JP2009169055A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被写体の距離に関わらず、より高い調光精度を有する撮像装置を提供する。
【解決手段】測距手段11と、発光手段12と、測光手段13と、測距手段11と発光手段12と測光手段13とを制御する制御手段17とを備えて構成され、制御手段17は、被写体までの距離が所定の距離未満である場合、測距手段11の測距結果に基づいて本発光の発光光量を決定する一方、制御手段17は、被写体までの距離が所定の距離以上である場合、発光手段12に予備発光を行わせた後、測光手段13の測光結果に基づいて、本発光の発光光量を決定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、閃光装置を備える撮像装置に関するものであり、詳しくは、撮影の際に行う発光である本発光の発光光量を変更可能に構成するものである。
従来から、被写体に対して適切な調光を行うため、いくつかの技術が提案されている。例えば、以下の二つの技術である。
1.事前の発光(以下、予備発光)による被写体からの反射光の光量を検知して、この検知光量が一定になるように閃光装置の発光光量を変更する。
2.赤外線方式などによって被写体までの距離を測ることにより、この被写体までの距離に基づいて閃光装置の発光光量を変更する。
また、露光(絞り・シャッタスピード等)を制御して光の量を調節する撮像装置が存在する。例えば、下記の特許文献1に示す撮像装置である。
この特許文献1に示す撮像装置は、測距手段で測定した被写体までの距離Dが測距手段の測距精度を基に定めた限界距離dよりも近距離と判断したときには、被写体までの距離Dを基に露光制御を行う一方、被写体までの距離Dが限界距離dよりも遠距離と判断したときには、予備発光による被写体からの反射光の光量を基にした調光による露光制御を行うものである。
特開昭63−267926号公報
しかしながら、上記1.に示すような撮像装置では、被写体からの反射光に基づいて、本発光の発光光量を変更するため、以下のような問題を有する。具体的には、被写体が撮像装置の近距離に存在する場合、予備発光による被写体からの反射光が飽和してしまう。すなわち被写体からの反射光の光量が、測光センサが受光できる光の容量を超えてしまう。その結果、測光の精度が悪くなり、これに伴い調光の精度も悪くなる。
一方、上記2.に示すような撮像装置では、被写体までの距離に基づいて、本発光の発光光量を変更するため、以下のような問題を有する。具体的には、被写体までの距離が長くなるほど、測距誤差が大きくなる。そのため、測距誤差に応じて発光光量の誤差も大きくなる。
そこで本発明は上記課題に着目してなされたものであり、被写体までの距離に関わらず、高い調光精度を有する撮像装置を提供する。
すなわち、本発明は上記課題を解決するために、自装置から被写体までの距離を測定する測距手段と、
予備発光又は本発光として、被写体に対して光を照射する発光手段と、
前記発光手段が予備発光をしたときの被写体からの反射光を測光する測光手段と、
少なくとも前記測距手段での測定結果と前記測光手段での測光結果を含む複数の測定値の一部又は全部の測定値に基づいて、前記発光手段による本発光時の発光光量を決定する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記測距手段の測定結果が、第1の距離範囲に含まれる場合と、第2の距離範囲に含まれる場合とで、前記発光光量を決定する際に用いる測定値の組み合わせを異なるものとし、
第1の距離範囲の最大値は、第2の距離範囲の最小値よりも小さくなるように構成する。
このようにすれば、撮像装置の近距離に存在する被写体に対して、被写体までの距離に基づいて本発光の発光光量を決定できるので、被写体からの反射光が飽和しているような精度が悪い測光結果に基づいて、本発光の発光光量を決定するといったことが少なくなる。また撮像装置の遠距離に存在する被写体に対しては、被写体までの距離ではなく、被写体からの反射光の光量に基づいて本発光の発光光量を決定できるので、最適な発光光量を決定できる。これは被写体までの距離を測る測距手段の測距精度が、ある一定距離以上では十分といえないからである。
また、好ましくは、前記制御手段は、前記発光手段に予備発光を行わせ、前記測距手段の測定結果が、前記第2の距離範囲に含まれる場合、少なくとも前記測光手段の測光結果に基づいて、本発光の発光光量を決定する一方、前記測距手段の測定結果が、前記第1の距離範囲に含まれる場合、前記測距手段の測距結果に基づいて、本発光の発光光量を決定する。
さらに、好ましくは、前記制御手段は、前記被写体までの距離が第2の距離範囲に含まれる場合にのみ、前記発光手段に予備発光を行わせる。
このようにすれば、被写体が撮像装置の近距離に存在する場合、予備発光が不必要になるため、消費電力を減らすことができる。また本発光を行うまでの時間を短縮できる。
さらに、前記制御手段は、前記測距手段の測定結果が前記第2の距離範囲に含まれる場合、少なくとも前記測光手段の測光結果に基づいて、本発光の発光光量を決定する一方、前記測距手段の測定結果が前記第1の距離範囲に含まれる場合、前記測距手段の測定結果および前記測光手段の測光結果に基づいて、本発光の発光光量を決定する。
このようにすれば、被写体が撮像装置の近距離に存在する場合、被写体までの距離と被写体からの反射光に基づいて本発光の発光光量を決定するようにしたので、被写体までの距離だけでなく、被写体からの反射光を考慮でき、より調光精度を向上することができる。
さらに、自装置から被写体までの距離を測定する測距手段と、
予備発光又は本発光として、被写体に対して光を照射する発光手段と、
前記発光手段が予備発光をしたときの被写体からの反射光を測光する測光手段と、
少なくとも前記測距手段での測定結果と前記測光手段での測光結果を含む複数の測定値の一部又は全部の測定値に基づいて、前記発光手段による本発光時の発光光量を決定する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記測光手段の測光結果が、第1の輝度範囲に含まれる場合と、第2の輝度範囲に含まれる場合とで、前記発光光量を決定する際に用いる測定値の組み合わせを異なるものとし、
第1の輝度範囲の最大値は、第2の輝度範囲の最小値よりも小さくする。
このようにすれば、測光手段の測光結果が第1の距離範囲に対応する第1の輝度範囲に含まれる場合、測距結果に基づいて発光光量を決定するようにしたので、請求項1の発明と同様に、被写体からの反射光が飽和しているような精度が悪い測光結果によって、本発光の発光光量を決定するといったことが少なくなる。
本発明によれば、被写体までの距離を測定する測距手段と、被写体に対して予備発光と本発光を行う発光手段と、前記発光手段の予備発光による被写体からの反射光を測光する測光手段と、前記発光手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記発光手段に予備発光を行わせ、前記被写体までの距離が第一の距離範囲に含まれる場合、少なくとも前記測光手段の測光結果に基づいて、本発光の発光光量を決定する一方、前記被写体までの距離が、当該第一の距離範囲の最小値よりも小さい最大値を持つ第二の距離範囲に含まれる場合、前記測距手段の測距結果に基づいて、本発光の発光光量を決定するように制御するように構成したので、被写体からの反射光が飽和しているような精度が悪い測光結果によって、本発光の発光光量を決定するといったことが少なくなる。また撮像装置の遠距離に存在する被写体に対しては、被写体までの距離ではなく、反射光の光量に基づいて発光光量を決定できるので、最適な本発光の発光光量を決定できる。
以下、添付の図面を参照し、本発明の実施形態を説明する。以下に説明する撮像装置1は、光学的な画像情報を電気信号に変換し、電子的に記録媒体に記録する装置であって、例えばデジタルスチルカメラがこれに含まれる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態に係る撮像装置1の斜視図である。図2は、本実施の形態に係る撮像装置1の構成例を示す図である。図3は、本実施の形態に係る撮像装置1の機能ブロックの概略を説明する図である。
本実施の形態は、被写体までの距離を測る測距手段11と、被写体に対して予備発光と本発光を行う発光手段12と、発光手段12の予備発光による被写体からの反射光を測光する測光手段13と、被写体からの光学的信号を電気信号に変換する撮像手段14と、撮像手段14が変換した電気信号をデジタル信号に変換するAD変換手段15と、ユーザからの操作を受け付ける操作手段16と、測距手段11と発光手段12と測光手段13と撮像手段14とを制御する制御手段17とを備えて構成される。
この制御手段17は、被写体までの距離が所定の距離未満である場合、測距手段11の測距結果に基づいて本発光の発光光量を決定する。一方で制御手段17は、被写体までの距離が所定の距離以上である場合、発光手段12に予備発光を行わせた後、測光手段13の測光結果に基づいて、本発光の発光光量を決定する。また制御手段17は、使用者による操作手段16への操作に基づいて、発光手段12に本発光を行わせ、撮像手段14に撮像を行わせるようにしたものである。以下、撮像装置1の具体的構成について説明する。
測距手段11は、被写体までの距離を測るようにしたものである。この測距手段11は、測距センサ111によって構成することができる。ここで測距方法は、超音波方式、赤外線方式、撮像素子141や受光素子などの光センサを用いたTOF方式や位相差方式など各種の方式のものが適用できる。具体的に本実施の形態では、測距センサ111を用いた位相差方式を利用して距離を求めるようにしている。測距センサ111を用いた位相差方式とは、レンズ系18を通して入力される被写体の光学的信号から、測距センサ111内のセパレータレンズで2つの像を生成し、その像間隔をラインセンサで計測して、像間隔が基準の間隔からどれだけ離れているかを演算することによって距離を測るものである。なお測距手段11による測距は、制御手段17の制御信号にしたがって測距を行う。また、測距手段11によって被写体までの距離が測距されると、測距手段11は被写体までの距離を含む情報を制御手段17に出力する。ここで本実施の形態における被写体までの距離は、単位がcmで、小数点以下を四捨五入するように構成している。
発光手段12は、被写体に対して予備発光と本発光を行うようにしたものである。この発光手段12は、キセノンランプを備える閃光装置121などによって構成できる。具体的に発光手段12は、制御手段17の制御信号にしたがって、予備発光と本発光を行う。ここで制御手段17からの制御信号には、予備発光信号と本発光信号が存在する。この予備発光信号・本発光信号には、閃光装置121を発光させる際の発光光量が含まれている。これによって発光手段12は、予備発光信号に基づいて予備発光を行い、本発光信号に基づいて本発光を行うようにしている。なお本実施の形態における発光光量は、ガイドナンバ(GN)に基づいて指定されている。
測光手段13は、予備発光による被写体からの反射光を測光するものである。この測光手段13は、測光センサ131によって構成できる。ここで測光手段13は、被写体からの反射光に基づいて輝度情報を取得するものである。なお被写体からの反射光は、公知の技術である測光方式により測光することが可能である。測光方式は、例えば、スポット測光、評価、中央重点測光などの方法が適用できる。また被写体からの反射光の取得は、例えば、公知の技術である電子シャッタの技術を用いて取得できる。これによって測光手段13は、被写体からの反射光の光の量(輝度値)を測光する。すなわち、反射光の輝度情報である輝度値を取得するようにしたものである。ここで本実施の形態における輝度値は、16ビットのデジタル信号によって構成されている。したがって、輝度値は0〜65535で表現できる。
なお被写体からの反射光は、レンズ系18によって集光され、絞り19、ミラー20などを介して測距センサ111または測光センサ131に導かれるものである。ここでレンズ系18は、フォーカスレンズやズームレンズ等を備えて構成できる。
撮像手段14は、被写体からの光学的信号を電気信号に変換し、撮像を行うようにしたものである。この撮像手段14は、CCDやCMOSなどの撮像素子141などによって構成できる。そして制御手段17からの制御信号に基づいて、撮像を行うようにしたものである。具体的に撮像手段14は、制御手段17から制御信号を受信した場合、レンズ系18を介して受光した光学的信号を電気信号に変換する。そして撮像手段14は、電気信号をAD変換手段15に出力する。なお、撮像手段14に取り込まれる光学的信号は、シャッタや絞り19によって、被写体からの光量が調整される。
AD変換手段15は、撮像手段14から入力された電気信号をデジタル信号に変換するようにしたものである。そしてAD変換手段15は、デジタル信号を制御手段17に出力するようにしたものである。なおこのAD変換手段15は、ADコンバータ151などによって構成できる。なお、AD変換手段15で変換されたデジタル信号に対して、必要ならば前処理手段が、ホワイトバランス補正、ガンマ補正、キズ補正等の前処理を行う。この場合、前処理手段によって、前処理が行われたデジタル信号を制御手段17に出力する。
操作手段16は、ユーザから操作を受け付ける。この操作手段16は、半押しと全押しを受け付けるようにしたものであり、ユーザの半押しを受け付けると半押信号を制御手段17に出力し、ユーザの全押しを受け付けると全押信号を制御信号に出力する。なおこの操作手段16は、シャッタスイッチ161やレリーズスイッチなどによって構成できる。
制御手段17は、各手段を制御するものである。この制御手段17は、CPU171とROM172とRAM173などによって構成できる。このCPU171は、ROM172からプログラムコードを読み出し、そのプログラムコードにしたがって、各手段の制御を行う。また、RAM173は、CPU171で算出された情報などを一時的に格納するものである。
具体的な制御手段17の処理は、以下の通りである。まず制御手段17は、測距手段11に被写体からの距離を測定させる。そして制御手段17は、測距手段11の測距結果を受け取り、被写体までの距離が所定の距離未満である場合(第1の距離範囲に含まれる場合)、測距手段11の測距結果に基づいて本発光の発光光量を決定する。一方で制御手段17は、被写体までの距離が所定の距離以上である場合(第2の距離範囲に含まれる場合)、発光手段12に予備発光を行わせ、測光手段13に被写体からの反射光を測光させる。その後、測光手段13から測光結果を受け取り、測光結果に基づいて本発光の発光光量を決定する。また、操作手段16の操作に基づいて、発光手段12に本発光を行わせ、撮像手段14に撮像を行わせるようにしたものである。以下、本実施の形態における制御手段17の機能を説明する。なお、本実施の形態では、第1の距離範囲を0から所定の距離未満、第2の距離範囲を所定の距離以上から無限までで設定するようにしているが、これに限られず、第1の距離範囲の最大値が、第2の距離範囲の最小値よりも小さいものであればどのような構成であってもよい。また、距離範囲は、0〜所定の距離未満、又は、所定の距離以上〜無限のように最小値と最大値の区切りを設けるようにしているが、〜所定の距離未満のように最小値(最大値)の区切りを設けなくてもよい。
本実施の形態における制御手段17は、図4に示す機能を有する。すなわち、この制御手段17は、測距手段11を制御する測距制御機能と、測距結果に基づいて次回の動作を決定する判定制御機能、予備発光を行うように発光手段12を制御する予備発光制御機能、測光手段13を制御する測光制御機能、測距結果または測光結果に基づいて本発光の発光光量を算出する光量算出機能、本発光を行うように発光手段12を制御する本発光制御機能、撮像手段14を制御する撮像制御機能、およびAD変換手段15から入力されたデジタル信号の画像処理を行う画像処理機能を有する。なおこれらの機能は一実施の形態であり、上記の発明の目的を達成できれば、これらの機能に限られるものではない。
測距制御機能は、操作手段16から半押信号が入力された場合、測距手段11を制御するものである。具体的に測距制御機能は、測距手段11に制御信号を出力する。なお、測距制御機能は半押信号に基づいて測距手段11を制御するようにしているが、これに限られず、例えば、被写体までの距離を逐次測距するように制御してもよいし、被写体からの全押信号が入力された後に測距するように制御してもよい。
判定制御機能は、操作手段16から全押信号が入力された場合、測距手段11から受け取った測距結果(被写体までの距離の情報)に基づいて、次回の制御をどのようにするか判定するものである。この判定手段機能は、被写体までの距離の情報が、所定の距離(例えば、30cm)未満である場合、測距結果に基づいて光量算出を行うようにする。この際、光量算出機能を実行する。一方、被写体までの距離の情報が、所定の距離以上である場合、予備発光と測光を行い、測光結果に基づいて光量算出を行うようにする。この際、予備発光制御機能、測光制御機能、そして光量算出機能を実行する。その後、本発光制御機能と撮像制御機能を実行する。
なお本実施の形態では、所定の距離を30cmとしているが、これに限られず、近距離と中・長距離を判別可能な距離(例、20cmや40cmなど)ならばどのような距離であってもよい。ここで、この近距離と中・長距離を判別可能な距離は、以下の方法により算出すると好ましい。具体的にこの方法では、図9に示すように、予備発光による被写体からの反射光が飽和し始める距離を考慮して、上記判別可能な距離を算出する。このようにすれば、被写体からの反射光の測光精度が高いような距離については、被写体までの距離よりも被写体からの反射光を優先し、被写体からの反射光に基づいて本発光の発光光量を決定できるので、最適な発光光量を決定できるようになる。図8では、上述した実施の形態と特許文献1との所定の距離の違いを説明した図である。
上記最適な発光光量を決定できる具体的な理由は、距離だけの情報によって、本発光の発光光量を決めることが困難であることによる。すなわち、白っぽい被写体は、光の反射率が高いため、この被写体までの距離に対応する本発光の発光光量では、撮影された画像が明るくなりすぎてしまう。一方、黒っぽい被写体は、光の反射率が低いため、この被写体までの距離に対応する本発光の発光光量では、撮影された画像が暗くなりすぎてしまう。したがって、高い調光精度を有するためには、なるべく被写体からの反射光に基づいて本発光の発光光量を決定する必要がある。このように被写体からの反射光が飽和し始める距離を考慮して所定の距離を算出するので、被写体までの距離に関わらず、高い調光精度を有することができる。なお、被写体からの反射光が飽和し始める距離を考慮して所定の距離を算出する方法は、後述する。
予備発光制御機能は、判定制御機能で測距結果が所定の距離以上と判定された場合、予備発光を行うために発光手段12を制御する。具体的に予備発光制御機能は、発光手段12に対して、予備発光の発光光量を含む予備発光信号を出力する。ここで予備発光の発光光量に関する情報は、予めROM172に設定されている。なお、予備発光の発光光量は、予めROM172に設定された情報を利用しているが、これに限られず、例えば、予備発光を行う際、被写体の露出状況から算出するようにしてもよい。
測光制御機能は、判定制御機能で測距結果が所定の距離以上と判定された場合、予備発光による被写体からの反射光を測光するために測光手段13を制御するものである。具体的に測光制御機能は、測光手段13に制御信号を出力する。
光量算出機能は、測距結果(被写体までの距離)又は測光結果(反射光の輝度値)に基づいて本発光の発光光量を算出するものである。以下に具体的な算出方法を説明する。
まず、測距結果に基づく発光光量の算出方法は、以下の通りである。本実施の形態では、図5に示す対応表を用いて算出できる。この対応表においては、例えば、被写体までの距離が10cmであった場合、10cmに対応する0.4をガイドナンバとして決定する。一方、対応表にない距離(例えば15cm)に関しては、線形補間によって発光光量を求めるようにしている。なお本実施の形態では、図5に示すような対応表を用いて発光光量を算出するようにしたが、これに限られず、測距結果に基づいて発光光量を決定するものならば、どのような方法であってもよい。例えば、公知である距離に基づくガイドナンバの計算式等を用いることができる。
次に、測光結果に基づく発光光量の算出方法は、以下の通りである。本実施の形態では、図5に示す対応表を用いて算出できる。この対応表においては、例えば、反射光の輝度値が45000である場合、45000に対応する2.5をガイドナンバとして決定する。一方、対応表にない輝度値(43000)に関しては、線形補間によって発光光量を求めるようにしている。なお本実施の形態では、図5に示すような対応表を用いて発光光量を算出するようにしたが、これに限られず、測光結果に基づいて発光光量を決定するものならば、どのような方法であってもよい。例えば、公知である反射光の輝度情報に基づくガイドナンバの計算式等を用いることができる。
本発光制御機能は、光量算出機能によって算出された発光光量(GN)によって、本発光を行うように発光手段12を制御するものである。具体的には、本発光の発光光量を含む本発光信号を発光手段12に出力するようにしたものである。
撮像制御機能は、本発光を伴った被写体の撮像を可能にするため、撮像手段14を制御するものである。具体的には、被写体を撮像させるための制御信号を撮像手段14に出力する。
画像処理機能は、AD変換手段15から受け取ったデジタル信号にJPEG圧縮等の画像処理を行うものである。そして画像処理機能は、画像処理が行われた画像データを着脱可能な記録媒体や内部メモリ21に格納するようにしたものである。
これらの処理によって、本発光の発光光量を変更し、この発光光量による発光を伴った撮影を可能にしている。
なお本実施の形態において、制御手段17は、測距結果が所定の距離未満である場合、測距結果に基づいて本発光の発光光量を決定するようにしているが、これに限られず、測距結果と測光結果に基づいて本発光の発光光量を決定するようにしてもよい。具体的な方法は、実施の形態2で説明する。
また本実施の形態において、測距手段11を測距センサ111および測光手段13を測光センサ131によって構成するようにしているが、これに限られず、撮像手段の出力を用いて測距手段と測光手段を実現するようにしてもよい。このようにすれば、撮像装置1をコンパクトに構成でき、部品点数も少なくなる。
次に、このように構成された撮像装置1の動作について図6のフローチャートを用いて説明する。
撮像装置1の動作は、ユーザが撮像装置1の電源をオンすることによって動作が開始される。なお必要ならば、閃光装置121の強制発光を行うようなモードを備え、このモードに設定された場合にのみ、図6に示す動作を行うようにしてもよい。以下、撮像装置1の処理を説明する。
ステップA1では、操作手段16がユーザからの半押しを検知する。ユーザからの半押しを検知した場合、ステップA2に移行する。この際、操作手段16は半押信号を制御手段17に出力する。一方、ユーザからの半押しを検知しない場合、ステップA1の処理を継続する。
ステップA2では、測距手段11が被写体までの距離を測る。具体的には、制御手段17に半押信号が入力された場合、制御手段17(測距制御機能)が、測距手段11に制御信号を出力する。これによって、測距手段11が制御され、被写体までの距離を測距する。そして測距手段11は、この測距結果(被写体までの距離の情報)を制御手段17に出力する。
ステップA3では、操作手段16がユーザからの全押しを検知する。ユーザからの全押しを検知した場合、ステップA4の処理に移行する。この際、操作手段16は、制御手段17に全押信号を出力する。一方、ユーザからの全押しを検知しない場合、ステップA3の処理を繰り返す。
ステップA4では、制御手段17(判定制御機能)によって、測距結果(被写体までの距離)が所定の距離未満であるか否かを判定する。測距結果が所定の距離未満である場合、ステップA5に移行し、制御手段17が、測距結果に基づいて発光光量を決定するように制御を行う。一方、測距結果が所定の距離以上である場合、ステップA6に移行し、制御手段17が、予備発光による被写体からの反射光に基づいて発光光量を決定するように制御を行う。
ステップA5では、制御手段17が、測距結果に基づいて本発光の発光光量を決定する。具体的には、制御手段17(光量算出機能)が、測距結果に基づいて本発光の発光光量を算出する。この後ステップA9に移行する。
ステップA6では、発光手段12が予備発光を行う。具体的には、制御手段17(予備発光制御機能)が、予備発光の発光光量を含む予備発光信号を発光手段12に出力する。そして予備発光信号を受け取った発光手段12は、予備発光の発光光量によって、予備発光を行う。
ステップA7では、測光手段13が被写体からの反射光を測光する。具体的には、制御手段17(測光制御機能)が、測光手段13に制御信号を出力する。そして制御信号を受け取った測光手段13が、予備発光による被写体からの反射光を測光し、反射光の輝度値を算出する。輝度値を算出した測光手段13は、反射光の輝度値を制御手段17に出力する。
ステップA8では、制御手段17が、測光結果(反射光の輝度値)に基づいて本発光の発光光量を決定する。具体的には、制御手段17(光量算出機能)が、測光結果に基づいて本発光の発光光量を算出する。この後、ステップA9に移行する。
ステップA9では、発光手段12が本発光を行う。また、撮像手段14が撮像を行う。具体的には、制御手段17(本発光制御機能)が、本発光の発光光量を含む本発光信号を発光手段12に出力する。本発光信号を受け取った発光手段12は、本発光の発光光量によって、本発光を行う。また、制御手段17(撮像制御機能)が、制御信号を撮像手段14に出力する。制御信号を受け取った撮像手段14は、本発光による被写体からの反射光を受光し、この光学的信号を電気信号に変換する。そして変換された電気信号は、AD変換手段15と制御手段17(画像処理機能)を介して画像データに変換され、着脱可能な記録媒体や内部メモリ21に格納される。
これによって、本発光の発光光量を変更可能にし、この発光光量の本発光を伴う撮像を可能にしている。
なお、上記で説明した反射光が飽和し始める距離を考慮した所定の距離の算出方法について説明する。まず、反射光が飽和し始める距離の算出方法について説明した後、この距離を考慮して所定の距離の算出方法を説明する。
反射光が飽和し始める距離は、予備発光の発光光量に基づいて算出される。具体的な算出方法は、以下の通りである。まず、一定の反射率を持つ被写体が存在すると仮定する(通常は18%の反射率をもつ標準グレーペーパを想定)。次に、一定の反射率を持つ被写体に対して、予備発光の発光光量で発光されたと仮定する。この仮定により、被写体を撮像装置にどの程度近づけると、被写体からの反射光が飽和するかを判断する。すなわち、反射光が飽和すると判断された距離が、反射光が飽和し始める距離である。このようにして、予備発光の発光光量に基づき、反射光が飽和し始める距離を算出する。
なお、被写体からの反射光が飽和するとは、一部の測光領域が白飛びする状況をいう。例えば、被写体からの反射光を16ビットの輝度値で表現した場合、一部の測光領域の輝度値が65000以上になる状況のことである。また、これに限られず、撮像素子のリニアリティ特性の悪化を考慮して、例えば、一部の測光領域の輝度値が63000以上になる状況で判断してもよい。このようにすれば、撮像素子のリニアリティ特性の悪化を考慮して、反射光が飽和し始める距離を決定できる。すなわち、反射光の測光精度が悪くなる領域については、測距結果に基づいて発光光量を決定できるため、より調光精度が高くなる。
次に、上記のような方法で算出された被写体からの反射光が飽和し始める距離を考慮して所定の距離を算出する方法を説明する。この方法により算出される所定の距離は、反射光が飽和し始める距離をそのまま利用して算出できる。また、これに限られず、反射光が飽和し始める距離にある一定の距離を加算することで算出できる。なお、所定の距離を算出するタイミングは、撮影前に算出して撮像装置に予め記憶しておいてもよいし、撮影を行う際に、算出するようにしてもよい。
(実施の形態2)
以下、図7に示す実施の形態2の撮像装置1aについて動作を説明する。なお実施の形態2については、制御手段17の機能以外は、実施の形態1と同様の構成で実施することができる。すなわち、実施の形態2における制御手段は、図2、図3に示した制御手段17aで構成される。
実施の形態2における制御手段17aは、測距手段11に被写体までの距離を測距させ、発光手段12に予備発光を行わせる。制御手段17aは、測距結果を受け取り、被写体までの距離が所定の距離未満である場合(第1の距離範囲に含まれる場合)、測距手段11の測距結果と測光手段13の測光結果に基づいて本発光の発光光量を決定する。一方で制御手段17aは、被写体までの距離が所定の距離以上である場合(第2の距離範囲に含まれれる場合)、測光手段13の測光結果に基づいて、本発光の発光光量を決定する。また、操作手段16の操作に基づいて、発光手段12に本発光を行わせ、撮像手段14に撮像を行わせるようにしたものである。
ここで、測距手段11の測距結果と測光手段13の測光結果に基づいて本発光の発光光量を決定する方法を説明する。
測距結果と測光結果に基づいて発光光量を決定する場合、例えば、以下の方法によって行うことが可能である。まず制御手段17aは、測光結果の白飛び(飽和)している割合である白飛び率を算出する。この白飛び率とは、測光結果の画像にどの程度白飛びが発生しているかを判別するものである。
次に制御手段17aは、白飛び率を用いて距離の補正量を算出する。この距離の補正量は、例えば、図8に示す対応表を用いて算出できる。例えば、白飛び率が85%である場合、距離の補正量は−10cmである。なお図8は一実施の形態であり、様々な方法で実施可能である。具体的には、白飛び率が高い場合、距離の補正量をマイナスに設定し、白飛び率が低い場合、距離の補正量をプラスに設定するようにすればよい。また、本実施の形態では、3通りに場合分けしているが、これに限られず、5通り、7通りなどに場合分けすることが可能である。
そして制御手段17aは、測距結果である被写体までの距離を距離の補正量で補正し、補正された距離に基づいて、本発光の発光光量を算出する。この際、図5のように距離と発光光量の対応表を用いて発光光量を算出する。これにより、測距結果と測光結果に基づいて本発光の発光光量を決定できるようにしている。
次に、実施の形態2における撮像装置1aの動作について図7のフローチャートを用いて説明する。なお実施の形態1の動作と同じ処理については、説明を省略する。
ステップB1〜B3は、ステップA1〜A3の処理と同様である。
ステップB4では、発光手段12が予備発光を行う。この際、操作手段16からの全押信号によって、制御手段17a(予備発光制御機能)が、予備発光信号を発光手段12に出力する。そして予備発光信号を受け取った発光手段12は、予備発光を行い、ステップB5に処理を移行する。
ステップB5では、ステップA7と同様に、測光手段13が被写体からの反射光を測光する。そして測光手段13は、測光結果である反射光の輝度値を制御手段17aに引き渡す。
ステップB6では、ステップA4と同様に、制御手段17a(判定制御機能)によって、測距結果(被写体までの距離)が所定の距離未満であるか否かを判定する。測距結果が所定の距離未満である場合、ステップB7に移行し、制御手段17aが、測距結果と測光結果に基づいて発光光量を決定するように制御を行う。一方、測距結果が所定の距離以上である場合、ステップB8に移行し、制御手段17aが、予備発光による被写体からの反射光に基づいて発光光量を決定するように制御を行う。
ステップB7では、制御手段17a(光量算出機能)が、測距結果と測光結果に基づいて本発光の発光光量を決定する。その後、ステップB9に移行する。
ステップB8では、ステップA8と同様に、制御手段17a(光量算出機能)が、測光結果(反射光の輝度値)に基づいて本発光の発光光量を決定する。その後、ステップB9に移行する。
ステップB9では、ステップA9と同様に、発光手段12が本発光を行う。また、撮像手段14が撮像を行う。
これによって、本発光の発光光量を変更可能にし、この発光光量の本発光を伴う撮像を可能にしている。
なお、上記実施の形態では、被写体からの距離に基づいて制御を変更するように構成しているが、これに限られず、被写体からの反射光に基づいて制御を変更するように構成してもよい。この場合、例えば制御手段17aは、発光手段12に予備発光を行わせ、被写体からの反射光の輝度値が所定値未満である場合(第1の輝度範囲に含まれる場合)、測光手段13の測光結果に基づいて、本発光の発光光量を決定する。一方で制御手段17は、被写体からの反射光の輝度値が所定値以上である場合(第2の輝度範囲に含まれる場合)、測距手段11の測距結果および測光手段13の測光結果に基づいて、本発光の発光光量を決定する。ここで所定値とは、測光結果が飽和する値を用いて構成している。すなわち、飽和する値には、上記の反射光が飽和する状況で説明したように、輝度値を16ビットの輝度情報で表現した場合、例えば、輝度値で65000を用いることができる。なお、本実施の形態では、第2の輝度範囲を所定値以上から無限まで、第1の輝度範囲を0から所定値未満で設定するようにしているが、これに限られず、第1の輝度範囲の最大値が、第2の輝度範囲の最小値よりも小さいものであればどのような構成であってもよい。また、輝度範囲は、0〜所定値未満、又は、所定値以上〜無限のように最小値と最大値の区切りを設けるようにしているが、〜所定値未満のように最小値の区切りを設けなくてもよい。
上述のように本実施の形態では、測距手段11と、発光手段12と、測光手段13と、測距手段11と発光手段12と測光手段13とを制御する制御手段17とを備えて構成され、制御手段17は、被写体までの距離が所定の距離未満である場合、測距手段11の測距結果に基づいて本発光の発光光量を決定する一方、制御手段17は、被写体までの距離が所定の距離以上である場合、発光手段12に予備発光を行わせた後、測光手段13の測光結果に基づいて、本発光の発光光量を決定するようにしたので、被写体からの反射光が飽和しているような精度が悪い測光結果によって、本発光の発光光量を決定するといったことが少なくなる。また、被写体までの距離ではなく、反射光の光量に基づいて発光光量を決定できるので、最適な本発光の発光光量を決定できる。
また、制御手段17は、被写体までの距離が所定の距離以上である場合にのみ、発光手段12に予備発光を行わせたので、被写体が近距離に存在する場合、すなわち、測距結果が所定の距離未満である場合、予備発光が不必要になるため、消費電力を減らすことができる。また本発光を行うまでの時間を短縮できる。
さらに、制御手段17aは、発光手段12に予備発光を行わせ、被写体までの距離が所定の距離以上である場合、測光手段13の測光結果に基づいて、本発光の発光光量を決定する一方、被写体までの距離が所定の距離未満である場合、測距手段11の測距結果および測光手段13の測光結果に基づいて、本発光の発光光量を決定したので、被写体までの距離だけでなく、被写体からの反射光を考慮できるため、より調光精度を向上することができる。
加えて、撮像手段14をさらに備え、測距手段11と測光手段13と撮像手段14を、一つの撮像素子で構成するようにしたので、一つの撮像素子によって測距手段11と測光手段13と撮像手段14を実行することができるため、撮像装置をコンパクトに構成でき、撮像装置の部品点数を少なく構成することができる。
さらに、制御手段17aは、発光手段12に予備発光を行わせ、被写体からの反射光の輝度情報が所定値未満である場合、測光手段13の測光結果に基づいて、本発光の発光光量を決定する一方、被写体からの反射光の輝度情報が所定値以上である場合、測距手段11の測距結果および前記測光手段の測光結果に基づいて、本発光の発光光量を決定したので、測光結果が飽和している場合に、測距結果に基づいて発光光量を決定するようにしたので、反射光が飽和しているような精度が悪い測光結果によって、本発光の発光光量を決定するといったことが少なくなる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、種々の態様で実施できる。
例えば、上記実施の形態では、予備発光と本発光を一つの発光手段12で構成するようにしているが、これに限られず、二つの発光手段を設け、別々の構成で発光をおこなうようにしてもよい。
また上記の実施の形態に限られず、撮像素子の出力に基づいて、測距手段および測光手段を実現するようにしてもよい。この場合、撮像装置をコンパクトに構成でき、かつ、部品点数を少なくすることができる。
さらに上記実施の形態では、被写体までの距離が所定の距離以上である場合(第2の距離範囲に含まれる場合)、測光手段の測光結果に基づいて、本発光の発光光量を決定するようにしているが、これに限られず、測光結果と他の情報に基づいて、本発光の発光光量を決定するものであればどのような構成であってもよい。すなわち、例えば、測光結果と測距結果に基づいて、本発光の発光光量を決定できるようにしてもよい。
本発明は、フラッシュ撮影を可能にする撮像装置に適用可能である。具体的には、デジタルスチルカメラ、ムービー、カメラ機能付き携帯端末等に利用できる。
本発明の一実施の形態に係る撮像装置の斜視図 同形態における撮像装置の機能ブロックの概略図 同形態における撮像装置のブロック構成を示す図 同形態のおける制御手段の機能を説明する図 同形態における撮像装置の発光光量を決定するための方法を説明する図 同形態における撮像装置の発光光量を決定するための動作を示すフローチャート 他の実施の形態における撮像装置の発光光量を決定するための動作を示すフローチャート 他の実施の形態における白飛び率と距離の補正量との関係を説明する図 実施の形態と従来例の所定の距離の違いを説明する図
符号の説明
1、1a 撮像装置
11 測距手段
12 発光手段
13 測光手段
14 撮像手段
15 AD変換手段
16 操作手段
17、17a 制御手段
18 レンズ系
19 絞り
20 ミラー
21 内部メモリ
111 測距センサ
121 閃光装置
131 測光センサ
141 撮像素子
151 ADコンバータ
161 シャッタスイッチ
171 CPU
172 ROM
173 RAM

Claims (5)

  1. 自装置から被写体までの距離を測定する測距手段と、
    予備発光又は本発光として、被写体に対して光を照射する発光手段と、
    前記発光手段が予備発光をしたときの被写体からの反射光を測光する測光手段と、
    少なくとも前記測距手段での測定結果と前記測光手段での測光結果を含む複数の測定値の一部又は全部の測定値に基づいて、前記発光手段による本発光時の発光光量を決定する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記測距手段の測定結果が、第1の距離範囲に含まれる場合と、第2の距離範囲に含まれる場合とで、前記発光光量を決定する際に用いる測定値の組み合わせを異なるものとし、
    第1の距離範囲の最大値は、第2の距離範囲の最小値よりも小さい、撮像装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記発光手段に予備発光を行わせ、
    前記測距手段の測定結果が、前記第2の距離範囲に含まれる場合、
    少なくとも前記測光手段の測光結果に基づいて、本発光の発光光量を決定する一方、
    前記測距手段の測定結果が、前記第1の距離範囲に含まれる場合、
    前記測距手段の測距結果に基づいて、本発光の発光光量を決定する、
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記被写体までの距離が第2の距離範囲に含まれる場合にのみ、前記発光手段に予備発光を行わせる、請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記測距手段の測定結果が前記第2の距離範囲に含まれる場合、
    少なくとも前記測光手段の測光結果に基づいて、本発光の発光光量を決定する一方、
    前記測距手段の測定結果が前記第1の距離範囲に含まれる場合、
    前記測距手段の測定結果および前記測光手段の測光結果に基づいて、本発光の発光光量を決定する、請求項1に記載の撮像装置。
  5. 自装置から被写体までの距離を測定する測距手段と、
    予備発光又は本発光として、被写体に対して光を照射する発光手段と、
    前記発光手段が予備発光をしたときの被写体からの反射光を測光する測光手段と、
    少なくとも前記測距手段での測定結果と前記測光手段での測光結果を含む複数の測定値の一部又は全部の測定値に基づいて、前記発光手段による本発光時の発光光量を決定する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記測光手段の測光結果が、第1の距離範囲に含まれる場合と、第2の距離範囲に含まれる場合とで、前記発光光量を決定する際に用いる測定値の組み合わせを異なるものとし、
    第1の距離範囲の最大値は、第2の距離範囲の最小値よりも小さい、撮像装置。
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