JPH10123397A - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

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JPH10123397A
JPH10123397A JP27613696A JP27613696A JPH10123397A JP H10123397 A JPH10123397 A JP H10123397A JP 27613696 A JP27613696 A JP 27613696A JP 27613696 A JP27613696 A JP 27613696A JP H10123397 A JPH10123397 A JP H10123397A
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JP
Japan
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optical axis
lens
lens frame
frame
axis direction
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JP27613696A
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Kiyoshi Tosaka
清 登坂
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回動操作環の操作によっても合焦調節に関して
十分な精度を得ることができるレンズ鏡筒を提供する。 【解決手段】光軸方向および光軸の回りでの回動方向に
ついての位置が固定された第1の鏡枠1と、光軸方向の
位置が移動可能になされ且つ光軸の回りでの回動方向に
ついての位置が固定された第2の鏡枠4と、光軸方向の
位置が移動可能で且つ光軸の回りに回動可能になされた
第3の鏡枠8と、を有し、上記第2および第3の鏡枠
4,8により各支持されたレンズ群が当該鏡枠と共に光
軸方向に移動することにより合焦調節動作が行なわれる
ようになされたレンズ鏡筒において、上記第3の鏡枠8
が回動操作環の操作によって光軸の回りに360度を越
える回動範囲に亘って回動可能なものとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銀塩カメラ、電子
カメラ、ビデオカメラ等に適用されるレンズ鏡筒に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の銀塩カメラ,電子スチルカメラの
レンズ鏡筒は、光軸方向に移動しなようにカメラボディ
に固定された固定鏡枠を有し、この固定鏡枠に対して同
軸状に回転可能に螺合するようにして回動ヘリコイド枠
が設けられている。この回動ヘリコイド枠には回動操作
環が固定されるように取り付けられ、或いはまたカメラ
本体内の駆動源から機械的伝達系統を経て動力が伝達さ
れるように構成され、光軸の回りに回動変位せしめられ
る。そして該回動ヘリコイド枠は、その回動により上記
固定鏡枠内周面のネジ部と自己の外周面のネジ部とのネ
ジ結合の作用によって光軸方向に変位する。また、この
回動ヘリコイド枠の内側には、この回転ヘリコイド枠の
内周面のネジ部とネジ結合するように、自己の外周面に
ネジ部が形成さた移動枠が配設されている。この移動枠
は、光軸回りの回動変位が固定レバーによって規制され
回動ヘリコイド枠が回動すると同枠との上述のネジ結合
の作用によって光軸方向にのみ変位する。移動枠は自己
の内周側の各所定部に合焦調節のためのレンズ群を支持
しており、従って、この移動枠の光軸方向の変位によっ
て合焦調節がなされる。当然ながら、上述した回動ヘリ
コイド枠、従って回動操作環の回動角と上記レンズ群の
光軸方向の変位量とは一定の相関を有する。
【0003】回動ヘリコイド枠の回動範囲は、上述の回
動操作環或いはこれと一体の表示環に設けられた1つま
たは2つのストッパ部と該ストッパ部に対応して固定鏡
枠に設けられたストッパ部との2箇所の各当接位置で、
一方側の変位の限界位置と他方側の変位の限界位置とが
それぞれ規制されることによって定まる。通常の構成で
は、これらストッパ部は回動操作環側(表示環側)のも
のも固定鏡枠側のものも、カメラの結像面に近い側と被
写体に近い側とに各1つ、光軸方向に離隔して設けられ
る。このようにして回動ヘリコイド枠の回動範囲が規制
される結果、上記レンズ群の光軸方向の移動範囲が所定
範囲内となるように規制される。
【0004】上記回動操作環或いはこれと一体の表示環
の外周面には、結像面から被写体までの距離の指標であ
る所謂距離目盛りが設けられている。周知のように、こ
の距離目盛りはm(メートル)表示とft(フィート)
表示との2種類の距離単位による表示になされ、或い
は、更に撮影倍率が表示されている。これらの表示にお
ける表示範囲は上記のレンズ群の光軸方向の移動範囲に
対応するものであり、通常この範囲が無限遠から最至近
距離までの撮影範囲になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した構成におい
て、合焦調節に際しての回動操作環或いはこれと一体の
表示環における距離調節に係る精度は、回動操作環或い
は表示環の回動角の、上記レンズ群の光軸方向の移動量
に対する比率として与えられる。この精度は、即ち回動
ヘリコイド枠の光軸回りの回動角の、上記レンズ群の光
軸方向の移動量に対する比率である。従来の撮影レンズ
鏡筒においては、回動ヘリコイド枠の光軸回りの回動角
は360度以内であり、従っていかなる場合にも回動ヘ
リコイド枠、従って、回動操作環の回動による上記レン
ズ群の光軸方向の移動(距離調節)に関する精度は、こ
の360度以内に規制された回動角の範囲によって限界
が定まっていた。
【0006】一般に、マクロ撮影や近接撮影では、回動
ヘリコイド枠(回動操作環或いは表示環の回動角)に対
するレンズ群の光軸方向の移動量が大きくなる。従って
このような撮影を行なう場合には微妙なピント調節を精
度良く行なうことが難しくなり、合焦調節操作に手間取
ることとなるため最適な調節状態が得られるまでに時間
がかかるといった問題を惹起する。
【0007】また、スタジオ等で三脚を用いて撮影を行
なう場合、一度撮影を終了し、距離を異にする別の撮影
を行なって、再度元の距離で撮影を行なおうとする場合
等においては、距離目盛りを目安にしながら合焦調節状
態を元に復するときの調節状態の再現精度を確保し難く
なる。このためファインダーを覗きながら記憶に基づい
て微妙な調節を再度やり直さざるを得なかった。更に、
通常の撮影においては合焦調節はファインダーを覗きな
がら撮影範囲や構図を決定すると同時に調節操作を行な
って撮影するのが一般的であり、一旦ファインダーを覗
いた後、改めて撮影距離を距離目盛りで確認するような
ことは余り行なわれない。また一方、距離目盛りは指数
関数的に刻まれていて近距離側では粗い表示になってお
り、且つレンズのタイプによっても異なっているため、
距離目盛りを目安にしながら回動操作環を操作しての合
焦調節では十分な精度を得ることができなかった。
【0008】本願発明は叙上の点に鑑みてなされたもの
であり、回動操作環の操作によっても合焦調節に関して
十分な精度を得ることができるこの種のレンズ鏡筒を提
供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のレンズ鏡筒は、その実施の形態の例を表す図
面の参照符号を伴って以下に示すように:光軸方向およ
び光軸の回りでの回動方向についての位置が固定された
第1の鏡枠(1)と、光軸方向の位置が移動可能になさ
れ且つ光軸の回りでの回動方向についての位置が固定さ
れた第2の鏡枠(4)と、光軸方向の位置が移動可能で
且つ光軸の回りに回動可能になされた第3の鏡枠(8)
と、を有し、上記第2および第3の鏡枠(4,8)によ
り各支持されたレンズ群が当該鏡枠と共に光軸方向に移
動することにより合焦調節動作が行なわれるようになさ
れたレンズ鏡筒において、上記第3の鏡枠(8)は、そ
の回動範囲が第1の回転方向に関して第1の位置規制部
(8c)により位置規制され、且つ、第1の回転方向と
は反対の第2の回転方向に関して第2の位置規制部(8
d)により位置規制されるよう上記第1および第2の両
位置規制部が光軸方向に離隔するようにして配設されて
なり、上記第1の鏡枠(1)は、上記第3の鏡枠(8)
の上記第1の位置規制部(8c)と当接して位置規制す
るための第3の位置規制部(2)と上記第2の位置規制
部(8d)と当接して位置規制するための第4の位置規
制部(3)とが配設されてなり、上記第1乃至第4の位
置規制部(8c,8d,2,3)はそれら相互の位置関
係が上記第3の鏡枠(8)が光軸の回りに360度を越
える回動範囲に亘って回動可能なように選択されてなる
ものであることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)図1は本願発明のレンズ鏡筒の第1
の実施形態を示す図で、レンズ鏡筒の分解斜視図であ
る。また図2は図1に示すレンズ鏡筒の断面構造を説明
するための簡略化された模式図である。図示しないカメ
ラのレンズマウントに第1の鏡枠としての筒状の固定枠
1が装着されて固定されるように設けられている。この
固定枠1は当該レンズマウントに装着された状態におい
て、光軸方向および光軸の回りでの回動方向についての
位置が固定される。この固定枠1の内周面にはネジ部1
aが形成されている。また、固定枠1の周面の2箇所か
ら夫々内部に突出するようにして結像面側ストッパ2お
よび被写体側ストッパ3が、両者が光軸方向にDだけ離
隔するように設けられている。本例での両ストッパ2お
よび3は、固定枠1をその外周側から内部に向けて貫通
するネジ状の部材で構成されており、後述する第1の位
置規制部としてのストッパ部8cおよび第2の位置規制
部としてのストッパ部8dと各当接して位置規制するた
めの第3の位置規制部および第4の位置規制部をなすも
のである。
【0011】一方、光軸方向の位置が移動可能になされ
且つ光軸の回りでの回動方向についての位置が固定され
た第2の鏡枠としての直進鏡枠4が設けられ、この直進
鏡枠4によって被写体側の撮影レンズ5および結像面側
の撮影レンズ6が支持されている。直進鏡枠4の光軸の
回りでの回動方向についての位置は、固定枠1に2つの
小ネジ7a,7bによって自己の基端部が固定され先端
部が光軸方向に延出したレバー7によって規制されるこ
とにより固定されている。直進鏡枠4の外周面部の結像
面側の部分的領域にはネジ部4aが形成されている。ま
た直進鏡枠4の外周面部には光軸方向に沿って上記レバ
ー7が略々隙間なく嵌入されて該鏡枠4が位置規制され
得るような帯状の溝4dが形成されている。
【0012】光軸方向の位置が移動可能で且つ光軸の回
りに回動可能になされた第3の鏡枠としての回動ヘリコ
イド枠8が設けられている。この回動ヘリコイド枠8の
外周面に形成されたネジ部8aは、前記固定枠1の内周
面に形成されたネジ部1aと螺合するようになされ、且
つ当該回動ヘリコイド枠8の内周面に形成されたネジ部
8bが上述した直進鏡枠4の外周面部の部分的領域に形
成されたネジ部4aと螺合するようになされている。ま
た、この回動ヘリコイド枠8には固定枠1の上記結像面
側ストッパ2に対応してこのストッパ2(第3の位置規
制部)に周方向から衝接して位置規制を受けるための第
1の位置規制部としてのストッパ部8cおよび上記被写
体側ストッパ3に対応してこのストッパ3(第4の位置
規制部)に周方向から衝接して位置規制を受けるための
第2の位置規制部としてのストッパ部8dが設けられて
いる。更に、回動ヘリコイド枠8の被写体側の端縁部は
所要の厚みを有する環状の連結部8eとして成形され、
この連結部8eで本例のレンズ鏡筒の最外周部に位置す
る筒状の回動操作環9と3本の小ネジ9a,9b,9c
によって同軸的に結合されている。回動操作環9の外周
面には操作時のすべりを防止すると共に良好な触感を得
るためのゴム環9dが配設されている。
【0013】上記構成において、第1乃至第4の位置規
制部の相互の位置関係、すなわち、第3の位置規制部と
してのストッパ2(S3)と第1の位置規制部としての
ストッパ部8c(S1)との位置関係、および第4の位
置規制部としてのストッパ3(S4)と第2の位置規制
部としてのストッパ部8d(S2)との位置関係は、上
記第3の鏡枠としての回動ヘリコイド枠8が光軸の回り
に360度を越える回動範囲に亘って回動可能なように
選択されている。
【0014】回動ヘリコイド枠8の上述した回動範囲を
確保するために、この実施の形態においては、より具体
的に次の如く構成されている。すなわち固定枠1に設け
られたストッパ2とストッパ3との光軸方向に沿った距
離をD、回動ヘリコイド枠8に設けられたストッパ部8
cとストッパ部8dとの光軸方向に沿った距離をE、回
動ヘリコイド枠8の外周面のネジ部8a(従って、この
ネジ部8aと螺合している固定枠1の内周面のネジ部1
a)のリード(ネジが1回転して進む距離)をL1 、回
動ヘリコイド枠8の内周面のネジ部8b(従って、この
ネジ部8bと螺合している直進鏡枠4の外周面のネジ部
4a)のリードをL2 としたとき、 D≧E+(L1 +L2 ) なる関係が得られるように構成されている。
【0015】このような構成により、回動ヘリコイド枠
8が光軸の回りに360度を越える回動範囲に亘って回
動することが許容される。更に、回動ヘリコイド枠8の
結像面側の端縁部8fの近傍部位には逃げ部8f′が形
成されており、ストッパ部8cがストッパ2と衝接する
(即ち、正規の位置規制状態を得る)前にストッパ2と
回動ヘリコイド枠8の外周部とが干渉することのないよ
うにしてある。またネジ部8aの連結部8eとの近接部
位には逃げ部8a′が形成されており、ストッパ部8d
がストッパ3と衝接する(即ち、正規の位置規制状態を
得る)前にストッパ3と回動ヘリコイド枠8の外周部と
が干渉することのないようにしてある。従って回動ヘリ
コイド枠8は、第3の位置規制部としてのストッパ2と
第1の位置規制部としてのストッパ部8cとの位置関
係、および、第4の位置規制部としてのストッパ3と第
2の位置規制部としてのストッパ部8dとの位置関係に
よって規定される360度を越える正規の回動範囲全域
に亘って不所望な干渉や摩擦を生じることなく滑らかに
回転し得、且つ、この範囲内で光軸方向に障害なく変位
し得ることとなる。
【0016】図3は図1および図2に示す実施の形態に
おけるレンズ鏡筒の組み立て状態の平面図である。図3
において既述の図1および図2との対応部は同一の符合
を附して示し、それら各部自体の説明は省略する。
【0017】回動操作環9の結像面側端縁近傍の外周面
には1目盛りが1度に対応する等分の角度目盛り9eが
刻まれている。この角度目盛り9eに対応して、固定枠
1の外周面には光軸方向に延長された直線状の指標線1
bが刻まれている。更に、この直線状の指標線1bと各
所定間隔毎に離隔して該指標線1bと直交する複数の短
い直線状の回転数目盛り1c0 ,1c1 ,1c2 ,1c
3 が刻まれている。
【0018】上記の目盛りによって、回動操作環9が何
回転と何度回転したかが明確に判読され得るように構成
されている。従って、図1乃至図3を用いて説明した実
施の形態によれば、回動ヘリコイド枠8が光軸の回りに
360度を越える正規の回動範囲全域に亘って滑らかに
回転し得ると共に、回動操作環9が何回転と何度回転し
たかが明確に判読されることとなる。かくして距離目盛
りを目安にしながら回動操作環9を操作して合焦調節し
ても十分な調節精度を得ることができる。
【0019】(第2の実施形態)図4は本発明のレンズ
鏡筒の第2の実施形態を示す要部断面図である。図4に
おいて、図1乃至図3を用いて説明した実施の形態との
対応部は同一の符合を附して示し、詳細な説明は省略す
る。この実施の形態において、固定鏡枠1と直進鏡枠4
および両者間に介在する回動ヘリコイド枠8の関係は既
述のものと同様である。回動ヘリコイド枠8に取り付け
られた回動操作環9′に2つのストッパ部9′mおよび
9′nが設けられ、これに対応するものとして固定枠1
に2つのストッパ2′および3′が設けられている点が
主な相違点である。
【0020】上記図4の構成においても、第1乃至第4
の位置規制部の相互の位置関係、即ち、第3の位置規制
部としてのストッパ2′と第1の位置規制部としてのス
トッパ部9′mとの位置関係、および、第4の位置規制
部としてのストッパ3′と第2の位置規制部としてのス
トッパ部9′nとの位置関係は、第3の鏡枠としての回
動ヘリコイド枠8が光軸の回りに360度を越える回動
範囲に亘って回動可能なように選択されている。
【0021】この実施の形態では、回動ヘリコイド枠8
の上述した回動範囲を確保するために、特に、次のよう
に構成されている。即ち、固定枠1に設けられたストッ
パ2′およびストッパ3′とが上記ヘリコイド枠8の可
動範囲内では回動操作環9′の内周部と抵触しないよう
に凹所90が形成されており、上記ストッパ2′とスト
ッパ3′の光軸方向に離間した距離をD′、凹所90の
光軸方向に沿った長さをE′、回動ヘリコイド枠8の外
周面のネジ部8a(従って、このネジ部8aと螺合して
いる固定枠1の内周面のネジ部1a)のリード(1回転
して進む距離)をL1 ′としたとき、 E′>D′+L1 ′ なる関係に構成されている。
【0022】このような構成により、回動ヘリコイド枠
8が光軸の回りに360度を越える回動範囲に亘って回
動することが許容されるが、更に回動操作環9′の結像
面側ストッパ部9′mの端縁部近傍部位には逃げ部91
が形成されており、ストッパ部9′mがストッパ2′と
衝接する(即ち、正規の位置規制状態を得る)前にスト
ッパ2′と回動操作環9′の内周部とが干渉することの
ないようにしてある。また、回動操作環9′の被写体側
ストッパ部9′nの端縁部近傍部位には逃げ部92が形
成されており、ストッパ部9′nがストッパ3′と衝接
する(即ち、正規の位置規制状態を得る)前にストッパ
3′と回動操作環9′の内周部とが干渉することのない
ようにしてある。このため、回動操作環9′、従って回
動ヘリコイド枠8は、第3の位置規制部としてのストッ
パ2′と第1の位置規制部としてのストッパ部9′mと
の位置関係、および、第4の位置規制部としてのストッ
パ3′と第2の位置規制部としてのストッパ部9′nと
の位置関係によって規定される360度を越える正規の
回動範囲の全域に亘って不所望な干渉や摩擦を生じるこ
となく滑らかに回転し得、且つこの範囲内で光軸方向に
障害なく変位し得ることとなる。
【0023】以下に、本願に含まれる発明について要約
的に列記する。 〔1〕光軸方向および光軸の回りでの回動方向について
の位置が固定された第1の鏡枠と、光軸方向の位置が移
動可能になされ且つ光軸の回りでの回動方向についての
位置が固定された第2の鏡枠と、光軸方向の位置が移動
可能で且つ光軸の回りに回動可能になされた第3の鏡枠
と、を有し、上記第2および第3の鏡枠により各支持さ
れたレンズ群が当該鏡枠と共に光軸方向に移動すること
により合焦調節動作が行なわれるようになされたレンズ
鏡筒において、上記第3の鏡枠は、その回動範囲が第1
の回転方向に関して第1の位置規制部により位置規制さ
れ、且つ、第1の回転方向とは反対の第2の回転方向に
関して第2の位置規制部により位置規制されるよう上記
第1および第2の両位置規制部が光軸方向に離隔するよ
うにして配設されてなり、上記第1の鏡枠は、上記第3
の鏡枠の上記第1の位置規制部と当接して位置規制する
ための第3の位置規制部と上記第2の位置規制部と当接
して位置規制するための第4の位置規制部とが配設され
てなり、上記第1乃至第4の位置規制部はそれら相互の
位置関係が上記第3の鏡枠が光軸の回りに360度を越
える回動範囲に亘って回動可能なように選択されてなる
ものであることを特徴とするレンズ鏡筒。 〔2〕上記第3の鏡枠を回動操作するために該第3の鏡
枠に連結された回動操作環が更に設けられてなる上記
〔1〕に記載のレンズ鏡筒。 〔3〕上記第3の鏡枠はその第1の位置規制部の近傍部
位に上記第1の鏡枠の第3の位置規制部との正規の位置
規制関係を得る以前の位置での干渉を回避するための第
1の干渉回避部が形成され、且つ、上記第3の鏡枠の第
2の位置規制部の近傍部位に上記第1の鏡枠の第4の位
置規制部との正規の位置規制関係を得る以前の位置での
干渉を回避するための第2の干渉回避部が形成されてな
ることを特徴とする上記〔1〕に記載のレンズ鏡筒。 〔4〕上記第1乃至第4の位置規制部の位置関係が上記
第3の鏡枠が光軸の回りに複数回転を越えて回動可能な
ように選択されてなり、該第3の鏡枠を回動操作するた
めに該第3の鏡枠に連結された回動操作環が更に設けら
れ、更に、該回動操作環による第3の鏡枠の基準角度位
置からの回動角を表示するための目盛りがこの回動操作
環に設けられ、且つ、第3の鏡枠の基準角度位置からの
回動回数を表示するための目盛りが上記第1の鏡枠の外
周面上に設けられたことを特徴とする上記〔1〕に記載
のレンズ鏡筒。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、回動操作環の操作によ
っても合焦調節に関して十分な精度を得ることができる
この種のレンズ鏡筒を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明のレンズ鏡筒の第1の実施の形態を示
す図でレンズ鏡筒の分解斜視図である。
【図2】図1のレンズ鏡筒の断面構造を説明するための
簡略化された模式図である。
【図3】図1および図2の実施の形態におけるレンズ鏡
筒の組み立て状態を示す平面図である。
【図4】本願発明のレンズ鏡筒の第2の実施の形態を示
す要部断面図である。
【符合の説明】
1………固定枠(第1の鏡枠) 2………結像面側ストッパ(第3の位置規制部) 3………被写体側ストッパ(第4の位置規制部) 4………直進鏡枠(第2の鏡枠) 5………被写体側の撮影レンズ 6………結像面側の撮影レンズ 7………レバー 8………回動ヘリコイド枠(第3の鏡枠) 8c……ストッパ部(第1の位置規制部) 8d……ストッパ部(第2の位置規制部) 9………回動操作環

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光軸方向および光軸の回りでの回動方向に
    ついての位置が固定された第1の鏡枠と、 光軸方向の位置が移動可能になされ且つ光軸の回りでの
    回動方向についての位置が固定された第2の鏡枠と、 光軸方向の位置が移動可能で且つ光軸の回りに回動可能
    になされた第3の鏡枠と、 を有し、上記第2および第3の鏡枠により各支持された
    レンズ群が当該鏡枠と共に光軸方向に移動することによ
    り合焦調節動作が行なわれるようになされたレンズ鏡筒
    において、 上記第3の鏡枠は、その回動範囲が第1の回転方向に関
    して第1の位置規制部により位置規制され、且つ、第1
    の回転方向とは反対の第2の回転方向に関して第2の位
    置規制部により位置規制されるよう上記第1および第2
    の両位置規制部が光軸方向に離隔するようにして配設さ
    れてなり、 上記第1の鏡枠は、上記第3の鏡枠の上記第1の位置規
    制部と当接して位置規制するための第3の位置規制部と
    上記第2の位置規制部と当接して位置規制するための第
    4の位置規制部とが配設されてなり、 上記第1乃至第4の位置規制部はそれら相互の位置関係
    が上記第3の鏡枠が光軸の回りに360度を越える回動
    範囲に亘って回動可能なように選択されてなるものであ
    ることを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】上記第3の鏡枠を回動操作するために該第
    3の鏡枠に連結された回動操作環が更に設けられてなる
    請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 【請求項3】上記第3の鏡枠はその第1の位置規制部の
    近傍部位に上記第1の鏡枠の第3の位置規制部との正規
    の位置規制関係を得る以前の位置での干渉を回避するた
    めの第1の干渉回避部が形成され、且つ、上記第3の鏡
    枠の第2の位置規制部の近傍部位に上記第1の鏡枠の第
    4の位置規制部との正規の位置規制関係を得る以前の位
    置での干渉を回避するための第2の干渉回避部が形成さ
    れてなることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡
    筒。
JP27613696A 1996-10-18 1996-10-18 レンズ鏡筒 Withdrawn JPH10123397A (ja)

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JP (1) JPH10123397A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105388581A (zh) * 2015-12-19 2016-03-09 中山联合光电科技股份有限公司 一种镜头传动机构
JP2020086057A (ja) * 2018-11-21 2020-06-04 株式会社コシナ レンズ装置
WO2020246121A1 (ja) * 2019-06-05 2020-12-10 株式会社nittoh レンズ鏡筒

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