JPH10122684A - ヒートポンプシステム - Google Patents

ヒートポンプシステム

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JPH10122684A
JPH10122684A JP29444996A JP29444996A JPH10122684A JP H10122684 A JPH10122684 A JP H10122684A JP 29444996 A JP29444996 A JP 29444996A JP 29444996 A JP29444996 A JP 29444996A JP H10122684 A JPH10122684 A JP H10122684A
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hot water
heat exchanger
heat
water supply
bath
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Katsunori Murata
勝則 村田
Yuji Yamazaki
有史 山崎
Takao Aizawa
孝夫 相沢
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素な構成によって浴槽加熱運転と給湯加熱
運転とが可能であり、かつ利用快適性を向上させること
も可能なヒートポンプシステムを提供する。 【解決手段】 冷媒回路中に、二重管式熱交換器で構成
した給湯用熱交換器4と風呂用熱交換器30とを直列に
接続する。循環ポンプ15、35の作動によって、貯湯
タンク1内の湯水を給湯水循環路に、浴槽31内の湯水
を浴槽水循環路にそれぞれ流通させ、給湯用熱交換器
4、風呂用熱交換器30を凝縮器として機能させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、給湯用の貯湯タ
ンクと浴槽とを備えたヒートポンプシステムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】上記のようなヒートポンプシステムの従
来例としては、例えば特開昭62−261871号公報
に記載のものを挙げることができる。そして図7は、上
記従来のヒートポンプシステムの冷媒回路図である。同
図において101は圧縮機であり、この圧縮機101の
吐出配管102と吸入配管103とはそれぞれ四路切換
弁104に接続されている。また上記吐出配管102に
は第1電磁弁106が、上記吸入配管103にはアキュ
ムレータ107がそれぞれ介設されている。上記四路切
換弁104には第1ガス管108と第2ガス管109と
が接続されているが、上記第1ガス管108は室外熱交
換器110に接続され、また上記第2ガス管109はヘ
ッダー111に接続されている。また上記室外熱交換器
110には第1液管113が接続され、そしてこの第1
液管113は受液器114に接続されると共に、その途
中には第1膨張弁115が介設されている。上記受液器
114には、第2液管116の一端が接続されている
が、この第2液管116の他端と上記第2ガス管109
との間には4本の分岐冷媒配管118a・・118dが
互いに並列に接続され、そのうちの一つの分岐冷媒配管
118dには風呂用熱交換器121と第2膨張弁120
dとが、また残りの各分岐冷媒配管118a、118
b、118cにはそれぞれ室内熱交換器119a、11
9b、119cと第2膨張弁120a、120b、12
0cとが介設されている。また同図において128は浴
槽であり、128aは循環用ポンプである。
【0003】一方、上記圧縮機101の吐出配管102
には、さらに第3ガス管122が接続されると共に、こ
の第3ガス管122には貯湯タンク129に浸漬された
給湯用熱交換器123が接続され、この給湯用熱交換器
123は、さらに第3液管124によって受液器114
に接続されている。そして上記第3ガス管122には第
2電磁弁125が、また上記第3液管124にはキャピ
ラリーチューブ126と逆止弁127とがそれぞれ介設
されている。
【0004】上記ヒートポンプシステムの暖房及び浴槽
128内の湯水を加熱する浴槽加熱運転時には、四路切
換弁104を破線側に切り替え、第1電磁弁106を
開、第2電磁弁125を閉として圧縮機101の運転を
行う。そうすると冷媒は各室内熱交換器119a、11
9b、119c及び風呂用熱交換器121内にて凝縮す
ると共に、室外熱交換器110にて蒸発する。また貯湯
タンク129内の湯水を加熱する給湯加熱運転時には、
四路切換弁104を破線側に切り替え、第1電磁弁10
6を閉、第2電磁弁125を開にして圧縮機101の運
転を行う。そうすると冷媒は給湯用熱交換器123内に
て凝縮すると共に、室外熱交換器110内にて蒸発す
る。さらに冷房運転は、四路切換弁104を実線側に切
り替え、第1電磁弁106を開、第2電磁弁125を閉
にして室外熱交換器110側から室内熱交換器119
a、119b、119c側へと冷媒を循環させることに
よって行ない、冷房と給湯加熱との双方を行う冷房給湯
運転は、第1電磁弁106を閉、第2電磁弁125を
開、第1膨張弁115を閉にして圧縮機101を運転
し、冷媒を給湯用熱交換器123内にて凝縮させると共
に、各室内熱交換器119a、119b、119c内で
蒸発させて行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のヒートポン
プシステムでは、冷媒回路中に室内熱交換器119a、
119b、119c、風呂用熱交換器121及び給湯用
熱交換器123を備え、冷媒の流通経路を切り替えるこ
とによって暖房運転、冷房運転、浴槽加熱運転、給湯加
熱運転等が可能に構成されている。このうち暖房運転と
冷房運転とは、それぞれ季節によっていずれか一方が行
われるものであるため、これらの運転間の切り替えに時
間がかかるとしても、これによって利用快適性が損われ
ることはない。一方、浴槽加熱運転や給湯加熱運転は季
節を問わずに年間を通じて行われ、暖房運転や冷房運転
等の空調運転中にもその運転要求が利用者からなされる
ものである。従って浴槽加熱運転や給湯加熱運転と上記
空調運転との間の運転の切り替えを迅速に行えるように
することは、利用快適性を向上させるという観点からす
ると重要である。
【0006】ところが冷媒の流通経路を変更することで
各運転を切り替える上記従来のヒートポンプシステムで
は、冷房運転から浴槽加熱運転に移行するためには、四
路切換弁104を切り替えて冷媒の流れを逆方向にしな
ければならない。冷媒の流れを逆方向にする際には冷媒
回路の均圧化が必要となるため、このような場合には、
まず圧縮機101の運転を停止し、そして均圧化に必要
な時間として約3分が経過するまでそのまま待機し、そ
の後に四路切換弁104を切り替えて圧縮機101を再
起動する必要がある。そのため利用者が要求を発してか
ら浴槽128の追い焚きが開始されるまでにある程度の
時間を要し、これによって利用快適性が損われるという
問題があった。
【0007】また給湯加熱運転中に追い焚き要求があっ
たような場合にも、四路切換弁104の切り替えは必要
でないものの、第1電磁弁106及び第2電磁弁125
の開閉を行って冷媒の流通経路を変更しなければならな
い。そのため浴槽加熱運転が確実に開始されるまでには
ある程度の時間を要したり、運転切替時にエネルギーロ
スや異音を生じたりするという問題があった。
【0008】さらに上記従来のヒートポンプシステムで
は、風呂用熱交換器121が各室内熱交換器119a、
119b、119cと並列に接続されている。そのため
冷房運転と浴槽加熱運転とを同時に行うことができず、
これにより主として夏期における利用快適性が損われる
と共に、冷房排熱を浴槽加熱運転に有効利用できないた
めにエネルギー効率の向上を図ることが困難であるとい
う問題があった。
【0009】そして上記従来のヒートポンプシステムで
は、上述のように冷媒の流通経路を変更することで各運
転を切り替えるようになっているので、冷媒系統が複雑
になるという問題があり、これを簡素化することでコス
トダウンを図りたいという要求があった。
【0010】この発明は、上記従来の欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、簡素な構成に
よって浴槽加熱運転と給湯加熱運転とが可能であり、か
つ利用快適性を向上させることも可能なヒートポンプシ
ステムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1のヒート
ポンプシステムは、圧縮機、凝縮器、減圧機構及び蒸発
器を有して冷凍サイクルを形成する冷媒回路と、給湯用
の貯湯タンク1と、浴槽31とを備えると共に、上記冷
凍サイクル中の凝縮熱によって貯湯タンク1内の湯水を
加熱する給湯用加熱手段と、上記冷凍サイクル中の凝縮
熱によって浴槽31内の湯水を加熱する浴槽用加熱手段
とを備えたヒートポンプシステムにおいて、上記給湯用
加熱手段は、貯湯タンク1内の湯水を循環して流通させ
得る給湯水循環路と、その作動により給湯水循環路に貯
湯タンク1内の湯水を流通させる給湯水循環ポンプ15
と、上記冷凍サイクル中の凝縮器として機能し、給湯水
循環路を流通する湯水との間で熱交換を行う給湯用熱交
換器4とを備えて成り、また上記浴槽用加熱手段は、浴
槽31内の湯水を循環して流通させ得る浴槽水循環路
と、その作動により浴槽水循環路に浴槽31内の湯水を
流通させる浴槽水循環ポンプ35と、上記冷凍サイクル
中の凝縮器として機能し、浴槽水循環路を流通する湯水
との間で熱交換を行う風呂用熱交換器30とを備えて成
り、さらに上記給湯用熱交換器4と風呂用熱交換器30
とは、上記冷媒回路中で直列に接続されていることを特
徴としている。
【0012】上記請求項1のヒートポンプシステムで
は、給湯水循環ポンプ15を作動させることによって給
湯用熱交換器4を凝縮器として機能させ、浴槽水循環ポ
ンプ35を作動させることによって風呂用熱交換器30
を凝縮器として機能させている。そして上記給湯用熱交
換器4と風呂用熱交換器30とを冷媒回路中で直列に接
続している。従って冷媒の流通経路を変更することな
く、循環ポンプ15、35の発停により、貯湯タンク1
内の湯水を加熱する運転(給湯加熱運転)と、浴槽31
内の湯水を加熱する運転(浴槽加熱運転)とをON/O
FFすることが可能となる。
【0013】また請求項2のヒートポンプシステムは、
上記給湯用熱交換器4と風呂用熱交換器30との少なく
ともいずれか一方は、二重管式熱交換器によって構成さ
れていることを特徴としている。
【0014】上記請求項2のヒートポンプシステムで
は、二重管式熱交換器を用いることによって、給湯用熱
交換器4又は風呂用熱交換器30における熱交換機能を
ポンプ15、35で確実にON/OFFすることが可能
となる。
【0015】さらに請求項3のヒートポンプシステム
は、制御手段14を備え、この制御手段14は、給湯水
循環ポンプ15又は浴槽水循環ポンプ35のいずれか一
方の作動を許可したときは、他方の作動を禁止するよう
に成されていることを特徴としている。
【0016】上記請求項3のヒートポンプシステムで
は、簡素な構成によって、給湯用熱交換器4と風呂用熱
交換器30との双方が凝縮器として機能することを防止
し、それぞれに凝縮器として確実な動作をさせることが
可能となる。
【0017】請求項4のヒートポンプシステムは、上記
制御手段14は、給湯水循環ポンプ15に優先して浴槽
水循環ポンプ35の作動を許可するように成されている
ことを特徴としている。
【0018】上記請求項4のヒートポンプシステムで
は、給湯加熱運転よりも、浴槽加熱運転を優先して行う
ことが可能となる。
【0019】請求項5のヒートポンプシステムは、上記
冷媒回路は蒸発器として機能する室内熱交換器56a、
56bを備え、この室内熱交換器56a、56bと、上
記給湯用熱交換器4又は風呂用熱交換器30と、圧縮機
51と、減圧機構68a、68bとによって冷凍サイク
ルを形成するようにしたことを特徴としている。
【0020】上記請求項5のヒートポンプシステムで
は、室内熱交換器56a、56bを蒸発器として機能さ
せると共に給湯用熱交換器4又は風呂用熱交換器30を
凝縮器として機能させ、これによって冷房排熱を利用し
た給湯加熱運転又は浴槽加熱運転を行うことが可能とな
る。
【0021】請求項6のヒートポンプシステムは、上記
冷媒回路には、上記風呂用熱交換器30にガス側から液
側へのみ冷媒を流通させるよう機能する第1逆止弁71
を上記風呂用熱交換器30と直列に接続して設けると共
に、これら風呂用熱交換器30と第1逆止弁71とをバ
イパスするバイパス管路70dを設けて、このバイパス
管路70dには、液側からガス側へのみ冷媒を流通させ
るよう機能する第2逆止弁72を介設し、上記給湯用熱
交換器4は、上記冷凍サイクル中の蒸発器としても機能
することを特徴としている。
【0022】上記請求項6のヒートポンプシステムで
は、バイパス管路70dと第1逆止弁71及び第2逆止
弁72とによって、風呂用熱交換器30にはガス側から
液側へと流通する冷媒のみを流通させるようにすること
が可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、この発明のヒートポンプシ
ステムの具体的な実施の形態について、図面を参照しつ
つ詳細に説明する。
【0024】図2は、上記ヒートポンプシステムにおけ
る水系統を示す回路図である。このうちまず給湯用回路
について説明すると、同図において1は貯湯タンクであ
り、また4は、冷媒回路中の凝縮器又は蒸発器として切
換可能に機能する二重管式の給湯用熱交換器である。そ
してこの給湯用熱交換器4と熱交換可能に給湯用熱交換
路5が設けられ、これに介設された給湯水循環ポンプ1
5の作動によってその入口側5bから出口側5aへと湯
水が流通するようになっている。また上記給湯用熱交換
路5の出口側5aは、第1三方弁11を介して出湯管1
7と出水管18とに分岐し、貯湯タンク1の中間部に設
けられた出湯口6に上記出湯管17が接続される一方、
上記出湯口6よりも下側の位置において貯湯タンク1に
設けられた流入口8に、上記出水管18が接続されてい
る。一方、上記給湯用熱交換路5の入口側5bは、第2
三方弁12を介して取湯管19と取水管20とに分岐し
ている。そして上記出湯口6と流入口8との中間位置に
おいて貯湯タンク1に設けられた取湯口9に上記取湯管
19が接続される一方、貯湯タンク1の下端部に設けら
れた取水口7に取水管20が接続されている。また同図
において22は給水圧を加えながら貯湯タンク1に市水
を供給する貯湯用給水配管であり、その貯湯タンク1側
が第3三方弁13を介して第1給水管24と第2給水管
25とに分岐し、貯湯タンク1の下端部に設けた第1給
水口2に上記第1給水管24が接続される一方、上記取
湯口9と流入口8との中間位置において貯湯タンク1に
設けられた第2給水口10に上記第2給水管25が接続
されている。さらに貯湯タンク1の上端部には、給湯口
3が設けられて給湯配管23が接続されている。そして
上記の給湯用回路は制御手段14によって制御される
が、この制御手段14は、CPU、メモリ、入出力イン
タフェース等を有するマイクロコンピュータを用いて構
成されたものである。なお同図に示す16は、深夜電力
によって作動する電気ヒータである。
【0025】次に上記水系統のうち風呂用回路について
説明すると、図2において31は浴槽であり、また30
は、冷媒回路中の凝縮器として機能する二重管式の風呂
用熱交換器である。そしてこの風呂用熱交換器30と熱
交換可能に風呂用熱交換路32が設けられ、これに介設
された浴槽水循環ポンプ35の作動によってその入口側
32bから出口側32aへと湯水が流通するようになっ
ている。また上記風呂用熱交換路32は、その出口側3
2aが上記浴槽31に接続され、入口側32bが逆止弁
を内蔵した第4三方弁36を介して追焚管33と湯はり
管34とに分岐している。そしてこのうち追焚管33は
上記浴槽31に接続され、また湯はり管34は、流入側
に逆止弁を内蔵したミキシングバルブ37の流出側に接
続されている。そしてこのミキシングバルブ37の流入
側には、給水配管21から分岐した風呂用給水配管38
と、給湯配管23から分岐した給湯支管39とが接続さ
れている。またこの風呂用回路も、上記制御手段14に
よって制御される。
【0026】上記給湯用熱交換器4及び風呂用熱交換器
30は、第1〜第4管路70a〜70dによって冷媒回
路に接続されているが、次にこの冷媒回路について説明
する。冷媒回路は、図1に示すように圧縮機51、四路
切換弁52、室外ファン54を併設した室外熱交換器5
3、第1膨張弁60、及びそれぞれ室内膨張弁68a、
68bを備えて互いに並列に接続された室内熱交換器5
6a、56bを、順次に管路69a〜69fで接続して
構成されている。また圧縮機51の吐出管路69aに第
1電磁弁58を介設し、この手前から第2電磁弁59を
介設した第1管路70aを分岐させて、その先端を風呂
用熱交換器30の一端に接続する一方、風呂用熱交換器
30の他端と給湯用熱交換器4の一端とを第3管路70
cで接続し、この第3管路70cに、風呂用熱交換器3
0側から給湯用熱交換器4側へ向う冷媒流のみを流通さ
せる第1逆止弁71を介設している。そして上記第1管
路70aと第1逆止弁71よりも給湯用熱交換器4側の
第3管路70cとを第4管路(バイパス管路)70dで
接続し、この第4管路70dに、第3管路70c側から
第1管路70a側へと向かう冷媒流のみを流通させる第
2逆止弁72を介設している。そしてさらに給湯用熱交
換器4の他端と第1膨張弁60に向かう管路69dとを
第2膨張弁67を介設した第2管路70bで接続してい
る。また第2電磁弁59よりも風呂用熱交換器30側の
第1管路70aを、第3電磁弁61を介設した第3管路
70cによって圧縮機51の吸入管路69fに接続する
と共に、アキュムレータ57を、この吸入管路69fに
介設している。そしてこの冷媒回路も上記水系統回路と
同様に、上記制御手段14によって制御されるようにな
っている。
【0027】次に上記構成のヒートポンプシステムの運
転動作について説明する。図3は、給湯単独運転及び風
呂単独運転の場合を示している。この場合に制御手段1
4は、冷媒回路に対して次のような制御を行う。すなわ
ち図1に示す四路切換弁52を実線で示す通路側に切り
替え、第1電磁弁58と第3電磁弁61とを閉弁し、第
2電磁弁59を開弁する。また第1膨張弁60を全開と
する一方で各室内膨張弁68a、68bを全閉とし、そ
して第2膨張弁67に対しては、その運転状態によって
開度調整を行う。
【0028】一方、水系統回路に対しては次のような制
御を行う。まず給湯用回路の制御には2通りがある。一
つは貯湯タンク1の上端側にだけ温湯を貯溜する制御で
あり、図2に示す第1三方弁11を実線側に、そして第
2三方弁12と第3三方弁13とを破線側に切り替え
る。従ってこの場合は、取湯管19、給湯用熱交換路5
及び出湯管17によって給湯水循環路が構成される。ま
た他の一つは貯湯タンク1の全体に温湯を貯溜する制御
であり、同図に示す第1三方弁11を破線側に、そして
第2三方弁12と第3三方弁13とを実線側に切り替え
る。従ってこの場合は、取水管20、給湯用熱交換路5
及び出水管18によって給湯水循環路が構成される。さ
らに風呂用回路については、第4三方弁36を実線側に
切り替え、風呂用熱交換路32と追焚管33とによって
浴槽水循環路を構成する。
【0029】さて上記ヒートポンプシステムにおいて給
湯単独運転を行う場合は、上記冷媒回路において圧縮機
51を駆動し、また水系統回路においては給湯水循環ポ
ンプ15を作動させる一方、浴槽水循環ポンプ35を停
止させたままとする。すると給湯用熱交換器4と風呂用
熱交換器30のうち給湯用熱交換器4のみで冷媒と水と
の間の熱交換が行われ、冷媒回路中においてこの給湯用
熱交換器4が凝縮器として機能すると共に室外熱交換器
53が蒸発器として機能し、第2膨張弁67が減圧機構
として機能して冷凍サイクルが形成される。そしてこの
ような運転を継続することによって、貯湯タンク1内に
温湯が貯溜されることになる。一方、風呂単独運転を行
う場合は、上記冷媒回路において圧縮機51を駆動し、
また水系統回路においては給湯水循環ポンプ15を停止
させたままとする一方、浴槽水循環ポンプ35を作動さ
せる。すると給湯用熱交換器4と風呂用熱交換器30の
うち風呂用熱交換器30のみで冷媒と水との間の熱交換
が行われ、冷媒回路中においてこの風呂用熱交換器30
が凝縮器として機能すると共に室外熱交換器53が蒸発
器として機能し、第2膨張弁67が減圧機構として機能
して冷凍サイクルが形成される。そしてこのような運転
を継続することによって、浴槽31の追い焚きが行われ
ることになる。ところで制御手段14は、上述のように
給湯水循環ポンプ15と浴槽水循環ポンプ35とに対
し、その双方が同時に作動することのないように制御し
ている。従って給湯要求と浴槽の追い焚き要求とが重複
した場合には、いずれか一方を他方に優先させなければ
ならない。そこで上記制御手段14は、給湯水循環ポン
プ15に優先して浴槽水循環ポンプ35の作動を許可
し、給湯要求よりも追い焚き要求を優先させるようにし
ている。なお図2における風呂用回路の第4三方弁36
を破線側に切り替えて浴槽水循環ポンプ35を作動させ
ると、浴槽31のたし湯を行うことができる。
【0030】図4は、暖房給湯運転及び暖房風呂運転の
場合を示している。この場合に制御手段14は、冷媒回
路に対して次のような制御を行う。すなわち図1に示す
四路切換弁52を実線で示す通路側に切り替え、第1電
磁弁58と第2電磁弁59とを開弁し、第3電磁弁61
を閉弁する。また第1膨張弁60を全開とする一方で暖
房を行わない部屋の室内膨張弁68bを最小開度とし、
そして暖房を行う部屋の室内膨張弁68aと第2膨張弁
67とに対しては、その運転状態によって開度調整を行
う。また水系統回路に対しては、上記給湯単独運転又は
風呂単独運転の場合と同様の制御を行う。
【0031】上記ヒートポンプシステムにおいて暖房給
湯運転を行う場合は、上記冷媒回路において圧縮機51
を駆動し、また水系統回路においては給湯水循環ポンプ
15を作動させる一方、浴槽水循環ポンプ35を停止さ
せたままとする。すると給湯用熱交換器4と風呂用熱交
換器30のうち給湯用熱交換器4のみで冷媒と水との間
の熱交換が行われ、冷媒回路中においてこの給湯用熱交
換器4と室内熱交換器56aとが凝縮器として機能する
と共に室外熱交換器53が蒸発器として機能し、第2膨
張弁67と室内膨張弁68aとが減圧機構として機能し
て冷凍サイクルが形成される。そしてこのような運転を
継続することによって、暖房を行いながら貯湯タンク1
内に温湯が貯溜されることになる。一方、暖房風呂運転
を行う場合は、上記冷媒回路において圧縮機51を駆動
し、また水系統回路においては給湯水循環ポンプ15を
停止させたままとする一方、浴槽水循環ポンプ35を作
動させる。すると給湯用熱交換器4と風呂用熱交換器3
0のうち風呂用熱交換器30のみで冷媒と水との間の熱
交換が行われ、冷媒回路中においてこの風呂用熱交換器
30と室内熱交換器56aとが凝縮器として機能すると
共に室外熱交換器53が蒸発器として機能し、第2膨張
弁67と室内膨張弁68aとが減圧機構として機能して
冷凍サイクルが形成される。そしてこのような運転を継
続することによって、暖房を行いながら浴槽31の追い
焚きが行われることになる。
【0032】図5は、冷房給湯運転及び冷房風呂運転の
場合を示している。この場合に制御手段14は、冷媒回
路に対して次のような制御を行う。すなわち図1に示す
四路切換弁52を破線で示す通路側に切り替え、第1電
磁弁58と第3電磁弁61とを閉弁し、第2電磁弁59
を開弁する。また第1膨張弁60を全閉とする一方で第
2膨張弁67を全開とし、そして各室内膨張弁68a、
68bに対しては、その運転状態によって開度調整を行
う。また水系統回路に対しては、上記給湯単独運転又は
風呂単独運転の場合と同様の制御を行う。
【0033】上記ヒートポンプシステムにおいて冷房給
湯運転を行う場合は、上記冷媒回路において圧縮機51
を駆動し、また水系統回路においては給湯水循環ポンプ
15を作動させる一方、浴槽水循環ポンプ35を停止さ
せたままとする。すると給湯用熱交換器4と風呂用熱交
換器30のうち給湯用熱交換器4のみで冷媒と水との間
の熱交換が行われ、冷媒回路中においてこの給湯用熱交
換器4が凝縮器として機能すると共に各室内熱交換器5
6a、56bが蒸発器として機能し、各室内膨張弁68
a、68bが減圧機構として機能して冷凍サイクルが形
成される。そしてこのような運転を継続することによっ
て、冷房を行いながら、その排熱を利用して貯湯タンク
1内に温湯が貯溜されることになる。一方、冷房風呂運
転を行う場合は、上記冷媒回路において圧縮機51を駆
動し、また水系統回路においては給湯水循環ポンプ15
を停止させたままとする一方、浴槽水循環ポンプ35を
作動させる。すると給湯用熱交換器4と風呂用熱交換器
30のうち風呂用熱交換器30のみで冷媒と水との間の
熱交換が行われ、冷媒回路中においてこの風呂用熱交換
器30が凝縮器として機能すると共に各室内熱交換器5
6a、56bが蒸発器として機能し、各室内膨張弁68
a、68bが減圧機構として機能して冷凍サイクルが形
成される。そしてこのような運転を継続することによっ
て、冷房を行いながら、その排熱を利用して浴槽31の
追い焚きが行われることになる。なお水系統の給湯用回
路については、図3及び図4において貯湯タンク1の上
端側に温湯を貯溜する場合を示し、図5において貯湯タ
ンク1の全体に温湯を貯溜する場合を示している。ただ
し図3〜図6は、主として各運転時における回路動作を
説明するためのものであるため、水系統回路及び冷媒回
路は模式的に示している。
【0034】また図6は、冷房単独運転の場合を示して
いる。この場合に制御手段14は、冷媒回路に対して次
のような制御を行う。すなわち図1に示す四路切換弁5
2を破線で示す通路側に切り替え、第1電磁弁58と第
2電磁弁59とを開弁し、第3電磁弁61を閉弁する。
また第1膨張弁60を全開とする一方で第2膨張弁67
を最小開度とし、そして各室内膨張弁68a、68bに
対しては、その運転状態によって開度調整を行う。
【0035】上記ヒートポンプシステムにおいて冷房単
独運転を行う場合は、上記冷媒回路において圧縮機51
を駆動し、また水系統回路においては給湯水循環ポンプ
15と浴槽水循環ポンプ35との双方を停止させたまま
とする。すると給湯用熱交換器4においても風呂用熱交
換器30においても冷媒と水との間の熱交換は行われ
ず、冷媒回路中においていずれも凝縮器として機能しな
い。従って室外熱交換器53のみが凝縮器として機能す
ると共に各室内熱交換器56a、56bが蒸発器として
機能し、各室内膨張弁68a、68bが減圧機構として
機能して冷凍サイクルが形成される。
【0036】さらに図示はしていないが、上記ヒートポ
ンプシステムでは、給湯単独運転等によって貯湯タンク
1に貯溜した温湯を温熱源として行う除霜運転が可能で
ある。この場合に制御手段14は、冷媒回路に対して次
のような制御を行う。すなわち図1に示す四路切換弁5
2を破線で示す通路側に切り替え、第1電磁弁58と第
3電磁弁61とを開弁し、第2電磁弁59を閉弁する。
また第1膨張弁60を全開とする一方で各室内膨張弁6
8a、68bを全閉とし、そして第2膨張弁67に対し
ては、その運転状態によって開度調整を行う。一方、水
系統回路に対しては次のような制御を行う。まず給湯用
回路の制御には2通りがある。一つは貯湯タンク1の上
端側にだけ温湯を貯溜している場合の制御であり、図2
に示す第1三方弁11を実線側に、そして第2三方弁1
2と第3三方弁13とを破線側に切り替える。また他の
一つは貯湯タンク1の全体に温湯を貯溜している場合の
制御であり、同図に示す第1三方弁11を破線側に、そ
して第2三方弁12と第3三方弁13とを実線側に切り
替える。
【0037】上記ヒートポンプシステムにおいて除霜運
転を行う場合は、上記冷媒回路において圧縮機51を駆
動し、また水系統回路においては給湯水循環ポンプ15
を作動させる一方、浴槽水循環ポンプ35を停止させた
ままとする。すると給湯用熱交換器4と風呂用熱交換器
30のうち給湯用熱交換器4のみで冷媒と水との間の熱
交換が行われ、冷媒回路中においてこの給湯用熱交換器
4が蒸発器として機能すると共に室外熱交換器53が凝
縮器として機能し、第2膨張弁67が減圧機構として機
能して冷凍サイクルが形成される。そしてこのような運
転によって室外熱交換器53の除霜が行われる。
【0038】上記のように構成され運転されるヒートポ
ンプシステムでは、図6に示す冷房単独運転時と図5に
示す冷房給湯運転時又は冷房風呂運転時とで四路切換弁
52の切替状態は同じであり、冷媒回路中における冷媒
の流通方向が両者間で変更されることはない。従って冷
房単独運転から冷房給湯運転又は冷房風呂運転に移行す
る際にも従来のような均圧化は不要であり、圧縮機1を
駆動したままでこの運転の切り替えを行うことができ
る。そのため利用者は迅速に利用温度の温湯を得ること
ができ、また浴槽の追い焚きも迅速に開始することがで
きるので、利用快適性が向上することになる。
【0039】また上記ヒートポンプシステムでは冷房給
湯運転や冷房風呂運転が可能であるから、冷房運転を継
続したまま給湯や風呂の追い焚きが可能となり、これに
よって利用快適性を向上させることができる。そして冷
房排熱を利用した給湯や追い焚きが可能となることか
ら、エネルギーの有効利用を図ることができる。従って
ランニングコストの低減を図ることができると共に、冷
房の使用で電力需要がピークとなる真夏の昼間において
電力消費を低減することができ、社会的な貢献も多大で
ある。
【0040】さらに上記ヒートポンプシステムでは給湯
用熱交換器4と風呂用熱交換器30とを冷媒回路中で直
列に接続し、給湯水循環ポンプ15及び浴槽水循環ポン
プ35のON/OFFによっていずれを凝縮器として機
能させるかを切り替えている。給湯用熱交換器4と風呂
用熱交換器30とは直列に接続しているから、これらを
単一のユニットで一体化することができ、ケーシング等
を簡素化してコストダウンを図ることができる。また両
熱交換器4、30を直列に接続してユニット化すること
により、室外ユニットに接続するポート数を削減したり
冷媒配管や連絡電線を一本化したりすることが可能で、
現地据付け工事の簡素化を図ることができる。さらに給
湯と追い焚きとの間の運転の切り替えをポンプ15、3
5のON/OFFで行うので、上記運転の切り替えはき
わめて円滑に行うことができ、また異音やエネルギーロ
スも低減できる。そして上記給湯用熱交換器4と風呂用
熱交換器30とは、いずれも二重管式熱交換器で構成し
ているので、ポンプ15、35のON/OFFによって
その凝縮器としての機能を確実にON/OFFし、これ
によって運転効率を向上させることができる。また両熱
交換器4、30のうちいずれか一方を凝縮器として機能
させたときは、他方の機能を停止させるようにしてい
る。従って給湯用熱交換器4及び風呂用熱交換器30は
それぞれ凝縮器として確実に機能し、利用快適性をさら
に向上させることができる。そしてこの場合には、給湯
加熱運転に優先して浴槽加熱運転を行うように各熱交換
器4、30を制御している。従って、より迅速に利用温
度の湯を供給する必要のある追い焚きが優先され、これ
によって利用快適性を一段と向上させることができる。
【0041】そして上記ヒートポンプシステムでは除霜
運転が可能に構成されているが、冷媒回路中に第4管路
70dと逆止弁71、72とを設け、上記除霜運転時に
は風呂用熱交換器30をバイパスして冷媒が流通するよ
うにしている。従って簡素な構成でありながら、利用快
適性を維持しつつ貯湯タンク1内に貯溜する湯の熱量を
利用した効果的な除霜運転を行うことができる。
【0042】以上にこの発明の具体的な実施の形態につ
いて説明したが、この発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施するこ
とができる。図1に示す冷媒回路や図2に示す水系統回
路は一例であって、本発明の適用が図示のものに限られ
る訳ではない。また上記では給湯用熱交換器4及び風呂
用熱交換器30として二重管式熱交換器を用いたが、部
品コスト等との関係によっては、例えば小容量の水槽に
熱交換器を浸漬させてこれらの熱交換器4、30を構成
する等してもよい。さらに上記回路を用いて給湯用熱交
換器4を蒸発器として機能させ、貯湯タンク1の下端側
に冷水を貯溜する蓄冷運転を行うことも可能であるが、
この場合にも風呂用熱交換器30をバイパスして冷媒が
流通するので、簡素な構成でありながら、利用快適性を
維持しつつ蓄冷運転を行うことができる。
【0043】
【発明の効果】上記請求項1のヒートポンプシステムで
は、循環ポンプの発停によって給湯加熱運転及び浴槽加
熱運転をON/OFFすることができるので、冷媒回路
を簡素な構成とすることが可能となる。また冷媒回路の
簡素化に伴って、据付工事の簡素化を図ることも可能と
なる。
【0044】また請求項2のヒートポンプシステムで
は、二重管式熱交換器を用いることで給湯用熱交換器又
は風呂用熱交換器の機能を確実にON/OFFすること
ができる。従って利用快適性を向上させることが可能と
なる。
【0045】さらに請求項3のヒートポンプシステムで
は、給湯用熱交換器及び風呂用熱交換器のそれぞれに凝
縮器として確実な動作をさせることができるので、利用
快適性をさらに向上させることが可能となる。
【0046】請求項4のヒートポンプシステムでは、給
湯加熱運転よりも浴槽加熱運転が優先されるので、利用
快適性を一段と向上させることが可能となる。
【0047】請求項5のヒートポンプシステムでは、冷
房排熱を利用した給湯加熱運転又は浴槽加熱運転を行う
ことができるので、利用快適性を一段と確実に向上させ
ることが可能となると共に、エネルギー効率の向上を図
ることが可能となる。
【0048】請求項6のヒートポンプシステムでは、利
用快適性を維持しつつ、貯湯タンク内の湯水の熱量を利
用した冷凍サイクルを構成してエネルギーを有効利用す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のヒートポンプシステムの一実施形態
における冷媒回路図である。
【図2】上記ヒートポンプシステムの水系統回路図であ
る。
【図3】給湯単独運転時又は風呂単独運転時における冷
媒回路を示す説明図である。
【図4】暖房給湯運転時又は暖房風呂運転時における冷
媒回路を示す説明図である。
【図5】冷房給湯運転時又は冷房風呂運転時における冷
媒回路を示す説明図である。
【図6】冷房単独運転時における冷媒回路を示す説明図
である。
【図7】従来例のヒートポンプシステムの冷媒回路図で
ある。
【符号の説明】
1 貯湯タンク 4 給湯用熱交換器 14 制御手段 15 給湯水循環ポンプ 30 風呂用熱交換器 31 浴槽 35 浴槽水循環ポンプ 56a 室内熱交換器 56b 室内熱交換器 68a 室内膨張弁 68b 室内膨張弁 70d 第4管路(バイパス管路) 71 第1逆止弁 72 第2逆止弁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、減圧機構及び蒸発器を
    有して冷凍サイクルを形成する冷媒回路と、給湯用の貯
    湯タンク(1)と、浴槽(31)とを備えると共に、上
    記冷凍サイクル中の凝縮熱によって貯湯タンク(1)内
    の湯水を加熱する給湯用加熱手段と、上記冷凍サイクル
    中の凝縮熱によって浴槽(31)内の湯水を加熱する浴
    槽用加熱手段とを備えたヒートポンプシステムにおい
    て、上記給湯用加熱手段は、貯湯タンク(1)内の湯水
    を循環して流通させ得る給湯水循環路と、その作動によ
    り給湯水循環路に貯湯タンク(1)内の湯水を流通させ
    る給湯水循環ポンプ(15)と、上記冷凍サイクル中の
    凝縮器として機能し、給湯水循環路を流通する湯水との
    間で熱交換を行う給湯用熱交換器(4)とを備えて成
    り、また上記浴槽用加熱手段は、浴槽(31)内の湯水
    を循環して流通させ得る浴槽水循環路と、その作動によ
    り浴槽水循環路に浴槽(31)内の湯水を流通させる浴
    槽水循環ポンプ(35)と、上記冷凍サイクル中の凝縮
    器として機能し、浴槽水循環路を流通する湯水との間で
    熱交換を行う風呂用熱交換器(30)とを備えて成り、
    さらに上記給湯用熱交換器(4)と風呂用熱交換器(3
    0)とは、上記冷媒回路中で直列に接続されていること
    を特徴とするヒートポンプシステム。
  2. 【請求項2】 上記給湯用熱交換器(4)と風呂用熱交
    換器(30)との少なくともいずれか一方は、二重管式
    熱交換器によって構成されていることを特徴とする請求
    項1のヒートポンプシステム。
  3. 【請求項3】 制御手段(14)を備え、この制御手段
    (14)は、給湯水循環ポンプ(15)又は浴槽水循環
    ポンプ(35)のいずれか一方の作動を許可したとき
    は、他方の作動を禁止するように成されていることを特
    徴とする請求項1又は請求項2のヒートポンプシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 上記制御手段(14)は、給湯水循環ポ
    ンプ(15)に優先して浴槽水循環ポンプ(35)の作
    動を許可するように成されていることを特徴とする請求
    項3のヒートポンプシステム。
  5. 【請求項5】 上記冷媒回路は蒸発器として機能する室
    内熱交換器(56a)(56b)を備え、この室内熱交
    換器(56a)(56b)と、上記給湯用熱交換器
    (4)又は風呂用熱交換器(30)と、圧縮機(51)
    と、減圧機構(68a)(68b)とによって冷凍サイ
    クルを形成するようにしたことを特徴とする請求項1〜
    請求項4のいずれかのヒートポンプシステム。
  6. 【請求項6】 上記冷媒回路には、上記風呂用熱交換器
    (30)にガス側から液側へのみ冷媒を流通させるよう
    機能する第1逆止弁(71)を上記風呂用熱交換器(3
    0)と直列に接続して設けると共に、これら風呂用熱交
    換器(30)と第1逆止弁(71)とをバイパスするバ
    イパス管路(70d)を設けて、このバイパス管路(7
    0d)には、液側からガス側へのみ冷媒を流通させるよ
    う機能する第2逆止弁(72)を介設し、上記給湯用熱
    交換器(4)は、上記冷凍サイクル中の蒸発器としても
    機能することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれ
    かのヒートポンプシステム。
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