第1の実施の形態において用いた構成と同様
のものを用いることができる。
【0034】レリーズスイッチ1aがONされることに
より図7のフローチャートで示す制御を開始して、ま
ず、CPU1は、多点測距装置2を動作させて、測距ポ
イント10aで示した3点における被写体距離を算出
し、これら3点で算出した被写体距離の中から最も近距
離であったものを選択して主被写体距離Lとする(S
21)。次に、光量検出装置3を動作させて、撮影画面
内の光量を検出する(S22)。そして、この光量検出
装置3で検出した撮影画面内の光量に基づいて、ストロ
ボ発光部7を発光させて、補助光を照射する必要がある
か否かを判定する(S23)。
【0035】補助光の照射が必要でないと判定した場合
には、前述のステップS21で算出した主被写体距離L
に基づいてピント合わせ制御回路4を制御して、図示
しない撮影レンズのピント合わせを行う(S24)。そ
して、前述のステップS22で検出した測光値に基づい
て、シャッタ制御回路5を制御して露出制御を行った後
(S25)、フローチャートの制御を終了して、カメラ
は待機状態となる。
【0036】一方、前述のステップS23の判定におい
て、補助光の照射が必要であると判定した場合には、撮
影レンズの絞りと主被写体距離Lよりガイドナンバー
GNoを算出する(S26)。
【0037】次に、ストロボプリ発光の準備として、積
分スイッチ12をONして、積分コンデンサ13に充電
されている電荷を放電させることにより積分値のリセッ
トを行う(S27)。次に、積分スイッチ12をOFF
することにより、積分動作を開始させる(S28)。そ
して、所定量積分を行った後にストロボ発光部7を発光
駆動して、そのときの主被写体からの反射光の光量を光
量検出装置3によって検出する(S29)。
【0038】次に、CPU1は、光量検出装置3で検出
した光量に基づいて算出した光量が、白飛び現象が生じ
るか否かを判定する(S30)。白飛び現象が生じると
判定した場合には、測距ポイント10aに、測距ポイン
ト10aの間のポイントである測距ポイント10bを追
加して、主被写体距離Lの測定を行う(S31)。そ
して、測定した主被写体距離Lに基づいてガイドナン
バーGNoを算出して(S32)、ステップS33に進
む。一方、前述のステップS30の判定において、白飛
び現象が生じないと判定した場合には、GNoを変更せ
ずにステップS33に進む。
【0039】GNoが決定した後は、ピント合わせ制御
回路4を制御して図示しない撮影レンズのピント合わせ
を行う(S33)。そして、前述のステップS26又は
S32で算出したGNoに応じた光量でストロボ発光部
7を発光させるとともに、シャッタ制御回路5を制御し
て露出制御を行った後(S34)、フローチャートの制
御を終了して、カメラは待機状態となる。
【0040】以上説明したように、本第2の実施の形態
によれば、実際に露出を行うに先立ってストロボ発光部
を発光させて、被写体からの反射光の光量を光量検出装
置によって検出して、検出した光量に基づいて白飛び現
象が起こるか否かを判定し、この判定結果に応じて再測
距を行う。
【0041】この結果、図5のような中抜けシーン撮影
時においても白飛び現象を防止できる。また、再測距に
よって正しい主被写体距離を算出してGNoを変更する
ので、前述の第1の実施の形態の場合よりも正しいピン
ト位置及び正しいストロボ発光量での撮影を行うことが
できる。
【0042】以上実施の形態に基づいて本発明を説明し
たが、本発明は前述した第1及び第2の実施の形態に限
定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の
変形や応用が可能なことは勿論である。
【0043】例えば、第1及び第2の実施の形態のカメ
ラでは、ストロボ発光前には必ずストロボ発光部のプリ
発光を行うような制御を行っているが、測距結果が遠距
離であるか否かを判定させるようにして、この判定の結
果、遠距離が測定されたと判定された場合にのみ、スト
ロボ発光部のプリ発光を行わせるようにしても良い。ま
た、ユーザの任意の操作により、ストロボ発光部のプリ
発光を行わせるような構成としても良い。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
測距装置が誤った測距結果を出力した場合でも、正しい
発光光量でストロボ発光を行うことにより正しい露出結
果を得ることが可能なカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るカメラの構成
図である。
【図2】多点測距装置の構成図である。
【図3】多点測距装置の測距ポイントに関する説明図で
ある。
【図4】光量検出装置の構成図である。
【図5】中抜けシーンの撮影に関する説明図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係るカメラにおけ
る白飛び防止処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係るカメラにおけ
る白飛び防止処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 演算制御回路(CPU) 2 多点測距装置 3 光量検出装置 4 ピント合わせ制御回路 5 シャッタ制御回路 6 ストロボ回路 7 ストロボ発光部 8a,8b 受光レンズ 9a,9b センサアレイ 11 フォトダイオード 12 積分スイッチ 13 積分コンデンサ 14 積分アンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 15/03 G03B 3/00 A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体に向けて発光を行う発光手段と、 上記被写体までの距離を測距する測距手段と、 撮影に先立つタイミングにおいて上記測距手段によって
    上記被写体までの距離を測距したときの測距結果に基づ
    いて、上記発光手段が発光する際の発光光量を決定する
    発光量決定手段と、 撮影に先立つタイミングにおいて上記発光手段を発光さ
    せたときに上記被写体から反射される反射光を受光する
    受光手段と、 を具備し、 上記発光量決定手段は、上記被写体からの反射光を上記
    受光手段が受光した際の受光光量に従って、上記撮影に
    先立つタイミングにおいて決定した上記発光光量を変更
    することにより、撮影時において上記発光手段が発光す
    る際の発光光量を決定することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 上記発光量決定手段は、上記受光手段に
    よって受光したときの受光光量が上記測距手段の測距結
    果に基づいて算出される上記発光手段の発光光量よりも
    大きい場合に、上記発光手段の発光光量を減少させるよ
    うに変更することを特徴とする請求項1に記載のカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 上記測距手段は、撮影画面内における複
    数の点、若しくは複数の範囲を測距できる多点測距手段
    であり、 上記発光量決定手段は、上記受光手段によって受光した
    ときの受光光量が上記多点測距手段による測距結果に基
    づいて算出される上記発光手段の発光光量よりも大きい
    場合に、上記多点測距手段の測距する測距点若しくは測
    距範囲を変更して再測距を行わせ、上記多点測距手段に
    よる再測距結果に基づいて上記発光手段の発光光量を再
    決定することを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
JP2002067375A 2002-03-12 2002-03-12 カメラ Withdrawn JP2003262903A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2071397A1 (en) 2007-12-13 2009-06-17 Sony Corporation Image-pickup device, method for controlling image-pickup device, program of method for controlling image-pickup device and recording medium having recorded program of method for controlling image-pickup device thereon
JP2009169055A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Panasonic Corp 撮像装置
JP2011248018A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Hoya Corp 測距点確定システム、オートフォーカスシステム、およびカメラ

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