JPH10122112A - 点火ケーブル用クランプ - Google Patents
点火ケーブル用クランプInfo
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- JPH10122112A JPH10122112A JP27213996A JP27213996A JPH10122112A JP H10122112 A JPH10122112 A JP H10122112A JP 27213996 A JP27213996 A JP 27213996A JP 27213996 A JP27213996 A JP 27213996A JP H10122112 A JPH10122112 A JP H10122112A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 取り付けが容易で、しかも防水性が良好に確
保できる点火ケーブル用クランプ20を提供する。 【解決手段】 点火ケーブル用クランプ20はプラグキ
ャップ11のレインカバー14に側方より嵌合装着され
る嵌合割溝部21を有する筒形状の抱持部22を備え
る。抱持部22の両端部に、同一の点火ケーブルを異な
る位置で保持すべく、ケーブル保持部23がそれぞれ設
けられる。通気路の外気側開口端外方域を間隙を有して
覆うべく、抱持部22にボックス状の通気路カバー部2
4が設けられる。通気路カバー部24の下端部に、通気
用孔部を形成する。
保できる点火ケーブル用クランプ20を提供する。 【解決手段】 点火ケーブル用クランプ20はプラグキ
ャップ11のレインカバー14に側方より嵌合装着され
る嵌合割溝部21を有する筒形状の抱持部22を備え
る。抱持部22の両端部に、同一の点火ケーブルを異な
る位置で保持すべく、ケーブル保持部23がそれぞれ設
けられる。通気路の外気側開口端外方域を間隙を有して
覆うべく、抱持部22にボックス状の通気路カバー部2
4が設けられる。通気路カバー部24の下端部に、通気
用孔部を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車等の内燃
機関の点火プラグと点火ケーブル(いわゆるハイテンシ
ョンケーブル)との接続に用いられるプラグキャップに
装着される点火ケーブル用クランプに関するものであ
る。
機関の点火プラグと点火ケーブル(いわゆるハイテンシ
ョンケーブル)との接続に用いられるプラグキャップに
装着される点火ケーブル用クランプに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車等の内燃機関の配電器と点火プラ
グとの間に配線される点火ケーブルは、点火プラグの個
数が多くなると配線が複雑になるとともに、振動の多い
高温雰囲気で使用されることが多い。このため、点火ケ
ーブルの配線姿勢を整えて保持する必要がある。
グとの間に配線される点火ケーブルは、点火プラグの個
数が多くなると配線が複雑になるとともに、振動の多い
高温雰囲気で使用されることが多い。このため、点火ケ
ーブルの配線姿勢を整えて保持する必要がある。
【0003】このことを考慮し、一般に、クランプによ
って点火ケーブルの中間部分を保持する構造のものが使
用されることが多い。例えば、図7ないし図10に示さ
れる如く、プラグキャップ1は、点火ケーブル2が挿通
される合成樹脂製のプラグキャップパイプ1aと、この
プラグキャップパイプ1aの上端部に装着される電気絶
縁のためのゴム製のレインカバー1bと、前記プラグキ
ャップパイプ1aの下端部に装着されるゴムブッシュ1
cとを備えており、前記プラグキャップパイプ1aをエ
ンジン3のプラグホール3a内に挿入して前記ゴムブッ
シュ1cをプラグホール3a内に設置された図示しない
点火プラグに嵌め込んで、点火ケーブル2に接続された
端子金具4を点火プラグに接続すると共に、レインカバ
ー1bによってプラグホール3aの開口部を閉塞するよ
うに構成されている。
って点火ケーブルの中間部分を保持する構造のものが使
用されることが多い。例えば、図7ないし図10に示さ
れる如く、プラグキャップ1は、点火ケーブル2が挿通
される合成樹脂製のプラグキャップパイプ1aと、この
プラグキャップパイプ1aの上端部に装着される電気絶
縁のためのゴム製のレインカバー1bと、前記プラグキ
ャップパイプ1aの下端部に装着されるゴムブッシュ1
cとを備えており、前記プラグキャップパイプ1aをエ
ンジン3のプラグホール3a内に挿入して前記ゴムブッ
シュ1cをプラグホール3a内に設置された図示しない
点火プラグに嵌め込んで、点火ケーブル2に接続された
端子金具4を点火プラグに接続すると共に、レインカバ
ー1bによってプラグホール3aの開口部を閉塞するよ
うに構成されている。
【0004】そして、このプラグキャップ1のレインカ
バー1bの胴部1dに、非ゴム質剛性材からなるクラン
プホルダー6を緊締巻着し、このクランプホルダー6に
対し、任意の配線レイアウトに応じて、非ゴム質剛性材
からなるクランプピース7を適宜選択し、当該各クラン
プピース7を、その脚部7aをクランプホルダー6の係
止孔6aに着脱自在に挿入係止して立設し、このクラン
プピース7の上部に略C字形に形成された単数または複
数のケーブル保持部7bに、周囲の点火ケーブル2を嵌
入して保持する構造とされていた。
バー1bの胴部1dに、非ゴム質剛性材からなるクラン
プホルダー6を緊締巻着し、このクランプホルダー6に
対し、任意の配線レイアウトに応じて、非ゴム質剛性材
からなるクランプピース7を適宜選択し、当該各クラン
プピース7を、その脚部7aをクランプホルダー6の係
止孔6aに着脱自在に挿入係止して立設し、このクラン
プピース7の上部に略C字形に形成された単数または複
数のケーブル保持部7bに、周囲の点火ケーブル2を嵌
入して保持する構造とされていた。
【0005】この種の従来例として、実公平6−623
0号公報に開示のものがある。
0号公報に開示のものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の点火ケーブル用クランプの構造にあっては、点火ケ
ーブル用クランプをプラグキャップ1のレインカバー1
bに装着する際に、レインカバー1bの胴部1dにクラ
ンプホルダー6を巻き付けた後、その両端部に備えられ
た係止部6bと被係止部6cとを係止させるはめあいロ
ック構造により固定する方式とされていた。この際、取
り付け後のクランプのがたつきを防止すべく、クランプ
ホルダー6の内径は取り付け位置とされる胴部1dの外
径より僅かに小径に構成されていたため、クランプホル
ダー6をレインカバー1bに取り付ける際、取り付けに
くく作業性が非常に悪いという欠点があった。
来の点火ケーブル用クランプの構造にあっては、点火ケ
ーブル用クランプをプラグキャップ1のレインカバー1
bに装着する際に、レインカバー1bの胴部1dにクラ
ンプホルダー6を巻き付けた後、その両端部に備えられ
た係止部6bと被係止部6cとを係止させるはめあいロ
ック構造により固定する方式とされていた。この際、取
り付け後のクランプのがたつきを防止すべく、クランプ
ホルダー6の内径は取り付け位置とされる胴部1dの外
径より僅かに小径に構成されていたため、クランプホル
ダー6をレインカバー1bに取り付ける際、取り付けに
くく作業性が非常に悪いという欠点があった。
【0007】また、点火ケーブル用クランプ自体にプラ
グキャップ1に構成された内圧調整用の通気路8におけ
る外気側開口端としての換気口8a(図9参照)への被
水を防止する機能を有していなかったため、例えば高圧
洗車時等による換気口8aからのプラグホール3aへの
浸水を何ら防止することができなかった。その結果、点
火プラグでの漏電が発生するおそれがあり、点火プラグ
の失火、エンジンの始動不良および走行性不良等が発生
するおそれがあった。
グキャップ1に構成された内圧調整用の通気路8におけ
る外気側開口端としての換気口8a(図9参照)への被
水を防止する機能を有していなかったため、例えば高圧
洗車時等による換気口8aからのプラグホール3aへの
浸水を何ら防止することができなかった。その結果、点
火プラグでの漏電が発生するおそれがあり、点火プラグ
の失火、エンジンの始動不良および走行性不良等が発生
するおそれがあった。
【0008】そこで、本発明の課題は、取り付けが容易
で、しかも防水性を良好に確保できる点火ケーブル用ク
ランプを提供することを目的とする。
で、しかも防水性を良好に確保できる点火ケーブル用ク
ランプを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの技術的手段は、プラグホール内と外気とを連通させ
る通気路を有し内燃機関に点火ケーブルを介して給電す
るためのプラグキャップに対して、着脱可能に装着され
て使用される点火ケーブル用クランプにおいて、前記プ
ラグキャップに側方より嵌合装着される嵌合割溝部を有
する筒形状の抱持部と、同一の点火ケーブルを異なる位
置で保持すべく、前記抱持部の両端部にそれぞれ設けら
れたケーブル保持部と、前記通気路の外気側開口端外方
域を間隙を有して覆うべく、前記抱持部に設けられた通
気路カバー部とを備えてなる点にある。
めの技術的手段は、プラグホール内と外気とを連通させ
る通気路を有し内燃機関に点火ケーブルを介して給電す
るためのプラグキャップに対して、着脱可能に装着され
て使用される点火ケーブル用クランプにおいて、前記プ
ラグキャップに側方より嵌合装着される嵌合割溝部を有
する筒形状の抱持部と、同一の点火ケーブルを異なる位
置で保持すべく、前記抱持部の両端部にそれぞれ設けら
れたケーブル保持部と、前記通気路の外気側開口端外方
域を間隙を有して覆うべく、前記抱持部に設けられた通
気路カバー部とを備えてなる点にある。
【0010】また、前記通気路カバー部の周縁とプラグ
キャップ外周面との間に通気用間隙を有してなる構造と
してもよい。
キャップ外周面との間に通気用間隙を有してなる構造と
してもよい。
【0011】さらに、前記通気路カバー部の下端部に、
通気用切り欠き部もしくは通気用孔部を形成してなる構
造としてもよい。
通気用切り欠き部もしくは通気用孔部を形成してなる構
造としてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態を
図面に基づいて説明すると、図1ないし図3において、
11はプラグキャップで、従来同様、点火ケーブル12
が挿通される合成樹脂製のプラグキャップパイプ13
と、このプラグキャップパイプ13の上端部に装着され
る弾性を有する合成樹脂製やゴム製等からなるレインカ
バー14と、プラグキャップパイプ13の下端部に装着
されるゴムブッシュ15とから構成されている。
図面に基づいて説明すると、図1ないし図3において、
11はプラグキャップで、従来同様、点火ケーブル12
が挿通される合成樹脂製のプラグキャップパイプ13
と、このプラグキャップパイプ13の上端部に装着され
る弾性を有する合成樹脂製やゴム製等からなるレインカ
バー14と、プラグキャップパイプ13の下端部に装着
されるゴムブッシュ15とから構成されている。
【0013】そして、プラグキャップパイプ13の上端
部周面に点火ケーブル12を挿入案内するために切欠部
13aが形成されており、また、レインカバー14はプ
ラグキャップパイプ11の上端部が挿入されてその上端
が閉塞する略筒状のカバー本体14aと、このカバー本
体14aの中央部からその全周にわたって外側方に張り
出したスカート部14bとを有しており、スカート部1
4bの下面には、内燃機関としてのエンジンのプラグホ
ールの周縁部に形成された鍔(図示せず)と嵌合する溝
部14cが下面の周方向全周にわたって形成されてい
る。さらに、カバー本体14aの上部には、点火ケーブ
ル12を挿通するためのケーブル挿通孔14dを有する
ケーブル挿通部14eが側方に突出した状態に形成され
ている。
部周面に点火ケーブル12を挿入案内するために切欠部
13aが形成されており、また、レインカバー14はプ
ラグキャップパイプ11の上端部が挿入されてその上端
が閉塞する略筒状のカバー本体14aと、このカバー本
体14aの中央部からその全周にわたって外側方に張り
出したスカート部14bとを有しており、スカート部1
4bの下面には、内燃機関としてのエンジンのプラグホ
ールの周縁部に形成された鍔(図示せず)と嵌合する溝
部14cが下面の周方向全周にわたって形成されてい
る。さらに、カバー本体14aの上部には、点火ケーブ
ル12を挿通するためのケーブル挿通孔14dを有する
ケーブル挿通部14eが側方に突出した状態に形成され
ている。
【0014】また、プラグキャップパイプ13の上端部
外周面とレインカバー14内周面との間には、プラグホ
ール内と外気とを連通させるべく、レインカバー14の
内周面に形成された上下方向の縦溝17aと、カバー本
体14aの中途部でその内外を貫通状に形成されると共
に前記縦溝17aと連通された横溝17bとにより内圧
調整用エア抜き通路としての通気路17が形成されてい
る。
外周面とレインカバー14内周面との間には、プラグホ
ール内と外気とを連通させるべく、レインカバー14の
内周面に形成された上下方向の縦溝17aと、カバー本
体14aの中途部でその内外を貫通状に形成されると共
に前記縦溝17aと連通された横溝17bとにより内圧
調整用エア抜き通路としての通気路17が形成されてい
る。
【0015】そして、このプラグキャップ11に取り付
けられる本実施形態における点火ケーブル用クランプ2
0は、図2に示される如く、レインカバー14の胴部1
4fに側方より嵌合装着される嵌合割溝部21を有する
筒形状の抱持部22と、該抱持部22の両端部、即ち嵌
合割溝部21の対向部位置およびそれらと反対側の位置
にそれぞれ設けられた複数のケーブル保持部23と、図
1および図3に示される如く、前記胴部14fに装着さ
れた際、通気路17の外気側開口端である換気口17c
外方域を間隙を有して覆うべく、ボックス形状に形成さ
れた通気路カバー部24とを備えている。そして、これ
ら抱持部22、各ケーブル保持部23および通気路カバ
ー部24は、耐熱性、可撓性を有する硬質合成樹脂等に
より一体に形成されている。
けられる本実施形態における点火ケーブル用クランプ2
0は、図2に示される如く、レインカバー14の胴部1
4fに側方より嵌合装着される嵌合割溝部21を有する
筒形状の抱持部22と、該抱持部22の両端部、即ち嵌
合割溝部21の対向部位置およびそれらと反対側の位置
にそれぞれ設けられた複数のケーブル保持部23と、図
1および図3に示される如く、前記胴部14fに装着さ
れた際、通気路17の外気側開口端である換気口17c
外方域を間隙を有して覆うべく、ボックス形状に形成さ
れた通気路カバー部24とを備えている。そして、これ
ら抱持部22、各ケーブル保持部23および通気路カバ
ー部24は、耐熱性、可撓性を有する硬質合成樹脂等に
より一体に形成されている。
【0016】前記抱持部22の内径は、装着時のがたつ
きを防止すべく、胴部14fの外径より僅かに小径に構
成されている。
きを防止すべく、胴部14fの外径より僅かに小径に構
成されている。
【0017】前記各ケーブル保持部23には、周囲に配
設される点火ケーブル12を嵌入保持すべく、略C字形
に形成されたケーブル保持溝23aがそれぞれ形成され
ており、各ケーブル保持溝23aの溝幅は、点火ケーブ
ル12を良好に保持すべく、点火ケーブル12の外径よ
り僅かに小径に構成されている。
設される点火ケーブル12を嵌入保持すべく、略C字形
に形成されたケーブル保持溝23aがそれぞれ形成され
ており、各ケーブル保持溝23aの溝幅は、点火ケーブ
ル12を良好に保持すべく、点火ケーブル12の外径よ
り僅かに小径に構成されている。
【0018】また、クランプ20の嵌合割溝部21と通
気路カバー部24との位置関係は、プラグキャップ11
の胴部14fにクランプ20を取り付けて通気路カバー
部24を換気口17c位置に合致させれば、各ケーブル
保持部23に保持される点火ケーブル12が所定の配線
位置に保持されるような位置関係に構成されており、各
点火ケーブル12の配線姿勢の整理が容易となる構造と
されている。
気路カバー部24との位置関係は、プラグキャップ11
の胴部14fにクランプ20を取り付けて通気路カバー
部24を換気口17c位置に合致させれば、各ケーブル
保持部23に保持される点火ケーブル12が所定の配線
位置に保持されるような位置関係に構成されており、各
点火ケーブル12の配線姿勢の整理が容易となる構造と
されている。
【0019】そして、クランプ20の使用に際しては、
図2に示される如く、プラグキャップ11の胴部14f
側方より、抱持部22の嵌合割溝部21を若干拡開状と
してスライド嵌合すれば、抱持部22の弾性復帰によ
り、胴部14fの外周部に抱持部22が密着状態で装着
される。
図2に示される如く、プラグキャップ11の胴部14f
側方より、抱持部22の嵌合割溝部21を若干拡開状と
してスライド嵌合すれば、抱持部22の弾性復帰によ
り、胴部14fの外周部に抱持部22が密着状態で装着
される。
【0020】この際、図1に示される如く、通気路カバ
ー部24の周縁はレインカバー14外周面に密着状態と
されるように構成されている。また、通気路カバー部2
4の下端部には、外方に対し下向き傾斜状の通気用孔部
24aが形成されている。
ー部24の周縁はレインカバー14外周面に密着状態と
されるように構成されている。また、通気路カバー部2
4の下端部には、外方に対し下向き傾斜状の通気用孔部
24aが形成されている。
【0021】このクランプ20が装着されたプラグキャ
ップ11をエンジンのプラグホールに組み付け、周囲に
他の点火ケーブル12を配線する際、嵌合割溝部21の
両側に配置された両ケーブル保持部23にわたって、図
3仮想線で示される如く、他の点火ケーブル12の異な
る位置を嵌入保持させる。また、反対側のケーブル保持
部23にも他の点火ケーブル12を嵌入保持させる。
ップ11をエンジンのプラグホールに組み付け、周囲に
他の点火ケーブル12を配線する際、嵌合割溝部21の
両側に配置された両ケーブル保持部23にわたって、図
3仮想線で示される如く、他の点火ケーブル12の異な
る位置を嵌入保持させる。また、反対側のケーブル保持
部23にも他の点火ケーブル12を嵌入保持させる。
【0022】ここに、各点火ケーブル12が所定方向に
位置決めされた状態で配線姿勢が整えられて保持され、
配線が複雑になっても、かかる配線の整理を容易に行う
ことができ、また、振動の多い高温雰囲気で使用して
も、点火ケーブル12の位置ずれを容易に防止できるの
で、各点火ケーブル12の損傷等を未然に防止できる。
位置決めされた状態で配線姿勢が整えられて保持され、
配線が複雑になっても、かかる配線の整理を容易に行う
ことができ、また、振動の多い高温雰囲気で使用して
も、点火ケーブル12の位置ずれを容易に防止できるの
で、各点火ケーブル12の損傷等を未然に防止できる。
【0023】また、クランプ20の取り外しの際には、
ケーブル保持部23のケーブル保持溝23aに保持され
た点火ケーブル12を取り外した後、抱持部22を胴部
14fから引き離せばよい。
ケーブル保持部23のケーブル保持溝23aに保持され
た点火ケーブル12を取り外した後、抱持部22を胴部
14fから引き離せばよい。
【0024】本実施形態は以上のように構成されてお
り、レインカバー14の胴部14fに対するクランプ2
0の取り付けに際しては、胴部14fの側方よりスライ
ド嵌合させるだけで装着でき、その後、両端部のケーブ
ル保持部23にわたって他の点火ケーブル12を嵌入保
持させることによって、クランプ20の胴部14fから
の離脱が防止できる。ここに、クランプ20の装着が容
易に行えると共に不用意な離脱が有効に防止できる。
り、レインカバー14の胴部14fに対するクランプ2
0の取り付けに際しては、胴部14fの側方よりスライ
ド嵌合させるだけで装着でき、その後、両端部のケーブ
ル保持部23にわたって他の点火ケーブル12を嵌入保
持させることによって、クランプ20の胴部14fから
の離脱が防止できる。ここに、クランプ20の装着が容
易に行えると共に不用意な離脱が有効に防止できる。
【0025】また、通気路17の換気口17c外方域全
体を通気路カバー部24で覆うと共に通気路カバー部2
4の周縁がレインカバー14外周面に密着状態とされて
いるため、高圧洗車時等における換気口17cに対する
被水が防止でき、通気路17を通じてのプラグホール内
に対する水の浸入が有効に防止でき、ここに、点火プラ
グとゴムブッシュ15との間からの電気の漏洩が防止で
き、点火プラグの失火、エンジンの始動不良および走行
性不良等を有効に防止できる。
体を通気路カバー部24で覆うと共に通気路カバー部2
4の周縁がレインカバー14外周面に密着状態とされて
いるため、高圧洗車時等における換気口17cに対する
被水が防止でき、通気路17を通じてのプラグホール内
に対する水の浸入が有効に防止でき、ここに、点火プラ
グとゴムブッシュ15との間からの電気の漏洩が防止で
き、点火プラグの失火、エンジンの始動不良および走行
性不良等を有効に防止できる。
【0026】さらに、通気用孔部24aが下向き傾斜状
に形成されているため、通気用孔部24aを通じての水
の浸入も有効に防止でき、より良好な防水性が確保でき
る。
に形成されているため、通気用孔部24aを通じての水
の浸入も有効に防止でき、より良好な防水性が確保でき
る。
【0027】なお、プラグホール内の換気は通気用孔部
24aを通じてなされる。
24aを通じてなされる。
【0028】図4は第2の実施形態を示しており、上記
第1の実施形態における通気用孔部24aに代えて、通
気路カバー部24の下部に通気用切り欠き部24bが形
成された構造とされており、上記と同様の効果を奏す
る。
第1の実施形態における通気用孔部24aに代えて、通
気路カバー部24の下部に通気用切り欠き部24bが形
成された構造とされており、上記と同様の効果を奏す
る。
【0029】なお、上記通気用孔部24aや通気用切り
欠き部24bの位置は被水状態を想定し、水のかかりに
くい位置に適宜設ければより好ましい。
欠き部24bの位置は被水状態を想定し、水のかかりに
くい位置に適宜設ければより好ましい。
【0030】図5は第3の実施形態を示しており、レイ
ンカバー14にクランプ20が装着された状態におい
て、通気路カバー部24周縁とレインカバー14外周面
とが僅かの間隙を有した構造とされており、この間隙を
通じてプラグホール内の換気が行えるように構成されて
いる。
ンカバー14にクランプ20が装着された状態におい
て、通気路カバー部24周縁とレインカバー14外周面
とが僅かの間隙を有した構造とされており、この間隙を
通じてプラグホール内の換気が行えるように構成されて
いる。
【0031】なお、上記各実施形態において、クランプ
20による点火ケーブル12の保持が一段形式のものを
示しているが、図6に示される如く、必要に応じてケー
ブル保持部23が多段に形成された多段形式の構造であ
ってよい。
20による点火ケーブル12の保持が一段形式のものを
示しているが、図6に示される如く、必要に応じてケー
ブル保持部23が多段に形成された多段形式の構造であ
ってよい。
【0032】また、通気路17の換気口17cが側部に
ある構造を示しているが、換気口17cが上部に位置す
るレインカバー14であっても、通気路カバー部24を
換気口17cに対応した位置に配置すればよく、同様に
構成できる。
ある構造を示しているが、換気口17cが上部に位置す
るレインカバー14であっても、通気路カバー部24を
換気口17cに対応した位置に配置すればよく、同様に
構成できる。
【0033】さらに、通気路カバー部24の形状もボッ
クス状に限らず、椀状であってもよく、実施形態の形状
に限られない。
クス状に限らず、椀状であってもよく、実施形態の形状
に限られない。
【0034】また、一番端に配置されるプラグキャップ
11のように、周囲近傍に他の点火ケーブル12が配線
されない場合にあっては、点火ケーブル12の代わり
に、点火ケーブル12とほぼ同形状の短尺のダミー線等
をケーブル保持部23間にわたって使用すればよい。も
しくは、従来のはめあいロック構造を有する抱持部22
に通気路カバー部24を備え、ケーブル保持部23を有
しないクランプを使用することによって、通気路を通じ
てのプラグホール内に対する水の浸入を有効に防止する
こともできる。
11のように、周囲近傍に他の点火ケーブル12が配線
されない場合にあっては、点火ケーブル12の代わり
に、点火ケーブル12とほぼ同形状の短尺のダミー線等
をケーブル保持部23間にわたって使用すればよい。も
しくは、従来のはめあいロック構造を有する抱持部22
に通気路カバー部24を備え、ケーブル保持部23を有
しないクランプを使用することによって、通気路を通じ
てのプラグホール内に対する水の浸入を有効に防止する
こともできる。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明の点火ケーブル用
クランプによれば、プラグキャップに側方より嵌合装着
される嵌合割溝部を有する筒形状の抱持部と、同一の点
火ケーブルを異なる位置で保持すべく、前記抱持部の両
端部にそれぞれ設けられたケーブル保持部と、通気路の
外気側開口端外方域を間隙を有して覆うべく、前記抱持
部に設けられた通気路カバー部とを備えてなるものであ
り、側方より嵌合させるだけでクランプを容易に装着で
き、両端部のケーブル保持部にわたって他の点火ケーブ
ルを嵌入保持させることによって、クランプの不用意な
離脱も有効に防止できる。しかも、通気路の外気側開口
端外方域を間隙を有して通気路カバー部で覆う構造あ
り、高圧洗車時等における外気側開口端に対する被水が
防止でき、通気路を通じてのプラグホール内に対する水
の浸入が有効に防止でき、防水性が良好に確保でき、こ
のことから、点火プラグの漏電を防止でき、点火プラグ
の失火、エンジンの始動不良および走行性不良等を有効
に防止できるという利点がある。
クランプによれば、プラグキャップに側方より嵌合装着
される嵌合割溝部を有する筒形状の抱持部と、同一の点
火ケーブルを異なる位置で保持すべく、前記抱持部の両
端部にそれぞれ設けられたケーブル保持部と、通気路の
外気側開口端外方域を間隙を有して覆うべく、前記抱持
部に設けられた通気路カバー部とを備えてなるものであ
り、側方より嵌合させるだけでクランプを容易に装着で
き、両端部のケーブル保持部にわたって他の点火ケーブ
ルを嵌入保持させることによって、クランプの不用意な
離脱も有効に防止できる。しかも、通気路の外気側開口
端外方域を間隙を有して通気路カバー部で覆う構造あ
り、高圧洗車時等における外気側開口端に対する被水が
防止でき、通気路を通じてのプラグホール内に対する水
の浸入が有効に防止でき、防水性が良好に確保でき、こ
のことから、点火プラグの漏電を防止でき、点火プラグ
の失火、エンジンの始動不良および走行性不良等を有効
に防止できるという利点がある。
【0036】また、通気路カバー部の周縁とプラグキャ
ップ外周面との間に通気用間隙を有してなる構造や、通
気路カバー部の下端部に、通気用切り欠き部もしくは通
気用孔部を形成してなる構造とすることによって、通気
路を通じてのプラグホール内の換気が良好に確保できる
という利点がある。
ップ外周面との間に通気用間隙を有してなる構造や、通
気路カバー部の下端部に、通気用切り欠き部もしくは通
気用孔部を形成してなる構造とすることによって、通気
路を通じてのプラグホール内の換気が良好に確保できる
という利点がある。
【図1】本発明の第1の実施形態を示す要部断面図であ
る。
る。
【図2】同組み付けを示す斜視図である。
【図3】同組み付け後の斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施形態を示す要部断面図であ
る。
る。
【図5】本発明の第3の実施形態を示す要部断面図であ
る。
る。
【図6】本発明の第4の実施形態を示す斜視図である。
【図7】従来例を示す斜視図である。
【図8】従来例を示す斜視図である。
【図9】同断面図である。
【図10】従来例の点火ケーブル用クランプを示す分解
斜視図である。
斜視図である。
11 プラグキャップ 12 点火ケーブル 14 レインカバー 17 通気路 17c 換気口 20 クランプ 22 抱持部 23 ケーブル保持部 24 通気路カバー部 24a 通気用孔部 24b 通気用切り欠き部
Claims (3)
- 【請求項1】 プラグホール内と外気とを連通させる通
気路を有し内燃機関に点火ケーブルを介して給電するた
めのプラグキャップに対して、着脱可能に装着されて使
用される点火ケーブル用クランプにおいて、 前記プラグキャップに側方より嵌合装着される嵌合割溝
部を有する筒形状の抱持部と、 同一の点火ケーブルを異なる位置で保持すべく、前記抱
持部の両端部にそれぞれ設けられたケーブル保持部と、 前記通気路の外気側開口端外方域を間隙を有して覆うべ
く、前記抱持部に設けられた通気路カバー部とを備えて
なることを特徴とする点火ケーブル用クランプ。 - 【請求項2】 前記通気路カバー部の周縁とプラグキャ
ップ外周面との間に通気用間隙を有してなることを特徴
とする請求項1記載の点火ケーブル用クランプ。 - 【請求項3】 前記通気路カバー部の下端部に、通気用
切り欠き部もしくは通気用孔部を形成してなることを特
徴とする請求項1記載の点火ケーブル用クランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27213996A JPH10122112A (ja) | 1996-10-15 | 1996-10-15 | 点火ケーブル用クランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27213996A JPH10122112A (ja) | 1996-10-15 | 1996-10-15 | 点火ケーブル用クランプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10122112A true JPH10122112A (ja) | 1998-05-12 |
Family
ID=17509639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27213996A Pending JPH10122112A (ja) | 1996-10-15 | 1996-10-15 | 点火ケーブル用クランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10122112A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101200371B1 (ko) * | 2010-09-27 | 2012-11-12 | 우진공업주식회사 | 산소센서-클립 어셈블리 |
-
1996
- 1996-10-15 JP JP27213996A patent/JPH10122112A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101200371B1 (ko) * | 2010-09-27 | 2012-11-12 | 우진공업주식회사 | 산소센서-클립 어셈블리 |
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